行列のできる相談所

日本テレビ系列のバラエティ番組 (2002-2025)

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行列のできる法律相談所(ぎょうれつのできるほうりつそうだんじょ、または、~ほうりつそうだんしょ)は、2002年4月から日本テレビ系列(NNN加盟局)で毎週日曜日の21:00~21:54(JST)に放送されている、法律をテーマにした人気バラエティ番組である。略称は、「行列」または「法律相談所」司会は、島田紳助松本志のぶアナウンサー

キャッチコピーは『絶対に訴えてやる!』。レギュラー化される前は『守ってあげたい』。再現ドラマで日常のトラブルを提示し、「ここで損害賠償を請求できるのか?」などといった課題についてゲストや弁護士陣がトークを繰り広げる。

2002年にレギュラー化されて以来常に安定した人気を誇る番組で、NHK民放他局の裏番組の追随を許さず、同時間帯トップの視聴率を毎週獲得し独走状態を続けている。最高視聴率は、2007年8月19日放送の35.3%であった。「24時間テレビ30『愛は地球を救う』」のマラソンが引き続き生中継で放送されたために高視聴率を獲得した。

さらに、広島テレビでは当番組の再放送(毎週日曜日の11:40~12:35)も行う冠番組である。(Youたち!放送時よりも視聴率が高かった為、2007年10月以降も引き続き放送)

なお日本テレビ系列(NNN加盟)局のない沖縄県では沖縄テレビフジテレビ系列局)で午前9:00〜9:55に原則14日遅れで放送されているが、日曜朝にも関わらず常時20%を超える視聴率をたたき出している。2時間スペシャルのときには、14:00~15:54に放送される。

概要

特筆すべき特徴

弁護士は4人がレギュラー出演しているが、彼らの判断が一致することは稀である。同じ課題に対しても「これは離婚できます」「離婚はできません」などと正反対の判断が下されることが珍しくなく、たとえ結論が一致していたとしても、根拠が全く違うことも多い。

これまでの法律バラエティ番組は一人の弁護士が断定的に判断を示すというスタイルのものばかりで、「法律は明確な結論を出すものである」などという法律の実態とはかけ離れたイメージを視聴者に与えてしまいがちであるという問題があった(現実では裁判で毎度争われ、控訴審で判決がひっくり返ったりするように、法律の解釈や適用次第で大きく差異が出ることは全く珍しくない)。それらに対し、この番組の「複数の弁護士がそれぞれの見地と解釈から判断を示し、その判断がしばしば食い違うところを見せる」という構成は、法律の限界やむずかしさを提示する新しいスタイルであるといえよう。

ただし、バラエティ番組という性格上の制約から、法律解釈についてあまり突っ込んだ議論がなされるわけではない。個々の弁護士の(こうあるべきという)意見的解釈と、判例等に基づく法曹界の一般的解釈が、区別されずにトークされることも多い。また、バラエティ番組の性格上、個々の弁護士が次第にウケ狙いに走る傾向を見せていることなどから、法律解釈のバリエーションや法律論争の真髄からは離れ、当初鮮やかであったこの特異性は薄れつつあり、徐々に普通のトーク番組に移行して行っている、という指摘も少なくない。特に、これらの傾向は橋下徹丸山和也のタレント化によるものが大きい。

番組の性格の変化などから、教養番組として見ようとするには難しいといえる。番組に「法律」という名前がついているが、実際には島田紳助ゲストトークにほとんどの時間が割かれている(2007年9月2日及び同月30日放送分では、法律相談が1件しかなかった)。ただ、バラエティとしての評価は高く、「法律をネタ(枕)にしたトーク番組」と解釈するのが妥当で、法律番組及び教養番組としての範疇には該当しないかもしれない。紳助自身も番組のトークの中で「これは法律番組ではありません」と発言し、法律番組である事を否定している。 なお、ホームページにある「いいことをしようプロジェクト」ではトラブル(法律相談)以外の相談者の募集も行っている。

番組の特徴やコーナーの紹介など

オープニングでは「誰もがはまる法律の落とし穴」というクイズコーナーが放送されており、ここではパネラーのうち1人が指名され法律クイズに挑戦する事になっている。指名される人は初登場のパネラーである事が多い。なお、相談者や相手が怒ったり、切れたり、激怒し「訴えてやる」と啖呵をきる場面も特徴(現在、啖呵を切るシーンは見られない)。

