アンジェリーク トロワ
アンジェリーク トロワ(あんじぇりーく とろわ)は、コーエーから2000年11月22日に発売された女性向け恋愛シミュレーションゲーム。
アンジェリークシリーズ中、本流の育成シミュレーションゲームとしては第3作にあたる作品であり、第2作『アンジェリークSpecial2』と同じくアンジェリーク・コレットを主人公としている。シリーズでは初のプレイステーション2用ソフトとなる。 今までのアンジェリークシリーズと違い、ライバルは存在せず、育成状況において各男性キャラクターとの恋愛エンディングが変化、恋愛エンディング以外も育成状況において全く違ってくるのが特徴。特定の時期に季節感のあるイベントが存在すること、また親密度のパラメータが好意/敬意に二元化されたこと等も、今までのアンジェリークシリーズとの違いである。 ストーリー的にはRPG『アンジェリーク 天空の鎮魂歌』及びOVA『アンジェリーク 白い翼のメモワール』の続きになる。なお、制作中の2000年5月に塩沢兼人が急逝したため、クラヴィス役は田中秀幸に引き継がれることとなった。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
歴史
- アンジェリーク トロワ
- 2000年11月22日発売。プレイステーション2用CD-ROMソフト。コーエーより発売。
- 愛蔵版 アンジェリーク トロワ
- 2002年7月5日発売。プレイステーション2用DVD-ROMソフト。コーエーより発売。一部のムービー及びヴォイス、女性キャラクタとの友情イベント、OVA『アンジェリーク 白い翼のメモワール』のダイジェスト版などが追加されている。
ストーリー
アンジェリークは、皇帝レヴィアスから故郷の宇宙を救い、その後新しい宇宙で、女王として忙しい日々を過ごしていたが、ある日、新宇宙に突如現れた大陸との衝突に因り、生まれたばかりの惑星が姿を消した。女王補佐官となったレイチェルは、それに対してとてつもない不安を感じた。そして、白い霧に包まれ、アンジェリークは行方不明になった。女王アンジェリーク・リモージュやロザリア、守護聖達がアンジェリークが行方不明になった場所へ行き、アンジェリークの無事を確認したが、女王リモージュはこの場所に強烈な違和感を感じた。気がついたアンジェリークは、不思議な声を聴いた。この地に封じられたものを目覚めさせる様にと。そして、それが出来るのはアンジェリークだけであると…。
登場人物
基本的に登場人物は『アンジェリークSpecial2』『アンジェリーク 天空の鎮魂歌』と同じであるので、『アンジェリークSpecial2』の登場人物の項、『アンジェリーク 天空の鎮魂歌』の登場人物の項をそれぞれ参照のこと。 ここでは『アンジェリークSpecial2』『アンジェリーク 天空の鎮魂歌』から立場が変化した者、新規追加キャラクターについて記述する。
- 新宇宙の女王アンジェリーク、女王補佐官レイチェル
- 『アンジェリーク 天空の鎮魂歌』の登場人物の項を参照のこと。
- 3人の教官、3人の協力者
- 『アンジェリークSpecial2』の登場人物の項を参照のこと。現在は6名とも教官、協力者の任は解かれているが、アルカディアの危機を救うため、再び教官、協力者となる。
- 旧宇宙の第256代女王アンジェリーク、女王補佐官ロザリア
- 『アンジェリークSpecial2』の登場人物の項を参照のこと。
- 謎の青年アリオス
- 「約束の地」に一人で出かけると出会える。記憶喪失になっており、彼の話に因れば、気がついたら自分はここに倒れており、ここがどこか、自分が誰なのかも全く判らないという。実は『アンジェリーク 天空の鎮魂歌』のアリオスなのだが、アンジェリークと旅したり、戦ったりした記憶を取り戻す場合と、記憶を全く取り戻さない場合がある。守護聖や教官・協力者達と違い、アンジェリークが女王であることを知らないため、普通の一人の少女として扱う。28歳(?)。『アンジェリーク 天空の鎮魂歌』の登場人物の項も併せて参照のこと。(声:成田剣)
- エルダ
- “失われしもの”という意味でエルダと名づけられた。自分はラ・ガを倒す為の存在であると語る。初対面なのに、何故かアンジェリークは彼に懐かしさすら感じる。(声:宮本充)
- ラ・ガ
- 宇宙の虚無から生まれた邪悪な存在。何もかもを憎み、全てを無に帰そうとする。
- 謎の女性
- アンジェリークにだけ聞こえる、不思議な声の正体。アンジェリークを「創世の女王」と呼び、エルダの封印を解き放つ様に言う。(声:不明)
スタッフ
関連アイテム
ソフトウェア
- アンジェリーク トロワ スクリーンカクテル
- 2001年3月23日発売。デスクトップアクセサリ。Windows95/98/Me用。
関連項目
外部リンク