輪るピングドラム
輪るピングドラム | |
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アニメ | |
原作 | イクニチャウダー |
監督 | 幾原邦彦 |
シリーズ構成 | 幾原邦彦、伊神貴世 |
脚本 | 幾原邦彦、伊神貴世 金子伸吾、古川知宏 |
キャラクターデザイン | 星野リリィ(原案) 西位輝実 |
音楽 | 橋本由香利 |
アニメーション制作 | Brain's Base |
製作 | ピングループ、MBS |
放送局 | MBS、TBS、TVA、BS11、AT-X |
放送期間 | 2011年7月7日 - 放送中 |
話数 | 全24話(予定) |
小説 | |
著者 | 幾原邦彦、高橋慶 |
イラスト | 星野リリィ |
出版社 | 幻冬舎 |
巻数 | 全3巻(上中下巻)予定 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『輪るピングドラム』(まわるピングドラム、MAWARU-PENGUINDRUM)は、2011年7月より毎日放送(MBS)他で放送中のブレインズ・ベース製作の日本のテレビアニメ作品である。略称はピンドラやピングドラム[1]。
概要
『少女革命ウテナ』を手掛けた幾原邦彦が「家族」をテーマに監督・脚本を担当するオリジナル・アニメ作品である[2]。全24話予定[3]。地上波では2011年5月より、前番組『Dororonえん魔くん メ〜ラめら』放送終了後に番組宣伝が流れ始めた[3](TVQ九州放送を除く)後、その枠を引き継ぐ形で放送開始となった。なお、放送開始当初はMBS公式サイトに番組ページが設けられていなかった。
記号的表現で場面転換に用いられる自動改札機や発車標、加えて、無個性なピクトグラムの形で作画されるモブキャラクターが、独特の作風として描き出されている。また、リンゴとペンギンが、多彩な表現によって様々なシーンで描写されている。作中では、『銀河鉄道の夜』がしばしば引用される[4]
なお、アニメは平成23年度(第15回)文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品アニメーション部門/長編(劇場公開・テレビアニメ・OVA)に選ばれている[5]。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
あらすじ
双子の兄弟である高倉冠葉と高倉晶馬の妹の陽毬は、病気によって余命わずかとなっていた。兄弟は妹の願いに応え、自分たちにとって想い出の場所である水族館へと出かけるが、そこで陽毬は倒れ、搬送先の病院で息絶えてしまう。覚悟していたこととは言え、ただ悲嘆に暮れるばかりの兄弟だったが、彼らの目の前で突然、水族館で買ったペンギン型の帽子を被った姿で「生存戦略!」の掛け声と共に陽毬は蘇生した。ペンギン帽子を被っている間に限っては、陽毬であって陽毬でなく、別人格「プリンセス・オブ・ザ・クリスタル」に変わるという状態になっていた。そしてプリンセスは、陽毬を助けたければ、ピングドラムを手に入れろと兄弟に命じる。彼らに添い従う3羽のペンギンを与えられた兄弟は、プリンセスからの指令で女子高校生・荻野目苹果の調査を開始するが、それは過去にも繋がるTSM荻窪線沿線で起きる様々な事件の始まりとなった。
苹果は、姉・桃果が亡くなった日に生まれてきた少女だった。亡き姉としての存在になることを自らに課している苹果は、姉が遺した日記帳である「運命日記」に従って、姉の想い人であった多蕗桂樹と結ばれるためのプロジェクトMを遂行すべく、彼をストーキングしていた。高倉兄弟が陽毬に内緒で調査を進めている間、陽毬が偶然出会った苹果と仲良くなったことで、高倉家と苹果は互いの事情を知り、プロジェクトMへの協力と引き換えに日記を渡す約束を交わし、晶馬と行動を共にすることとなった。しかし、苹果のプロジェクトMは、桂樹と女優・時籠ゆりの婚約で行き詰まったあげく、何者かに日記の半分を奪われてしまう。
さらに、高倉家を守りたいと願う冠葉が家族の存続に必要な大金を調達すべく執っていた独自の行動は、冠葉自身と、弟のマリオのために苹果の日記をも狙う少女・夏芽真砂子と交錯したあげく、苹果は真砂子に人質に取られた晶馬と引き換えに、真砂子に残った日記の半分を差し出してしまうことになった。
そして、日記を失い、プロジェクトMと桃果になることへの執着が消えた苹果は晶馬への想いに気付くが、プリンセスが設けたイリュージョンの場で、桃果の死の原因である16年前の事件は高倉三兄妹の両親である高倉剣山と千江美が起こしたのだという事実を晶馬から告げられてしまう。その直後にプリンセスは謎の警告を言い残して力尽き、陽毬はまたしても息を引き取ってしまうが、謎の美青年・渡瀬眞悧は、冠葉に代償を要求の上で陽毬を蘇生させると共に現実世界での動きを表面化させ、陽毬に接近する。
