ローゼンメイデン/history 20130917

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ローゼンメイデン』 (Rozen Maiden)はPEACH-PITによる漫画及びそれを原作とするアニメ作品。月刊コミックバーズ(幻冬舎)2002年9月号から連載開始。

Rozen Maiden
漫画
作者 PEACH-PIT
出版社 幻冬舎
掲載誌 コミックバーズ
発表期間 2002年9月 - 連載中 現在休載中
巻数 既刊7冊
アニメ:ローゼンメイデン
監督 松尾衡
シリーズ構成 花田十輝
アニメーション制作 ノーマッド
製作 薔薇乙女製作委員会,TBS
放送局 TBS,BS-i
放送期間 2004年10月7日 - 2004年12月23日(TBS)
話数 12
アニメ:ローゼンメイデン トロイメント
監督 松尾衡
シリーズ構成 花田十輝
アニメーション制作 ノーマッド
製作 薔薇乙女製作委員会
放送局 TBS,BS-i他
放送期間 2005年10月20日 - 2006年1月26日(TBS)
話数 12
アニメ:ローゼンメイデン オーベルテューレ
監督 松尾衡
シリーズ構成 花田十輝
アニメーション制作 ノーマッド
製作 薔薇乙女製作委員会
放送局 TBS,BS-i
放送期間 2006/12/23 - 2006/12/24(TBS)
話数 前後編
ゲーム:ローゼンメイデン ドゥエルヴァルツァ
ゲームジャンル アドベンチャーゲーム
対応機種 プレイステーション2
発売元 タイトー
発売日 2006年4月27日
レイティング 全年齢(CERO)
ゲーム:ローゼンメイデン ゲベートガルテン
ゲームジャンル アドベンチャー+格闘ゲーム
対応機種 プレイステーション2
発売元 タイトー
発売日 2007年3月22日予定
レイティング A(全年齢)(CERO)
テンプレート - ノート

概要

原作単行本(幻冬舎・バーズコミックス)は2006年11月現在第7巻まで刊行。「アンティークドールの戦い」と言うコンセプトが漫画ファンの間で次第に評判となる。

PEACH-PIT作品全般に言える事であるが、ステレオタイプな容姿・性格等の登場人物を随所に配置しつつも、そうしたキャラクターの表層的なイメージに頼ることなく、各キャラクターの心理を緻密に描き込んでいる事に定評があり、近年リリースされた、一般に「美少女モノ」と分類される作品群の中では異彩を放っている。また、劇中劇「くんくん探偵」が物語の意外なスパイスとなっている、1話が丸ごと世界観とは無縁のドタバタ劇になっている等、シリアスな物語の中にもコメディ要素を織り交ぜた作品である。

少女漫画の様な作風や美しいドールの衣装から、女性の人気も高い。画風に関しても、虹彩の細かな書き込みや背景に花を描いたりなど、美少女系というよりは従来の少女漫画に近い。メディアなどでローゼンメイデンの衣装と作風はゴシックロリータだと形容されることがあるが(雑誌TV Brosゴスロリバイブルなどでもそのような形で本作が紹介されている。)作者は作風について、厳密にはゴスロリではないと言っている。また、ドールの衣装に関しても、ローゼンメイデンの中でゴシックロリータと辛うじて言えるのは水銀燈だけ、と作者は言っている。他のドールと比べてもややゴスロリらしい衣装デザインをしており、他の薔薇乙女達とは違う傾向のキャラクターである。アニメシリーズに置いても、オープニングなどにはそのような趣向が顕著に現れているが、物語の筋には関連していない。

上記の通りいわゆるマニアックな要素を含むが、性別や年代を問わず支持され、美少女系の典型的な要素が極力排除されている事から、本作品はジャンル分けが不可能とされている(真紅たちが人間と変わらない外観なので「格闘ヒロイン物」に分類される可能性はあるが、それが作品全体に当てはまる訳ではない)。

