おはようパーソナリティ古川昌希です
『おはようパーソナリティ古川昌希です』(おはようパーソナリティふるかわまさきです)は、朝日放送ラジオ(ABCラジオ)で2022年(令和4年)4月1日から毎週金曜日の6:30 - 9:00(JST)に放送中の生ワイド番組。『おはようパーソナリティ』シリーズの第3代に当たる番組の一つ(『おはようパーソナリティ道上洋三です』金曜分の後継番組)で、古川昌希(朝日放送テレビアナウンサー)の冠番組でもある。
おはようパーソナリティ 古川昌希です | |
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愛称 | おはパソ |
ジャンル | ワイド・バラエティ |
放送方式 | 生放送 |
放送期間 | 2022年4月1日 - |
放送時間 | 金曜日 6:30 - 9:00(150分) |
放送局 | 朝日放送ラジオ(ABCラジオ) |
パーソナリティ | 古川昌希 |
出演 | 去来川奈央 |
公式サイト | 公式サイト |
概要
1971年に放送を開始した『おはようパーソナリティ中村鋭一です』、1977年にその後継ぎとして放送を開始した『おはようパーソナリティ道上洋三です』の後継ぎである。
放送開始まで至る流れは上記を参照。小縣裕介がスポーツアナウンサーを兼務することを鑑みてか、当番組では月~木と金曜で分割することとなり[1]、金曜日は古川昌希がメインを担当。アシスタントもそれぞれで分割することとなり、これまで5曜日通しで担当していたオフィスキイワード所属のフリーアナウンサー・いがらしあみは小縣の担当曜日に出演。金曜日は松竹芸能所属タレントの去来川奈央とのコンビで伝統の『おはようパーソナリティ』のタイトルを引き継いで『おはようパーソナリティ古川昌希です』を始めることとなった[1]。また、この編成開始により、『朝も早よから 桂紗綾です』から『岩本・西森の金曜日のパパたち』まで、デイタイムの番組すべてが月~木と金曜日で分割される構成となる。
ちなみに、古川・小縣とも第3代の「おはようパーソナリティ」に当たるが、シリーズ史上初めて月 - 木曜日と金曜日でパーソナリティを分担[1]。小縣が50歳で担当を始めるのに対して、古川は道上と同じく、34歳で「おはようパーソナリティ」の座を継承する。さらに、『 - 道上洋三です』までのシリーズ番組から一転して、「リスナーから寄せられた疑問を放送中に解決する『問題解決型ラジオ』」というコンセプトを『 - 小縣裕介です』と共に打ち出している[2]。
出演者
- 古川昌希(パーソナリティ、朝日放送テレビアナウンサー)[1]
- 愛称は(苗字の古川にちなんで)「ふるぽん」で、「おはようパーソナリティ」には、前任者の道上と同じく34歳で就任。2019年には、朝日放送テレビを含むANN加盟局の優秀なアナウンサーを表彰するANNアナウンサー賞で、第18回の大賞を受賞している。
- 朝日放送テレビでは、『キャスト』(当番組の初回放送日に終了する平日夕方の関西ローカル向け報道・情報番組)で2013年10月28日(月曜日)からサブキャスター(2018年1月から3ヶ月間のみメインキャスター)を最終回(当番組開始2日前の2022年3月30日)まで担当。後継番組の『news おかえり』でも、当番組への出演と並行しながら、初回(4月4日)から平日の全曜日(金曜日は当番組の本番後)にサブキャスター(スタジオ進行)やフィールドキャスターを務める。
- 朝日放送ラジオの生放送番組でも、当番組の放送開始前週(2022年3月26日)まで半年間にわたって『古川音座衛門』(土曜日17時台の音楽番組)のパーソナリティを担当。『おはようパーソナリティ道上洋三です』では、2016年・2017年(いずれも道上の夏季休暇中)と2022年3月1日(火曜日)放送分でパーソナリティ代理を経験していた。
- 愛称は(苗字の古川にちなんで)「ふるぽん」で、「おはようパーソナリティ」には、前任者の道上と同じく34歳で就任。2019年には、朝日放送テレビを含むANN加盟局の優秀なアナウンサーを表彰するANNアナウンサー賞で、第18回の大賞を受賞している。
- 去来川奈央(アシスタント、松竹芸能に所属するフリーアナウンサー)[1]
- 桂紗綾(ニュースキャスター、朝日放送テレビアナウンサー)
- 『おはようパーソナリティ道上洋三です』が放送されていた2019年1月から、金曜日の前枠で『朝も早よから 桂紗綾です』(朝日放送ラジオが自社で制作する生ワイド番組)のパーソナリティを務めながら、本番後に『おはようパーソナリティ』枠内の定時ニュース(7時台・8時台の「ABCニュース」を担当。
