アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン

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アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン』(ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON、略称:ACFRACVIAC6)は、フロム・ソフトウェアより2023年8月25日に発売されたゲームソフト[1]。「アーマード・コアシリーズ」の一作。

ARMORED CORE VI
FIRES OF RUBICON
ジャンル アクション
対応機種 PlayStation 5
PlayStation 4
Xbox Series X/S
Xbox One
Microsoft WindowsSteam
開発元 フロム・ソフトウェア
運営元 日本の旗 フロム・ソフトウェア
世界の旗 バンダイナムコエンターテインメント
販売元 フロム・ソフトウェア
プロデューサー 小倉康敬
ディレクター 山村優
シナリオ 濱谷和宏
山村優
音楽 星野康太
シリーズ アーマード・コアシリーズ
人数 1人(ストーリー)
2 - 6人(対戦)
最大3人(観戦)
運営開始日 世界の旗 2023年8月25日
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
ESRBT(13歳以上)
PEGI12
ダウンロードコンテンツ あり
テンプレートを表示

対応プラットフォームはPlayStation 5PlayStation 4Xbox Series X/SXbox One・PC(Steam)。日本国外ではバンダイナムコエンターテインメントが販売とサポートを行う。

概要

2022年末開催の「The Game Awards 2022」にて発表された本作は、アーマード・コアシリーズのナンバリング第6作にして通算16作目のタイトルであり、2013年発売の『ARMORED CORE VERDICT DAY』より10年ぶりの新作となる。キャッチコピーは「火を点けろ、燃え残った全てに」(Feed the fire. Let the last cinders burn.)[2]

過去作との直接的なつながりのない、全く新しいストーリーや舞台設定となる[3]

本作は、PlayStation 5PlayStation 4Xbox Series X/SXbox OneSteamのマルチプラットフォームで発売され、PS5版、PS4版、Steam版はパッケージとダウンロード両方で、Xbox Series X/S版、Xbox One版はダウンロード専用で販売されている。

ダウンロード版については、PS5版、PS4版、Xbox Series X/S版、Xbox One版は2023年8月25日0時より提供開始、Steam版は2023年8月25日7時より提供開始された。

ゲームシステム

本作はミッション、アリーナ、トレーニングによって構成される。アリーナの名称は『LR』以来の復活となる。アリーナはミッションの進展次第でランクが解放される。クリア後の2週目以降は「ANALYSIS」が追加され、アリーナでの獲得金額が半分になる。

また、本作はシリーズ初となる最大4K60fpsHDR映像出力、最大1440p60fpsHDR映像出力(Xbox Series S)、最大1080p60fpsHDR映像出力(PS4版、Xbox One版)に対応した作品となる。HDR規格はHDR10に対応。PS4版とXbox One版についてはPS4 Pro Enhanced、Xbox One X Enhancedによる最大4K60fpsHDR映像出力に対応、PS5版、Xbox Series X|S版、Steam版ではVRRとレイトレーシングに対応する。