系統的にはSF小説などゴシック文学で扱われることの多い、人造人間譚と言えるべき物でもあり、メカ少女等の美少女系作品に多く見られるアンドロイド登場作品に共通するテーマを内包している。しかし、本来男性主観的な作品が多く、当初からアンドロイドが「(受け手の男性にとっての)完璧な理想的な存在」として登場する傾向の作風が多い、アンドロイド登場作品の中で、本作は「アリスを造る」ではなくアンドロイドである薔薇乙女自身が、当初から強い自己意識と独立心を持ち自らの意思で「究極の少女であるアリスを目指す」という女性主観的な要素が強調されており、従来の男性主観的な人造人間譚へのアンチテーゼとも取れなくもなく、それらの作品とも一線を画している。エブリディ・マジックホームドラマ的な要素もあり、やはり1作品としてのジャンル分けは難しい。

現在、コミックバーズ上での連載は一時的に休載中。休載の理由は出版元の幻冬舎側からも作者PEACH-PITからもまだ説明されていない。

あらすじ

引きこもりの日々を過ごす少年・桜田ジュン。彼はネット通販で買った商品を、期限ギリギリでクーリングオフしてスリルを楽しむという、鬱屈した性格の少年であった(本来クーリング・オフは訪問販売にのみ適用される為、この作品内での「クーリングオフ」という言葉の扱いは誤用、企業が自主的に応じている、表現を判り易くする為に使っている、のいずれかである)。

ある日、彼は怪しげなダイレクトメールを受け取る。そこに書かれた、「まきますか まきませんか」との問いに、軽い気持ちで応えてしまう。すると翌日、薔薇の装飾金具の付いた重厚な革製の鞄が送り付けられて来た(アニメでは、ジュンの部屋に本人も気付かないうちに忽然と現れた)。

鞄を開けると、中にはまるで生きているかのように精巧に作られたアンティークドール(少女人形)が収まっていた。興味半分にジュンが螺子を巻くと、人形は目覚め、「ローゼンメイデン(薔薇乙女)の第5ドール真紅」と名乗り、ジュンに対して、自分と契約して下僕(アニメでは家来)となる事を要求する。

最初こそ真紅の尊大な態度に反発したジュンだったが、突如窓ガラスを割って侵入してきた人形に命を狙われ、訳も分からぬうちに真紅と止む無く契約を交わしてしまう。こうして、真紅に関わる事により薔薇乙女達の争いに巻き込まれてしまったジュンは、様々なドール達やその関係者達との出会いを通じて、その心を成長させていく事になる。

