革命的共産主義者同盟再建協議会
革命的共産主義者同盟再建協議会(かくめいてききょうさんしゅぎしゃどうめいさいけんきょうぎかい、略称:革共同再建協議会)は、革共同系の日本の新左翼党派の一つ。
| 略称 | 革共同再建協議会 |
|---|---|
| 設立 | 2007年3月 |
| 種類 | 政治団体 |
| 目的 | 日本革命・世界革命の達成と共産主義社会の実現 |
| 本部 | 前進社関西支社 |
| 所在地 |
マルクス・レーニン主義 反帝国主義・反スターリン主義 |
| 公用語 | 日本語 |
| ウェブサイト | 革命的共産主義者同盟再建協議会 |
| 特記事項 | 他称「中核派(関西派・革共同通信派・塩川派)」など |
「反帝国主義・反スターリン主義」を掲げる。2007年に革命的共産主義者同盟全国委員会(党中央派、前進派、安田派)から分裂して結成された。他称は中核派(関西派、革共同通信派、塩川派)など。
指導者は塩川三十二など。公然拠点は前進社関西支社。機関紙は「未来」(旧「革共同通信」)[1](月複数回)、「展望 The Perspective」(季刊)。
概要
2006年3月、革命的共産主義者同盟全国委員会(以下、中核派)内部で、関西地方委員会議長による10年間以上の汚職疑惑が表面化し、その問題と対応を批判して、いわゆる「関西派・革共同通信派・塩川派」(以下、関西派)が形成された。2007年には「関西派」は、中核派の党中央である「中央派・前進派・安田派」(以下、中央派)が「腐敗と変質」して「現代帝国主義の新自由主義攻撃に屈服」したとして、「革命的共産主義者同盟再建協議会」(当初の名称は「革命的共産主義者同盟全国委員会の再建をめざす全国協議会」。以下、革共同再建協議会)を結成した[2]。
2007年の革共同再建協議会の綱領案では、「反帝・反スターリン主義を復権しよう」として、現在の日本を「日本帝国主義」、帝国主義の新たな攻撃を「新自由主義攻撃」、日本共産党を「スターリン主義」、革マル派を「反革命カクマル」と批判する点では「中央派」と共通しているが、「まず党ありき」は「綱領主義」であるとして、また「革命軍」への依存と第四インターに対する内ゲバ攻撃は誤りだったとして、「中央派」を「安田派」と呼び批判している[3]。
「関西派」の関係者による書籍には「関西革命軍の20年史を小説化」したとされる「雲と火の柱 - 地下生活者の手記」がある[4]。
対立する「中央派」は、「関西派」を「塩川一派」と呼び、「転向スパイ集団」として批判している[5]。また警察白書では、「関西地方委員会」および「党中央」の双方を極左暴力集団としている[6]。