- 清水とおる(7時台後半の「ABC天気予報」にのみ出演)
タイムテーブル
コーナーについては、特記しない限り、『おはようパーソナリティ道上洋三です』(『 - 道上洋三です』)の金曜分からスポンサーごと継承。生放送番組のため、コーナーの放送時間を変更したり、コーナーを休止したりすることがある。また、古川/去来川が休演する日の放送では、以下に記す「古川」「去来川」の役割をパーソナリティ/アシスタントの代理者が担当。
6時台
- 6:30 オープニング
- 『おはようパーソナリティ中村鋭一です』(『 - 中村鋭一です』)の時代から、パーソナリティ(○○)による「おはようパーソナリティ、○○です」という番組タイトルの読み上げが挨拶を兼ねている。ちなみに、古川が『 - 道上洋三です』で道上の代役を務めた期間中は、「『おはようパーソナリティ、道上洋三です』。ピンチヒッターの古川昌希です」と名乗っていた。
- 古川は『 - 道上洋三です』のパーソナリティ代理時代から、アシスタントとの間でトークをひとしきり展開した後に、リスナーから募集するメッセージのテーマを決めている。
- 6:40 今日の朝刊
- 放送日に大阪で発行された一般紙朝刊(最終版)の1面(新聞休刊日にはスポーツ紙の即売版と共同通信社の配信記事)から、古川が私見を交えながら注目の記事を取り上げる。当コーナーで伝え切れなかった場合には、7時台のフリーゾーンにまで持ち越す。
- 6:50 「ABC天気予報」
- 基本として、札幌・東京・福岡・大阪の当日の空模様を去来川が紹介。
- 6:53 「おでかけインフォメーション」
- 交通情報全般を扱うコーナー。最初に、朝日放送ラジオの平日生ワイド番組で最も早く、日本道路交通情報センターから担当者が最新の道路情報を伝える。その後で、去来川が当番組のスタジオから関西圏の航空便・鉄道の発着情報を入れる。
- 6:55 「おはよう朝一番」
- 放送開始までにハガキ・電子メール・FAXで届いたリスナーからのメッセージを紹介。
7時台
- 7:00 「おはようメッセージ」
- オープニングで決めたメッセージテーマを改めて告知するとともに、「おはよう朝一番」に続いて、リスナーから寄せられたメッセージから一部を紹介。
- 7:05 「ABCニュース」
- 2019年1月以降の『 - 道上洋三です』に続いて、『朝も早よから 桂紗綾です』パーソナリティの桂が8時台を含めて担当。
- 7:10 「ABC天気予報」
- 6時台と同様に、去来川が天気予報の原稿を読む。
- この時間の天気予報のみ、「今週のお天気ミュージック」として、ヒット曲などのインストゥルメンタル1曲を1週間(『 - 小縣裕介です』と)共通のBGMとして流す。
- 7:13 「ABC交通情報」
- 7:15 フリーゾーン
- 放送日に発行された一般紙朝刊の記事(新聞休刊日にはスポーツ紙の即売版と共同通信社の配信記事)から、気になる話題を1つ取り上げる。
- 7:25 「スポーツの話題」
- 『 - 中村鋭一です』の時代から、日本プロ野球(NPB)のシーズン中で阪神タイガースが前日に組まれていた試合に勝利した場合に、パーソナリティとアシスタントが(代演者を含めて)球団歌の『六甲おろし』を熱唱することで知られるコーナー。「阪神ファン見習い」を自称している古川も、この伝統を引き継ぐ[注釈 1]。『 - 道上洋三です』時代に続いて、淀川製鋼所がこのコーナーを提供。
- 7:40 リスナーからのメッセージ紹介
- 放送日によっては、「スポーツの話題」の続きに充てる。
- 7:50 「ABC交通情報」
- 7:53 「ABC天気予報」
- 『 - 道上洋三です』時代の2009年10月4日(月曜日)放送分から、清水がこの時間にのみ出演。主な放送対象地域である関西地方が異常気象(台風や豪雨など)に見舞われている場合や、放送の時点で異常気象の発生が予想される場合を除いて、放送時点での季節・天気に関する俳句や歳時記の一節を織り交ぜながら当日の気象概況を伝える。
を担当。
- 7:55 「こどもの詩(うた)」
- 『 - 道上洋三です』時代の1982年から放送されているコーナーで、当番組では、小学生から寄せられた作文から毎日1編を去来川が代読。作文を読まれた小学生には、5, 000円分の図書カードと、代読の模様を録音したCDを進呈している。
8時台
- 8:00 「話のダイジェスト」
- 『話題のアンテナ 日本全国8時です』(朝日放送ラジオが加盟するJRNのネットワークセールス番組)の企画ネットによる日替わりの特集コーナーで、同番組のCMのみ放送。
- 8:20 「健康道場」
- 健康に関する話題や情報を取り上げるサンスター単独提供のコーナーで、『 - 道上洋三です』の時代から放送されている。