実は、苹果から日記の半分を奪取したのは多蕗と結婚した時籠ゆりであった。亡き桃果の幼馴染であり、彼女への思慕を現在も持ち続けているゆりは、桃果を「こちらの世界に取り戻す」ために苹果の日記を手に入れようとしていた。そのため、日記の残りを巡って真砂子とゆりは相争うこととなった。苹果は、被害者と加害者の家族の関係であることを理由に、一度は晶馬から交流を拒まれたものの、改めて晶馬を追いかけていくことを告げる。
一方、特別な存在であった桃果を高倉兄弟の両親に奪われた多蕗は、済んでしまった仕方の無い事としていた。しかし、自分の前で高倉家への遺恨を露わにしたゆりに先んじて、苹果と陽毬を拉致し、冠葉をおびき出すという行動に出る。高倉家に「罰」を与えるとして冠葉と陽毬を脅すが、ふたりの己が身や命より家族を想う姿を目の当たりにして引き下がり、皆の前から姿を消す。
ピングドラムを巡って、各々の思いが交じり合っていく。そして運命の輪は無常に、更に速度を上げて廻っていく。
登場キャラクター
主要キャラクター
- 高倉 冠葉(たかくら かんば)
- 声 - 木村昴
- 高倉家の長男で、晶馬と陽毬の兄。1995年3月20日生まれの16歳。都立外苑西高等学校2年生。緑色の瞳を持つ赤みがかった髪の少年。好物はロールキャベツ。美形で活発な性格から、女性に人気があるものの、次々と恋人を乗り換えており、本当は陽毬を一人の異性として愛している。
- 家族に対して献身的で、特に陽毬を救うためなら自己犠牲も厭わないが、裏では「企鵝の会」と関わっており、家や陽毬の治療に必要な大金をその報酬で賄っている。活動については妹や弟には話していないこともあり、晶馬には女遊びに忙しいと思われていたが、彼にこのことを知られてからは、対立する。
- 「運命や遺伝子に備わった生存戦略に逆らう者が本当に人なのだろうか」「未来が予め決められているのであれば、自分たちに産まれた意味があるのだろうか」と自問し、「運命という言葉が嫌いだ」と独白している。
- 実は、夏芽家の出身。真砂子とは双子の兄妹で、マリオは弟になる。「企鵝の会」の父について夏芽家を出て、実父の死後、同志である高倉家に迎え入れられた。
- ペンギン1号
- 声 - 木村昴
- 冠葉のパートナーであり、キリッとした三本眉毛と頬の絆創膏が特徴的な雄。人間の女性への関心が強く、スカートの中を覗き込んだり、エロ本を観賞したり、女性用の下着を集めたりしている。エスメラルダには好意を押し付けられている。鳴き声は「ギュウ」。
- 高倉 晶馬(たかくら しょうま)
- 声 - 木村良平
- 高倉家の次男で、冠葉の弟で陽毬の兄。1995年3月20日生まれの16歳で都立外苑西高等学校2年生。緑色の瞳を持つ青みがかった髪の少年。妹の陽毬を大切にしている。
- 高倉家の家事を担当している。普段は穏やかな性格だが、感情的になることもある。兄・冠葉のことは信頼しているが、女性関係には眉をひそめている。プリンセスに不満を持っている晶馬は彼女が現れるたびに抗議や不満をぶちまけ、多くの場合、ペンギン2号の手で穴に落され強制退出となっている。
- 家族の不幸を目の当たりにすると、「自分に課せられた罰だ」と口にし、自身に降りかかる事象に対しては受動的である。「未来が予め決められているのであれば、自分たちに産まれた意味があるのだろうか」と自問し、冠葉と同じく「運命という言葉が嫌いだ」と独白している。また、16年前の事件を起こした両親に対しては、「不幸の元凶」として愛憎半ばの想いでいる。
- ペンギン2号
- 声 - 木村良平
- 晶馬のパートナーであるオス。ゴキブリを見かけると片手に殺虫剤が出現し、ゴキブリ駆除に余念がない。食べ物に関心が強く料理を手伝うこともある。また、抱卵嚢のような部位に加熱機能があり、ロールキャベツや肉まんなどを温めている場面もある。良く盗み食いをしていて、それでトラブルを起こすこともある。鳴き声は「キュッ」。
- 高倉 陽毬(たかくら ひまり)
- 声 - 荒川美穂
- 高倉家の長女で、冠葉と晶馬の妹。小学5年生の時に通学を止めており、それから3年が経っている。深紫色の瞳と淡い栗毛色のロングヘア、輝く程のおでこが特徴的。性格も明るく純粋で素直。2人の兄からとても大切にされ、自身も2人の兄を慕っている。特技は編み物。牛乳が苦手。小学生の頃は同級生のヒバリ、光莉と共にアイドル歌手を目指していた。
