銀魂の登場人物一覧/log20080904
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銀魂の登場人物一覧(ぎんたまのとうじょうじんぶついちらん)は、空知英秋作の漫画『銀魂』に登場するキャラクターについて解説したものである。身長、体重、誕生日などは判明しているキャラのみ表記。
登場人物の名前は作品の舞台背景から、実在していた幕末の著名人物たちからの借用が多い。
※キャラクター名の横の「声優」はテレビアニメシリーズでのキャスト(ジャンプフェスタ・アニメツアー'05のキャストとほとんど同じ(一部例外有り))。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
万事屋
坂田銀時(さかた ぎんとき)/声優:杉田智和
志村新八(しむら しんぱち)/声優:阪口大助
- 本作の準主人公に当てはまる。志村新八を参照。
神楽(かぐら)/声優:釘宮理恵
定春(さだはる)/声優:高橋美佳子
- 巨大な犬のような外見をした宇宙生物(ただし、地球生まれ)。身長170cm(座高)、体重300kg。2月25日生まれ。
- 万事屋の前に捨てられていたところ神楽に拾われ、以来万事屋で飼われるようになった。名前は、神楽が昔飼っていたウサギにつけていた適当な名前「定春一号」からそのままつけられた。愛らしい外見とは裏腹にかなり獰猛。人の頭を咬むのが好きで、当初は銀時たちもよく頭をかじられていたが、最近は賢くなり懐いた模様。雑誌の類も読む事ができたり、嗅覚を元にした臭いの追跡能力もかなりの精度を誇るなどからみて知能はかなり高いようである。また、自動車並みに速く走れたり、ビルの壁を駆け登ることができるなど身体能力も驚異的なものがある。体毛は白いが腹黒い。
- 実は大地の流れ“龍脈”が噴出する場所「龍穴」を守護する狛神(いぬがみ)というシリアスな設定を持つ。こう見えて由緒ある血統の生まれなのだが、どう見ても単に大きいだけの犬にしか見えないため、万事屋では番犬として飼われている。よく神楽達を乗せている。阿音・百音という双子の巫女姉妹に経済的な理由により捨てられたもので、彼女たちからは「神子」と呼ばれている。いちごと牛乳(あるいはいちご牛乳)を与えると狛犬のような「本来の姿」に戻ってしまう。本当は「銀時に助けられた後、本物の飼主が現れて定春を連れ去り、神楽が別れを通して一回り大人になる」という予定でレギュラーになる予定ではなかったのだが、ページ数が足りなくなったのを機に、そのまま万事屋に引き取られるという形でレギュラー入りした、運の良い犬。
- 余談だが、「定春」という名前故に、アニメ版での初登場時に銀時から「シゲオ」「タツノリ」などと呼ばれていた。
レギュラー
未登場である隊士達については、作中未登場の隊士達を参照
攘夷戦争時代の攘夷志士
坂田銀時(さかた ぎんとき)
- 詳細は万事屋を参照。
桂小太郎(かつら こたろう)
- 詳細は攘夷党を参照。
坂本辰馬(さかもと たつま)
- 詳細は快援隊を参照。
高杉晋助(たかすぎ しんすけ)
- 詳細は鬼兵隊を参照。
西郷特盛(さいごう とくもり)
- 詳細はゲストを参照。
吉田松陽(よしだ しょうよう)
快援隊
坂本辰馬(さかもと たつま)/声優:三木眞一郎
- 身長181cm、体重70kg。11月15日生まれ、20代。
- かつて銀時と共に攘夷活動に参加した人物。大富豪の息子で、現在は星間貿易業『快援隊』を営みつつ気ままに大宇宙を渡り歩いている。たまに小型船で抜け出し地球まで女遊びにきているらしい。お妙の同僚の一人・おりょうに一方的に恋をしているが、彼女からは迷惑がられている。一人称は「わし」。
- かなり(凄まじい程)の天然ボケで、頭がほとんどカラッポに近いのか、どんな状況にあっても「アッハッハッハ」と呑気に笑う超楽天家。その性格により、銀時の神経を逆撫ですること多くある。しかし、攘夷戦争の時に国の将来を考え、攘夷戦争も何もかも捨て宇宙に出るなど、先見性もある。そんな彼の行動や思想が快援隊のメンバー達に慕われている。人の名前を間違えて覚えるのが特徴で、銀時のことを「金時」と呼んでいる。無類の船好きだが、船酔いをするという矛盾した体質を持つ。桂にエリザベスをあげた張本人。同じ天然パーマで共通しているせいか銀時とは似た者同士で、同じように余計な言動や無茶な戦法をしでかすが、彼も銀時以上のボケ役の1人。
- 名前のモデルとなった人物は土佐藩の坂本龍馬。史実の龍馬は「和装にブーツ」という出で立ちだったが、こちらの辰馬は「洋装に下駄(ただし上着だけで内装は和服)」という出で立ちである。また、史実である龍馬と同じく話し方も土佐弁で、これは自分の部下達にも共通している模様だが、陸奥にイタイ箇所を指摘された際、標準語でキレた事がある。
陸奥(むつ)/声優:渡辺明乃
攘夷党
桂小太郎を筆頭とした攘夷志士の集団の一つ。
桂小太郎(かつら こたろう)/声優:石田彰
- 身長175cm、体重56kg。6月26日生まれ、20代。
- 天人を追討し、倒幕を目指す攘夷派志士の生き残り。銀時のかつての盟友。「狂乱の貴公子」「攘夷志士の暁」「逃げの小太郎」の異名を持つ。常に懐に爆弾を忍ばせている、歩く武器庫。登場当初は、攘夷、倒幕を成そうと過激な言動を繰り返していたが、様々な人との関わり合いを経て現在は穏健派に転向している。しかし、倒幕を諦めたわけではなく、機会があれば、銀時を自身の元へ戻そうと声をかけている。
- 真面目な性格故にか、無表情で天然ボケな行動に走るクールボケキャラ。場を考えずに自分一人の世界に浸ってしまうこともしばしば。それでも、「狂乱の貴公子」の名に恥じず、決めるときは決める。「桂」という苗字と、長髪であることから、不本意ながらあだ名は「ヅラ」。本人はそのことを心よく思っていないらしく、そう呼ばれると「ヅラじゃない桂だ」と反射的に返す。お尋ね者であるためよく変装しているが、その口癖で自ら本名をバラしてしまうことも多い。この「○○じゃない××だ」というフレーズは派生バージョンも数多く存在し、彼の代名詞ともなっている。
