ハヤテのごとく!の登場人物
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ハヤテのごとく!の登場人物(はやてのごとく!のとうじょうじんぶつ)では、漫画『ハヤテのごとく!』に登場する人物(及びそれに類する人間以外のもの)について説明する。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
主人公
綾崎 ハヤテ
- (綾崎 颯、あやさき はやて)主人公、そして“たまにヒロイン”。1988年11月11日生まれのA型。16歳。168cm 57kg 体脂肪率は一桁。
- 両親から一億五千万円の借金を押し付けられ路頭に迷い、営利誘拐しようと三千院ナギに声を掛けたところプロポーズと誤解され、住み込みの執事として雇われる。借金のカタに臓器移植のために内臓を暴力団に狙われていたが、ナギが借金のカタ代わりをした。しかしハヤテが口を滑らせてしまってナギの怒りを買い、正式にハヤテの借金となって返済する羽目になった。現在の借金の総額は約1億5000万円。その詳細は、親の借金が1億5680万4千円、父が滞納していたワタルのレンタルビデオ店の延滞料金が158万円(分割でテープを弁償)。現在の給料では返済に約40年かかる模様。家族(父/瞬、母、兄)はいずれも行方不明。
- 普段はとても温厚な性格でほとんどの人間に対して敬語で話す。しかしその物腰に反して、幼い頃から肉体労働のバイトで体を鍛えてきたので超人的な肉体を持っており、体重300kgのトラを投げ飛ばし、超人である執事とヤクザとの日本刀を持った数十人の連合と戦って生き残ったりできる。回が進むごとにそのバイト遍歴(に付随する笑えない不幸)が次々と明らかになっている。
- とことん運が無く、様々な不幸に巻き込まれ、周りの人間からは『貧相そうな顔』とまで言われる。その反面、意味の無いところで貴重な運を使い果たしてしまう。将来の夢は3LDKに住むこと。都立潮見高校の1年生だったが、授業料の返金目当てに退学させられた。現在はナギと同じ白皇学園高等部1学年に編入し、1年7組に在籍したものの、学力的には平均以上だが白皇としてはあと1点で編入試験で一旦は落第しており、期末試験でも落第ギリギリ。人並みの幸せを味わえなかった過去からか傷つきやすく、悪い方向へと考えがちで、自分の居場所がなくなることを過剰に恐れる。しかし喜んだときの振る舞いはかなり子供っぽくなる。
- 男性としての容姿は『微妙』と評される。しかし女顔と言われ、女性陣からは悪乗りでメイド服を着せられたりネコミミを付けさせられたりとたびたび女装させられる。その姿は少女にしか見えないほど可愛らしく、クラウスや虎鉄やタマが一目ぼれするほど。また、伊澄が封印していたが咲夜が解き放ってしまったヒナ人形の呪いでも女装させられた。作中ではキャラの想像上でも何度も女装姿が描かれ、単行本の特典であるポストカードなどにも女装した姿が描かれるので、すでに女装はハヤテの個性の一つとなっている。内面も女性的で、執事の仕事の中でも家事を特に得意としており、料理、洗濯、掃除と何でも完璧にこなす。またバレンタインデーではマリアに手作りのチョコをあげて自覚なしにうれしがる。
- ナギの祖父・三千院帝からもらったペンダントを服の下につけている。掃除等の際にはめ○ん一刻の「PIYO PIYOエプロン」を愛用。(又、このエプロンはハーメルンのバイオリン弾きにも登場している。)何故かアニメや漫画に関する知識が豊富で、ナギとは一晩語り明かせるほど。S○Kで読唇術を習ったというが、精度には難がある。「必殺技ぐらい持ってて当然」という一流の執事を目指すため、苦労の末ついに必殺技を会得したが、後に『Bダッシュアタック』と名前を付けられたものの未だ未完成の自爆技である。また使用時に大きな風が起こるために近くにいる人のスカートがめくれてしまうという欠点を持つ。執事として雇われはしたものの、作品中ではまだ従僕や下級使用人としての仕事しかしていない。
- ゴールデンウィーク中に、ナギ、マリアと共にエーゲ海のミコノス島へバカンスに来た時、過去へタイムスリップしてしまい、当時のナギの命を助けたことがある(連載で2年経つものの本編内時間はまだまだ70日も経っておらず、ゴールデンウィークにはなっていないことでまだ「予定」としてのエピソード)。
対人関係
- その強さと優しい性格から、ナギ以外の数多くの女の子達にも好感を抱かれる。頼りになる年上が好みで、マリアやヒナギクに異性を感じている。
- ナギ
- 恩義として「鬼にも悪魔にも」なり法律すら「どーでもいい」と言うほど尽くす。しかし異性としては全く意識しておらず、ナギから相思相愛と誤解されていることに気付いていない。
- マリア
- 一人前の執事を目指して頑張るハヤテを陰日向に応援し、またその境遇ゆえの孤独をハヤテに励まされたりと、二人は人知れず無自覚に少しずつだが関係を深めつつある。他の各ヒロインたちがハヤテを巡る騒動を繰り広げる中、ノーマークのダークホース的存在である。伊澄は、ナギにとって自分(伊澄)より身近な人がハヤテに恋心を抱く予感をマリアに話したことがある。
- ヒナギク
- ハヤテと同じく幼い頃に両親が借金を残し失踪している為、ハヤテと交流するにつれ無自覚の内に、ハヤテに惹かれていた。後にハヤテが自身と似た境遇だと知り、その事をハヤテに告白した際にハヤテに励まされた事で、ヒナギク自身がハヤテに対しての恋愛感情を自覚する。ちなみに、ヒナギクはハヤテの好みの女性のタイプのパターンに合っている。ただし年上っぽいが、年上ではなく、ヒナギクの方が数ヶ月若い。
- 西沢さん
- ハヤテに一方的な恋愛感情を持っているが、一度目の告白では振られてしまい、二度目では告白の返答を聞かないままにしている。当初はハヤテに嫌われていると勘違いしていたが、後にハヤテ自身に現状では、異性と付き合う意思がないだけで、ハヤテが西沢自身を嫌っている訳では無い事を知る。
- 伊澄
- 大好きな変身ヒーロー「秋塚さん」が死んでしまったことで似ていたハヤテに好意を抱いていた様子だったが、秋塚さんは生き返ったものの好意は消えなかったことからそれ以上の好感はあったようだ。しかしナギの好いている相手として身を引いている。
- 咲夜
- 当初、ハヤテにはツッコミの相方としてドツキをしていたが、ハヤテの言動に子ども扱いされていると怒ってを風呂に押し倒し胸を押し付けて女である事を示したが、逆にハヤテにたしなめられ赤面する。その後、彼への恋心に目覚めた様子。
- 瀬川 泉
- ハヤテに対してはお友達感覚だが、ハヤテが雪路の社交会デビューの為、告白のお手本に選んだ際や、ハヤテに彼女がいたと聞かされた際に動揺を見せた点からハヤテに脈があるようだ。ハヤテの名前をうろ覚えで『ハヤ太君』と呼んだことから、本名を覚た後もハヤ太と呼んでいる。
- 花菱 美希
- ハヤテのことを特に意識していない。しかしヒナギクからハヤテのことを訊かれる以前から、ハヤテの生い立ちから事細かに調査していた。ヒナギクのハヤテとの接近にはいい気はしていないようだ。ハヤテに昔彼女がいた事に少し動揺する。ハヤテを泉に倣って『ハヤ太君』と呼ぶ。
- 朝風 理沙
- ただの友達といった様子。しかしハヤテに昔彼女がいた事に少し動揺する。ハヤテを泉に倣って『ハヤ太君』と呼ぶ。
- アーたん(仮)
- ハヤテの言うところによると彼女。しかし「16年間彼女がいない」とも言っていたっていたので、実際は『仲のいい女の子の友達』といったところか(あるいは作者のミス)しかも幼稚園の頃。その彼女には、「女の子と本当につきあいたいなら強くなりなさい」「そして誰よりも優しくなりなさい」「更にその子を一生金銭面で苦労させない甲斐性を持ちなさい」の三条件を体に教え込まれ、ハヤテの女性観に絶大な影響を及ぼした。
- 貴嶋 サキ
- 特に異性としては意識していない。と言うか男性恐怖症で近寄られて触れられて思わず避けてしまったことを悪く思っている。
