Intel Core i7
Intel Core i7(インテル コア アイセブン、以下 "i7")は、インテルが製造する、x86命令セットを持つCPU用のマイクロプロセッサである。Core 2の後継にあたり、グラフィックコントローラ(HD Graphics)を内蔵していないプロセッサーは、2008年8月8日(米国時間)に発表し、11月16日(日本時間)に発売した。グラフィックコントローラ(HD Graphics)を内蔵したプロセッサーは、モバイル向けを2010年1月、デスクトップ向けを2011年1月に発売した。製品の位置づけは、インテル Core プロセッサー・ファミリーに属する。
![]() Core i7 940 | |
生産時期 | 2008年から |
---|---|
生産者 | インテル |
CPU周波数 | 1.06 GHz から 4.4 GHz |
プロセスルール | 45nm から 14nm |
マイクロアーキテクチャ |
Nehalem Westmere Sandy Bridge Ivy Bridge Haswell Broadwell Skylake |
命令セット | x86, x64 |
コア数 | 2, 4, 6, 8 |
ソケット |
LGA 1366 LGA 1156 LGA 1155 LGA 2011 LGA 1150 LGA 1151 Socket G1 Socket G2 Socket G3 |
コードネーム |
Bloomfield Lynnfield Clarksfield Gulftown Arrandale Sandy Bridge Ivy Bridge Haswell Broadwell Skylake |
概要
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Intel Core 2の後継にあたり、Nehalemマイクロアーキテクチャ次いでSandy Bridgeマイクロアーキテクチャによって実装されている。 Core i7 はハイエンド向けの上位製品であり、主にクアッドコア / 8スレッドのラインナップとなっている(Gulftownはヘキサコア=6コア)。同アーキテクチャの下位製品には、Core i5(主にクアッドコア、一部はデュアルコア)、Core i3(デュアルコア)、Pentium(デュアルコア)、Celeron(デュアルコア) が、サーバー向けには Xeon がある。 第一世代のNehalemマイクロアーキテクチャのCore i7デスクトップ向け上位モデルはLGA 1366パッケージ。デスクトップ向け下位モデルはアッパーミドルクラス(メインストリーム中の上位機種、ハイパフォーマンスモデル)向けという位置づけであり、Core i5シリーズと同じLGA 1156パッケージであった。 第二世代のCore i7シリーズはSandy Bridgeマイクロアーキテクチャとなり、パッケージも、デスクトップ向け製品はハイエンドがLGA 2011、メインストリームがLGA 1155へ、モバイル向け製品はピンタイプが rPGA988B(対応ソケット:FCPGA988、Socket G2)、はんだボールタイプが BGA1224(対応ソケット:FCBGA1224)へとそれぞれ変更された。 第三世代のCore i7シリーズは、Ivy Bridgeマイクロアーキテクチャ、第四世代のCore i7シリーズは、HaswellマイクロアーキテクチャとなりメインストリームがLGA 1150へ変更された。
特徴
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- Nehalem 世代
- メモリコントローラを(ノースブリッジから)CPUに内蔵し、従来のノースブリッジにあたるIOHとQPIで接続される。下位製品ではノースブリッジが担った(メモリコントローラのみならず他の)機能も内蔵したため、ノースブリッジに該当するLSIがマザーボード上に存在しない。
- メモリはDDR3を利用し、上位製品はトリプルチャネル (DDR3-1066×3; 25.6GB/s)、下位製品はデュアルチャネル (DDR3-1333×2; 21GB/s) に対応。
- ポイント・ツー・ポイントで接続するQPIを採用したため、従来のP4バスと比較して、チップ間の接続が大幅に高速化している。
- L1および256KBのL2キャッシュをコアごとに実装するが、L3キャッシュは全てのコアで共有される。
- 負荷と温度をダイ上のコントローラで常時監視し、高い負荷に応じて自動的にコア許容温度 (T junction) 近くまで動作倍率を引き上げるインテル ターボ・ブースト・テクノロジーを搭載した(仕様に示されるTDPは最大倍率時の要求値である)。
