本八幡駅
本八幡駅(もとやわたえき)は、千葉県市川市八幡二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。市川市の中心街にある。
本八幡駅 | |
---|---|
もとやわた Moto-Yawata[1] | |
所在地 | 千葉県市川市八幡二丁目 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細) 東京都交通局(駅詳細) |
乗り入れ路線
JR東日本の総武本線(緩行線を走る中央・総武線各駅停車のみが停車)と東京都交通局の都営地下鉄新宿線が乗り入れ、接続駅となっている。
都営新宿線は当駅が終着駅であり、「S 21」の駅番号が付与されている。東京都交通局の運営する鉄道路線では唯一東京都域外に存在する駅である。
歴史
- 1935年(昭和10年)9月1日 - 総武本線の本八幡駅が開業[2]。駅名の由来は所在地となる町名からだが、元から「本八幡」というのがあったわけでなく、何故そうなったのかは真相不明だという。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[2]。
- 1989年(平成元年)3月19日 - 都営地下鉄新宿線の駅が開業[3]。当初は仮設駅として営業していた。
- 1991年(平成3年)9月1日 - 都営地下鉄新宿線の駅の本設駅が開業。同時に京王相模原線からの直通運転区間を大島駅から当駅まで拡大。
- 2001年(平成13年)11月18日 - JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2003年(平成15年)JR駅構内に指定席券売機設置。
- 2003年〜2004年(平成15年~平成16年)駅構内のクイーンズ伊勢丹のリニューアルに伴い、東口の営業時間が始発から終電までに拡大。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 都営地下鉄でICカード「PASMO」の利用が可能となる[広報 1]。
駅構造
JRの駅と都営地下鉄の駅とは、駅ビル(Shapo本八幡)の中にある連絡通路で結ばれている。さらに都営地下鉄の駅は、京成電鉄の京成八幡駅とも地下連絡通路で結ばれている。
JR東日本
JR 本八幡駅 | |
---|---|
もとやわた Moto-Yawata | |
◄JB 27 市川 (2.0 km) (1.6 km) 下総中山 JB 29► | |
所在地 | 千葉県市川市八幡二丁目17-1 |
駅番号 | □JB 28 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 |
総武線(各駅停車) (正式には総武本線) |
キロ程 |
17.4km(東京起点) 千葉から21.8 km |
電報略号 | モタ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
59,143人/日(降車客含まず) -2016年- |
開業年月日 | 1935年(昭和10年)9月1日[2] |
備考 | みどりの窓口 有 |
島式ホーム1面2線を有する高架駅である。みどりの窓口・自動改札機・指定席券売機が設置されている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 総武線(各駅停車) | 西行 | 錦糸町・秋葉原・新宿方面 |
2 | 東行 | 船橋・津田沼・千葉方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
JR北口(2008年2月10日)
-
JR南口(2008年2月10日)
-
改札口(2016年6月18日)
-
ホーム(2016年6月18日)
東京都交通局(都営地下鉄)
東京都交通局 本八幡駅 | |
---|---|
もとやわた Motoyawata | |
◄S 20 篠崎 (2.8km) | |
所在地 | 千葉県市川市八幡二丁目16-13 |
駅番号 | ○S 21 |
所属事業者 | 東京都交通局(都営地下鉄) |
所属路線 | 新宿線 |
キロ程 | 23.5 km(新宿起点) |
電報略号 | 八(駅名略称) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
72,050人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1989年(平成元年)3月19日[3] |
乗換 | 京成八幡駅(京成本線) |
島式ホーム1面2線を有する地下駅である。
開業当初はコンコースの半分がまだ完成しておらず、仮設駅として営業していたが、1991年9月1日にコンコースを拡幅し、本設駅として営業を開始した。
都営地下鉄最東端、かつ東京都外に所在する唯一の駅である。東京都シルバーパスが都外では唯一使用可能。また、都営まるごときっぷ(1日乗車券)など都営交通限定の割引乗車券類を都外で唯一発売している駅でもあり、都営地下鉄を使えるものであれば当駅も乗降が可能である。
馬喰駅務管区本八幡駅務区として、船堀駅 - 篠崎駅間を管理している。
のりば