- ワタル
- 伊澄がハヤテに好意を持っていることからハヤテに敵意を剥き出しにし決闘を申し込んだが、わざとハヤテに負けられたことでさらにハヤテに嫌悪した。しかし13歳らしく伊澄の忘れ物のストールの匂いを嗅いでいた事を言い触らそうとしたタマをハヤテが阻止したことで、ハヤテとは和解し今では憧れの対象になっている。
- タマ
- ナギとマリア以外にはぞんざいな態度だったが、現在はハヤテとの仲は良くなっている。
- クラウス
- ハヤテを認めずことあるごとに追い出そうとしている。女装したハヤテに恋心を抱く。海で溺れたハヤテを助けたことがある。
三千院 ナギ
- (三千院 凪、さんぜんいん なぎ)13歳。138cm、29kg。メインヒロイン。1991年12月3日生まれのAB型。三千院財閥の令嬢。
- 両親は事故で他界し、唯一の血縁(直系の血族)は祖父の三千院帝。思い込みが激しく、ハヤテの言葉を誤解して好意を持ち、ハヤテを執事として雇う。わがままだが根は優しく、勉強はできるが絶望的な料理下手で運動音痴で暗所恐怖症という典型的なお嬢様キャラ。負けず嫌いで非常に気が強いが、夜は一人で眠れず、辛いものは食べられない。重度の方向音痴。通学は毎日車であったため、1人で学校に行けない。幼時から英才教育を受けていたため頭は良く、特に経済学に精通しており、白皇学園の飛び級制度で高校一年生になっている。
- 身体能力はスペラ○カーの主人公並みで道力は0.01である。ナギにとって50mは長距離に等しいらしく、マラソン大会の特訓をしても500mを完走できなかった。ハヤテには「スゴく体が柔らかい」とおだてられたが、その時ナギがやった立位体前屈は指先が地面にチョンと触れる程度で、同年齢の女子の記録を大きく下回る。さらに、腹筋は一回もできない。だがその一方で、トップクラスの戦闘力を持つ虎鉄を一蹴りで撃破したり、人形師の霊を一睨みで除霊する等、基礎体力からは想像も出来ないほどの桁外れな攻撃能力を有している。
- 幼い頃から度々営利誘拐の危険に晒されたこともあり、最近では泉の執事の虎鉄の八つ当たりで誘拐されるなど、完全に誘拐属性が身についてしまった模様。だが誘拐されるたびに、その犯人全てにダメだしをするどこまでも強気な性格。流行の最先端HIKIKOMORI傾向の強いインドア派だが、それでも出席日数限度分は登校したり、教会地下迷宮探検に出向く等、割と活動的でもある。働いたら負けかなと思っている。
- 趣味は漫画を読むことと描くことで、非常に漫画に影響されやすく時折漫画から人生哲学を得る。画力はそこそこだが、ストーリーや設定があまりにも独創的で理解されない。伊澄が唯一の理解者。そのため幼少時に伊澄に「結婚してください」と言ったこともある。何度もまんが賞に応募しているが、ことごとく落選である。ゲーム全般、特にネットゲームが好きでゲーム機それぞれに専用部屋があったり(プレステ部屋、ドリキャス部屋など)ムシキング(「許可が下りた」らしいので実名)の筐体を大人買いしたりしている。
- 西沢さんに『七色の声を持つ声優さんが後ろに見える』と評されるほどの歌声の持ち主。なお、『友達』である西沢さんを『泥棒ハムスター』『不法侵入ハムスター』等と呼び、最終的に『ハムスター』で定着した。ヒナギクに(本人に言わせると『ちょっと』)あこがれている。
- 昔、ミコノス島に住んでおり、3人でミコノス島にバカンスに来た時にタイムスリップしたハヤテに命を助けられた経験がある。
マリア
- 一応メインヒロイン。人気がないことをおまけページなどで作者自身のネタにされ、お色気とかでテコ入れするもナギとの人気が開くばかり。周囲がボケキャラ集団であることからツッコミにまわりがちで、物語の司会進行的な役割を担っている。
- 三千院家に仕える有能で美人なハウスメイド。ナギにとってはメイドであり母であり姉であり友達でもある。17歳でO型。158cm、42kg。戸籍上の生年月日は12月24日。クリスマスに、ある教会のマリア像の前で拾われた所からその名がついたという。マリアは両親の名前や自分の本当の名前などは知らないとのこと。しかし名字は内緒と言っているところから未出ながらあるようだ。
- 経歴等は謎の部分が多い。4歳のときから三千院家にいた。日本より海外生活が長い。飛び級で白皇学院に10歳で入学し、生徒会長を2期連続で務め、最優秀生徒に贈られる銀時計を3つ与えられ、3年間成績はぶっちぎりのトップで13歳の時高校を卒業したらしい。1点のところで編入試験を不合格になったハヤテを自分の推薦状で合格させたことから、白皇学院の理事長らに厚い信頼を得ていると思われる。
- 役回りや大人びた物腰により17歳相応として扱ってもらえないことがあり、度々落ち込む。ゲームと名のつくものは全て得意。料理をはじめ家事全般においてハヤテを上回る実力を持つと思われる。しかし地下鉄やカラオケを知らないなど、意外と世間を知らずで、金銭感覚もずれている(たった3日外泊するハヤテに100万円を渡し、使い切れとした)。その後、カラオケがマイブームに。ひっそりと咲く花が好き。ゴキブリが苦手。キレるとすごいオーラを放ちクラウスでも太刀打ち出来ず、ナギのSPからも一目置かれる。「連載が継続しているのは私の力と読者のおかげ」と自分で言ってることもある。
- ハヤテが現れるまで身近に年の近い男の子がおらず、恋愛経験はない。ハヤテとナギの、双方誤解の上に成立している危ういナギの恋模様を見守っている。
- メイドブラックマックスハート
- マラソン大会でハヤテとナギに助太刀する為に、クラウスに言われて正体を隠すための変装。サキのメイドホワイトマックスハートとのコンビで『メイドマックスハート』(二人でキュアキュアと言う事)。しかし、彼女にとっては思い出すだけで屈辱らしく、発案者のクラウスがナギにクビを言い出された時には、賛成に回ったほど。また、その名で「さみしいとやっぱりウサギは死ぬ」という歌を作詞作曲し歌っている。
サブヒロインたち
愛沢 咲夜
- (あいざわ さくや)4月3日生まれの13歳、AB型。身長142cm、体重31kg。父と6人兄弟で母はいない。ナギの親友、というより従姉妹で腐れ縁の女の子。好きなもの得意なことは、お笑い、子供の世話、乗馬。嫌いなもの苦手は、シャレの通じない相手と納豆を食べる生命体。
- ナギや帝とそっくりな目元で三千院家の血縁であることが分かる。兄ギルバート(しかし隠し子)とも似ている。年齢の割にはスタイルはよく、8巻の表紙から胸が大きいことがわかる。ナギと同じくかなりのお金持ちで、いつも巻田、国枝という執事を引き連れている。しかしナギ、伊澄と比べればかなりの庶民派。
- ナギとの付き合いは最も古く、最大の理解者の一人。ナギは咲(連載ではサクだったがコミックスで修正された)と呼ぶ。妹・日向(10歳)、弟・朝斗(10歳)、妹・夕華(8歳)、妹・葉織(4歳)と妹と弟が4人いるので、面倒見がいい。彼女の弟や妹につられてナギも幼い頃は「お姉ちゃん」と呼んでいた。危なっかしいナギを放っておけないが、アドバイスは総じて役に立たないらしく、マリアと比較して「頼りにならない姉」呼ばわりされている。普段はナギよりもフリフリのお嬢様っぽい服を着ている。
- ナギとともに高額な最新の英才教育を受けており、学力は優秀(本人曰く元々とのこと)で料理も上手。白皇学園に飛び級枠で編入する予定だったが3人枠だったため、ナギを登校させる為に親友の伊澄と、伊澄に恋しているワタルに枠を譲った。そのため他の女子校に通っており、モテモテらしい。学校の制服(ブレザー)で登場していることから、学校もしくは自宅は三千院家と近いと思われる。
- 典型的な関西人で笑いに命を懸け、血縁より笑いを優先する。登場当初は、自分のギャグの為なら勝手に器物を壊したり他人の都合を無視してツッコミを入れるキャラだったが、現在では有能でおしとやかな常識人に変わっている。話し言葉は基本的に関西弁だが、時々他の方言や英語も混じる。
