山田和昭
日本の経営者
山田 和昭(やまだ かずあき、1963年(昭和38年)- )は、日本の経営者である。日本鉄道マーケティング代表、元若桜鉄道株式会社代表取締役社長。
山田 和昭 | |
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生誕 |
山田 和昭 1963年??月??日 ![]() |
職業 |
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配偶者 | あり |
子供 | あり |
公式サイト | |
経歴
概要
1963年(昭和38年)生まれ。早稲田大学高等学院(早稲田大学高等学院・中学部の人物一覧)、早稲田大学(現早稲田大学創造理工学研究科・創造理工学部)卒。IT業界のマーケティング職を経て2012年秋田県のローカル鉄道由利高原鉄道のITアドバイザーに就任。PR戦略、ネットマーケティング、商品企画、応援団設立等を通じて業績改善に貢献。ローカル鉄道地域づくり大学 第一回修了生。2013年ローカル鉄道を対象にマーケティング戦略・計画・実施の支援サービスを行う日本鉄道マーケティングを起業[1]。由利高原鉄道、山形鉄道、熊本電鉄等を顧客とした。
IT業界
- 1987年 CSK (企業) 第一次AIブームの中、営業・企画を担当[2]
- 1995年 ロータス (ソフトウェア) 製品マーケティングを担当[3]
- 2000年 コグノス マーケティング本部長[4]
- 2005年 SAS Institute マーケティング本部長 リード開発などを立ち上げ[5]
鉄道業界転身
- 2011年3月 東日本大震災にて、岩手の第三セクター鉄道三陸鉄道が震災復興支援列車を走らせ[6]、被災者の心に希望を灯したことを見て、地域にとってかけがえのない鉄道の危機を救おうと決意。
- 2012年 山田は公共交通関連の勉強会等に積極的に参加し、人脈を築く。秋田県のローカル鉄道由利高原鉄道のITアドバイザーに就任し、同鉄道のPR戦略、ネットマーケティング、商品企画、応援団設立等を通じて業績改善に貢献。由利高原鉄道での実績
- 2013年 ローカル鉄道を対象にマーケティング戦略・計画・実施の支援サービスを行う日本鉄道マーケティングを設立[7]。全国の地域鉄道に鈴入りのダイレクト・メールを送付し、提案営業の行脚をしつつ、各社との関係を結び、由利高原鉄道、山形鉄道、熊本電気鉄道等を顧客とした。
若桜鉄道
など矢継ぎ早の策をとり、同社の経営改善を進めた。
津エアポートライン
- 2018年 両備ホールディングス入社、三重県津市津なぎさまちと中部国際空港を結ぶ定期航路津エアポートラインシニアエキスパートに就任。
- 2018年12月 三重県へインバウンドを誘客するため、アジア・欧米で99%と高い認知率の忍者をテーマに「忍者高速船キャンペーン[19]」を発表
「津エアポートラインでの実績」 「津エアポートライン関連の報道」
近江鉄道
日本鉄道マーケティング事業再開
- 2024年
- 4月 日本鉄道マーケティング事業再開[23][24]
- 5月 乗りものニュース[25]記事執筆開始
- 7月 インタビュー記事 元3セク社長が指摘「赤字ローカル鉄道の処方箋」「日本鉄道マーケティング」の山田氏に聞く[26]
- 8月
- マーケティング推進プログラム[27]を高速バスマーケティング研究所と発表。以下4プロジェクトを支援開始。
- 公共交通マーケティング研究会 (代表幹事 名古屋大学 加藤博和教授)
- 地域交通リ・デザイン (主導 福島大学 吉田樹教授)
- 人と環境にやさしい交通まちづくりプラットフォーム滋賀(代表 関西大学 宇都宮浄人教授)
- Rail-DiMeC(鉄道の災害医療への活用)研究会(主催 早稲田大学 梅津光生名誉教授)[28] [29]
- 9月
- 10月 JRM News Letter 発行開始
- 12月
- 2025年
- 2月 「近江鉄道のあゆみと事業再構築」地域交通を考える第16号に論考掲載
- 3月 日本民営鉄道協会 第156回地方交通委員会にて講演
- 4月 鉄道貨物論文賞を元に、コンテナ革命(コンテナリゼーション)やコンテスタビリティ理論などを解説した記事3本[35][36][37]を発表
- 5月
- 中部経済新聞 中経論壇[38] 執筆開始
- 5月4日-10日 Rail-DiMeC(鉄道の災害医療への活用)研究会 大阪万博出展[39]
人
若桜鉄道を変革した公募社長として取り上げられる。これはIT業界におけるマーケティング[40] の経験が生きている。著書とインタビューにおいては地域公共交通は地域の血管として地域の活性化に貢献し存在価値を高めるべき[41] とを唱えている。
著作
- 『希望のレール 』(祥伝社、2016年)ISBN 4396615760 書籍希望のレールの報道
脚注
- ^ 鉄道フォーラム掲示板 「No.3053 (Re:3051) 【JRM】日本鉄道マーケティングとは」
- ^ 水源の森
- ^ ASCII ロータス、個人情報管理ソフト『ロータス オーガナイザー 2000』を発売
- ^ ITmedia スピード経営を実現する
- ^ 滋賀報知新聞 地方鉄道を活性化させたIT出身の元公募社長
- ^ 三陸鉄道 三陸鉄道これまでのあゆみ ③
- ^ 鉄道フォーラム掲示板 「No.3053 (Re:3051) 【JRM】日本鉄道マーケティングとは」
- ^ 鉄道コム 若桜鉄道、社長を公募
- ^ 四国新聞 三セクの若桜鉄道社長に山田氏/IT企業代表、公募で
- ^ 鉄道ホビダス 「定期観光列車〈若桜谷観光号〉運行中」
- ^ 因幡観光ネット 「若桜鉄道SL・DL走行鳥取県発地方創生イベント」
- ^ 産経ニュース 「鳥取・若桜鉄道のSL実験、経済効果は1805万円 さらなる観光振興へ」
- ^ FAAVO 【日本初!】バイクと列車の並走パレードで鳥取を全国発信します!