- 現代医療では治せない難病を患い、担当医師の鷲塚(わしづか、声 - 屋良有作)からは「余命わずか」と診断されていた。一時帰宅療養中に倒れた陽毬は、救急搬送も空しく息を引き取ってしまうが、悲嘆に暮れる2人の兄の眼前で、ペンギン帽を被って「生存戦略!」の掛け声と共に突如蘇生し、病状も回復した。以来、彼女がペンギン帽を被った時は別人格・プリンセス・オブ・ザ・クリスタルが決まって現れるようになり、瞳も桃色に変わる。但し、陽毬自身はプリンセスになった時の記憶がない。
- 蘇生して以降の陽毬は医学的には健康体となったが、彼女の命はペンギン帽の秘めた力と冠葉の命の一部によって与えられた一時的なものであるため、ペンギン帽が手元から離れたり、分け与えられた命が尽きたりすると、生命活動が停止する。
- 高倉家と血の繋がりはなく、10年前に実母に見捨てられた所を、晶馬に救われ高倉家の一員となった。
- プリンセス・オブ・ザ・クリスタル [6][注 1]
- 陽毬がペンギン帽を被っている時に出現する謎の別人格。一人称は「わらわ」。主人公たちを引き込むイリュージョン空間では、テディドラムの胴体部分から「イマージーン!」の掛け声と共にドレスアップして現れ[6]、「生存戦略、しましょうか」の一言で締める。性格は陽毬と異なり、高慢に振る舞い、時には暴言や毒舌を放つ。高倉兄弟はペンギン帽が陽毬を操っていると考え、帽子様(ぼうしさま)と呼んでいる。プリンセスは、それが何であるか説き明かすこと無く「ピングドラム」なるものを手に入れるよう、高倉兄弟に命じた。加えて、冠葉から命の一部を抜き取り、陽毬へ移し替えることで彼女を延命させた。
- ペンギン3号
- 声 - 荒川美穂
- 陽毬のパートナーである。雌。陽毬からは「3(サン)ちゃん」と呼ばれて可愛がられている。赤いリボンとまつげが特徴。編み物が得意でおしゃれにも興味があり、作中でも度々カツラをかぶり、櫛で髪をすく姿が見受けられる。鳴き声は「キュッキュッ」。
- 荻野目 苹果(おぎのめ りんご)
- 声 - 三宅麻理恵
- 晶馬が陽毬を救うために深く関わることになった少女。高倉兄弟と同じ1995年3月20日生まれの16歳。茶髪のボブカットで、オレンジがかった茶色の瞳をしている。櫻花御苑女子高等学校2年生[7]。得意料理及び好物はカレー。冠葉がハッキングしたデータによると学校での評価は成績・人格共に優れているとされているが、精神的に不安定な面を持ち、人目もはばからず夢想に耽ったり、感情を爆発させたりすることもある。目的の為なら手段を選ばず、行動力もある。
- 両親が離婚して家族が崩壊したことを憂い、自分が姉の桃果になれば家族が元に戻ると考え、姉の遺した日記に書かれている事柄をなぞることで運命を変えようと目論み、「プロジェクトM(マタニティー大作戦)」として、姉の想い人であった桂樹をストーキングしていたが、実父の再婚、計画の頓挫、日記の喪失といった出来事を経て「プロジェクトM」実行への執着を失くし、晶馬への想いに気付いて打ち明ける。
- 「運命の出会いがあるから、運命という言葉が好き」だと独白している。
- 多蕗 桂樹(たぶき けいじゅ)
- 声 - 石田彰
- 晶馬と冠葉の担任教師。苹果の家族とは子供の頃からの付き合いがある。苹果に思いを寄せられストーキングされているが、全く気付いていない。趣味は野鳥観察。好物はモンブラン。親指を除く手の4本の指の根元に線状痕がある。
- 高倉家の近くのアパートに住んでいたが、同級生のゆりと婚約発表後に新居となる高級タワーマンションに引越してから結婚した。ゆりと結婚したのは、桃果への想いが通じ合う者同士としてである。
- 幼少時に才能溢れる異父弟が生まれたことで、ピアノと才能ある者しか愛さない多蕗の母(声 - 久川綾)から見捨てられることを恐れて自らの意志で手の指を潰したが、結局見捨てられてしまい、自分は存在しない方が良いと思っていた過去がある。
- 幼い頃に、自分のことを想い「必要だ」と救ってくれた桃果は、多蕗にとって今でも特別な存在である。
- 時籠 ゆり(ときかご ゆり)
- 声 - 能登麻美子
- 桂樹と桃果の旧友で、結婚するまでは苹果の恋敵だった。ウェーブのかかった長い金髪の美女。「サンシャニー歌劇団」虹組で娘役を務める人気女優。口癖は「ファビュラスマックス」(「Fabulous:伝説的な・信じられないほどの」と、「Max:Maximumの略、最大の・最高の」を合わせた造語)。
- 第7話で多蕗との婚約と歌劇団の退団を発表した後に結婚したが、その裏では劇団のパートナーの男役・結城翼(声 - 朴璐美)とも肉体関係があった。
- 高名な彫刻家であるゆりの父(声 - 内田直哉)から、「醜いから愛されない」と言われ続け、精神的にも肉体的にも虐待を受けていた過去があり、「本当の自分は誰からも愛されない」という不安を抱え、確かな美しさと愛を求める心理が行動の根底にある。
