ハティ

北欧神話に登場する狼

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ハティ古ノルド語で「憎むもの」を意味する魔狼フェンリルの子。(ムーニ)を絶えず追いかけており月蝕はこの狼が月を捕らえた為に起こると考えられた。一説にはフェンリルの息子とされる事もあり、「ハティ・フローズヴィトニルソン」(フローズヴィトニルはフェンリルの別名)と呼ばれる事もある。また月を追う事から「マーナガルム」の異名も持つ。ラグナロクの際には、とうとう月に追いついて、これを飲み込んでしまうとされている。 狼の姿をした巨人とも考えられる。

日食や月食が生じるのは天空の怪物の仕業だとする説話は世界各地にあり、北欧~ゲルマン地域ではそういった『天災』の象徴に『狼』が使われる事がしばしばある。

備考

  • 土星の衛星のうち「北欧群」と呼ばれる天体群の一つは、この狼の名をとって「ハティ」と名付けられている。

関連項目