利用者:Yuki0831/sandbox
![]() |
ここはYuki0831さんの利用者サンドボックスです。編集を試したり下書きを置いておいたりするための場所であり、百科事典の記事ではありません。ただし、公開の場ですので、許諾されていない文章の転載はご遠慮ください。
登録利用者は自分用の利用者サンドボックスを作成できます(サンドボックスを作成する、解説)。 その他のサンドボックス: 共用サンドボックス | モジュールサンドボックス 記事がある程度できあがったら、編集方針を確認して、新規ページを作成しましょう。 |
スヌーピーのフライング・エース・アドベンチャー
スヌーピーのフライング・エース・アドベンチャー | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| |||||||||||
主なデータ | |||||||||||
種類 | ライド・アトラクション(ローラーコースター) | ||||||||||
テーマ | ピーナッツ |
『スヌーピーのフライング・エース・アドベンチャー』(英: Snoopy's Flying Ace Adventure)は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「ユニバーサル・ワンダーランド」「スヌーピー・スタジオ」エリアにある屋内型ローラーコースターのアトラクションである。
2025年7月18日にグランドオープンし、人気コミック『ピーナッツ』のキャラクター・スヌーピーが扮する「フライング・エース」の世界観をテーマとしている。ゲストはスヌーピーの赤い犬小屋を模したライドに乗り込み、宿敵レッド・バロンを追う冒険へと繰り出す“小さくても大迫力”のコースター体験を楽しむことができる。本アトラクションはパーク開業当初から親しまれた屋内コースター「スヌーピーのグレート・レース」の後継リニューアルとして導入された目玉であり、『ピーナッツ』連載75周年を記念したエリア再生プロジェクト「超スヌーピー・フェスタ」の一環を成すアトラクションでもある。
SPY×FAMILY XRライド
SPY×FAMILY XRライド | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| |||||||||||||
主なデータ | |||||||||||||
種類 | ライド・アトラクション(XRライド) | ||||||||||||
製造者 | マック・ライズ | ||||||||||||
設計者 | ユニバーサル・クリエイティブ | ||||||||||||
テーマ | SPY×FAMILY | ||||||||||||
高さ | 7 m (23 ft) | ||||||||||||
全長 | 585 m (1,919 ft) | ||||||||||||
定員 | 960 riders per hour | ||||||||||||
車両種 | USJ号 | ||||||||||||
車両数 | 19台 | ||||||||||||
両ごとの定員数 | 4名 | ||||||||||||
列数 | 2列 | ||||||||||||
列ごとの定員数 | 2名 | ||||||||||||
所要時間 | 約10分 | ||||||||||||
身長制限 | 122 cm (4 ft 0 in) | ||||||||||||
施設協賛 |
日本コカ・コーラ株式会社 コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社 | ||||||||||||
チャイルドスイッチ | 利用可能 | ||||||||||||
シングルライダー 利用可能 | |||||||||||||
車椅子から降りる必要あり |
SPY×FAMILY XRライド(スパイファミリー エックスアールライド、英: SPYxFAMILY XR Ride)は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで2025年7月1日から2026年1月4日まで開催されている期間限定のライド・アトラクションである[1]。テレビアニメ『SPY×FAMILY』とのコラボレーション企画で、同作品初のVRジェットコースター(XRライド)として登場した[2]。ゲスト(来場者)はフォージャー家と共にスパイミッションに挑む体験型のコースターであり、アトラクションの一環として関連イベントやフード、グッズも展開されている(後述)。
概要
『SPY×FAMILY XRライド』はUSJのシーズンイベント「ユニバーサル・クールジャパン 2025」の第3弾企画として導入された[1]。2023年以来2年ぶりとなる『SPY×FAMILY』コラボであり、前回よりスケールアップしての開催となった[3]。フォージャー家(ロイド、ヨル、アーニャ、ボンド)とともにスリリングなスパイの世界を駆け抜けるVRコースターで、従来のコースターにVRゴーグルを装着して360度映像を楽しむ「XRライド」形式が採用されている[2]。ライドの舞台には既存の屋内コースター「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」が用いられ、ゲストは専用ゴーグルを通じてアニメのキャラクターたちが活躍する映像と連動した体験を味わうことができる。開催期間は2025年7月1日から2026年1月4日までの半年強で、同期間には本XRライドの他にも「ストーリー・ライド」やクイズラリーなど複数の『SPY×FAMILY』コラボ・アトラクションが同時開催されている[2]。
ストーリー
ゲスト(乗客)は、情報局WISE(ワイズ)の新人エージェントとして、極秘任務に挑むことになる。任務の指令は「名門イーデン校に潜入し、保管されている極秘資料を、〈黄昏(たそがれ)〉ことロイド・フォージャーと共に入手せよ」というものである。
待ち列
イーデン校に潜入したゲストは、校内でロイドと合流する。アーニャ・フォージャーは超能力によりゲストの存在とその任務を察知し、同時に、敵組織のスパイたちが警備員に変装して資料の在処を探していることに気づく。アーニャは密かにゲストの力になろうと資料室に向かうが、スパイたちに発見されてしまい、ゲストと共に追われる立場となる。状況を通信で把握したロイドは、フランキー・フランクリンが開発したスクールバス型マシン「USJ号」を用いた緊急脱出プランを発動させる。
アトラクション
ゲストは、フランキーおよびアーニャと共に「USJ号」に乗車し、脱出を図る。アーニャは極秘資料の回収に成功するが、直後に敵組織からの攻撃を受ける。それを目撃したヨル・フォージャーとボンド・フォージャーが迎撃に加わり、ゲストらを守るため戦闘に参加する。街中や地下鉄トンネル内での激しいカーチェイスの末、ロイドが合流し、極秘資料の防衛に成功する。作戦は「年に一度の“鬼ごっこ祭り”」と偽装され、フォージャー家が揃って任務を締めくくる形で、アトラクションは終了する。
登場人物
- ロイド・フォージャー/<黄昏>
- 声 - 江口拓也
- 本作の主人公。西国情報局(WISE)に所属する敏腕諜報員。コードネームは〈黄昏〉。卓越した観察力と記憶力を持ち、百の顔を使い分ける変装の達人でもある。
- ヨル・フォージャー/<いばら姫>
- 声 - 早見沙織
- 殺人術に長けた暗殺者。コードネームは〈いばら姫〉。幼少期より暗殺技術を叩き込まれ、凄腕の殺し屋として活動している。弟を安心させたいという思いと、正体を隠すためにロイドと利害が一致し、偽装結婚をしている。
- アーニャ・フォージャー
- 声 - 種﨑敦美
- 人の心を読むことができる超能力者。かつてとある組織の実験によって生み出され、現在は孤児院を経てロイドに引き取られた。能力の存在は周囲には秘密にしており、ロイドがスパイであることも理解したうえで、陰ながら彼の任務を助けようとする。
- ボンド・フォージャー
- 声 - 松田健一郎
- フォージャー家に飼われている大型犬。軍事研究の被験体として開発され、未来を予知する能力を持つ。テロリストに利用されかけた際にアーニャと出会い、家族として迎え入れられた。
- フランキー・フランクリン
- 声 - 吉野裕行
- ロイドの協力者で、情報屋として活動している。任務用の発明品を制作するほか、アーニャの世話を任されることも多い。快活で気さくな性格だが、恋愛面では不器用な一面を持つ。
製作
USJと『SPY×FAMILY』のコラボレーションは、2023年に「ユニバーサル・クールジャパン」で初めて実現し好評を博した。2025年、同イベントの10周年を迎えるにあたり、第3弾プログラムとして再び『SPY×FAMILY』が選ばれ、XRライドを含む複数の新アトラクションが企画された[1]。2025年3月27日に本コラボの開催決定が発表され[1]、同年5月12日にはプレスリリースでXRライドの正式名称「SPY×FAMILY XRライド ~オペレーション・ハイパードライブ~」やストーリー概要、さらに「ストーリー・ライド」「USJパークラリー」といった関連アトラクションの詳細が公開された[2]。XRライドは、これまで『エヴァンゲリオン』や『進撃の巨人』など様々な作品とコラボしてきたUSJ定番のVRコースター企画(XRライド)の一環であり、映像制作には『SPY×FAMILY』製作委員会の協力のもとアニメさながらの迫力ある新規CG映像が用意された(声優キャストも全員オリジナルと同じ)[2]。アニメ本編では描かれないサイドストーリーをテーマパーク上で体感できる点が特徴である。イベント開始直前の6月30日には関連フード&グッズも発売開始され、同年6月10日付の公式発表でそのラインナップがお披露目された[2]。
ストーリー・ライド
『SPY×FAMILY ストーリー・ライド ~わくわく! 課外授業でトロッコ体験~』は、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドを使用した屋外コースター型アトラクションである[1]。XRライドとは異なりVRゴーグルは用いず、代わりにライドのシートに内蔵されたスピーカーから流れる音声ドラマとコースターの疾走感を同期させる「ストーリー・ライド」形式が採られている。ゲストはイーデン校の生徒の一人となってアーニャやその級友たちと課外授業に参加する設定で、山中のトロッコ(鉱山列車)に乗り込んだ一行がアップダウンの激しいコースを猛スピードで駆け抜ける
名探偵コナン・ワールド
名探偵コナン・ワールド Detective Conan: The World | |
---|---|
状況 | 開催中 |
種類 | スペシャルイベント |
頻度 | 毎年 |
会場 | ユニバーサル・スタジオ・ジャパン |
会場所在地 | 大阪府大阪市此花区桜島2丁目1番33号 |
開催国 | 日本 |
初回開催 | 2017年1月13日 |
前回 | 2025年6月30日 |
ウェブサイト | |
https://www.usj.co.jp/web/ja/jp/events/universal-cool-japan-2025/conan |
『名探偵コナン・ワールド』(英: Detective Conan: The World)は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン (USJ) が開催する期間限定イベント「ユニバーサル・クールジャパン」の一環として2017年より登場している、漫画『名探偵コナン』をテーマにしたアトラクション群である。2017年の初参画以来、毎年趣向を凝らしたリアル脱出ゲームやライブショー、体験型レストランなどが展開され、高い人気を博している[4]。各年の劇場版『名探偵コナン』と連動したオリジナルストーリーが特徴で、来園者は江戸川コナンや毛利蘭、服部平次といったキャラクターたちと共に事件に挑む没入型エンターテイメントを楽しむことができる[4][5]。
概要
ユニバーサル・クールジャパンは日本発の“クール”なエンターテインメント作品を集めたUSJの期間限定イベントで、2015年から開催されている[6]。『名探偵コナン』は2017年に初参加し、以来同イベントに毎年登場している[4]。USJの技術力を活かしたリアル脱出ゲーム「名探偵コナン・ザ・エスケープ」を中心に、“推理ライブ・レストラン”や謎解きラリー、コースター型アトラクションなどを組み合わせた名探偵コナン・ワールドとして展開される[4]。2017年の初開催時からリアル脱出ゲームはパーク史上最高のゲスト満足度99%を記録するなど好評で、原作者の青山剛昌も「今までで一番面白かった!」と太鼓判を押す完成度であった[4]。以降も毎年、劇場版最新作の公開に合わせてストーリーや登場人物を刷新し、規模を拡大している[4]。2020年には史上最多となる4種類のコナン・アトラクションを同時展開し、初めてコースター型ライドを導入するなど新たな試みも行われた。2020年春からの新型コロナウイルス感染症の流行の影響で一部スケジュール変更や形式変更もあったが、イベント自体は感染対策を講じつつ2021年以降も継続開催されている[7][8]。
以下に2017年から2025年まで、年ごとの主なアトラクション内容・開催期間・関連フード・グッズ・話題等を記述する。
名探偵コナン・ザ・エスケープ
『名探偵コナン・ザ・エスケープ』(英: Detective Conan: The Escape)は、参加者が名探偵コナンのキャラクターと協力し、制限時間内に謎を解いて事件からの脱出を目指すリアル脱出ゲーム形式のアトラクションである。ステージ18を会場に、各年ごとに異なるオリジナルストーリーが展開された。以下に年ごとの開催期間と内容を述べる。
2017年(追憶の導火線)
名探偵コナン・ザ・エスケープ -追憶の導火線- Detective Conan: The Escape - The Fuse of Remembrance | |
---|---|
オープン日 | 2017年1月13日 |
クローズ日 | 2017年6月25日 |
場所 | ステージ18 |
タイプ | リアル脱出ゲーム |
所要時間 | 約120分(体験時間 約105分) |
利用制限 | 対象年齢:中学生以上(小学生以下の体験には保護者の同伴が必要) |
エクスプレス・パス | チケット(有料)が必要 |
- 開催期間:2017年1月13日~6月25日[9]
USJ初のコナン・アトラクションとなった2017年版は「名探偵コナン・ザ・エスケープ ~追憶の導火線~」と題し、大阪府警主催のイベントに参加していたゲスト(参加者)が爆弾事件に巻き込まれるストーリーである[9]。江戸川コナンや服部平次と協力し、現場に仕掛けられた時限爆弾の解除に挑む内容で、目の前に平次ら人気キャラクターが登場して臨場感のある推理アクションが展開された[9]。劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌』(2017年公開)の前日譚にあたる設定であり、物語の随所に映画とリンクする要素が盛り込まれていた[9]。爆弾解体だけでなく、「コナンを手助けできるか?」というミッション性も加えられており、難易度は非常に高かったと報じられている[9]。なお、この年は関連グッズとして「少年探偵団」アイテムや劇中に登場する「時計型麻酔銃」のおもちゃが初めて販売され、話題を集めた[9]。
2018年(ゼロの序曲)
名探偵コナン・ザ・エスケープ -ゼロの序曲(プレリュード)- Detective Conan: The Escape - Prelude to Zero | |
---|---|
オープン日 | 2018年1月19日 |
クローズ日 | 2018年6月24日 |
場所 | ステージ18 |
タイプ | リアル脱出ゲーム |
所要時間 | 約120分(体験時間 約105分) |
利用制限 | 対象年齢:中学生以上(小学生以下の体験には保護者の同伴が必要) |
エクスプレス・パス | チケット(有料)が必要 |
- 開催期間:2018年1月19日~6月24日
2年目となる2018年は、劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』と連動した「名探偵コナン・ザ・エスケープ ~ゼロの序曲(プレリュード)~」が開催された[9]。舞台は有名アイドル沖野ヨーコのコンサート会場で、毛利小五郎らと観客として訪れたゲストが爆破事件に巻き込まれるという設定である[9]。公安警察の安室透(降谷零)が事件解決のために大活躍し、ゲストはコナンや安室らお馴染みのキャラクターとともに仕掛けられた爆弾の謎を解いていく[9]。前年に比べると難易度はやや抑えられ、参加者からは「2017年よりスムーズにクリアできた」との声もあった[9]。なお、この年からエスケープ参加券付きのスペシャルチケットが販売され、オリジナルグッズ(謎解きキットやクリア特典)付きのプランも導入された(グッズ詳細は後述)。
2019年(紺青の序幕)
名探偵コナン・ザ・エスケープ ~紺青の序幕(こんじょうのプロローグ)~ Detective Conan: The Escape - Prologue in azure blue | |
---|---|
オープン日 | 2019年1月18日 |
クローズ日 | 2019年6月23日 |
場所 | ステージ18 |
タイプ | リアル脱出ゲーム |
所要時間 | 約120分(体験時間 約105分) |
利用制限 | 対象年齢:中学生以上(小学生以下の体験には保護者の同伴が必要) |
エクスプレス・パス | チケット(有料)が必要 |
- 開催期間:2019年1月18日~6月23日
2019年は劇場版『名探偵コナン 紺青の拳』の公開に合わせ、「名探偵コナン・ザ・エスケープ ~紺青の序幕(プロローグ)~」が実施された[9]。怪盗キッドが物語の中心となり、伝説の宝石“セイレーンの心臓”が隠されたとある洋館を舞台に、ゲストはキッドからの挑戦状を受け宝石争奪戦に巻き込まれる[9]。宝石を巡って推理を進める中で予想外の事件が発生し、「怪盗キッドは敵か味方か?」と思わせるようなスリリングな展開が特徴であった[9]。この回ではアトラクション全体を通して怪盗キッドの華麗な演出が随所に盛り込まれ、ファンから高い評価を受けた。また難易度について、参加者のレポートでは「最後の一歩で解けず悔しい思いをした」との声もあり、手強い謎が用意されていたようである。2019年は怪盗キッド人気にちなみ、怪盗キッドをモチーフにした限定グッズやフードメニューも多く登場した[9]。
2020年(緋色の弾道)
名探偵コナン・ザ・エスケープ ~緋色の弾道~ Detective Conan: The Escape - Scarlet Ballistic | |
---|---|
オープン日 | 2020年1月21日 |
クローズ日 | 2020年2月28日 |
場所 | ステージ18 |
タイプ | リアル脱出ゲーム |
所要時間 | 約120分(体験時間: 約105分) |
利用制限 | 年齢制限:中学生以上(小学生以下の体験には保護者の同伴が必要) |
エクスプレス・パス | チケット(有料)が必要 |
- 開催期間:2020年1月21日~2月28日
2020年は劇場版『名探偵コナン 緋色の弾丸』の公開(当初予定)に合わせ、FBI捜査官・赤井秀一にスポットを当てた「名探偵コナン・ザ・エスケープ ~緋色の弾道~」が展開された[9]。舞台は鈴木財閥が国際スポーツ大会WSGに向けて開設した最新の射撃トレーニング施設で、お披露目イベント当日に爆破予告が届くというストーリーである[9]。ゲストは会場に残された謎を解き、制限時間60分以内の脱出に挑む[9]。物語には鈴木園子が主催者代表として登場し、さらに毛利蘭・毛利小五郎ら主要キャラクターに加えて、人気キャラクターの沖矢昴(=赤井秀一)がこのエスケープで初登場を果たした[9]。赤井ファンにはたまらない狙撃シーンの生演出も盛り込まれ、赤井が間近で射撃の腕前を披露する場面は「鳥肌ものだった」と伝えられている[9]。
なお2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でUSJが3月末から臨時休園し、本イベントも中断・短縮を余儀なくされた[9]。休園明けに「ザ・エスケープ」および「ミステリー・レストラン」は再開せず打ち切りとなったが[9]、その後の2021年に内容を引き継ぐ形でリベンジ公演が行われた(後述)。
2021年
2021年は「ユニバーサル・クールジャパン」が公式には開催されなかったものの、USJ単独の「名探偵コナン・ワールド」として関連イベントが実施された[9]。しかしリアル脱出ゲームの「名探偵コナン・ザ・エスケープ」については公演が行われず、前年度に体験できなかったゲストへの配慮もあり、エスケープ以外のコンテンツ(ミステリー・レストラン、ミステリー・チャレンジ、ライド)のみが実施された[9]。エスケープ再開は翌2022年まで待つこととなった。
2022年(ハロウィンの幻影)
名探偵コナン・ザ・エスケープ ~ハロウィンの幻影~ Detective Conan: The Escape - Halloween Phantom | |
---|---|
オープン日 | 2022年3月4日 |
クローズ日 | 2022年8月28日 |
場所 | ステージ18 |
タイプ | リアル脱出ゲーム |
所要時間 | 約120分(体験時間 約105分) |
利用制限 | 年齢制限:中学生以上(小学生以下は保護者の同伴が必要) |
エクスプレス・パス | チケット(有料)が必要 |
- 開催期間:2022年3月4日~8月28日
2年ぶりに本格復活した2022年のエスケープは、劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』と連動した「名探偵コナン・ザ・エスケープ ~ハロウィンの幻影~」である[9]。物語の舞台は最新の警察資料館「ポリス・アーカイブス・ミュージアム」。そこで開かれた捜査体験イベント中に突如セキュリティシステムが作動し、館内に閉じ込められたゲストが最高難度の謎に挑むことになる[9]。降谷零(安室透)や佐藤美和子刑事、高木渉刑事ら警察キャラクターと連携プレーで事件解決を目指すストーリーが展開され、大興奮の謎解き体験が味わえた[9]。この年は感染症対策のため新しい謎解きスタイルが導入され、各グループが距離を保ちながらテーブルで謎解きに取り組む形式となった[9]。演出は異なるものの、難易度自体は過去作と同程度で、「腰を据えてじっくり謎と向き合える内容だった」と評されている[9]。