音声出力は、全バージョン共に7.1chリニアPCM48kHzに対応。ゲーム音声の選択に日本語と英語の切り替えが可能。

本作の新要素を以下に記載する。

ACS(姿勢制御システム) / スタッガー状態
本作に登場する各種機体は、搭載されたACSと呼ばれるオートバランサーによって、攻撃に対して最適な姿勢を取る事でダメージを軽減していると設定されている。これに対し「衝撃力」を持った攻撃を短期間に集中的に浴びせることで機体負荷を蓄積させることができる。機体負荷は無被弾状態を一定時間保つことで徐々に回復するが、僅かにでも被弾すると回復が停止し、ACSに負荷がかかった状態が維持される。
ACSに限界まで機体負荷を与えることで、機体をスタッガー(stagger、「よろけ」の意) と呼ばれる一時的な行動不可状態に追い込むことができる。スタッガー状態は一定期間で回復するものの、それまでは機体に対するすべての武器攻撃が「直撃判定」となり大きなダメージを受ける[4]。スタッガーは敵味方問わず発生し、ACやMTは元より大型兵器にも適用される。
ゲームデザイナーの意図としては、戦いの過程の中でプレイヤーの感情が動く瞬間を作るという狙いがあるとされ[5]、ピンチやチャンスとなる緊迫感のある瞬間がゲーム内で頻繁に発生する。武器によって、実弾武器は距離減衰が大きものの衝撃力が高いが、エネルギー武器は逆に衝撃力が低い、近接武器は制約こそ多いが威力・衝撃力がともに高いなど傾向が異なり、スタッガーに追い込みやすい武装や、スタッガー状態の相手からダメージを奪うのに向いた武装などを組み合わせて装備を選び、運用する必要が生じる。
アサルトブースト
過去シリーズ作に登場した「オーバードブースト」に代わる派生システム[4]。画面奥方向の前方に向かって高速移動しながら、左右に曲がったり上昇・下降することができる。過去作のオーバードブーストと大きく異なる点は、水平方向の高機動回避行動であるクイックブーストとの併用が可能、ターゲットアシスト(後述)との併用によるロックオン対象の自動追尾機能搭載等である。また、デメリットと引き換えの移動手段であったオーバードブーストと異なり[6]、前方への移動距離こそ必要だが高度上昇を効率よく行える他、アサルトブースト中は自分の攻撃による衝撃力が増加し、敵からの攻撃による衝撃力が軽減される[7]、システムアンロックにより追加攻撃でキック攻撃が行えるなど、スタッガーに関する立ち回りで得られるメリットが大きなものとなっている[6]
ターゲットアシストをONにした状態で発動するとロックオンした相手を自動追尾するが、ターゲットアシストを解除することによってロックオン対象を追尾しない、過去作のような使い方が可能となる。アサルトブーストは、大きく2つの使い分けが可能になったことで、高速移動による被弾回避やロックオン対象への高速移動が容易となっている。
ブレードの仕様変更と格闘システム
左腕に装備可能なブレードなどの近接武器は、本作ではそれぞれモーションの異なるものが13種類[5]登場しており、本作では過去作から大きく仕様が変更された。近接武器ごとに決められた回数内での連続攻撃や、攻撃ボタンの長押しによって強化された攻撃を繰り出せるチャージ攻撃が可能となり、ターゲットアシストやアサルトブーストの恩恵も相まって、空中斬りが過去作と比べて容易に出しやすくなっている。また、腕部に何も装備していない状態ではパンチを出すようになり、装備していた射撃武器が弾切れした際にも武器をパージすることで戦闘が継続出来るようになった。
パンチを含む近接武器は、格闘攻撃を出し終えるとオーバーヒート状態となり、一定期間は再攻撃ができなくなる。
パルスシールドの追加
左肩に装備可能な防御装備で、展開する事でダメージや機体負荷を軽減し、攻撃を受ける瞬間に展開すると発動する「イニシャルガード」で更に軽減させる事ができる。
PA干渉
武器のこの数値が高いと、パルスシールドやパルスアーマー、パルスプロテクションに対して早く破壊できるようになる。パルスガンやパルスキャノンなどが高い傾向が強い。
EN系武装の仕様変更
EN属性の武装は、本作では機体のENを消費しない弾数性に変更され、ジェネレーターにはEN系武装の威力を補正するパラメーターが設定された。
二脚タイプ以外の脚部パーツの特性差別化
過去作から登場する脚部パーツのうち逆関節、四脚、タンクタイプに対して、特性の強調や操作の追加が行われている。
逆関節
瞬発力に優れた脚部構造を強調する方向性として、ブースト無しの地上ジャンプ力が飛躍的に向上する。また、地上クイックブースト時は跳躍するような動作に変化し、ブースターパーツを上回る脚部パーツ固有の性能で速度や距離も伸びる。難点はAPや搭載量の低さに加え、他の脚部より衝撃耐性が低い傾向がある。
四脚
追加操作として空中で各脚を展開し、省エネルギー消費で高度を維持するホバリングが可能になった。ホバリング中はクイックブーストが併用可能。空中・ホバリング時、または一部カテゴリ・装備位置で「構え動作」が必要となる武器の影響を受けにくくなる。難点は全体的に高いエネルギー負荷。
タンク
脚部方向の直進速度に特化し、ほぼ全ての武器カテゴリや構え動作を伴う武器の攻撃時の影響を受けなくなる。過去作と違い、上半身が360度旋回可能となっている。下半身の旋回動作が車輪走行に沿ったものとなるため、ブースト移動時は下半身の旋回の影響を受ける。代わりに、クイックブースト時に機体の一部が若干浮き上がるのを利用した「ドリフトターン」で横滑りしながら旋回することが可能であり、小回りの利かなさをフォローする。難点はアサルトブーストを除く、ブーストでの垂直上昇の遅さ。
FCSの仕様変更
本作のFCSは過去作とは異なり、近距離、中距離、遠距離における射撃の命中精度・ロックオン速度を補正する。
OSチューン
仮想空間内で行われる設定の闘技場「アリーナ」を進めることによって発生する成長要素。ACのOSをカスタマイズし、特殊機能の解禁や機体性能の向上、チューン自体のアップデートを行う。チューンにはアリーナで敵ACを撃破する事で得られるOSTチップを消費する。チューンしたOSは費用を払う事で内容をリセット出来る。
種類は「システムアンロック」(機能解放。後述)、 「コアエクステンション」(コア拡張機能。後述)、「アタックコントロール」(攻撃強化。武器種・属性の威力強化やアクセス強化)、「ダメージコントロール」(防御強化。ダメージ軽減およびリペアキット強化)に分けられる。
システムアンロック
アサルトブーストから派生可能な格闘攻撃動作「ブーストキック」、肩武器の代わりに予備の手持ち武器を背面に懸架して持ち替えを可能とする「ウェポンハンガー」、脚部パーツの積載超過を無効化にして出撃でき、不要な武装の手動パージを可能とする「ウェイトコントロール」など、特定操作でのアクションを追加する。全5種。ゲームデザイナーの意図としては、最初からできる操作を制限することで、プレイヤーが慣れるまで操作の情報量を減らすという目的があるとされる[5]。取得することによって戦闘中の自由度が高まる。
コア拡張機能
コアに搭載可能な拡張機能で、1種のみ選択可能。自機を中心に攻撃を行う「アサルトアーマー」、敵弾を軽減する「パルスアーマー」、空間設置型防壁の「パルスプロテクション」、AP限界時に必ず残り1で耐える「ターミナルアーマー」の4種がある。コア拡張機能の各種アーマーは、機体負荷を予防する効果を持つ。
リペアキット
戦闘中に消費したAP(耐久値)を一定量回復する機能で、最大3回まで使用可能。使用時は攻撃が出来ないが、補給シェルパを使用すれば使用回数を回復出来る。また回復量はOSチューンによって増量可能。
ターゲットアシスト
ロックオンターゲットに合わせてカメラが自動追尾する機能。戦闘中にON/OFFを切り替えられる。ONにすることで乱戦中にも目標を見失わず視界に捉え続けることができるが、OFFにした方が移動方向への安定性や照準の追従性能が高くなる[8]。ONにしたままでも手動によるカメラ操作が優先されるので、自動追尾を一時的に解除したり、ロックオン対象を変更したりすることが可能。
オートセーブ機能
本作のゲームデータはオートセーブによるデータ保存となっており、1つのハード機種につきセーブデータは1個である。異なるハード間でのデータコンバートは不可。但し、同じハード間でのバックアップ経由でのデータ移行は可能。また、ミッションにおけるチェックポイント通過後の状態もオートセーブされるが、こちらは一時セーブとなっており、電源が入っている限りは有効だが、ゲーム終了ないし電源を切った場合は一時セーブデータは消去される。尚、自分で作り上げたACは、ゲームデータとは別に機体図面としてデータセーブが可能。
ミッション
本作は複数のミッションで大型のボス敵が待ち構えている。これらのボスはリトライを繰り返して撃破することを前提に、以下の機能が実装されている。
チェックポイント
一部ミッションの途中に設定されたチェックポイント。ミッション中に撃墜された場合、AP、弾薬、リペア回数が全回復した状態で最後に通過したチェックポイントからゲームを再開可能。ゲーム再開前に機体アセンブル変更が可能。ミッション失敗時に最初からやり直す必要が無く、AC戦やボス戦では万全の状態で戦うことが可能である。
補給シェルパ
一部のミッションで道中に設置されている補給用コンテナ。使用した場合、AP、弾薬、リペア回数を全回復でき、パージした武装も再装着される。『ACV』でも同様の機能が実装されていたが、本作では無料で利用が可能な反面、使用はシェルパ一つにつき一回限りとなる。
ミッション離脱による修理費、弾薬費撤廃
修理費と弾薬費の清算はミッションクリア時のみ行い、ミッション失敗時の離脱では修理費と弾薬費の清算は行われない。
情報ログ
ミッション中、マップに点在する残骸にアクセスする事で情報ログと呼ばれるゲーム内資料を入手できる。回収したログはその場で表示されるほか、ガレージで参照することも可能。
ログハント
ミッション中に交戦、或いは特定の条件を達成すると出現する敵機を撃破することで入手可能な戦闘ログ。ログを一定数集めることでオールマインドから報奨としてパーツが支給される。ログハント対象の敵はタグ付けがされており、ロックオンサイトにアイコンが表示される。ミッションを再プレイする際に収集状態を確認可能。
その他
ゲーム起動時の「FROM SOFTWARE」ロゴの後に流れるオープニングムービーが本作では廃止された。初報PVが実質的にオープニングムービーの役割を果たしている。
過去作で実装されていた腕パーツの「腕部積載量」が復活。

