突然バラエティー速報!!COUNT DOWN100
突然バラエティー速報!!COUNT DOWN100は、TBS系列で、1992年10月17日~1993年3月27日の土曜20:00~20:54に放送されていた生放送の音楽番組で、全21回。(1992年11月14日は、「オールスター歌の祭典(19:00~20:54)」のため番組休止だが、山田邦子と渡辺正行も出演していたので、最後のコーナーでTOP100のVTRが放送され、このときの1位は、「クリスマスキャロルの頃には/稲垣潤一」であった。)
TBSとしては、1978年1月12日から1989年10月5日まで放送されていた、「ザ・ベストテン」の番組終了後から約3年ぶりの音楽ランキング番組である。事実上の「ザ・ベストテン」の復活版もしくは平成版的な位置付けの番組であった。
山田邦子と渡辺正行の司会で毎週100位から1位までランキングを発表、ゲストのライブやトークなどを盛り込んで放送し音楽ファンから好評を得ていたが、午後8時からの放送では、ターゲットの視聴者である若年層の帰宅時間には間に合わず、若年層の生活サイクルに合わなかった事もあり、全体の視聴率が思わしくなかった事での改善策として1993年3月で一旦終了する事となり、夜8時枠のゴールデンタイムから撤退した。この枠はその後半年間「自然がいちばん!地球塾」へと引き継がれた。
翌月の1993年4月8日未明から、後継番組である深夜放送枠の「COUNT DOWN TV」に引き継がれ、放送開始から長年経った現在も引続き放送されている長寿番組である。
出演
司会
- 山田邦子・渡辺正行
アイドル(1992年12月12日まで)
- CoCo(三浦理恵子・大野幹代・羽田惠理香・宮前真樹)
- ribbon(永作博美・松野有里巳・佐藤愛子)
- Mi-Ke(宇徳敬子・村上遙・渡辺真美)
- 井上麻美
- 加藤紀子
- 胡桃沢ひろこ
- 高橋由美子
- 寺尾友美
- 遠野舞子
- 中嶋美智代
- 中條かな子(緒方かな子)
- 花島優子
- 早坂好恵
- 西野妙子
ほか
- ゲスト
内容
シングルランキング100曲をカウントダウンする、ランキングの間にゲストとのトーク・ライブなどがある。
ランキング発表は、指定の音がなり、「せーの、カウントダウン!」の掛け声と動き(腕を手前でぐるぐる回し、それから右腕を漫才のツッコミのように右へ動かす。)で始まる。この動きは、後継番組として現在も放送中の「COUNT DOWN TV」にも継承されている。
ランキング中は、曲名と歌手名のナレーション(小山裕香ほか)による紹介があった。CDTVでは、曲発表のみでナレーションはない。
オープニングナレーション:小山裕香、古川登志夫(1992年)、大森章督(1993年)
コーナー
- ランキング(先週のTOP3、40位→31位、30位→21位、20位→11位、100位→41位、10位→4位、3位・2位・1位)これ以外の発表の形もあった。くわしくはランキングVTRの項を参照。
- ゲストライブ(COUNT DOWN LIVE、COUNT BREAK、COUNT DOWN VISITORS、総集編のCOUNT DOWN PLAY BACK)
- ランキング入り期待曲情報(テロップによる紹介だが、アイドル出演時はアイドル本人による紹介があった。)
- COUNT DOWN THEATER(第1回放送のみ)
『佐渡の恋唄』
内容
佐渡で、昔付き合っていたという女性(高橋由美子)を兄貴(細川たかし)と舎弟(山田邦子)がとある飲み屋へ探しに行ったら、そこで出会ったので、取り戻そうとして大声コンテストで決着をつける。勝てば、取り戻せて負けると借金を耳そろえて返さなければならないという舞台コントである。
出演
- 兄貴:細川たかし
- 舎弟:山田邦子
- ママ:渡辺正行
- ホステス
- 大野幹代
- 高橋由美子
- 宮前真樹
- 羽田惠理香
ランキングVTR
#1~#12は、100位から発表
- #1 10秒ずつ(100→81、80→61、60→31、30→1)、上下マーク、初登場マークなしで数字と色丸のマークのみ。
- #2、#3 10秒ずつ(100→81、80→61、60→31、30→11、10→1)、#2から上下マーク、初登場マークが付いた。
- #4 10秒ずつ(100→81、80→61、60→41、40→21、20→11、10→4)3→1は、3曲一気に1コーラス程度
- #5 2秒ずつで、映像と上から下へ動くテロップ(100→41)10秒ずつ(40→31、30→21、20→11、10→4)3→1は、1曲ずつ1コーラス程度、最初のCM前に先週のTOP3を振り返るVTRを紹介(#10を除き#21まで続いた。)
