埼玉県営大宮公園野球場
埼玉県営大宮公園野球場(さいたまけんえい・おおみやこうえん・やきゅうじょう)は、埼玉県さいたま市大宮区の大宮公園内にある野球場。施設は埼玉県が所有し、埼玉県公園緑地協会が運営管理を行っている。
埼玉県営大宮公園野球場 Omiya Park Baseball Stadium | |
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施設データ | |
所在地 | 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町4-9(大宮公園内) |
開場 | 1934年4月1日 |
所有者 | 埼玉県 |
管理・運用者 | 埼玉県公園緑地協会 |
グラウンド |
内野:クレー舗装 外野:天然芝 |
照明 | 照明塔:6基 |
使用チーム • 開催試合 | |
・高校野球埼玉県大会 | |
収容人員 | |
20,500人 | |
グラウンドデータ | |
球場規模 |
グラウンド面積:-m² 両翼:99 m、中堅:122 m |
フェンス | m |
歴史
1934年4月1日完成。同年11月29日、第2回日米野球で大リーグ選抜チームとの試合(ヴィクトル・スタルヒンが初先発)が行われた事や長嶋茂雄が佐倉第一高校時代にこの球場で開かれた全国高等学校野球選手権大会の南関東予選でプレーをしたことで知られる。開場以来、埼玉県内の高校野球公式戦の主会場として使用されている他、かつてはプロ野球(一軍)公式戦、イースタン・リーグ(二軍)公式戦が年1~2回開催開催されていた。
しかしフィールドが両翼90m、中堅105mと狭隘な上、老朽化が著しく進行した影響で、特に全国高校野球埼玉大会に於いては県内の参加校数の急増に対応しきれなくなり、開会式を行うのが困難になったため、1981年からは開会式と開幕1試合目を西武ライオンズ球場(現グッドウィルドーム)で行った。さらに翌1982年からは準決勝以降の試合も西武球場で行われるようになり、この措置は1991年まで続けられた。
埼玉県高野連は、新球場の建築を埼玉県に対して要請した。そして、大宮第二公園の南側に用地を確保して移転させる事となったが、一部の地権者との交渉が難航して断念してしまった。現在、この用地は大宮第三公園になっている。
大宮公園野球場はその後も老朽化が進んだが1989年の秋から1992年の春にかけて全面改築され、同年7月14日から再び供用を開始した。改築後はプロ野球公式戦開催規格を充足する両翼99m、中堅122mとなり、6基の照明塔と磁気反転式スコアボードが設けられた。改築後は、プロ野球の一軍・二軍公式戦は行われてない(2007年シーズンまで)。
大宮公園は埼玉県最初の県営公園。このうち東側が運動公園として整備されており、野球場の北隣に大宮競輪場(大宮公園陸上競技場兼双輪場)、南隣にさいたま市大宮公園サッカー場がある。また、近くにある大宮第二公園に近接して、さいたま市が管理する大和田公園があり、同公園内にはさいたま市営大宮球場がある(相互間は徒歩約10分の距離)。
なお、県では施設管理の収支改善を目的に、フェンスへの広告掲出を検討している。
プロ公式戦開催構想
Template:節現在進行 2007年1月、同県所沢市の西武ドーム(グッドウィルドーム)を本拠地とする西武ライオンズが、地域密着策の一環として2008年から一軍公式戦を準フランチャイズとして大宮公園野球場でも年間数試合開催する意向を表明し、現在検討が進められている。
施設概要
- 両翼:99m、中堅:122m
- 内野:クレー、外野:天然芝
- 照明設備:6基
- 収容人数:20,500人(内野17,000人、外野3,500人)
- スコアボード:磁気反転式