森薗政崇
森薗 政崇(もりぞの まさたか、1995年4月5日 - )は、日本の男子卓球選手、俳優。東京都西東京市出身。明治大学卒業。身長160cm[1]、体重50kg[1]。血液型はA型。左シェーク裏裏ドライブ型。ITTF世界ランキング最高位は21位。段級位は7段。ボブソン所属。Tリーグは岡山リベッツ所属。姉は卓球選手の森薗美咲、従妹は森薗美月である[4][5]。
森薗政崇 | ![]() |



(ダブルス最高ランク1位)
2018- 岡山リベッツ

獲得メダル |
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経歴
小学校までは自身の親が経営する美鷹クラブに所属。その後、青森山田中学校・青森山田高等学校、明治大学を卒業。ボブソン所属。Tリーグでは岡山リベッツ所属。
2013年に、全日本ジュニアの部男子シングルスで優勝。
2014年の全日本選手権男子ダブルスでは同じ青森山田高校の後輩である三部航平とペアを組み、決勝で水谷隼・岸川聖也ペアと対戦し勝利。史上2組目となる高校生ペアでの優勝を果たす[6]。 翌年の2015年にも同じく三部航平とペアを組み出場し、決勝は2年連続同じ顔合わせとなった水谷隼・岸川聖也ペアと対戦し勝利。2連覇を達成した[7]。
2015年7月6〜13日、韓国の光州で行われた第28回ユニバーシアード夏季大会男子シングルスで優勝しユニバーシアード卓球競技シングルス種目における日本勢初の金メダルを獲得した。
ポルトガルのリスボンで行われたITTFワールドツアーグランドファイナルの男子ダブルスでは大島祐哉とペアを組み、1996年第1回大会以来初となる日本ペアのグランドファイナル男子ダブルス優勝[8]。
2017年現在2期ぶりにドイツのブンデスリーグでプレーしており前半は結果が振るわなかったが後半は10連勝を上げるなどリーグトップの成績を残した。[9][10]。8月2017年夏季ユニバーシアードでシングルスで前回大会に続き2連覇を達成、大島と組んだダブルスでも優勝、団体準優勝と活躍した。10月の全日本学生総合選手権では、シングルスにおいて前年の世界ジュニア代表の松山祐季、同年の世界選手権代表の田添健汰、全日本選手権2位の吉村和弘を破り2年ぶり3度目の優勝を果たした。
2019年3月、2019年の世界選手権ブダペスト大会の日本代表最終選考会で優勝し初のシングルスの代表権を獲得した。シングルスでは3回戦で敗れ、ダブルスでは大島祐哉とのペアで2回戦、混合ダブルスでは伊藤美誠とのペアで準々決勝敗退した。12月、2020年の世界選手権釜山大会の日本代表最終選考会で優勝し代表権を獲得した。
2019年11月25日 西東京市PR親善大使に任命された。
人物
プロ卓球選手として活動しながらFPC株式会社を立ち上げ、代表取締役社長を務めている。
11歳の時、コブクロの「君という名の翼」という曲のプロモーションビデオに父とともに出演している[11]。
プレースタイル
チキータレシーブから前陣に張り付いて速い打点の両ハンドドライブで攻めていく。股関節が柔らかく、素早いフットワークが特徴である。 左利きの為、ダブルスが得意で大島と組むことが多い。
成績
- 2003年
- 全日本卓球選手権大会(バンビ男子)5位
- 2004年
- 全日本卓球選手権大会(バンビ男子)3位
- 2005年
- 全日本卓球選手権(カブの部)優勝、(ホープス・カブ・バンビの部)ベスト16、(カデットの部)ベスト16
- 東アジアグランプリホープス大会 日本男子Aチーム4位
- 2006年
- 全日本選手権(ホープスの部)3位
- 2007年
- 全日本カデット 優勝
- 全日本ホープス 優勝
- ワールドジュニアサーキット 団体・カデット 準優勝
- 日中交歓卓球大会 男子ダブルス ベスト8
- 東アジアグランプリホープス 準優勝(日本男子Aチーム)
- 2008年
- 全国中学選抜大会 男子団体 優勝
- ハンガリージュニアオープン ジュニア男子団体 優勝
- 平成19年度全日本卓球選手権大会 ジュニア男子シングルス ベスト8
- 全日本卓球選手権大会(カデットの部)ダブルス準優勝
- 全国中学校大会 男子団体 優勝、男子シングルス ベスト8
- 2009年
- 全日本卓球選手権大会(カデットの部) 男子ダブルス 優勝、男子シングルス ベスト8
- 全国中学校大会 男子シングルス 準優勝、男子団体 優勝
- オーストラリアジュニアオープン カデット男子シングルス 優勝、ジュニア男子シングルス 3位、ジュニア男子ダブルス 3位、ジュニア男子団体 3位
- 2010年
- 平成21年度全日本卓球選手権大会 ジュニア男子シングルス ベスト8
- 2011年
- 平成22年度全日本卓球選手権大会 ジュニア男子シングルス ベスト8