2023年(黒鉄の序幕)
名探偵コナン・ザ・エスケープ ~黒鉄の序幕~ Detective Conan: The Escape - Black Iron Prelude | |
---|---|
オープン日 | 2023年2月17日 |
クローズ日 | 2023年7月2日 |
場所 | ステージ18 |
タイプ | リアル脱出ゲーム |
所要時間 | 約120分(体験時間 約105分) |
利用制限 | 年齢制限:中学生以上(小学生以下は保護者の同伴が必要) |
エクスプレス・パス | ○ |
- 開催期間:2023年2月17日~7月2日
2023年は劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影』の前日譚となる「名探偵コナン・ザ・エスケープ ~黒鉄の序幕(プロローグ)~」が開催された[9]。急成長中のIT企業が開発した推理補助AI「Dr.ソーンダイクII」のお披露目イベントが舞台で、ゲストは参加型の謎解きゲームに挑戦中、このAIが突然暴走し館内に閉じ込められてしまう[9]。AIによる推理ゲーム要素が組み込まれているのが特徴で、従来の謎解きに加えてAIを活用した推理クイズが体験できた[9]。難易度は極端に高くはないものの、AIパートには時間制限があり、参加者は思わず焦ってしまう場面もあったという[9]。また、前年は座席に固定して謎解きを行うスタイルであったが、この年から館内を歩き回って探索する従来型のエスケープが復活し、よりダイナミックな体験が戻ってきた[9]。
2024年(100万ドルの序幕)
名探偵コナン・ザ・エスケープ ~100万ドルの序幕(プロローグ)~ Detective Conan: The Escape - The Million Dollar Prelude | |
---|---|
オープン日 | 2024年3月1日 |
クローズ日 | 2024年 6月30日 |
場所 | ステージ 18 |
タイプ | リアル脱出ゲーム |
所要時間 | 約120分(体験時間 約105分) |
利用制限 | 年齢制限:中学生以上(小学生以下は保護者の同伴が必要) |
エクスプレス・パス | ○ |
- 開催期間:2024年3月1日~6月30日
2024年は劇場版最新作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』と連動した「名探偵コナン・ザ・エスケープ ~100万ドルの序幕(プロローグ)~」が実施された[9]。毛利小五郎や服部平次が招かれた人気クイズ番組の公開収録中に爆弾事件が発生し、ゲストはコナンたちとともに爆発を阻止すべく頭脳を駆使して謎解きに挑む物語である[9]。エスケープの内容自体が映画『100万ドルの五稜星』のプロローグ(序章)となっており、映画鑑賞前でも後でも、アトラクションで体験した出来事と映画本編との関連性を探しながら楽しめる仕掛けとなっている[9]。この年はコロナ禍の制約がなくなったことで、複数階にわたるフィールドを歩き回る大規模な演出が完全復活し、かつての迫力ある体験が戻ってきたと報じられた[10]。難易度については制作会社の変更もあり比較的易しめになったが、「誰もが達成感を得られるバランスで良かった」との評価がある[10]。
2025年(残像の序幕)
名探偵コナン・ザ・エスケープ ~残像の序幕(プロローグ)~ Detective Conan: The Escape - Prologue to the Flashback | |
---|---|
オープン日 | 2025年1月31日 |
クローズ日 | 2025年6月30日 |
場所 | ステージ 18 |
タイプ | リアル脱出ゲーム |
所要時間 | 約120分(体験時間 約105分) |
利用制限 | 対象年齢:中学生以上(小学生以下の体験には保護者の同伴が必要) |
エクスプレス・パス | チケット(有料)が必要 |
- 開催期間:2025年1月31日~6月30日
10周年を迎えたクールジャパン2025の第1弾として登場した「名探偵コナン・ザ・エスケープ ~残像の序幕(プロローグ)~」は、劇場版最新作『名探偵コナン 隻眼の残像』の前日譚となるオリジナルストーリーである[11]。伝統ある米花市科学館のリニューアルイベントに参加したゲストの目前でセキュリティシステムが突如作動し、館内に爆弾とともに閉じ込められてしまう[11]。ゲストは江戸川コナン、毛利蘭、安室透らに加え、毛利小五郎の妻で弁護士の妃英理(本エスケープが初登場)と協力しながら、迫り来る爆発の危機に挑むことになる[11]。制限時間内に爆弾を解除し真犯人を突き止められるかというスリリングな展開で、約2時間に及ぶプログラムには大量の謎解き要素が盛り込まれている[11]。タブレット端末を使ったヒント提示や登場キャラクター同士の掛け合い映像など演出面も強化されており、「謎解きの手応えも十分で、2時間があっという間に感じられる濃密な体験」と評された[11]。エンディングではステージ上に集結した小五郎、安室、蘭たちキャストによるフォトセッション(写真撮影タイム)も設けられ、参加者へのサービスが一段と充実した[11]。
名探偵コナン・ミステリー・レストラン
『名探偵コナン・ミステリー・レストラン』(英: Detective Conan Mystery Restaurant)は、食事をしながら目の前で繰り広げられる推理劇を楽しめるライブ・エンターテイメントである。USJのレストラン施設「ロンバーズ・ランディング」を会場に、洋食コース料理と物語の両方を味わえる趣向で、毎回ゲストは物語の登場人物の一人(招待客)として参加する形式となっている[9]。物語の途中で事件やトラブルが発生し、ゲストはキャラクターたちとのやり取りを間近で体験できる。各年ごとのストーリーと登場キャラクターは以下の通り。
スティッチ (ディズニー)
スティッチ Stitch | |
---|---|
初登場 | リロ・アンド・スティッチ(2002年) |
作者 | クリス・サンダース |
原語版声優 |
クリス・サンダース(2002年 - 現在) ベンジャミン・ディスキン(『スティッチ!』『Stitch & Ai』) |
日本語版声優 | 山寺宏一(2002年 - 現在) |
詳細情報 | |
別名 | 試作品626号 |
種族 | 実験体(人工的に作られたコアラのような異星人) |
性別 | ♂ |
スティッチ(英: Stitch)は、ディズニーの『リロ・アンド・スティッチ』フランチャイズに登場する架空のキャラクターであり、「試作品626号」という別名を持つ。遺伝子操作によって創造された異星人であり、本シリーズのタイトルロールを務める2人の主人公のうちの1人で、もう1人は彼を引き取った人間の少女で親友でもあるリロ・ペレカイである。
スティッチは、『リロ・アンド・スティッチ』の共同脚本・共同監督であるクリス・サンダースによって創造され[12]、彼が主に西洋で制作されたメディア作品において、ほぼすべての作品でスティッチの声も担当している。アジアで制作されたテレビシリーズ『スティッチ!』および『Stitch & Ai』の英語版では、ベンジャミン・ディスキンが声を演じている。
アニメーションにおける開発
スティッチは、クリス・サンダースが1981年に児童書として企画した作品のために創作したキャラクターであり、その企画は実現しなかったものの、後にこのキャラクターを主役とした長編アニメーション映画の構想へと発展した[13][14]。キャラクターのアイデアはしばらく棚上げされていたが、1996年前後にウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーション社長だったトーマス・シューマッハがサンダースにストーリーの企画を持ち込むよう依頼したことで、再びキャラクターが活用されることとなった[15]。
当初、サンダースはスティッチを森に不時着させ、動物たちと交流させる構想を持っていたが、シューマッハは「動物の世界は人間にとってすでに十分に異質なものだ」と指摘し、人間社会にスティッチを置いた方が対比が明確になり、物語としてより効果的になると助言した[15][12]。
物語の初期段階では、スティッチは銀河系の犯罪集団のリーダーとして設定されており、ジャンバジャンバはその元仲間の一人で、銀河連邦評議会によってスティッチ捕獲の任を負わされる役割だった[14]。しかし、初期試写会における観客の反応を受け、スティッチとジャンバの関係は「犯罪仲間」から「被造物と創造者」という設定に変更された[14]。
スティッチは当初、明瞭な言語を話せないキャラクターとして描かれていた[16][17]。しかし、ストーリーの終盤で自身の気持ちを説明する必要があると制作陣が判断し、サンダースが高く鼻にかかった独特の声で仮音声を担当した。この声は、かつてサンダースが同僚をからかうために使っていたものだった[16][17]。共同脚本・共同監督のディーン・デュボアの提案により、サンダース自身が正式にスティッチの声を担当することが決まった。デュボアは、ディズニー側がプロの声優を起用した場合にセリフ量を増やすよう求める可能性を懸念しており、これを回避するための判断だった[16][17]。サンダースは後年、このキャスティングが定着した背景として、制作チームが彼の声に慣れてしまったことを挙げている。
2022年に行われた『リロ・アンド・スティッチ』公開20周年記念のインタビューで、サンダースは、試写会でのアンケート結果において、スティッチの声が最も低い評価を受けていたことを明かしている[18]。
生体
スティッチは、青い体毛とコアラに似た体形を持つ小柄な異星人で、初登場作品『リロ・アンド・スティッチ』では犬と間違えられる場面が描かれている。左右非対称の大きな耳には、右耳の先端付近と左耳の根元付近に三角形の切れ込みがあり、これらの切れ込みは作品によって位置が逆になっていることもある。耳の先端の裏側および手足の肉球は藍色で彩色されている。
口は大きく、鼻は丸く、目は真っ黒で白目のない構造(『Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ』では暗褐色)をしており、尻尾は短く丸みを帯びている。頭頂部には3本、胸にも3本の毛束が生えている。目の周囲(眼窩の辺り)と下唇から腹部にかけては、明るい青緑色(アクア)の体毛で覆われている。耳の切れ込みや肉球も、このアクア色で描かれることがあるが、誤表現とされている。眼窩のアクア色部分の上部には細い眉がある。歯はすべて犬歯のように尖っており、小さめの切歯と大きめの犬歯で構成されている。
腕は4本あり、下側の2本は収納可能。背中には3本の収納可能な棘が走り、手足の先にはそれぞれ鋭く引き込み可能な4本の爪がある。頭部には一対の収納可能な触角も備える。これらの追加器官は収納することで、外見を人間に近づけることができる。
実写映画に登場するCGI版のスティッチでは、デザインにいくつかの変更が加えられている。黒目には目立たないながらも虹彩と瞳孔が存在し、唇は黒く細くなっている。眉毛はなく、鼻は黒くてやや平たく、全体的な毛色も彩度が抑えられている。
初期のスティッチのデザインは、完成版とは大きく異なっていた[19]。開発初期段階では毛色は緑で、後に青に変更された。目はやや小さく、耳の付け根が広がっていた。また一部の初期スケッチでは鼻の位置が目より下に描かれており、爪は濃青ではなく白や銀で描かれていた。宇宙服の色も最初は赤ではなくオレンジだった。
出演作品
『リロ・アンド・スティッチ』(2002年)
「試作品626号」は、銀河中に混乱と破壊をもたらす目的で、マッドサイエンティストのジャンバ・ジュキーバ博士によって創造された。彼らは共に銀河連邦軍によって逮捕され、裁判にかけられた結果、626号は砂漠の小惑星への永久追放を言い渡される。連邦議長は、ガントゥに護送を命じるが、626号は脱走し、地球のハワイ・カウアイ島に宇宙船ごと墜落する。
追跡を逃れるため、626号は犬に変装して身を隠し、リロという名の少女に「スティッチ」と名付けられて引き取られる。リロはスティッチに「良い子」になることを教えようとし、エルヴィス・プレスリーを手本にするが、スティッチは初め、破壊衝動のプログラムに逆らえず、努力は空回りに終わる。しかしリロはスティッチを「自分の子犬」として可愛がり続ける。当初スティッチはリロを、ジャンバとプリークリーから身を守るための「人間の盾」としてしか見ていなかったが、やがて彼女に対する強い愛情を育むようになる。
ジャンバとプリークリーは、議長の命令でスティッチの捕獲に送り込まれていた。物語終盤、スティッチはリロを敵対者であるガントゥから救出し、その英雄的行動によって、議長は彼がリロの「保護の下」で地球に留まることを許可する。これは、リロがスティッチを「犬として引き取った」証明書を根拠とするもので、リロは親友であると同時に、姉のような存在へと変化していく。
『リロ・アンド・スティッチ2』(2005年)
この作品は『リロ・アンド・スティッチ』と『スティッチ!ザ・ムービー』の間の時系列に位置する続編である。物語では、スティッチはジャンバやプリークリーとともにリロと姉ナニの家で比較的平穏に暮らしており、以前よりは行儀も良くなっている(とはいえ短気でいたずら好きな性格は相変わらずである)。
しかしある日、スティッチの様子がおかしくなり、突発的に暴走するようになる。ジャンバはその原因について、スティッチが創造された直後に十分なエネルギー充電を受けていなかったことを明かし、そのため定期的に「グリッチ(不具合)」が発生し、破壊本能に支配される状態に陥ると説明する。その発作のような症状を目の当たりにしたジャンバは、スティッチのために新たな充電ポッドを開発する。
スティッチは自らの存在が他者を傷つけることを恐れ、地球を離れて無人の惑星に行こうとする。一方リロ、ジャンバたちは彼の命を救おうと必死で後を追う。やがてスティッチは充電ポッドに収容されるが、そのときにはすでに手遅れのように見えた。しかし、映画内で語られるハワイ神話「ヒイアカとロヒアウ」のエピソードに重ねる形で、リロの「愛は死よりも強い」という信念が奇跡を起こし、スティッチは息を吹き返す。
『スティッチ!ザ・ムービー』(2003年)
『リロ・アンド・スティッチ2』の出来事の後、スティッチは自身の「奇妙な」外見や行動のせいで、『オハナ(家族)』の外の人々に敬遠され、孤独を感じ始める。そんな中、ジャンバがキャプテン・ガントゥに誘拐され、スティッチはジャンバの保管していた625体分の遺伝子実験体(実際には626号を除く624体分)のカプセルを発見する。なお、この時625号もジャンバとともにガントゥによって連れ去られている。
スティッチとリロはそのうちのひとつ「試作品221号」を活性化させ、リロは後にこの個体に「スパーキー」と名付ける。スパーキーはカウアイ島中で暴走し、2人はなんとか彼を捕まえることに成功する。スティッチはスパーキーと心を通わせ、リロから学んだハワイ語の俗語的表現に倣って、彼を「いとこ(カズン)」と見なすようになる。
ジャンバを救出するため、ジャック・フォン・ハムスターヴィールが実験体のカプセルとジャンバを交換する取り引きを提案するが、リロとスティッチはスパーキーを引き渡すことを拒否したため、取り引きは失敗に終わり、代わりにカプセルがハワイ中に飛び散ってしまう。さらに2人はハムスターヴィールの宇宙船に捕らえられる。ハムスターヴィールはスティッチをクローンしようとするが、スパーキーが救出に現れスティッチを解放する。スティッチはリロを救い、ハムスターヴィールの宇宙船をカウアイ島に着陸させ、議長によってハムスターヴィールは逮捕される。
その後、議長は地球を避難させるべきだと提案するが、リロとスティッチは、実験体を回収し、それぞれが自分の居場所を見つけられるようにすることを提案し、これがテレビシリーズ『リロ・アンド・スティッチ ザ・シリーズ』の発端となる。
『リロ・アンド・スティッチ ザ・シリーズ』(2003年 - 2006年)
『スティッチ!ザ・ムービー』の出来事の後、スティッチとリロはジャンバの残した遺伝子実験体たちを回収し、それぞれが暮らせる「居場所」を見つけてあげるという使命に取り組むことになる。物語では毎回異なる実験体が登場し、彼らの能力や性格に応じて最適な役割を見つける過程が描かれる。
シリーズの中でスティッチは、自身よりも強力な「試作品627号」と対峙する。627号はスティッチ以上の身体能力を持つが、ふざけた性格で真剣さに欠けており、スティッチはその知性によって彼を打ち破ることに成功する。
また、スティッチにとって特別な存在となる「試作品624号」ことエンジェルも登場する。エンジェルは当初敵対するが、スティッチへの愛情から善の心に目覚め、以後は彼の恋愛対象として描かれるようになる。
『リロイ・アンド・スティッチ』(2006年)
テレビシリーズ『リロ・アンド・スティッチ ザ・シリーズ』において全ての実験体の回収と定住を達成したことを受けて、銀河連邦議長はスティッチに対し、銀河艦隊の新たな旗艦「BRB(ビッグ・レッド・バトルシップ)9000」の艦長として任命される機会を与える。しかし、その任務を受ければリロと離れ離れになることになるため、スティッチは葛藤する。リロはスティッチに銀河艦隊への参加を勧め、彼のために力の象徴であるクー・ティキのネックレスを贈る。
スティッチはジャンバとプリークリーと共に宇宙へ旅立つが、その矢先、ガントゥがハムスターヴィール博士を脱獄させる。スティッチは初任務として再びハムスターヴィールの捕獲に派遣されるが、そこで銀河防衛産業(Galactic Defense Industries)で彼自身の強化クローン「リロイ」と対峙する。スティッチは善戦するものの、プリークリーの思わぬ乱入に気を取られ、隙を突かれて敗北する。
その後、スティッチはジャンバ、プリークリーと共に檻に入れられ、ブラックホールへと送られるが、なんとか脱出し惑星トゥーローに到着。そこでリロや625号(この作品から「ルーベン」と名乗る)、さらにはガントゥを救出し、プリークリーの通勤用バンで地球に戻る。
地球では他の実験体たちと協力し、リロイの量産型クローン軍団との決戦に臨む。最終的にリロイたちを打ち破り、スティッチ、ジャンバ、プリークリーはリロと共に地球へ帰還する。
『スティッチ!』(2008年–2011年、2012年、2015年)
テレビアニメ『スティッチ!』シリーズでは、スティッチは再び破壊的な性格に戻ったかのような状態で登場し、第1話ではジャンバおよび銀河連邦当局に宇宙船で追われる中、日本の琉球諸島に位置する架空の「イザヨイ島」へと墜落する。そこで彼は新たな人間の友人、上原ユウナと出会う。
マッドハウスが制作を担当した第1・第2シーズンでは、ユウナとその祖母から「チタマの森」にある巨大な魔法の石「チタマの精霊石」について教えられる。この石は、43の「よいこと(善行)」を達成した者の願いを叶える力を持つとされており、スティッチは「宇宙の支配者になる」ことを望んで善行を積み始める。ジャンバとプリークリーも合流し、ジャンバは善行を数える「よいことカウンター」を開発。精霊石の判定により、善行でカウントが増え、悪事で減点される仕組みが導入される。
スティッチとユウナは島に住む様々な妖怪たち、特に赤毛の妖怪キジムナーらと友情を育みながら、ジャンバの他の試作品たち(「いとこ」たち)とも再会する。なかでもガールフレンドのエンジェル(試作品624号)との関係が再び描かれる。宿敵ハムスターヴィール博士やガントゥ、625号(ルーベン)とも再び対決する。
第2シーズン『いたずらエイリアンの大冒険』の最終話では、スティッチが暴走した試作品による銀河破壊兵器から銀河を救ったことで、43の善行を達成する。しかしスティッチは「宇宙の支配者になる」という願いを捨て、ユウナと共に生きる道を選ぶ。
第3シーズン『スティッチ!〜ずっと最高のトモダチ〜』では、制作がシンエイ動画に交代し、舞台も「イザヨイ島」から沖縄の都市「ニュータウン」へと移る。ユウナと彼女のいとこタイガーリリー、ジャンバ、プリークリーと共に都市生活を送る中、スティッチは再びハムスターヴィールと対峙する。今回の彼は新たな協力者である異星人女性デリアに仕えており、スティッチの体内にある「ネオ・パワーチップ」を狙っている。このパワーチップは、デリアが独自の遺伝子実験体を作るために必要とされていた。
物語終盤では、デリアが生み出した強化実験体「ダークエンド」との戦いが描かれる。スティッチは一時的にダークエンドに敗北し瀕死状態になるが、仲間たちからの愛によってネオ・パワーチップが活性化し、スーパーチャージ状態となってダークエンドを打ち倒す。
その後もテレビスペシャル『スティッチと砂の惑星』『スティッチ!パーフェクト・メモリー』が制作され、スティッチはプリークリーと共に新たな銀河冒険へと旅立ち、再びハムスターヴィールの陰謀に立ち向かう。
なお、日本国内向けのオリジナル版ではスティッチとリロが別れた経緯は語られていなかったが、英語吹替を含む国際編集版では、ジャンバの台詞として「リロに恋人ができ、嫉妬したスティッチが家出した」とほのめかされている。
リロ本人は第3シーズン第23話に成長した姿で初登場し、ユウナたちが住む「ニュータウン」を訪れる。リロには「アニ(Ani)」という娘がおり、少女時代のリロに酷似していたためスティッチは最初、彼女をリロ本人だと誤解する。やがてリロとスティッチは空港で再会し、リロは彼にかつて贈ったティキのネックレス(『リロイ・アンド・スティッチ』で登場)を返し、「また会いに来る」と約束して別れを告げる。
『Stitch & Ai』(2017年)
中国で制作されたアニメシリーズ『Stitch & Ai』は、『リロイ・アンド・スティッチ』の後の時系列に位置づけられている。本作では、スティッチはリロのもとから誘拐され、「ジャブーディーズ(Jaboodies)」と呼ばれる異星勢力に捕らえられ、彼らの戦艦に幽閉されている。ジャブーディーズは、敵対する異星勢力「ウーラゴングズ(Woolagongs)」との宇宙戦争を優位に進めるため、スティッチの力を利用しようとしていた。