- 小学生の時に、ありのままの自分を想って救ってくれた桃果を今も慕っており、多蕗の事は桃果との思い出を共有する者として認識しており、自身から家族になりたいと申し出ている。
- 夏芽 真砂子(なつめ まさこ)
- 声 - 堀江由衣
- 高倉兄妹と同じくピングドラムを探し求める少女。亡き祖父・左兵衛(さへえ、声 - 糸博)の跡を継いで、巨大企業「夏芽ホールディングス」社長を務め、大きな洋館で弟のマリオと暮らしている。髪は茶髪の縦ロール。口癖は「嫌だわ、早く磨り潰さないと」。高倉家同様にペンギンのエスメラルダが傍らにおり、祖父の代から夏芽家に仕える女性執事の連雀(れんじゃく、声 - 中原麻衣)のみを信頼して、冠葉や陽毬の監視も任せている。
- 眞悧の「日記の呪文がマリオの命を救う」という言葉を信じて彼と結託、苹果の日記を手に入れる「プロジェクトM(マリオ)」を進めている。
- 幼少時は父と兄と弟と共に「企鵝の会」に居たが、弟を連れて夏芽家に戻されてからは袂を分かっており、冠葉を「企鵝の会」と陽毬から解放したいと願っている。「企鵝の会」製のペンギン印の弾を特製のスリングショットや改造銃から射出することで、命中した対象を、赤い弾で記憶の一部を消去、青い弾で失われた記憶を復元することができる。
- エスメラルダ
- 声 - 堀江由衣
- 真砂子のパートナーである雌の黒いペンギン。アーモンド型の眼と左右両脇の跳ねた癖毛が特徴。ペンギン1号に自分のグラビア写真を押し付けたり強引にキスをするなど、強烈なアプローチを掛けるが、当の1号からは恐れられている。鳴き声は「キュフッ」。
- 夏芽 マリオ(なつめ マリオ)
- 声 - 荒浪和沙
- 真砂子の弟。陽毬同様にペンギン帽をかぶっているときがある。薄い黄色系の髪をしており、瞳の色は青だが、ペンギン帽をかぶっている時には桃色をしていることがある。
- 荻野目 桃果(おぎのめ ももか)
- 声 - 豊崎愛生
- 苹果の姉。容姿は妹と瓜二つだが、苹果より少し長い桃色の髪に茶橙色の瞳。1995年3月20日に、剣山らが起こした地下鉄での事件の犠牲となり、日記帳だけを遺して消え、亡くなったとされている。
- 幼馴染だった多蕗とゆりにとっては特別な存在だった。消えた後も荻野目家や多蕗やゆりに、色々な影響を与えている。
- 渡瀬 眞悧(わたせ さねとし)
- 声 - 小泉豊
- 「運命の至る場所から来た」と語る謎の美青年。長い桃色の髪に、桃紅色の瞳を持つ。口癖は「シビれるだろう?」「だよねぇ」。
- 中央図書館「そらの孔分室」の司書として登場。再入院した陽毬の担当医となる。
- 運命という概念が実在するのか、運命が人間に影響を及ぼすかということを確認することを望んでおり、他者の死や行動に介入・干渉しようとする。また苹果の日記の隠滅を狙っているが、自分では日記に触れることができないため、真砂子と結託し日記を追わせている。
- その素性は鷲塚の元助手であり、「ピングフォース」のリーダー。16年前の事件における真の首謀者であったが、桃果に計画を阻まれて彼女と共に消息を絶ち、死亡したとされている。現在活動している眞悧は「幽霊」を自称し、再び世界を破壊するために計画を実行しようとする。
- シラセ(声 - 岩崎愛)とソウヤ(声 - 高城元気)というウサギの耳のような赤い髪飾りをつけた黒髪に赤い瞳の少年たちや、2羽の赤目の黒ウサギが側にいることもある。
- ダブルH
- 伊空ヒバリ (いそら-/声 - 渡部優衣)と歌田光莉(うただ ひかり/声 - 三宅麻理恵)による、人気のアイドル歌手コンビ。エンディングアニメーションでは陽毬と絡んでいるほか、デフォルメ・キャラクターが地下鉄の吊り広告(静止画ではなくデジタルサイネージのようにアニメーションする)に毎回登場している。長い桃髪の少女がヒバリで、長い青髪でツリ目の少女が光莉。光莉は小学校の頃は、短髪だった。
- 陽毬とは小学校時代の友人で、3人でトリプルHとしてアイドルデビューを目指していたが、陽毬が事情で脱落し、学校から去った2年後にダブルHとしてデビューする。
- 眞悧が送った陽毬お手製のマフラーを「大事な友達からの贈り物」として身に着けてTVに出演したり、その礼を直接自分たちで届けにきたりと、今でも陽毬を大切な友人と思っている。
主要人物の家族と友人
- 高倉 剣山(たかくら けんざん)
- 声 - 子安武人
- 高倉三兄妹の父であり、「企鵝の会」の指導的幹部。家族愛と「企鵝の会」の理想に燃える熱血漢であり、実子でない陽毬や冠葉にも分け隔てない愛情を注いでいた。かつて「通り過ぎない嵐はない。でも、それを待っていては大切な人を守れない」との言葉と行動を冠葉に示している。
- 桃果が犠牲になった地下鉄での事件の実行犯とされ、関与が表沙汰になった3年前から千江美と共に失踪。
- 高倉 千江美(たかくら ちえみ)
- 声 - 井上喜久子