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1・2 | 都営新宿線 | 神保町・新宿・ 京王線方面 | 新宿駅から 京王線へ直通 (新宿~笹塚駅間は 京王新線へ直通) |
江戸川区内の新宿線各駅と同様に駅シンボルが設置されているが、当駅では市川市の木であるクロマツが飾られている。
かつては、当駅から東京10号線延伸新線(元々は千葉県営鉄道北千葉線)が延伸して新鎌ヶ谷駅方面まで乗り入れる計画が存在していたが、2013年(平成25年)9月に計画が廃止された[4]。現在は、京成バス市川営業所によって、当駅から北総鉄道北総線の大町駅や東松戸駅を結んでいる。
地下通路を介し成田国際空港直通の京成本線京成八幡駅と接続している。地上と改札階を結ぶエレベーターは国道14号を挟んで南北にそれぞれ設置されており、南側のA4b出入口は2010年2月11日に[広報 2]、北側のA4a出入口は2013年7月19日に[広報 3]供用を開始した。
-
都営線とJR線の連絡口付近(2008年2月10日)
-
都営線のJR寄り改札(2003年9月5日)
-
都営線の京成線側改札(2008年2月10日)
-
京成線側入口は京成八幡駅南側出入口と隣接する(2013年9月17日)
-
ホーム(2008年8月2日)
利用状況
- JR東日本 - 2016年度の1日平均乗車人員は59,143人である[利用客数 1]。
- JR東日本全体では79位。最新データでは西隣の快速停車駅の市川駅より1,400人程少ないが、年度によっては市川駅の人数を超えることもある。
- 東京都交通局 - 2015年度の1日平均乗降人員は72,050人(乗車人員 36,225人、降車人員 35,825人)である[利用客数 2]。
- 都営新宿線全21駅の中では森下駅に次ぐ第7位。
近年の1日平均乗降人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 東京都交通局 | |
---|---|---|
1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
2003年(平成15年) | 61,756 | -0.3% |
2004年(平成16年) | 61,549 | -0.3% |
2005年(平成17年) | 61,803 | 0.4% |
2006年(平成18年) | 62,938 | 1.8% |
2007年(平成19年) | 66,262 | 5.3% |
2008年(平成20年) | 67,394 | 1.7% |
2009年(平成21年) | 68,220 | 1.2% |
2010年(平成22年) | 68,498 | 0.4% |
2011年(平成23年) | 66,877 | -2.4% |
2012年(平成24年) | 68,016 | 1.7% |
2013年(平成25年) | 69,258 | 1.8% |
2014年(平成26年) | 69,928 | 1.0% |
2015年(平成27年) | 72,050 | 3.0% |
近年の1日平均乗車人員の推移は下表のとおりである。
年度 | JR東日本 | 東京都交通局 | 出典 |
---|---|---|---|
1990年(平成 | 2年)59,782 | 19,880 | [千葉県統計 1] |
1991年(平成 | 3年)61,325 | 22,670 | [千葉県統計 2] |
1992年(平成 | 4年)62,653 | 25,236 | [千葉県統計 3] |
1993年(平成 | 5年)62,235 | 27,895 | [千葉県統計 4] |
1994年(平成 | 6年)61,463 | 29,588 | [千葉県統計 5] |
1995年(平成 | 7年)60,777 | 29,419 | [千葉県統計 6] |
1996年(平成 | 8年)60,077 | 29,176 | [千葉県統計 7] |
1997年(平成 | 9年)58,589 | 29,189 | [千葉県統計 8] |
1998年(平成10年) | 57,689 | 29,719 | [千葉県統計 9] |
1999年(平成11年) | [JR 1] 56,954 | 29,533 | [千葉県統計 10] |
2000年(平成12年) | [JR 2] 56,875 | 29,917 | [千葉県統計 11] |
2001年(平成13年) | [JR 3] 56,745 | 30,847 | [千葉県統計 12] |
2002年(平成14年) | [JR 4] 56,871 | 31,533 | [千葉県統計 13] |
2003年(平成15年) | [JR 5] 56,938 | 31,438 | [千葉県統計 14] |
2004年(平成16年) | [JR 6] 57,016 | 31,325 | [千葉県統計 15] |
2005年(平成17年) | [JR 7] 57,366 | 31,465 | [千葉県統計 16] |
2006年(平成18年) | [JR 8] 58,105 | 31,964 | [千葉県統計 17] |
2007年(平成19年) | [JR 9] 58,509 | 33,383 | [千葉県統計 18] |
2008年(平成20年) | [JR 10] 58,190 | 33,948 | [千葉県統計 19] |
2009年(平成21年) | [JR 11] 58,066 | 34,326 | [千葉県統計 20] |