ある日、ウーラゴングズがスティッチを奪おうとジャブーディーズの戦艦を襲撃した混乱に乗じて、スティッチは地球への脱出に成功し、宇宙船から大気圏へ突入する。第6話「ザ・ロック(The Lock)」の冒頭によれば、この際、スティッチは「特別な気のエネルギー」によって守られたが、それと引き換えに記憶の多くを失い、リロのことも忘れてしまう。リロは本作では回想シーンの中にのみ登場する。
スティッチは中国・黄山の山中に落下し、そこで暮らす少女・ワン・アイリンと出会う。彼女はスティッチを「犬」として家族の一員に迎え入れる。スティッチは、アイリンの叔母ダイユーが彼女を山から都市部へ連れて行こうとするのを阻止しようと奮闘する。一方、ジャンバやプリークリーも再登場し、ジャブーディーズやウーラゴングズからスティッチを守ると同時に、スティッチが幻視の中で見た「祠(しん)」の場所を探す手助けを行う。
物語が進む中で、スティッチの体には「メタモルフォーゼ・プログラム」と呼ばれる秘密の機能が埋め込まれていたことが判明する。これはスティッチを巨大な怪物へと変身させる能力であり、ジャブーディーズとウーラゴングズの両陣営がこの能力の利用を狙っていた。
この能力は、最終2話「兄弟(Brothers)」および「怪物(Monstrosity)」において発動する。スティッチは、ジャブーディーズが送り込んだエイリアン生命体「スクラッチ(Scratch)」に操られ、「兄」と偽って接近してきた彼の誘導により暴走。建設中の都市を破壊し、ジャブーディーズの軍に加わりかける。
しかし、アイリンの呼びかけによってスティッチは正気を取り戻し、彼女を救出。再び元の姿に戻ってジャブーディーズの軍に立ち向かう。その後、ジャンバ、プリークリー、そしてシリーズを通してジャンバが創造した中国神話に基づく試作品たちが加勢し、ジャブーディーズを撃退する。
物語の終盤で、スティッチは幻視に見た祠を見つけることはできなかったが、家族がいることへの感謝を胸に物語を締めくくる。
キャラクター詳細
性格
スティッチは、ジャンバ・ジュキーバ博士によって銀河全体に混乱を引き起こすことを目的に創造された存在である。その本質は非常にいたずら好きで破壊的であり、その行動は周囲にトラブルをもたらすものだったが、こうした一面がリロの興味を引き、彼女に「犬」として引き取られるきっかけとなった。
地球でリロと生活を共にする中で、スティッチはリロが信じるハワイの文化概念「オハナ(ʻohana)=家族」の考え方に触れ、次第に無関心で破壊的な存在から、思いやりを持ち家族を大切にする存在へと変化していく。スティッチ自身も「オハナ」の概念を強く信じるようになり、リロと共にジャンバの試作品たち(626号を除いた625体)の更生に取り組む。その際、スティッチは彼らのことを「いとこ(カズン)」と呼び、家族として受け入れる姿勢を見せている。
能力
スティッチは、ジャンバ博士によって極めて高い身体能力と知性を備えて設計されている。ジャンバによれば、スティッチの頭脳はスーパーコンピュータよりも高速に思考することが可能である。その身体は非常に頑丈かつ強靭で、高い耐久性と驚異的な力を持ち合わせている。また、知能も非常に高く、状況に応じて戦略的な判断を下す能力がある。
視覚能力においては、複数の波長の光を識別でき、必要に応じて異なるモードを使い分けることができる。通常視界(黒い眼)、暗視(緑)、熱感知(赤)、X線視覚(緑)などを切り替えて使用可能であるが、視覚が過敏なため、強い光やフラッシュライトには苦痛を感じる。
手足の肉球からは粘着性のある物質を分泌でき、これにより壁面や建物の表面を自在に登ることが可能である。骨格は非常に柔軟で、体を丸めて球状になったり、狭い空間に体を押し込んで移動することもできる。
さらに、スティッチの体は音の伝導体としても機能し、拡声器、ラジオ、マイクなどの役割を果たすことができる。嗅覚と聴覚も鋭く、特に聴覚は爆音によって一時的な難聴を引き起こすほど高感度である。格闘技術にも優れており、4本すべての腕、あるいは2本のみを使った戦闘スタイルも自在に使いこなす。
一方で、スティッチの分子構造は極めて密度が高いため、水に浮かぶことができず、泳ぐこともできない。さらに創造初期には本能的な水恐怖症(アクアフォビア)も持っていたが、これはリロの助けによって克服されている。
『リロ・アンド・スティッチ2』では、創造直後に十分なエネルギー充電を受けていなかったために、周期的な「グリッチ(不具合)」が発生し、破壊的な初期プログラムが一時的に発動する描写がある。これが進行すると最終的に死に至る可能性があったが、作中で充電装置が開発されたことにより、この問題は解決された。
アジア製作のスピンオフ作品『スティッチ!』および『Stitch & Ai』では、従来の設定には登場しなかった新たな能力が描かれている。『スティッチ!〜ずっと最高のトモダチ〜』では、スティッチの体内に隠された「ネオ・パワーチップ」が登場し、これによって一時的に能力が強化される。
『Stitch & Ai』ではさらに多様な能力が登場し、首周辺から伸縮可能な棘や、滑空を可能にする皮膜(パタジウム)などが追加されている。加えて、破壊プログラムが完全に起動した際に発動する「メタモルフォーゼ・プログラム」と呼ばれる機能により、スティッチは巨大な姿へと変貌する。この形態では背中からレーザーを発射する触手が出現する。
ただし、この能力は『リロ・アンド・スティッチ ザ・シリーズ』での設定と矛盾しており、同作ではスティッチは「小型サイズでこそ最大の能力を発揮する」とされ、巨大化すると動きが鈍くなる描写がある。
藤原聖
ふじわら きよら Yuki0831/sandbox | |
---|---|
生年月日 | 2011年7月16日(14歳) |
出身地 | 日本 神奈川県 |
身長 | 175 cm |
職業 | 俳優 |
ジャンル | テレビドラマ・映画・舞台・バラエティ |
活動期間 | 2021年 - |
事務所 | スターダストプロモーション(第一事業部) |
公式サイト | プロフィール |
藤原 聖(ふじわら きよら、2011年7月16日 - )は、日本の俳優。神奈川県出身で、スターダストプロモーション(第一事業部)に所属している[20]
略歴
神奈川県に生まれ育ち、後にスターダストプロモーションの若手男性俳優集団EBiDANに所属して芸能活動を開始する。2021年、テレビ出演としてTBSのバラエティ番組『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』で俳優・小栗旬の幼少期役を演じ、テレビデビューを果たす[20]。その年の大晦日には「第5回ももいろ歌合戦」(2021年12月31日、日本武道館)にEBiDANメンバーの一員として出演し、ステージ経験を積んだ[20]。2022年にはミュージカル『新テニスの王子様 The Second Stage』に映像出演という形で参加し、キャラクター・越前リョーガの子供時代役を演じた[20]。
2023年、テレビドラマに初めて出演し、テレビ朝日『相棒 season21』元日スペシャルで森崎ウィン演じるキャラクターの幼少期役を務めたほか、同局のドラマ『unknown』第1話では主人公(田中圭が演じる役)の幼少期の同級生役を演じた[20]。同年4月からはNHK Eテレの食育番組『ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン』の新シリーズにてルーナ役に抜擢され、毎週のレギュラー出演を果たす[21]。この番組ではアニメパートで声の出演、実写パートで俳優として演技とダンスを披露し、子どもたちに料理の楽しさを伝えた。同時にEBiDAN NEXTの小学生選抜プロジェクト「CZ’23」のメンバーとして活動し、2023年から2024年にかけて多くのライブやイベントに出演した[20]。
2024年、『柚木さんちの四兄弟。』(NHK総合)でテレビドラマ初のNHK作品に出演し劇中のクラスメイト役を演じる。その後もフジテレビ/FOD『ハッピー・オブ・ジ・エンド』では沢村玲演じる登場人物の少年期役、TBS日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』では清水尋也演じる登場人物の幼少期役と、立て続けに複数のドラマで主要人物の幼少期を演じる経験を積んだ[20]。2025年に入ると、テレビ朝日の特撮番組『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』にてキャラクター「吠」の幼少期における兄役で出演し、またテレビ東京のドラマ9『法廷のドラゴン』では高杉真宙演じる主人公・歩田虎太郎の中学時代(回想シーン)を演じた[20]。さらに同年、スターダストプロモーションの若手育成プロジェクトによる短編映画『ひらひら揺れる』が劇場公開され、藤原は主人公の幼馴染・西澤ミツキ役として映画初出演を果たした[20]。
出演
テレビドラマ
- 相棒 season21 元日スペシャル(2023年1月1日、テレビ朝日)袴田茂斗 幼少期 役[20]
- unknown 第1話(2023年4月18日、テレビ朝日)男子生徒 役[20]
- 柚木さんちの四兄弟。(2024年5月27日 - 7月18日、NHK総合)クラスメイト 役
- ハッピー・オブ・ジ・エンド(2024年9月2日 - 9月23日、フジテレビ/FOD)浩然 少年期 役
- 海に眠るダイヤモンド(2024年10月20日 - 12月22日、TBS)賢将 幼少期 役
バラエティ
- 中居正広の金曜日のスマイルたちへ(2021年12月10日)小栗旬 幼少期役
- 10周年だよ!キッチン戦隊クックルン~歴代メンバー大集合スペシャル~(2023年8月17日、NHK Eテレ)
舞台
- 新テニスの王子様The Second Stage(2022年1月28日 - 2月6日、KAAT神奈川芸術劇場 ホール; 2022年2月11日 - 20日、TOKYO DOME CITY HALL; 2022年2月25日 - 27日、メルパルクホール大阪)越前リョーガ 子役(映像出演)
ライブ・イベント
- 男・組長祭2021(2021年10月16日、渋谷区文化総合センター大和田さくらホール)
- 第5回ももいろ歌合戦 〜届け!希望の彼方へ〜(2021年12月31日、日本武道館)
- BATTLE BOYS LIVE 2022 -君とずっと-(2022年月30日、)恵比寿ガーデンホール
STARDUST ZERO
『STARDUST ZERO』は、芸能事務所スターダストプロモーションとグループ会社である映画制作・配給会社SDP(スターダストピクチャーズ)が共同で始動した若手育成プロジェクトである[22]。
概要
将来の映画界を担う“次に来る”才能を発掘し、商業映画の世界へのステップアップを支援することを目的として企画され、参加者(監督・脚本・キャスト)はすべて新人で構成されている[22]。同プロジェクトの第1回目となる「STARDUST ZERO vol.1」では、4名の若手監督・脚本家による企画コンペで選ばれた4本のオリジナル短編映画が制作され、オムニバス映画として1本にまとめ劇場公開された[23][24]。キャスト(出演俳優)はすべてオーディションによって選出されており[23]、新人クリエイターと新人俳優たちが協力して短編映画を作り上げている点が特徴である[25]。第1弾の短編4作品は2025年5月30日より『STARDUST ZERO vol.1』として公開され、東京(ヒューマントラストシネマ渋谷)と大阪(キノシネマ心斎橋)で1週間限定上映された[22]。タイトルに“vol.1”とあるように今後も継続的な展開が計画されており、スターダストグループ内の新人監督・脚本家チーム「STARDUST CREATORS」に所属する若手クリエイターを中心に次世代の映像作家を輩出する場となることを目指している[26][27]。
ストーリー
『STARDUST ZERO vol.1』は性質の異なる4本の短編映画から構成されている。それぞれに独立した物語が展開するが、いずれも瑞々しい感性で若者の繊細な心情を描いている。各短編の概要は以下の通りである。
孤高の文学少年はI Love Youをどう訳す?
孤高の文学少年はI Love Youをどう訳す? | |
---|---|
監督 | 森美春 |
脚本 | 松ケ迫美貴 |
出演者 |
白鳥晴都 藤本ばんび |
製作会社 | 映画「STARDUST NEXT project 2024」製作委員会 |
配給 | SDP |
公開 | 2025年5月30日 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
文学を愛する高校1年生の少年・青野文哉が主人公。現代文の授業でクラスメイトの少女・綿谷笑茉が発したある答えに心を動かされた青野は、彼女に対する人生初の恋心と向き合うことになる。プライドの高い青野は「I love you」をどんな日本語で伝えるべきか悩み、思いもよらぬ方法で想いを告白しようとする。文学と言葉、そして初恋が交差する青春ラブストーリーである[22]。
ひらひら揺れる
ひらひら揺れる | |
---|---|
監督 | 相馬雄太 |
脚本 | 松下沙彩 |
出演者 |
香音 藤原聖 |
製作会社 | 映画「STARDUST NEXT project 2024」製作委員会 |
配給 | SDP |
公開 | 2025年5月30日 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ボーイッシュな少女・瀬尾鈴花(12歳)が、自分らしさに葛藤しながら成長する思春期のひとコマを切り取った物語。男の子達と遊ぶことが大好きで普段スカートを履いたことがない鈴花は、中学校の制服としてスカートを着用することに戸惑いを覚える。幼なじみの西澤ミツキの励ましを受け一歩踏み出すものの、周囲の反応に心が揺れ動き、自分らしさとは何かに向き合う。友情と自身のアイデンティティを模索する青春ストーリーとなっている[22]。
THE SHADOW
THE SHADOW | |
---|---|
監督 | 天野大地 |
脚本 | 井上 瑠菜 |
出演者 |
中山碧瞳 小野孝弘 |
製作会社 | 映画「STARDUST NEXT project 2024」製作委員会 |
配給 | SDP |
公開 | 2025年5月30日 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
心霊要素と家族ドラマが絡み合う異色のホラー作品。大学生の汐里(19歳)は5年前に母親を交通事故で亡くしており、母の事故現場が「心霊スポット」と化していると耳にする。もう一度亡き母に会いたいと願う汐里は霊感のある父・研二の反対を押し切り、その事故現場である薄暗い森へ足を踏み入れる。林の奥で彼女の前に現れた“黒い影”は果たして母親の霊なのか――?過去の傷と親子の記憶が交錯し、恐怖の中にも家族の絆と再生を描くハートフルホラーとなっている[22]。
ブーンがきこえる
ブーンがきこえる | |
---|---|
監督 | 塩野峻平 |
脚本 | ヒラマツカツノリ |
出演者 |
高尾颯斗 穴山和空 |
製作会社 | 映画「STARDUST NEXT project 2024」製作委員会 |
配給 | SDP |
公開 | 2025年5月30日 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
25歳のIT企業社員・正井理一は仕事一筋で生きてきたが、ある日突然6歳の甥・正井遊を引き取って一緒に暮らすことになる。仕事以外に興味の無かった理一は幼い甥との生活に戸惑い葛藤するが、ラジコンカー遊びを通じて次第に心を通わせていく。家族とは何か、大人になるとはどういうことかを問いかける心温まるヒューマンドラマであり、血の繋がった叔父と甥が共に新たな家族を築いていく過程を描く[22]。
登場人物
孤高の文学少年はI Love Youをどう訳す?
- 青野 文哉(あおの ふみや)
- 演 - 白鳥晴都
- 主人公。文学をこよなく愛する高校1年生の少年で、同級生・笑茉の発言をきっかけに初恋を経験する。プライドが高く、想いを言葉に訳することに悩む繊細な性格[22]。
ひらひら揺れる
- 瀬尾 鈴花(せお すずか)
- 演 - 香音
- 主人公。12歳の小学6年生の女の子で、ボーイッシュな性格。活発で男の子と一緒に遊ぶことが好きだが、中学入学を前に初めて履くことになる制服のスカートに違和感と不安を抱いている[22]。
- 西澤 ミツキ(にしざわ ミツキ)
- 演 - 藤原聖
- 鈴花の幼なじみの同級生(12歳)。鈴花の良き理解者であり、スカート着用に戸惑う彼女の背中を押す。明るく優しい性格で、鈴花が自分らしさを見出す手助けをする[22]。
THE SHADOW
- 汐里(しおり)
- 演 - 中山碧瞳
- 主人公。19歳の大学生の女性で、5年前に亡くした母親への想いを断ち切れずにいる。母の痕跡を追って心霊スポットと化した事故現場の森へ向かい、不可思議な現象に直面する。ホラー作品の登場人物でありながら、家族への愛情と後悔を抱えた人間ドラマの主人公でもある[22]。
- 研二(けんじ)
- 演 - 小野孝弘
- 汐里の父親。49歳。強い霊感を持つ人物で、娘が危険な場所へ行くことを心配し止めようとする。妻を失った悲しみを抱えつつ娘を想う父親として物語に関わる[22]。
ワンピース・プレミア・サマー
ワンピース・プレミア・サマー ONE PIECE PREMIER SUMMER | |
---|---|
種類 | 期間限定イベント |
日程 | 2025年7月1日 - 10月6日 |
会場 | ユニバーサル・スタジオ・ジャパン |
会場所在地 | 大阪府大阪市此花区桜島2丁目1番33号 |
開催国 | 日本 |
初回開催 | 2007年 |
来場者数 | 150万人以上(2021年) |
ウェブサイト | |
www |
ワンピース・プレミア・サマー(英: ONE PIECE PREMIER SUMMER)は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で2007年より毎年夏季に開催されている漫画『ONE PIECE』を題材にしたライブ・エンターテイメント・ショー『ワンピース・プレミアショー』を含むスペシャルイベントである[28]。麦わらの一味による迫力満点のスタントアクションと特殊効果で原作の名場面を再現するのが特徴である[28]。公演は『ウォーターワールド』の野外ステージを舞台に、水上バイクでのチェイスや高さ13メートルからの高飛び込み、火薬や火水を用いた演出など大規模なスタントが行われ、観客参加型の演出も盛り込まれる[28]。原作者・尾田栄一郎も初年度公演を観賞して「完成度に満足した」という評価を残しており[28]、以降も毎年高い満足度を誇る人気公演として定着している[29]。2014年の公演『ワンピース・プレミアショー 2014』はその高品質が国際的に評価され、IAAPA(国際遊園地協会)のブラス・リング・アワードにおいてライブエンターテインメント・エクセレンス部門の最優秀総合プロダクション賞を受賞した[29]。累計観客動員数は年々増加し、2021年までに約150万人に達している[29]。
歴史
初開催と中断(2007年–2009年)
『ワンピース・プレミアショー』はUSJ開園5周年を迎えた2007年、原作『ONE PIECE』連載10周年とのコラボレーション企画として初めて開催された。初年度は『ウォーターワールド』のスタントショーに『ONE PIECE』の世界観を融合させ、麦わらの一味と水上要塞の住人たちや海賊バギー一味が三つ巴で戦うオリジナルストーリーが上演された。この成功によりプレミアショーは新たな夏の名物となったが、2008年と2009年には『ONE PIECE』の代わりに同じ少年ジャンプ作品の『NARUTO -ナルト-』を題材にしたプレミアショーが開催され、ワンピースの公演は一時中断した[30][31]。
毎年開催への定着(2010年–2013年)
2010年より『ワンピース・プレミアショー』がUSJ夏イベントに復帰し、以後毎年恒例で開催されるようになった。2010年公演ではボア・ハンコック率いる九蛇海賊団が天竜人の企みにより捕らわれ、ルフィたち麦わらの一味がハンコック救出に挑む物語が描かれた。劇中ではハンコック奪還のためルフィと王下七武海ドフラミンゴが激突し、窮地に追い込まれたルフィの前に「火拳のエース」が登場するサプライズ演出が盛り込まれている[32]。2011年からはイベント名称が『ワンピース・プレミア・サマー』として本格展開され、ショー以外にも園内ラリー企画やグリーティング、コラボフード販売が行われるようになった[33]。2011年公演『ワンピース・プレミアショー 2011』は2年ぶり2回目の開催となり、尾田栄一郎も再び訪れている[28]。この年のストーリーは、新世界編序盤の設定を取り入れ、ルフィたちが再会したボン・クレーやイワンコフ、ハンコックとともに島で宴を楽しむ裏で、それが天竜人の仕掛けた巧妙な罠であったというものだった[28]。物語後半ではルフィに因縁のあるアーロン、エネル、クロコダイルなど歴代の強敵が次々に乱入し、さらに正義を掲げる海軍本部の三大将(赤犬・青雉・黄猿)までもが立ちはだかる総力戦が展開された[28]。この2011年公演は特に演出面で飛躍を遂げ、後述するプロジェクション映像や声優音声を駆使した臨場感演出が本格導入されている[34]。2012年・2013年も毎年異なるオリジナルストーリーで公演が行われ、ルフィの義兄エースや革命軍幹部イワンコフが再登場する一方、マリンフォード頂上戦争後の新世界編設定を反映してトラファルガー・ローやボア・ハンコック、シャンクスら人気キャラクターも物語に組み込まれた(※各年の詳細は後述)[35][36][37]。こうしてプレミアショーは年ごとにスケールと人気を拡大していった。
春公演の実施と受賞(2014年)
