耳環

古墳時代~飛鳥時代のイヤリング。

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金環(きんかん)は環状の耳飾りイヤリング)のなかで製のもの、または青銅製に金メッキをしたもの。古墳時代から飛鳥時代にかけての古墳の副葬品として発見されることが多い。数多くの古墳から出土しており、その分布も全国的である。大きさはまちまちである。なかには刀剣類の吊り金具として使用されたのではないかと思われるものもあるが、形状や成分のうえで両者を区別することは難しい。出土状態を明確にすることで用途等を明らかにしていく必要がある。

なお、古墳時代後期前半の千葉県市川市江子田金環塚古墳は旧名を「瓢箪塚古墳」と呼んだが、純金製の金環の出土によって「金環塚」と呼ばれるようになった事例である。