- 謎の宇宙生物「エリザベス」をペット兼相棒にしている。銀時とは仲違い故にいがみ合い、お互い憎まれ口を叩き合っているが、気が合うところもあり友情を垣間見せる面もある。義理堅く道理は重んじる主義ゆえ、高杉は「嫌いだが仲間」だと思っていたらしい。忍者戦隊ゴニンジャーを結成した際、神楽が赤を着ていたという理由で彼女を「リーダー」と呼び、解散した今も神楽を「リーダー」と呼び続けている。天敵である筈の真選組局長・近藤勲とは相性が良いようで、誰とは気づかずによく意気投合し、以来「カツラップ」を身につけたままエリザベスと一緒にやっている(なお、近藤はギタリスト)。襲撃の時に備え、懐には煙幕にもなるんまい棒を携帯している。好物はそば。ちなみに人妻が好みらしい(人妻モノのエロ本を選んだり、ギャルゲーでメインヒロインではなくその母とデートしたりしている)。
- 『3年Z組銀八先生』では生徒として登場している。真選組一行と同じクラスメイトとなっているが、特に指名手配などの設定は無いと見られる。名前の事でいじられるところは同じ。
- 余談ではあるが、『D.Gray-man』を連載している漫画家・星野桂が好きなキャラも彼本人である。星野曰く、「ヅラ」と呼ばれつつも逆境に立ち向かって生きているところが気に入っているらしい。
- 名前のモデルは、幕末に尊王攘夷・討幕運動を行い、維新の三傑にも数えられた長州藩の旧名「桂小五郎」こと木戸孝允。
エリザベス/声優:そのへんにいたオッさん(とクレジットされているが、アニメ監督の高松信司だと思われる。コミックス14巻で作者が「銀魂のアニメをつくってるオッサン」と発言していた)
- 坂本辰馬が桂小太郎宅へ連れてきた正体不明の宇宙生物。身長180cm体重123kg。9月7日生まれ。
- 最初はペットとして登場していたが、現在では桂の相棒という扱いで攘夷志士からも一目置かれる存在となっている。かなり大柄な風貌。宇宙土産のぬいぐるみ・「宇宙怪獣ステファン」と外見が酷似している。下のほうからすね毛の生えた足が見えていて、実は中に人間(中年男性、いわばオッサン)が入っているという説がある。未だに正体が謎のままで、なんとなく周囲に認知されている。
- 人間の彼女(ナース)がいたり、妻子がいたりするが詳細は不明。プラカードで話すが、桂のいない時は普通に喋っているらしい(その事は桂にはバレている)。被り物をした見かけによらず、かなりの実力の持ち主(ジャンプフェスタ版アニメでは機敏な動きで桂を爆発から救ったり、アニメでは画家の才能を見せ付けたりする)。ちなみに見た目からでは思えないほどの器用の良さがある(丸い手で折鶴を作る、刀を綺麗に研ぐ、など)。
- 飼い主(相方)の桂にはほぼ忠実。新八を格下に見ているが、度胸と実力から認めている節がある。神楽からは「エリー」と呼ばれている。
- 容姿はアニメの主題歌を担当したAmplifiedには「ペンギン?」と一度間違われたが、オバケのQ太郎が元ネタと思われる。「Q太郎の中身がおっさん」は古典的なネタになっている。
岡田似蔵 (おかだ にぞう)
来島また子 (きじま またこ)
武市変平太 (たけち へんぺいた)
河上万斉 (かわかみ ばんさい)
関係人物
村田鉄矢 (むらた てつや)
主要人物の血縁者
志村妙(しむら たえ)/声優:雪野五月
星海坊主(うみぼうず)/声優:速水奨
- 戦闘民族の夜兎族の男で、神楽の父。四十代。神楽の母である妻は、神楽が幼少時に病死している。
- 第一級危険生物の駆除をしてまわる宇宙最強の掃除屋(えいりあんばすたー)で付いたあだ名が「星海坊主」。ビジュアルはドリフのコントにおける加藤茶のハゲキャラそのもので、チョビひげのすだれ頭(バーコードハゲ)だったが、宇宙生物との戦いの最中、神楽に髪を毟り喰われて完全にハゲた(現在のスキンヘッドの要因)。己の実力を試すために、あえて廃れた風習に従い、彼に襲い掛かった息子(神楽の兄)の手により片腕を失うことになった過去を持つ。現在、失った片腕に義手をつけている。神楽同様、多機能の傘を持っている。スター・ウォーズみたいな世界でダースベイダーらしき敵と戦って勝ち、帝国軍の指揮権を手中に収めたこともある模様。
- 名前のモデルは夜間の海に現れる妖怪・海坊主。それと『シティーハンター』の掃除屋、「海坊主」こと伊集院隼人。
沖田ミツバ(おきた みつば)
- 沖田の実姉。
- 清純な容姿の上、弟とは正反対の性格で極めておしとやか(山崎曰く「世の中のバランスがとれるようになっている」)。沖田を「そーちゃん」と呼ぶ。両親を早くに亡くしたため女手一つで弟を育てた。そのため沖田は「姉上」「おねーちゃん」と慕っており、彼女の前では頭が上がらず、極めて大人しい良い子になる(一人称が「僕」になる)。激辛が好物で、チョコレートパフェにタバスコをかけたり、真選組に激辛せんべいを毎月送ったりする(辛すぎて誰もが悶絶する)。肺を患っており、沖田曰く「もう長くはない」病状。沖田が土方の命を狙うようになったのは、姉・ミツバが土方に好意を寄せていたことによる嫉妬とミツバの想いを突き放した上に幸せを踏みにじることによる怨み。江戸に来てから容態が悪化、最期は弟・沖田に「充分幸せだった」と伝え、静かに息を引き取った。婚約者の蔵場が自身を利用する為に近づいたことを知っていた模様。
- モデルは沖田総司の実姉・沖田みつから。史実での総司は肺の病により短命で、みつは辛くも生き長らえていたが、この世界では逆となっている様子。
レギュラー
スナックお登勢
- 万事屋の1階にあるスナックのママ。かぶき町四天王の一人。7月7日生まれ。