- 朝日放送ラジオで2014年10月から毎週土曜日の7:00 - 7:30に放送されている『道上洋三の健康道場』は、このコーナーから派生したサンスター単独提供の事前収録番組で、道上の氏名を番組のタイトルに冠したまま2022年4月から伊藤史隆(アナウンサーとしての古川の先輩)をメインパーソナリティ代理に迎えている。
- 8:20 古川・去来川がスタジオから伝えるインフォマーシャル
- 8:30 「ABCニュース」
- 8:35 「ABC天気予報」
- 『 - 道上洋三です』時代の2021年4月1日から牛乳石鹸共進社が単独で提供している関係で、沼光絵理佳(ピアニスト)のアレンジ・ピアノ演奏による「牛乳石鹸のうた」を「お天気ミュージック」に使用。6時台・7時台の前半に続いて、いがらしが天気予報を伝える。
- 8:40 「ABC交通情報」(6時台の「おでかけインフォメーション」と同じ構成)
- 8:45 「話のマーケット」
- 『 - 道上洋三です』で長らく放送されていたものの、最終盤(2021年頃)に休止していたコーナーを復活。実際には、リスナーからのメッセージ紹介やインフォマーシャルに充てる。
- 8:50 「ジャパネットたかたラジオショッピング」
- 『 - 道上洋三です』時代の2011年4月から放送。他のラジオ番組と同様に、ジャパネットたかた本社(長崎県佐世保市)のラジオスタジオから、同社の「MC社員」が中継で出演している。『 - 道上洋三です』の放送末期からは、鹿児島放送(朝日放送テレビと同じテレビ朝日系列のテレビ単営局)のアナウンサーからジャパネットたかたの「MC社員」に転身した馬場雄二が、ラジオ専任のMCとして主に商品の紹介を担当。
- 8:57 エンディング
- 翌週の月曜日に『 - 小縣裕介です』内の「話のダイジェスト」で取り上げる予定のテーマを紹介したうえで、後続番組のパーソナリティ(『横山太一のピカイチ☆ブランチ!』の横山太一)に向けて古川がコメントを残す。
- 横山は古川の先輩アナウンサーで、『おはようコールABC』の最終メインキャスター時代に去来川と毎週金曜日に共演していたほか、2022年4月から『news おかえり』のメインキャスターへ就任。金曜日には、『ピカイチ☆ブランチ!』への本番後に、『news おかえり』で古川と共演する。
- 8:59 番組終了
テーマ曲
- 「クラリネット・ポルカ」
- 『おはようパーソナリティ中村鋭一です』の初回から、『おはようパーソナリティ』シリーズの共通テーマ曲としてオープニングとエンディングに放送。
時刻の告知方法
当番組を含む『おはようパーソナリティ』シリーズは平日早朝の生放送番組であるため、正時(0分)の時報とは別に、7時台に5分単位・8時台に10分単位で時刻を告知している。正時以外の時刻の告知には、サウンドエフェクト(効果音)と合成音声を使用。時刻が7:05の場合には、効果音に続いて、合成音声で「7時、5分。」とだけ伝えている。
効果音は流す季節に応じた素材(カッコウの鳴き声や蒸気機関車の警笛音など)を用いていて、番組の進行にかかかわらず、上記の時刻に差し掛かると強制的に流れるようになっている。そのため、当該時刻でCMを放送していても、CMの音源に効果音と合成音声を重ねる格好で時刻を伝えている。
脚注
注釈
- ^ 実際には劇団四季などのミュージカル作品を鑑賞することが趣味で、「美女と野獣」に使われている『ひとりぼっちの晩餐会』を台詞付きで歌うことを特技に挙げている。もっとも、『おはようパーソナリティ道上洋三です』のパーソナリティ代理を始めるまで、『六甲おろし』を日常生活で歌うことはなかったという。本人によれば、「小学生時代に実家で同居していた祖父が読売ジャイアンツ(巨人)ファン・祖母が阪神ファンで、『阪神と巨人が戦う試合のテレビ中継を祖父と祖母が別々の部屋で見る』という有様だったので、実家で野球について話すこと自体がタブーになっていた」とのことである(当番組放送初日の『日刊スポーツ』大阪本社発行版18ページに掲載された全面特集でのインタビューより)。
出典
- ^ a b c d e “道上洋三アナの後任は小縣裕介、古川昌希両アナ ABCラジオ「おはようパーソナリティ」”. サンケイスポーツ (2022年2月25日). 2022年3月1日閲覧。
- ^ “ABCラジオ春の新番組のお知らせ”. 朝日放送ラジオ (2022年3月23日). 2022年3月24日閲覧。
外部リンク
朝日放送ラジオ 金曜日6:30 - 9:00(おはようパーソナリティ枠) | ||
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