2014年はUSJが開園以来最多のイベントを開催した年で、『ワンピース・プレミアショー』史上初めて春季と夏季の2シーズンにわたり公演が実施された。3月から5月にかけての「春公演」では、麦わらの一味とエースが共闘する頂上戦争後のオリジナルエピソードが描かれ、ルフィが亡き兄エースとの再会を頭の中で追体験するような回想シーンを交えた演出が話題となった[38]。続く7月から9月の「夏公演」では、一味とサボが初共闘してドフラミンゴ率いるドレスローザ軍団と戦う物語が展開され、当時連載中だったドレスローザ編の要素をいち早くショーに取り入れている。2014年のプレミアショーはこのように2部構成の豪華内容となり、その完成度の高さから国際的な評価も得た[39]。同年公演は前述の通りテーマパーク業界のブラス・リング・アワード最優秀賞に輝き、USJのライブショーとして初の快挙を成し遂げている[40][41]。
ジャンプ・サマーと映画連動企画(2015年–2019年)
2015年以降、USJでは『ONE PIECE』のみならず『ドラゴンボール』や『DEATH NOTE』など週刊少年ジャンプ作品を集めたクロスオーバーイベント『ユニバーサル・ジャンプ・サマー』が開催され、『ワンピース・プレミアショー』もその中核アトラクションとして位置づけられた。この時期からプレミアショーは原作の大型イベントや劇場版と連動したストーリーを取り入れる傾向が強まり、2016年公演では同年公開の映画『ONE PIECE FILM GOLD』に合わせて、ルフィ一行が映画の舞台「グラン・テゾーロ」へ向かう直前のエピソードが描かれた。また2016年はUSJ開業15周年でもあり、公演内容も過去最大規模にスケールアップした。歴代エピソードの名シーンが次々と盛り込まれ、ルフィとシャンクスの出会い(麦わら帽子の託宣)から、ニコ・ロビンの「生きたい!」発言(エニエス・ロビー編)、ゴーイング・メリー号の最期まで、原作ファン感涙のシーンをライブで再現している。物語終盤では当時最新章のドレスローザ編・ゾウ編からサボやドフラミンゴ、ビッグマム海賊団幹部なども登場し、ルフィがギア4(バウンドマン)で敵を一掃するクライマックスを迎えた。2017年はプレミアショー10周年の記念イヤーとなり、テーマを「頂上戦争」に据えた『ワンピース・プレミアショー 2017』が上演された。マリンフォード頂上戦争編の再現に加えて、この年より麦わらの一味に加わったジンベエも含めた“新世界編”のキャラクターで構成されたストーリーとなり、最後にはエースと白ひげの魂を弔う演出も盛り込まれた(白ひげとエースの墓標モニュメントが登場し、劇中でブルックが追悼のバイオリン生演奏を披露する特別シーン[28])。2018年は原作20周年にあたる年であり、プレミアショーも「20th Anniversary」として歴代最多のキャラクターが集結する内容となった。しかし公演期間中の台風接近により千秋楽が中止となるハプニングも起きている。2019年は原作連載20周年記念映画『ONE PIECE STAMPEDE』の公開に合わせ、映画の前日譚に当たるオリジナルストーリーが展開された。麦わらの一味が「海賊万博」(劇場版の舞台)へ向かう物語の中で、インペルダウン以来の盟友ボン・クレーが主役級の活躍を見せたことも話題となった。なお2019年公演の千秋楽にはサプライズでアニメ声優の岡村明美(ナミ役)と矢尾一樹(フランキー&ボン・クレー役)がステージに登壇し、自身が演じるキャラクターと“共演”するスペシャルパフォーマンスが披露された。
中断と新時代の幕開け(2020年以降)
2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でプレミアショー史上初めて公演が全面中止となり、夏の『プレミア・サマー』イベント自体も開催されなかった。翌2021年、感染対策を講じて2年ぶりに公演が再開されると、待ち望んでいたファンから大きな反響を呼んだ。2021年公演は原作で物語が進行中だったワノ国編をベースに、ワノ国の花の都を舞台とするオリジナルストーリーが展開された。ルフィとローがそれぞれ亡き兄弟(エース)や恩人(コラソン)への想いを胸に、百獣海賊団の大看板・キングや元七武海ドフラミンゴらと激突する内容で、侍姿の麦わらの一味が集結するワノ国編ならではの演出が好評を博した[42]。2022年は『ONE PIECE』連載25周年とプレミアショー15周年が重なり、劇場版『ONE PIECE FILM RED』と完全連動した特別公演が行われた[29]。物語は映画の前日譚に位置付けられ、ルフィたちが“海軍大将を目指す少年たち”と出会い、麦わら帽子の誓いやゾロの「世界一の大剣豪になる」約束といった原作の名シーンも交えつつ、映画本編へ繋がるドラマが描かれた[29]。同年には初めてジェットコースター型アトラクション「ワンピース×ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」が導入されるなど、イベント全体でも新たな試みがなされた。2023年公演『ワンピース・プレミアショー 2023』では、シリーズ屈指の人気を誇るアラバスタ・魚人島・ドレスローザの“三王女”(ビビ、しらほし、ヴィオラ)救出をテーマに据え、クロコダイル、ドフラミンゴ、キング、藤虎ら強敵が集結するドリームマッチ的なストーリーが展開された[43]。そして2024年には満を持して主人公ルフィの「ギア5(ギア・フィフス)」形態がプレミアショーで初披露され、クロスギルド(バギー・クロコダイル・ミホークの海賊連合)や新世代の海軍キャラクターも物語に加わった。こうしてプレミアショーは原作の進行や周年企画と密接にリンクしながら、常に進化を続けている。
年別公演内容
※各年の公演タイトルと主なストーリー・登場キャラクターの概要を示す(春公演は★で区別)。
2007年
麦わらの一味(ルフィ、ゾロ、ナミ他)とバギー海賊団が、水上要塞ウォーターワールドに迷い込んだことで繰り広げられる三つ巴の海戦。水上集落を牛耳る総督ディーコン(USJウォーターワールドの悪役)率いる武装集団と、財宝を狙うバギー一味、そして麦わらの一味が激突し、ルフィがゴムゴムの巨人の銃(ギガントピストル)で敵を撃破する[28]。
公演回数31回(7月22日〜9月2日)。なおUSJと『ONE PIECE』原作の初コラボレーション企画であり、当時『ONE PIECE』は連載10周年、USJは開園6周年であった。
2010年
九蛇海賊団の女帝ボア・ハンコックが人攫いに遭い、世界貴族(天竜人)に売り飛ばされそうになる。救出を求められたルフィたちは、ハンコックを囚えたドンキホーテ・ドフラミンゴの罠に挑む。天竜人のシャルロス聖も登場し、ハンコックを競り落とそうとする中、麦わらの一味は激闘を繰り広げる。終盤、苦戦するルフィの前に兄弟分のポートガス・D・エースが登場し、火拳の能力で共闘するサプライズ演出が最大の見所となった。
主要登場人物:ルフィ、ハンコック、ドフラミンゴ、エース、マーガレット(九蛇戦士)、シャルロス聖ほか。公演回数不明(7月中旬〜8月下旬)。
2011年
インペルダウンの同志であるボン・クレーやイワンコフ、さらにはハンコックといった仲間たちとルフィ一行が再会を喜ぶ裏で、天竜人の策略が進行する物語[28]。宴の最中にアーロンやエネル、クロコダイルなどルフィの宿敵が次々に襲来し、最後には赤犬・青雉・黄猿の海軍三大将が立ち塞がる総力戦へと発展する[28]。劇中、ルフィは巨大化したゴムゴムの銃乱打(ギガントガトリング)で敵陣に立ち向かい、三大将もマグマ(赤犬)や氷結(青雉)などの能力演出を披露した。
主要登場人物:麦わらの一味、ボン・クレー、イワンコフ、ハンコック、シャルロス聖、アーロン、エネル、クロコダイル、海軍大将3名ほか。公演回数38回(7月16日〜9月4日)。
※この年から「プレミア・サマー」として公演以外の関連イベント(後述)が本格的に実施された。
2012年
マリンフォード頂上戦争終結直後の時代背景を反映し、ルフィが義兄エースの死と向き合いながら新たな冒険に乗り出すオリジナルストーリー。主人公の前に七武海ジンベエや革命軍参謀長サボが現れ、ルフィに兄エースの意思を託す場面などが描かれた(ジンベエとサボはいずれも当時の原作では初登場間もないキャラクター)。敵側には黒ひげ海賊団や王下七武海のバーソロミュー・くまが登場し、終盤ではルフィと黒ひげの直接対決が実現した。
主要登場人物:ルフィ、ジンベエ、サボ、黒ひげ、くま、マゼラン(インペルダウン署長)ほか。公演回数不明(夏季開催)。
2013年
原作魚人島編およびパンクハザード編をベースにしたストーリー。新世界に突入した麦わらの一味が、魚人島の王女しらほしや海軍G-5支部長スモーカーたちと共闘し、魚人島の宿敵ホーディ・ジョーンズ率いる新魚人海賊団やドフラミンゴ配下のシーザー・クラウンに立ち向かう内容となった。フランキー将軍(フランキーのロボ)やゾロの新必殺技「一大・三千・大千世界」など、2年後編で強化された麦わらの一味の戦闘シーンが初披露された。またラストでは光月錦えもんがゲスト登場し、ワノ国編への伏線を示す演出も行われた[44][45][46][47]。
主要登場人物:麦わらの一味、しらほし、スモーカー、たしぎ、ホーディ、シーザーほか。公演回数不明(夏季開催)。
2014年(春)
エース存命時代を舞台に、ルフィとエースの兄弟共闘が実現したオリジナルストーリー。とある島の町で再会を果たしたルフィとエースが、海軍大将青雉(クザン)の策謀によって市民を人質に取られ、共に海軍部隊と戦う展開となる。戦いの中でルフィは仲間との冒険の日々を振り返る回想に入る演出があり、ゾロ・ナミ・ウソップ・サンジら仲間がそれぞれ加入した当時の名場面(東の海編)を追体験するシーンが盛り込まれた。最後は青雉が氷漬けにした町をエースが炎帝で溶かし、兄弟の絆で島を救うという結末を迎える[48][49][50][51]。
主要登場人物:ルフィ、エース、青雉(クザン)、麦わらの一味(回想シーン)ほか。公演回数未公表(3月8日〜5月11日)。
2014年(夏)
ドレスローザ編およびパンクハザード編を統合した物語。ドレスローザの王女ヴィオラと海軍G-5少将スモーカーが登場し、ルフィたちと手を組んでドレスローザの支配者ドフラミンゴに挑む。敵側にはドフラミンゴファミリーのディアマンテやヴェルゴ、巨大兵士ピーカらが登場し、ローとサンジの連携攻撃でこれら幹部を撃破する。クライマックスではドフラミンゴが覚醒したイトイトの実の能力で会場全体を檻(バードケージ)のように包囲するが、ルフィがギア2・3同時発動の“大蛇砲(バズーカ)”でドフラミンゴを打ち倒し、檻を崩壊させた。
主要登場人物:麦わらの一味(ロビン欠席)、ロー、ヴィオラ、スモーカー、ドフラミンゴ、ヴェルゴ、ピーカ、ディアマンテほか。公演回数不明(7月4日〜9月30日)
※プレミアショー初の試みとして、会場内で観客に3Dメガネ型の「映像電伝虫メガネ」を配布し、一部シーンで立体映像演出を実施。
2015年
ドレスローザ編の完結後を舞台に、ルフィが新たな“麦わら大船団”の仲間(バルトロメオ、キャベンディッシュ、ハイルディン等)と協力して海軍本部から逃走するオリジナルエピソード。序盤、バルトロメオ率いるルフィの子分たちが観客に水鉄砲を配って“予行演習”を行い、後半に本物の海兵と水鉄砲バトルを繰り広げるなど、観客参加型の演出が話題となった。敵勢力として海軍大将藤虎や王下七武海ドフラミンゴが登場し、終盤ではルフィがギア4を初披露して敵を圧倒した。
主要登場人物:麦わらの一味、バルトロメオ、キャベンディッシュ、ハイルディン、藤虎、ドフラミンゴほか。公演回数不明(夏季開催)。
2016年
グラン・テゾーロ編(劇場版連動)と過去エピソード総集編を融合させた大長編ストーリー。ルフィたちは劇場版舞台「海賊万博(グラン・テゾーロ)」への出航を控えた補給中に海軍中将ワイルダーの罠にかかり、「約束の島」プロミスランドで次々と強敵に襲われる。ワイルダーの部下である少年兵ポッケの能力(モノモノの実)によってルフィの前に歴代の宿敵たち(クロコダイル、モリア、アーロン、ホーディ、エネル、ワポル、クロ、マゼラン等)が幻影として出現し、一味は各自の宿敵と死闘を繰り広げることになる。その中でルフィとボン・クレーの再会や、ナミがアーロンに決別を宣言する場面など、過去の名シーンが随所に再現された。後半、ポッケの改心により幻影は消滅し、代わりにポッケが再現したゴーイング・メリー号が登場して一味を救うという感動的な展開も盛り込まれた。最終決戦では再びギア4に覚醒したルフィがワイルダーを撃破し、ショーのラストで麦わらの一味は劇場版の舞台・グラン・テゾーロへ旅立っていく。
主要登場人物:麦わらの一味、ボン・クレー、ポッケ(オリジナルキャラ)、ワイルダー(海軍中将オリジナル)、歴代キャラクター多数。公演回数不明(7月1日〜9月4日)。
※ショー後半には観客が映像電伝虫メガネ(3Dメガネ)を着用し、飛び出す立体映像演出を体験するシーンがあった。また2016年はUSJ15周年記念でスペシャルグリーティングや展示企画も実施。
2017年
マリンフォード頂上戦争をテーマに据えた公演。物語前半はエース処刑台の場面を再現し、白ひげ海賊団と海軍本部の総力戦が描かれた。ルフィとエースが共闘する熱い展開の中、ルフィは「兄弟の盃」を交わしたサボの想いも胸にエース救出に奔走する。エースが命を落とすシーンでは白ひげ役の俳優による迫真の演技が観客の涙を誘い、その後、白ひげとエースの遺骸が炎に包まれる様子をブルックがバイオリンで弔い、生演奏する演出が行われた。後半は頂上戦争から2年後の新世界編に場面が移り、ジンベエを新たな仲間に迎えた麦わらの一味が再集結する。激戦を経てルフィが「俺はもっともっと強くなる!」と宣言し、シャンクスが遠くからそれを見守る場面で幕を閉じた。
主要登場人物:麦わらの一味、エース、白ひげ、サボ、赤犬、青雉、黄猿、マーシャル・D・ティーチ(黒ひげ)ほか。公演回数不明(6月30日〜10月1日)。
※10周年記念企画として歴代公演をまとめた公式ヒストリーブックが限定発売された。また当年よりUSJ夏イベントが『ユニバーサル・ジャンプ・サマー』と銘打たれ、他作品(ドラゴンボール、デスノートなど)との合同開催に組み込まれた。
2018年
原作連載20周年記念公演。ストーリーはホールケーキアイランド編(サンジ奪還編)をベースに、ビッグ・マム海賊団からナミの親友シャーロット・プリンを救出するオリジナルエピソードが展開された。ルフィたちはヴィンスモーク家と共闘し、将星カタクリやオーブンら強敵に挑む。敵総勢の中にはドレスローザ編のドフラミンゴ残党(ディアマンテ、ピーカ)や空島編の神兵(ヤマ、ホトリ)も加わり、シリーズ20年の歴史を反映したドリームマッチの様相を呈した。後半、カタクリとの激闘でルフィが「ギア4・スネイクマン」に覚醒し勝利するが、最終盤で突如飛来したカイドウの熱息(ホットブレス)により会場が炎に包まれ、ルフィたちが危機に陥ったところでエンディングを迎えるという異例のクリフハンガー演出で幕を下ろした(これは当時直後に始まったワノ国編へ物語が続くことを示唆するものだった)。
主要登場人物:麦わらの一味、サンジ、ヴィンスモーク家(レイジュ他)、プリン、カタクリ、オーブン、ペロスペロー、ディアマンテ、ピーカ、ヤマ、ホトリ、カイドウ(姿は映像のみ)ほか。公演回数不明(7月6日〜9月30日)。
※9月30日の千秋楽公演は台風の影響で中止となった。
2019年
劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』と連動した作品。ルフィ率いる麦わらの一味が世界最大の海賊祭典「海賊万博」への招待状を受け取り、会場に向かう航海途中の物語が描かれた。一行は道中で元オカマ海賊のMr.2・ボン・クレーと再会し、宴を開く。しかし突如現れた海軍中将バルザック(ショーオリジナルキャラ)の襲撃により、一味は四散してしまう。バルザックは部下の少年兵に命じてかつてルフィが倒した強敵たち(クロコダイル、モリア、アーロン、エネル、ワポル、クロなど)の偽物を次々と作り出させ、一味を追い詰めた。だが仲間を思うルフィの叫びに胸を打たれた少年兵が反旗を翻し、最後はルフィとボン・クレーが共闘してバルザックを撃破する。ショーの結びでは劇場版への繋ぎとして“海賊万博”会場行きの船に麦わらの一味が乗船し、観客に手を振りながら旅立っていった。
主要登場人物:麦わらの一味、ボン・クレー、バルザック中将、偽造キャラクター多数(上記参照)。公演回数不明(7月下旬〜9月下旬)。
※15分拡大版の大作で上映時間約85分。初日公演後には特別ゲストとしてアニメ版声優の岡村明美(ナミ役)と矢尾一樹(フランキー&ボン・クレー役)が登壇し、観客6000人の前でトークショーと生アフレコを披露した。
2021年
シリーズ初のワノ国編ベースの公演。ワノ国・花の都で再会を果たした麦わらの一味が再び結束し、光月家の同志であるモモの助やお玉らと協力して将軍オロチの圧政に立ち向かう物語。敵側には百獣海賊団の大看板キングと女幹部ブラックマリアが登場し、ルフィとゾロが二人がかりでキングを討ち倒す活躍を見せた。またサプライズ演出として、ルフィが兄エースとの思い出に鼓舞されるシーンではエースの魂が巨大ホログラム映像で現れ、「白ひげ墓前のビブルカード焼却」を再現する凝った仕掛けも盛り込まれた。
主要登場人物:麦わらの一味、モモの助、お玉、錦えもん、トラファルガー・ロー、キング、ブラックマリア、カイドウ(声のみ)ほか。公演回数不明(8月6日〜10月31日)。
※感染対策として一部演出(客席練り歩き等)を制限した形で2年ぶりに開催。
2022年
劇場版『ONE PIECE FILM RED』と完全連動した公演。物語は映画の前日譚として位置付けられ、四皇シャンクスの娘“歌姫”ウタのライブ開催を控える世界での出来事が描かれた。ルフィたち麦わらの一味は海軍に追われていた少年海兵3人組(ショーオリジナル)を匿い、一緒に旅をすることになる。少年たちは「海軍大将を目指す」熱血漢であったが、実は赤犬の密命を受けて麦わらの一味を罠に嵌めようとしていたことが判明する。最後は少年たちがルフィの人柄に触れて改心し、一味を逃がすため敢えて裏切り者となって殉職するというエンディングに繋がり、劇場版本編へストーリーがバトンタッチされた。劇中では原作の「約束」をテーマに、ルフィとシャンクスの麦わら帽子の誓い、ゾロとくいなの世界一の大剣豪の誓いといった名シーンも感動的に再現されている。
主要登場人物:麦わらの一味、海軍少年兵3名(オリキャラ)、赤犬(声のみ)ほか。公演回数不明(7月1日〜10月2日)。
※15周年記念公演。ジンベエがプレミアショー本編に初登場し、正式に麦わらの一味の一員として加わった。さらに同年はシリーズ初のジェットコースター型アトラクション「ワンピース×ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」も開催され、一味が海軍からの追跡を振り切るスリリングな乗車体験が提供された。
2023年
歴代“王女”救出編とも言うべき豪華競演ストーリー。サボ率いる革命軍の働きかけにより、ルフィたちはビビ(アラバスタ王女)・しらほし(リュウグウ王国王女)・ヴィオラ(ドレスローザ王女)の3人を天竜人から救出する任務に赴く。戦闘ではそれぞれの王女の宿敵であるクロコダイル、ドフラミンゴ、そして百獣海賊団のキングが立ちはだかり、ルフィ・サボ・ローの「炎・ゴム・ROOM」連携攻撃で敵を撃破した。ショー終盤、王女たちを故郷に送り届ける場面で天竜人の艦隊が襲来するが、突如現れた麦わら大船団の仲間たち(サイ、バルトロメオ、キャベンディッシュら)の援護によって難を逃れ、大団円となった。
主要登場人物:麦わらの一味、サボ、コアラ(革命軍)、ビビ、しらほし、ヴィオラ、クロコダイル、ドフラミンゴ、キング、天竜人ほか。公演回数不明(7月5日〜10月10日)。
2024年
ワノ国編完結後初の公演。四皇バギー率いるクロスギルド(クロコダイル&ミホーク)や、新世代海兵のコビーらが登場し、海軍VS海賊の全面対決が描かれる。主人公ルフィの“ギア5”がシリーズ史上初めてショーに登場し、太鼓のドラムが鳴り響く中で真っ白な“ニカ”の姿となったルフィが大暴れする。
主要登場人物:麦わらの一味、バギー、クロコダイル、ミホーク、コビー、黄猿ほか。公演期間:2024年7月3日〜10月7日。
2025年
四皇となったルフィ、バギーに加え、麦わらの一味を狙う海軍本部からは、コビーとヘルメッポ、大将の黄猿。さらに、クロスギルドから、元王下七武海のミホーク、クロコダイルも参戦する大乱戦が巻き起こる。
主要登場人物:麦わらの一味、バギー、コビー、ヘルメッポ、黄猿、ミホーク、クロコダイルほか。公演期間:7月1日~10月6日。
演出の特徴と変遷
『ワンピース・プレミアショー』は、USJの『ウォーターワールド』常設ステージをフル活用した大掛かりなスタント・ショーとして演出されている。初年度から水上バイクや高所からのダイブ、火薬を使った爆発など本格的なアクションが売り物で、物語の展開に合わせて『ウォーターワールド』の滝壺やガスタンクが爆炎を上げるなどダイナミックな特殊効果が随所に盛り込まれた[28]。2011年の公演では映像プロジェクション技術が導入され、4台の高輝度プロジェクターを用いてステージ全体に巨大映像を投影し、ルフィの「ゴムゴムの巨人の銃(ギガントピストル)」発動時には約5メートルの巨大な腕の映像と爆発効果をシンクロさせるなど、迫力満点の必殺技演出が実現した[28]。またこの年から、出演キャラクターのセリフは事前収録したアニメ声優の音声で再生される方式が採られ(俳優の口の動きに声を当てる)、観客はお馴染みの声でキャラクターが会話する臨場感を楽しめるようになった[28]。以降も技術面での進化は続き、2014年には上記のブラス・リング・アワード受賞に繋がるほど洗練された舞台演出が高評価を得た[29]。2016年公演では観客に3Dメガネ型のデバイス「映像電伝虫メガネ」を配布し、一部シーンでステージから飛び出す立体映像を上映する試みが行われている。例えば、終盤の戦闘ではルフィの覇気(覇王色の覇気)をイメージしたオーラが客席上空に立ち上る演出や、敵キャラの放つ攻撃エフェクトが客席に迫るような映像効果が盛り込まれ、現実と虚構が交錯する没入感を創出した。これら映像演出と実物のスタント・特殊効果を融合させる手法は、その後の公演でも踏襲されている。