- 22億円をかけた豪華客船なクルーザー(安すぎるため、単行本化に際して「(タイタニック号の)映画より金がかかっている」と訂正された。ちなみに映画「タイタニック」の制作費は2億ドル)『"タイ"タニック号』(タイはタイガースのタイ)を所有していたが、テロリストが仕掛けた爆弾によって沈没した。
鷺ノ宮 伊澄
- (さぎのみや いすみ)9月24日生まれのO型。13歳。身長144cm、体重30kg。家族構成は、母、祖母、曾祖母の4人家族。好きなもの得意なことは、料理、裁縫、琴、茶道、書道、華道と、ナギとナギの漫画。嫌いなもの苦手なものは、早口な人の会話とエスカレータ。マリア以上にナギの事を理解している一番の親友。また、ナギの描く漫画を理解できる唯一の人物。
- ナギと同じく飛び級で白皇学園に入学。「スカートはスースーして恥ずかしい」という理由で、白皇学院にも和装の私服で通っている。一度咲夜にかなり短いスカート付きの服を着せられた(さらに咲夜はその写真を1万円でワタルに売りつけた)。天然でおっとりというよりは少し鈍なところがあり、咲夜のしゃべっていることは、早口な上関西弁なので半分も理解できない。普段はあまり怒らないが、やはり怒る事もあるらしい。ナギに勝るとも劣らない驚異的な方向音痴であり一人ではどこにいくか判らない(と言うより行き先を忘れる)。漫画ではついに、1コマも要さずに迷子になることに成功した。エスカレーターにうまく乗れず、折りたたみ式携帯電話の使い方も知らないほど一般常識に欠ている。
- 一子相伝「術式 八葉」の力を受け継いだ光の巫女で様々な超常的な力をもつ。護符で無数のネズミを追い払うなど陰陽師、ゴーストスィーパー的な要素も見せ、幽霊退治や除霊も行う。また本人の意思にかかわらず筆記試験だと問題を見なくても答えが9割の確率で分かってしまう『鷺ノ宮・脅威のメカニズム』や治癒能力も持つ。本人は「ハンドソープ」(ハンドパワーと言いたいらしい)とごまかしている(バレているが)。ハヤテと咲夜はこの能力を知っているが、小さい頃にナギが暗所を怖がるようになった原因を作ってしまったことがあるため、ナギには絶対に秘密である。最近見せた必殺技は八葉六式・撃破滅却(それを使う際に咲夜をおとりにした。咲夜ハリセンでたたかれたことを根に持っている)。成仏させたくない対象がいると大きな力が使えない。
- ナギの勧めるマンガ、ワタルの言うアニメはよく分からないらしいが、特撮ヒーローに関しては詳しく秋塚さんが好き。好きな怪獣はベ○スター。
- 姓は練馬区の隣にある中野区鷺宮からか。
西沢 歩
- (にしざわ あゆむ)ヒロインの一人。5月15日生まれのA型。とにかく普通で、特徴がないのが特徴の16歳。
- ハヤテが以前通っていた潮見高校の1年生で成績は悪い。筆者曰く「限りなくジム的なキャラ」。実は結構人気がある。語尾に「~かな!?」または「~かな?」を付けるのが口癖。私室にギターケースらしきものがある。私室の絨毯は場合により敷いてあったり無かったりする。おそらく左利き(ハヤテをビンタした手がおそらく左手、自転車のベルが左、ショルダーバッグを左肩から右手に掛けている)。利き足は右足(自転車を手で動かすときの体の位置より)。ワタルのレンタルビデオ店の常連で、弟ともどもワタルとは仲がいい。カラオケでは35点の歌唱力を披露。機械によると、ジャイアン並の歌唱力を持つ。
- 他のヒロインより勝る長所はないが、ハヤテを一途に慕う恋心は誰にも負けない。逢う機会が無くなるとして周囲をはばからずハヤテに告白するが、受け止める資格が無いとして「2次元にしか興味がない」と辞退されてしまう。ハヤテも歩には好ましい感情を持っており、彼女の気持ちを受け止めてあげられない申し訳なさをマリアやヒナギク達に打ち明けている。その後、バレンタインの日にヒナギクの力を借りて再度告白したが、悪い返事を避けるために返事を貰うのを無期限保留している。
- ナギと出会った瞬間に2人とも恋のライバルだと直観した。ハムスターのオーラを持ち、ナギの龍のオーラに食べられそうになって敗退する(通称オーラ対決)。それからというものナギにはハムスター扱いされてしまっている。その後、ハヤテを賭けてカラオケでナギに再挑戦するが、再び負けてしまう(通称歌唱力対決)。二度の戦いを経て、三千院家に普通に出入りするようになった。
- ハヤテの『執事実習』で派遣先に西沢家が偶然にも選ばれた時、不気味がって固辞する家族を押し切って受け入れた。一日執事のハヤテに『お休みのキス』を目をつぶってい頼んだが、目の前にいたタマに唇を奪われてしまった。作者曰く「動物だからファーストキスには入らない」。シスターとタマにより家が全壊するが、その日の出来事を歩は全て夢だと思っている(ナギが弁償した)。
- 歩はヒナギクを憧れ尊敬しており、ヒナギクのハヤテへの恋心を知らず「綾崎くんとの恋を応援する」という約束を信じている。
- この漫画の初期の構想段階からいる一人。バックステージVol.36では名前の振り仮名が『にしざわ あゆみ』になっている。
桂 ヒナギク
- (桂 雛菊、かつら ひなぎく)3月3日生まれのO型。ハヤテやナギと同学年。家族構成は義父、義母、雪路(実姉)。
- 1年生でありながら白皇学院高等部の生徒会長を務め、教師である姉よりも出来がいいと評判。才色兼備で、何事にも努力を惜しまない努力家であり、大抵のものは克服してきたが、極度の高所恐怖症は克服出来ていない。その為、生徒会室のある時計塔から見える絶景を一度しか見たことがなく、マラソン大会自由型の時もこの弱点でハヤテに負けてしまった。ナギ以上の負けず嫌い。
- 剣道部の部長を務め、鷺ノ宮家家宝の名匠正宗作の木刀・正宗を使いこなす。正宗は伊澄に返したが、正宗はヒナギクに懐き勝手にヒナギクの元に来てしまっている。しかし東宮との試合では、剣術よりも無意識に東宮の心の急所を見事に打ち抜く。マラソン大会のコース全部に出るくらい運動好き(第六コースである自由型以外の一年女子コースを全勝)。泉たち三人の、クラス委員としてのあまりにズボラな仕事振りが頭痛の種となっている。スカートの下はスパッツなのでハヤテの前で平気でめくって見せた。
- 5歳の時に両親の失踪(詳細は雪路を参照)がトラウマになり、好きなものは逃げてしまうとして恋愛に臆病になっていた。また、この時の体験が彼女を、責任感・正義感が強く、かなりの家族思いな少女へと変えていった。いつも付けているヘアピンは、貧しい時に実の両親からもらった誕生日プレゼントらしい。そして似た境遇のハヤテに強い関心を持つ。ハヤテは自分の下の名前で呼ぶことを許す唯一の男子生徒となっている。マラソン大会で自由型一位入賞をハヤテに妨害されたことで他人行儀に「綾崎くん」と呼んでいたが、誕生日の時に自分の気持ちに気付いた後は「ハヤテ君」に戻した。また、ハヤテのストライクゾーンに入っている。ハヤテに好意を抱いているが、その気持ちに素直になれず、ツンデレのような一面を見せる(“ツン状態”の時は絶界かA○フィールド、または閉鎖空間のようなものを発生させる)。
- バレンタインには美希をはじめ女子から大量のチョコをもらう。イジメられっ子をイジメていた男子を逆に泣かす、自分の恋より親友の恋を優先させるなど、昔から男より男らしい。西沢さんとは親友になり、ゴールデンウィークに生徒会三人組も世界遺産周遊旅行に出かける予定(未来の出来事)。西沢さんの友情から断れずに高所からの景色を観た。西沢さんのハヤテへの恋を応援を約束をするが、本心との乖離を納得するように自分に言い聞かせていた。
- ナギ曰く「(胸の大きさは私と)似たようなもんだ!」
- 霊感があり、実際旧校舎の中で人魂らしき霊を見た。シャフルナーズの一件を見る限り元ネタになった可能性は低いが、「常習盗賊改め方 ひなぎく見参」の「如月雛菊」に、内面も外見も似ている。
瀬川 泉
- (せがわ いずみ)ハヤテと同じクラスの女の子。6月21日生まれの16歳でA型。