- 1つのダイに4つのコアを載せるいわゆるネイティブクアッドコアのパッケージング(ただしArrandaleは2コア)。
- 同時マルチスレッディング技術 (SMT) であるハイパースレッディング・テクノロジーを実装し、これを有効化した設定では4コア製品は最大で同時8スレッドの処理が可能。
- SSE4.2、およびPOPCNT命令に対応。
- VT-xが拡張され、新たにVirtual Processor ID (VPID) および Extended Page Tables (EPT) が追加されている。
- 最上位モデルであるExtreme Editionのロゴマークは他のモデルが青を用いたのとは異なり黒となる。
- グラフィックコントローラをオンチップで統合する製品も予定されている。ただし、当面はMCM実装で、同一ダイへの統合は行われない。
- Core 2で採用されているソケットLGA 775に代わり、上位製品はソケットLGA 1366、下位製品はソケットLGA 1156が採用された。従前の正円に比べ接点が長円化し、パッケージサイズも42.5mm×45mmへと肥大化[1]している。
- 32nmプロセスルールの製品はAES-NIに対応する。
- Sandy Bridge 世代
- デスクトップ向け製品のソケットは、LGA 1155/2011の2種類。コードネームはSandy Bridge, Sandy Bridge-E。
- Intel AVX に対応。
- LGA1155は、LGA1156と似ているがソケットの形状が異なり物理的に互換性はない。
- メモリは Sandy Bridge がデュアルチャネル (DDR3-1333×2; 21GB/s)、Sandy Bridge-E がクアッドチャネル (DDR3×4)。
- DMIの通信速度は、LGA1156の2.5GT/sと比べ5.0GT/sと倍増し、高速化している。
- LGA 1155の場合、CPUクーラーはLGA1156のものが流用できる。
- Ivy Bridge 世代
Ivy BridgeはSandy Bridgeに比して以下の機能の向上を含む[2][3]。
- 3Dトライゲートトランジスタ(2D 平面トランジスタとの比較で同一パフォーマンスレベルで消費電力が50%少ない)[4]
- PCI Express 3.0[5]。
- CPUの駆動クロック倍率が最大63(Sandy Bridgeは57)[6]
- DRAMは最高2800 MT/sで200 MHz 改善[6]
- Intel HD Graphics 2500/4000。DirectX 11、OpenGL 3.1、OpenCL 1.1をサポート[7]
- 組み込みGPUは最高16実行ユニット (EU) を持つ。Sandy Bridgeは最高12[8]
- 新しい乱数ジェネレーターとRdRand命令[9]。コードネーム Bull Mountain[10]
- DDR3Lとモバイルプロセッサ向けの設定可能な TDP[11]
- 複数の4K解像度の動画再生
- Intel Quick Sync Video[8]
全ての機能を有効にするためにはIntel 7シリーズチップセット採用マザーボードが必要である。機能制限が生じるもののIntel 6シリーズチップセット採用マザーボードにも搭載が可能であることが発表された[12]。
- Haswell 世代
- Broadwell 世代
デスクトップ向けラインナップ
Nehalem 世代
Core i7 Extreme Edition
Core 2 Extreme(デスクトップ向け)シリーズの後継製品。通常のi7と違い、QPIの速度が速く、コア内部のクロック倍率が固定されていない。また、Turbo Mode でのコア内部クロックの倍率が細かく設定可能となっている。
- Bloomfield(ブルームフィールド)
- 45nmプロセスで製造される、Core i7 Extremeの第一世代の製品。
プロセッサーナンバー 動作周波数 Turbo[13] コア数
(スレッド数)キャッシュ メモリ
帯域QPI速度 TDP ソケット プロセスルール VT-x VT-d,TXT AES 発売時期 -975 Extreme Edition 3.33GHz (x25) 1/1/1/2 4 (8) L2: 256KB×4
L3: 8MB25.6GB/s
DDR3-1066×36.4GT/s 130W LGA 1366 45nm ○ × × 2009年6月3日 -965 Extreme Edition[14] 3.20GHz (x24) 2008年11月16日