観客と一体になって盛り上がるインタラクティブ演出もプレミアショーの大きな特徴である。2015年公演では、開演前にバルトロメオ役の俳優が客席を練り歩きながら観客に水鉄砲を配布し、途中の戦闘シーンで観客が実際に海兵役のパフォーマーに水を放射して撃退するという趣向が大いに受けた。このような観客参加型の演出はその後も定番化し、ショー中に「撃てー!」など観客に呼びかけて一緒に声を出させたり、キャラクターの決めポーズに合わせて観客も立ち上がりポーズを取る演出などが随所で見られる[28]。特に2011年公演では人気キャラ登場時にファンが同じポーズで大歓声を上げたことがメディアで紹介されており[28]、こうした双方向の盛り上がりがライブ・ショーならではの醍醐味となっている。さらに、ステージと観客席が一体化した臨場感演出として、俳優たちが客席通路を駆け巡るアクションや、客席前方に本物の海水を噴射して水しぶきを浴びせる仕掛けも使用される。ウォーターワールド施設の特性を活かした水上チェイス(ボート・ジェットスキーによる高速アクション)や高台からのダイブは毎回クライマックスを飾るお約束であり、2011年には13mの高飛び込みが、2018年には15m級の火柱を背景にしたダイブが披露されるなど、年々スケールアップしている[28]。USJのスタントチームとショー演出家は公演ごとに新たなアイデアを取り入れており、2024年公演ではついにルフィ役の俳優がワイヤーアクションで空中を飛行する演出(ギア5の能力表現)が導入された。
反響・評価
『ワンピース・プレミアショー』はその再現度の高さと臨場感から、ファンや来場者から極めて高い評価を得ている。毎年夏の公演期間中はチケットが即日完売する日も多く、発売と同時に“チケット争奪戦”になることが常態化している。ショー鑑賞にはパーク入場券と別途有料の観覧券が必要だが、リピーターも含めた熱心な支持層が厚く、プレミア・シート(前方席)を中心にチケットは入手困難なことで知られる。また公演内容は各種SNSや口コミサイトでも絶賛されており、「涙なしでは見られない」「まるで本当に仲間が目の前にいるような感動」といった感想が多く寄せられる。特に感情移入を促す演出には定評があり、2017年公演ではエースと白ひげの死を扱ったシーンで多くの観客が号泣したことが報じられた。こうしたファンからの熱狂的な支持に加え、専門家や業界からの評価も非常に高い。2014年公演がIAAPAブラス・リング・アワードで最優秀賞に輝いたことは前述の通りであり[29]、2021年にはシリーズ全体が「世界最高の栄誉」と謳われる業界賞を受賞したと公式発表されている[29]。さらに、2021年公演を最後に勇退した初代ショー演出家にはTEA(Themed Entertainment Association)より特別功労賞が贈られており、USJのライブ・ショーが国際的に高く評価される契機の一つとなった。
プレミアショーの持つエネルギッシュな魅力はメディア露出の面でも顕著で、新聞・テレビなどでもたびたび取り上げられている。2011年には600人のファンを招いた公開リハーサルの模様が報道され、その中で尾田栄一郎がショーの完成度を称賛したエピソードや、スペクタクルな演出に観客が熱狂する様子が紹介された[28]。またUSJ公式のプロモーションでも「NO LIMIT!」のキャッチコピーと共にプレミアショーの映像が積極的に使われ、パークの夏イベント全体を象徴するコンテンツとして位置付けられている。2020年はコロナ禍で公演中止となったものの、SNS上では「来年は必ず復活を」というファンの声が相次ぎ、2021年に2年ぶり復活が発表されると大きな話題を呼んだ。復活初日の模様はYouTubeなどでもファンによって実況・拡散され、長く待ちわびた来場者から惜しみない歓声と拍手が贈られたという。このように『ワンピース・プレミアショー』はUSJの夏を代表する看板ショーとして、世間やファンから厚い支持と注目を集め続けている。
関連イベント・施策
ワンピース・アドベンチャー・ラリー
2011年に登場した体験型ラリー企画で、園内に隠された“伝説の航海道具”を探して台紙のマークを集めるという宝探しゲームであった[52]。このラリーではワンピースのキャラクターにまつわるスポット(サウザンド・サニー号の舵輪や悪魔の実の模型など)を巡り、全て発見すると景品がもらえる仕組みで、子供連れのファミリー層にも好評を博した。
サンジの海賊レストラン
物語に登場するコック、サンジが開くレストランを再現した有料レストラン・ショーで、2013年に初登場し大好評だったため翌2014年以降は毎年の定番となった。パーク内の既存レストランをワンピース仕様に改装し、サンジ役の俳優がゲスト(特に女性ゲスト)を情熱的にもてなしながらフレンチのコース料理を提供するという内容である[53]。食事中にはサンジが各テーブルを回って女性に甘い言葉を囁いたり、途中でルフィやゾロ、さらには悪役キャラが乱入してミニ寸劇や写真撮影が行われたりと、ライブ・エンターテイメントと食事を融合させた趣向が人気を呼んでいる[53]。1日数回・各回80席程度の限定営業ながらチケット入手は難関で、初年度は即日完売が相次いだため急遽追加開催が決定したという逸話も残っている。以降も毎年チケットは抽選制や先着順予約となり、2023年現在も“サンレス”の愛称でファンに親しまれている[54][55]。
ワンピース×ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド
乗車中に麦わらの一味の音声やBGMが流れ、ルフィたちが海軍からの追跡を振り切るオリジナルストーリーが耳元で展開する。荒波を突破するスリル満点の体験にファンは「まるで一味と一緒に航海しているようだ」と興奮の声を上げている。
フード&グッズ
イベント期間中、パーク内には『ONE PIECE』特別メニューの屋台(カートフード)が登場し、ルフィの麦わら帽子パンやチョッパーまん、サンジ考案のデザートなど、作品にちなんだオリジナルフードが販売される[56][43]。ドリンクではローの“ROOM(アンピュテート)”オレンジソーダや、オールブルー(4つの海のフルーツを使ったブルーソーダ)など、キャラクターをイメージしたカクテル風ソフトドリンクが人気である。
グッズ面でも期間限定ショップや売店でなりきり麦わら帽子やイベントロゴ入りTシャツなど多彩な商品が展開される[43]。
そのほか、過去には「ブルックの追悼ライブ」(2011年、白ひげ&エースの慰霊演奏ショー)や、「3Dトリックアート展示」(2017年、キャラと写真が撮れる立体絵)、「サウザンド・サニー号クルーズ」(2014年、USJ外・サンフランシスコ沖で運航された実物大サニー号遊覧船)など、多彩な関連イベントが実施されてきた。これらすべてが連動する「ワンピース・プレミア・サマー」は、USJが総力を挙げて『ONE PIECE』の世界を再現する期間となっており、来場者はパーク全体で“本気のONE PIECE体験”を楽しむことができる。
フィリックス・ザ・キャット
フィリックス・ザ・キャット Felix the Cat | |
---|---|
初登場 |
フェリックスの初恋(1919年11月9日、マスター・トムとして登場) フェリックスの冒険(1919年、フィリックスとして登場) |
作者 |
パット・サリヴァン オット・メスマー |
声 |
英語版 ハリー・エディソン(1929 - 1930)[57] ウォルター・テトリー(1936) ジャック・マーサー(1959 - 1962) ケン・ロバーツ(1959)[58] デイビット・コリーン(1988) ジム・パイク(1990)[59] en(1995) チャーリー・アドラー(1996) ドン・オリオロ(2000 - 2001) デニース・ネジャメ(2000 - 2001、ベビー役) デイブ・クーリエ(2004) ラニ・ミネラ(2010)[60] |
デザイン |
パット・サリヴァン、オット・メスマー(1919 - 1924) ビル・ノーラン(1924 - 1931、1936) オット・メスマー(1932 - 1955) ジョー・オリオロ(1955 - 現在) |
詳細情報 | |
種族 | ネコ |
性別 | ♂ |
家族 |
インキー(甥) ウィンキー(甥) |
恋人 | キティ(サイレント映画初期3年間は「キティ・ホワイト」または「マリー」と表記) |
フィリックス・ザ・キャット(英: Felix the Cat)は、1919年にパット・サリヴァンとオット・メスマーによって制作された、サイレント映画時代のアニメキャラクターである。白い目、黒い体、大きな笑顔を持つ擬人化された黒猫であり、アニメ史上最も認知度の高いキャラクターの一つとされている。また、フィリックスはアメリカの映画アニメーション史上初めて確立された動物キャラクターでもある[61]。
概要
フィリックスは、オーストラリア出身の漫画家で映画制作者のパット・サリヴァンのスタジオから生まれた。キャラクターの創作者については、サリバン自身またはアメリカ人アニメーターのオット・メスマーのいずれかとされているが[62]、フィリックスがサリヴァンのスタジオから登場し、そのアニメーション作品が広く知られるようになったことは確かである。フィリックスはアニメーション短編映画だけでなく、1923年から新聞漫画にも登場し(作画はサリバン、メスマー、後にジョー・オリオロが担当)[63]、そのキャラクターは陶器、人形、ポストカードなどのグッズにも使用された。また、いくつかのメーカーによってフィリックスのぬいぐるみが製作されたほか、ポール・ホワイトマンの楽団をはじめとするジャズバンドが「Felix Kept On Walking」(1923年)など、フィリックスを題材にした楽曲を演奏した。
1920年代後半、トーキー(音声付きアニメーション)の登場により、フィリックスの人気は次第に衰えていった。当時、サリバンとメスマーは音声アニメーションの導入に消極的であり、その間にウォルト・ディズニーによるミッキーマウスの新作が登場し、サイレントアニメのフィリックスは時代遅れと見なされるようになった。1929年、サリバンは音声アニメーションへ移行し、コープリー・ピクチャーズを通じてフィリックスのトーキー作品を配給し始めたが、成功には至らず、1932年に制作が終了した。その後、1936年にヴァン・ビューレン・スタジオによって短期間ながら3作品が制作された。
1953年、フィリックスのアニメはアメリカのテレビ放送で再び公開された。ジョー・オリオロは、フィリックスのデザインを大幅に変更し、足を長くし、体を小さくし、頭をより丸くするなどの特徴を加えた。また、ヒゲと歯を省略し、新たなキャラクターを追加したほか、「マジックバッグ」を登場させ、フィリックスが自在に形を変えられる道具として設定した。その後もフィリックスは複数のテレビ番組や2本の長編映画に登場し、2010年代に至るまで衣類や玩具など、さまざまな商品に使用されている。後にジョー・オリオロの息子であるドン・オリオロがフィリックスの制作を引き継いだ。
フィリックスの初期作品の一部は、1976年著作権法に基づき、1994年にパブリックドメインとなった。
2002年、TVガイドは「史上最も偉大なアニメキャラクター50選」において、フィリックス・ザ・キャットを28位にランク付けした[64]。
2014年、ドン・オリオロはフィリックスの商標および残存する著作権をドリームワークス・アニメーション(ドリームワークス・クラシックス経由)に売却し、現在はNBCユニバーサル(ユニバーサル・ピクチャーズ)の管理下にある[65]。
歴史
誕生
1919年11月9日、フィリックスの試作キャラクターであるマスター・トムが、パラマウント・ピクチャーズの短編アニメーション『フェリックスの初恋』に登場した[66]。この作品は、パット・サリバンが経営するマンハッタンのアニメーションスタジオで制作され、漫画家・アニメーターのオット・メスマーが監督を務めた。作品は成功を収め、スタジオはすぐに続編の制作に着手。1919年11月16日に公開された『ミュージカル・ミューズ』でも、マスター・トムは観客から好評を得た。
メスマーによると、パラマウント・マガジンのジョン・キングが、「feline(猫の)」という意味と、黒猫にまつわる縁起の良さを対比させる意図で「フィリックス(Felix)」という名前を提案したという[67]。この名前は、キャラクターが登場する3作目の作品『フェリックスの冒険』(1919年12月14日公開)で初めて使用された。一方で、サリバンは「フィリックス」の名前をオーストラリア史や文学に登場する「オーストラリア・フィリックス(Australia Felix)」から取ったと主張している。
1924年、アニメーターのビル・ノーランがフィリックスのデザインを変更し、キャラクターの輪郭をより丸みを帯びた可愛らしいものにした。この新デザインと、メスマーによるキャラクターアニメーションが組み合わさることで、フィリックスの人気はさらに高まった[68]。
作者をめぐる論争
フィリックスの創作者については、長年にわたり議論が続いている。パット・サリバンは、数多くの新聞インタビューで自身がフィリックスを生み出し、キャラクターの主要な作画を担当したと主張した。1925年にオーストラリアを訪れた際には、新聞『ジ・アーガス』に対し、「ある日、妻がスタジオに連れてきた猫を見て着想を得た」と語っている[69]。また別の機会には、ラドヤード・キップリングの『The Cat that Walked by Himself』や、妻の野良猫好きがインスピレーションになったと発言している[68]。
オーストラリア漫画家協会のメンバーは、『フェリックスの初恋』に使用されたレタリングがサリバンの筆跡と一致すること、またサリバンが自ら作画内に文字を描いていたことを根拠に、彼の創作を支持している[70]。さらに、『フェリックスの初恋』の約4分地点で子猫が発するセリフ「Lo Mum」は、アメリカでは一般的でないがオーストラリアでは使われる表現である。しかし、オットー・メスマーは『フェリックスの初恋』を自宅で単独で作画したと主張しており、もし彼の言い分が正しければ、なぜアメリカ人である彼が「Mum」という表現を使用したのか疑問が生じる。
サリバンの支持者は、1917年3月18日に彼が発表した短編アニメ『The Tail of Thomas Kat』をフィリックスの前身とする説を唱えている。この作品は『Feline Follies』の2年以上前に公開されており、2004年に放送されたオーストラリアABCテレビのドキュメンタリーや[71]、2005年にニューサウスウェールズ州立図書館で開催された展覧会では、「トーマス・キャットがフィリックスのプロトタイプだった可能性がある」と示唆された。ただし、現存する情報は限られており、トーマスの毛色は不明である。また、著作権登録の際の要約によれば、フィリックスとは大きな違いがあり、たとえばフィリックスは尻尾を道具として変化させるが、トーマスは雄鶏との戦いで尻尾を失い、そのまま再生しないという設定だった[72]。
サリバンはスタジオの経営者であり、多くの映画制作者と同様に従業員が生み出した作品の著作権を所有していた。当時のアニメ業界では、アニメーターのクレジット表記は一般的ではなく、メスマーも例外ではなかった。サリバンが1933年に死去すると、フィリックスの権利はオーストラリアの遺産管理団体に移った。メスマーは生前、ハリー・コップに対し「サリバンはフィリックスの権利を遺言で自分に譲ると約束した」と語っていたが、実際に遺言は存在せず、1934年にはキング・フィーチャーズ・シンジケートとの交渉を経て、コップとサリバンの遺産管理団体が権利を取得した[73][74]。
サリバンの死後、同スタジオのスタッフであるハル・ウォーカー、アル・オイグスター[75]、ジェリー・ジェロニミ[76]、ルディ・ザモラ、ジョージ・カナタらが、メスマーこそフィリックスの創作者であると証言した。また、サリバンの弁護士ハリー・コップもこの主張を支持した。彼らによると、メスマーはかつてチャーリー・チャップリンを題材にしたアニメーションを制作しており、フィリックスはそれを基にしたキャラクターだったという。『Feline Follies』に登場する猫の仕草や性格はチャップリンの特徴と共通しており、ブロック状の体型ではあるものの、後のフィリックスの黒いシルエットの原型がすでに見られる[77]。
メスマーは、アニメーション史家ジョン・ケインメーカーとのインタビューで、フィリックスの制作過程を次のように語っている:
「サリバンのスタジオは非常に忙しく、パラマウントはスケジュールが遅れていた。そこでサリバンは『時間があるなら、何か小さな作品を作ってくれ』と言った。そこで、一番シンプルなものを考えた結果、真っ黒な猫を作ることにした。輪郭を描かなくても済むし、次々にギャグを入れられる。観客の反応も良かった。それでパラマウントがシリーズ制作を決定した。」
さらにメスマーは、フィリックスのデザインについて、ミンストレル・ショー(黒人差別的な演芸)やピカニニーのカリカチュア(誇張表現)を参考にしたと語っている:
「パット・サリバンは最初、サミー・ジョンジンという黒人のピカニニーのキャラクターを作っていた。それが後に、私の中ではほぼフィリックスになった。ただ、南部の観客には受け入れられず、放映されなかった[78]。」
ミンストレル的な表現は、アニメのキャラクターに活気や反抗的な性格を与えるのに適していた[78]。
アニメーション史家の間では、メスマーの主張を支持する意見が多い。マイケル・バリア、ジェリー・ベック、コリン・カウルズ、ティモシー・カウルズ、ドナルド・クラフトン、デイビット・ゲルシュタイン、ミルト・グレイ、マーク・カウスラー、レナード・マルティン、チャールズ・ソロモンらがメスマーの説を支持している[79][68][80][81]。
サリバンはフィリックスを積極的にマーケティングし続ける一方で、メスマーは大量のアニメーション制作を担当した。メスマーは白い紙に直接作画し、インカーがその線をトレースする方法を採用した。背景はセル画に描かれ、作画の上に重ねて撮影された。当時のスタジオカメラはパンやトラック移動ができなかったため、遠近法を用いた動きはすべて手描きで表現されていた。
人気と配給
1919年から1921年まで、フィリックスの初期作品はパラマウント・ピクチャーズによって配給された。1922年から1925年まではマーガレット・J・ウィンクラーが配給を担当し、その後、エデュケーショナル・ピクチャーズが短編作品の配給を引き継いだ。サリバンは、同社に対して2週間ごとに新作を提供すると約束していた[82]。優れたアニメーション、巧みなプロモーション、広範な配給網が相まって、フィリックスの人気は急速に高まった[68]。
フィリックスの短編作品には、禁酒法時代のアメリカ社会を反映した酒に関する描写が多く見られる。たとえば、『Felix Finds Out』(1924年)、『Whys and Other Whys』(1927年)、『Felix Woos Whoopee』(1930年)などがある。『Felix Dopes It Out』(1924年)では、フィリックスが赤鼻に悩む自殺志願者を助けようとする。最終的に彼が見つけた治療法は「飲み続ければ青くなる」というものだった。
フィリックスの成功により、多くの模倣キャラクターも生まれた。1920年代の猫のキャラクターである、ウォルト・ディズニーの『アリス・コメディ』シリーズのジュリアス、ポール・テリーの『Aesop's Fables』シリーズのワッフルズ、ビル・ノーランが1925年にアニメ化した『クレイジー・カット』などは、いずれもフィリックスの影響を受けているとされる[83]。この影響はアメリカ国外にも及び、田河水泡が自身のキャラクター「のらくろ」を創作する際のインスピレーションの一つになったとされる[84]。
フィリックスのアニメーション作品は批評家からも高く評価された。シュルレアリスム的な映像表現の好例として挙げられ、フィリックスは「子供の持つ驚きや想像力を象徴するキャラクター」と評された。彼の特徴的な歩き方(両手を背中に組み、うつむきながら考え込む姿)は、世界中の批評家によって分析されている[85]。また、フィリックスのしっぽは、スコップ、感嘆符、鉛筆などさまざまな形に変化し、「彼の世界では何でも起こりうる」ことを示す象徴的な要素となっている[86]。オルダス・ハクスリーは、「映画が文学や演劇よりも優れている点は、より幻想的でいられることだ。フィリックスはそれを証明した」と述べている[68]。
1923年には、フィリックスは映画キャリアの絶頂期を迎えていた。この年に公開された短編『Felix in Hollywood』では、ダグラス・フェアバンクス、セシル・B・デミル、チャーリー・チャップリン、ベン・ターピン、映画検閲官ウィル・H・ヘイズなど、当時の有名人たちと共演している。フィリックスのキャラクターは時計(Kit-Cat Klockとは異なる)やクリスマスオーナメントとして商品化され、ポール・ホワイトマンの楽曲『Felix Kept Walking』のように、フィリックスを題材にした楽曲も数多く制作された。サリバンは、おもちゃのライセンス収入だけで年間約10万ドルを稼いでいた[68]。
この人気とともに、フィリックスには新たな共演キャラクターも登場するようになった。代表的なキャラクターには、フィリックスの飼い主ウィリー・ジョーンズ、ネズミのスキドゥー、甥のインキー、ディンキー、ウィンキー、恋人のキティがいる。また、1928年にはピート・ウェンドリングとマックス・コートランダーが作曲、アルフレッド・ブライアンが作詞を手掛けた『Felix the Cat』の楽譜が、サム・フォックス・パブリッシングから出版された。楽譜の表紙にはオットー・メスマーによる、バンジョーを弾くフィリックスのイラストが描かれていた[87]。
フィリックスの短編作品は、1920年代のアメリカ社会を反映しており、さまざまなテーマを扱っていた。たとえば、『Felix Goes Hungry』(1924年)には民族的ステレオタイプが見られる。『Felix All Puzzled』(1924年)では、ロシア内戦が題材となっている。また、『Felix Strikes It Rich』(1923年)ではフラッパー(1920年代の新しい女性像)の風刺が含まれており、『Felix Revolts』(1923年)では労働組合運動に関与する様子が描かれている。さらに、いくつかの作品では、フィリックスがチャールストン・ダンスを披露する場面もあった。
