永田大士

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永田 大士(ながた だいし、1990年1月12日 - )は、日本プロボクサー宮崎県児湯郡川南町出身[1]。第42代日本スーパーライト級王者。第43代OPBF東洋太平洋スーパーライト級王者。元WBOアジア太平洋スーパーライト級王者。三迫ボクシングジム所属。

永田 大士
基本情報
階級 スーパーライト級
身長 175cm
リーチ 177cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1990-01-12) 1990年1月12日(35歳)
出身地 宮崎県児湯郡川南町
スタイルボクサー
プロボクシング戦績
総試合数 27
勝ち 21
KO勝ち 7
敗け 4
引き分け 2
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人物

日章学園高校卒業後[2]自衛隊に入隊[3]、陸上自衛隊朝霞駐屯地自衛隊体育学校(ボクシング班)転属、2012年全日本社会人ボクシング大会で優勝[4]。2012年陸上自衛隊練馬駐屯地転属後、2014年3月自衛隊退職、2014年8月プロデビュー。

来歴

2014年8月2日のプロデビュー戦は6回引き分け[5]

その後2018年10月11日に後楽園ホールOPBF東洋太平洋スーパーライト級王者内藤律樹とOPBF東洋太平洋同級タイトルマッチを行うも、12回1-2(113-114×2、114-113)判定負けでOPBF王座獲得に失敗[6][7]

そして2019年10月21日に後楽園ホールで日本スーパーライト級1位のアオキクリスチャーノとチャンピオンカーニバル最強挑戦者決定戦を行い、8回3-0(77-75×2、79-73)判定勝ちで日本王座への挑戦権を獲得した[8]

2020年7月16日、後楽園ホールで日本・WBOアジア太平洋スーパーライト級王者の井上浩樹と日本同級タイトルマッチを行い、7回2分17秒負傷TKO勝ちを収め、王座を獲得した。これにより、三迫ジムは同時期に6人の日本王者を抱えることになった[9]

2020年12月10日、後楽園ホールで元日本ライト級・WBOアジア太平洋スーパーライト級王者で日本同級2位の近藤明広と日本同級タイトルマッチを行い、7回1-0(67-66、67-67×2)の負傷判定で引き分けとなるも初防衛に成功した[10]

2021年6月10日、後楽園ホールで日本スーパーライト級5位の鈴木雅弘と日本同級タイトルマッチを行うも、10回2分9秒TKO負けを喫し2度目の防衛に失敗、王座から陥落した[11]

2022年12月5日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋スーパーライト級王者の近藤明広とOPBF東洋太平洋同級タイトルマッチで2年ぶりに再戦、12回3-0(114-113、115-112×2)の判定勝ちで王座を獲得した。

2024年2月22日、後楽園ホールでWBOアジア太平洋スーパーライト級王者の井上浩樹とOPBF東洋太平洋・WBOアジア太平洋同級王座統一戦で再戦し、12回2-0(114-114、115-113、116-112)の判定勝ちでOPBF王座の初防衛とWBOアジアパシフィック王座の獲得に成功、アジア王座統一を果たした。

2024年6月7日、韓国ソウルで元韓国スーパーウェルター級王者ならびにWBOアジア太平洋スーパーライト級3位の金容旭とWBOアジア太平洋同級タイトルマッチを行い、12回3-0(118-109×2、114-113)の判定勝ちでWBOアジア太平洋王座初防衛に成功した[12]

2025年2月11日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋スーパーライト級9位ならびにWBOアジアパシフィック同級15位の星大翔とOPBF東洋太平洋・WBOアジア太平洋同級タイトルマッチを行い、8回36秒TKO勝ちを収めOPBF王座とWBOアジアパシフィック王座の2度目の防衛に成功した。

2025年6月10日、後楽園ホールでOPBF東洋太平洋スーパーライト級14位ならびにWBOアジアパシフィック同級11位の金周栄とOPBF東洋太平洋・WBOアジア太平洋同級タイトルマッチを行うも、12回1-2(115-113、113-115×2)の判定負けを喫しOPBF王座とWBOアジアパシフィック王座の3度目の防衛に失敗、王座から陥落したと同時に日本同級王者の李健太との3冠王座統一戦も事実上の消滅となった[13]

獲得タイトル

  • プロ
    • 2019年度日本スーパーライト級最強挑戦者
    • 第42代日本スーパーライト級王座(防衛1)
    • 第43代OPBF東洋太平洋スーパーライト級王座(防衛2)
    • WBOアジア太平洋スーパーライト級王座(防衛2)