この回から、ランキング発表開始にどこの順位かのテロップ(#5のみランキング開始テロップの一番上に放送日の日付が付いていた。)、炎のマークに(例、上:THIS WEEK'S TOP、 中:100→41、下:DOMESTIC CHART ORIGINAL)が付いたもの と音が付いた。この回のみランキング終了時は、テロップと音がない。
- #6 ランキング開始の動きと音が変更し、終了時にテロップと音が付いた。(3→1はなし)
- #9 100→41のテロップが下から上に動くへ変更(視聴者からの指摘による)注目曲に★マークが付いた(詳細は、下記に)
- #10 年間ランキングを発表、10秒ずつ(100→71、70→41、40→31、30→21、20→11、10→4)3、2は、1コーラス、1は、カールスモーキー石井のコメント付きでほぼフルコーラス、アルバムTOP10も発表(1位は、SUPER BESTII/CHAGE&ASKA)
- #11 ランキング開始と終了時のテロップの動きと音が変更。
- #12 ランキング開始と終了時のテロップの動きと音が変更、開始時にCDが飛んでくる動きが追加された。
#13~#20は、40位から発表
- #13 ランキング開始と終了時のテロップの動きと音が変更、新曲が多いため100→41は後で発表になりテロップと新曲のみ紹介。
- #14 ランキング開始の音が少し変更、100→41は2秒ずつに戻った。
- #15 100位→41位のCG映像が変更し、横下にあるモニターに曲のVTRが流れるようになり、以降#20まで続いた。
- #21 最終回のため、20位から発表(20→11、10→4、3→1)とゲストライブを振り返る「COUNT DOWN PLAYBACK」というコーナーを放送した。
ランキングマーク
(#1~#4は、100位~1位、#5以降は、40位~1位) (丸マークの中に白文字で、順位の数字を表示、矢印マークの横は、曲名と歌手名を表示)
ランクアップ | ランクキープ | ランクダウン | 初登場 | 注目曲 |
● ↑ |
● ← |
● ↓ |
◎ ↑ |
★ |
- 初登場は、◎マークの外側に線が付いていて太陽のようになっている。
- 注目曲のマークは、丸マークの横で、点滅する。(COUNT DOWN TVには存在しない。)
- 注目曲のマークが付いた歌手(注目曲なので、ランクダウンでも付く場合がある。)
- 丸マークは、右回転風に動く。矢印は固定。
- 丸マーク・矢印は、絵の具で書いたような感じになっている。
100位→41位がテロップで発表となった#5以降の表示
↑(ランクアップ) ↓(ランクダウン) ←(ランクキープ) ★(初登場) 再(再登場) |
セットなど
- #1~#10 円形テーブルに司会者とゲストが座り、アイドルたち(#1~#8)は右側の2列ある1人用椅子に座る。
出演者の後ろに10個のモニターがあり番組テロップ、PV、ランキングデータがランダムに表示される。 右側には大型スクリーンがある。分かりづらいが、モニターとスクリーンの間の上のところに電光掲示板があり、「みなさんからの身近な情報をお待ちしています。」などと表示されていた。
- #4~#10 観客が入るようになった。(出演者の前)
- #11~#21 宇宙をイメージしたセットに変更、客席の左上にロケットの後ろの形したもの(電球みたいのが光るようになっている)ができ、掲示板はなくなった。
客席は出演者の後ろになり、その真ん中に階段ができそこからゲストが登場する。客席と出演者席の間に100という大きな形の文字型のものがありこちらは、電飾みたいに光り、色が変わったりする。モニターは、画面に向かって右側の観客のところに縦に何個かになり、大型スクリーンは、左側に。さらに、出演者席のテーブルの真ん中にもモニターがある。
その他
- #13では、山田邦子が、ひとりの司会となった。
渡辺正行が、番組収録のためだったが、山田邦子は「ナベちゃん、お姉ちゃんたちといっしょじゃないの?」と疑っていた。
- 100→41のランキング発表時、J-WALKファンだった山田邦子は、登場するたびに「ジェイウォ~ク!」と叫んでいた。
毎週登場していたので、定番となっていた。
- 渡辺正行は、氷室京介の「KISS ME」のフリのまねを何回かしたら、下手な感じからか番組に苦情のはがきが来たり、所属事務所からは「止めてくれ!」と言われていたようである。