- 高倉三兄妹の母であり、「企鵝の会」の指導的幹部。過去に陽毬が駄々をこねて倒してしまった姿見から陽毬をかばって、顔に一生傷の残る怪我をしている。剣山と同じく3年前から失踪している。
- 池部の叔父(いけべのおじ)
- 声 - 田中秀幸
- 高倉三兄妹の叔父。高倉兄妹からは「池部の叔父さん」と呼ばれている。和菓子屋『いけべ屋』を営んでおり、両親の失踪時から高倉兄妹の手助けをしているが、経済的な問題から冠葉に高倉家を売る相談を持ちかけたりもしている。
- 荻野目 聡(おぎのめ さとし)
- 声 - 立木文彦
- 苹果の父。妻・絵里子とは離婚しており、苹果とは設けられた面会日に会っている。苹果にとって家族の証であったペンギンのストラップを携帯電話から取り外しており、交際中の子持ちの恋人にプロポーズし、再婚した。
- 荻野目 絵里子(おぎのめ えりこ)
- 声 - 深見梨加
- 苹果の母。娘と2人暮らし。夫との離婚後も、娘のことを考慮して婚氏続称している[6]。仕事が多忙で、苹果の願いや気持ちと齟齬が生じている。
- 藤代 万里(ふじしろ まり)
- 声 - 山村響
- 苹果の友人。
- 柏木 雪菜(かしわぎ ゆきな)
- 声 - 生田善子
- 苹果の友人。ガングロで長髪。
- 山下 洋介(やました ようすけ)
- 声 - 坂巻亮祐
- 晶馬の友人。いつも、後ろ姿しか出て来ない。
- 久宝 阿佐美(くほう あさみ)
- 声 - 早見沙織
- 雑誌『シックスティーン』の専属モデルで、冠葉の元恋人。真砂子の勧めで唯(声 - 松嵜麗)、千鶴(声 - 阿久津加菜)と共に「髙倉冠葉恋愛被害者の会」を結成した。駅の下りエスカレーターで何者かに突き落とされて負傷し、見舞いに来た真砂子によって事件前後と冠葉に関する記憶を消された。
用語
- ピングドラム
- プリンセス・オブ・ザ・クリスタルが陽毬の命を長らえる条件として高倉兄弟に手に入れることを要求した謎のアイテム。物品であるかも判らず、プリンセス自身は、詳細を問われても曖昧な返答に終始している。
- 幾原はピングドラムは概念的なものではなく「ちゃんとした物」であると公言している[2]。
- 高倉家のペンギン
- デフォルメされた青いペンギンのぬいぐるみのような姿をした存在で、ペンギンと呼ばれている。冷凍宅配便に詰められて高倉家に届けられ、冠葉のアイデアにより、背中に番号を書き込まれて区別されている。高倉兄妹にしか視認されないが、実体があることを示す描写がされている。プリンセス・オブ・ザ・クリスタルに従属している。
- 各々に個性があり、さらに対応するパートナーと同じ行動を執ったり、負傷や生命の状態が連動していたりと、強い結びつきがある。この特性は真砂子のエスメラルダも同様である。
- ペンギン帽
- ペンギンの顔の両脇に長い房飾りが付いている帽子。陽毬とマリオが所持する。陽毬が持っているのは水族館で購入した物で、彼女の別人格「プリンセス・オブ・ザ・クリスタル」はこれを被っている時に現れる。眞悧は陽毬に「運命の花嫁に捧げる花冠」と説明している。
- テディドラム
- プリンセス・オブ・ザ・クリスタルがドレスアップして出現するとき、その舞台となるイリュージョン空間で乗り物あるいは座所として現れる、熊の形をした巨大ロボット。筒状のロケットが発射されて開くと、内包された籠状の檻の中から現れる。白色と暗色の2体があり、対峙する位置でいくつか変形の行程を経た後、両者は連結する。白いテディドラムの胴体が開くと中からプリンセスが現れ、暗色のテディドラムには強制的に呼び出された高倉兄弟や他の人物がプリンセスと対面させられる[6]。暗色のテディドラムには落とし穴の仕掛けがあり、プリンセスの意に副わない言動をした者などが強制退去させられる場所になっている。
- 運命日記
- 姿を消した桃果の日記帳。姉の遺品として苹果が所持していた。ピンク色で表紙には竜宮城、裏表紙にはウミガメのイラストが描かれている。「運命日記」とは苹果の言。高倉兄弟はこれがピングドラムと思っているが、プリンセスは問われても明確な返答をしていない。
- 桃果は、自身による代償と引き換えに、日記に書かれた「呪文」を唱えて、神様にお願いすることで[8]、運命の「乗り換え」ができると語っており、桃果とゆりの間では、ゆりのために「乗り換え」をしたと認識されている。
- プロジェクトM
- 苹果と真砂子が口にし、遂行している計画。苹果は、「マタニティ」の「M」。真砂子は、「マリオ」の「M」で、それぞれの意味や目的は異なる。しかし苹果は、ゆりの介入や父の再婚、晶馬への恋慕の想い等により計画を断念している。
- TSM荻窪線
