信州そば
長野県で作られるそば
信州そば(しんしゅうそば)は、長野県信州そば協同組合の登録商標である、そば粉を40%以上配合した良質の干しそばをさす。一般的には長野県で作られるそばの総称であると考えられている。

よもやま話
現在食べられている麺線状のそば(そば切り)は、江戸時代に中山道本山宿から始まったと言われ、それ以前は団子状のそばがきや煎餅状等にして食べられていた。江戸の庶民文化の中で嗜好品として花開いていった。また、江戸そばや出石そば、出雲そば、越前そばのルーツも元をたどれば信州にあるといわれている。
そばは高冷地の土地を好むことから、信州の風土が合致し比較的多く栽培され、各地域で自家製料理として多様なそばうちが存在している。 しかしながら、農業先進県で耕地面積の多い長野県だが、先進ゆえ他の優良作物の栽培が多く、そばの製造量をまかなえるだけの作付けがなく、輸入も含めた県外産のソバを使用しているのが実情である。
信州そばは、日本での生産量第1位をしめている。