PlayStation Home

かつてソニー・コンピュータエンタテインメントが提供していた仮想空間サービス

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PLAYSTATION Homeプレイステーションホーム)とは、ソニー・コンピュータエンタテインメントプレイステーション3で提供する予定の次世代3Dオンライン・ユーザーコミュニティである。PLAYSTATION Storeより一部を除いて無料で提供される。プレイステーション・ポータブル携帯電話からの接続も考えられている。海外での名称は単に「Home」。

概要

アバターを作成して仮想世界にログインして、他のユーザとのリアルタイムコミュニケーション、オンラインショッピング、オンラインオークション、オンラインゲームが可能な他、自分に割り当てられた部屋の改装や、画像や動画のアップロードができる。PS3のゲームの得点を他の利用者と比較した順位も分かる。

一部では「PS3版セカンドライフ」との表現で報道されたが[1]、実態は3DグラフィックのSNSと言える[2]

利用者同士の交流場所であるセントラルラウンジ(最大64人まで接続可能)から始まり、そこから様々な部屋へ繋がる。ボウリング場、ビリヤード場に行けばそれらのゲームを楽しめ、アーケードゲームの筐体に向えばビデオゲームが楽しめる。企業出店も予定されている。対象年齢は13歳以上だが、アバターは大人の体形にしか編集出来ない。日本版はアバターのデザインなどが多少ローカライズする。

悪質なユーザーにはPS3を機能的にネットワーク上から切断する事がある[3]。そのため、サブアカウントも使えない。

開発環境

Home Development Kitは既にバージョン1.4となっており、開発環境は既に整っていると思われる。 ホームスクエアを経由してサードパーティなどのエリアに移動出来るようになっているため、 バーチャルワールド全体の整合性は拡張後も保たれるようになっている。 Homeサーバー内のスクリプト言語はLuaが採用されることが決定している。 SCEはサードパーティなどが作成したスクリプトをHomeサーバーに反映する前に事前検証すると表明している。

また、基本的な物理演算機能が搭載されているため、3Dモデルに対して積み上げるなどといった挙動に対して積みあがったようにモデルが位置調整されたりするなど自動的にリアルタイムで力学的な動きを見せる。

PS3の秘密兵器「Playstation Home」の開発ツールを公開も参照。

歴史と予定

Sonyの3Dチャットの歴史

  • 1996年、VRMLオーサリングツールCommunityplaceが発売される。
    • 1997年2月6日、Communityplaceを利用したSAPARiが開始される。
    • 1998年5月12日、Communityplaceを利用したPAWが開始される。
  • 2000年12月18日、こみゅー3DSo-netにより開始される。
  • 2001年3月2日、ソニーマーケティングが3次元空間で動画をストリーミング再生させられるソフトウェアSpaceStreamを発表。

SCEのPLAYSTATION Homeの歴史と予定

  • 2007年3月7日、Game Developers Conference2007でHomeが発表される。
    • 2007年5月2日、北米で内部のスタッフとテスターのみの15000人を対象としたクローズドベータが始まる。
    • 2007年8月、クローズドベータ第一段階終了。50000人程を対象としたクローズドベータ第二段階開始。
  • 2008年2月1日、公式サイトリニューアルオープン。
  • 2008年夏、クローズドベータテストの対象者を拡大。
  • 2008年7月31日、クローズドベータテスト参加者募集開始。
  • 2008年8月下旬、クローズドベータテスト開始予定。
  • 2008年秋、オープンベータテストサービス開始予定。

脚注

  1. ^ http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/col/20070311/121186/
  2. ^ http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080223/gdc_home.htm
  3. ^ http://www.gamesindustry.biz/content_page.php?aid=27634

関連項目

外部リンク