- TSMはTokyo Sky Metroの略で、「新生東京のシンボル」とも言われる懸垂式の地下鉄。荻窪線は登場人物たちの家や学校や事件の起る場所が沿線各所にある。駅名及び路線は東京地下鉄丸ノ内線とほぼ重なっている。第13話で開通10周年を迎えた。ダブルHによる吊り広告「本日の標語」は、各回の内容に関連している。この路線を表すロゴマークがオープニングにも表示されている。
- 高倉家
- 高倉三兄妹が3人だけで住む東京都杉並区荻窪5丁目にある小さな一軒家。壁面はカラフルなトタン板で覆われている。これは、両親が失踪したことを悲しんでいた陽毬を元気づける為に、お人形の家を模して作ったもの。すぐ隣は動物の遊具が設置されている小さな公園になっている。最寄り駅は荻窪駅でTSM荻窪線とJ-ARS線が乗り入れている[6]。
- 都立外苑西高等学校
- 高倉兄弟が通う学校。男子校で最寄り駅は新宿御苑前駅。
- 中央図書館 そらの孔分室(ちゅうおうとしょかん そらのあなぶんしつ)
- 陽毬が夢の中で見た不思議な図書館。水族館の地下61階に普段利用している中央図書館があり、奥の15パズルを模した扉から転送された。眞悧によると、運命に選ばれた人しか入れない特別な場所。
- 運命の至る場所
- プリンセスと眞悧が、そこから「来た」と語った場所。作中では終着駅であるかのような駅名標の描写があり、隣の駅名は「生存戦略」。
- 企鵝の会(きがのかい)
- 表のPingroup inc,(ピングループ)と、裏のKIGAと2つの顔を持つ犯罪組織。街中の各所で見られる丸顔のペンギンマークはPingroup inc,のものであり、真砂子のスリングショット弾や冠葉が受け取る現金封筒、5話の剣山のジャケットなどに描かれていた斜めに白黒で塗り分けられた丸顔のペンギンマークはKIGAのものである[9]。構成員は黒ずくめの服を制服としている。
- 以前の名称は「ピングフォース」で、ロゴマークは、真っ黒いペンギンのマークであった。ピングフォース時代はマークの入ったオレンジ色の作業服を制服としていた。
- 「企鵝」とは、ペンギンの漢字和名のひとつ。
- こどもブロイラー
- 世界から捨てられた子供たちが集められる施設で、複数の大きな換気扇が回転している。ここに集められた子供は、ベルトコンベアに乗せられ、巨大なシュレッダーで粉々に砕かれて処分され、「透明な存在」となり、この世から消えてしまうと言われている。
- 過去に陽毬と多蕗がここへ連れて来られたが、それぞれ晶馬と桃果に選ばれた事で救われている。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
スタッフ
- 原作 - イクニチャウダー
- 原案・監督 - 幾原邦彦
- 企画 - 森山敦
- キャラクター原案・エンドカードイラスト - 星野リリィ
- シリーズ構成 - 幾原邦彦、伊神貴世
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 西位輝実
- コンセプトデザイン - 中村章子、柴田勝紀
- 色彩設計 - 辻田邦夫
- 美術 - 秋山健太郎、中村千恵子
- アイコンデザイン - 越阪部ワタル
- 編集 - 西山茂
- 音響監督 - 幾原邦彦、山田陽
- 音楽 - 橋本由香利
- 音楽制作 - スターチャイルドレコード
- チーフディレクター - 中村章子
- 助監督 - 山崎みつえ
- プロデューサー - 池田慎一、丸山博雄
- アニメーションプロデューサー - 常葉みどり
- アニメーション制作 - Brain's Base
- 製作 - ピングループ、MBS
主題歌
- オープニングテーマ
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- 「ノルニル」(第1話 - 第14話)
- 作詞・作曲 - ティカ・α / 編曲 - 江藤直子 / 歌 - やくしまるえつこメトロオーケストラ
- 「少年よ我に帰れ」(第15話 - )
- 作詞・作曲 - ティカ・α / 編曲 - 近藤研二 / 歌 - やくしまるえつこメトロオーケストラ
- エンディングテーマ
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- 「DEAR FUTURE」(第1話 - 第9話、第11話、第12話)
- 作詞 - 岩里祐穂 / 作曲・編曲 - NARASAKI / 歌 - coaltar of the deepers
- 「DEAR FUTURE feat.Yui Horie」(第10話)
- 作詞 - 岩里祐穂 / 作曲 - NARASAKI / 編曲 - WATCHMAN / 歌 - 堀江由衣
- 「灰色の水曜日」(第13話、第15話、第18話)
- 作詞 - 石橋凌、白浜久 / 作曲 - 白浜久 / 編曲 - 橋本由香利 / 歌 - トリプルH