- 2012年
- 平成23年度全日本卓球選手権大会 ジュニア男子シングルス ベスト8
- 2013年
- ITTFグローバルジュニアサーキットファイナル ジュニア男子シングルス 優勝
- 平成24年度全日本卓球選手権大会 ジュニア男子シングルス 優勝
- 全国高等学校総合体育大会卓球競技大会 男子シングルス 優勝
- 世界ジュニア 男子シングルス 3位、男子団体 準優勝
- 2014年
- 平成25年度全日本卓球選手権大会 男子ダブルス 優勝(三部航平ペア)
- ITTFワールドツアー チェコオープン 男子ダブルス(大島祐哉ペア)
- 2015年
- 平成26年度全日本卓球選手権大会 男子ダブルス優勝
- 第28回ユニバーシアード光州(韓国)大会 男子シングルス 優勝、男子ダブルス 準優勝、男子団体 準優勝
- ITTFワールドツアー クロアチアオープン 男子ダブルス 優勝(大島祐哉ペア)
- ITTFワールドツアー・グランドファイナル 男子ダブルス 優勝
- 2016年
- ITTFワールドツアー ポーランドオープン 男子ダブルス 優勝(大島祐哉ペア)
- ITTFワールドツアー ドイツオープン 男子ダブルス 優勝(大島祐哉ペア)
- ITTFワールドツアー グランドファイナル 男子ダブルス 準優勝(大島祐哉ペア)
- 2017年
- ITTFワールドツアー インドオープン 男子ダブルス 優勝(大島祐哉ペア)
- ITTFワールドツアー カタールオープン 男子ダブルス 優勝(大島祐哉ペア)
- アジア選手権 混合ダブルス 準優勝(伊藤美誠ペア)
- 世界選手権デュッセルドルフ大会 男子ダブルス 準優勝(大島祐哉ペア)
- 第29回ユニバーシアード台北(台湾)大会 男子シングルス 優勝、男子ダブルス 優勝、男子団体 準優勝
- ITTFワールドツアー グランドファイナル 男子ダブルス 優勝(大島祐哉ペア)
- 2018年
- 平成29年度全日本卓球選手権大会 混合ダブルス 優勝(伊藤美誠ペア)
- ITTFチャレンジシリーズタイオープン 男子シングルス 準優勝
- ITTFワールドツアー 中国オープン 混合ダブルス 準優勝(伊藤美誠ペア)
- 2019年
- 平成30年度全日本卓球選手権大会 混合ダブルス優勝(伊藤美誠ペア)
- 2019年の世界選手権ブダペスト大会の日本代表最終選考会 優勝
- ITTFチャレンジ・パラグアイオープン 男子シングルス 優勝
- 2021年
- 令和3年度全日本卓球選手権大会 男子シングルス 準優勝
Tリーグの成績
年 | 所属チーム | 背番号 | 種目 | 試合数 | 勝利 | 敗戦 | 種目 | 試合数 | 勝利 | 敗戦 |
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2018-19 | 岡山リベッツ | #45 | シングル | 7試合 | 6勝 | 1敗 | ダブルス | 21試合 | 16勝 | 5敗 |
2019-20 | 岡山リベッツ | #45 | シングル | 16試合 | 6勝 | 10敗 | ダブルス | 17試合 | 8勝 | 9敗 |
2020-21 | 岡山リベッツ | #45 | シングル | 12試合 | 7勝 | 5敗 | ダブルス | 17試合 | 7勝 | 10敗 |
受賞
- 上月スポーツ賞(2017年)
脚注
- ^ a b c d 卓球部 世界卓球ダブルス銀・森薗 特別インタビュー「僕の卓球人生、ここが分岐点」…明大スポーツWEB 明大スポーツ-明治大学のスポーツ新聞
- ^ “卓球日本代表・森薗政崇、ジャンクSPORTSに続き家でも「ゾノる」”. Rallys (2020年8月19日). 2021年6月30日閲覧。
- ^ “色々とおもろいな”. 吉田雅己Twitter (2020年9月18日). 2021年6月30日閲覧。
- ^ “卓球・森薗政崇「姉に感銘を受けた」”. Rallys(ラリーズ) (2020年4月10日). 2021年5月29日閲覧。
- ^ “森薗美咲、政崇、美月の壮絶卓球人生。「父は星一徹のように厳しかった」”. sportiva (2018年10月24日). 2021年6月29日閲覧。
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ [3]
- ^ ブンデスL参戦キツいけど成長実感/森薗政崇 - 300人リレーコラム - 五輪コラム : 日刊スポーツ
- ^ 卓球日本代表・森薗政崇がドイツから帰国「メンタル的に成長できた」 : スポーツ報知
- ^ あおもり発・東京五輪への道:/6止 卓球 遅咲きの天才少年/青森 毎日新聞青森県版 2014年1月10日付