- Gulftown(ガルフタウン)
- 32nmプロセスで製造される、BloomfieldコアのCore i7 Extreme後継の製品。
プロセッサーナンバー 動作周波数 Turbo[15] コア数
(スレッド数)キャッシュ メモリ
帯域QPI速度 TDP ソケット プロセスルール VT-x VT-d,TXT AES 発売時期 -990X Extreme Edition 3.46GHz (x26) 1/1/1/1/2/2 6 (12) L2: 256KB×6
L3: 12MB25.6GB/s
DDR3-1066×36.4GT/s 130W LGA 1366 32nm ○ × ○ 2011年2月17日 -980X Extreme Edition 3.33GHz (x25) 1/1/1/1/2/2 6 (12) L2: 256KB×6
L3: 12MB6.4GT/s 130W LGA 1366 32nm 2010年3月17日
Core i7
Core 2 Quad(デスクトップ向け)シリーズの後継製品。
- Bloomfield(ブルームフィールド)
プロセッサー
ナンバー動作周波数 Turbo[13] コア数
(スレッド数)キャッシュ メモリ
帯域QPI
速度TDP ソケット プロセスルール VT-x VT-d,TXT AES 発売時期 -960 3.20GHz (x24) 1/1/1/2 4 (8) L2: 256KB×4
L3: 8MB25.6GB/s
DDR3-1066×34.8GT/s 130W LGA 1366 45nm ○ × × 2009年10月19日 -950 3.06GHz (x23) 2009年6月3日 -940[14] 2.93GHz (x22) 2008年11月16日 -930 2.80GHz (x21) 2010年2月28日 -920 2.66GHz (x20) 2008年11月16日
- Gulftown(ガルフタウン)
- 32nmプロセスで製造され、Core i7 ExtremeのGulftownの廉価版。Bloomfield世代のCore i7の4コアから6コアに増加している。倍率にロックがかかっている。
プロセッサー
ナンバー動作周波数 Turbo[15] コア数
(スレッド数)キャッシュ メモリ
帯域QPI
速度TDP ソケット プロセスルール VT-x VT-d,TXT AES 発売時期 -980 3.33GHz (x25) 1/1/1/1/2/2 6 (12) L2: 256KB×6
L3: 12MB25.6GB/s
DDR3-1066×34.8GT/s 130W LGA 1366 32nm ○ × ○ 2011年6月26日 -970 3.20GHz (x24) 1/1/1/1/2/2 6 (12) L2: 256KB×6
L3: 12MB4.8GT/s 130W LGA 1366 32nm 2010年7月18日
- Lynnfield(リンフィールド)
- 2009年9月8日に公式発表、即日発売開始されたクアッドコアプロセッサ。Core i7 / i5と命名された[16]。プロセスルール45nmかつパッケージLGA 1156で製造された。デュアルチャネルのDDR3メモリコントローラとPCI Express 2.0 x16を実装した。ノースブリッジが担った機能が(Bloomfield世代のようなメモリコントローラのみならず、全て)CPUに統合されたため、メインメモリ以外の外部通信対象はノースブリッジからサウスブリッジに変わっており、その通信は(Bloomfield世代CPUをホストしたノースブリッジ・サウスブリッジ間通信と同様に)DMIで接続されている。なおCPUダイ内での、CPUコアとノースブリッジに相当する部分との通信には旧来CPUの外部通信方式であったQPIがそのまま用いられている。2010年6月1日新たに追加された875Kでは、TurboBoost動作時のクロック倍率が自由に変更可能になっている[17]。
プロセッサー
ナンバー動作周波数 Turbo[13] コア数
(スレッド数)キャッシュ メモリ
帯域DMI TDP VT-x VT-d,TXT AES 発売時期 -880 3.06GHz (x23) 2/2/4/5 4 (8) L2: 256KB×4
L3: 8MB21GB/s
DDR3-1333×22.5GT/s 95W ○ ○ × 2010年9月7日 -875K 2.93GHz (x22) 2/2/4/5 × 2010年6月1日 -870 2.93GHz (x22) 2/2/4/5 ○ 2009年9月8日 -870s 2.66GHz (x20) ?/?/?/7 82W 2010年7月18日 -860 2.80GHz (x21) 1/1/4/5 95W 2009年9月8日 -860s 2.53GHz (x19) 0/0/6/7 82W 2010年1月8日
