マイト・ガイ
マイト・ガイ(Might Guy)は、漫画『NARUTO -ナルト-』の登場人物。アニメでの声優は江原正士。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
概要
【第三班】を担当する教官。上忍。木ノ葉隠れ一の熱血漢。キャラクターが非常に濃い。自称はたけカカシの永遠のライバルで、対戦成績は第1部の時点で51勝50敗。カカシにやる気が無い上に、じゃんけん等も含まれるため、一概にどちらが強いとは言えないが、カカシ並みの高い実力を持っていることは間違いなく、体術とスピードに関しては彼をも凌駕する。元々は忍術に関しては全く才能のない忍であったが、血の滲むような努力によって体術のスペシャリストまで上り詰めた。その実力はあのうちはイタチも認めており、戦闘中相方の鬼鮫を「あの人を甘く見るな」と戒めている。すさまじいまでの熱血さやおっちょこちょいなところが目立ちがちだが、やはり木の葉の上忍だけあって冷静な状況判断能力も持ち合わせており、第一部で暁と対峙した時は、カカシをも圧倒したイタチの写輪眼に臆することなく、瞬時に対抗策を講じている。
自称木ノ葉の気高き碧い猛獣。干柿鬼鮫(『暁』参照)からは、「(木ノ葉の)碧い珍獣の間違いでは」と言われていた。趣味はミット打ちと反復横跳び。リーにとっては心の師匠とも呼べる存在で、自分と同じく忍術の才能が無かった彼に「努力」と「自信」の重要性を教えて勇気づけた。彼の教育方針はリーの一人前の忍への成長を促している。中忍試験での我愛羅との戦いの後、愛弟子のリーが綱手から再起不能を告げられた時は自分のことのように傷ついたが、手術を受けるかどうか悩むリーに「おまえが死んだら俺も死んでやる」といって後悔のない選択を選ばせており、彼の並々ならぬ度量の深さが伺える。
リー以上の濃ゆい眉毛(激眉)とオカッパ(激オカッパ)を持つ。自分と同じユニフォームの着用をナルトにも勧めているが、自来也はその余りのセンスに引き気味だった(ナルトはまんざらでもない様子)。青春・汗・涙はガイを語る上で欠かせない。
過去にアカデミーの教師をしていたこともあるようである。
名前の由来は「マイトガイ(小林旭)」だと思われる。
第二部のアニメの最後のおまけでは、カカシが忍術道具を紹介するコーナーであったが、突然ガイが乱入、吸水性や保湿性などに優れる「あの碧いスーツ」を紹介。しかし、センスも悪いため、カカシにスーツの悪口を言われショックを受けた。
プロフィール
- 木の葉隠れの里の上忍。登録番号は、010252。
- 年齢 - 26~27歳(第一部)、29歳(第二部)
- 誕生日 - 1月1日
- 血液型 - B型
- 身長 - 184 cm
- 体重 - 76 kg
- 弟子 - ロック・リー、日向ネジ、テンテン
- 好物 - 激辛カレーライス、カレーうどん
- 嫌いな食べ物 - 「そんなものはない!」と本人談
第一部
木の葉崩しにおいては里に侵入した音忍達をその俊速と剛力で殲滅し、上忍として戦闘能力の高さを見せつけた。木の葉の里に暁のメンバー、うちはイタチと干柿鬼鮫が侵入した際には、木の葉の上忍が苦戦を強いられる中、突如として参戦し、猿飛アスマが苦戦を強いた鬼鮫に飛蹴り(木ノ葉剛力旋風)を加え、結果的に彼らを退却に追い込んだ。このとび蹴りが後に鬼鮫との因縁を生むことになる。
カカシの”写輪眼”対策の戦法も編み出しており、他の上忍達を追い詰めたうちはイタチにも臆することはなかった。その後、イタチ達を短冊街まで追跡するが、敵と勘違いして自来也に飛蹴り(ダイナミック・エントリー)を喰らわせてしまう。
おっちょこちょいで、ノリで会話をするので、部下(リー以外)からつっこまれることもしばしば。ガイの教育方針はいうなれば熱血指導。担当する班は十分な力がありながら、その年に中忍試験を受けさせなかった。彼の影響を受けてか彼の弟子達はスピードに優れ、体術を中心とした戦闘にも長けている。
第二部
第二部においては第7班(カカシ班)の援軍として、風影(我愛羅)奪還任務に参加。隊員のリーとテンテンは中忍であり、ネジはすでに上忍となっている。因縁の干柿鬼鮫(象転の術によるコピー)と対戦する。その際、以前交戦した鬼鮫のことを全く覚えておらず、結局、最後まで思い出せなかったため、敵の気分を逆撫ですることになる。
当初は押されぎみであったが、リーにも伝授した自らの奥義〔朝孔雀〕で形勢逆転し、撃退する。任務終了後、帰還の際に歩けなくなったカカシに肩を貸して歩いていた所部下のテンテンに「歩くのが遅い」と文句をつけられ、カカシを背負って連れて帰ろうとしたが、その光景のきわどさから部下達から「オッサンの密着はキツイなあ」と軽蔑の眼差しを向けられる。そのまま凄まじい速さで走り去っていき、余計にきわどさが拡大するのだった。余談だがガイが走り去った後リーもネジに対し同じことをしようとした(もちろんネジには強く断られた)。
術
肉弾戦を得意とし、その技能は木の葉でも随一である。また武器としてヌンチャクを使用する。忍術も使うことができ、口寄せでゾウガメサイズの忍亀を呼び出す。木の葉崩しにおけるカブトの幻術に対しても瞬時に見破りカカシと同時に解除を行っていることからもリーのように完全なノーセンスではないようだ。
使用術一覧
- 木ノ葉剛力旋風
- ダイナミック・エントリー
- 八門遁甲
- 朝孔雀
- 表蓮華(激闘忍者大戦3・4(「木ノ葉青春蓮華」の名称で)、ナルティメットヒーロー2・3(熱血表蓮華の名称で)
- 裏蓮華(アニメ、ナルティメットヒーロー2・3)
- 青春の熱き抱擁(激闘忍者大戦2.3.4)
- 熱血一番星(ナルティメットポータブル)
- 口寄せの術
- 瞬身の術