- 学級委員長で美希曰く「いいんちょさんレッド」。生徒会の役員。いつもニコニコ笑っている(たまに怒り顔を見せる事もある)。祖父は日本では超有名な電気メーカーの創始者。花菱美希、朝風理沙とは小学校のころからの仲。苦手なことは嫌いで、それ以外はみんな大好き。よほどのことで落第しそうなぐらい頭が悪く、テスト勉強と称し宿直室で合宿する(風呂まで入っていた)。カレーは激辛。ハヤテをかばおうとして「私もいじめられるのがスキだし」ととっさに言ってしまい、読者の注目を集める。スカートの下はヒナギク同様スパッツで、やはり彼女もハヤテの前で堂々とめくった。生徒会でマラソンに何も出ないとヒナギクと自由型に強制出場させられるのを見越して理沙と共に500メートルに出た。自家の執事の虎鉄と、メイドスタイルのハヤテを見てわくわくする。
- ヒナギクのことを『ヒナちゃん』と呼ぶ。基本的にはみんな『ちゃん』付けで呼ぶ。ハヤテの名前をうろ覚えで『ハヤ太君』と呼んだことから、その後はその名前で呼び、周囲でもハヤ太君が定着する。美希、理沙と比べると、最もハヤテと触れ合う機会が多く、ハヤテが雪路の社交会デビューの為、告白のお手本に選んだ際や、ハヤテに彼女がいたと聞かされた際に動揺を見せた点からハヤテに脈があるようだ。生徒会3人組の中では現在ぶっちぎりの登場回数を誇る。
花菱 美希
- (はなびし みき)ハヤテと同じクラスの女の子。9月9日生まれの16歳でAB型。作者曰くツッコミ要員。
- 副学級委員長でブルー。生徒会の役員。瀬川泉、朝風理沙とは小学校のころからの仲で、三人組の中で一番背が低い。ヒナギクとの縁は、小学生の頃に通っていた塾でイジメられていたのを助けられたことから。ヒナギクの男らしい言葉にいつも惹かれ、ヒナギクのハヤテとの接近にはいい気はしていないようだ。ヒナギクを困らせることを好んで行うが、愛情の裏返しだと思われる。一見クールだが、しゃべれば毒舌。よほどのことで落第しそうなほど頭が悪い。運動嫌い。マラソン自由型のペアとしてヒナギクに出場させられ、序盤こそヒナギクの言葉に支えられつつもあまりのハードさに釣り橋付近で限界に達した。その後釣り橋を渡れないヒナギクのためにわざと参加資格のバラを散らしリタイアする。カレーは甘口。代々政治家の家系で、祖父は内閣総理大臣経験者。その縁を使いかなり緻密な調査を行ない、パーティ開催も得意。ハヤテを泉に倣って『ハヤ太君』と呼び、雪路を『雪路』と呼び捨てにし、ヒナギクの事は『ヒナ』と呼ぶ。
朝風 理沙
- (あさかぜ りさ)ハヤテと同じクラスの女の子。7月13日生まれの16歳でO型。
- 風紀委員でブラック。生徒会の役員。瀬川泉、花菱美希とは小学校からの仲で、三人の中で一番背が高い。結構な神社の娘で巫女。ただし、伊澄のような力はない。陰湿なタイプだが悪い子ではない。よほどのことで落第しそうなほど頭が悪い。カレーは中辛。自己紹介のとき、三番目だったので、「ミナミハルオでございます。」といって美希がらドツキが入った。下ネタの方向に話が行くことが多い。ハヤテを泉や美希に倣って『ハヤ太君』と呼び、雪路を『雪路』と呼び捨てにし、ヒナギクのことは『ヒナ』と呼ぶ。マラソン自由型の強制出場を避けるために泉と共に500メートルに出た。決定的に出番、セリフが少ない。
アーたん(仮)
- ハヤテいわく、幼稚園のころの彼女。「アーたん」はハヤテの回想の中での呼び名。ハヤテに「女の子と付き合う為に必要な三つの資格」を叩き込み、彼の女性観に絶大な影響を与えた。かなり強力かつ素早いキックを放つ。ハヤテの回想からヒナギクいわく、「悪の女王みたいな女」。彼女の登場は時期は未定だが構想はあるようだ。お嬢様の代名詞、縦ロール髪キャラをリザーブしている。
準レギュラーの女性たち
桂 雪路
- (かつら ゆきじ)白皇学院の世界史担当の教師。ヒナギクの姉。11月10日生まれの28歳B型。額にホクロらしき物がある。家族構成は義父、義母、ヒナギク(実妹)。
- 給料の大半が酒に消えているほどの酒好きで、ドンペリはあこがれ。桂家の離れに住んでいたが、毎晩一人で宴会をして五月蝿いので追い出された。借金人生で部屋を借りられず、学校の宿直室に住んでいる。しかし宿直室は意外にも酒瓶が散乱はしていない。嫁き遅れで恋人不在を悩んだが、冷静に考えたら特に欲しくなくそれより酒が好きであることを再確認し、酒を目当てにお見合いパーティーに参加するも呑み過ぎで追い出されている。かなりグータラ且つ減給により万年金欠病に罹っており、ヒナギクをはじめ常に多くの人から借金をしている。
- ハヤテの白皇学院編入試験のとき、自分のことを「美しき世界史教師桂雪路」と自称していた。実際はかなりのグレートティーチャーで教えるのは得意だが、長続きせずに途中で野球になっていることも。生徒からの人望と信頼は厚いが、厚すぎて『先生』と呼ばれることがない。生徒にバカにされると「うるさいうるさいうるさーーい!!」「先生だぞー!! バカにすんなー!!」と魂の叫びを上げる。ハヤテたちのクラス1年7組の担任だったが、牧村志織の赴任により不祥事連発を理由に副担任に降格させられた。
- ちょっとエキセントリックかつ、常にバーサク状態なダメ人間。大人一人を片手で持ち上げ、スター状態のマリオのように人を弾き飛ばしながら走ることができる程の戦闘能力を持つが、ヒナギクには一度もケンカで勝ったことがないらしい。ハヤテと一緒に教会の地下ダンジョンに入ったときは、宝に目が眩んであらゆるトラップにかかった(しかし、ピンピンしている)。
- 18歳時に両親が借金を残して失踪。勝手に出世払いとしてコーヒー豆を強奪するなどし、残されたコーヒーショップで8000万円の借金を苦心して返済した。その後、現在の義父となる小学生時の教師の家に押し掛けてヒナギクと共に引き取られた。しかし、その後遺症か超が付くほどの金の亡者と化してしまった。
- ミルクティーは砂糖三つで、和菓子的なものといっしょに食べる。昔、ギターをやっていたようである。「ナギには胸がない」、「ヒナギクはペッタンコ」と本人に指摘した唯一の人物。また、ハヤテが年上好きであることも見抜いた。
- 同僚の薫先生とは昔からの付き合い。誰も気付かないが、実はヒナギク同様に美人。薫先生には好意を寄せられているが、知った上で雪路は2次元ジゴロと馬鹿にしている。
- 元々は上記の借金返済の話として、別の読切の主人公として考えられていたキャラらしい。
貴嶋 サキ
- (貴嶋 沙希、きじま さき)ワタル付きのメガネっ娘メイド。6月17日生まれのB型。20歳。住まいは東京都台東区の上野の実家だが、ワタルの家に住み込みしている。メイドホワイトマックスハートの正体。
- 一見、有能だが、かなりのドジっ娘。家事全般が苦手であるが、小物作りは得意である。ただし、祖母から教えてもらったデザイン以外はできない。風呂が長い。男性に対して潔白症のきらいがある。無愛想は産まれつきと自ら言っている。
- 常にワタルのことを心配している一方、時に男として頼り甲斐のあるワタルに恋心を抱いている。毎年、バレンタインデーにはワタルにチョコをあげている。他の女の僅かな残り香を嗅ぎ取る程のやきもち焼きでもあり、その為、シスター・ソニアとワタルが話しているのを見ると殺意が沸く。さらに妙齢の女性である自分の飲酒外泊朝帰りを制止してもらえなかったことから当て付けで見合いをしたが、偶然にも見知っている京ノ介だった(二人とも冷や汗)。成人式のお祝いにワタルから20万円の振袖をもらった。母親からはサキちゃんと呼ばれている。
- メイドマックスハート(まっくすはーと)
- 『マラソン自由型』でハヤテとナギのピンチに現れた謎の二人組。登場文句は「弱きを助け 強きをくじく!! 我ら正義の味方!! メイドブラックマックスハート!! お…同じくメイドホワイトマックスハート…」。マリアにそっくりな方がメイドブラックマックスハート。サキにそっくりな方がメイドホワイトマックスハート。「メイドマックスハート」(二人でキュアキュアとの事)らしい。ナギはかっこいいと思ったようで、2人からサインをもらいたがっている。グラサン着用。見た人には「見なかったことにしてほしい」と思っている。気づいた人はツッコミ禁止。しかし、氷室と大河にあっさりと正体をばらす。格好はクラウスの指示。