Sandy Bridge世代
全プロセッサ共通事項:Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャ、プロセスルールは 32nm。
- プロセッサナンバーの末尾にX/Kがつくものは、クロック倍率が非固定となっている。
- 命令セット拡張 - SSE4.1/4.2 AVX、 グラフィックス機能 - QSV対応、 API - DirectX 10.1、OpenGL 3.1
- 対応メモリ - 3xxx系プロセッサー (DDR3-1066/1333/1600)、2xxx系プロセッサー (DDR3-1066/1333)
- 発売日 - Sandy Bridge : 2011年1月9日、Sandy Bridge-E : 2011年11月14日
Core i7 Extreme
プロセッサー
ナンバーコア数
(スレッド数)CPU
クロック
(最大)GPU GPU
クロック
(最大)キャッシュ メモリ
帯域DMI2 TDP ソケット vPro VT-x VT-d TSX AES TXT 発売日 価格
(USD)3970X 6 (12) 3.5GHz
(4.0GHz)N/A L2:256KB×6
L3:15MB51.2GB/s
DDR3-1600×45.0GT/s 150W LGA 2011 × ○ ○ N/A ○ × 2012年11月14日
$1059 3960X 3.3GHz
(3.9GHz)130W 2011年11月14日
$1059 3930K 3.2GHz
(3.8GHz)L2:256KB×6
L3:12MB$594 3820 4 (8) 3.6GHz
(3.8GHz)L2:256KB×4
L3:10MB2012年2月13日
$305
Core i7
- Sandy Bridge
Ivy Bridge 世代
全プロセッサ共通事項:Ivy Bridgeマイクロアーキテクチャ、プロセスルールは 22nm。
- 以下の表に記載したCPUは、Sandy Bridgeマイクロアーキテクチャをベースにプロセスルールを22nmに変更したIvy Bridgeマイクロアーキテクチャを採用したものである。
- 命令セット拡張 - SSE4.1/4.2 AVX、 グラフィックス機能 - QSV/WiDi対応、 API - DirectX 11.0、OpenGL 4.0
- 対応メモリ - 4xxx系プロセッサー(DDR3-1333/1600/1866)、3xxx系プロセッサー(DDR3-1333/1600)
- 発売日 - Ivy Bridge : 2012年4月29日、Ivy Bridge-E : 2013年9月11日
Core i7 Extreme
プロセッサー
ナンバーコア数
(スレッド数)CPU
クロック
(最大)GPU GPU
クロック
(最大)キャッシュ メモリ
帯域DMI2 TDP ソケット vPro VT-x VT-d TSX AES TXT 発売日 価格
(USD)4960X 6 (12) 3.6GHz
(4.0GHz)N/A L3:15MB 59.7GB/s
DDR3-1866×45.0GT/s 130W LGA 2011 × ○ ○ - ○ × 2013年9月11日
$1059 4930K 3.4GHz
(3.9GHz)L3:12MB $594 4820K 4 (8) 3.7GHz
(3.9GHz)L3:10MB $332
Core i7
- Ivy Bridge
Haswell 世代
全プロセッサ共通事項:Haswellマイクロアーキテクチャ、プロセスルールは 22nm。
- 命令セット拡張 - SSE4.1/4.2 AVX 2.0、 グラフィックス出力 - eDP/DP/HDMI/DVI/VGA、 グラフィックス機能 - QSV/WiDi対応、 API - DirectX 11.1/11.2、OpenGL 4.0/4.3
- 対応メモリ - 5xxx系プロセッサー(DDR4-1333/1600/2133)、4xxx系プロセッサー(DDR3-1333/1600、DDR3L-1333/1600)
- 発売日 - Haswell : 2013年6月2日、Haswell Refresh : 2014年5月11日、Devil's Canyon : 2014年6月26日、Haswell-E : 2014年8月30日
- 特記事項 - △印は、有効から無効に仕様変更.