設定

世界観

ルビコン3
本作の舞台となる辺境の開発惑星。かつてコーラルの発見により発展したが、そのコーラルによって引き起こされた「アイビスの火」と呼ばれる災害によって、以降半世紀に渡って宙域ごと封鎖された。
現在も惑星封鎖機構によって厳重な監視下に置かれているが、消失したと思われていたコーラルが再確認されたことで企業が封鎖機構を掻い潜って戦力を送り込んでおり、アイビスの火を生き残った現地住民の末裔たちがそれに反発して結成したレジスタンス組織「ルビコン解放戦線」との間で戦闘が散発している。
コーラル
ルビコン3にて発見された新物質。エネルギー資源や情報導体としての利用のほか、ミールワームの飼料向精神薬としても用いられる。アイビスの火で消失したと思われていたが、再発見のリークがあった事で、企業がその利権を求めてルビコン3に戦力を送り込むこととなる。
人類には単なる物質として認識されており、鉱産資源のように扱われているが、正体はルビコン在来の生命体であり、生体物質。一部は変異して人間と同等の知性を持った知的生命体として振る舞う「Cパルス変異波形」が誕生する事がある。地上に流出したコーラルには指向性を持った流れがあり、よりコーラルがある場所へ移動しようとする、鳥や魚の群知能にも似た特性がある。
アイビスの火
半世紀前にルビコン3を中心に発生した大災害。コーラルが原因となって引き起こされたもので、ルビコン3だけでなく周辺星系をも巻き込んで甚大な汚染被害を及ぼした。この事件によってルビコン3の周辺宙域は惑星封鎖機構によって封鎖・監視されることとなる。この「アイビスの火」を生き延びたルビコン3の人々は俗に「灰被り」と呼ばれる。
強化人間
ACの操縦に最適化された改造人間。本作の強化人間はコーラルを使用した第1~第6世代、代替技術を用いた第7世代以降の2種類に分かれ、最新は第10世代となる。旧世代の強化人間は謎の幻聴が聞こえるという副作用があるものの調整で緩和できる。
識別コードは「C○-○○○」と統一されており、C○の部分は強化人間の世代となる。

登場勢力

企業

ベイラム・インダストリー(Balam Industries)
コーラルを求めてルビコンに進駐して来た星外企業のひとつ。ベイラムグループ専属AC部隊として「レッドガン」がある。
シンプルな設計が特徴のACパーツや、実弾系兵装を開発している。
大豊核心工業集団(大丰核心工业集团 / Dafeng Core Industry Corp.)
ベイラム・インダストリーの同盟企業。「樹大枝細」をコンセプトとした重量感のある堅牢な形状のACパーツを開発している。
アーキバス・コーポレーション(Arquebus Corporation)
コーラルを求めてルビコン3に進駐して来た星外企業のひとつ。強化人間部隊として「ヴェスパー」、洗脳施設の「再教育センター」、再教育センターによる洗脳が失敗した者が送られる詳細不明の施設「ファクトリー」が存在する。
流線的なACパーツやEN兵装を開発している。
アーキバス先進開発局(Arquebus Advanced Development Division, Arquebus ADD)
アーキバス社内の部局。スタンニードルランチャーを始め、コンセプトモデルと言えるACパーツや兵装を設計している。
シュナイダー(Schneider)
アーキバス・コーポレーションの系列企業。主に空力性能に特化した軽量なACパーツを開発している。
BAWS(Belius Applied Weapon Systems)
ルビコン星内企業のひとつ。社員はルビコン3の住民(ルビコニアン)で構成されており、ルビコン解放戦線や星外企業どちらにも兵器販売をしている。MTやAC用パーツを製造している。
AC用パーツの名称は松尾芭蕉とその高弟である蕉門十哲の俳人名から由来している。
惑星封鎖によって星外企業との間で技術格差が生じており打開を模索している。各勢力に販売して得られた資金はエルカノに回されている。
エルカノ(Elcano Foundry)
ルビコン星内企業のひとつ。鍛造を専門とする製鉄業から発展し、軽さと強度を両立したACパーツを製造している。ファーロンから技術供与を受ける。
ファーロン・ダイナミクス(Furlong Dynamics)
ミサイルを中心に開発しており、その他にもブースターやFCSを手掛ける星外企業。
ある独立傭兵からは「古狸」と称されており、終盤ではエルカノに技術供与を確約する。
メリニット(Melinite)
爆発物の開発に長けた星外企業。バズーカやグレネードランチャーなどの爆発兵器で知られており「業界の花火職人」の異名を持つ。
タキガワ・ハーモニクス(Takigawa Harmonics)
パルス系兵装の開発に長けた星外企業。パルスブレードやパルスガン、パルスシールドを開発している。
VCPL(Vice and Cohen Plasma Laboratory)
プラズマ兵装の開発に長けた星外企業。プラズマライフルやプラズマミサイルを開発している。

組織

ルビコン解放戦線(Rubicon Liberation Front, RLF)
ルビコニアンによって結成された反星外企業を掲げる武装組織。
サム・ドルマヤンの思想を精神的な支柱とした組織であり、コーラルを神聖視する。
BAWSなどのルビコン系企業の支援を受けて活動しており、交易の要衝を武装化した軍事要塞「壁」や武装採掘艦「ストライダー」を保有する。
ドーザー(Doser)
ルビコンの地表を覆う「グリッド」と呼ばれるメガストラクチャを根城とする武装集団、あるいは武器商人。
名は「Overdoser」の略語で、薬物中毒者を意味する。それが示す通り、構成員には向精神薬としてコーラルを服用するコーラル中毒者が少なからず混じっているとされる。
RaD(Reuse and Development)
ドーザーの一派のひとつ。ベリウス西部のグリッド086を拠点としている。
3年前のシンダー・カーラの加入によって状況が変わり、様々なMTを開発し武装する一大勢力となった。自作MTの販売やAC用パーツの開発も行っている。621が最初に搭乗するAC「LOADER 4」の外装はすべてRaD製である。
ジャンカー・コヨーテス(Junker Coyotes)
ドーザーの最大勢力で、グリッド012を拠点としている。現在の頭目であるオーネスト・ブルートゥはかつてRaDに所属しており、資金と技術を持ち逃げしたためRaDとは敵対関係にある。
惑星封鎖機構(Planetary Closure Administration, PCA)
宇宙政府による軍[9]。ルビコン3及びその周辺宙域を封鎖している。宇宙では衛星砲によってルビコン3に入ろうとする船を迎撃している。星内ではウォッチポイントの警備や現場監査等を行うサブジェクトガード(SG)が展開しており、星内の封鎖域における戦闘を行う勢力に対し即座に沈静化を行う執行部隊が存在する。運用兵器はBAWS製とは異なる独自の軽MTの他、レーザー砲やレールガンで武装した強襲艦、高性能なライト・キャバルリー(LC)、ヘビー・キャバルリー(HC)、エクドロモイなどを用いている。所属する人員は「システム」と呼ばれるAIに判断を仰ぎ、指示通りに任務を遂行する。
ルビコン調査技研(Rubicon III Research Institute)
通称「技研」。かつてルビコン3でコーラルの研究を行っていた組織。アイビスの火で壊滅したが、それ以前に開発された「C兵器」と呼ばれるコーラルを利用した特殊兵器が惑星封鎖機構によって運用される。
過去にはコーラル動力の無人AC(有人操縦は可能だがパイロットの安全は保証してない)、AC用のコーラル兵装を開発していた時期があり、ミッション中の隠しパーツとして入手できる。これらの開発から得た極致が、人型無人兵器「アイビスシリーズ」である。
オールマインド(ALLMIND)
すべての傭兵の支援を行う組織。その起源は謎に包まれている。ルビコンで活動する登録傭兵に対して、トレーニングやアリーナといった戦闘技能の向上や検証が可能な仮想空間上のプログラムや、パーツショップへのアクセスに至るまで様々なサービスを提供している。機体の戦闘データの収集と分析に興味を示しており、ログハント・プログラムでは特定の標的を撃破した者に実験的なACパーツを報酬として与えている[9]。神経工学部門を擁する。
ブランチ(Branch)
4人の傭兵で構成される独立傭兵集団。ルビコン星系で活動するハクティビストの集まり。
構成員は入れ替わり制でアリーナ3位のキングは1人目、シャルトルーズは2人目となっている。621がIDを拝借したレイヴンもブランチ所属である。
オーバーシアー(Overseer)
アイビスの火を教訓として組織された結社。コーラルの動静を監視しており、コーラルが増えすぎることを阻止するため、数十年に渡って活動している。
独立傭兵
特定の企業や組織に属さず、各所からの依頼を遂行する人々。基本的にはオールマインドに登録しており、ライセンスを持つ。アリーナのランクに入らないとまともな依頼すらない模様。