- 「お登勢」は源氏名で、本名は「寺田綾乃(てらだ あやの)」。一見怖そうな外見だが、人情に厚く面倒見の良い性格。時にはそれで騙されてしまうこともあるが、自分の性分として平然と受け入れたりする懐の広い人物。夫はお登勢が銀時と初対面する以前に既に死別している(旦那の詳細は不明)。さっちゃんからは「男だか女だか分からない」(アニメでは声優のくじらがNARUTOで演じている役とかけて「男だか大蛇丸だか分からない」)と言われる程の外見だが若い頃は「時の流れが恐ろしい」と感じさせるほど和風美女で、かぶき町のアイドルだったらしい。万事屋の家賃滞納にはいつも手を焼いており、家賃を払わない銀時との言い争いの日々は相変わらず絶えない、切っても切れない仲である。四天王だけあってか、60代にも関わらず銀時を投げ飛ばしたり、アニメでは松平に「殺し屋」としてターゲットにされるが睨んで屈服させたり、殺し屋であるさっちゃんの攻撃をものともしなかったりと、かなりの実力を持っている。時としてヤクザと住民の間に入ることもあるらしく、周囲に一目置かれている半面、新たな敵を作る機会も多いが、「めっぽう強い侍(もちろん銀時の事)がいるため、うかつに手が出せない」とヤクザの一人が語っているシーンがある。実はお登勢が夫の墓参りに行った際、お供え物の饅頭をあげたことを恩義に感じた銀時が「旦那の代わりに俺がアンタを守ってやる」と言って2階に住むようになった、というエピソード(過去話)がある。
- 『3年Z組銀八先生』では高校の理事長を務めている。
- 名前のモデルとなっているのは、伏見寺田屋の女将・お登勢。
キャサリン/声優:杉本ゆう
- 出稼ぎが目的で地球にやってきた天人。8月21日生まれ。
- かつては「鍵っ子キャサリン」の異名をもつ、窃盗団『キャッツパンチ』の一員だった(他のメンバーはリーダーのルパン似のクリカン、拳銃の早撃ちが得意そうな次元似の柏谷、剣術が得意そうな五右衛門似の服部)。或いは神楽に「メス豚」と呼ばれる時もある。お登勢の金を強奪するが、御用となり現在は改心。お登勢の相棒的存在(話し合い的には噛み合わないが)となり、盗みなどはしなくなったが、基本的には性悪。普段はカタコト言葉だが、実はキャラ作りの一環であった。猫耳を持つが、肝心のルックスがそれに見合わず、萌え的要素を微塵も感じられない蛇足となっている。以前の悪業と口の悪さからか、万事屋(特に神楽)とは仲違いしている。どこの星かは不明だが、故郷に家族がおり、仕送りをしているらしい。
- 『3年Z組銀八先生』では留学生だが、神楽と違いどの国からかは不明。また、こちらでも本編同様、神楽とは仲が悪い。
- モデル(というよりは元ネタ)は、モンキーパンチの漫画『ルパン三世』の登場人物の一人・峰不二子。
スナックすまいる
志村妙(しむら たえ)
- 詳細は主要人物の血縁者を参照。
おりょう/声優:佐藤ゆうこ
- お妙の勤めるキャバクラスナック『すまいる』の同僚。6月7日生まれ。
- 坂本辰馬の(一方的な)お気に入り。お妙とは親しく彼女のツッコミ役だが、新八同様たまにボケたりする。基本的に受身なのか、お妙に余計な知識を聞かされたり、お妙の怪力で酷い目に遭わされたりする。
- 名前のモデルは坂本龍馬と結婚するに到った寺田屋のおりょうであり、モデルの名前がそのまま使われている。
花子(はなこ)/声優:植田佳奈
- お妙の勤める『すまいる』の新人ホステス。
- ダンサーを志して大阪から上京した。人情に厚く純粋な性格が災いして何にでも騙され易い、夢見るカモ娘。お金を取り返すため、銀時達と共に、自分を騙したカルト宗教団体『夢幻教』に乗り込み、夢幻教の教祖・斗夢を成敗した。その後も尚、すまいるで健気に働いているようである。
阿音(あね)
- 巫女の双子姉妹の姉。お妙のスナックの同僚。
- かつては狛神を讃え黄龍門を守ってきた神殿の巫女で、定春の飼い主だったが、天人襲来により神殿を追い出されてしまい、神殿を取り壊され居場所を無くした。そして生活苦のため神子(後の定春)を万事屋に預けた(というより押し付けた)。現在は性悪でがめつく、巫女という萌え的な要素を利用(悪用)してスナック『すまいる』で稼いでいる。松平はお得意様(「パパ」と可愛く呼んでいる)。妙とはライバルであり戦友でもある。「女はこえだめから生まれてきた」が持論。実の妹・百音や銀時に心から「アバズレ」呼ばわりされている。
- 百音と合わせ、この双子の名前の由来は、植物のアネモネから。
オーナー
忍者
猿飛あやめ(さるとび あやめ)/声優:小林ゆう
- くノ一。通称「さっちゃん」。不正な手段で金を受け取る悪党を裁く始末屋で、元・お庭番衆。6月2日生まれ。
- 得意技は納豆を使った攻撃。薄紫色のロングヘアー。スナック『すまいる』のオーナー曰く美人らしいが、お妙以上にそれを指摘されたりする機会が少ない。かなりの早とちり(天然ボケ)。初期は銀時に淡い恋心を抱くだけであったが、登場回数を重ねるごとに銀時に「求愛」と称し悪質なストーカー行為を繰り返すようになり、作中でも1、2を争う危ないキャラクターに変貌してしまった(ただしアニメでは原作と違い、初登場の回で銀時と一緒にいるうちに、SMのような感情に目覚めてしまったように描写された)。一言で表すと「ドM」「変態」「痴女」だが、新八に対してはドSになる(同じメガネであるにも関わらず、新八を「メガネ」と罵っていた)。銀時の侮蔑を込めた言葉にいちいち反応する。彼女も銀時以上のボケ役の1人なのは言うまでもなく、あまりの変態痴女っぷりに当の銀時(それと一部の読者や視聴者)は気味悪がってしまい、なかなか振り向いてくれない。しかし本人は逆にそれを快感にしてしまっている。常に被害妄想、思い込み共に激しく、更にお妙を勝手に恋敵だと思っている。アニメでも際どい行動・発言は変わらず放送コードギリギリ(というか、ほぼアウト)。忍者としての素質は十分だが眼鏡が無いと何もかもが見えなくなってしまい(本人曰く「眼鏡が無いと明日も見えない」)、さらには聴力まで悪くなり、自身で気づかぬうちにとんでもないボケを繰り出してしまう。神楽や沖田に腹黒く「メス豚」呼ばわりされている(二人のみならず、雑誌での説明・紹介文などで公認されてしまっている場面がある)。同じくストーカーである近藤とは仲が悪い。