Core i7 Extreme
プロセッサー
ナンバーコア数
(スレッド数)CPU
クロック
(最大)GPU GPU
クロック
(最大)キャッシュ メモリ
帯域DMI2 TDP ソケット vPro VT-x VT-d TSX AES TXT 発売日 価格
(USD)5960X 8 (16) 3.0GHz
(3.5GHz)N/A L3:20MB 68GB/s
DDR4-2133×45.0GT/s 140W LGA2011-v3 × ○ ○ - ○ × 2014年8月30日
$1059 5930K 6 (12) 3.5GHz
(3.7GHz)L3:15MB $594 5820K 3.3GHz
(3.6GHz)$396
Core i7
- Haswell
- Haswell Refresh
Broadwell 世代
全プロセッサ共通事項:Broadwellマイクロアーキテクチャ、プロセスルールは 14nm。
- 命令セット拡張 - SSE4.1/4.2 AVX 2.0、 グラフィックス出力 - eDP/DP/HDMI/DVI/VGA、 グラフィックス機能 - QSV/WiDi対応、 API - DirectX 11.2、OpenGL 4.3
- 対応メモリ - 5xxx系プロセッサー(DDR3L-1333/1600)
- 発売日 - Broadwell-K : 2015年6月18日
Core i7
- Broadwell
プロセッサー
ナンバーコア数
(スレッド数)CPU
クロック
(最大)GPU GPU
クロック
(最大)キャッシュ メモリ
帯域DMI2 TDP TDP-Down
(CPUクロック)ソケット vPro VT-x
VT-dTSX AES TXT 発売日 ステッピング
(sSpec)価格
(USD)5775C 4 (8) 3.3GHz
(3.7GHz)Iris Pro 6200 300MHz
(1150MHz)L3:6MB
L4:128MB(eDRAM)25.6GB/s
DDR3L-1600×25.0GT/s 65W 37W
(2.2GHz)LGA 1150 × ○ ○ ○ × 2015年6月18日
G0
(SR2AG)$377
Skylake 世代
全プロセッサ共通事項:Skylakeマイクロアーキテクチャ、プロセスルールは 14nm。
- 命令セット拡張 - SSE4.1/4.2 AVX 2.0、 グラフィックス出力 - eDP/DP/HDMI/DVI、 グラフィックス機能 - 4K/QSV/WiDi対応、 API - DirectX 12、OpenGL 4.4
- 対応メモリ - 6xxx系プロセッサー(DDR4-1866/2133、DDR3L-1333/1600)
- 発売日 - Skylake-S : 2015年8月5日
- 特記事項 - △印は、無効から有効に仕様変更. Intel Software Guard Extensions (SGX) 未対応版は、SR2BR、SR2BT、SR2BU. 対応版は、SR2L0、SR2L2、SR2L3.