登場人物

ローゼンメイデンの登場人物一覧を参照のこと。

用語


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


ローゼンメイデン
『薔薇乙女』とも書く。人形師ローゼンによって究極の少女・アリスを目指すべく作られた不思議な力を持つ7体のアンティークドールの総称。作中ではローゼンが生涯をかけた作品で、「生きた人形」とも呼ばれる最高傑作シリーズとされるが、市場に出回る事は疎か、実際に見た者すら居ない為、現在ではその存在を信じる者は少ない。
アリス
ローゼンが理想とする完璧な少女。真紅曰く「一点の穢れも無く、至高の美しさを持った究極の少女」。ローゼンはこのアリスとしか会う気は無いと言われる。アリスになる為にはアリスゲームに勝ち、全てのローザミスティカを集めなければならないらしい。
ジャンク
「がらくた」と言う意味の英語で、完璧を求めるローゼンメイデン達が恐れる状態。真紅いわく「『お父様から貰った大切な身体の一部』を無くす事は、それだけでアリス失格を意味する」。
アリスゲーム
ローゼンメイデン達が闘い、互いのローザミスティカを奪い合うゲームであり、彼女達に与えられた宿命とされている。これに勝ち、ローザミスティカを奪った者はアリスに1歩近づき、逆に奪われた者は敗者となって只の動かぬ人形となり、敗者の魂は『迷子の魂』となって無意識の海に漂うとされる。闘いのルールは規定の無いバトルロイヤル形式で、協力して多数のドールが1体のドールを攻撃するという事も許されている様である。更にゲームに敗北したドールのローザミスティカは自動的に勝者の物になる訳では無く、横取りする事もできる様である。
しかし、真紅はその方法を良しとせず、「私のやり方でアリスゲームを制する」、水銀燈は「全てのローザミスティカを集め、アリスになる」、雪華綺晶に至ってはローザミスティカ以外にアリスになる方法を知っている様な描写がある等、それぞれ別の思想があるが、共通している事はゲームを制したドールは父・ローゼンに会えるという事である。
ローザミスティカ
ローゼンメイデンの命の源で、所謂「」の様な物。具体的に何であるかは作中では触れられていないが、これを失うと只の人形となり、全て集めるとアリスになれると信じられている。外観は幾重もの光輪を伴った結晶である。原作初期では「ローザ・ミスティカ」と書かれていた。
錬金術で生成された当初は1つであったが、ローゼンがこれを7つに割り、それぞれに与える事によって個々のローゼンメイデンが動くようになったと言われる。
アニメ版では、外観は原作同様に幾重もの光輪を伴った結晶で、色は濃いピンク色である。しかし、独自の設定としてこれを手に入れると元の持ち主である人形に与えられていた特殊能力をも身に付ける事が出来る。さらに、特別編でまだローザミスティカを与えられてない水銀燈が動き出したり、ローザミスティカ無しでも自らの意思で動く(オートマータ=自動人形)薔薇水晶が登場する事から、ローザミスティカには何か特別な意味があると思われる。
契約
通常ローゼンメイデンは単体では動けないが、人間によって螺子を巻かれると動く。しかし、それだけでは不十分であり、人間から力を貰わなければ100%の能力を発揮出来ない。そこで、人間から力を貰う為の儀式が契約である。ドールが付けている物と同じ薔薇の指輪を貰って嵌め、それにキスをする事で成立する。契約をした人間は契約者(マスター)若しくは、媒介(ミーディアム)と呼ばれる。但し、水銀燈に限っては契約の有無に関係なく、人間から力を奪う事が出来る(しかし指輪を嵌めさせた方が、力の供給がしやすく便利らしい)。
アニメではドールが付けている指輪に直接キスをする事で契約者にも左手の薬指に自動的に指輪が生成されて契約が成立し、逆にドールが契約者の指輪にキスをすると契約が解かれる。
媒介(ミーディアム)
ローゼンメイデンと契約を結んだ人間の事。契約者(マスター)とも呼ばれる。他にも「下僕(家来)」や「糧」と呼ぶドールがいるが、これはドールの性格によるもの。
基本は、彼女らが活動する為の力の供給源ではあるが、契約したドールとは精神的な繋がりと類似性を持つ様である。水銀燈は当初ミーディアムを必要としなかったが、後にミーディアムを持つ事によって、精神的変化を見せる様になった。
尚、「ミーディアム」はアニメ独自の呼称である。
薔薇の指輪
媒介がドールと契約を交わした際に付けられる指輪。これによりドールに力を供給することが出来、ドールが力を使うと指輪が光り熱さを伴う。ドールが力を使う際に媒介は体力を失うため、それは疲労や気だるさといった形で現れる。大きな力を使うほど媒介の消耗は大きく、力を使いすぎると媒介は指輪に取り込まれて消滅してしまう。指輪は契約が解かれるか契約したドールが敗れるまで消えず、また契約中の媒介は自由に外すことが出来ない。
因みにジュンは真紅と翠星石2体の媒介であり、真紅の後に翠星石と契約を結んだ時、薔薇の指輪は形を変え、若干大きくなった。
nのフィールド
現実世界と表裏一体をなす空間。無数の世界で構成され、扉がそれを繋いでいる。通常、や水溜まり、ショーケース等の透明なを反射する所から入る事が出来るが、人工精霊のスィドリームやレンピカの力で夢の中から入る事も可能。だが、契約者無しでは30分位しか居られず、制限時間を過ぎると螺子が切れてしまう。人間が脱出が出来ない場合はその間はずっと起き上がることが出来なくなる謂わば昏睡状態に陥る。よって、脱出不可能な状態が永続することになれば現実世界では『死亡』とほぼ等しい状態となってしまう。雪華綺晶はこの手を使って、力を供給する為だけの目的で、契約者・オディール・フォッセーに幻惑を見続けさせることでnのフィールドへ閉じ込め、長い眠りに就かせている。
原作初期では『思念で構成された現実世界の裏側』という非常に曖昧なイメージだったが、翠星石や蒼星石の登場以降、『誰かの精神の世界』という意味合いが強くなった。更に自分の持つイメージが曖昧だと、自分の具体的な姿を表す事も出来ず、声を聞く事や物を見る事すら出来ない。このnのフィールドの根底には『無意識の海』が存在し、その一部には『記憶の濁流』、『9秒前の白』という場所も存在する。尚、ローゼンは現在nのフィールドのどこかに居ると言われる。
アニメでは始めから『誰かの精神の世界』の意味合いの方が強く、その世界は本人の性格や趣味、精神状態等によって形成され、変化している。但し、アニメ第二期第9話や最終話に代表される様、それ以降も原作のものに近いnのフィールドが登場する事はある。
人工精霊
ローゼンメイデンをサポートする、光り輝き浮遊する物体。姉妹達が個々に所有、それぞれ色が異なっており、主に戦闘のサポートや新しい契約者を探したり、回復させたりする等の役目を持つ。ローゼンメイデンとは意志の疎通が出来、単独行動も可能である。
物質を通り抜ける事は出来ない。また、その性質はそれぞれ異なる様だ。
また、原作では主がアリスゲームに敗北しても、別のドールがローザミスティカを完全に手に入れない限り人工精霊が護る事もあり、別のローゼンメイデンの手に渡った後、その主に従うようである。
ローゼンメイデンが眠る時に入るトランクケース。高級そうな作りで、革張りの表面に金色の薔薇の彫金が施されている。ローゼンメイデンたちは、基本的にこの鞄の中で眠る。アニメでは、ローゼンメイデンが精神を維持する為にここで眠る必要性がある、という事を語る描写がある。
尚、翠星石と蒼星石は鞄を飛行時の道具として利用する。鞄自体に飛行能力がある訳ではない事は翠星石が鞄から離脱した瞬間に鞄が地に落ちる事からも伺える(但し、蒼星石が鞄で空を飛ぶ描写はアニメのみ、またPEACH-PIT作の4コマ漫画では真紅も鞄で空を飛んでいる上、アニメ特別編では鞄に入りながら移動できることが判明)。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