- ちなみに「さっちゃん」と呼ばれている由来は、忍者学校に通っていた頃、「猿飛」という苗字であることから男子に「猿」呼ばわりされてしまい、それを見かねた女子に「猿」の「さ」を取り、「さっちゃん」と呼ばれるようになってしまった不憫な過去によるものである。当の本人は、そのことを渋っている(コミックに収録されている「さっちゃんのうた」より)。
- 『3年Z組銀八先生』では保健委員を務めているが、クラスの担任である銀八への求愛(変態)行動を繰り出す。こちらも本命である彼に気味悪がられている。
- 名前のモデルは真田十勇士の一人として知られる伊賀忍者猿飛佐助。名前の「あやめ」の由来は髪の色から花の「アヤメ」、もしくは「始末屋」という点から「殺め」かと思われる。
服部全蔵(はっとり ぜんぞう)/声優:藤原啓治
- 大晦日に銀時とジャンプ合併号を争奪しあった、ジャンプマニアで痔持ちの忍者。8月22日生まれ。
- さっちゃんこと猿飛あやめと同じく元・お庭番衆で、忍術に長けており、現在でもほぼ衰えが無い。「摩利支天」の異名を持つ。今はフリーターとして職場を転々としているようである。銀時とは第49訓の時点で会っているのだがお互い顔をしっかりと確認していないため、ジャンプ争奪戦の時(第53訓)を初対面だと思っている(銀時に至っては、その時の事も忘れていた)。「犬猫の仲」である銀時のみならず、他の忍者・侍らにもぞんざいにされている模様。父親は忍者学校を開いて後進の育成にあたった偉大な忍者で、大の缶けり好きだったが死去した。実家は意外にも裕福。
- 『3年Z組銀八先生』では日本史の教師で、痔持ちなのは変わらず。本編とは違い、銀八とは別に仲が悪いわけではないようだが、夜の職員室で座薬を挿していたせいで七不思議の一つと化していた為、銀八達の逆鱗に触れて私刑当然の制裁を受けた挙句、何故か職員室にあったメスシリンダーを入れられてしまった。
- 名前のモデルは服部半蔵の名で知られている戦国期の忍者・石見守正成。
韋駄天の剛(いだてんのごう)
- フリーター戦隊『シノビ5』の一人。人一倍の強い意志を持つが、報われない人物。
- 桂の下剤入りカレーを食べ、腹を壊しながらも対抗しようと忍法「分身の術」を使うが、本体がバレバレだったため、新八に即行で倒された。
毘沙門天の修輪(びしゃもんてんのしゅわ)
- フリーター戦隊『シノビ5』の一人。忍術より格闘術が得意な様子の男。
- 忍法「怒品愚(ドーピング)」を使い、肉体を強化しようとするが力の入れ具合を間違え脱糞、新八のキレが入った突っ込みにより敗北した。
- 名前のモデルはハリウッドスターのアーノルド・シュワルツェネッガー。モデルの人物と同じように政界に進出を検討している。
弁財天の薫(べんざいてんのかおる)
- フリーター戦隊『シノビ5』の一人。本名は脇薫(わきかおる)。
- 言動どおり高飛車な性格で、猿飛あやめ(さっちゃん)とは忍者学校に通っていた頃からライバルのような関係であった模様。忍法「呪縛旋花」で銀時を苦しめるが、さっちゃんの忍法「ねばーぎぶあっぷ」で忍法を破られ、さっちゃんに納豆を顔面に叩き付けられ敗北。実家は花屋を経営しており、たまに営業を手伝うが売り上げが悪い。
広目天の松尾(こうもくてんのまつお)
- フリーター戦隊『シノビ5』の一人。インテリらしく眼鏡をかけた男。
- データを分析するのが得意。それ以外は戦力にならなかったのか、一コマで敗北。
全蔵の父
- 登場する殆どの元・お庭番達の師匠(故人)。高齢であるが、お庭番としての身体能力はかなりのもの。
- 稚気溢れる人物で缶けりとエロDVDが大好きだった。缶けりへの想いからか、彼の葬式の当日にかぶき町の片隅で万事屋の前に霊として現れ、缶けりに興じた。そして缶けりが終わった後、棺の中で永眠する彼の顔は満足そうに笑っていた模様。ちなみに生前、息子・全蔵が集めていたジャンプを古本屋で売り飛ばし、売った金でエロDVDを買い込んだという。
央国星
ハタ皇子(はたおうじ)/声優:坂口候一
- 天人。央国(おうこく)星の皇子。4月17日生まれ。
- 珍生物をこよなく愛する天人の王子で、周囲から事あるごとに「バカ皇子」呼ばわりされている。生きているものなら怪獣だろうがゴキブリだろうが何でもペットにする。飼う生物が原因でよくトラブルを起こし、その度に「地球に訪れるのをやめようか」と考えるのだが、結局は懲りずに地球にやって来る。他の天人の例に漏れず地球人を見下しているようだが、どこか憎めない性格の為か(要するに「バカ」なせいで)、その言動はコミカルに映る場合のほうが多い。また、しっぺがえし(当然の報い)として酷い目にも遭っている。一応央国星を代表する皇子なので(加えて生物関係の知識は深い)、テレビなどでゲストとして呼ばれたりする時もある。ちなみに、頭についているツノのようなものは(自称)チャームポイントで、無理に引っ張ると千切れてしまう。初期の頃は激怒していたが、最近ではどうせ後で再生するので気にしないことにしている。
- 『3年Z組銀八先生』では高校の校長を務める。自分より生徒の信頼を集めている教師の銀八に嫉妬し憎悪している。
- 名前のモデルは、ムツゴロウこと畑正憲だという。現に長谷川が幕府クビになるきっかけで殴った時に「ムツゴロウ(アニメでは、ポチたま)星人」と言っている。
じい/声優:平野俊隆
- 央国星の出身で、ハタ皇子の従者を務める天人。8月12日生まれ。
