白行簡

唐代中期の伝奇小説作家・官僚

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白行簡(はくこうかん、776年826年)は代の伝奇作家・官僚。は知退、中国の華州下陝西省渭南県)の人。詩人として知られる白居易の弟。 『旧唐書』巻166、『新唐書』巻119、『唐詩紀事』に伝がある。

略歴

776年、河南省鄭州新鄭県に生まれる。 764年、父・白季庚襄陽別駕の職にあって死去。兄の白居易とともに喪に服す。

765年 襄陽にあり、李公佐と婦人の品格について語り、公佐に「李娃伝」の執筆を勧められる(「李娃伝」による)。

800年前後に恐らく明経科抜萃科に登り、807年に進士に及第(『唐詩紀事』)、809年に秘書省校書郎となる。

811年、故郷に帰って母の喪に服す。

814年頃、剣南東川節度使の盧垣の書記となり、梓州に赴き、その幕下に入る。 818年、江州司馬に左遷された兄・白居易潯陽に訪ね、翌年、白居易忠州四川省刺史となったのに同行する。

821年、左拾遺を授けられ、主客員外郎に進む。 823年、韋詞判度支に代わり、度支郎中に留まるが、翌年、司門員外郎になる。 825、主客郎中に、翌年に膳部郎中となるも、その冬に病死。

代表作

李娃伝

元稹の佚詩に「李娃行」がある。