既刊一覧

尚、現在ドイツ語英語フランス語等の翻訳版も発行されている。

テレビアニメ

概要

薔薇乙女製作委員会/TBS製作、アニメーション実制作はノーマッド。尚、ノーマッドの初制作作品でもある。2004年10月から12月にかけてTBSBS-i等で放送された『ローゼンメイデン』(以下“第1期”)以降、定期的に作品が製作されている。

シリーズ沿革

当初、アニメは第1期のみの予定であった(第1期終了時点で松尾衡監督は「やりたいことは全てやった」とコメント)。しかし、予想以上のセールスを記録したDVD等関連グッズ、また第1期終了とほぼ同時期に原作において水銀燈を中心とした新たな展開が始まった事、そして何よりも「ドールを再び見たい」というファンの声の高まりに押される形で、2005年10月から2006年1月に新シリーズ『ローゼンメイデン トロイメント(Rozen Maiden träumend)』(以下“第2期”)が製作され、TBSテレビ・BS-i他で放送された。

第2期終了直後の2006年2月19日、横浜BLITZにて開催された『ファン感謝祭』において(その時点では詳細は不明ながらも)特別編製作決定を緊急発表、後日正式に題名を『ローゼンメイデン オーベルテューレ(Rozen Maiden ouvertüre)』(以下“特別編”)と公表し、2006年12月から2007年1月にTBSテレビ・BS-iで放送された。

2つのシリーズと1つの特別編が作られた事により、ファンからは第3期の製作を期待する声も多いが、現時点で製作サイドに動きは見られていない。ただし、特別編の反響や原作の展開によっては可能性もゼロとは言い切れない。

補足
  • 原作者のPEACH-PITは第1期製作には一切関与しなかったが、第2期以降はシリーズ監修及びキャラクター原案として参加している。漫画のアニメ化に際して原作者がこのような監修の立場にあるのは非常に稀なケースである。
  • 本作は元来16:9のハイビジョンサイズ(ビスタサイズ)で制作されているが、他のTBS系列で放送中の(ビスタサイズで制作された)アニメ作品同様、BS-i以外は左右をカットして4:3サイズで放送している(地上デジタル放送でも同様)。
    • この措置に関しては地上波しか見られないファンからは不満の声も多い(特に地上デジタルのユーザーには左右に黒帯ができるため非常に不満の声が高まっている)が、これはTBS制作アニメ作品(一部系列局制作作品も含む)の“仕様”と言うべきものであり(TBS制作作品で唯一の例外は『びんちょうタン』のMBS放送分のみ)、制作サイドレベルでは如何ともし難いのが実情であろう。
    • なお本作のDVDソフトでは画面サイズや収録話数を使い分けて対処している。(販売版は16:9の2話構成、レンタル版は4:3の3話構成)