登場人物

同シリーズの例にもれず各キャラクターの容姿が描写されることはなく、基本的に通信機等を介した音声のみでの登場となる。

多くの登場人物は仮想空間で行われる闘技場「アリーナ」でデータ上の敵としても登場し、その際のフレーバーテキストを通して、本編では語り切れなかった人物の背景や人物像を知ることができるようになっている。

主要人物

C4-621 レイヴン(Raven)
主人公(プレイヤーキャラクター)。ハンドラー・ウォルターと共に惑星ルビコン3に密航してきた第4世代の強化人間
物語の冒頭にて独立傭兵の身分を偽造するため、汚染市街で発見したACの残骸から登録番号Rb23、ランクFの「レイヴン」のIDを入手し、以降は独立傭兵レイヴンとして振る舞う。
「ACを操縦するのに必要な機能以外は切り捨てられているため、感情の殆どを失っている」とされ、作中で言葉を発するシーンはない。ゲーム本編では姿が描かれないものの、 前日譚となるストーリートレイラー (PV) [10]では、全身を樹脂テープのようなものに覆われ機械に接続された、性別や容姿を判別できない姿で登場する。
ウォルターからは「莫大な財産を獲得して再手術を受け、普通の人間に戻って失った人生を買い戻す」という目標を与えられており[11][12]、ウォルターからの指示に従う形で、ルビコン3で闘争を繰り広げる各勢力に加勢する。やがては各勢力から、依頼次第で頼もしい味方にも恐るべき敵にもなる、凄腕の傭兵として一目置かれる存在となっていく。ウォルターからは「621」と呼ばれるが、エアや多くの登場人物からは「レイヴン」、レッドガン部隊からは「G13(ガンズ・サーティーン)」のコールサインで、ラスティからは「壁越え」で共に戦った経緯から「戦友」と呼ばれる等、作品の進行に応じて呼び名が増えていく。
搭乗ACは「LOADER 4」がデフォルトの機体名として設定されている。この名前は半角英数字かつ17字以内で変更可。
ハンドラー・ウォルター(Handler Walter)
声 - 坂詰貴之
C4-621を惑星ルビコン3へ送り込んだ男。
621に変わって対外交渉を担う他、作戦行動時にはオペレーターもこなし、621とともにコーラルの密集地である「集積コーラル」を目指す。
621が「駄犬」呼ばわりされた際に反論する、スッラに621が煽られた際に庇うなど、621に対して情のあるような言動が多い。
正体は「アイビスの火」の関係者で、コーラルを危険視しコーラルを根絶することで大災害を未然に防ぐことを目的とする結社「オーバーシアー」の一員。
621には詳しい事情を明かさないながらも、計画の同志、あるいは後継者として導こうとする。
エア(Ayre)
声 - ファイルーズあい
C4-621がある出来事で致死量のコーラルを浴びたのをきっかけに、脳内に「交信」を行ってくるようになった謎の声。「ルビコニアン」を自称し、終盤では自らの目的のため621に協力を依頼する。
ウォルターをはじめとする周囲の人間にその声は届いておらず、621から報告を受けたウォルターは「旧世代の強化人間にありがちな幻聴」と認識している。一方でエアはウォルターたちの声などの621を取り巻く状況を認識できており、621に対して情報収集やハッキング等の支援を担う。通信ではなくコーラルを介した交信でやり取りを行うため、ECMの影響下にあっても彼女とは交流が可能。
正体はコーラルが変異して知性を持った「Cパルス変異波形」の一つ。資源として人類に利用されるコーラルを「同胞」と認識する。コーラルと人類の共存という、ウォルターの目的とは相容れない「願い」を抱いていており、ウォルターたちの計画を知った終盤では621に協力を依頼する。ウォルターたちが危惧する危機を具体的に回避する策については現状まだ分からないものの、将来的には解決方法が見つかるはずとしている[13]
オールマインド(ALLMIND)
声 - 潘めぐみ
「全ての傭兵のための支援システム」を名乗り、傭兵に支援を行う存在。
「オールマインド」は組織名でもあるが、ゲーム中では同じ「オールマインド」を名乗る女性のアナウンスが、傭兵「レイヴン」の名義を引き継いだ621へと接触してくる。ミッションが進むごとにシミュレータ上に用意されたトレーニングやアリーナを開放するナビゲーターのような役割であり、ゲームの2周目以降は作成したAIのデータを統合するという目的でアリーナに新たにシミュレータを追加する。実は独自の目的を持っており、ゲーム本編を2周、3周と繰り返すことで、次第に真の思惑が明かされていく。