- ^ レスポンス 「若桜鉄道、「昭和」イメージのリニューアル車を導入へ」
- ^ 日本交通 「鳥取県若桜町で【鳥取・若桜谷(わかさだに)のりものまつり】を開催します」
- ^ 鳥取県東部地域公共交通網形成計画
- ^ 若桜鉄道 旅立つ始発駅 ボーカロイド版
- ^ 産経 若桜鉄道の公募社長が辞任 事業計画達成にめど、後任未定 鳥取
- ^ 東洋経済オンライン 若桜鉄道の社長はなぜ「船会社」に転職したか 秘策は「忍者高速船」を使ったキャンペーン
- ^ 毎日放送 『終日無料デイ』『沿線企業のためにダイヤ改正』28年連続赤字で廃線危機「近江鉄道」の様々な奇策!生き残りのモデルケースとなるか?
- ^ 近江鉄道 マニア垂涎のデニム「ONE PIECE OF ROCK」と近江鉄道のコラボで 八日市をデニムの街として発信
- ^ まちづくりと交通の広場しが2023記者発表を行いました
- ^ 日本鉄道マーケティング 4月のお知らせ
- ^ 日本鉄道マーケティング IT業界から鉄道へ 12年の旅 JRM NEWS LETTER Vol.2 2024.11.01
- ^ 乗りものニュース「山田和昭(日本鉄道マーケティング代表、元若桜鉄道社長)の記事一覧」
- ^ 東洋経済 元3セク社長が指摘「赤字ローカル鉄道の処方箋」「日本鉄道マーケティング」の山田氏に聞く
- ^ 鉄道チャンネル 経常黒字4社、赤字37社 苦戦続く三セク鉄道の今 元公募社長が始めた鉄道再生支援プログラムもご紹介します【コラム】
- ^ 国土交通省 第23回「日本鉄道賞」の受賞者が決定しました!
- ^ 乗りものニュース これぞ「石破列車」!? 鉄道を“動く病院”や“巨大な救急車”に 「病院列車」構想の現実味
- ^ 由利本荘市 羽越本線高速化シンポジウム
- ^ 湖国と文化 滋賀県の鉄道の歴史や交通まちづくりの活動<
- ^ LNEWS JR貨物/第24回貨物鉄道論文賞、第16回住田物流奨励賞を発表
- ^ 日本物流学会 中部部会 <テーマ:世界のコンテナ輸送と海陸連携
- ^ Cyber Shipping Guide 日本物流学会中部部会がオンラインセミナー 国内港湾の成長へ、集約化、鉄道輸送強化など提言(24-12-11)
- ^ 乗りものニュース「まとめて運べば安くなる」を徹底追及する海外/「汗と涙の人海戦術」で人手不足の日本 物流の“深刻な差”どうして?【物流と鉄道“失われた30年”前編】
- ^ 乗りものニュース 世界の鉄道が「ものすごい貨物量」に対応できたワケとは? 「規制で縛る」をやめた結果【物流と鉄道“失われた30年”中編】
- ^ 乗りものニュース 物流の人手不足は「インフラ投資が足りない」から! 大量輸送をもっと使え! 「民間に投げっぱなし」を変えるための“提言”【物流と鉄道“失われた30年”後編
- ^ 中部経済新聞 中経論壇 一覧
- ^ 国際赤十字・赤新月運動館 「未来の野外診療所~ゼロ・エミッションの災害医療~」を5月4日~10日に開催!
- ^ 東洋経済オンライン 「鳥取「弱小鉄道」を救ったIT出身社長の手腕」 若桜鉄道再生の裏にあるマーケティングとは
- ^ 中日新聞 「鳥取・若桜鉄道の山田社長が講演 伊賀線開業100周年記念」