第1期

題:『ローゼンメイデン(Rozen Maiden)』
放送時期
  • 2004年10月7日~2004年12月23日 木曜深夜1:55~:TBS
  • 2004年*月*日~2005年*月*日 木曜深夜1:00~:BS-i
  • 2005年1月8日~2005年*月*日 深夜3:15~:RKB毎日放送
  • 2005年5月22日~2005年9月3日 深夜2:25~:毎日放送(MBS)「アニメシャワー」内
    CMは全てスポット。関西地区のファンの要望に応えて急遽放映されたものとされる。
  • キッズステーション
    • 2005年1月5日~2006年1月7日 深夜1:30~
    • 2005年1月27日~2006年2月13日 夜22:30~(深夜3:00~リピート)
    • 2005年7月13日~2005年*月*日 深夜24:30~
    • 2006年6月9日~2006年6月26日 昼12:30~(夜19:00~リピート)(薔薇乙女スペシャル)

中部日本放送(CBC)に関しては、何故か第一期は放送されていない(当初の地上波ネット局がRKBのみだった事から、CBCやMBSでのネット予定は無かったものとされる)。

スタッフ
サブタイトル

全てのサブタイトルにドイツ語(意訳)がついている。参考までにそれを英語に直訳したものを併記する。

  1. 「薔薇乙女 Fräulein Rose」(フロイライン ローゼ, Miss Rose)
  2. 「雛苺 Kleine Beere」(クライネ ベーレ, Little Berry
  3. 「水銀燈 Mercury Lampe」(メルクリー ランペ, Mercury Lamp)
  4. 「翠星石 Jade Stern」(ヤーデ シュテルン, Jade Star)
  5. 「階段 Die Treppe」(ディー トレッペ, Stairs)
  6. 「涙 Tränen」(トレーネン, Tears)
  7. 「夢 Träume」(トロイメ, Dreams)
  8. 「蒼星石 Lapislazuri Stern」(ラピスラーツリ シュテルン, Lapis Lazuli Star)
    註:ラピスラズリの綴りは基本的にドイツ語でも「Lapislazuli」である。誤植か意図的であるかの真偽は不明。
  9. 「檻 Die Gefängnis」(ディー ゲフェングニス, The Prison)
  10. 「別離 Abschied」(アプシート, Parting)
  11. 「運命 Schicksal」(シクザール, Fate)
  12. 「真紅 Reiner Rubin」(ライナー ルビーン, Pure Ruby)
主題歌
  • オープニング:ALI PROJECT「禁じられた遊び」
作詞:宝野アリカ/作曲・編曲:片倉三起也
作詞・作曲:myu/編曲:refio