ベイラムグループ

専属AC部隊として「レッドガン」を擁し、作中に登場するのは主にこのレッドガンの関係者である。

「G(ガンズ)」で始まるコールサインが与えられたACパイロットのほか、MTパイロット、整備士等から構成されるコールサインを持たないメンバーが存在する。

G1 ミシガン(G1 Michigan)
声 - 佐藤せつじ
レッドガンの総長。搭乗ACは「ライガーテイル」。アリーナランクは02/S。
かつて木星戦争で活躍した伝説的な軍人。ベイラムと競合していたファーロン武装船団の指揮官を務めていたが、ナイルから一杯の酒で説得され、ベイラム入りした。
敵味方から「歩く地獄」と称され、軍人然とした口調で部隊員を厳しく叱りつける厳格な男だが、優れた指揮能力と気配りの細やかさから部隊員からは慕われている。ベイラムのバウンティボードに自身を登録しており、死亡時の懸賞金のうち半分は古巣のファーロンの同僚たちに分け与えられるようにしている。
ウォルターとは旧知の間柄であり、ガリア多重ダムの襲撃に際しては621に空席となったG13のコールサインを貸与する。
G2 ナイル(G2 Nile)
声 - 小松史法
レッドガンの副長。搭乗ACは「ディープダウン」。アリーナランクは07/A。
レッドガンの前身であるベイラム治安維持部隊のリーダーで、突出した検挙率を誇る軍警であった。しかしファーロン武装船団の指揮官であったミシガンを捕らえることはできず、万策尽きて一杯の酒でミシガンを迎え入れた。レッドガンではミシガンを総長とし、自身は副官のポジションに収まった。
G3 五花海(G3 Wu Huahai)
声 - 後藤ヒロキ
レッドガン隊員のひとり。搭乗ACは「鯉龍(リーロン)」。アリーナランクは22/D。
詐欺師であり、彼が開いた「風水薬房」の悪徳商法はベイラム経済圏の市民を蝕むほどになった。その後、ナイルによって叩き潰された。レッドガン入りしてからはヴォルタに商売を教えている。
他の部隊と共にウォッチポイント・アルファの調査をするが、現地の無人兵器による攻撃や、後から追ってきたアーキバスの攻撃でベイラムは劣勢に陥り、アーキバスへ寝返る。
G4 ヴォルタ(G4 Volta)
声 - 江頭宏哉
621とイグアスと共働でガリア多重ダム襲撃を担ったレッドガン隊員。搭乗ACは「キャノンヘッド」。アリーナランクは17/C。
イグアスとは悪友であり、共に喧嘩に明け暮れる日々を送っていたが、ある日ミシガンに喧嘩を売りイグアスと共に鉄拳制裁を受けた。その後、「青少年の健全育成」としてレッドガンで教育を受けることとなる。イグアスと共にミシガンの顔面に一発殴り込んでから抜けるという目標を立てていたが、7年経っても達成される見込みはなく、内心諦めたヴォルタは五花海から商売を学んでいる。
ベイラム主導の「壁越え」作戦で戦死しており、後に621が参加するアーキバスの「壁越え」作戦では、大破した彼の乗機とイグアスに宛てた最期の会話を記録したレポートが発見できる。
G5 イグアス(G5 Iguazu)
声 - 土田大
621とヴォルタと共にガリア多重ダム襲撃を行ったレッドガン隊員。搭乗ACは「ヘッドブリンガー」。アリーナランクは19/D。
博徒だったが大きな賭けに負けて、第四世代強化人間の手術を受けることとなった。ヴォルタとは悪友で、共に喧嘩に明け暮れる日々を送っていたが、ミシガンに喧嘩を売ったことで、顔面が変形するほどの鉄拳制裁を受けた。以降はヴォルタと共にレッドガンで教育を受け、ミシガンに一発食らわせるという目標を立てる。
621のことを「野良犬」と呼び、初対面時には格下扱いして見下していたものの、ガリア多重ダムでの621の活躍を受け、次第にライバル意識を向けるようになる。621とは同じ第四世代強化人間だが、自分と621の間にある強さの違いを実感し、苦しむこととなる。ゲーム1周目では大きな活躍や見せ場もないまま、終盤で621に決闘を挑んで返り討ちにされるやられ役として退場するが、ゲーム本編を2周、3周と繰り返すことで物語上の位置づけが変化し、次第に敵役として大きな存在となっていく。
G6 レッド(G6 Red)
声 - 岡井カツノリ
レッドガンの末席。搭乗ACは「ハーミット」。アリーナランクは27/F。
木星戦争でのミシガンの活躍を報道を通じて見ており、彼に憧れるようになる。貧しいながら兄妹を養いながら訓練を積み重ね、レッドガン入りを果たした。
独立傭兵向けの公示やブリーフィングを担当する。
G7 ハークラー(G7 Hakra)
名前のみ登場。最初のミッションである「密航」で、彼の擱座したACが発見できる。登録番号Rb29。元アリーナランクは22/D。
621が独立傭兵のライセンスを求めてACの残骸を捜索していたところ、彼の機体を見つけるが、企業所属で足がつく可能性を考慮してライセンスの拝借はしなかった。

アーキバスグループ

専属AC部隊として「ヴェスパー」を擁し、そのメンバーはフロイトを除く全員が強化人間で構成されている。また、ベイラムグループ同様、本作に登場するのはAC部隊であるヴェスパーの面々である。

V.I フロイト(V.I Freud)
声 - 沖野晃司
ヴェスパー第1隊長。搭乗ACは「ロックスミス」。アリーナランクは01/S。
アイランド・フォーの動乱で作戦成功率94.7%を記録したエースパイロット。ACを駆り戦うことや戦闘技能を上達させることに快楽を見出している。彼は純粋な人間で、鍛錬の積み重ねによってAC操縦技術を獲得した。
ヴェスパーの第1隊長ではあるものの、組織運営には携わっておらず、スネイルが担当している。彼が駆るロックスミスは基本的にアーキバス系列のフレームを使用するヴェスパー隊のACとしては異例で、敵対企業のベイラム製のフレームも使用している。
V.II スネイル(V.II Snail)
声 - 手塚ヒロミチ
ヴェスパー第2隊長。搭乗ACは「オープンフェイス」。アリーナランクは06/A。
第2隊長ではあるが、第1隊長のフロイトが戦い以外に興味を示さないため、ヴェスパー全体の指揮官として活動している。
第8世代の強化人間だが、新しい術式が普及する度に再手術を繰り返している。その安全性を確認するため、多くの強化人間が死亡していった。
危険な強化手術を生き延びてきたためか、人一倍強いエリート意識を持ち、しばしば621を駄犬と呼び見下す姿勢を崩さない。
V.III オキーフ(V.III O'Keeffe)
声 - 山田浩貴
ヴェスパー第3隊長。搭乗ACは「バレンフラワー」。アリーナランクは12/B。
かつてアイランド・フォーの動乱で諜報活動を担った。第2世代強化人間であったが、脳内コーラルの焼き付きを中和することを条件としてアーキバス情報部門への招聘に応じ、第9世代手術を受けた。フィーカを好む。
V.IV ラスティ(V.IV Rusty)
声 - 加瀬康之
ヴェスパー第4隊長。搭乗ACは「スティールヘイズ」および「スティールヘイズ・オルトゥス」。アリーナランクは09/B。
壁越えで共闘して以降、621を戦いに駆り立てる動機や強さの理由に興味を抱く[14]。621を「戦友」と呼び友好的な態度を取り、ゲーム中で幾度となく共闘、または敵対することとなる。「理由なき強さは危うい」という考えを持つ[14]
シュナイダーの人材公募プログラムで実力を見出され、半年に満たない期間でヴェスパー上位に抜擢された過去に類を見ない経歴を持つ。入隊以前に強化手術を受けたとされ、本人の申告によると第8世代である。狙撃には自信があると自負しており、アイスワーム討伐においてはオーバードレールキャノンによる長距離狙撃を担当し、変則的に動くアイスワーム対し確実に命中させる。
V.V ホーキンス(V.V Hawkins)
声 - 飛田展男
ヴェスパー第5隊長。搭乗ACは「リコンフィグ」。アリーナランクは20/D。
アーキバスの輜重担当でペイターを補佐官としている。第7世代強化人間。強化人間の技術革新を目の当たりにしており、その過程で多くの部下や同僚を失っていった。
V.VI メーテルリンク(V.VI Maeterlinck)
声 - Lynn
ヴェスパー第6隊長。搭乗ACは「インフェクション」。アリーナランクは25/E。
社命に忠実かつ慎重な性格で、安定した戦績を残している。第8世代強化人間。
技研都市では五花海と共にMT部隊を率いて無人兵器と交戦するものの、その最中に621が乱入する。スネイルに何度も応援要請をするものの無視され、五花海と共に撃破される。
V.VII スウィンバーン(V.VII Swinburne)
声 - 越後屋コースケ
ヴェスパー第7隊長。搭乗ACは「ガイダンス」。アリーナランクは23/E。
ヴェスパーの会計責任者。コーラル代替技術を用いた第7世代強化人間。コーラル技術世代からコーラル代替技術世代への移行時には凄惨な事件が多発しており、成否の分からない手術に恐怖心を抱いた彼は、手術が成功した後も猜疑心に満ちた性格になった。
アーキバスが占領下に置いた「壁」で指揮官を務めている。彼と戦闘になるミッションで劣勢に追い込んだ場合、会計責任者としての立場を持ち出して助命を嘆願する。助命を受け入れた場合は生存するものの、ヴェスパーの品位を落としたとして再教育センターへと送られる。
V.VIII ペイター(V.VIII Pater)
声 - 下川凉
ヴェスパー第8隊長。ホーキンスの補佐と傭兵起用を担う。搭乗ACは「デュアルネイチャー」。アリーナランクは16/C。
独立傭兵向けの公示とブリーフィングを行う。最新の第10世代強化人間であり人格が安定しているが、もともとの性格としてたまに無自覚に無遠慮さや共感性の希薄さを見せる。ホーキンスが撃破された際にはホーキンスの死を悼むと同時に、昇進できることを喜ぶ。
選んだミッションによって昇進の度合いが変化するキャラクターで、3周目以降の特定ミッションを遂行すると最大のV.IIIとなる。

