マック鈴木

日本の野球解説者、元プロ野球選手 (1975-)

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マック 鈴木マック すずきSuzuki, Mac、本名:鈴木 誠すずき まこと)、1975年5月31日 - ?)は、兵庫県神戸市須磨区出身のオリックス・ブルーウェーブに所属していたプロ野球選手投手)。背番号29番。右投げ右打ち。

経歴

メジャーリーグ入りを目指して滝川二高を中退し、1992年に1Aサリナスに入団。日本のプロ野球を経験しないでメジャーリーグ入りを目指した初の選手として注目された。

1993年にはシアトル・マリナーズと契約し、この年1Aサンバーナディーノで4勝12セーブを記録。1994年に2Aジャクソンビル、1995年にマリナーズに昇格するが、登板の無いまま3Aタコマに降格。1996年7月7日にメジャーデビューを果たし、村上雅則野茂英雄に次ぐ日本人3人目のメジャーリーガーとなった。1998年に再び昇格し、メジャー初勝利を挙げた。1999年6月ニューヨーク・メッツに一旦移籍した後、すぐにカンザスシティ・ロイヤルズに移籍。2000年には先発投手として8勝を挙げ、完封勝利も記録。2001年6月にコロラド・ロッキーズに移籍、7月ミルウォーキー・ブルワーズに移籍した。2002年にはロイヤルズに復帰するが、この年メジャーでは勝利を挙げられずに解雇となり、日本のプロ野球チーム入団の意向を表明。

規約によりドラフト会議での指名が必要となり、ヤクルトスワローズが獲得すると言われていたが、オリックスが2巡目で強行指名し、結局オリックスに入団する事となった。メジャー経験者であったが日本球界での経験がないため、新人王の資格の有無が問題となり、特例として資格が認められたが、メジャーのプライドか本人が拒否。首脳陣の期待は大きかったが、2003年は4勝しか挙げられず、8月1日のダイエー(現福岡ソフトバンクホークス)戦では1死も取れず結局チームは1-29という記録的な大敗で敗れる事となるなど、この年ダイエー戦では6試合計21 2/3回登板し、1勝4敗、被安打36、失点32という結果となってしまった。 2004年はダイエー戦に登板することなく5試合に登板して一度も6回を投げることなく降板し、5回5失点ながらも大阪近鉄バファローズ戦で1勝を上げるだけに終わってしまった。2005年は一軍登板が無く、同年オフに戦力外通告を受けて退団を余儀なくされた。

その後、再びアメリカに渡ってメジャーリーグ球団の入団テストを受けた。そして2005年12月オークランド・アスレチックスとマイナー契約を結び、招待選手としてメジャーのキャンプに参加するもオープン戦で結果を残せずマイナーキャンプ落ちとなる。2006年4月メキシカンリーグティファナ・ポトロスに入団する(現在は藪恵壹も所属している)。 同年8月メキシコリーグのシーズン終了後に、シカゴ・カブス傘下の3Aアイオワ・カブスとマイナー契約。 2007年はメキシコリーグ・タバスコに所属している。 ただ、現在そのタバスコのHPのメンバー表にも名前がなく、消息不明である。

尚、2007年に育成枠で入団した巨人の鈴木誠とは別の人である。

通算成績

アメリカ・メジャーリーグベースボール

  • 117試合 16勝 31敗 1完投 1完封 327奪三振 465.2投球回 防御率5.72

日本プロ野球(2005年シーズン終了時点)

  • 53試合 5勝 15敗 1セーブ 156.2投球回 防御率7.53

メキシカンリーグ

  • 27試合 4勝 5敗 11セーブ 67.1投球回 防御率3.48

外部リンク