第2期

題:『ローゼンメイデン トロイメント (Rozen Maiden träumend)』
放送時期
  • 2005年10月20日~2006年1月26日 深夜1:55~:TBS
  • 2005年11月3日~2006年2月9日 深夜1:00~:BS-i
  • 2005年11月4日~2006年2月10日 深夜3:45~:CBC
  • 2005年12月10日~2006年3月4日 深夜2:55~:MBS「アニメシャワー」内
  • キッズステーション
    • 2006年1月9日~2006年*月*日 深夜24:30~(明朝5:00~、土曜24:30~リピート)
    • 2006年6月27日~2006年7月12日 昼12:00~(夜19:00~リピート)(薔薇乙女スペシャル)
    • 2006年9月19日~2006年10月4日 夜20:30~(深夜1:30~リピート)
    • 2006年12月5日~2006年12月20日 昼13:00~(夜20:00~リピート)
    • 2006年12月28日~2006年12月31日 昼12:00~(リピートなし、3話一挙放送)
スタッフ
  • 企画:古川陽子、安田正樹、余田光隆、小野達矢
  • 原作:PEACH-PIT
  • シリーズ監修/キャラクター原案:PEACH-PIT
  • 監督:松尾衡
  • シリーズ構成:花田十輝
  • 脚本:花田十輝、玉井☆豪、岡田麿里
  • キャラクターデザイン/総作画監督:石井久美
  • イメージデザイン:春日井浩之
  • 美術監督:柴田千佳子
  • 色彩設計:勝沼まどか、井上英子
  • 撮影監督:岸克芳
  • 編集:武宮むつみ
  • 音響監督:鶴岡陽太
  • 音楽:光宗信吉
  • 音響監督:鶴岡陽太
  • 音響制作:楽音舎
  • 音楽製作:MellowHead
  • 音楽プロデューサー:井上俊次
  • チーフプロデューサー:源生哲雄
  • プロデューサー:中村伸一、金庭こず恵
  • アニメーション制作:ノーマッド
  • 制作協力スタジオファンタジア(4・8話)
  • 製作協力:ポニーキャニオン、ムービック、メモリーテック
  • 製作:薔薇乙女製作委員会、TBS
サブタイトル
  1. 薔薇水晶 Rozenkristall」(ローツェンクリシュタル, RozenCrystal)(Rozenは人形師の名前であり、ドイツ語の薔薇の綴りはRoseである)
  2. Enju」(エンジュ, Enju)
  3. 金糸雀 Kanarienvogel」(カナーリエンフォーゲル, Canary)
  4. 契約 Vereinbarung」(フェアアインバールンク, Agreement)
  5. 「手紙 Der Brief」(デア プリーフ, The Letter)
  6. 天使 Engel」(エンゲル, Angel)
  7. 茶会 Teegesellschaft」(テーゲゼルシャフト, Tea Party)
  8. 人形師 Puppenmacher」(プッペンマハー, Doll Maker)
  9. 「戒 Der Tadel」(デア ターデル, The Rebuke)
  10. 「巴 Tomoe」(トモエ, Tomoe)
  11. 「薔薇園 Rosengarten」(ローゼンガルテン, Rose Garden)
  12. 「少女 Alice」(アリーセ, Alice)
主題歌
作詞:宝野アリカ/作曲・編曲:片倉三起也

なお、オープニングアニメーションは非常に独特で評価が高いが、これはサムライチャンプルーで有名なマングローブによるもの。

  • エンディング:kukui「光の螺旋律」
作詞:霜月はるか/作曲・編曲:myu
エンディングのアニメーションの冒頭部分に上記の薔薇乙女のドイツ語名(上からKANARIENVOGEL(金糸雀)、KLEINE BEERE(雛苺)、REINER RUBIN(真紅)、横に並べてLAPISLAZURI STERN(蒼星石)、JADE STERN(翠星石))が記されており、内、真紅の名がTRÄUMENDの綴りに変わる映像がある(終盤でも同様な映像がある。)。途中、下着姿の薔薇乙女の背景に“ALICE GAME”と云う文字が現れるがこれは英語である。
尚、MERCURY LAMPE(水銀燈)とROZENKRISTALL(薔薇水晶)の文字は無い。

特別編

題:『ローゼンメイデン オーベルテューレ(Rozen Maiden ouvertüre)』
  • 2006年12月22日(金)深夜3:30、23日(土)深夜3:16にTBSで放送(『ウィンターガーデン』との同時放送)。また、BS-iでも2007年1月11日(木)・1月18日(木)深夜24:30に放送された。なお、それ以外の地上波ネット局での放送は全くされていないが、2月下旬にDVDが発売されたため、今後放送されることはまず無いと思われる。このことについて、東京以外に在住のファンからは「汚い商法だ」と批判されることも多い。
キャスト
スタッフ
  • 企画:古川陽子、渡辺香、安田正樹、小野達矢
  • 原作:PEACH-PIT
  • 監督:松尾衡
  • 構成・脚本:花田十輝
  • 絵コンテ:松尾衡、山崎みつえ(前編)
  • 演出:松尾衡
  • キャラクター・デザイン/総作画監督:石井久美
  • イメージデザイン:春日井浩之
  • 作画監督:田村正文(前編)、菊池聡延(後編)
  • 美術監督:柴田千佳子
  • 色彩設計:梅崎ひろこ
  • 撮影監督:折笠裕子
  • 編集:武宮むつみ
  • 音響監督:鶴岡陽太
  • 音響制作:楽音舎
  • 音楽:光宗信吉
  • 音楽製作:MellowHead
  • 音楽プロデューサー:井上俊次
  • プロデューサー:中村伸一、中山佳久、金庭こず恵、寺田千秋
  • アニメーション制作:ノーマッド
  • 製作協力:ポニーキャニオン、ムービック、メモリーテック
  • 製作:薔薇乙女製作委員会、TBS
サブタイトル
  1. 「悠久 Ewigkeit」
  2. 「虚飾 Eitelkeit」
主題歌
  • オープニング:「薔薇獄乙女
作詞:宝野アリカ/作曲・編曲:片倉三起也/歌:ALI PROJECT
  • エンディング「空蝉ノ影
作詞:霜月はるか/作曲・編曲:myu/歌:kukui

