広島駅
広島駅(ひろしまえき)は、広島県広島市南区松原町にある西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅、広島電鉄の電停名でもある。広島電鉄の駅番号はM1。
広島市の中心駅である。多くの路線が集まるターミナル駅であり、山陽新幹線の全列車が停車する。2007年には、在来線口に自動改札とICOCAが導入される予定。
利用可能な鉄道路線
JR広島駅
新幹線が島式2面4線、在来線が相対式・島式4面8線の地上ホームを持つ。一日の平均利用客数は約70,000人ほどである
駅構造
二つの出入口があり、北側が新幹線口、南側が南口と呼ばれる。(新幹線口は1975年の山陽新幹線開業までは北口と呼ばれていたため、今日でもなお、地元住民の会話や新聞の見出し、不動産広告などで、北口の名称が使われることもある。また、在来線の改札口の名称は「北口改札」である。)
広島市の都市整備の一環として1999年に南口駅舎を改装し、「ひろしま駅ビル」から「ASSE」に名前も変更した。但し岡山駅とは異なり根本的に改装したのではなく、駅ビルデパートとコンコース内の改装に留まっており、ホームは従来どおりとなっている。2006年12月にASSE内部を改装した。
駅舎概要
- 南口(在来線)
- 地下1階・地上7階建て地上コンクリート駅舎
- 1965年(昭和40年)12月落成、1999年(平成11年)4月全面改装
- 南口駅舎コンコース
- 在来線改札口3箇所(南口改札)(2007年春に自動改札機導入)
- 自動券売機・11台
- みどりの窓口・みどりの券売機・5台
- Tis(日本旅行(旧JR西日本旅行センター))
- 薬ヒグチ
- 洋菓子屋
- デイリーイン(キオスクのコンビニ)
- マクドナルド
- お土産プラザ(南口側の総合お土産屋)
- ASSE(駅ビルデパート・旧ひろしま駅ビル)(地下1階・1F東部分・2F~7F)
- 新幹線口
- 地上3階建てコンクリート高架駅舎
- 1975年(昭和50年)3月落成
- 新幹線口コンコース
- みどりの窓口・みどりの券売機・4台(1F)
- 新幹線自由席・在来線兼用券売機・8台(1F)
- 在来線改札口(1F)(北口改札)(2007年春に自動改札機導入)
- 広島駅弁のうどん(1F)
- デイリーイン(1F)
- 新幹線名店街(別名:広島名店街)(駅1F西端)
- スポーツクラブ(駅1F東端)
- おみやげ街道(新幹線口側の総合お土産屋)(2F)
- 食堂(2F)
- マクドナルド(2F)
- 弁当屋(2F)
- 電車模型(2F)
- 入場券用券売機・3台(2F)
- 新幹線改札口(2F)(自動改札機導入済)
- 在来線との乗り換え用改札(2F)
- のりば(ホーム)
| 1・2 | ■山陽本線(下り) | 宮島口・岩国・柳井・徳山方面 |
|---|---|---|
| ■可部線 | 大町・緑井・可部方面(昼間時以外) | |
| 3・4 | ■呉線 | 呉・広・安浦・竹原方面 |
| ■可部線 | 大町・緑井・可部方面 | |
| ■山陽本線(下り) | 宮島口・岩国・柳井・徳山方面(早朝のみ) | |
| ■山陽本線(上り) | 西条・三原・尾道・福山方面(朝と深夜のみ) | |
| 5・7 | ■山陽本線(上り) | 西条・三原・尾道・福山方面 |
| ■呉線 | 呉・広・安浦・竹原方面 | |
| 8・9 | ■芸備線 | 志和口・三次・備後庄原・備後落合方面 |
| 11・12 | ■山陽新幹線(下り) | 新山口・博多方面 |
| 13・14 | ■山陽新幹線(上り) | 新大阪・名古屋・東京方面 |