- 初期は皇子に忠誠を誓い、常に皇子の為を考えていたようだが、登場回数を重ねるたびに忠誠心はほぼゼロに近いところまで落ち込んでしまった(無理もないが)。皇子の頼みよりも自分の趣味を優先させたり、怪物に捕まった時は自分より先に皇子を食べるよう懇願するほど。そのくせ彼の権力だけはやたら笠に着ており、周りの人間に対する態度はでかい。そのようないい加減極まりない性格のせいで、幾度と無く皇子に捨てられそうになるのだが、腐れ縁の関係であるせいか、ただ単に他になり手がいないだけなのか、未だにクビにはなっていない。
- 『3年Z組銀八先生』では高校の教頭で、絶対に「“週刊”少年ジャンプ」は読まないというこだわりを持っていた。ちなみに、ここでも校長への忠誠心はこれっぽっちもない(が、こちらも腐れ縁で繋がっている)。
その他
長谷川泰三(はせがわ たいぞう)/声優:立木文彦
- 6月13日生まれ。38歳。
- かつては入国管理局局長だったが、警護対象者の天人・ハタ皇子を殴るという不祥事を起こし仕事をクビにされた上、妻・ハツにも逃げられた不憫な男。その後もタクシー運転手や祭りの射的屋店主、映画の宣伝など職を転々とするが、どれもトラブルにあったり(例えば、タクシー運転手の時は偶然再会したハタ王子を再び殴り飛ばしたりなど)し、売れなかったりするため、評判が悪くクビになっている。「まるでダメなオッさん(もしくは夫)」略して、「マダオ」と呼ばれている。決して悪い人物ではなく、身を削っても自分の芯は通し続ける気のいいオッサンなのだが、基本的に性根だけでなく運も悪いダメ男。常にグラサンを愛用している。常に装着しているグラサンの中の目は、銀時同様あまり生き生きとしておらず、感情が込められていない瞳をしている。神楽からは「おじちゃん」などと呼ばれるが内心、完全に見下されている。登場当初銀時とはいがみ合っていたが、その後はパチスロ(ほとんど勝てたためしがない)&飲み仲間と化している。桂とは気が合うと思われる(アニメで桂が攘夷志士に勧誘していた。ただし、途中で真選組に襲われる)。機械犬(ロボペット)を飼っており、名前は「間陀男」(名前の由来は「マイケルダグラスみたいな男になれ」)。ロボであるにも関わらず性格は飼い主に似ている(新八曰く「メカにも感情がある」)。15巻で婿養子であった事が明かされた。
- 『3年Z組銀八先生』ではオッさんなのに生徒役で登場しており、いつもバイト探しをしている。
- 名前のモデルは、歴史上に実在していた人物であり、作者が好きなテレビ時代劇『鬼平犯科帳』の主人公でもある役人長谷川平蔵と思われる。
準レギュラー
柳生一門
柳生九兵衛(やぎゅう きゅうべえ)
- 先祖代々将軍家に仕えてきた名家・柳生家の次期当主。
- 剣豪として正装し、一人称は「僕」であるが、実は女性。柳生家に他に嫡子がいなかった為に、生まれた頃から父親と祖父に男として育てられたが、自身の性別が女だということは自覚している(その事情から性同一性障害とは異なる模様)。女としての妙のような生き方に憧れを持っており、幼なじみのお妙に対し、性別を超えた(男としての)深い愛情を注いでいる。隻眼で小柄な体格だが、柳生家始まって以来の天才と呼ばれる程の剣の使い手。昔、お妙を借金取り(第一訓に登場した金貸しの社長と同一人物)から守るために戦った際に左目を失った。幼少時とは目の色が違い、常時瞳孔が開いているようにも見える。人の言動を真に受けるなど、信念を貫こうとする堅気な割りに、けっこう天然ボケな性格である。普段は男装しているが、普通に女性の服装をするとスナック『すまいる』の店長が絶賛するほどの可愛らしい少女になる。東城曰く、ゴスロリが似合うらしい。男が多い一家の生活の中でトラウマがあるのか、男に触れられることを極端に嫌い、例え将軍であろうと自分に触れた男をブン投げる。だが銀時らが開催した合コンで、船から落下しそうだった銀時の手を掴んで助けた際に、男性に触れることに対しての抵抗が少し薄れたと思われる。
- 名前のモデルは江戸期の隻眼の剣豪・柳生十兵衛。
柳生輿矩(やぎゅう こしのり)
- 九兵衛の父で、柳生家の現・当主。
- 息子(実の娘)である九兵衛より背が低く、なまじ顔がダンディーなだけに非常に気の毒な親父。柳生家の剣とセレブの血筋を守ることに心血を注いでいるため、九兵衛に自身を「パパ上」と呼ばせるように言動に細心の注意を払ったり、猫アレルギーだが、自分をセレブっぽく見せるために無理してまでペルシャ猫を抱いていたりしている。その性質を持つが故に、父・敏木斎がゴミを拾ってくることや九兵衛の将来、柳生四天王が自分よりも九兵衛の命令を優先的に聞くことに頭を悩ませられ、気苦労が耐えないオッサン。会話と行動において矛盾が生じることが多い。
- 名前のモデルは、柳生十兵衛の父・柳生宗矩。
柳生敏木斎(やぎゅう びんぼくさい)
- 九兵衛の祖父。風貌は非常に小柄な老人(むしろ『スターウォーズ』のヨーダをベースにした妖怪)。柳生チームの大将。
- 名前の通り、性格や思考は極度に貧乏臭い。ゴミを「もったいない」とか「まだ使える」などという理由で持ち帰り、敷地内にゴミ屋敷を作って、そこに移住する模様。他にも、お妙の(黒コゲ)料理すらもったいなさ故に食べたり(その直後に体調不良を起こしたが)、トイレに紙が無かったため“柳生陳陰流秘伝ノ書”で尻を拭くというしょうもない行動に走るなど、極度の貧乏臭さでとんでもない行動が目立つが、小柄の身体を生かしての戦闘力は非常に高い。
- 名前のモデルは、柳生十兵衛の祖父で“石舟斎”の号を持つ柳生新陰流開祖・柳生宗厳。
東城歩(とうじょう あゆむ)
- 四天王一の実力を持つリーダー格。九兵衛の従者的存在である男。
