うちはサスケ

漫画『NARUTO -ナルト-』の登場人物

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うちはサスケは、漫画『NARUTO -ナルト-』の登場人物。アニメでの声優は杉山紀彰。ミュージカルでの俳優は、町田慎吾


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


概要

うずまきナルトライバル(宿敵)として描かれ、「写輪眼」(しゃりんがん)という瞳術を受け継ぐ【うちは一族】の末裔。

幼い頃、実兄であるうちはイタチの手で一族を皆殺しにされた(さらには、親しい者を含む住んでいた町の人々も皆殺しにされた)。自らの全てを奪った兄を葬る事を使命として、自分の命をも賭す覚悟すらある。

里を抜ける以前(第一部)は木の葉隠れの里の下忍で、カカシ率いる【第七班】所属であった。

プロフィール

  • 木の葉隠れの下忍・登録番号は、012606(第一部)→音隠れの里の忍(第二部)→『蛇』(第二部352話~)
  • 年齢 - 12~13歳(第一部)→15歳(第二部)
  • 誕生日 - 7月23日
  • 血液型 - AB型
  • 身長 - 153.2 cm(第一部)、約171cm(第二部)
  • 体重 - 43.5 kg(第一部)
  • 師 - はたけカカシ大蛇丸
  • 好物 - おむすび(おかか)、トマト
  • 嫌いな食べ物 - 納豆、甘い物

第一部

幼少の頃からルックス・才能ともに優れ、アカデミー時代からくノ一クラスの女子人気はトップ(読者からの人気投票でもトップクラス。女性のファンが多い)。自分と同じく家族がいないにもかかわらず、優秀で様々な人物に囲まれていた姿はナルトにとっても憧れだった。

アカデミーを首席で卒業し、またエリート家系の出身であった事から、初登場時はスリーマンセルを組んでいたうずまきナルト春野サクラを足手纏いと決め付け見下していたが、彼等との交流の中で徐々に彼等に心を開いてゆき、対等な仲間・友人として認めてゆく事になる。

口癖は「ウスラトンカチ」。主にナルトに対して使用する。一人称は「オレ」。

家族を皆殺しにした兄のイタチを激しく憎悪しており、当初から「いずれ殺す」と公言している。しかしその事件が起こる以前は、自分を遥かに超える天才であったイタチを心底から敬愛しており、とてもよく懐いていた。

うちは一族の天才の例に漏れず、サスケもまた写輪眼の継承者であり、それに目を付けた大蛇丸から、中忍試験の最中に”天の呪印”を刻まれてしまう。以降、チャクラを大量消費しようとすると、一時的にパワーアップする代わりに全身を呪印に侵食されてしまうというハンディを背負う事になる。

中憑依体と化した我愛羅との戦いでは、呪印の力に倒れ、自分の無力さを痛感する。同時に、自分とは対照的に、我愛羅を撃破したナルトの急成長に対して痛烈な劣等感を抱くようになる。

その後、再会したイタチに戦いを挑むも全く相手にされず、昔から一向に縮まっていない自分と兄の実力差を痛感。千鳥もあっさり破られ、深い絶望感とイタチの興味がナルトへ向けられていた事への嫉妬心により復讐を焦り始める。病院の屋上でナルトに戦いを挑み千鳥と螺旋丸が激突するが、サクラとカカシによって止められる。その際に2人が貯水タンクに空けた穴の大きさが、ナルトにあきらかに劣っていた事などが更にサスケの心に嫉妬心を生む。その直後、音の四人衆に大蛇丸の元へ誘いを受ける。仲間の顔を思い浮かべ迷うが、サスケは力を欲するあまり里を抜け大蛇丸の下に行く事を決意。サクラの説得に耳を貸さず、ナルト、シカマル、チョウジ、ネジ、キバらの必死の追跡を受け、最終的にナルトと対峙する。その際、万華鏡写輪眼を会得する為には最も親しい友を殺さなければならないというイタチの言葉を思い出すが、結局ナルトを殺すという選択はせず、兄とは違う方法で万華鏡写輪眼を会得する事を決意し、ナルトへの止めは刺さず姿を消していた。

第二部

第二部開始から長らく姿を見せなかったが、第300話で再登場を果たす。

木の葉へ連れ戻しにアジトへ乗り込んできたナルト達と数年ぶりに再会したが、ヤマトを筆頭とする仮の第7班を圧倒、ナルトと心通わせることは無かった。全身から”千鳥”を出す“千鳥流し”や大蛇丸と同じ草薙の剣を使いこなしたり、ナルトの体内に封印されている九尾を見つけるほどの瞳術を身につけていたりと、第一部の時より格段に成長している。第一部のときより、冷静沈着になっている。復讐への強い思いは、九尾の妖孤に「自分を上回る禍々しいチャクラの質」と言われる程でもあった。