ルビコン解放戦線

サム・ドルマヤン(Thumb Dolmayan)
声 - ふくまつ進紗
ルビコン解放戦線の精神的指導者。搭乗ACは「アストヒク」。アリーナランクは04/A。
アイビスの火の生き残りで、軍事教導者かつコーラル神秘主義思想家であり、多くの人々がその思想に共鳴した。解放戦線のメンバーからは「帥父」と呼ばれる。現在は一線を退き、実質的な戦争指導者は重鎮のフラットウェルが務めている。
かつてエアとはまた別のCパルス変異波形であるセリアと「交信」をしており、そのセリアから教わる形でコーラルにまつわる真実を把握している。それゆえ、解放戦線の活動には消極的拒否の姿勢を見せている。
ミドル・フラットウェル(Middle Flatwell)
声 - 藤井隼
ルビコン解放戦線の重鎮であり現在の実質的な戦争指導者。搭乗ACは「ツバサ」。アリーナランクは13/C。
メンバーからは「帥叔」と呼ばれる。密偵として星外企業へ潜伏していた時期があり、シュナイダーの人事部門とは太いパイプを持つとされる。
リング・フレディ(Ring Freddie)
声 - 綿貫竜之介
ルビコン解放戦線のメンバー。搭乗ACは「キャンドルリング」。アリーナランクは21/D。
ドルマヤンに仕える男娼であり、他のメンバーとは一定の距離を置いている。ドルマヤンの精神世界に敬愛し、彼の孤独に寄り添っている。
通常のプレイでは戦闘はなく、あるミッションでスタート地点から本来と違う方向へ進むと待ち伏せされる形で戦闘になる。
インデックス・ダナム(Index Dunham)
声 - 後藤光祐
ルビコン解放戦線のメンバー。搭乗ACは「バーンピカクス」。アリーナランクは28/F。
元はグリッド建造に携わる職工だったが、ドルマヤンの思想に共鳴して解放戦線のゲリラ指導者の一人となった。
ガリア多重ダムの防衛を担い、ダムを襲撃した621、イグアス、ヴォルタと交戦する。
リトル・ツィイー(Little Ziyi)
声 - 泊明日菜
ルビコン解放戦線のメンバー。搭乗ACは「ユエユー」。アリーナランクは24/E。
メンバーからは皆の妹分として可愛がられているが、戦場には似つかわしくない人物とも思われている[15]
「壁越え」作戦の際に多くの仲間が戦死しており、ゲーム1周目では、戦闘後に情報収集を行っていた621を仲間たちの仇と決めつけ、半狂乱となって戦いを挑み、プレイヤーが応戦して撃破するとアーシルに詫びながら最期を遂げる[16]。しかしゲーム2周目以降で選択可能になる、レッドガン部隊と対立してルビコン解放戦線に協力するルートでは、撃破可能な敵ではなくミッションの救出対象の捕虜として登場し、621やアーシルによって救出される[17]
六文銭(Rokumonsen)
声 - 小西克幸
ルビコン解放戦線に身を寄せている独立傭兵。搭乗ACは「シノビ」。アリーナランクは18/D。
餓死寸前だったところをリトル・ツィイーに救われ、彼女への一宿一飯の恩義からルビコン解放戦線の味方となる。
裏社会では名の知れた殺し屋の一人だが、その一方「ニンジャ」「カブキ」などの日本由来の文化に傾倒しており、通信でも時代劇めいた芝居がかった口調で話す。
通常のプレイでは登場せず、あるミッションで特定の行動を取った場合にのみ出現、戦闘となる。
アーシル(Arshile)
声 - 浜田洋平
ルビコン解放戦線のメンバー。独立傭兵への任務の依頼およびブリーフィングを担当する。重要メンバーの救出ミッションでは救出ヘリに搭乗し、ドルマヤンやメッサム、ツィイーの救出にあたる。
メッサム(Messam)
ルビコン解放戦線のメンバー。ベイラムの捕虜となっており、解放戦線による救出対象となるが、救出ヘリが到着した時点で既に死亡していたことが判明する。