- 乗り場は基本的に上記の通りだが、それぞれ山陽本線(岩国方面)は1番線、山陽本線(福山方面)は5番線、呉線は3・7番線、可部線は4番線、芸備線は9番線から発車する場合が多い(2番線は主に当駅終着後入庫する呉線列車の降車用に使われることが多い)。山陽本線寝台特急「はやぶさ・富士」は東京行きが4番線、熊本・大分行きが1番線から発車する。また、芸備線急行「みよし」は9番線から発車する。貨物列車は基本的に、上りが4番線または5番線、下りが2番線を通過する(寝台特急「なは・あかつき」など旅客列車の通過も同様である)。
- 芸備線の列車は現在は8・9番線のみを使用しているが、かつては急行列車や客車列車を中心に7番線も使用していた。現在は、臨時列車や団体輸送などで、山陽本線(岩国方面)や可部線から芸備線への直通列車が運行される場合(逆に芸備線から山陽本線(岩国方面)や可部線への直通列車は信号設備の関係で設定できない)や、9番線でイベントなどでの車両の展示が行われる場合に限って7番線が使用される。
- 旧0番線:1番線ホーム東寄りの向かい側を切り欠いた頭端式ホームで宇品線専用ホームとして使用されていたが、同線廃止に伴い廃止となった。現在は埋め立てられ駐車場になっている。しかしホームの白線が残されており、ここがホームであったことが現在でもわかる。
- 旧10番線:荷物取扱専用で、カートレインの自動車積み降ろしなどが行われていたが、荷物列車の廃止と新幹線口駅舎の周辺整備に伴い撤去された。9番線ホームの北西側に位置し、小規模の待避線や引き込み線を有する扇型のホームで、当初より跨線橋や地下通路は接続されず、各種案内表示も取り付けられていなかった。このため駅改札口から入ることはできず、利用する場合は、広島駅西側高架道路下、新幹線駅舎と在来線線路の間にあった専用出入口を使用していた。
- 在来線への自動改札機導入は、2007年3月供用開始の予定である。すでに新幹線改札口に自動改札が導入されているのを受け、広島都市圏の有人駅で発売する切符はすべて磁気の入ったものに変わった。2007年夏からはICOCAも供用開始される予定となっており、広島高速交通や広島電鉄などとの共通利用も検討されている。
- 貨物取扱い業務は分離され、広島貨物ターミナル駅がその役割を担っている。
広島電鉄
停留場(電停)は南口広場にあり、乗車ホーム2面、降車ホーム3面を持つ。乗車ホームは5号線が使用する比治山線(皆実線)専用ホームと、中心部を経由する系統が使用するホームに分かれている。これは、中心部に、観光地として世界遺産の1つである原爆ドーム・平和記念公園があることや、中四国エリアを管轄する支社、政府の出先機関などが多く、他県や海外から訪れる乗客の誤乗を防ぐためである。
乗車ホームにはカードリーダーが設置されており、広島地区共通カードや一日乗車券を通せば、普通の鉄道で言う「改札」をしたことになり、到着した目的地への電車にそのまま乗れる。また降車専用ホームの先端では、朝夕のラッシュ時を中心に、係員が可搬式の運賃箱を使い、運賃収受・集札業務を行う。これにより、1つの列車の片側全てのドアから、「入口」「出口」に関係なくスムースに降りることが出来る。
広島電鉄の各電停並びに各駅はバリアフリー化が進められており、ホーム屋根、路線案内図、時刻表及び電車接近表示器などが装備されている。
バス路線
高速バス
- ニューブリーズ号(中国ジェイアールバス・ジェイアールバス関東・小田急シティバス・広島電鉄)
- メイプルハーバー(中国ジェイアールバス・中国バス)
- セレナーデ号(中国ジェイアールバス・ジェイアール東海バス)
- 広島昼特急京都号(昼行)/広島ドリーム京都号(夜行)(中国ジェイアールバス・西日本ジェイアールバス)
- 山陽道昼特急広島号(昼行)/山陽ドリーム広島号(夜行)(中国ジェイアールバス・西日本ジェイアールバス)