大蛇丸とはあくまで互いを利用し合っているに過ぎない為、敬愛の情など皆無であり、薬師カブトからしばしば言葉遣いを注意されていた。また大蛇丸に師事してからも基本的に戦う相手を殺すといったことは避けている。

「自分の命と体を大蛇丸に差し出す事でイタチを葬れるのであれば構わない」と大蛇丸が転生の手段(器)として執着していることも甘受していたが結果的に病に侵されていた大蛇丸が万全でなく、いよいよ転生の時期かというタイミングで叛旗を翻した(大蛇丸でさえこのタイミングを納得していた)。襲撃した際に見せた形態変化の剣は大蛇丸でさえ未知の術であるほどで、サスケがかなりの成長を遂げていたことがわかる。大蛇丸との戦いの末、転生の儀式によって肉体を吸収されそうになるが、写輪眼の瞳術で術を跳ね返し、逆に大蛇丸のすべてを乗っ取り、始末として殺害した。以後、大蛇丸の不気味さを表すような変貌を遂げている。

この後、実験施設にある巨大なカプセルの一つに閉じ込められた男「水月(すいげつ)」を、南アジトで大蛇丸の部下で監獄の管理者だった女「香燐(かりん)」を、北アジトに自ら捕らわれの身となっていた男「重吾(じゅうご)」を、それぞれ三者三様の理由ではあるが協力させることに成功しサスケの理想のフォーマンセルとなった。そしてこの小隊を“蛇”と名づけ、うちはイタチの抹殺に向け本格的に行動を開始した。

復讐の念の増長のためか、非情になるときは徹底的に非情になる。例として、重吾や水月にさえ、イタチ殺害の目的のために結成された『蛇』の秩序をみだすようなら容赦なく始末することも厭わないほどの殺意をみせた。また、第七班との戦闘では本当に『気まぐれ』だったのか、ナルト達を殺そうとするそぶりを見せた。

デイダラとトビとの戦闘では、初め驚異的なスピードでデイダラを圧倒。その後C2(ドラゴンと地雷の連携)、C4で劣勢を強いられながらも写輪眼の力で相手の術を看破するが、相当のダメージを負った上にさらに激昂したデイダラにより最後の切り札の自爆を受ける。もはや絶体絶命かと思われたが、口寄せしたマンダを写輪眼で操りそれを盾にして、この危機を逃れかろうじてデイダラに勝利した。その後マンダは死亡した。水月からは「もっと生き物を大事にしなよ」と、注意される一面もあった。

うちは一族が得意とする火遁忍術に加え、カカシ譲りの雷遁忍術・千鳥や、それを応用した技を習得している。第二部からは大蛇丸より譲り受けた草薙の剣を装備し、武器攻撃も行う。以前に比べスピードが格段にアップしており、暗部上忍ヤマトですら動きを追えず、暁のデイダラをして「速過ぎる」と言わしめるほどである。血継限界である写輪眼を使用することで、常人より遥かに優れた洞察力を得るほか、第二部からは高度な術返しや、催眠眼による幻術の能力も見せている。まだ未登場だが大蛇丸から修行を受けているため、第二部からは禁術も使用可能と思われる(カカシ班との戦いで彼らに止めをさそうとして使おうとした技などがそれに当たるのではないかと推測できる)。第一部と同様に呪印の力の使用も可能(もちろん、「状態2」にもなれる。状態2になると翼が生え、飛ぶこともできるようになる。その翼は破壊された場合、翼の変わりに蛇が生えてくる)。第7班との戦闘では真の実力は定かではなかったが、本人はすでに師である大蛇丸を越えたと自負している。また、体の一部分のみを状態2にすることが可能で、蛇を口寄せすることも出来る。また、大蛇丸の白蛇の力を奪い取ったことで、回復力も並外れたものとなった。

使用術一覧

  • 火遁
    • 豪火球の術
    • 鳳仙火の術
    • 龍火の術
    • 豪炎華(ナルティメットヒーロー3)
    • 豪火薙袖(JUS)
  • 雷遁
    • 千鳥(第二部では形態変化を取り入れ、刀状にしたり、千本のように変化させて飛ばすことも可能となっている)
      • 千鳥流し
      • 千鳥千本
  • 忍具
    • 影手裏剣の術
    • 草薙の剣
    • 操風車・三ノ太刀(第二部デイダラ戦では、ワイヤーと大型手裏剣2つを用いた類似技が登場)
  • 口寄せの術
    • 潜影多蛇手
  • 体術
    • 影舞葉
    • 獅子連弾
    • ハヤブサ落とし(激闘忍者対戦、ナルティメットヒーロー3、ナルティメットアクセル)
  • 写輪眼
  • 縄抜けの術

登場映画

関連項目