前後番組

TBS 木曜25:55~26:25枠
前番組 番組名 次番組
(ドラマ再放送枠)
ローゼンメイデン
ああっ女神さまっ
(TV第1シリーズ)
BS-i 木曜24:30分枠
アニクリ
真月譚 月姫(短期集中再放送)
ローゼンメイデン
毎日放送 アニメシャワー第2部
鋼の錬金術師
(再放送、第1部へ移動)
ローゼンメイデン
機動警察パトレイバー
(OVA第2シリーズ)
TBS 木曜25:55~26:25枠
ローゼンメイデン
トロイメント
BS-i 木曜25:00~25:30(BS-i)枠
苺ましまろ
ローゼンメイデン
トロイメント
アニアニランド
(びんちょうタン/REC)
毎日放送 アニメシャワー第3部
ローゼンメイデン
トロイメント

ゲーム

2006年4月27日にはPS2用ゲームソフト『Rozen Maiden duellwalzer(ローゼンメイデン ドゥエルヴァルツァ)』がタイトーから発売された。基本システムはアドベンチャーゲーム形式。このゲーム中には作品の別世界での主人公とも言える『名探偵くんくん』の新作アニメ前後編が収録された。販売店によっては『パイラーゲディスク』と言う非売品CDも付き、ゲームサントラと登場キャラの音声集が収録された。
2007年3月22日には、再びタイトーよりゲーム第2弾『Rozen Maiden gebetgarten(ローゼンメイデン ゲベートガルテン)』の発売が予定されている。今回は3D格闘ゲームとしてのリリースとなる。(ゲームのシステムベースは同社の名作『サイキックフォース』を踏襲している)

その他メディア展開

ドラマCD

  • 第一弾は『Rozen Maiden -ローゼン メイデン-』は第1期アニメに先んじて2004年6月25日にフロンティアワークスより発売された(声優陣が後のアニメ版とは異なる)。
  • 第二弾は「ローゼンメイデン オリジナルドラマCD~『探偵』Detektiv~」2005年2月28日に発売(これ以降はアニメ版の声優陣が演じ、発売元もMellowHead(注・後にMellowHeadレーベルは親会社のランティスの1レーベルとなる)となる)。
  • 第三弾は2006年2月22日に「『ローゼンメイデン・トロイメント』オリジナルドラマCD」として発売された。
  • 各ドール別のキャラクタードラマCD(メインキャラは姉妹順となる)も順次発売されている。
    • 「Vol.1 水銀燈」は2006年7月に発売予定だったが、延期され8月23日になった。
    • 「Vol.2 金糸雀」は9月22日に予定通り発売された。
    • 「Vol.3 翠星石」は10月4日発売予定であったが、延期され10月25日になった。
    • 「Vol.4 蒼星石」は10月25日発売予定であったが、延期され11月22日になった。
    • 長らく不明だった「Vol.5 真紅」は12月21日、「Vol.6 雛苺」は1月24日に発売が決定したが、やはり延期で1月24日、2月7日になった。
    • 「Vol.7 薔薇水晶」は2月21日に発売予定されていたが、3月7日に延期された。
  • また、脚本に新たにあおしまたかし子安秀明を起用するなど、マンネリ化脱却の動きが見られる。