- 従者として勤めているせいか九兵衛が登場する際は一緒に出てくる場合が多く、柳生四天王の中では出番が多い。九兵衛を守ることに命を懸けているが、当の九兵衛からはうっとうしがられてる上に嫌われている。温厚そうな風貌(というよりかなり目が細い)をしているが短気で、キレると凶暴になる。特に生卵の鮮度にうるさい。九兵衛の実の性別を知っている者の一人で、それ故あからさまに、九兵衛に惚れている面があるが、心底から九兵衛の従者を勤めている。実はソープランド通いをしていた。「若の成長記録」という名の日記を書いており(しかも、それを銀時宅に送りつけた)、登場回数が増えるごとに九兵衛への愛情(変態度)が上がっている節がある。ちなみに日記の内容の半分はロフトに行っていることを記述してある。もう半分は、九兵衛に、コスプレ衣装を着させる為、彼女の部屋にその手の衣装(ナース服やゴスロリ)を設置しておくが全て爆破される様など、九兵衛関係のことだけが延々と綴られている(本人によると、「裏柳生」なる者たちとの死闘等々、色々とあったらしいが、九兵衛に関する事を綴った日記であるせいか全く触れられていない)。
- 名前のモデルとなっているのは、同じ週刊少年ジャンプの漫画作品『いちご100%』のヒロインの一人・東城綾。
西野掴(にしの つかむ)
- 四天王の一人。剣術より格闘技を駆使する男。
- 怪力を誇るスキンヘッドの大男だが、お子様ランチが好物という可愛い一面がある。腕力は(挑んだ際に負傷した)神楽と同レベル。一時は有利に立ったが、神楽の策(?)により敗北。
- 名前のモデルは、『いちご100%』のヒロインの一人・西野つかさ。
北大路斎(きたおおじ いつき)
- 四天王の一人。相手の弱点を即座に見抜く洞察力の持ち主。実力的には東城に匹敵する。
- 目が悪いのか眼鏡をかけており、外すと目が「3」にディフォルメ化する(なぜか眼鏡をかけている時の目は正常な形である)。オムライスに大量にケチャップをかける熱烈なケチャラー。当人曰く、自分のトマト嫌いを逆手に取り、嫌いなものを過度に食すことによる一種のメンタルトレーニングのため、なんにでもケチャップをかけて食していた所、大のトマト好きになり、今ではトマトにでさえケチャップをかけて食すようになったとのこと。しかし土方曰く「オムライスにどれほどケチャップをかけたところでそれは常識の範囲内」らしい。作中では四天王で唯一善戦したが、土方に倒される。子供の頃は小太りであった。
- 名前のモデルは、『いちご100%』のヒロインの一人・北大路さつき。
南戸粋(みなみと すい)
警察
松平片栗虎(まつだいら かたくりこ)/声優:若本規夫
- 幕府直轄の警察庁長官。9月9日生まれで、真選組の近藤と同じく乙女座。
- 非常に過激な性格で、仕事の際は軍艦を引き連れて全てを塵と化して帰っていくことから「破壊神」の異名を持つ。平常時も、何かに理由をつけては銃を撃ちたがる、物騒な発砲魔。真選組の上司にあたり、隊士たちからは「(松平の)とっつぁん」と呼ばれ、それなりに慕われている。かつて路頭に迷っていた近藤たちを拾った人物であり、彼のおかげで真選組の面々は再び刀を手にすることができた。警察庁長官とは到底思えない、無茶苦茶な言動をする性質の悪い人物であるが、時に男気のある一面を垣間見せる。「オジさん」が一人称。仕事よりも年頃の娘の栗子やキャバクラの方が大事で、愛娘の事となると更に見境がつかなくなる(チャラチャラしたガラの悪い娘の彼氏を暗殺しようとした)。本誌では「まっちゃん」の愛称で呼ばれるほど頻繁にキャバクラへ通い、派手に豪遊するシーンが見られるが、「ハートは三十年前母ちゃんにもう盗まれちゃってるから」と愛妻家らしき一面も見せる。将軍(徳川茂茂)の父上が亡くなって以来、将軍の父親代わり(近藤曰く「悪友」)になっていたという。
- 名前のモデルは幕末の会津藩主で京都守護職の松平容保と調味料の片栗粉。
小銭形平次(こぜにがた へいじ)
- 自称ハードボイルド同心(現代で言うところのハードボイルド刑事)。怪盗 狐火の長五郎を追い続けて苦節二十数年。
- ハードボイルドを気取っている割には頭が悪く、誘惑に弱いという極めて情けなく、しょーもないオッサン。そのため勤務中にもかかわらずキャバクラに通ってしまう。おでん屋の屋台を「バー」、おでん屋の親父のことを「マスター」と言い、焼酎のことを「カミュ」と言い、全ておでん屋の親父に突っ込まれている(台詞の中に無理やり「カミュ」と入れるところから、こだわりがあるようだ。ちなみに本物のバーには緊張して入れないらしい)。おでん屋の親父が唯一の味方(理解者)である模様。料金は多額であっても小銭で渡す。吹き出しではなくナレーションなどに用いられる四角い枠内でモノローグ調に語ることができるが、周囲からのツッコミ(もしくはドツき)の対象となっており、この枠を使って銀時からドツかれたこともある(本人は「アニメ化の時どうするんだ」と逆に突っ込みを入れたが、銀時は「どうせすぐ打ち切られる」と言って相手にしなかった)。一応真面目になる時があり、伍丸弐號(流山)率いるメイドロボ集団クーデター事件は活躍を見せていたようだが、オトボケっぷりは相変わらずであり、やはりしょーもない。実は幼少の頃に強盗に押し入られ、両親を殺害された過去を持つ。
- 名前のモデルは銭形平次。
ハジ(はじ)
- 小銭形の相棒。岡っ引であるが性別は女で、なぜか一人称が「あちき」(要するにボク少女)。
- 相方より真面目な性格をしており、ツッコミ役と同時に苦労人(もしくは不幸少女)。左目の下に傷痕がある。相棒として小銭形を「アニキ」と呼んでいる。けっこう口は悪く、ツッコミ時に罵言を浴びせるが、ほっとけない故にか小銭形を慕っているところがある様子。ちなみに、自身も以前は泥棒稼業であった事を銀時たちにほのめかしているが、実際の岡っ引もこのような軽犯罪者たちが登用されていた。
- モデルは銭形平次に出てくる「ハチ」こと、ガラッ八の八五郎。
幕府
そよ姫/声優:広橋涼
- 誕生日7月16日。身長156cm。体重40㎏。
- 将軍(徳川茂茂)の妹君。権力家の娘。
