製造番号
製造番号(せいぞうばんごう)は、出荷される製品に付けられる、始めから終わりまで一続きの番号。各製品ごとに固有の番号が割り当てられており、メーカー側で所有者を管理する際や商品の偽装を防止する目的で使用されるほか、事件や事故などの問題が発生したときにこの番号が参照される場合もある。シリアル番号、シリアルナンバー (serial number:「S/N」と略されることがある)とも言われる。
製造番号の目的
「製造番号」とは、製造された「同一製品」に対して連続した番号を採番します。この連続して採番された番号を製造番号よりは「製品シリアルナンバー」と言った方が正しいかも知れません。 「目的」の一つとして、製品の設計変更が有ります。設計変更とは、製品に対しての致命的な欠陥と「製造原価」低減の為の資材変更とが有ります。前者は即時対応が必要な為に何番目から何番目までが対象かを管理する生産者側の品質管理からの要件で付与されます。良い例が「車のリコール」が代表的です。現在は製造物責任法(PL法)が有りますのでほとんどの製品に採番されています。(一部の製品種には別の管理方法も存在します:食品・医薬品・その他⇒ロット番号:LOT_№)
例1:生産者都合
生産者が「製品の故障」時の修理方法が異なる時に、修理マニュアルに「製造番号」が何番から「何番までは修理方法1・何番から何番までは修理方法2」などのように、故障内容・原因により修理する箇所が異なり時があります。これを管理するのも「製造番号」の目的の一つです。
例2:製品保護
一例として、商用ソフトウェアに付属しているライセンスキーなどの固有の番号がある。ソウトウェアの違法コピーを防ぐ目的や、所有者がそのソフトウェアの正式なユーザーであることを証明(アクティベーション)するために用いられるのが一般的で、ユーザがソフトウェアをインストールする際やインターネットなどでユーザー登録をする際、メーカーからのサポートを受ける際に必要になる。
番号に関する理論についてはシリアル番号を参照。
リヴ 2008年11月20日 (木) 02:32 (UTC)