ハプニング
- #6 小野正利(「実は、WANDSと知り合いだったんです。」と言ってしまい、後にゲストにWANDSが来る事が分かってしまった。観客は知らなかったようだ。)
- #11 ZOOのライブ終了後にCMになったが、CMに行く間番組と関係ないテロップなどが次々と表示されてしまった。(世界ふしぎ!発見の提供HITACHI、JNNニュースフラッシュロゴと提供とナレーション、クイズテレビずき!の3つ)
- #12 江口洋介(2番目の終盤付近で、楽器の音が止まり笑ってごまかしながら歌った。ライブ後のトークで、「カラオケをやっちゃだめですね、テレビでカラオケをやるもんじゃないですよ。ハハハ・・・。」と言っていた。
- #19 オープニングトーク中に、CMに行く時の曲が一部流れてしまった。
- #21 松田聖子(1.CMに行く時、「この後、松田聖子さんが登場です。」と山田邦子が言ったので、フライングで登場してしまった。そのため客席がざわついた。)(2.ゲストライブに行く時、場所が分からずあわててしまった。)
エンディング曲
- #4 「no no darlin'」CHAGE&ASKA
- #5 「Present for you」The Checkers
- #6 「KISS ME」氷室京介
- #7 「雪が降る街」UNICORN
- #8 「恋のフリフリ」GO-BANG'S
- #9 「世界にMerry X'mas」CHAGE&ASKA
- #10 「Cry For The Moon」浜田麻里
- #11 「DANCE DANCE DANCE」T.UTU
- #12 「JEWERLY ENGEL」access
- #13 「蜩」長山洋子
- #14 「東京」矢沢永吉
- #15 「涙の贈り物」KUNY AND RYO
- #16 「もう一度抱きしめて」スターダスト・レビュー
- #17 「Single is Best!?」平松愛理
- #18 「YAH YAH YAH」CHAGE&ASKA
- #19 「Bird in the rain」葛城哲哉
- #20 「CRY」横道坊主
- #21 「世界中の誰よりきっと」中山美穂&WANDS
1位獲得曲
- #1(第1回)、#2 「決戦は金曜日」DREAMS COME TRUE
- #3 「ZERO」B'z
- #4 「巡恋歌」長渕剛
- #5~#8 「クリスマスキャロルの頃には」稲垣潤一
- #9 「KISS ME」氷室京介
- #10(1992年間) 「君がいるだけで」米米CLUB
- #11 「世界中の誰よりきっと」中山美穂&WANDS
- #12、#13 「もっと強く抱きしめたなら」WANDS
- #14 「がじゃいも」とんねるず
- #15 「慟哭」工藤静香
- #16 「おさえきれないこの気持ち」T-BOLAN
- #17 「負けないで」ZARD
- #18 「時の扉」WANDS
- #19、#20 「YAH YAH YAH」CHAGE&ASKA
- #21(最終回)「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」B'z
ゲスト
- #1 細川たかし、サザンオールスターズ
- #2 香西かおり、永井真理子
- #3 堀内孝雄&桂銀淑、CHAGE&ASKA
- #4 Wink、ZOO
- #5 平松愛理、槇原敬之、TOSHI
- #6 小野正利、WANDS、稲垣潤一
- #7 大江千里、織田哲郎、藤あや子
- #8 高野寛&田島貴男、Mi-Ke、前田亘輝
- #9 J-WALK、ribbon、PRINCESS PRINCESS
- #10 和田アキ子
- #11 ZOO、久松史奈、TWINZER(コーラス:上杉昇(WANDS)、宇徳敬子(Mi-Ke))
- #12 KAN、江口洋介、宇徳敬子&近藤房之助
- #13 THE ALFEE、中村あゆみ、MANISH
- #14 工藤静香、浜田麻里、井上昌己
- #15 中西圭三、久松史奈、森高千里、寺田恵子
- #16 J-WALK、GAO、KAI FIVE、川島だりあ
- #17 T.UTU、小泉今日子、永井真理子、吉川晃司
- #18 小野正利、横山輝一、広瀬香美、HOUND DOG
- #19 UNICORN、平松愛理、石川よしひろ、BAAD
- #20 CHAGE&ASKA、WANDS、THE 虎舞竜、麻倉晶
- #21 LINDBERG、松田聖子、長山洋子
スタッフ
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