- 箱入り娘のように育てられたため、自由に憧れ城を抜け出した際、「かぶき町の女王」こと神楽と出会い、半日一緒に遊んでかぶき町の色んなことや酢昆布の味を教わる。捜索に来た真選組に追い詰められた際に「ずっと友達でいる」ことを神楽と約束し、城に戻っていった。昨今の(銀魂世界での)酢昆布ブームの火付け役。
徳川茂茂(とくがわ しげしげ)
- 建前上この国で最も偉い存在である征夷大将軍。そよ姫の実兄。
- 真選組を護衛として雇うくらいの権力を持つが、実権は天人に握られている形だけの権力家(天道衆に「傀儡とされている」と言われる)。自分のことを「将ちゃん」と呼ばせるなど、元は江戸の将軍とは思えないくらい気さくな(ある意味、気の弱さ故に優しい)性格をしている。また、将軍様ゲームの命令が全て自分に回ってくるほど、極度の不運の持ち主である。
- 名前の由来は徳川14代将軍・徳川家茂。
奉行所
遠山珍太郎(とおやま ちんたろう)
- エリザベスを捕らえたという極悪奉行。
- 実際「エリザベスを捕らえた」のは桂を誘い出すための嘘。服部ら忍者を雇って桂を殺そうとするが、銀時らの協力を得た桂により返り討ちに遭い、失敗に終わる。実はアニメを全て録画するほどの聖侍聖矢マニア。
- 名前のモデルは『遠山の金さん』の遠山金四郎。
芸能・マスコミ
寺門通(てらかど つう)/声優:高橋美佳子
- 人気上昇中のアイドル歌手で、新八は彼女の大ファン。通称「お通」。2月20日生まれの17歳で身長は165㎝。
- 一見可愛いアイドルだが、「ありがとうきびウンコ!」「楽しんでいってネクロマンサー!」など、「本当にアイドルか?」と疑うような下品な言動を混ぜた意味不明のつなげ言葉・お通語をファンの前で堂々とパフォーマンスに使う。自ら作詞作曲したデビュー曲の「お前の母ちゃん何人(なにじん)だ!」がヒットを飛ばした(この曲はデビュー以前、インディーズであった頃に歌っていた)が、歌詞の内容を危惧してかTVアニメでは「放送禁止」扱いにされた(アニメ30話で禁止コードの部分を編集した上で放送された)。その替わりに2ndシングル「お前の父ちゃん××(ちょめちょめ)」が流れている(この2ndシングルはアニメDVD2巻の完全生産限定版で入手可能)。3rdシングルの曲名は「お前の兄ちゃん引きこもり!」である。母親がマネージャーで、父親は殺人事件により現在服役中である。
- 自身のスキャンダルを機に芸能界で干されてしまい、その後は銀時曰く「変な方向」に向かうも、めげずに歌い続けて音楽プロデューサーつんぽに見込まれ、歌手としての人気を取り戻した、正に不死鳥のようなアイドル。ちなみに、GOEMONと付き合う前の彼氏はホモ(アニメではハードゲイ)だったらしい。
草野仁義(くさの ひとよし)/声優:西脇保
- 『ニュース・ザ 江戸』という番組のキャスター。
- 宇宙ゴキブリ大繁殖事件ではゲストに招いたハタ皇子とテレビを止めて乱闘を起こすが、そのたびにハタ皇子を(事件の元凶として)ボコボコにする(アニメでは逆エビ固めをかけていた)。
- モデルは草野仁。
結野アナ(けつのアナ)/声優:成田紗矢香
- 銀時が大好きなお天気お姉さん。髪型はショートカット。12月14日生まれ。
- 「アナ」は本名ではなく、「アナウンサー」の意で、下の本当の名前は不明のままとなっている。『お目覚めテレビ』という番組で『結野アナのお天気注意報』と『結野アナのブラック星座占い』というコーナーを持っている。スピード結婚が発覚、しかし一年足らずでスピード離婚。銀時曰く「離婚してから太った」という。実は愛犬家で、「ラストオブモヒカンリビングオブザデッドマクガフィン」という面倒くさい上に珍妙な名前の雄犬を飼っている。
花野アナ(はなのアナ)
- 『ニュース・ザ 江戸』という番組のリポーターを務めるアナウンサー。髪型はおさげ(ツインテール)。12月18日生まれ。
- 職務遂行中に何かと不幸な目に遭うが、銀時の原付にはね飛ばされたり、うっかり銀時に前を見せられたりしても表情一つ変えず、重傷を負ってもマイクも下ろさないプロのリポーター魂を持つ。また、どんな状況でも明確にリポートできる。桂に密着取材をした時には、桂の日常が過激だった所為で散々酷い目に遭ったため、桂のことを嫌いになった。リポートの際、神楽に「(『ニュースザ・江戸』の)司会者と不倫してる」と揶揄されてしまったが真相は不明。ちなみに下の名前は「咲(さき)」。余談だが、アニメでは彼女の登場シーンが結野アナに摩り替わっており、登場していない。
その他
平賀源外(ひらが げんがい)/声優:青野武
- 江戸一番の発明家。
- 同じようにカラクリ好きな息子がいたが、源外のカラクリに対する姿勢に反発して家を出て行き、鬼兵隊に入るも幕府により粛清。幕府に殺されてしまった息子の敵を討つため、ロボット軍団を率いて幕府を倒そうとしたが、銀時らの活躍によって失敗に終わった。その後は指名手配中ながらもささやかに『からくり屋』を営んでいる。銀時愛用の原付の修理は彼の手によるもの。銀時を「銀の字」、定春を「ポチ」と呼ぶ。カラクリへのこだわりを持ち、「男のからくりは鎧・大砲・キャタピラ」というのが彼の持論。
- 名前のモデルはエレキテルの復元で知られる平賀源内。
たま/零號(ぜろごう)
- 元は病弱で孤独だった娘の芙蓉に向けて林流山が造ったプロトタイプのからくり。後に改造を重ね人型となったようである。
- 流山殺害の疑いがかけられ、首だけにまでなって逃げていたところをゴミ捨て場で神楽が持ち帰ったのが出会いの切欠。「たま」の名付け親も神楽。流山が亡き芙蓉をからくりとして再生するために、彼女の人格や記憶がインプットされた「種子」というデータを中枢電脳管に持つ。流山の企みは失敗したものの、それの影響で未熟ながらも感情が芽生えつつある。流山の手元にいた頃は、同僚のからくり人形達に「ホクロビーム」と呼ばれ苛められていた。新八は彼女を自分だけのメイドに、神楽は卵割り器にしようとしていた。流山との対決の際、暴発したターミナルを抑制するため自分を犠牲にし江戸を守った。その後、パーツがばらばらに飛び散ったものの、銀時らによりパーツが回収される。記憶やデータを失いながらも中枢電脳管が納入された頭部がゲーム機についた状態で再生。現在はスナックお登勢のスタッフという形で、客に知識を与えてもらっている。再生しても侍は「勇者より魔王より上に位置する大魔王四天王の一人、私の大切な友達」として記憶されていた。