ソニア・シャフルナーズ
- アレキサンマルコ教会のシスター兼、執事とらのあなの教官だと思われていた人物。当初は名前と所属する教会を偽ってはいたが、一応本物のシスターではあるらしい。(その割にハヤテやヒナギクを本気で殺そうとしていたが)
- ハヤテ曰く「キレーな人」「知的で神聖な感じがする」等、おかっぱ頭と眼鏡が特徴的な、ヒロイン勢に匹敵する美貌の持ち主らしいが、小銭の音に対して敏感に反応したり、電車の中で助けた人からエルメスのティーカップをたかろうとする守銭奴。
- その正体はかつてミコノス島で三千院家の執事(外伝で過去にタイムスリップしたハヤテ)に撃退されたマフィアの娘であり、三千院家に復讐を企んでいた。
- 暴走した雪路に敗れ、ワタルに介抱されて復讐の無意味さを諭された際、7つ年下の彼にときめいてしまった。年の差から最初は気恥ずかしがっていたが、サキを助ける交換条件としてワタルにチューを要求して前払いをされたことから完全に彼に心を奪われ、ビデオレンタルタチバナの常連客となる。その為、サキに殺意を抱かれる様になるが、ソニアの方もサキを邪魔者視している。
- ハヤテを片手で軽々と持ち上げる程の怪力を有し、トンファーを使った対術を操る等、ハヤテや雪路、ヒムロに匹敵する戦闘能力がある模様。
- なお、雑誌連載時及び、バックステージVol.62において『ヒルダ・シャフルナーズ』と呼ばれていたが、単行本化の直前、ヒルダという名のおかっぱ頭で、シスターで、強いキャラが別の漫画で存在することが判明し(その時まで誰からも指摘がなかった)、現在の名前になった。しかし作中ではほとんどの人物から名前ではなく「シスター」と呼ばれている。
牧村志織
- (まきむら しおり)エイトを創った研究所「M.H.E.(ミカド・ハイパー・エナジー)」の人型介護決戦兵器開発主任。
- 一見まともそうだが、おっとりで天然ボケで悪意なく厄災を撒き散らすマッドサイエンティストの体は大人、頭脳は子供な独身だけど恋人と同棲している22歳。作品ロボットに関しては別項を参照。
- 製作した機体の度重なる暴走・破壊を上司に咎められ、科学者にとって大事な「人としての心」を学ぶために母校である白皇学院に教師として赴任してくる。雪路を蹴落とす形でハヤテたちのクラスの担任となり、テストの採点を一瞬で終わらせる頭脳明晰な一面を見せるが、百葉箱を怪しげな機械に改造したりしている。
- 雪路とハヤテの関係を「不純異性交遊」だと勘違いしたり、雪路に押された勢いで自分を押し倒したハヤテにお嫁に行けないと漏らすなど、貞操感覚が常人離れしている。『可愛い映像を合法的に残す』ことを目的とした動画研究会の創設者。しかし、同級生のマリアの成長記録を未来に残すことが牧村の本当の目的だった。
主人公を除く三千院家関係者
- タマ
- 飼い主のナギはなぜか猫だと思っているが大型のホワイトタイガー。クラウス曰く『ホワイトタイガー猫』。初登場の時は凶暴そうな顔をしていたが、時が経つに連れ緩んだ顔になってきた。アフリカでナギに拾われ、贅沢な環境(大トロ、松坂牛、週3でマッサージ)と愛情に囲まれて育ちついには人語を解するようになったが、そのことはハヤテとワタル以外誰も知らない。だが、1巻末のおまけページと、3巻カバー裏漫画内の1コマではナギと会話をした。トラでありながら女装したハヤテを見て興奮するなどかなりの女好きで、屋敷に侵入した西沢さんを『本能に従い』舐め回そうとした。熱い風呂を好む江戸っ子を自称している。宅建2級、ボイラー技士の資格を持つ(ちなみに宅建に級は無く、作中ではボイラー「技士」ではなく「技師」になっているため、実在しない資格、または作者のミスであると思われる)ものの、三千院家のボイラー室の修理に失敗し、完膚なきまで破壊したことがある。自分からナギを奪った腹黒い黒猫「シラヌイ」に殺意を抱いている。後に読者からアフリカにはトラは生息しないことがの指摘されたが設定はそのままになっている(作者はアフリカにはなんでも生物がいると思っていたらしい)。
- クラウス(倉臼 征史郎、くらうす せいしろう)
- 三千院家の執事長。れっきとした日本人。ナギよりもマリアとの方が付き合いが長い。ナギが寝ているベッドの下から脈略も無く登場したことがあり、神出鬼没。しかし変質者ではなさそう。本当はかなり有能でめちゃくちゃ強い58歳。三千院本家の執事長なのかナギの別宅の専属なのかは不明。お金で物事を解決するのが老人の戦い方だと思っている。カイゼル髭が自慢。ハヤテではなくナギの執事を自分で探すとしている。
- 白野威(しらぬい)
- 額に十文字の傷がある子猫。黒猫だが襟元と額にある十字模様が白い。命名の由来はその時ナギがハマっていたゲームから。黒猫だがちょこっと白いから問題ないらしい。ヒナギクが拾ってきたが、ヒナギクの義母が猫アレルギーだったのでハヤテを介してナギが飼うことになった。一目でナギやヒナギクを虜にし、さらにはナギに種割れさせる程の凶悪な可愛さを持つが、その一方でタマを陥れる程の狡猾さと二面性を持ち合わせる。狩猟の獲物を飼い主に自慢するという猫の性質でマリアの嫌いなゴキブリを捕り見せびらかし、ゴキブリの嫌いなマリアは驚いてハヤテに抱き付いてしまった。その件でマリアは躾をすると言っていたが・・・。
- 三千院 帝(さんぜいん みかど)
- ナギの祖父。三千院財閥の長。石油王。ナギが評するに『ドラゴンクエストIII』のゾーマ、咲夜が評するに落語でいう談志のような存在。但しマリアには弱い。ハヤテに対し、借金返済に費やされる人生の意味を問い、謎のペンダントを与えた。登場したのはその話だけで、それ以降はまったく出ていない。
- また、親戚中に「ナギに泣いて謝らせる事ができた者に三千院家の遺産を全て相続させる」と宣言し、ギルバートに「ハヤテをボコボコにすればナギは泣いて謝る」とけしかけた。しかし、狂言誘拐の際、ハヤテがナギを守るため遺産相続の条件を「ハヤテを倒す」に変更させた。これにより三千院家の財産を狙う者達の矛先はナギからハヤテに向かうことになった。また、三千院帝という名前は、同じサンデーの作品である、らんま1/2でも登場している。
- 姫神(ひめがみ)
- ハヤテの前にいたナギの執事。ナギと仲が良かったようだが、何らかの理由で三千院家から出ていった。ナギとの間に何らかのトラブルがあったとも思われるが詳細は不明。必殺技『三千院奥義』の使い手だが、それがどんな技かは不明。その奥義を使うたびに壁や天井を壊して、マリアが修理していたらしい。
- ナギのSPのみなさん
- ナギの身辺警護に当たる人々。みな黒服の大男だが、役に立たないことが多い。
ナギとハヤテの友人たち
- 橘 ワタル(橘 亘、たちばな わたる)
- クチは悪いが熱血少年。8月30日生まれのAB型。13歳。母親は30歳ととても若く、出生にエピソードがあるようだ。
- 財閥の御曹司で、性格が悪そうに登場したが、実はものすごく勉強家かつ努力家で、根は優しい。橘財閥エンターテインメント部門『レンタルビデオタチバナ新宿本店』の店長を務めている。しかしその財閥は凋落しており、店はグループ企業で最後の生き残り。図星を突かれると否定するのに咄嗟に口汚く反論してしまう癖がある。ナギと違って交友関係が広い。
- ナギの許婚ではあるが、それはナギの財産目当てに親が決めたことで、ナギとの婚約を破棄するために、三千院家なんか目じゃない財産を築こうと努力している。ナギとはいつも口喧嘩ばかりしているが、ナギは出来の悪い弟として気を掛けられている。アニメなどに関しては非常にうるさく「ナギに貸して自慢する」ためにヤシガニ(地上波放映版)、ウルトラセブンの第12話などの(マニアにとっての)希少ビデオを集めている。