Core i7
- Skylake
モバイル向けラインナップ
プロセッサーナンバー末尾の「M」は「Mobile」、「LM」は「Low Voltage」、「UM」は「Ultra Low Voltage」、「Q」は「Quad」、「X」は「extreme」を意味する[18]。
Nehalem 世代
Core i7 Extreme Edition
Core 2 Extreme(モバイル向け)シリーズの後継製品。
- Clarksfield(クラークスフィールド)
- Lynnfieldのモバイル版。2009年9月24日に公式発表されたクアッドコアプロセッサ。2チャンネルのDDR3メモリコントローラとPCI Express 2.0 x16を実装。インテルのExtreme Editionに属するCPUにおいて初めてTXTが有効になっている。
プロセッサーナンバー 動作周波数
(Turbo時最大)コア数
(スレッド数)キャッシュ メモリ
帯域DMI TDP ソケット プロセスルール VT-x VT-d TXT AES 発売時期 -940XM 2.13GHz (3.33GHz) 4 (8) L2:256KB×4
L3:8MB21GB/s
DDR3-1333×22.5GT/s 55W PGA989 45nm ○ ○ ○ × 2010年Q3 -920XM 2.00GHz (3.20GHz) 2009年9月24日
Core i7
Core 2 Quad(モバイル向け)シリーズの後継製品。
- Clarksfield(クラークスフィールド)
- Arrandale(アランデール)
Sandy Bridge 世代
Core i7 Extreme Edition
- Sandy Bridge
プロセッサー
ナンバーコア数
(スレッド数)CPU
クロック
(最大)GPU GPU
クロック
(最大)L3
キャッシュDMI ソケット プロセスルール TDP VT-x VT-d TXT AES 発売日 価格
(USD)-2960XM 4 (8) 2.7GHz
(3.7GHz)HD3000 650MHz
(1300MHz)8MB 5.0GT/s FCPGA988 32nm 55W ○ ○ ○ ○ 2011年Q4 $1096 -2920XM 2.5GHz
(3.5GHz)2011年1月9日
Core i7
Sandy Bridge 4コア
番台ごとの相違点
2800QM番台のCPUに対し、
- 2700QM番台ではL3キャッシュが6MBに減らされる。
- 2600QM番台では、上記に加えクロックの上昇量が(CPU+GPUともに)減らされ、メモリ帯域も制限される。またVT-d、TXTおよびvProに非対応となる。
Sandy Bridge 2コア
番台ごとの相違点
- 26x0M番台は通常電圧版 (35W)
- 26x9M番台は低電圧版 (25W)
- 26x7M番台は超低電圧版 (17W)
となり通常電圧のCPUに比べ、低電圧版と超低電圧版はTDPが低い代わりに定格クロックが低く抑えられている。
Ivy Bridge 世代
Core i7 Extreme Edition
- Ivy Bridge
プロセッサー
ナンバーコア数
(スレッド数)CPU
クロック
(最大)GPU GPU
クロック
(最大)L3
キャッシュDMI ソケット プロセスルール TDP VT-x VT-d TXT AES 発売日 価格
(USD)-3940XM 4 (8) 3.0GHz
(3.9GHz)HD4000 650MHz
(1300MHz)8MB 5.0GT/s FCPGA988 22nm 55W ○ ○ ○ ○ 2012年3Q $1096 -3920XM 2.9GHz
(3.8GHz)650MHz
(1350MHz)2012年4月29日
Core i7
- Ivy Bridge 4コア
VT-Dのサポート 3612QMと3632QMはμPGA版 (FCPGA988) とBGA版 (FCBGA1224) の2種類が存在し、前者はVT-d非対応、後者はVT-d対応という細かい違いがある。
- Ivy Bridge 2コア
プロセッサー
ナンバーコア数
(スレッド数)CPU
クロック
(最大)GPU GPU
クロック
(最大)L3
キャッシュメモリ
帯域DMI 対応ソケット プロセスルール TDP VT-x VT-d TXT AES 発売日 価格
(USD)-3540M 2 (4) 3.0GHz
(3.7GHz)HD4000 650MHz
(1300MHz)4MB 25.6GB/s
DDR3-1600×25.0GT/s FCPGA988
FCBGA102322nm 35W ○ ○ ○ ○ 2013年1Q $346 -3520M 2.9GHz
(3.6GHz)650MHz
(1250MHz)35W 2012年2Q $346 -3555LE 2.5GHz
(3.2GHz)550MHz
(1000MHz)FCBGA1023 25W $366 -3537U 2.0GHz
(3.1GHz)350MHz