ドーザー

シンダー・カーラ("Cinder" Carla)
声 - 下山田綾華
RaDの頭目。搭乗ACは「フルコース」。アリーナランクは11/B。
本編の3年前にハッカーや技術者を引き連れてRaDで頭角を現し、その後半年で組織を牛耳った。
「アイビスの火」事件の生き残りを指す通称である「シンダー(灰被り)」を自称するものの、その「アイビスの火」は半世紀前の出来事であり、その時から生きているにしては異様に若い容姿をしているため、RaDの構成員からは冗談だと思われている。優秀な技術者であり、独自のACやMT、オーバードレールキャノンを開発している一方、「殺しの道具だからこそ、ひとつ笑える必要がある」という特異な設計思想を持ち、時にそれは無人解体重機「スマートクリーナー」や回転移動式MT「トイボックス」の様な破天荒なデザインとして形になる。アリーナにおいても「勝手にランク付けするとは趣味が悪い」として、不正な音声データを仕込んでいる。
ウォルターとは知古の仲であり、目的を同じくする同志。物語の終盤において、621がウォルターに与する場合は協力者となり、エアの願いを聞き入れる場合は敵対者となる。
チャティ・スティック("Chatty" Stick)
声 - 青山穣
RaDの構成員。搭乗ACは「サーカス」。アリーナランクは14/C。
カーラがゼロから製作した人工知能。有事にはサーカスを繰り戦闘に加わるが、普段はカーラの支援に徹する。カーラはある理由から、彼のバックアップは保存していない。
「チャティ(お喋り)」の名を与え、口数が多くなるよう調整もしたカーラの思惑に反し、彼自身は寡黙で必要なことしか口にしない。カーラの突飛な話を聞くことを好み、カーラが楽しそうな様子を見せている時には、621に向けてその旨をメッセージで送る。
インビンシブル・ラミー("Invincible" Rummy)
声 - 佐々木拓真
RaDの構成員。搭乗ACは「マッドスタンプ」。アリーナランクは29/F。
普段はRaDの根城であるグリッド086の門番を任されている。
コーラルドラッグの乱用によって誇大妄想に取り憑かれており「インビンシブル(無敵)」を自称しているが、実際は敗北した翌日には忘れているだけである。
アリーナでは最初に戦える相手として設定されている。
オーネスト・ブルートゥ("Honest" Brute)
声 - 安元洋貴
ジャンカー・コヨーテスの頭目。搭乗ACは「ミルクトゥース」。アリーナランクは08/B。
言動を面白がったカーラによってRaDに拾われたが、後にRaDの資金や技術、カーラが組み立てたACやオーバードレールキャノンを持ち逃げした。こうした経緯から、カーラからは蛇蝎のごとく嫌われている。
ドーザーらしからぬ丁寧な物腰と「オーネスト(正直者)」の名前とは裏腹に重度の虚言癖を備えた人格破綻者。
ゲーム本編中ではレールキャノンを奪還する上での討伐対象として1ミッションでのみ登場する人物だが、その奇矯な台詞回しから、プレイヤーの間では人気のある登場人物[18]

独立傭兵

企業に所属せずに活動するフリーランスのACパイロットの総称。C4-621も独立傭兵のひとりである。

スッラ(Sulla)
声 - 綱島郷太郎
独立傭兵のひとり。搭乗ACは「エンタングル」。アリーナランクは15/C。
成功率が10%に満たないとされた第一世代の強化人間で、長く傭兵として活動してきた老境の独立傭兵。強化人間としての識別名は「C1-249」。ウォルターとは互いに面識がある。
ノーザーク(Nosaac)
声 - 赤坂柾之
ルビコン3に密航してきた独立傭兵のひとり。搭乗ACは「ビタープロミス」。アリーナランクは26/E。
借金をしては踏み倒すことを繰り返しており、債権回収業者や殺し屋に追われている。通常のプレイでは登場せず、ゲーム中ではあるミッションで通常のルートから外れた場所に赴くと潜伏している彼を発見できる。発見した場合、621を債権回収業者と勘違いして襲撃してくる。実際にノーザークを追っていた債権回収者は彼の逃げた先でドーザーに出くわし、死亡していた事が判明する。
コールドコール(Coldcall)
声 - 小柳基
殺し屋を生業とする独立傭兵。搭乗ACは「デッドスレッド」。アリーナランクは10/B。
特定のミッションで621の暗殺を依頼され、襲い掛かってくる。イグアスの事を坊やと呼ぶ。
キング(King)
声 - 木内太郎
ブランチのメンバー。搭乗ACは「アスタークラウン」。アリーナランクは03/S。
作戦成功率は89.6%を誇り、卓越した技量から「完成された傭兵」と呼ばれている。
シャルトルーズ(Chartreuse)
声 - 大地葉
ブランチのメンバー。搭乗ACは「アンバーオックス」。アリーナランクは05/A。
正面突破と火力集中に長けており、「見つめ合うと死ぬ女性傭兵」として知られている。
「レイヴン」(Raven)
ブランチのメンバー。搭乗ACは「ナイトフォール」。
伝説の独立傭兵として名が知られる存在。レイヴンという名前は傭兵の間で受け継がれてきた称号のようなものであるとされる[19]。重大な機密情報をリークして企業をルビコンに呼び込み秩序を乱した元凶として惑星封鎖機構から恨まれており[20]、優先排除対象として追われている。
ゲーム本編では最初のミッションにて、撃破され残骸として打ち捨てられていた機体に残されていたライセンスコードの本来の持ち主として名前が登場する[11]。以降の本編においては、621がルビコンでの身分を偽り独立傭兵として振る舞うために用いる偽名として用いられる。一方、ライセンスコードの本来の持ち主である本物の「Rb23 レイヴン」本人も生存しており、惑星封鎖機構から逃れて潜伏していたものの、中盤で突如として621の前に現れ、自分の名を騙る偽者である621がレイヴンの名を冠するに相応しいかを見極めるため、生死を賭けた決闘を挑んでくる[19]。621と同様に言葉を発することはない。
ゲームのパッケージやキービジュアルとして登場し初回限定版付属フィギュアとして立体化されているACは、この人物の乗機であるナイトフォールで、頭部や武装以外は621の初期機体「LOADER 4」と酷似した構成だが、パイルバンカーやグレネードキャノンといった瞬間火力の高い武装を装備する。
「レイヴン」オペレータ(Raven's Operator)
声 - 園崎未恵
ブランチのメンバー。声を発することがない「レイヴン」の代わりに彼の意志を代弁する。
トーマス・カーク(Thomas Kirk)
名前のみ登場。ライセンス失効済の独立傭兵。登録番号Rb18。元アリーナランク26/E。
汚染市街にて擱座したACが発見できる。621のライセンスとなり得るか確認されたが、ライセンスが失効していたため使用されなかった。
モンキー・ゴード(Monkey Gordo)
名前のみ登場。ランク圏外の独立傭兵。登録番号Rb37。
汚染市街にて擱座したACが発見できる。621のライセンスとなり得るか確認されたが、アリーナランク圏外のため使用されなかった。
ケイト・マークソン(Kate Markson)
声 - 非公開
3周目以降の特定のミッションに登場する女性の独立傭兵。搭乗ACは「トランスクライバー」。アリーナには未登録。
ウォルターを通して621にある依頼を申し込むが、ウォルターはアリーナに登録されていない彼女の存在を怪しみ、カーラに素性の調査を依頼する。