- ARBの同名曲のカバー。第9話では挿入歌としても使用された。
- 「Bad News 黒い予感」(第14話、第17話)
- 作詞 - 石橋凌 / 作曲 - 田中一郎 / 編曲 - 橋本由香利 / 歌 - トリプルH
- ARBの同名曲のカバー。
- 「イカレちまったぜ!!」(第16話)
- 作詞 - 石橋凌 / 作曲 - 田中一郎 / 編曲 - 橋本由香利 / 歌 - トリプルH
- ARBの同名曲のカバー。
- 「HIDE and SEEK」(第19話)
- 作詞・作曲 - 白浜久 / 編曲 - 橋本由香利 / 歌 - トリプルH ※作詞作曲に白浜久とクレジットされているが、実際は石橋凌との合作である。
- ARBの同名曲のカバー。
- 「Private Girl」(第20話)
- 作詞・作曲 - Ryo、Hisashi / 編曲 - 橋本由香利 / 歌 - トリプルH
- ARBの同名曲のカバー。
- 「魂こがして」(第21話)
- 作詞・作曲 - 石橋凌 / 編曲 - 橋本由香利 / 歌 - トリプルH
- ARBの同名曲のカバー。
- 「朝のかげりの中で」(第22話)
- 作詞・作曲 - Ryo、Hisashi / 編曲 - 橋本由香利 / 歌 - トリプルH
- ARBの同名曲のカバー。
- 「HEROES 〜英雄たち」(第23話)
- 作詞・作曲 - 白浜久 / 編曲 - 橋本由香利 / 歌 - トリプルH
- ARBの同名曲のカバー。
- 挿入歌
-
- 「ROCK OVER JAPAN」(第1話 - 第3話、第5話 - 第7話、第16話、第17話)
- 作詞・作曲 - Ryo、Hisashi / 編曲 - 橋本由香利 / 歌 - トリプルH
- ARBの同名曲のカバー。
- 「ダディーズ・シューズ」(第5話)
- 作詞・作曲 - 石橋凌 / 編曲 - 橋本由香利 / 歌 - トリプルH
- ARBの同名曲のカバー。
- 「Mの悲劇」(第7話)
- 作詞 - イクニ・イカミ / 作曲 - 橋本由香利 / 歌 - 時籠ゆり(能登麻美子)
各話リスト
各話のサブタイトルは、エンディング開始時に表示される。次回予告は無い。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1ST STATION | 運命のベルが鳴る | 幾原邦彦、伊神貴世 | 幾原邦彦 | 中村章子 | 西位輝実 |
2ND STATION | 危険な生存戦略 | 山崎みつえ | 加々美高浩、蒲原遙 | ||
3RD STATION | そして華麗に私を食べて… | 柴田勝紀 | 中村深雪 | ||
4TH STATION | 舞い落ちる姫君 | 金子伸吾 | 田村正文、進藤優 | ||
5TH STATION | だから僕はそれをするのさ | 幾原邦彦 | そ〜とめこういちろう | 馬場充子、西位輝実 | |
6TH STATION | Mでつながる私とあなた | 山崎みつえ | いしかわともみ | ||
7TH STATION | タマホマレする女 | 松本淳 | 市村徹夫 | 薗部あい子、加々美高浩 | |
8TH STATION | 君の恋が嘘でも僕は | 中村章子 | 福島利規 | 田村正文、進藤優 | |
9TH STATION | 氷の世界 | 武内宣之 | |||
10TH STATION | だって好きだから | 後藤圭二 | |||
11TH STATION | ようやく君は気がついたのさ | 幾原邦彦、金子伸吾 山崎みつえ |
山崎みつえ | 中村深雪、西位輝実 | |
12TH STATION | 僕たちを巡る輪 | 幾原邦彦、柴田勝紀 | 柴田勝紀 | 馬場充子、加々美高浩 中村章子 | |
13TH STATION | 僕と君の罪と罰 | 幾原邦彦、古川知宏 | 市村徹夫 | 西位輝実 | |
14TH STATION | 嘘つき姫 | 幾原邦彦、山崎みつえ | 山崎みつえ | 石井久美、中村深雪 | |
15TH STATION | 世界を救う者 | 幾原邦彦、柴田勝紀 | 柴田勝紀 | 楠本祐子、進藤優 | |
16TH STATION | 死なない男 | 幾原邦彦、伊神貴世 金子伸吾、古川知宏 |
幾原邦彦、金子伸吾 古川知宏 |
金子伸吾 | いしかわともみ、加々美高浩 |
17TH STATION | 許されざる者 | 幾原邦彦、伊神貴世 | 幾原邦彦、中村章子 相澤昌弘 |
中村章子、相澤昌弘 | |
18TH STATION | だから私のためにいてほしい | 山内重保 | 西位輝実 | ||
19TH STATION | 私の運命の人 | 後藤圭二 | 後藤圭二、石井久美 | ||