1928年、エデュケーショナル・ピクチャーズはフィリックスの配給を終了し、その後ファースト・ナショナル・ピクチャーズがいくつかの作品を再発表した。1929年から1930年にかけては、コープリー・ピクチャーズがフィリックス作品を配給した[88]。また、1936年には、ヴァン・ビューレン・スタジオによって『The Goose That Laid the Golden Egg』『Neptune Nonsense』『Bold King Cole』の3作品が制作された。これらはディズニー出身のアニメーター、バート・ジレットが監督を務めたが、彼は当時双極性障害を患っていたとされる[89]。
1920年代、サリバンはフィリックスのマーケティングを積極的に展開していた。ヴァン・ビューレン・スタジオ制作の短編作品では、フィリックスは当時21歳だったウォルター・テトリーによる甲高い子供のような声で話し、歌うシーンもあった。テトリーは、1930年代から1950年代にかけてラジオ番組の人気声優であり、『The Phil Harris-Alice Faye Show』のジュリアス役や、『The Great Gildersleeve』のリロイ役で知られた。1960年代には『ロッキーとブルウィンクルの大冒険』のミスター・ピーボディのコーナーでシャーマンの声も担当していた[90]。
マスコットとしてのフィリックスとポップカルチャーへの影響
フィリックスの前例のない人気と、その名前がラテン語の「幸福(felix)」に由来することから、さまざまな個人や団体がマスコットとして採用した。最初に採用したのは、ロサンゼルスのシボレー販売店の経営者であり、パット・サリバンの友人でもあったウィンスロー・B・フィリックスである。彼は1921年にショールームを開設し、現在でもロサンゼルスのフィゲロア・ストリートとハーバー・フリーウェイを見下ろす形で、フィリックスの巨大なネオンサイン「Felix Chevrolet」が設置されている[91][92]。
その他、1922年にはニューヨーク・ヤンキースがフィリックスをマスコットに採用したほか、パイロットで女優のルース・エルダーは、チャールズ・リンドバーグの大西洋横断飛行を女性として初めて成功させることを目指し、フィリックスの人形を飛行機に持ち込んだ[93]。
この人気はその後も続いた。1920年代後半、アメリカ海軍の爆撃飛行隊VB-2Bが、爆弾を抱えたフィリックスのロゴを部隊のエンブレムとして採用。1930年代には戦闘飛行隊VF-6B(後のVF-3)に引き継がれ、そのメンバーには第二次世界大戦の著名な海軍パイロット、エドワード・オヘアやジョン・サッチがいた。戦後、VF-3の後継部隊であるVFA-31(通称「トムキャッターズ」)は、元のロゴに代わりフィリックスのエンブレムを採用し、現在もフィリックスが爆弾を抱えた姿が、部隊のワッペンや航空機に描かれている。
舞台や音楽への影響
フィリックスの特徴的な歩き方は、舞台や楽曲にも影響を与えた[94]。1920年代には「Felix keeps on walking(フィリックスは歩き続ける)」が流行語となり、フィリックスが考え込むように背中に手を組み、うつむいて歩き回る姿が象徴的なものとなった[95]。1923年にロンドンの音楽ホールで人気を博した楽曲「Felix Kept On Walking」のほか[96]、「Here He Is Again!(Being More Adventures Of Felix)」「Fido Followed Felix」など、フィリックスの冒険をテーマにした楽曲が複数制作された[97]。
学校のマスコットやテレビへの登場
フィリックスはインディアナ州で最も古い高校マスコットとしても知られている。1926年、ローガンズポート高校の選手がバスケットボールの試合にフィリックスのぬいぐるみを持ち込んだところ、チームが逆転勝利を果たしたことから、学校の全スポーツチームの公式マスコットとなった[98][99]。
また、1928年のテレビ実験放送では、世界初の映像として蓄音機のターンテーブルに固定されたフィリックスの人形が使用され、数時間にわたりテストパターンとして放送された[100][101]。
現代におけるフィリックス
フィリックスは100年以上にわたりポップカルチャーに影響を与え続けている。パンク・ロックバンドザ・クイアーズはフィリックスをマスコットとして使用し、スカウル(しかめっ面)、喫煙、ギターを弾く姿など、パンクのイメージに合わせたデザインが用いられている。フィリックスは、同バンドのEP『Surf Goddess』やアルバム『Move Back Home』のジャケット、シングル「Don't Back Down」のミュージックビデオに登場するほか、Tシャツやバッジなどのグッズにも使用されている[102]。
映画『ロジャー・ラビット』(1988年)では、マービン・アクメの葬儀シーンでフィリックスがカメオ出演する予定だったが、テンポの関係でカットされた[103][104]。しかし、最終的な映画ではトゥーンタウンの入り口にある「喜劇と悲劇の仮面」のデザインとしてフィリックスの顔が使われている。また、2015年のツリーフォート・ミュージック・フェストでは、巨大なフィリックスのパペットが登場した。
1972年、スティーブン・ビゼットが映画『フリッツ・ザ・キャット』のチケットを購入していた際、ある母親が子供を連れて同作を「フィリックス・ザ・キャット」と勘違いし、劇場スタッフがその母親にチケットを販売しなかったというエピソードがある[105]。また、1984年に開催された「オットー・メスマーへのオマージュ」上映会に関するニュース記事では、誤ってフィリックス作品を「初期のフリッツ・ザ・キャットの名作」と記述した例もある[106]。
100周年記念
2019年のフィリックス誕生100周年に際し、ユニバーサル・ピクチャーズは11月9日を「フィリックス・ザ・キャットの日」と定め、新たな関連グッズを発表した。これにはFunko Pop!フィギュア、スケッチャーズブランドの靴、時計、PEZディスペンサー、Tシャツ、バッグ、枕、ポマードなどが含まれる[107][108]。
また、オーストラリア国立映像・音声アーカイブ(NFSA)は、フィリックスの歴史を振り返る記事を公開し、初期アニメーションのフレームや映像クリップを紹介した[109]。
コミック版
フィリックス・ザ・キャット | |
---|---|
オット・メスマーによるフェリックスのインク画(1975) | |
作者 | パット・サリヴァン オット・メスマー(1027 - 1954) ジャック・メンデルソーン(1948 - 1952) ジョー・オリオロ(1955 - 1966) デイリーと日曜日;終了 |
連載開始 | 1923年8月19日 |
最終回 | 1966年 |
シンジケート | キング・フィーチャーズ・シンジケート |
出版者 | デルコミックス |
ジャンル | ユーモア |
パット・サリヴァンは、1923年8月19日にキング・フィーチャーズ・シンジケートによる配信で新聞連載コミックを開始した[68]。1927年からは、オット・メスマーが作画を引き継いだ[110]。なお、1924年にイギリスで発行された最初の『The Felix Annual』では、最後の2つの物語がメスマーの通常の作風とは異なっており、サリバンによる作画との違いが確認できる。
新聞コミックとコミックブックの展開
メスマーは、1943年まで『Sunday Felix』の新聞連載を担当した。連載終了後、彼は1943年から1954年までの11年間、デルコミックスで隔月刊のフィリックスのコミックブックを執筆・作画した。また、ジャック・メンデルソーンが1948年から1952年まで、ゴーストライターとしてフィリックスの新聞連載に関与した[111]。
1954年、メスマーが新聞コミックの連載を退いた後、ジョー・オリオロ(『フレンドリー・ゴースト キャスパー』の生みの親)が作画を引き継いだ[112]。この新聞コミックは、1966年に終了した。
1980年代以降のフィリックス・コミック
1984年から1988年にかけて、フィリックスはベティ・ブープと共演するコミック『Betty Boop and Felix』に登場した。
2020年代のフィリックス・コミック復活
35年間にわたり新作コミックが発表されていなかったが、2022年にソース・ポイント・プレスが新たな『フィリックス・ザ・キャット』のコミックシリーズを発表した。これは、ドリームワークス・アニメーションがフィリックスのキャラクターを所有し、ファッションブランドとして活用してきた後の試みだった。
新作コミックは、マーク・フェデラリが執筆し、トレイシー・ヤードリーが作画を担当する予定だった[113]。
しかし、2022年2月、ヤードリーは制作が遅れており、ソース・ポイント・プレスが本作の出版を中止したと発表した[114]。その後、2022年9月にヤードリーは「コミックはキャンセルされておらず、ロケットシップ・エンターテインメントが新たな出版社となる」と明らかにした[115]。
2022年10月、ロケットシップ・エンターテインメントはニューヨーク・コミコンで本作に関わるアーティストやライターが参加することを発表し、フェデラリがコミックのサイン会を実施した[116]。
2022年11月15日、ロケットシップ・エンターテインメントは新レーベル・ボトラーロケットを通じて、コミックを2023年春に発売すると発表した[117]。しかし、その後2023年秋に延期され、2023年11月7日に正式に発売された[118]。
サイレントからトーキーへ
1927年、映画『ジャズ・シンガー』の公開によって同期音声の技術が導入されると、当時フィリックスの短編アニメを配給していたエデュケーショナル・ピクチャーズは、パット・サリバンに対しトーキー(音声付き)アニメへの移行を求めた。しかし、サリバンはこれを拒否し、さらに配給会社との対立が深まった結果、エデュケーショナルとサリバンの契約は解消された。
その後、フライシャー・スタジオの『My Old Kentucky Home』、ヴァン・ビューレン・スタジオの『Dinner Time』、ウォルト・ディズニーの『蒸気船ウィリー』といった同期音声アニメーションが登場すると、サリバンもようやくその可能性に気づいた。1928年、彼はファースト・ナショナル・ピクチャーズと契約を結んだが、何らかの理由でこの契約は短期間で終了。その後、ジャック・コップスタインとコープリー・ピクチャーズと契約し、新たなトーキー版フィリックスの配給を依頼した[64][65]。1929年10月16日、**『Film Daily』**に「**まだ何も聞いちゃいないだろう!(You ain't heard nothin' yet!)」**というキャッチコピーを掲げた広告が掲載された[66]。
ヴァネロペ・フォン・シュウィーツ
ヴァネロペ・フォン・シュウィーツ Vanellope von Schweetz | |
---|---|
初登場 | シュガー・ラッシュ(2012年) |
原語版声優 | サラ・シルバーマン |
日本語版声優 | 諸星すみれ |
詳細情報 | |
種族 | ゲームキャラクター |
性別 | ♀ |
ヴァネロペ・フォン・シュウィーツ(英: Vanellope von Schweetz)は、ディズニーの長編アニメ映画『シュガー・ラッシュ』(2012年)およびその続編『シュガー・ラッシュ:オンライン』(2018年)に登場する架空のキャラクターである。キャンディで彩られたレースゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界に暮らす少女レーサーで、物語のヒロイン的存在。オリジナル版の声はコメディアンで女優のサラ・シルバーマンが担当し、日本語吹き替え版では声優の諸星すみれが演じている。彼女はゲーム内では本来プリンセス(王女)の身分だが、自身を「大統領(プレジデント)」だと称する型破りなキャラクターでもある。
劇中での活躍
シュガー・ラッシュ(2012年)
ゲームの悪役キャラクターであるラルフが自分の居場所を求めてゲームの枠を越え冒険する中で、ヴァネロペはレースゲーム「シュガー・ラッシュ」の住人として初登場する。彼女はプログラム上のエラー「グリッチ」により時折体が瞬間移動する不具合を抱えており、そのせいで他のレーサー達から仲間外れにされていた。ラルフと出会ったヴァネロペは、彼の持つメダルを利用してレースへの出場権を得ようとし、最初は対立するものの次第に友情を育む。物語後半では、ヴァネロペのグリッチはゲーム管理者キャンディー大王によって仕組まれたものであり、彼女こそがゲーム本来の主人公兼プリンセスであったことが判明する。ラルフの協力で陰謀が明かされた後、ヴァネロペは見事レースで優勝し、自身のプログラムも修復される。プリンセスとして元の地位に戻ることを勧められるが、本人はお姫様らしく振る舞うことを嫌い「大統領」に就任するというユーモラスな結末で物語は締めくくられる。グリッチ能力も完全には消えず、彼女のユニークな特技として残っている。
シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年)
続編では、シュガー・ラッシュのゲームセンター筐体が故障し、部品調達のためラルフとヴァネロペはインターネットの世界へ旅立つ。自由奔放なヴァネロペは広大なネットの世界に魅了され、オンラインレースゲーム「スローターレース」で新たな刺激を求めていく。劇中ではディズニーファンサイト「Oh My Disney」に迷い込む場面があり、ヴァネロペは歴代のディズニープリンセスたちと出会う。この豪華共演シーンは2017年のD23 Expoで初披露され、ユーモアあふれる演出に会場は大きな笑いに包まれた。プリンセスたちは当初ヴァネロペを仲間とは認識しなかったが、彼女の自己紹介や持ち前の機転によって打ち解け、最後には「仲間」として受け入れられる描写がなされている。物語後半、ヴァネロペは自身の夢を追いスローターレースの世界に留まる決意をし、ラルフとは離れ離れになるものの、お互いの成長を認め合って友情を深める結末となった。
キャラクターの創作と声優
ヴァネロペは当初から主人公ラルフに対峙する重要なキャラクターとして設計された。監督のリッチ・ムーアは、幼い少女でありながら「ラルフをやり込めるほどしっかり自分の意見を持ち、堂々と渡り合える子供」として彼女を描き、このキャラクター像にサラ・シルバーマンの起用は「完璧だ」と感じたと語っている。シルバーマン自身もヴァネロペに強い愛着を持ち、「生意気でタフな振る舞いは、内側に柔らかな心を隠す殻のようなもの」とキャラクターを分析している。
キャラクターデザイン面では、ヴァネロペの造形は日本のアニメにおける「スーパー・デフォルメ(SD)」、いわゆるチビキャラのスタイルにインスピレーションを得ている。頭身を低く抑えた愛らしいシルエットに加え、髪型や顔立ちは英語版声優シルバーマンを幼くした雰囲気となるよう意図された。衣装はミントグリーンのパーカーにキャンディで飾られた髪飾りなど、お菓子の国のレーサーらしいポップなデザインで統一されている。また、物語上の重要な要素である「グリッチ」について、製作陣はヴァネロペにとってそれが「最大の強さであり同時に弱さでもある」二面性を持つと位置付けた。1作目では欠陥として忌避されたこの能力が、ラストでは彼女の武器となり、続編でもレーサーとしての長所になる一方、不安や動揺が高まるときに発作的に出てしまう弱点として描かれている。
声優のキャスティングに関して、オリジナル版のシルバーマンは自身のコメディエンヌとしての個性を活かし、台本にないアドリブを交えつつヴァネロペに独特のユーモアを吹き込んだとされる。日本語吹替版では当時新人ながら13歳で大抜擢された諸星すみれがヴァネロペの声を担当した。ディズニーで各国版吹替制作を統括するリック・デンプシーは、「ヴァネロペの声優は彼女のように何に対してもワクワクしてエネルギッシュな人物であってほしかった」と語り、諸星の持つ明るい性格と可愛らしい声質がキャラクターにぴったり合致したことが起用の決め手になったと明かしている。
評価
ヴァネロペは映画公開後、観客や批評家から新時代のディズニー・ヒロインとして好評を博した。ビデオゲームの世界を舞台にしながらも心温まる友情物語を描いた『シュガー・ラッシュ』は評論家・観客双方に高い評価を受け、特にユニークなヒロイン像であるヴァネロペの存在が作品の魅力となった。その快活で皮肉屋だが憎めないキャラクター性や、欠点を克服して自己を受け入れる成長物語は、多くの視聴者の共感を呼んだ。実際、ラルフとヴァネロペのコンビはディズニー作品の中でも屈指の人気コンビとされ、日本のみならず世界中のファンに愛されている。ヴァネロペ役のシルバーマンの演技も「愛らしくユーモアに富んでいる」と評価され、彼女の声がキャラクターの魅力を大いに引き立てたとの意見が多い。
映画以外でも、その人気と存在感は各種の賞やランキングに表れた。ヴァネロペというキャラクター自体は、2012年の第11回視覚効果協会賞においてアニメ映画部門の最優秀アニメキャラクター賞にノミネートされており(担当アニメーターのトニー・スミードと連名)、その技術的完成度が業界からも認められた。最終的に受賞は逃したものの、当時登場した新キャラクターとしては異例の高評価である。またファン投票によるキャラクター人気ランキングでも上位の常連であり、ウォルト・ディズニー・アニメーションのキャラクターの中でヴァネロペをお気に入りに挙げる声は根強い。
商品展開とマーケティング
ヴァネロペはディズニー公式のプリンセスキャラクターには含まれていないものの、その独特な魅力から多角的な商品展開やプロモーションが行われている。劇中で自ら王女の地位を放棄するという設定上の理由もあり、ディズニーの「公式プリンセス」ブランドには加えられていないが、むしろそれが彼女の自由奔放な個性としてマーケティングに活かされている。
ディズニーはヴァネロペを主人公に据えた関連商品を多数展開しており、フィギュアやぬいぐるみ、人形といった玩具類から、お菓子モチーフのアパレルグッズまで幅広いアイテムが販売された。例えばディズニーのトイ型ゲーム「ディズニー インフィニティ」では、ヴァネロペがプレイアブルキャラクターのフィギュアとして登場し、ゲーム内で操作することもできる。
2025年には東京ディズニーランドでスペシャルイベント「ディズニー・パルパルーザ」第3弾として「ヴァネロペのスウィーツ・ポップ・ワールド」が開催され、キャンディやチョコレートで彩られた華やかな新作グッズが一挙に登場した。同イベントではヴァネロペが主役のパレードも実施され、彼女が乗る巨大なフロート(山車)には「シュガー・ラッシュ」の世界観が再現されるなど、パーク内でも主役級の扱いを受けている。
さらに米国のディズニーパークでも、映画公開後にラルフとヴァネロペのキャラクターグリーティングが導入された例がある。エプコットのイマジネーション館で行われたグリーティングでは、インターネット世界からポータルを通じてヴァネロペが登場する演出がファンを楽しませた。こうした展開からも、ヴァネロペがディズニー作品の中で異色ながら高い人気と認知度を持つキャラクターであることがうかがえる。
スヴェン (アナと雪の女王)
スヴェン Sven | |
---|---|
初登場 | アナと雪の女王(2013年) |
作者 |
クリス・バック ジェニファー・リー |
原語版声優 |
ジョナサン・グロフ(『アナと雪の女王2』『LEGO アナと雪の女王 オーロラの輝き』での発話/歌唱) フランク・ウェルカー(音響効果、クレジットなし) |
日本語版声優 | 原慎一郎(『アナと雪の女王2』『LEGO アナと雪の女王 オーロラの輝き』での発話/歌唱) |
詳細情報 | |
種族 | トナカイ |
性別 | ♂ |
スヴェン(英: Sven)は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが制作した『アナと雪の女王』シリーズに登場する架空のキャラクターである。
概要
スヴェンは、クリストフと共に暮らしているトナカイであり、クリストフと共に王国アレンデールを永遠の冬にしてしまったエルサ女王を探すアナ王女の旅を手助けする。冒険の途中で、スヴェンは生きている雪だるまのオラフと出会い、友達になる。
最初の映画の出来事から数年後、スヴェンはエルサが聞いた謎の声を探すため、仲間たちと共に新たな旅に出る。その旅の中で、スヴェンは他のトナカイたちと出会う。スヴェンは、2本の長編映画に加えて、短編映画『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』(2015年)や特別短編『アナと雪の女王/家族の思い出』(2017年)にも登場する。
スヴェンは、『アナと雪の女王』の監督であるクリス・バックとジェニファー・リーによって創造された。キャラクターの制作過程では、アニメーターたちが本物のトナカイをスタジオに招き、その行動を観察してスヴェンの描写に取り入れた。しかし、トナカイの動きが少なかったため、最終的にスヴェンの動作やしぐさは犬の習性を基にデザインされた。外見は現実的に描かれている。
スヴェンのキャラクターは概ね好意的に受け止められており、その忠実さや愛らしさが評価されている。また、クリストフとの関係性や、作品におけるコミカルな要素を担っている点も高く評価されている。スヴェンをモチーフにした商品も展開されており、ぬいぐるみやアクションフィギュアなどが販売されている。
開発
コンセプトと創造
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが制作し、クリス・バックとジェニファー・リーが共同監督を務めた映画『アナと雪の女王』(2013年)の制作にあたり、スタッフはトナカイの生態を研究するため[119][120]、ノルウェー・レーロースにあるサーミ人所有のトナカイ牧場を訪れた[121][122]。また、アニメーションチームはスヴェンの描写にトナカイのしぐさを反映させるため、本物のトナカイをスタジオに招き、その動作を観察した[123][124][125]。