戦績

  • アマチュアボクシング - 62戦41勝21敗(11KO)
  • プロボクシング - 27戦 21勝(7KO) 4敗 2分
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2014年8月2日 6R 判定1-0 井上岳志ワールドS   日本 プロデビュー戦
2 2014年11月25日 6R 判定2-1 ジェフリー・アリエンザ   フィリピン
3 2015年2月9日 3R TKO 宮城伶次(島袋)   日本
4 2015年6月30日 1R KO 松坂拓哉(石神井S)   日本
5 2015年9月29日 5R 判定3-0 飯塚稔(E&Jカシアス)   日本 2015年度B級トーナメントスーパーライト級決勝
6 2015年12月7日 8R TKO 鈴木義行(マナベ)   日本
7 2016年2月11日 6R 判定2-0 遠藤健太郎(大橋   日本
8 2016年6月9日 8R TKO 松山和樹(山上)   日本
9 2016年11月15日 8R 判定3-0 クウエ・ピーター(大橋)   ガーナ
10 2017年4月21日 7R 1:42 TKO デスティノ・ジャパン(ピューマ渡久地)   ドミニカ共和国
11 2017年11月28日 8R 判定3-0 龍仁祖   韓国
12 2018年3月23日 5R 1:01 負傷判定3-0 稲垣孝(フラッシュ赤羽)   日本
13 2018年7月12日 5R 1:37 TKO ジミー・ボルボン   フィリピン
14 2018年10月11日 12R 判定1-2 内藤律樹(E&Jカシアス)   日本 OPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチ
15 2019年4月11日 8R 判定3-0 塚田祐介(角海老宝石   日本
16 2019年7月26日 8R 判定2-0 鄭珉浩   韓国
17 2019年10月21日 8R 判定3-0 アオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)   ブラジル 2019年度日本スーパーライト級最強挑戦者決定戦
18 2020年7月16日 7R 2:17 TKO 井上浩樹(大橋)   日本 日本スーパーライト級タイトルマッチ
19 2020年12月10日 7R 1:14 負傷判定0-1 近藤明広(一力)   日本 日本王座防衛1
20 2021年6月10日 10R 2:09 TKO 鈴木雅弘(角海老宝石)   日本 日本王座陥落
21 2022年5月30日 8R 判定3-0 近藤哲哉(横田S)   日本
22 2022年12月5日 12R 判定3-0 近藤明広(一力)   日本 OPBF東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチ
23 2023年10月10日 8R 判定3-0 金鎮秀   韓国
24 2024年2月22日 12R 判定2-0 井上浩樹(大橋)   日本 OPBF・WBOアジア太平洋スーパーライト級王座統一戦
OPBF防衛1・WBOアジア太平洋獲得
25 2024年6月7日 12R 判定3-0 金容旭   韓国 WBOアジアパシフィック防衛1
26 2025年2月11日 8R 0:36 TKO 星大翔(DANGAN)   日本 OPBF防衛2・WBOアジア太平洋防衛2
27 2025年6月10日 12R 判定1-2 金周栄   韓国 OPBF・WBOアジア太平洋陥落
テンプレート

脚注

  1. ^ 故郷【川南町】 永田大士〜寝ても覚めても良い夢みよう〜 2014年11月12日
  2. ^ インタビュー ボクシングモバイル 2019年9月29日
  3. ^ 永田、初タイトル戦「ガンガン攻める」11日に王者・内藤と激突/BOX サンスポ 2018年10月10日
  4. ^ 黒木佳菜さん(日章学園高校2年)が全日本女子ボクシング選手権バンタム級で準優勝しました 学校法人日章学園 2012年12月25日
  5. ^ 2014年8月試合結果 日本ボクシングコミッション
  6. ^ 内藤律樹が2-1勝ち 永田に大苦戦し薄氷防衛 Boxing News(ボクシングニュース) 2018年10月11日
  7. ^ 内藤律樹辛くも2度目防衛「ただつながっただけ」 日刊スポーツ 2018年10月11日
  8. ^ ヘビー級の藤本京太郎「世界あきらめない」1年ぶりV永田大士が日本S・ライト級挑戦権獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2019年10月21日
  9. ^ 再開興行で波乱! 井上浩樹が日本王座陥落 殊勲の永田大士 7回負傷TKOでタイトル奪取 Boxing News(ボクシングニュース)2020年7月16日
  10. ^ 負傷ドローでV1 無念の近藤明広 日本2階級制覇ならず
  11. ^ 鈴木雅弘が6戦目で日本S・ライト級王者 永田大士に10回TKO勝ち Boxing News(ボクシングニュース)2021年6月10日
  12. ^ S・ライト級2冠王者の永田大士 韓国でWBO-AP王座初防衛成功 Boxing News(ボクシングニュース)2024年6月8日
  13. ^ 【ボクシング】アジア2冠王者の永田大士、キム・ジュヨンに1-2の判定負けで3度目の防衛に失敗 日本王者の李健太との3冠王座統一戦消滅 サンケイスポーツ 2025年6月10日

関連項目

外部リンク

前王者
井上浩樹
第42代日本スーパーライト級王者

2020年7月16日 - 2021年6月10日

次王者
鈴木雅弘
前王者
近藤明広
第43代OPBF東洋太平洋スーパーライト級王者

2022年12月5日 - 2025年6月10日

次王者
金周栄
前王者
井上浩樹
WBOアジア太平洋スーパーライト級王者

2024年2月22日 - 2025年6月10日

次王者
金周栄