- 生きることは戦いとし、一年中不機嫌そうな顔をしている。無理して飛び級したので、退学させられないよう猛勉強をしている。その割にヒナ祭り祭りを「赤点で退学する奴の最後のイベント」とあっさり言ってのけた。また、店番中にしばしばNewsweekなど英字雑誌を読んでいるが英語の勉強の一環でもある。「年上女殺し」や、「全五十二話のアニメ一気鑑賞」という担当に「主人公よりスゴい」と言わしめた必殺技 (?) を持つ。
- 女性には愛想が良いうえに独占欲も強く、知らず知らずの内に泥沼の三角関係自爆フラグを立てまくっている。ただし、ワタルに対し好意を抱いているのはサキとソニアの二人だけである。
- 対人関係
- 伊澄
- 好意を強く抱いている。伊澄と同じ学校に通うため無理して飛び級で白皇学園高等部を受験した。しかし面向かうと舞い上がって告白できていない。伊澄の忘れ物のストールを見付けたが、思春期の少年のありがちなおいを嗅ぐという行動をした。90話でハヤテにナギへの好意を誤解し指摘されて『俺は伊澄が好きなんだから!!」を否定したが、それを聞いてしまった伊澄本人には冗談だったと誤魔化す『ヘタレ』。
- 咲夜
- 白皇の飛び級入学枠を咲夜から譲って貰い、それで頭が上がらず咲夜に時々からかわれる。しかし入学の合格通知は真っ先に咲夜に報告した。
- サキ
- とても大事に思っている。しかし外泊朝帰りを止めて貰おうと電話したサキに逆に静かに寝られると言ったものの、それがきっかけとしたサキの見合いには心穏やかではなく、見合いの先を尾行して店に連れて帰った。
- シスター・ソニア
- 教会地下ダンジョン探検でナギに復讐を企てていたソニアに優しさを見せ、20才というかなり年上のソニアに好意を持たれる。誘拐されたサキの救出をソニアに要請し、交換条件にチューを要求されたが気前よく前払いしたことでさらに惚れられた。
- リィン・レジオスター
- アレキサンマルコ教会の神父だった。自称「秋葉のロード・ブリティッシュ」。
- 趣味で教会の地下に巨大迷宮を作り、そこに数多くのトラップを仕掛けた。しかし、仕掛けた本人がそのトラップにかかり毒を喰らって死亡。亡霊となって迷宮に出没していた。伊澄のかざした除霊札で消されかけ、三途の川を見た。
- 迷宮の消滅後は、ハヤテやヒナギク等の教会地下迷宮探検者にしか見えなくなり、彼等の周囲で助言役を務めている。ただし、ハヤテ等の男性キャラに対しては役に立たない助言しかしないが、ヒナギク等の女性キャラに対しては、逆にとても役に立つ助言をする。徐々に成仏しており、まず額の傷が消えている(作者の描き忘れの弁解)。バレンタインに本命チョコを貰う人は皆死ねばいいと思っている。
- 一条
- 橘家の執事。劇中未登場。
- 西沢 一樹(にしざわ かずき)
- 西沢歩の弟。ワタルの親友。学校は白皇ではない。素直な性格。姉の歩にはカズと呼ばれている。彼女の逆鱗に触れるとサ○゛エさん家みたいに耳をつねられる。
- 一年前に出会った少女に一目惚れし、その少女がナギであることをワタルから教えられる。ワタルの店で再会しデートをしたりして仲よくなる。しかし告白するもハヤテの存在を見せ付けられ振られてしまう。
- 薫 京ノ介(かおる きょうのすけ)
- 28歳。白皇学院の教師。職員室でガンプラを作っている。
- 雪路にナワ○と呼ばれ、「ナワ○じゃねーよ。だったらてめーはキバ○シかよ」と突っ込んだ。白皇学院でハヤテを探す際、「ナワ○はバカだから一人で徳川埋蔵金でも探していれば!?」と、雪路にかなりぞんざいに扱われた。28年間ガンプラ以外に彼女ナシ。生徒の前で、チェリーボーイであることを雪路に暴露される。そのため雪路に殺意を抱いている。雪路曰く『二次元ジゴロ』、又は『ギャルゲー名人』。
- 実は雪路とは幼馴染で、惚れている。その為、見合いはするものの断っている。雪路には『二次元ジゴロ』に興味はないとあっさりフラれているが、雪路は一緒に呑みに行ったりと特別な人と認識していることは確かである。雪路と一緒にマラソン自由型に出たが、賞金の話題はその後ない。
- 冴木 ヒムロ(冴木 氷室、さえき ひむろ)
- 7月4日生まれの17歳でO型。タイガの執事で非常に優秀な執事、のようだ。実は低血圧。
- お金が大好きで、ハヤテのポケットの中に100万円あると見抜いたりもした。マージャンも強い。勝負は一番効率的な勝ち方を選ぶ。何故か木の幹に垂直に立つことができる。
- なぜかいちいちタイガに花吹雪を撒かせる。いくらでもバラの花を出すことができ、それで攻撃もする。初登場時にハヤテのネクタイを奪い、ハヤテから「ネクタイの君」の名を授かるが、拒否。
- マラソン大会ではタイガとペアを組む。
- 大河内 タイガ(大河内 大河、おおこうち たいが)
- 9月29日生まれの10歳でB型。いつもヒムロの後ろで花びらをまき、ヒムロにいいように扱われてるが、それで満足している少年。ヒムロの主人なのに毎朝彼を起こし朝食もつくっているらしい。ヒムロの世話が好き。
- 東宮 康太郎(あずまみや こうたろう)
- 6月24日生まれの16歳でA型。根性無し。困るとドラえもんよろしく野々原を呼ぶが、逆に彼にお仕置きされる。また、性格が拗けていて、しばしば他人を見下したり他人に暴言を吐いたりする。そのたびに野々原にお仕置きされるが、それにもかかわらず一向に改善の気配が無い。剣道部部員だがヘタクソなので太刀筋がメチャクチャ。部長のヒナギクに惚れているが、ヒナギク曰く「貧弱で泣き虫で情けない」。
- 東宮大弘(あずまみや だいこう)という名前が設定されていたが、名前が大河と似ているとして変更されていた。
- 野々原 楓(ののはら かえで)
- 康太郎の執事。8月12日生まれの18歳でA型。いつも不敵な笑みを浮かべている。超爆裂火冥斬(コミックスでは超爆裂炎冥斬『セーフティーシャッター』)という超必殺技を持つ。康太郎の情けない姿や非紳士的な態度を見ると必殺技を叩き込まずには入られない。
- バックステージVol.41では名前が野々村楓となっている。当初は女執事という設定だったとのこと。偶然なのかBLEACHの市丸ギンに容姿がよく似ている。
- 虎鉄(こてつ)
- 泉の執事。泉の事を「お嬢」と呼ぶ。野々原の知り合い。ナギとは面識がありそうな・・・。
- 泉は超強いと評するほど驚異的身体能力を持つ。普段は時刻表を読んでばかりの鉄道オタク。思い込みがとても激しく、キレるとヤクザになる。その為に全然モテないのだが、それを相手の女に裏切られたと解釈し逆上する。
- ぜぺっどの呪いでメイド姿になったハヤテに一目惚れし交際を申し込むが、泉に男だと知らされて「お前みたいな奴がいるから…戦争がなくならないんだーー!!」と激怒。ハヤテが逃亡したことからナギを拉致してハヤテに決闘を挑む。その後ナギに恋愛対象を外見だけでしか判断できない気持ちの薄っぺらさを諭され改心し、同姓婚が認められているオランダで結婚してくれるようプロポーズするも、ナギに顔面へのハイキックをくらわされ断念。
- 作者によると、物語の核心に近い位置のキャラとのことであるが、現時点では苗字は秘密とのこと。
牧村志織の作ったロボットたち
不足箇所を問われて火力とするなど牧村は基本的に破壊ロボットが好みのようで、どれも破壊を好む。しかし牧村の性格に由来するのかどれも欠陥が多い。しかし徐々に人間に近い外見と言動など完成に近づくという設定が行われている。
- エイト
- 開発中の介護用ロボット。とても短気で、胴体から無数の介護ミサイルを発射するなど、とても介護用には見えない。動作停止は本体に停止コマンドを入力する必要があり、暴走時の緊急停止は破壊とマリアは判断した。ハヤテとの対決に破れ牧村に燃えないゴミとして捨てられたが、自力で復活。再びハヤテを襲撃するも牧村に誤って燃えないゴミとして捨てたことを詫び、粗大ゴミとして捨てられ、騒動が終結。再びナギナギランドの森の妖精に化けてハヤテを襲撃するが、他の妖精らに袋叩きにされる。自分を創った牧村に好意を抱き告白し、現在交際中(ただし牧村が本気かは不明)。