アニメーターたちは、トナカイが犬のように後ろ足で耳の後ろをかく様子に注目し[121][124]、この動作をスヴェンの特徴として取り入れた[121]。しかし、トナカイはほとんど動かず同じ場所に立ち続けていたため、最終的にスヴェンは「興奮した犬」や「好奇心旺盛な犬」のように描写されることになった[126]。アニメーターのジョン・ラセターは、自身の飼っているラブラドール犬とスヴェンの行動が似ていることを強調し[126][127]、その行動がスヴェンの性格づけに影響を与えたと述べている。当初、スヴェンには「トール」という名前が検討されていたが、社内でこの名前が多用されていることから却下された[121]。
ジェニファー・リー監督は、スヴェンが制作初期のコンセプトから最も変更の少ないキャラクターであると述べており、スヴェンは最初から話さないキャラクターとして設定されていたことを明かしている。唯一の変更点は、物語が進むにつれてスヴェンの役割が「どんどん大きくなった」ことであった[128]。クリス・バック監督もまた、スヴェンを含むキャラクターを「できる限り面白く魅力的に描こうとした」と語っている[129]。
当初スヴェンは「パントマイムキャラクター」にとどまる予定だったが、リー監督が、自身が飼っている猫に対して行うように、クリストフがスヴェンの代わりに話す設定を提案した[130]。バック監督は、自分も飼い犬に対して同じように接していることから、このアイデアを「素晴らしい」と感じ、物語に取り入れることを決定した[130]。リー監督は、クリストフがスヴェンの思考を表現する方法を「楽しい」と評している[128]。バック監督はさらに、クリストフがスヴェンの発する音に対して「理解していないふり」をするやり取りを楽しんでおり、スヴェンとクリストフを「親友」と表現した上で、スヴェンがクリストフの「良心」のような存在であると述べている[130]。
また、制作チームはティーザートレーラーでスヴェンと雪だるまのオラフを自然に紹介するため、両者の共通点を探した。その結果、両者がニンジンに強い関心を示すことに注目し、この要素を強調することに決めた[131]。
スヴェンのうなり声や鼻息などの音声は、声優のフランク・ウェルカーによって収録された[132][133][134]。クリストフ役の英語声優ジョナサン・グロフは[120]、オラフや他のディズニー作品の動物キャラクターが話すことができるのに対し、スヴェンにはその能力がないと述べている。グロフは、クリストフがスヴェンの返答を代弁する場面で、自分自身とのデュエットを録音したことを明かした[135]。
グロフはまた、映画制作の初期段階でスヴェンの「トナカイの声」も担当することを知らされており、その収録を楽しんだと語っている[136]。彼は「多くの人がペットに独特な声をあてることがある」と述べ[137]、制作チームと共にスヴェンに最適な声を探る過程で「さまざまな声を試した」結果、現在のスヴェンの声に決定したと説明した[137]。続編『アナと雪の女王2』(2019年)では、クリストフの視点で描かれるシーンにおいてスヴェンが直接話す場面があり、その声もグロフが担当している[138][139]。
デザインとキャラクター設定
スヴェンのデザインは、クリストフの乱れた外見を際立たせることを目的として作成された。スヴェンは「ずんぐりしていて魅力的ではない」現実的なトナカイとして構想され[140]、サンタクロースのトナカイのようなクリスマス向けアニメに登場する洗練されたデザインとは対照的に描かれている。初期のデザイン案のひとつでは、スヴェンは片方の角しか持たないトナカイとして描かれていた。
アニメーション責任者のリノ・ディサルヴォは、スヴェンのデザインは決して荘厳なものではないと述べている。さらに、スヴェンが自然の中で暮らし、手入れされていないことから、傷んだ外見がコミカルな印象を与えるとも語っている。ディサルヴォは、スヴェンの眉毛が非常に表情豊かであり、スヴェンは眉を使って感情を表現していると説明した[141]。
ストーリーアーティストのクリス・ウィリアムズは、スヴェンの制作に携わるまでトナカイの実際の姿を知らず、子供の頃はトナカイを「優雅で力強い生き物」と思っていたと語っている[140]。また、別のストーリーアーティストであるクリオ・チアンは、スヴェンを「ずんぐりとした動物」と見なし、自身のお気に入りのキャラクターだと述べている[141]。
『アナと雪の女王2』でキャラクターのアートディレクターを務めたビル・シュワブは、続編が秋を舞台にしているため、スヴェンの角には「柔らかな毛状のコーティング」が施されていることを明かしている[142]。さらに、スヴェンのハーネスには「秋の小麦をモチーフにしたデザイン」が取り入れられており、これはアナとアレンデール王国とのつながりを象徴している[142]。このモチーフは、アレンデールに関連する他の要素にも見られるという[142]。シュワブは、スヴェンは他のトナカイよりも体が大きいため際立っているが、「ノーサルドラのトナカイたちもスヴェンと関係があるように感じられる」と述べている[142]。
スヴェンと、ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』(2010年)に登場するキャラクター、マキシマスの犬のような行動が似ているという指摘について、ジェニファー・リー監督は「スヴェンはマキシマスほど賢くないため、似ているとは思わない」と答えている。クリス・バック監督も同様の見解を示している[143]。
リー監督はさらに、トナカイは馬よりも犬に似た性質を持っており、スヴェンはマキシマスよりも「より動物らしいキャラクター」として作られたと説明している[143]。観客がスヴェンの考えを理解できるのは物語の終盤近くだけであり、クリストフがスヴェンを「他のディズニー作品の動物キャラクターに比べて、よりペットのように扱い、代弁している」と述べた[143]。
登場作品
アナと雪の女王
スヴェンは言葉を話さないトナカイであり、幼い頃からクリストフの相棒として行動を共にしている。クリストフはスヴェンの表情や動作からその意図を理解しており、時にはスヴェンの考えを代弁することもある。物語の冒頭では、スヴェンとクリストフが一緒に氷を収穫しており、スヴェンは氷を運ぶソリを引く役割を担っている。その後、二人は岩に擬態したトロールたちと出会い、トロールの女性がスヴェンとクリストフを養子として迎える。
数年後、スヴェンとクリストフはエルサ王女の戴冠式の日にアレンデール王国へ向かう。アレンデール近くの森で、二人はエルサの妹であるアナ王女と出会う。アナは、エルサが王国を永遠の冬にしてしまったことを受けて北の山へと逃れたため、彼女のもとへ案内するよう依頼する。道中、オオカミに追われた際にソリを失ってしまうが、スヴェンはクリストフを説得し、引き続きアナを助けることを決意させる。
その後、エルサが作り出した話す雪だるま・オラフと出会い、彼の案内で一行はエルサが築いた氷の城へと向かう。しかし、エルサがアナに氷の魔法を放ってしまったため、一行はアナをアレンデールに連れ戻すこととなる。アナを侍女たちに預けた後、スヴェンはクリストフに再びアナのもとへ戻るよう促す。アナが発生した吹雪によって危険にさらされていることに気づいた二人は、すぐにアレンデールへと向かう。
アレンデール近くの凍ったフィヨルドでは、スヴェンがクリストフを氷水に落ちそうになったところから救い出す。その後、スヴェンと仲間たちは悪事を働いていたアレンデールの執政ハンスを阻止し、アナとエルサの再会、そしてエルサが無事に夏を取り戻すことに貢献する。物語の最後では、エルサがスヴェンにメダルを授与し、アナがクリストフとスヴェンに新しいソリを贈る[144][145][146]。
アナと雪の女王 エルサのサプライズ
短編映画『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』(2015年)では、スヴェンはアナの誕生日パーティーの準備に協力する。しかし、準備の最中にスヴェンはクリストフやオラフとともに眠ってしまう。彼らは、エルサがくしゃみをした際に生まれた小さな雪だるまたちがアナの誕生日ケーキを目指して動き出したことで目を覚ます。
クリストフが雪だるまたちを止めようとした際、誤ってスヴェンと自分に飲み物をこぼしてしまう。さらに、雪だるまたちを追いかける途中で、スヴェンの舌が氷の柱に張り付いてしまう場面も描かれる。
その後、クリストフはスヴェンの背中に乗り、誕生日ケーキを持ってアナにプレゼントしようとする。アナとエルサが王国の門に到着すると、スヴェンは自分の角を使って誕生日ケーキを切る。物語の最後では、スヴェンはクリストフとオラフと共に小さな雪だるまたちをエルサの氷の城へと連れて行く[147][148][149]。
アナと雪の女王/家族の思い出
スヴェンは、短編映画『アナと雪の女王/家族の思い出』(2017年)にも登場する。物語の冒頭で、スヴェンはクリストフと共に巨大な鐘を城へ運び、クリスマスを祝う準備を行う。その後、スヴェンはクリストフがアナとエルサにトロールの間で行われる伝統について説明する際にも協力する。
その後、スヴェンとオラフは、アナとエルサが家族の伝統を持っていないことを知り、二人のために伝統を探す旅に出る。多くの伝統を集めた帰路で、スヴェンが引くソリに火が付き、最終的にソリは焼失してしまう。その結果、スヴェンとオラフは峡谷の反対側に分断されてしまう。
オラフがオオカミに囲まれてしまったことに気づいたスヴェンは、すぐに王国へ戻り助けを呼びに走る。王国に到着したスヴェンはクリストフに状況を伝えようとするが、クリストフが理解する前にアナとエルサがスヴェンの意図を正しく解釈し、オラフの捜索を開始する。
オラフを雪に埋もれた状態で発見した際、スヴェンはオラフの鼻をくわえて引っ張り出す。その後、一行が城へ戻る途中、スヴェンは凍った湖で立ち止まる。そこでは、エルサが氷でクリスマスツリーを作り上げる。物語の最後では、エルサがスヴェンの角の間にオラフを乗せ、全員で氷のツリーを見上げながら幸せそうに微笑む[150][151][152]。
アナと雪の女王2
映画『アナと雪の女王2』(2019年)では、前作の出来事から3年が経過している[153][154]。スヴェンはアレンデール王国で、クリストフ、オラフ、アナ、エルサとともに時間を過ごしており、劇中では彼らと一緒にジェスチャーゲームを楽しむ場面も描かれる。
エルサが謎の声を聞き始めたことをきっかけに、スヴェンと仲間たちはその声の正体を探るため旅に出る。一行は魔法の森にたどり着き、そこでノーサルドラという部族と出会う。ノーサルドラのもとで、スヴェンは他のトナカイたちと出会い交流する。
その後、アナがエルサとオラフと共に謎の声を探しに行く際、スヴェンはクリストフと行動を共にし、クリストフがアナへの気持ちを歌う場面でも寄り添っている。物語の後半では、スヴェンとクリストフが岩の巨人たちからアナを救出する。
全ての問題が解決した後、スヴェンは他のトナカイたちと一緒に楽しそうに円を描いて走り回る。物語を通して、スヴェンはクリストフがアナにプロポーズしようとするたびにサポートしており、プロポーズが成功した際には感極まって涙を流す姿も見せる。
最後には、エルサが森にとどまる決断をしたことでアナが新たなアレンデールの女王として戴冠され、その戴冠式でスヴェンはアレンデールの人々と共に祝福を分かち合う[155][156][157]。
その他の登場
スヴェンは、さまざまな作品やメディアに登場している。
短編作品・テレビシリーズ
- 『オラフの生まれた日』(2020年):スヴェンは、オラフの視点から『アナと雪の女王』の出来事を描いた短編映画『オラフのはじめての冒険』に登場する[158][159]。
- 『オラフが贈る物語』(2021年):アニメーション・コメディ短編シリーズ『オラフが贈る物語』にも登場し、スヴェンのうなり声はフランク・ウェルカーが担当している[160]。
カメオ出演
- 『モアナと伝説の海』(2016年):映画『モアナと伝説の海』では、変身能力を持つキャラクター・マウイが一瞬スヴェンの姿に変わる形でカメオ出演している[161][162][163]。
- 『アナと雪の女王』ティーザートレーラー:オリジナルストーリーを描いたティーザートレーラーでは、スヴェンが凍った湖でオラフのニンジンの鼻を追いかける。スヴェンは最終的に鼻をオラフに返し、二人は友情を深める[164][165][166]。
広告・キャンペーン
レゴ・コミック・書籍
- 『アナと雪の女王:ノーザンライツ』 レゴグループが制作した短編アニメーションシリーズ『アナと雪の女王:ノーザンライツ』に登場し、ジョナサン・グロフがスヴェンの声を担当している[52][53][54][55]。
- コミックシリーズ ダークホース・コミックスやジョー・ブックス社から出版されたコミックシリーズにも登場している[56][57][58][59][60][61][62]。
- 書籍関連 マシュー・ラインハートによるポップアップブック[63]や大人向け塗り絵本[64]、その他の関連書籍[65][66]にも登場する。
ビデオゲーム
- 家庭用ゲーム
- 『アナと雪の女王:オラフのクエスト』[67]
- クロスオーバーアクションゲーム『キングダム ハーツIII』[77][78][79]
- 『マインクラフト』にも登場している[80]。
- モバイルゲーム
- 『アナと雪の女王:フリーフォール』[68][69]
- 『ディズニー ビルド イット:アナと雪の女王』[70][71]
- 『ディズニー ツムツム』[72][73]
- 『ディズニー マジックキングダムズ』[74][75]
- 『オラフのアドベンチャーズ』[76]
- その他のゲーム
- 『リトルビッグプラネット3』[82][83][84]や『クラブペンギン』[85][86][87]では、スヴェンを模したコスチュームが登場する。
実写・舞台作品
- 『ワンス・アポン・ア・タイム』 テレビシリーズ『ワンス・アポン・ア・タイム』では、実際のトナカイを用いたスヴェンの別バージョンが登場する[88][89][90][91][92][93]。
- ミュージカル版『アナと雪の女王』
- ブロードウェイ公演ではアンドリュー・ピロッツィとアダム・ジェプセンがスヴェンを演じた[94][95][96][97][98]。
- 北米ツアーではコリン・バハとエヴァン・ストランドが担当[99][100][101]。
- ウェストエンド公演ではアシュリー・バーチャルとミカイラ・ジェイドが演じた[102][103]。
- 『アナと雪の女王 – ライブ・アット・ハイペリオン』[104][105][106]や 『アナと雪の女王 ジュニア』[107][108] にも登場している。
- ディズニー・オン・アイス[109][110][111] や ディズニー・クルーズラインのショー[112][113][114] にも出演し、スヴェンは多様なライブパフォーマンスでもその存在感を示している。
テーマパークでの登場
- アトラクション
- 『アナと雪の女王 エバー・アフター』のライドに複数回登場している[115][116][117]。
- 香港ディズニーランドのジェットコースター「ワンダリング・オーケンのスライディング・スレイ」でも登場[124][125]。
- ディズニーランド・パリのショーやアトラクションにも出演している[126][127][128][129]。
- 東京ディズニーランドでは、スヴェン単独や他の『アナと雪の女王』キャラクターと共に写真撮影ができる特別なフォトスポットが設置されたこともある[121][122][123]。
- 特別展示・パレード
- ウォルト・ディズニー・パークス&リゾーツでのパレード用フロートに登場[118][119][120]。
- ディズニー・アニマル・キングダムではPhotoPass写真にも登場している[130]。
- サックス・フィフス・アベニューのホリデーウィンドウディスプレイにも登場した[131][132]。
スヴェンは映画や短編作品にとどまらず、舞台、テレビ、ゲーム、テーマパークといった多様なメディアやプラットフォームでその魅力を発揮し続けている。
Template:ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのスペシャルイベント
これは利用者:Yuki0831 (差分)のサンドボックス・ページです。 |
本テンプレートはモバイル版には表示されません。デスクトップ版のみです。(Template:Template display。参考:Help:携帯端末でのアクセス) |
このテンプレートは、{{Navbox}}により作成されたナビゲーションテンプレートです。記事の下部に{{Yuki0831/sandbox}}
を置くことでトランスクルージョンされます。
初期表示設定
テンプレート展開状態の初期値は、autocollapse
(自動折りたたみ)です。同一ページ上にナビゲーションテンプレートや表が既にある場合は、テンプレートのタイトルバーだけを表示します。
テンプレートの展開状態は、引数|state=
で設定します。
{{Yuki0831|state=collapsed}}
: テンプレートのタイトルバーだけを表示します。{{Yuki0831|state=expanded}}
: テンプレートを完全に展開して表示します。
ウィキペディア日本語版のモバイル版サイトにおいては、class=navbox
({{navbox}}など) もしくは class=nomobile
({{sidebar}}など)のクラスを使用しているテンプレートが、記事名前空間では表示されません。モバイル版での閲覧は全体の約68パーセントを占めています(2024年12月時点での90日間の平均)。簡潔に言うと、これらのテンプレートは、(1)モバイル向けに十分設計されていない、(2)ページサイズが大きくなりモバイル版での通信量を不必要に増大させる、といった理由でモバイル版では除去されています。関連する議論はphab:T124168にあります。
テンプレートデータ
記事の下部に置くことができるナビゲーションテンプレート
パラメーター | 説明 | 型 | 状態 | |
---|---|---|---|---|
State | state | 初期表示設定
| 文字列 | 推奨 |
テンプレートの参照読み込み
トランスクルージョン・メンテナンス |
---|
トランスクルージョンの完全性を確認する |
- ^ a b c d e “2年ぶり!「SPY×FAMILY」USJコラボ開催♪ フォージャー家とミッションに挑む作品史上初のVRコースター登場”. アニメ!アニメ! (2025年3月27日). 2025年7月10日閲覧。
- ^ a b c d e f “『ユニバーサル・クールジャパン 2025』「SPY×FAMILY」 史上初&初開催アトラクションの詳細&キービジュアル&サブタイトルを大公開!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2025年5月12日). 2025年7月10日閲覧。
- ^ “USJにSPY×FAMILY XRライド誕生!アーニャと駆け抜ける興奮体験”. MONOLAB (2025年3月27日). 2025年7月10日閲覧。
- ^ a b c d e f ““史上最大スケール*1”でおくる5周年の『ユニバーサル・クールジャパン 2019』怪盗キッドと3つの予告状。鍵となるのは君だ!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2018年12月13日). 2025年6月21日閲覧。
- ^ “『ユニバーサル・クールジャパン 2025』原作者:青山剛昌氏が 『名探偵コナン・ワールド』 で“極限推理”を体験 探偵バッジを手に、自らの頭脳で真犯人を追い詰める!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2025年4月3日). 2025年6月21日閲覧。
- ^ “前回を圧倒的に上回る、史上最大スケール※2の「名探偵コナン」イベント”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2017年11月14日). 2025年6月21日閲覧。
- ^ “「進撃の巨人」に「名探偵コナン」、「ルパン三世」まで登場!「ユニバーサル・クールジャパン 2020」 【楽天トラベル】”. 楽天トラベルガイド. 2025年6月21日閲覧。
- ^ “USJ「名探偵コナン・ワールド2022」コナンと4つの事件を解決|あとなびマガジン”. magazine.atnavi.net. 2025年6月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak “USJ×名探偵コナンがアツい!歴代コナンコラボアトラクション&イベントまとめ”. USJ×名探偵コナンがアツい!歴代コナンコラボアトラクション&イベントまとめ (2025年4月15日). 2025年6月23日閲覧。
- ^ a b “『USJ★コナン・ザ・エスケープ「100万ドルの序幕(プロローグ)」【感想】』”. 本音で語るエンタメ感想ブログ「エンタメis LIFE」. 2025年6月23日閲覧。
- ^ a b c d e f 株式会社インプレス (2025年1月31日). “USJ、脱出アトラクション「名探偵コナン・ザ・エスケープ ~残像の序章(プロローグ)~」ネタバレなしレビュー”. GAME Watch. 2025年6月23日閲覧。
- ^ a b “Lilo & Stitch: A Little More Conversation with directors Chris Sanders & Dean De Blois! – Animated Views” (英語). 2025年6月16日閲覧。
- ^ (日本語) Chris Sanders Invents Lilo and Stitch 2025年6月17日閲覧。
- ^ a b c Clemente Júnior, Sergio Dos Santos (2017-12-22). “Um exemplo do uso do cinema como ferramenta de observação teórica em hospitalidade: lilo & stitch (walt disney)”. Revista de Graduação USP 2 (3): 201. doi:10.11606/issn.2525-376x.v2i3p201-207. ISSN 2525-376X .