20TH STATION | 選んでくれてありがとう | 林明美 | 林明美、桑名郁朗 楠本祐子 | ||
21ST STATION | 僕たちが選ぶ運命のドア | 幾原邦彦、古川知宏 山崎みつえ |
山崎みつえ | 中村深雪、進藤優 | |
22ND STATION | 美しい棺 | 幾原邦彦、古川知宏 山崎みつえ、中村章子 |
市村徹夫 | 加々美高浩、いしかわともみ 中村章子、中村深雪 | |
23RD STATION | 運命の至る場所 | 幾原邦彦、相澤昌弘 中村章子、古川知宏 柴田勝紀 |
相澤昌弘、中村章子 金子伸吾 |
相澤昌弘、石井久美 西位輝実、馬場充子 柴田勝紀(エフェクト作監) |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
近畿広域圏 | 毎日放送(MBS) | 2011年7月7日 - 9月29日 | 木曜 26時10分 - 26時40分 | TBS系列 | 制作局 毎日放送木曜深夜アニメ枠第2部 |
2011年10月6日 - | 木曜 26時00分 - 26時30分 | ||||
関東広域圏 | TBSテレビ | 2011年7月8日 - | 金曜 26時25分 - 26時55分 | ||
愛知県 | テレビ愛知(TVA) | 2011年7月12日 - | 火曜 25時30分 - 26時00分 | テレビ東京系列 | MBSの製作クレジットは消去 |
日本全域 | AT-X | 2011年7月15日 - | 金曜 23時00分 - 23時30分 | CS放送 | リピート放送あり |
BS11 | 金曜 23時30分 - 24時00分 | BSデジタル放送 | ANIME+枠 | ||
バンダイチャンネル | 2011年7月29日 - | 金曜 12時00分 更新 | ネット配信 | ||
ニコニコチャンネル | 2011年8月11日 - | 木曜 24時30分 更新 |
関連書籍
小説
- 輪るピングドラム(上)(2011年7月4日発売、幻冬舎コミックス、ISBN 978-4-344-82254-2)
- 輪るピングドラム(中)(2011年10月31日発売、幻冬舎コミックス、ISBN 978-4-344-82340-2)
ガイドブック
- 輪るピングドラム 試運転マニュアル 公式スターティングガイド(2011年7月7日発売、幻冬舎、ISBN 978-4-344-82272-6)
- 設定や対談・インタビューなどを掲載。
その他
脚注
注釈
- ^ 輪るピングドラムDVD/Blu-ray第1巻オーディオコメンタリーによると、キャラクター設定はあったものの、名前だけは設定されておらず、スタッフが幾原に名前を付けてほしいと頼まれ、名付けられた。
出典
- ^ 2011年7月9日幾原監督twitter
- ^ a b 輪るピングドラムBlu-ray/DVD第1巻 幾原邦彦インタビュー
- ^ a b “放送開始(MoCa)”. MoCa voice actor news. moca news (2011年5月18日). 2011年6月11日閲覧。
- ^ 藤津亮太によるコラムより (朝日新聞夕刊「茶話」 2011年12月3日)
- ^ 文化庁メディア芸術プラザ2011年12月16日閲覧
- ^ a b c d e 『輪るピングドラム 試運転マニュアル 公式スターティングガイド』幻冬舎、2011年7月。
- ^ 小説版では高校1年生(小説 輪るピングドラム(上) p65より)
- ^ 第15話の桃果の発言
- ^ 『オトナアニメ Vol.22』洋泉社、2011年10月。
- ^ “書籍トピックス”. 幻冬舍コミックスネット. 幻冬舎. 2011年6月11日閲覧。
- ^ ピングドラム公式Twitter 2011.07.06 22:18、ピングドラム公式Twitter 2011.07.08 17:38、ピングドラム公式Twitter 2011.07.06 22:21 2011年9月18日閲覧
- ^ 輪るピングドラム公式HP 丸の内線再び! NEWS topics 2011-07-13 2011年9月18日閲覧
外部リンク
- 公式サイト
- MBS番組サイト
- AT-X 番組紹介
- USTREAM:こっそりピングドラム - 毎週木曜日の夜に配信されている関係者参加のトーク番組。司会は小泉豊。
- 輪るピングドラム (@penguindrum) - X
毎日放送 木曜26:10枠→木曜26:00枠 | ||
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輪るピングドラム
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