- システムを修正され、ある程度は温厚になったと思われる。胴体正面の番号はシステムのバージョンアップに対応していた。初登場時には「8」、三千院家に復讐に現れたときには「8.1」、遊園地に再び復讐に現れたときには「8.2」、牧村の許に戻ってからはバージョン8.3以降と思われるが、コミックスでの表記は全て「8」で統一された。69話で白皇学院に現れたときはドムのような全高3メートル程のボディだった。
- 少年サンデー誌上では、作者の自画像の代わりに彼の顔が使われている。
- セブン
- 牧村が友人(ギルバート)に頼まれてウトウトしながら1日で作り上げた巨大ロボット。しかし本体はエイトのプロトタイプ、システムもバージョン8.2とエイトの過去のソフトとハードを流用したもので、新規で1日で完成させたわけではない。頭部に『7』という文字が書かれている。腕にはアルファベット数文字が表示されるディスプレイがあり、現在の状況が表示される。しかし(エイト曰く「やさぐれていた」)バージョン8.2は攻撃性に優れ危険であることから制御チップも作られたが、チップを手に持ちエイトとチップについて会話していたものの牧村は入れ忘れていることに全く気付いていなかった。最初はギルバートが操縦していたが、ハヤテに敗北したエイトの記憶が蘇えり復讐を開始するもハヤテの重機関砲に破壊される。
- M12
- アレキサンマルコ教会の地下にあったロボット。シスター・ソニアが三千院家への復讐で使おうとしたが、教会の地下にいた悪霊に乗っ取られた雪路が乗っ取った。しかしナギを守る為にハヤテがとっさに編み出した必殺技で倒された。電源のコンセントを抜くと止まってしまうという弱点があった。
- メカ執事13号
- ナギがハヤテの2004年度3学期の期末試験期間中に試験勉強に専念させていた時に、クラウスがハヤテの代わりとして手配した臨時の執事ロボ。牧村がエイトとのラブラブ生活を完全フィードバックし、自分の担任のクラスの生徒であるハヤテをモデルにした。人間の感情面はほぼ完璧に仕上がっており、爆発オチは有り得ない(作者談)。「天の道を知りクロックアップで人より素早く動ける」と自ら評した。しかしナギは瞬時に牧村作であると見抜き返送を指示、マリアは爆発オチだと看破した。
- 代わりの執事の登場に自分の地位の喪失にハヤテは不安を隠せなかったが、安心した。
- しかし、ナギの漫画の良くない点を指摘するとともに良い点とを評価をし、参考にと本棚の高い場所にあって未読だったNONSTER、プルットウ、○世紀梨(○の部分は不明)を勧める。マリアには、有能さと日ごろの苦労をねぎらうなど共感を得る。これによりナギとマリアに認められるようになった。ナギもしくはハヤテを孤立させることが目的だったようだが、ナギとハヤテの関係が逆に強くなってしまったことで断念する。
- マリアにネコミミを着させる恐るべき話術を持つ。
- 警備8801
- 三千院家に配備されている自動警備ロボット。多数存在する。
外部のキャラクター
- ヒナギクの義母
- ヒナギクと同居している。専業主婦ではないようだ。とある事情で3日間、三千院家に戻れなくなってしまったハヤテを喜んで泊めてあげるなど、心の広い優しい女性。ハヤテを気に入ってしまい、彼を娘の彼氏だと誤解して喜んでいた。ハヤテにネコミミの着用を迫るなど少々困った趣味の持ち主でもある。猫アレルギーの故にヒナギクが拾ってきた捨て猫はマリアが飼うことになった。初登場時はかなり老けていたが、その後ハヤテが泊まりに来た際には顔のしわが目立たなくなり、さらに翌日美容院に行っただけで完全になくなった。その後も登場するたびに若くなり、美少女化が進んでいる。作者曰く初登場時老けて書きすぎたため、これからどんどん若返らせる予定とのこと。一部のファンからは「マリアより若く見える」という声も。
- ギルバート
- 咲夜の腹違いの兄で、隠し子。咲夜も最近まで知らなかった。本人曰く、謎の組織「ラッキークローバーズ」に所属(その直後、即興で考えた空想上の組織であることと、「むろん仮面ライダー55○からのパクリデース!」という事実を認める)。
- 三千院家の財産を手に入れるため、ナギに土下座してまで謝らせようとしたり、ハヤテに対し狂言誘拐を勧めナギを泣かせようとした。しかしどちらもハヤテに敗れ失敗した。カタコトの日本語を喋る。
- 作者の前作『海の勇者ライフセイバーズ』にも登場した。ハヤテに敗れた後、体を鍛えるために水泳を始め、その上ライフセービングに目覚めた彼は、あっという間になんだか分からない怪しい力を手に入れ、主人公『南野宗谷』を倒す為にオーストラリアから送り込まれた刺客、という設定。
- 国枝 (くにえだ)
- 愛沢咲夜の執事。一流で、常に巻田と行動を共にしている。 常に黒服で眼鏡を着用しているが、サングラスの場合もある。巻田と国枝と一括りで扱われるが、国枝は黒髪で短髪の方。
- 巻田 (まきた)
- 愛沢咲夜の執事。一流で、常に国枝と行動を共にしている。髪型はストレート。常に黒服で眼鏡を着用しているが、サングラスの場合もある。眼鏡とサングラスを換えるときは国枝と同時。
- 伊澄の執事たち
- 他と較べて人数が多く、登場するときはたいてい行方不明の伊澄を探している。服装は常に黒服(襟は黒ではない)で眼鏡を着用している。
- 学館組
- 悪徳金融系ヤクザ。チワワをマスコットとしている。
- 親がした借金の取立てとして、臓器を売ってから外国に売り飛ばすためにハヤテを追うこととなった。親に売られたハヤテを同情するが、筋を通す(見逃さない)。その一方で金を払えば客とし、再会したハヤテに対し嫌いでないとも言う。伊澄の執事らに身元不明者として追われていたハヤテを身内としてかばおうとするが、ハヤテが身内ではないと裏切ったことでハヤテに対し執事連と共闘した。
- 2人組誘拐犯
- ナギを誘拐したことでハヤテの執事として雇われるきっかけを作った。兄貴弟といった表現があるが、血縁は不明。犯行動機は、特別読切ではときメモファンド破産が理由だったが、コナミからの抗議により連載では学館組から借金の返済を迫られたことに差し替ええられた。その後、再び資産家を誘拐することにしたが、メイドを雇っているほどお金持ちとしてワタルを誘拐するつもりがサキを誘拐してしまった。シスター・ソニアがサキの救出をしたことで、二人はポリバケツに入れられ自動車は電柱に串刺しにされ炎上と、散々な目に遇った。
- しかしお金に困っての犯行であるが、乗っている車はメルセデス・ベンツにしか見えない。
- デ○ーズ・フリート
- 三千院家の遺産目当てでハヤテを狙っていたシスター・ソニアに借金の棒引きの条件で雇われていた覆面の3人組。咲夜のタイタニックに乗り込み襲撃するも、クラウスら執事にあえなく倒される。しかしタイタニックを爆破沈没させ、任務を遂行しようとした。沈没後の生死は不明。
- フォルテシア・ニース
- アレキサンマルコ教会(ついでに執事とらのあな)の本当のシスター。かなりの高齢。ジャニーズのファンだが、最近ではアトベ様にまで手を出し、テニプリミュージカルにまで出かける神の使いぶりである。伊澄に教会の悪霊の退治を依頼した。
- 人形師ぜぺっど
- お内裏様の姿をしている霊。元は腕の立つ人形職人で、数々のヒナ人形を作り続けてきた。無意識にお内裏様に十二単にしてしまったことから注目を集め、横領が発覚し斬首に処された。女装好きだったがそれは出来ずにいた無念が呪いとなった。呪いは付近で一番運のない人を女装させ、3月3日までに呪いを解かないと一生女装趣味になってしまうという。呪いを解く方法は雛壇のお雛様、つまり付近で一番近い場所の主を倒すこと。
- 雛様が2人いる『呪いの雛人形』に呪いを封印し伊澄の家に保管してあったが、咲夜がお雛様を壊してしまったことで封印が解けて、ハヤテが呪いが掛かってしまった。しかし呪いを解く前に、怒っていたナギにぜぺっどは恐れをなし成仏し(?)呪いは解けててしまった。
ちょい役キャラ