- ^ a b “Lilo & Stitch Revisited: Part I” (英語). Animation World Network. 2025年6月17日閲覧。
- ^ a b c “Disney News | Disney” (英語). Disney News. 2025年6月17日閲覧。
- ^ a b c “Original co-director of 'Lilo & Stitch' has thoughts about the live-action remake” (英語). SYFY (2022年9月13日). 2025年6月17日閲覧。
- ^ Ebiri, Bilge (2025年5月21日). “An Oral History of Lilo & Stitch” (英語). Vulture. 2025年6月17日閲覧。
- ^ “San Diego Comic-Con 2019” (英語). Chris Sanders Art. 2025年6月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “藤原聖”. スターダストプロモーション (2023年3月21日). 2025年6月5日閲覧。
- ^ “【藤原聖 出演決定!】Eテレ「ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン」”. EBiDAN NEXT オフィシャルサイト (2023年3月21日). 2025年6月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m “『STARDUST ZERO vol.1』 | SDP”. www.stardustpictures.co.jp. 2025年6月2日閲覧。
- ^ a b “スターダストグループ若手育成プロジェクト『STARDUST ZERO vol.1』本格始動&5月30日(金)より劇場公開決定!”. スターダストプロモーション (2025年4月23日). 2025年6月2日閲覧。
- ^ “スターダストグループ短編映画4作品、1週間限定劇場公開&舞台挨拶決定 高尾颯斗、白鳥晴都ら出演 (2025年5月23日)”. エキサイトニュース (2025年5月23日). 2025年6月2日閲覧。
- ^ “STARDUST ZERO vol.1 : 作品情報・キャスト・あらすじ・動画”. 映画.com. 2025年6月2日閲覧。
- ^ “STARDUST ZERO vol.1 (2025):作品情報|シネマトゥデイ”. シネマトゥデイ. 2025年6月2日閲覧。
- ^ “スタダの若手育成プロジェクト始動、ONE N' ONLY高尾颯斗ら出演の短編4本が劇場公開”. ぴあ (2025年4月23日). 2025年6月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r “USJ:「ワンピース」の夏限定プレミアショーお披露目 600人が熱狂 9月4日まで”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2011年7月15日). 2025年5月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “USJで「ワンピース・プレミア・サマー2022」開催!最新映画とコラボしたアトラクションが登場【大阪】 |じゃらんニュース”. じゃらんニュース (2022年7月3日). 2025年5月22日閲覧。
- ^ “3/5 まだ間に合う!夏休みイベント83連発【西】 [遊園地 All About]”. All About(オールアバウト). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “劇場版NARUTO-ナルト- 疾風伝 絆 : テレビ東京”. www.tv-tokyo.co.jp. 2025年5月28日閲覧。
- ^ “ハリセンボン:“水も滴るいい女”?に USJ夏の特別イベントでびしょぬれ体験”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2010年7月17日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “USJ、「ワンピース・プレミア・サマー」7/7より期間限定で開催”. リセマム (2011年6月14日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “ワンピース:USJでブルックが白ひげとエースの追悼生演奏 300人のファンが見守る”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2011年7月14日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “USJにワンピースの世界が出現! 『ワンピース・プレミア・サマー』スタート”. CS RANKING. 2025年5月28日閲覧。
- ^ “USJ:今年も「ワンピース」夏限定プレミアショー 新世界編に突入”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2012年7月6日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “これぞ実写版「ONE PIECE」!USJで期間限定スペシャルイベントが開催中!|シネマトゥデイ”. シネマトゥデイ (2013年7月5日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “USJ、春の『ワンピース・プレミアショー』初披露! エースとの再会に歓喜の声”. マイナビニュース (2014年3月7日). 2025年5月22日閲覧。
- ^ “USJ、今夏の「ワンピース・プレミアショー」はオリジナルの新作! 新ショーも”. マイナビニュース (2014年6月2日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “USJ:夏のワンピースプレミアショーが春に初開催 ルフィとエースの共闘が復活!”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2014年3月7日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “「ONE PIECE」の世界がUSJで完全再現!「ワンピース サマーアドベンチャー」初日レポ”. アニメ!アニメ! (2014年7月8日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “【USJ】麦わらの一味が再び!「ワンピース・プレミア・サマー 2021」2年ぶりの開催決定”. cinemacafe.net (2021年5月31日). 2025年5月22日閲覧。
- ^ a b c “USJ『ONE PIECE』夏イベント、2023年10月10日まで開催中!ショーやフード、グッズ詳細レポート 【楽天トラベル】”. 楽天トラベルガイド. 2025年5月22日閲覧。
- ^ “ドフラミンゴ&ローも参戦!USJでワンピース・プレミア・サマーが開幕|ウォーカープラス”. ウォーカープラス(Walkerplus). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “USJがワンピースをテーマにした期間限定イベント開催”. リセマム (2013年5月23日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “大阪府・USJで「ONE PIECE」ライブショー開催 - 水上ステージで炎の演出も”. マイナビニュース (2013年5月31日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “USJ:「ワンピース」海軍が“海賊狩り””. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2013年7月5日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “『ONE PIECE』イベント、今夏もUSJで開催!…新ストーリーのプレミアショーも”. RBB TODAY (2014年5月27日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “USJ×ONE PIECE! 期間限定スペシャルイベントが今夏、過去最大級スケールで開催”. cinemacafe.net (2014年6月10日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “USJ:ワンピースショー第2弾スタート 新キャラに3000人が熱狂”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2014年7月5日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “USJ、夏の「ワンピース・プレミアショー」初日満員!ルフィ&ローの活躍に歓声”. マイナビニュース (2014年7月5日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “「エースと白ひげのモニュメント」も、USJ「ワンピース・プレミア・サマー」 - GIGAZINE”. gigazine.net (2011年7月7日). 2025年5月23日閲覧。
- ^ a b “USJ『ONE PIECE』夏イベント、2023年10月10日まで開催中!ショーやフード、グッズ詳細レポート 【楽天トラベル】”. 楽天トラベルガイド. 2025年5月23日閲覧。
- ^ “USJに“サンジのレストラン”再び 「ワンピース」イベント開催”. ORICON NEWS (2024年6月25日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “ワンピース:今年もUSJに「サンジの海賊レストラン」 満席続出で早くも人気”. MANTANWEB(まんたんウェブ) (2012年7月7日). 2025年5月28日閲覧。
- ^ “USJに“サンジの海賊レストラン”が登場”. ORICON NEWS (2024年6月25日). 2025年5月23日閲覧。
- ^ The Talkies. University of California Press. (November 22, 1999). ISBN 9780520221284 2021年2月1日閲覧。
- ^ “Felix the Cat on Records”. cartoonresearch.com. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Various Australian Commercials Part 33 (ATV-10, March 10, 1990)”. Facebook. 2020年12月28日閲覧。
- ^ “Lani Minella Resume”. Lani Minella. 2020年11月1日閲覧。
- ^ Cart, Michael (1991年3月31日). “The Cat With the Killer Personality” (英語). The New York Times. ISSN 0362-4331 2025年3月6日閲覧。
- ^ Barrier, John Michael (2003). Hollywood cartoons: American animation in its golden age. New York Oxford: Oxford University Press. ISBN 978-0-19-516729-0
- ^ “The Classic Felix the Cat Page”. web.archive.org (2013年10月31日). 2025年3月6日閲覧。
- ^ The TV guide Book of Lists. Internet Archive. Philadelphia : Running Press. (2007). ISBN 978-0-7624-3007-9
- ^ McNary, Dave (2014年6月17日). “DreamWorks Animation Acquires Rights to Felix the Cat” (英語). Variety. 2025年3月6日閲覧。
- ^ Solomon, 34, says that the character was "the as yet unnamed Felix".
- ^ Maltin 1987, p. 23.
- ^ a b c d e f g Solomon 1994, p. 34.
- ^ “Trove - Archived webpage” (英語). Trove. 2025年3月6日閲覧。
- ^ “All media and legends”. web.archive.org (2008年9月27日). 2025年3月6日閲覧。
- ^ “Rewind (ABC TV): Felix the Cat”. web.archive.org (2012年2月8日). 2025年3月6日閲覧。
- ^ "100 Years of Felix the Cat". THE TIMELINE MACHINE. February 25, 2020. Retrieved April 21, 2022.
- ^ Culhane 1986, p. 57-58.
- ^ Canemaker 1991, p. 137-138.
- ^ Canemaker 1991, p. 108.
- ^ “Account Suspended”. www.michaelbarrier.com. 2025年3月6日閲覧。
- ^ Maltin 1987, p. 22-23.
- ^ a b Sammond, Nicholas (2015). Birth of an Industry: Blackface Minstrelsy and the Rise of American Animation. Durham: Duke University Press. ISBN 978-0-8223-7578-4
- ^ Barrier 1999, p. 29.
- ^ Beck 1998, p. 23.
- ^ “Felix from 1933 Returns – Mark Kausler’s CatBlog” (英語). 2025年3月6日閲覧。
- ^ Barrier 1999, p. 30.
- ^ Solomon 1994, p. 37.
- ^ ““Norakuro” |”. cartoonresearch.com. 2025年3月6日閲覧。
- ^ For example, Solomon, 34, quotes Marcel Brion on these points.
- ^ Solomon 1994, p. 36.
- ^ Heritage Auctions: completed auctions, August 9, 2009, and was subtitled "Pat Sullivan's Famous Creation in Song".
- ^ Canemaker 1991, p. 129-130.
- ^ Canemaker 1991, p. 141-142.
- ^ “RadioSpirits.com - Walter Tetley”. www.radiospirits.com. 2025年3月6日閲覧。
- ^ "Laokay.com". Retrieved March 10, 2014.
- ^ Los Angeles, CA (January 1, 1970). "maps.google.com". Goo.gl. Retrieved March 10, 2014.
- ^ Canemaker 1991, p. 118.
- ^ Canemaker, John (1996). Felix: the twisted tale of the world's most famous cat (First da Capo Press Ed., Repr. d. Ausg. New York 1991 ed.). New York, NY: Da Capo Press. ISBN 978-0-306-80731-2
- ^ Partridge, Eric (2003-09-02) (英語). A Dictionary of Catch Phrases: British and American, from the Sixteenth Century to the Present Day. Routledge. ISBN 978-1-134-92998-6
- ^ Brown, Julie A.; Davison, Annette (2013). The sounds of the silents in Britain. Oxford New York: Oxford University Press. ISBN 978-0-19-979761-5
- ^ "The Felix Vogue". Film Daily. Vol. 10, no. 35. May 11, 1924. p. 16.
- ^ “Client Challenge”. lhs.lcsc.k12.in.us. 2025年3月6日閲覧。
- ^ Viquez, Marc (2020年6月10日). “How Felix the Cat Became This High School’s Mascot” (英語). SportsLogos.Net News. 2025年3月6日閲覧。
- ^ “THE FIRST STAR OF TELEVISION” (英語). www.mztv.com. 2025年3月6日閲覧。
- ^ Shedden, David (2014年11月7日). “Today in Media History: In 1928 Felix the Cat began testing a new tech called television” (英語). Poynter. 2025年3月6日閲覧。
- ^ “the Queers - Interviews”. web.archive.org (2008年3月9日). 2025年3月6日閲覧。
- ^ Who Shot Roger Rabbit, 1986 script by Jeffrey Price and Peter S. Seaman
- ^ https://www.dailyscript.com/scripts/roger-rabbit.html
- ^ Fritz the Cat Audio Commentary with Stephen Bissette and G Michael Dobbs (2021).
- ^ Brown, Joel (September 1, 1984). "Series to bring little-known films to the screen". Retrieved January 29, 2025.
- ^ BeckWriter, Jerry (2019年10月28日). “Universal Celebrates 100 Years of “Felix The Cat”” (英語). Animation Scoop. 2025年3月6日閲覧。
- ^ “Celebrate 100 Years of Felix the Cat with a New Line of Merch” (英語). Nerdist. 2025年3月6日閲覧。
- ^ Bondfield, Mel (November 5, 2019). "100 Years of Felix the Cat". www.nfsa.gov.au. National Film and Sound Archive of Australia. Archived from the original on June 26, 2020. Retrieved September 27, 2020.
- ^ “Who's Who bio”. bailsprojects.com. 2025年3月6日閲覧。
- ^ “Who's Who bio”. bailsprojects.com. 2025年3月6日閲覧。
- ^ Canemaker 1991, p. 149.
- ^ “‘Felix the Cat’ Returning in New Kids' Comic Book Series” (英語). Animation World Network. 2025年3月6日閲覧。
- ^ “Tracy Yardley! (@yardleyart) on X” (英語). X (formerly Twitter) 2025年3月6日閲覧。
- ^ "Tracey Yardley on Twitter: It's not cancelled. I'mcurrently struggling to finish drawing the last issue while I take care of my wife's aunt as she slowly dies of cancer. The book will be published by Rocketship Entertainment as soon as the all the line art/coloring/lettering/printing is complete". September 10, 2022. Retrieved November 12, 2022.
- ^ MacDonald, Heidi (2022年10月5日). “Syndicated Comics” (英語). The Beat. 2025年3月6日閲覧。
- ^ Comments, Rich Johnston | Last updated | (2022年11月15日). “Rocketship's Imprint For Kids, Bottlerocket, Starts With Felix The Cat” (英語). bleedingcool.com. 2025年3月6日閲覧。
- ^ Noble, Barnes &. “Felix the Cat|Paperback” (英語). Barnes & Noble. 2025年3月6日閲覧。
- ^ Lesnick, Silas (2013年10月7日). “Interview: Frozen Directors Chris Buck and Jennifer Lee” (英語). ComingSoon.net - Movie Trailers, TV & Streaming News, and More. 2025年2月22日閲覧。
- ^ a b Siegel, Tatiana (2012年12月19日). “Broadway Star Jonathan Groff to Voice Lead Character in Disney’s ‘Frozen’” (英語). The Hollywood Reporter. 2025年2月22日閲覧。
- ^ a b c d Max (2013年11月22日). “Disney’s ‘Frozen’ Fun Facts” (英語). Rotoscopers. 2025年2月22日閲覧。
- ^ Berr, Jonathan (2014年6月6日). “Behind Norway's "Frozen" windfall from Disney - CBS News” (英語). www.cbsnews.com. 2025年2月22日閲覧。
- ^ “Frozen reindeer visits Walt Disney Animation Studios – Animated Views” (英語). 2025年2月22日閲覧。
- ^ a b “The Animation of Disney's 'Frozen': Striving to Capture the Performance” (英語). Animation World Network. 2025年2月22日閲覧。
- ^ Wright, Gary (2013年3月28日). “Walt Disney Animation Studios Welcomes Reindeer For ‘Frozen’” (英語). Rotoscopers. 2025年2月22日閲覧。
- ^ a b Ong, Wyatt (2014年3月7日). “Evil Elsa, shy Kristoff? 10 ‘Frozen’ facts you probably didn’t know” (英語). RAPPLER. 2025年2月22日閲覧。
- ^ Hobson, Franki (2024年4月19日). “12 Things You Don’t Know about Disney’s Frozen” (英語). The Carousel. 2025年2月22日閲覧。
- ^ a b “Fairy Tale Chat with FROZEN Directors Chris Buck and Jennifer Lee | Nerdist”. web.archive.org (2018年5月21日). 2025年2月22日閲覧。
- ^ Harrison, Mark (2013年12月5日). “Chris Buck and Jennifer Lee interview: on making Frozen” (英語). Den of Geek. 2025年2月22日閲覧。
- ^ a b c “The Frozen Directors’ Character Guide” (英語). Empire (2013年12月6日). 2025年2月22日閲覧。
- ^ “For Top-Flight Animators, The Gag Is An Art All Its Own” (英語). WUWM 89.7 FM - Milwaukee's NPR (2013年11月27日). 2025年2月22日閲覧。
- ^ “‘Frozen’ Holiday Special to Air on ABC in 2017 | TVLine”. web.archive.org (2018年6月23日). 2025年2月22日閲覧。
- ^ News, Chris Clay Mississauga (2016年2月26日). “Voice behind Megatron, famed voice actor Frank Welker, featured at Transformers convention” (英語). Mississauga.com. 2025年2月22日閲覧。
- ^ “Jason Ritter teases Frozen 2 role as Kristoff's wingman | EW.com”. web.archive.org (2019年12月3日). 2025年2月22日閲覧。
- ^ “Jonathan Groff is as Cool as Kristoff in Disney's Frozen” (英語). HuffPost (2013年11月26日). 2025年2月22日閲覧。
- ^ Benardello, Karen (2013年11月26日). “Roundtable Interview With Jonathan Groff On Frozen” (英語). We Got This Covered. 2025年2月22日閲覧。
- ^ a b “'Mindhunter' Actor Jonathan Groff On His Most Life-Altering Roles” (英語). NPR 2025年2月22日閲覧。
- ^ “Jonathan Groff on his big 'Frozen 2' song and why he worried it'd get cut” (英語). EW.com. 2025年2月22日閲覧。
- ^ Robinson, Joanna (2019年11月15日). “Frozen II: The Story Behind Jonathan Groff’s Surprising ’80s Ballad” (英語). Vanity Fair. 2025年2月22日閲覧。
- ^ a b “Book Review: The Art of Frozen” (英語). Animation World Network. 2025年2月22日閲覧。
- ^ a b (英語) The Art of Frozen, (2022-10-13) 2025年2月22日閲覧。
- ^ a b c d Julius, Jessica; Buck, Chris; Lee, Jennifer; Del Vecho, Peter (2019). The Art of Frozen II. Chronicle Books. pp. 51–98. ISBN 978-1452169491.
- ^ a b c “Interview: Filmmakers Jennifer Lee And Chris Buck On 'Frozen' | Neon Tommy”. web.archive.org (2018年5月21日). 2025年2月22日閲覧。
- ^ “Film Review: Frozen | Film Journal International”. web.archive.org (2018年5月20日). 2025年2月23日閲覧。
- ^ Group, Tony Hicks | Bay Area News (2013年11月26日). “Review: ‘Frozen’ is Disney at its best” (英語). The Mercury News. 2025年2月23日閲覧。
- ^ Star, Linda Barnard Special to the (2013年11月27日). “Frozen will warm your heart: review” (英語). Toronto Star. 2025年2月23日閲覧。
- ^ “‘Frozen Fever’: Elsa and Anna Celebrate In ‘Frozen Fever’ Preview – Variety”. web.archive.org (2018年5月18日). 2025年2月23日閲覧。
- ^ Lee, Ashley (2015年3月10日). “‘Frozen Fever’: Preview Two Minutes of the Warm Music for Elsa’s Cold (Exclusive Audio)” (英語). The Hollywood Reporter. 2025年2月23日閲覧。
- ^ “'Frozen Fever' will warm kids' hearts”. web.archive.org (2018年9月5日). 2025年2月23日閲覧。
- ^ Ryan, Patrick. “Rest easy, ‘Frozen’ fans: Disney’s Olaf-centric short is an ‘Adventure’ worth taking” (英語). USA TODAY. 2025年2月23日閲覧。
- ^ “Q&A: John Lasseter Debuts New 'Frozen' First Look” (英語). EW.com. 2025年2月23日閲覧。
- ^ “Watch: Olaf and Sven learn about holiday traditions in 'Olaf's Frozen Adventure' trailer - UPI.com” (英語). UPI. 2025年2月23日閲覧。
- ^ Giardina, Carolyn (2019年12月12日). “Making of ‘Frozen 2’: Disney Aimed to Mark an “Evolution” for Elsa and Anna” (英語). The Hollywood Reporter. 2025年2月23日閲覧。
- ^ “'Frozen 2' Is the Highest-Grossing Animated Film Ever” (英語). Entertainment Tonight. 2025年2月23日閲覧。
- ^ Erbland, Kate (2019年11月14日). “‘Frozen 2’ Review: Long-Awaited Sequel Pushes Disney Into a Charming and Surprising New Direction” (英語). IndieWire. 2025年2月23日閲覧。
- ^ “Frozen 2 review: A winning sequel that will satisfy fans of the original” (英語). Digital Spy (2019年11月22日). 2025年2月23日閲覧。
- ^ Bradshaw, Peter (2019年11月14日). “Frozen II review – a charming return but the thaw's setting in” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077 2025年2月23日閲覧。
- ^ “Why does Frozen's Olaf love summer? 'Once Upon A Snowman' short finally brings the heat with an answer” (英語). SYFY Official Site (2020年10月20日). 2025年2月23日閲覧。
- ^ Yip, Micah (2020年10月28日). “Once Upon a Snowman: How Olaf's Obsession With Summer Began” (英語). CBR. 2025年2月23日閲覧。
- ^ “'Olaf Presents' Disney Plus Review: Stream It Or Skip It?” (英語) (2021年11月12日). 2025年2月23日閲覧。
- ^ Robinson, Melia. “7 amazing Easter eggs you probably missed in Disney's 'Moana'” (英語). Business Insider. 2025年2月23日閲覧。
- ^ “'Moana' Hidden Cameos Include 'Little Mermaid,' 'Wreck-It Ralph' — Exclusive” (英語). EW.com. 2025年2月23日閲覧。
- ^ “Here Are All the Disney Easter Eggs in "Moana"” (英語). Seventeen (2018年2月27日). 2025年2月23日閲覧。
- ^ pbadmin (2013年6月18日). “Watch: Disney's 'Frozen' Teaser Trailer” (英語). ComingSoon.net - Movie Trailers, TV & Streaming News, and More. 2025年2月23日閲覧。
- ^ Coleman, Thomas (2013年6月18日). “Disney's FROZEN Trailer and Images”. Skwigly Animation Magazine. 2025年2月23日閲覧。
- ^ Wright, Gary (2013年6月17日). “First ‘FROZEN’ Teaser Released!” (英語). Rotoscopers. 2025年2月23日閲覧。
- ^ Monkey (2014年11月7日). “Sky Movies unleashes its Christmas ad with Frozen and The Lego Movie” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077 2025年2月23日閲覧。
- ^ “Iceland partners with Disney's Frozen for their Christmas advert” (英語). The Independent (2019年11月6日). 2025年2月23日閲覧。
- ^ Hammett, Ellen (2019年11月1日). “Iceland partners with Disney for Frozen-inspired Christmas campaign” (英語). Marketing Week. 2025年2月23日閲覧。