その他

COM
声 - 安元洋貴
システムメッセージを読み上げる機能。戦闘システムの起動やメッセージの受信にC4-621に知らせる。
ナガイ教授(Professor Nagai)
アーカイブに名前のみ登場。かつてルビコン調査技研の所長を務めており、生前の彼が残した口述筆記のデータが各地の残骸から見つけられる。
コーラルの研究と観測を続けており、アイビスの火によって死亡したと見られる。
第一助手(Assistant No.1)
ナガイ教授の助手。コーラルの研究に没頭していた。Cパルスで人間の知覚を増幅させる研究をしており、ナガイ教授から問題視されていた。研究に没頭するあまり、妻は死亡し、息子はナガイ教授に預けられることになる。
第二助手(Assistant No.2)
ナガイ教授の助手。玩具作りが得意とされる。
第一助手の息子(Assistant No.1's son)
父親の第一助手が研究に没頭したため、ナガイ教授の研究室で育てられることになった子供。ナガイ教授によれば「寡黙で気丈な、鉄のような少年」とされる。アイビスの火以前に木星へ送られた。
STK
アイビスの火に巻き込まれ死亡したとされる巨匠画家。彼の作風はAIに取り込まれていった。
STV
様々な勢力の人物を描いている覆面戦場画家。人が描くことに拘った最後の一人と評されており、一部の作品は好事家から高値で売買されている。
ドクター
声 - 多田野曜平
発売前に公開された、前日譚にあたるストーリートレイラー (PV) に登場。621に強化人間手術を行う医者。強化人間を物扱いしており、617達が最後の任務に就いた事を聞いた時は「在庫処分の手間が省く」と呟いていた。
617、619、620
発売前に公開されたストーリートレーラー (PV) に登場。ウォルターに従事していたAC部隊「ハウンズ」に所属する3人の強化人間。621が覚醒する前の任務おいて何らかの施設を襲撃し、惑星封鎖機構のレーザー砲台や特務機体「カタフラクト」と交戦し死闘を繰り広げる。全員戦死するも任務は成功を果たし、ウォルターや621がルビコンにたどり着けるようになった。
欠番となっている618はスッラが殺害している。スッラによれば腕が立つとされる[21]

開発

元々フロム・ソフトウェアには、社長の宮崎英高をはじめ、アーマード・コアシリーズの新作を作りたいと考える者が多くいたことに加え、これまでのタイトル開発経験からスタッフの能力も上がってきたことから、シリーズの新作をつくりたいという思いは強かった。とはいえ、同社では複数のプロジェクトを並行して進めていたため、結果として前作『ARMORED CORE VERDICT DAY』の発売から10年が経過していた。[3] 本作は、2018年ごろに宮崎ら複数名がイニシャルディレクターとして小さなチームを立ち上げる形でスタートを切った。彼らは『アーマード・コア』の根本の面白さを見直し、新作を作る際の方向性などを固めるため、プロトタイプの開発にとりかかった。翌2019年、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』のリードプランナーである山村優がプロジェクトに加わり、宮崎からディレクターを引き継いだ。そして、2020年に本格的な開発へと進んだ。[3] ハードの進化により、グラフィックやサウンドの表現力も上がり、さらに臨場感を増した戦場の描写に至った。たとえば、本作のペイント機能は過去作でできたことだけでなく、金属の質感の選択や、ウェザリングもできるようになった。サウンド面においては、実際の工場でた鉄材が打ち合う音を録音し、素材として盛り込んだ。[3] プレイヤーが自分だけの機体を組み立てる「アセンブル」という要素は、開発スタッフにとってどうしても簡略化できないところがあったが、そのまま放置すれば間口を狭める恐れがあった。そのため、本作では、チュートリアルと序盤の要素の解禁を過去作よりも丁寧なものにした。[3]また、新規プレイヤーが抵抗感を感じないようにするため、直感的な操作にする方針が立てられ、その一環として自動で敵を注視する「ターゲットアシスト」機能が導入された[22]舞台設定や物語を一新した一方、ナンバリングすべきかどうかでは社内で意見が分かれ、最終的にはシリーズの後継作であることを名前でも示そうということで、ナンバリングタイトルとして扱われた。[3]

ディレクターの山村優によると本作のアクション性は『アーマード・コア3』系列と『アーマード・コアV』系列の中間を目指したとしている[23]

脚注

  1. ^ 【AC6】『アーマードコア6』発売日が8月25日に決定! ゲームプレイトレイラーも初公開”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2023年4月27日). 2023年8月17日閲覧。
  2. ^ Inc, Aetas. “「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」,予約受付開始。AC“NIGHTFALL”スタチューなどが付属する限定版の情報も公開”. 4Gamer.net. 2023年8月19日閲覧。
  3. ^ a b c d e f 『ARMORED CORE VI』インタビュー! “新しい「アーマード・コア」シリーズの第一歩に”【特集第1回】”. PlayStation.Blog 日本語 (2023年8月22日). 2023年8月25日閲覧。
  4. ^ a b 『アーマードコア6』アセンブルによって多彩に進化するメカアクション! 現時点で判明しているゲームシステムを解説します”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2023年5月2日). 2023年8月17日閲覧。
  5. ^ a b c 山村優; 小倉康敬 (25 August 2023). “『アーマード・コア6』発売記念インタビュー。本作に凝縮された『AC』らしさと“プロの傭兵らしさ”。行き詰まったときのポイントまで山村Dと小倉Pが語る!【AC6】”. ファミ通.com (Interview). KADOKAWA Game Linkage. 2023年9月12日閲覧.
  6. ^ a b 「アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン」の過去作との違いやフロム・ソフトウェアらしさ全開なポイントを語ってみた”. GIGAZINE. OSA (2023年8月25日). 2023年9月12日閲覧。
  7. ^ ゲーム内TIPS「アサルトブーストによる強襲」
  8. ^ ゲーム内TIPS「ターゲットアシストOFFの利点」。
  9. ^ a b ARMARD CORE Ⅵ FIRES OF RUBICON STARTER GUIDE” (PDF). Bandai Namco Europe. p. 7. 2023年9月28日閲覧。
  10. ^ ストーリートレイラー公開”. アーマード・コア6 オフィシャルサイト (2023年7月20日). 2023年9月15日閲覧。
  11. ^ a b チャプター1、ミッション「密航」。
  12. ^ チャプター5「レイヴンの火」ルート、ミッション「ザイレム撃墜」。
  13. ^ エンディング「ルビコンの解放者」。
  14. ^ a b チャプター4、ミッション「未踏領域探査」。
  15. ^ 情報ログ「通信記録:同志との会話」。
  16. ^ チャプター1、ミッション「戦闘ログ回収」。
  17. ^ 2周目チャプター1、ミッション「捕虜救出」。
  18. ^ 屋敷悠太 (2023年9月21日). “【AC6攻略】 「オーネスト・ブルートゥ排除」隠しパーツ/戦闘ログの場所一覧”. Impress Watch. インプレス. 2023年9月28日閲覧。
  19. ^ a b チャプター3、ミッション「旧宇宙港防衛」。
  20. ^ チャプター3、ミッション「特務機体撃破」。
  21. ^ 3周目チャプター1、ミッション「ウォッチポイント襲撃 ALT」。
  22. ^ 『アーマード・コア6』発売記念インタビュー。本作に凝縮された『AC』らしさと“プロの傭兵らしさ”。行き詰まったときのポイントまで山村Dと小倉Pが語る!【AC6】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com (2023年8月25日). 2023年8月25日閲覧。
  23. ^ 【AC6】『アーマードコア6』山村D&小倉Pロングインタビュー。シリーズの新たな一歩を飾る最新作、スリリングな戦闘を実現するゲームシステムの詳細が明らかに!”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2023年4月27日). 2023年8月17日閲覧。

外部リンク