新岩国駅
新岩国駅(しんいわくにえき)は、山口県岩国市御庄1丁目にある西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽新幹線の駅である。

概要
長大なトンネル間のわずかに開けた水田地区に位置する。そのため高速で通過する「のぞみ」では、同駅の存在に気がつかない乗客も少なくない。
岩国市の人口集積地である瀬戸内海沿い地域との交通アクセスが悪く、同地域の岩国駅、南岩国駅、藤生駅、通津駅からは、在来の山陽本線で広島駅に向かい、新幹線に乗り換えて東京や博多方面に移動する方が所要時間が短い。同様に東京や博多方面から岩国市の中心部へ向かう場合も、広島駅、又は徳山駅で新幹線を降りて山陽線に乗り換えるほうが便利である。そのため、開業当初から乗降客が少なく、沿線人口が多い東海道・山陽新幹線の駅では唯一、東北・上越新幹線の駅がほとんどを占める新幹線乗降客数ワースト10の常連となっている。
佐藤栄作や岸信介、重宗雄三ら有力政治家の出身地に近いことから建設された政治駅ともいわれており、「山陽の岐阜羽島駅」と揶揄されたこともある。ただ、岐阜羽島駅と違って駅前に政治家の銅像はない。広島-徳山間の駅間距離が長すぎるため、中間に新岩国駅を開設したという指摘もあり、政治駅であったかどうかは議論が分かれるところである。ただでさえ人口が少ない岩国市の、しかも市街地から外れた場所にあるため、開業前から利用者が少ないのではないかと懸念されていた。
実際にその通りとなったが、開業当時は新横浜駅や静岡駅ですら通過していた「ひかり」が停車した。また、山陽新幹線内では最も早く自動改札機が導入された。
駅構造
島式・相対式2面5線のホームを持つ高架駅。
駅周辺
近くに錦川鉄道錦川清流線の御庄駅があり、高架沿いに連絡通路がある(徒歩7分)。錦川清流線の運行は1時間に1本程度。新幹線ダイヤともリンクしていないので、乗り継ぎは不便。
歴史
隣の駅
関連項目
外部リンク