- 坪内たかし
- ハヤテの自転車便のアルバイトで2004年12月24日に届けた荷物の受取人。週刊少年サンデーの編集者で畑健二郎の担当でもある。元は畑がアシスタントをしていた久米田康治の担当で、かってに改蔵の登場人物、坪内地丹のモデル。届け先のバックに描かれている建物は小学館本社ビルに似ているが、付近に地下鉄の神保町駅のA8出入り口が実在するものの、劇中とは違う。
- 橘 円京(たちばな えんきょう)
- ワタルの祖父。故人。橘グループ総帥だった。遺言でワタルをナギの許嫁にすることを決めた。
- 秋塚(あきつか)
- 伊澄の好きな人で、伊澄は秋塚さんと呼んでいる。しかし死亡してしまったことから伊澄は秋塚に似たハヤテに好意を寄せることとなった。しかし秋塚はアニメの変身ヒーローで、アニメの中で生き返っている。
- チャー坊
- 茶色のスズメの雛。白皇学園の後者の木にある巣に両親と共に住んでいる。巣から落ちたことから、ハヤテがヒナギクに出会うきっかけとなった。その直後にカラスに襲撃され親も助けるのをためらっていたがハヤテが追い払った。
- 貴嶋 レイ(きじま れい)
- サキの祖母。伝説のハウスメイド。行方不明になった娘夫婦(実はレイがぼけて忘れているだけで、ずっと上野に住んでいる)を捜すため、サキと一緒に世界を漫遊していたが、サハラ砂漠のど真ん中で命が尽きようとしていたとき橘円京にサキとともに助けられる。大統領暗殺を防ぎ、犯罪捜査にも協力したことがある。サンバイザーを愛用する。漢字表記は不明。
- マスター・ペスト
- ハヤテの天使。容姿はリスに似ていて、女性の着物を纏っている。あるいは必殺技の化身。しかし木刀・正宗のヒナギクに一撃で倒されてしまった。即興でデザインされたキャラクターだが、畑健二郎自身は気に入っているそうだ。ちなみにハヤテの悪魔はごく普通の外見をしている。
- サキの母
- 自宅は上野。サキをサキちゃんと呼んでいる。サキにお見合いを持ち掛ける。出てきたのも後姿など2コマのみで何も設定が無い。今後の出番も多分無い。
- 秋さんと静子さん
- 二人とも女性。サキさんの高校時代の同級生。サキさんが20歳なので20歳だと思われる。髪が長いのが秋さん。短いのが静子さん。彼氏のいないニートという以外「ぶっちゃけ何の設定もない」とは作者の弁。今後の登場予定も無し。
- ふたりに近況を訊かれたサキは逆にニートであることを心配したが、男関係のことだとやり返された。イイ男に相手にされないと男日照りを冷やかされたが、「イイ男には十分相手にされている」と反論してしまった為に、帰して貰えなかった。
- 南野宗谷(みなみのそうや)
- 潮見高校の生徒。第37話・75話に登場。『海の勇者 ライフセイバーズ』の主人公で高校生最速のスイマー。
- 瀬戸美海(せとみつみ)
- 潮見高校の生徒。第75話に登場。『海の勇者ライフセイバーズ』のヒロイン。天然でカナヅチであるが、学力は優秀でライフセイバー志望。容姿はナギによく似ているがツインテールでなくシングルテール。
- アユ
- 潮見高校の生徒。第1話に登場した眼鏡っ子。『海の勇者ライフセイバーズ』にも登場している。
- 聖
- 潮見高校の生徒。第1話に登場したマフラーを纏った女の子。『海の勇者ライフセイバーズ』にも登場している。
単行本にだけ出てくる人物
- オルムズト・ナジャ
- 作者の代理としてコミックスのカバー裏に登場する。作者のデビュー作『神様にRocket Punch!!』のキャラクター。女神だが見た目は羽衣をまとった少女。一度だけデフォルメされていない姿に近い姿で登場した(7巻)。ヒロインの座を狙う。ある程度の願いを叶えてくれるが、かわりに寿命50年分をとられる。単行本1巻9話に1コマだけ目にモザイクをかけた羽衣なしでテレビに登場。カバー裏の漫画では後ろから2コマ目で爆弾発言をし、よくひどい目にあっている(詳細はネットで打ち切りが話題になったため(1巻)、単に作者が安易なお色気を描きたいと言ったため(2巻)、自分をヒロインにと言ったため(4巻)、ワタルのパソコンのHDの中に見られて困る画像が入っているという説明をしたため(5巻)。そのときには必ずロープ、重いもの(大きな石、1トンと書かれた重り、21インチCRTモニター(約20キロ))が出てくる。
- 畑律子 (はた りつこ)
- 茶道家。畑健二郎の母。視力は右眼1.2、左眼1.5。宝塚のファン。よく倒れる。2005年、「熱射病みたいなもの」(畑健二郎談)にかかり救急車で搬送される。2006年、『カイジ』を読んだ。右利き。免許は不所持。単行本のオマケコーナーで「ハヤテのごとく!」の題字を書いている。英語版でも題字を『RITSUKO HATA(MOTHER)』名義で書いている。
- Gくん
- 畑健二郎のスタッフ。畑健二郎と同様に引っ込み思案。顔にGと書いてあり常に冷や汗をかいているだけで特徴なし。質問には全て「別に・・・・・・」と答えるのが特徴。
ナギの漫画の登場人物
「世紀末伝説マジカル☆デストロイ」はナギによる執筆中の未完の漫画である。先輩をハヤテとしてブリトニーはマリアの心境を暗示しているようだ。
- ブリトニー
- マジカル☆デストロイの主人公。一人称は「あっし」。絵柄的にはどう見ても男なのだが、何故か敬称は「ちゃん」の女の子。職業「ごく普通のりっぱなお花屋さん」。出身は魔法王国東中野3丁目。日本刀に形状が酷似した「マジカルステッキ」なる武器を愛用してるが、一度折れてしまった。必殺技は「マジカル全滅ビーム」。ケーキとか超好きで、落ち武者大将軍による砂糖不足により、8次元の世界に旅を決意する。
- ブリトニーは想いを寄せている先輩の妻と親友だった。ブリトニーは先輩を、妻子の元に戻ってしまうのを覚悟で元に戻すか、一緒に旅を続ける為に元の姿に戻さず星のままにしてか、悩んでいる。
- ハヤテの勝手な代筆では、セーラー服の少女花の魔法少女ブリトニーちゃんとして描かれる。花屋はバイト。店を燃やすほどドジ。何故かハヤテの画風は畑健二郎にとても似ている(『ハヤテのごとく!』の画風とは多少違う。本来は知り合いの美少女漫画家に代筆を依頼するつもりだったが、断念し畑自身が描いた)。
- 三途ノ川(さんずのかわ)
- ブリトニーから先輩と呼ばれ想いを寄せられている。しかし、妻子持ちでブリトニーは想いは伝えられていない。悪い魔女に星の形に変えられ、妻は病に、子供はネットゲームで不利になると回線切断する不良になってしまっている。
- 戦闘時にサポートキャラになっていたり、ブリトニーに「あまりなつかないでくれるか?」と言ったり、色々と謎が多い。
- ナギに「男はつれない態度に弱い」と激しく勘違いさせたキャラでもある。(『吼えろペン』のパロディ。)
- 落ち武者大将軍(おちむしゃだいしょうぐん)
- 12次元から現れる。エアーズロックから出てきた無限アリ製造装置で人類を働きアリに変え、世界中の砂糖を集め世界征服を企む。それを見越して先物取引で砂糖を買い占め始める。
- 暗黒落ち武者(あんこくおちむしゃ)
- 落ち武者大将軍のツレ。作者曰く、「名前のモデルは、暗黒大将軍から。」らしいが、どの作品の暗黒大将軍かは不明。
- 星の勇者
- 世界中で砂糖を求め三つ巴の戦いを繰り広げるらしい。
- カマキリ星人
- 地球の石油資源を狙いM2983星雲から攻めてくる。
- 太古の地底アステカ人
- カマキリ星人と戦争になる。
- 序盤の敵
- 自ら「あまり強くない、序盤の敵なので」と宣言する敵。口の中でリスらしき者が操縦している。
- 子猫
- 羽が生えている。色は白と思われる。飛ぶ速さ時速23キロ。走る速さマッハ5。伊澄の共著で登場する。2回登場するが同じ子猫であるかどうかは不明。
- ヘルニアちゃん
- サク曰く「力士マンみたいな敵」。ナギ曰く「マスコット」。幼児期の漫画の登場人物で、マジカル☆デストロイとの関係は不明。(力士マンとは、アニメ版の『キン肉マン』に登場するキャラクターで、原作での名前はウルフマン。)