柏崎トルコ文化村

かつて日本の新潟県柏崎市に存在したテーマパーク

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柏崎トルコ文化村(かしわざきとるこぶんかむら)とは、新潟県柏崎市に存在したテーマパークのこと。

概要

  • トルコの民族紹介(ベリーダンスの実演等)や特産品の販売、世界三大料理の一つであるトルコ料理のレストランのほか、子供向けのアトラクションが揃い、毛並みの変わった遊園地として地域からのニーズは高かったものの、新潟県外からの集客は取り込めず、経営状態は改善しないまま行き詰まった。
  • 後に跡地を柏崎市が引き取り、入場料を無料として運営続けることとし地元企業が出資した事業体の下で再出発するものの、2004年に発生した新潟県中越地震などにより入場客は激減、再建を断念し再び閉鎖を余儀なくされている。

歴史

  • 1996年 開業。
  • 1999年10月 メーンバンクの新潟中央銀行が破綻、トルコ文化村は資金繰りが悪化し休業。
  • 2001年5月 整理回収機構(RCC)が新潟中央銀行から資産の買取りを実施。
  • 2002年7月 柏崎市がRCCから土地建物を1億5000万円で買い取り、地元観光業者を中心に出資設立された新会社K・T・Vに、土地を年間400万・建物を無償で貸し付ける形で再オープン。入園料が無料となる。
  • 2004年11月 入場客激減を受け再度閉鎖。
  • 2005年2月 K・T・Vがトルコ文化村の運営断念、累積赤字は約1億5000万円に上る。
  • 2006年1月 土地建物の譲渡先公募をおこなうことを発表。定例記者会見配布資料(PDF 18.1KB)[1]。その際マスコミとの質疑応答で市長は、トルコ大使館を通じて寄贈された物は友好関係維持のために有効に利用されることを公募の選定で考慮する旨を表明。定例記者会見概要(PDF 30.3KB)[2]。民間への売却は仕方がないとしながら、トルコ共和国から寄贈されたケマル・アタチュルクの銅像を含んでの売却に異論があがる。また、前年の閉鎖後、トルコ共和国からの申し出の公文書が2通、発信されているにも関わらず、柏崎市は「受け取っていない」と説明。トルコ大使館と柏崎市のやりとり(PDF 3.92MB)[[3]
  • 同年6月 目的外利用やトルコ共和国との友好関係など、売却に関わる約束事項を第3者にも有効にするための買戻し特約の登記を行うと柏崎市が各議員に通知し、売却についての議案可決を促す。
  • 同年6月 市議会において、トルコ文化村売却の議案が審議される。会田柏崎市長はケマル・アタチュルク像がトルコ共和国から贈られたものではないと発言し、撤回(本会議の模様 wmv形式)[4]。審議拒否や意見を付す議員もでるなか、出席議員全員の賛成でトルコ文化村譲渡が承認される。譲渡価格1億4000万円。しかし、議案可決後、登記はできないと内容を撤回。議員からは抗議の声があがり、担当課を含め、関係職員に戒告処分などを行う。
  • 同年9月 トルコ文化村売却に関わる不手際の処分として、市長、助役の給与1か月分10%のカットが市議会において可決。 

外部リンク