2010年(平成22年) | [JR 12] 57,429 | 34,413 | [千葉県統計 21] |
2011年(平成23年) | [JR 13] 56,644 | 33,583 | [千葉県統計 22] |
2012年(平成24年) | [JR 14] 57,348 | 34,194 | [千葉県統計 23] |
2013年(平成25年) | [JR 15] 58,274 | 34,820 | [千葉県統計 24] |
2014年(平成26年) | [JR 16] 57,988 | 35,171 | [千葉県統計 25] |
2015年(平成27年) | [JR 17] 58,835 | 36,225 | [千葉県統計 26] |
2016年 (平成28年) | [JR 18] 59,143 | [千葉県統計 27] |
駅ビル・駅周辺
市川市の行政施設や商業施設が数多く集まる。
JR本八幡駅と京成八幡駅の間は再開発地区に指定されており、再開発が進められている。2013年9月にはこの再開発地区に京成電鉄本社が移転した。
-
南口駅前(2008年2月10日)
-
北口駅前(2008年2月10日)
- Shapo(シャポー)本八幡 - JR駅高架下。
駅周辺
駅
- 京成八幡駅(京成電鉄本線) - 都営新宿線本八幡駅と地下通路を通して連絡しているが、JR東日本の本八幡駅との連絡業務は取り扱っていない。
神社・史跡
企業
- 京成電鉄 本社
- オレンジフードコート 本社
- TDKテクニカルセンター(TDKの技術の中心施設)
- サイゼリヤ1号店教育記念館
行政
市川市
- 市川市役所
- 市川市文化会館
- 市川市八幡市民会館(全日警ホール)
- 市川市生涯学習センター(メディアパーク市川)
- 市川市中央図書館
- 市川市文学プラザ
- 市川市保健センター
- 市川市消防局
- 市川市東消防署
- いちかわ情報プラザ
千葉県
- 千葉県立現代産業科学館
- 千葉県市川健康福祉センター
- 千葉県市川児童相談所
- 市川公共職業安定所(ハローワーク市川)
学校
郵便局
- 市川郵便局
- 北八幡郵便局
- 市川南八幡郵便局
金融機関
- 三菱東京UFJ銀行
- 三菱UFJ信託銀行 市川八幡支店
- 三井住友銀行 本八幡支店
- みずほ銀行 本八幡支店
- りそな銀行 市川支店
- 千葉銀行
- 本八幡支店
- 本八幡南支店
- 京葉銀行 本八幡支店
- ゆうちょ銀行 市川店(上記の市川郵便局内)
商業施設
バス路線
北口 全て京成バスによる運行である。
- 1番のりば
- 2番のりば
- 本71:鬼越駅経由 市川学園・医療センター入口行(医療センター行きは本数少)
- 本72:八幡六丁目経由 市川学園行(平日のみ・本数少)
- 本73:ニッケコルトンプラザ・鬼越駅経由 市川学園行
- 本73:ニッケコルトンプラザ・鬼越駅・市川学園経由 医療センター入口行(夕方のみ)
- 本74:鬼越駅・市川学園経由 市川学園正門前行
- 本11:八幡六丁目・市川学園経由 市川学園・医療センター入口・霊園入口行
- 本12:八幡六丁目・市川学園・保健医療福祉センター経由 医療センター入口行(平日のみ)
- 本13:八幡六丁目・市川学園・市川大野駅経由 医療センター入口・霊園入口行(土休日は本数少)
- 本14:八幡六丁目・市川学園・市川大野駅経由 市川営業所行
- 本15:八幡六丁目・市川学園・市川大野駅経由 動植物園行(土休日のみ)
南口
駅から約100m程南の場所にあり、全て京成トランジットバスによる運行である。
隣の駅
脚注
注釈
出典
- ^ ローマ字表記はJR東日本と都営地下鉄で異なり、JR東日本は Moto-Yawata、都営地下鉄は Motoyawata である。
- ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、17-19頁。
- ^ a b “一番乗り狙ったマニアも 都営地下鉄新宿線本八幡延伸 午前中の乗車率60%”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (1989年3月20日)
{{cite news}}
: 不明な引数|coauthors=
が空白で指定されています。 (説明)⚠ - ^ “新鎌ケ谷への延伸計画廃止 都営新宿線”. 千葉日報 (千葉日報社). (2013年9月4日)
{{cite news}}
: 不明な引数|coauthors=
が空白で指定されています。 (説明)⚠
広報資料・プレスリリースなど一次資料
- ^ Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)
- ^ 新宿線 本八幡駅 エレベーター供用開始のお知らせ - 東京都交通局 2010年2月11日
- ^ 新宿線 本八幡駅 新出入口オープンのお知らせ - 東京都交通局 2013年7月19日
統計資料
- JR・私鉄の1日平均利用客数
- JR東日本の1999年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(1999年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- JR・私鉄の統計データ
- 千葉県統計年鑑
関連項目
外部リンク