インターネットラジオ・ラジオCD

アニラジ

2006年12月現在、TBSラジオには自社制作のアニラジ番組は存在しない一方で、水銀燈役の田中理恵パーソナリティを務めるニッポン放送有楽町アニメタウン』の方が熱心に取り上げる傾向が見られる。この作品に纏わる企画(『オーヴェルちゃん、新解釈ぅ~』など)や、出演声優や松尾監督をゲストに招いたり、時には同じく『アニタン』パーソナリティーである同局の吉田尚記アナウンサーが後述のイベント『感謝祭』で司会を務めたりもした。これはこの作品の制作に関連会社のポニーキャニオンが参加している影響と見られる。

アニメフィルムコミックス

原作本と同じ幻冬舎コミックスから2005年秋に第1期全12話を収録した計3巻が発売された(各巻ごとに4話収録)。全巻購入者の中から抽選で100名に表紙テレカ3枚組セットのプレゼント企画が展開された。

ムック・資料設定集

小説

  • Die Romane Der Rozen Maiden(ディ ロマーネ ディア ローゼンメイデン)』シリーズ刊行中。
    • 文は日暮茶坊、表紙イラストはPEACH-PIT、挿絵はオトウフ(Webサイト)。
    • 現在は1冊目 『Schwarzer Wind(シュヴァルツェァ ヴィンド)』(黒い風)が幻冬舎コミックスより刊行。
    • 漫画版とリンクするものの、物語はオリジナルである。


画集

  • 内容などは主に姉妹たちのイラスト集となる予定で2007年2月に発売する予定である。

主なイベント

  • 2004年9月に開催された『TBSアニメフェスタ』内にて、この作品のコーナーが設けられたのが公式には初イベントとなる(2005年8月開催分でも同様のコーナーが設けられ、更に2006年8月開催分では田中理恵が水銀燈になり切ってくだらない質問にキツい態度で答えるラジオ番組風コーナー『水銀燈の今宵もアンニュ~イ』があり、参加者の爆笑を誘った。尚、このイベント内で特別編の正式な題名が発表された)。
  • 同年12月には有楽町朝日ホールにて、TV版第一期の後番組となる『AIR』との合同イベントが開催された。
  • 2005年12月には、公式HPや アニカン等で出題されたカルトクイズ上位正解者150人を招待しての「水銀燈決起集会」が新宿ロフトプラスワンにて、水銀燈役の田中理恵や松尾監督など主要スタッフ、業界関係者等をゲストに招いて開催された。
  • 2006年2月には横浜BLITZにて、主要声優陣ほぼ全員(ドール7体+桜田姉弟+巴+めぐ)とALI PROJECTが出演の『ローゼンメイデン感謝祭』が開催。イベントの最後に「特別編」の制作が決定との発表が行われた。
  • 同年4月29日福岡県遠賀郡芦屋町岡湊神社で開催された、「平成18年度あしや人形感謝祭」の公式マスコットキャラクターにこの作品の主要キャラが採用され、登場キャラクターが描かれた宣伝用ポスター等が製作された。また、開催当日にはJR九州バスの観光バス側面にラッピングを施した真紅ライナーが運行された。イベントの様子は、『広報あしや』・平成18年6月4日号でも紹介された。
    • このイベントについて、原作者はブログで「それにしても色紙に大臣の名前を書く日が来ようとは」と言及。過去の噂から某大臣とも推測された。
  • 同年11月5日品川インターシティホールにて『ローゼンメイデン文化祭』が開催された。

関連項目

外務大臣。本作を読んだというから話題に。「空港の待合室で読んでいた」と週刊誌で報じられたり、2006年7月16日放送の読売テレビたかじんのそこまで言って委員会』で本件に触れられたりしたほか、TBSアニメフェスタ'06の司会を務めたTBS向井政生アナが「麻生大臣も特別編を観てくれるはず」などと言及した。
2ちゃんねるのニュース及び政治ネタを扱う板やブログで、この漫画のタイトルから「ローゼン」「ローゼン麻生」「ローゼン閣下」等と呼ばれることがある。
なお、麻生太郎本人は「読んだ」とは明言していない。
ライブドア社長当時、執務中のスナップ写真において机上に『ローゼンメイデン』の単行本が見えていたことから、読者ではないかとネット上で祭りとなった。
当時ライブドアと幻冬舎の業務提携が発表されており、提携先の看板作品である本作が堀江の机上にあることは何ら不思議では無く、企業経営者としては極当然の光景であったが、そのコントラストが話題となった。

外部リンク