- ヴィーナス号(昼行)/サザンクロス号(夜行)(中国ジェイアールバス・南海バス)
- 広島駅新幹線口・広島バスセンター・不動院・中筋駅⇔OCAT(湊町バスターミナル)・南海なんば高速バスセンター・あべの橋・USJ
- 瀬戸内エクスプレス(中国ジェイアールバス・ジェイアール四国バス)
- みこと号(中国ジェイアールバス・一畑バス)
- いさりび号(中国ジェイアールバス・広島電鉄・石見交通)
- エアポートリムジン(中国ジェイアールバス・広島電鉄・広島バス・広島交通・芸陽バス)
- 広島駅新幹線口⇔広島空港
- ローズライナー(中国ジェイアールバス・広島交通・中国バス・井笠鉄道・鞆鉄道)
- 広島駅前・広島バスセンター・不動院・中筋駅⇔福山本郷・千田・広尾・千間土手東・入船町・福山駅前
- 広島駅前は福山発のみの乗り入れで、福山行きは広島バスセンター始発。
- 広島駅前・広島バスセンター・不動院・中筋駅⇔福山本郷・千田・広尾・千間土手東・入船町・福山駅前
駅周辺
- ASSE(駅ビル)
- ホテルグランヴィア広島
- エールエールA館(福屋広島駅前店)
- 広島東郵便局(旧称「広島中央郵便局」。かつてはこの郵便局が広島地区最大の集配局だった。現中央郵便局ができてから名称変更。)
- 広島鉄道病院
- 西日本旅客鉄道広島支社(JR広島支社)
- 愛友市場(別名:荒神市場)
- フタバ図書GIGA広島駅前店
- 広島高速5号線(建設中)広島駅北口インターチェンジ(仮称)
- 広島市立幟町中学校(原爆の子の像のモデルとなった佐々木禎子さんが在籍していた)
- 広島県瀬戸内高等学校 - 駅から徒歩14分
- 広島護国神社 - 駅南口から徒歩20分、タクシーで10分
- 広島城 - 駅南口から徒歩20分、タクシーで10分
歴史
- JR
- 1894年(明治27年)6月10日 - 山陽鉄道 糸崎駅~当駅間の開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1897年(明治30年)9月25日 - 当駅~徳山駅間が開通。
- 1906年(明治39年)12月1日 - 山陽鉄道の国有化により国鉄の駅となる。
- 1945年(昭和20年)8月6日 - 原爆投下に因り鉄骨鉄筋構造の本屋駅舎が大破。
- 1965年(昭和40年)12月 - 現駅舎落成(当時は広島民衆駅と呼ばれていた)。
- 1969年(昭和44年)3月1日 - 貨物取扱業務を新設の東広島駅に移管し廃止。
- 1972年(昭和47年)3月31日 - 宇品線の旅客営業が廃止。
- 1975年(昭和50年)3月10日 - 山陽新幹線開業。駅北口を新幹線口に名称変更。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
- 1999年(平成11年)4月 - 南口を全面改装。駅ビルテナントが「ASSE」に名前を変える。
- 2005年(平成17年)2月27日 - 広島駅新幹線改札口に自動改札機が導入される。
- 広島電鉄
隣の駅
※在来線の場合、快速列車・普通列車の一部の列車は相互に乗り入れる事があるため、その種別で運行されるもののみを記す。
- 西日本旅客鉄道
- ■山陽新幹線
- ■山陽本線
- ■呉線
- 快速「安芸路ライナー」・普通
- 天神川駅 - 広島駅
- 快速「通勤ライナー」
- 矢野駅 - 広島駅
- 快速「安芸路ライナー」・普通
- ■芸備線
- 急行「みよし」始発駅
- ■可部線
- 快速「通勤ライナー」・普通
- 広島駅 - 横川駅
- 快速「通勤ライナー」・普通
- 広島電鉄
- 本線
- 1号線・2号線・5号線・6号線
- 広島駅電停 - 猿猴橋町電停
- 1号線・2号線・5号線・6号線
関連項目
外部リンク