(1200MHz)17W × 2013年1Q $346 -3517U 1.9GHz
(3.0GHz)350MHz
(1150MHz)2012年2Q $346 -3517UE 1.7GHz
(2.8GHz)350MHz
(1000MHz)○ $333
Haswell 世代
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Broadwell 世代
Skylake 世代
組込み機器向けラインナップ
Nehalem 世代
Sandy Bridge 世代
Ivy Bridge 世代
Haswell 世代
Broadwell 世代
Skylake 世代
脚注
- ^ 従前規格のLGA 775は37.5mm×37.5mm。
- ^ Webster, Clive (2011年10月10日). “Ivy Bridge Media Upgrades and Security Features”. bit-tech. Dennis Publishing Limited. 2012年5月5日閲覧。
- ^ Shvets, Gennadiy (2011年11月27日). “Ivy Bridge desktop CPU lineup details”. CPU World. 2012年5月5日閲覧。
- ^ “Intel Reinvents Transistors Using New 3-D structure”. Intel. 2011年5月4日閲覧。
- ^ Delahunty, James (2011年3月30日). “Intel Ivy Bridge chips feature PCI Express 3.0”. After Dawn News. 2011年11月11日閲覧。
- ^ a b “Ivy Bridge Overclocking: Ratio Changes Without Reboot, More Ratios and DDR3-2800”. 2012年2月21日閲覧。
- ^ “Ivy Bridge processors”. Ivy Bridge Laptops (2012年1月18日). 2012年5月5日閲覧。
- ^ a b Vättö, Kristian (6 May 2011). “Intel’s Roadmap: Ivy Bridge, Panther Point, and SSDs”. AnandTech. 2011年11月11日閲覧.
- ^ “Behind Intel's New Random-Number Generator”. Spectrum. IEEE (2011年9月). 2012年5月5日閲覧。
- ^ “Bull Mountain Software Implementation Guide”. Intel (2011年6月12日). 2011年12月4日閲覧。
- ^ Karmehed, Anton (2011年5月31日). “Intel Ivy Bridge gets variable TDP and Thunderbolt”. NHW. 2012年5月5日閲覧。
- ^ Ivy BridgeはZ68、P67、H67などでも使えます
- ^ a b c Turbo Boost動作時に、動作コア数が4コア/3コア/2コア/1コアの時の、それぞれのビン(133MHz)の増加数を表す。
- ^ a b 965 Extreme Editionと940は2009年9月4日をもって注文・製造を終了した。
- Intel、同社最上位CPUのCore i7-965/940を早くも製造終了に - PC Watch 2009年5月7日
- 米インテルのプレスリリース(英語) (PDF)
- ^ a b Turbo Boost動作時に、動作コア数が6コア/5コア/4コア/3コア/2コア/1コアの時の、それぞれのビン(133MHz)の増加数を表す。
- ^ 【笠原一輝のユビキタス情報局】 見えてきたIntelの新しいプロセッサブランド戦略 - PC Watch 2009年7月13日
- ^ 「Core i7-875K」を試す - Intelが普及価格帯に本気の倍率ロック無しCPU - マイコミジャーナル 2010年5月30日
- ^ 2010年、真の「モバイルPC元年」到来:「2010 インテルCoreプロセッサー」がもたらす、モバイルノートPCの劇的な進化 (2/4) - ITmedia +D PC USER
出典
- Microsoft サポート ライフサイクル Windows 7 と Windows 8.1 をサポートする Skylake 搭載システム - Microsoft (Windows Home Page) 2016年3月18日閲覧
- Microsoft サポート ライフサイクル Skylake デバイス上の Windows 7 および Windows 8.1 に対するサポートポリシーの更新 - Microsoft (WINDOWS BLOG FOR JAPAN) 2016年3月19日閲覧
関連項目