幾松(いくまつ)/声優:浅野まゆみ
- ラーメン店・『北斗心軒(北斗の拳で繰り出す「北斗神拳」のパロディ)』の店主。
- 真選組に追われた桂が逃げ込んだ時に店にかくまった。『北斗心軒』は彼女の夫・大吾と共に経営していたが、彼は攘夷志士のテロに巻き込まれて死亡。それ以来、当の彼女は攘夷志士を嫌悪している。大吾の弟である義弟(声:石野竜三)は攘夷志士を名乗るゴロツキで、仲間のチンピラを連れて北斗心軒に度々金をゆすりに来ていたが、激昂した桂に成敗される。しばらく店に働かせていたが、桂の事を攘夷志士だと薄々気付いていたようだ。北斗心軒は、銀時も常連客である。桂はテレビの取材で利用するなど、その後も客として来店しているようだ。
- 名前のモデルは桂小五郎と結婚するに到った幾松こと木戸松子。おりょう同様、元の人物の名前がそのまま使われている。
屁怒絽(へどろ)
- 万事屋のとなりに越してきた天人。『ヘドロの森(トトロの森のパロディ)』という花屋を営んでいる。9月19日生まれ。
- 生き物や植物を大切にする心優しい性格で、礼儀も正しくルールやマナーを厳守する道徳家、という好人物であるが、とてもそうは思えない鬼の如く恐ろしい顔をしてるため、周囲から恐れられている。本人はそれにコンプレックスを持っているという。回覧板を渡すためにビクビクと恐れながらも訪ねて来た銀時たちを自分を怖がらずに接してくれたと勘違いしていて、何かと協力的である。巨大包丁や人間を軽々と投げるほどの怪力を有する。虫や花が踏みつぶされそうになったりすると、その怪力を利用して無茶な止め方をする。凶暴な風貌とは裏腹に臆病者で、お化けの類は苦手な様子。ちなみに頭に花が生えていて、肌の色は緑。本編での登場は多くないが、小説では生徒役としてそれなりに出番がある。
よっちゃん/声優:雪野五月
- 自称「かぶき町の帝王」であるガキ大将。天敵は「女王」の神楽。
- 襟足の長い小憎たらしい風貌と性格をしていて、登場当初は典型的な悪ガキとしての描写が多かったが、回を追うごとに神楽の遊び友達兼暴行の被害者としての描写が多くなっていく。ボキャブラリーは意外にも豊富。
婦長(ふちょう)/声優:杉山育美
- 大江戸病院にいる婦長。
- 言葉遣いが悪く、攘夷志士である桂をボコボコにするほどの腕力を持つが、患者への面倒見は良い模様。
医師(いし)/声優:河本邦弘
- 大江戸病院に勤める医師。
- BJを彷彿とさせる容姿が特徴。何度も大江戸病院の世話になる銀時に呆れている。
武蔵(むさし)/声優:坂口候一
ゲスト
登場回数が1回もしくは極端に少ないキャラクター。銀魂の主要でない登場人物を参照。
アニメオリジナルキャラ
加藤健(かとう けん)/声優:田中一成
- 身長164cm、体重59kg。3月1日生まれ(原作設定)。アニメ第1~2話に登場。
- 気弱だが優しい中年の男。通称「カトケン」。妻と、ちゃこと言う一人娘がいる。家を取り戻すために万事屋に依頼に来た。かつては営業職をやっていたが一ヶ月前に勤めていた会社をクビにされ(カリヤに仕組まれた)、3週間前にプーと下元によって無理矢理土地売買契約書に判を押され、2週間前に妻と娘に家を出て行かれた。一度は過酷さから依頼を諦めかけるが、銀時たちと共にカリヤたちの陰謀を突き止め、カリヤを撃破。その時に家は壊れてしまうが、その後建て直して家族も戻ってきたようだ。事件後に歌手となり「カトケンサンバ」を大ヒットさせた(原作にも登場、2年目はハードゲイにイメチェン)。
- 名前は加藤茶と松平健のダブルミーニングで付けられている。ちなみに歌(カトケンサンバ)では、「誰かに似てるが、それは言わない約束」的に歌われている。
カリヤ/声優:菅原正志
- アニメ第1~2話に登場。
- ドリフト星の天人。江戸を壊滅させるため、地下に地震のつぼがあるカトケンの家を奪い、地下に地震発生マシンを造る。ライトセーバーのような武器を持ち、マシンを止めようとするカトケンと対峙するが、勇気を振り絞ったカトケンの偶然の一撃によって気絶。マシン大破後逃げようとするもプー・下元・獅子村と共に真選組によって連行された。
- 名前のモデルはいかりや長介。
プー/声優:川津泰彦
下元(しももと)/声優:堀井真吾
- アニメ第1~2話に登場。
- カリヤに付き従う地上げ屋一人。かなり図々しい態度で相手をねじ伏せる男。
- 名前のモデルは仲本工事。
獅子村(ししむら)/声優:坂口候一
ムー/声優:下山吉光
- ちょっとしたシーンに登場する男性。
- アニメ第8話では酔っぱらいとして登場し(当初、顔面にはモザイク処理を施されていた)、他の話にも幾度と登場している。
- 11話提供部分のテロップに大手代理店勤務とあったことから、モデルは当番組の電通のプロデューサー武藤大司氏と思われる。
ヴァネッサ(ペスもどき)/声優:本田貴子
- アニメ第7話に登場。
- スナック『オクトパス』で働いている女性。れっきとした人間だが、外見が銀時たちに渡されたハタ皇子のペット・ペス(原作と違い小さい状態で、お湯を浴びると巨大化する)の写真と似ていたため連れて行かれそうになった。
- 名前のモデルは『リトル・マーメイド』に登場するタコの魔女アースラで、彼女が人間に変身した際に名乗っていた名前。
牛若丸?/声優:太田哲治
- アニメ第29話に登場。
- 冒頭で岩慶丸と戦った。最初は大人しい少年の風貌だったが、戦闘に入ると一変し奇怪な動きと奇声を上げた。
謎の影/声優:樫井笙人