この番組のもう一つの特徴はゲスト達のトークで、島田紳助の盛り上げるトークタイムが番組の大半を占めている。磯野貴理東野幸治石田純一円広志などといったレギュラー出演者のほか、ゲスト出演者も含めて紳助にとことんまでこき下ろされてしまい、出演者同士も互いに毒舌を浴びせあい、さらに弁護士陣の一部まで話に参加させられている。

また、この番組がプライムタイム・レギュラー放送で始まったのは2002年4月7日だが、実際の放送開始は2000年3月26日の午後1時半から90分の特番で放送された『日テレ式法律バラエティ・守ってあげたい』である(初回のキャッチコピーは「守ってあげたい」で、弁護士軍団は北村、久保田、丸山の3人だった。)。不定期に特番として放送していたが(特番時のタイトルは『絶対に訴えてやるぞ!!芸能人VS弁護士軍団・大爆笑!法律バトル』だった)、好評だったためレギュラー番組に昇格した。スタジオのセットも白を基調としていた。弁護士人気の発端的番組。

2001年10月、4度目の特番の後にフジテレビの『ザ・ジャッジ! ~得する法律ファイル』(後の『ザ・ジャッジEX』、2005年3月終了。)がレギュラー化したために、同局との間で「パクリ論争」が勃発した。ただ、実際には『行列…』もNHKの『生活笑百科』からアイディアを得たものとする説もある。ただし、『行列…』以外はいずれも「一人の弁護士が断定的に結論を語る」スタイルであり、「複数の弁護士が異なる結論を述べる」というスタイルとは根本的に異なる。

法律相談の再現VTR終了後には、要点や論点を振り返る「ポイント整理」がある。「ポイント整理」は当初は4つの項目に分けてあったが、現在は、法律相談の再現VTRを2~3項目にまとめている。(厳密には、2004年春頃から項目は3つになり、さらに2005年7月頃からは主に2つとなっている。なお、スペシャルでは2003年9月以降ポイント整理はなかったが、2005年10月から復活した)。

そして、“結論”という形で相談再現VTRの請求などが認められる可能性をパーセント表示することによって各コーナー(法律相談)を締めくくっている。(単発番組の時代は相談者のその後を紹介していた)。

たまに“「法律」のできる「行列」相談所”と間違う人もいる。また、徳光和夫明石家さんまのように、他番組では『行列のできる法律相談「事務」所』と誤って紹介する者も多い。

また2004年以降、特番では法律以外にも、弁護士軍団の再現ドラマや弁護士が様々なことに挑戦する企画、紳助による『古畑任三郎』のパロディなどの企画も扱うようになった。

ちなみに、ゲスト席前列4席は紳助に近い側から順に「オジさん(大物)席」・「女性タレント(オバさん)席」・「イケメン席」・「アイドル(キレイ系)席」、後列は「お笑いバラエティ系席」となっている(例外あり)。過去に、岸本加世子が「アイドル席」に座ることを希望したが、番組側から拒否され「オバさん席」に座らされたこともある。

紳助の弁護士のトークのえじきの大半は橋下弁護士のである。例えば2500万円脱税事件は事件が経過した1年後でもネタにされる。他にも「テレビの出すぎで法律家より法律漫談」「家事は子づくりのみ」「他の弁護士は文化人扱いでギャラは謝礼とお車代程度なのに橋下ちゃんだけ、タイタン(芸能人事務所)に所属しているからギャラが高すぎる」等。弁護士軍団の見解の際に橋下だけが違った場合、「見解答えなくていいよ」「法律漫談の橋下弁護士」等散々いじられる。

スキャンダルになった芸能人がゲストに出ると島田紳助のトークのえじきになってしまう。麻木久仁子マルシア杉本彩のように離婚後番組に出ると島田紳助の毒舌トークの対象になる。しかし週刊文春熊田曜子との沖縄のホテルでの密会に関して、「あんな記事なんて嘘っぱちですよね」と言えば、ゲストから「火の無いところに煙がない」「放火魔」等散々攻撃された。更に翌週の2007年8月12日放送で本人の熊田がゲストで登場。週刊文春の記事に関してコメントを言って、「今度グラビアで出るんですよ」と言われたときに、紳助が「バーター取引か」「僕の健太くん(下半身)がかわいそうじゃないか。冤罪だ。」と発言。更に今井翼の中国語での発言が「チンチン・イー」が重なって「俺のチンチン・イーが」と発言。

尚紳助の下半身の話は毎週のごとくトークにでる。一番多いのが「工場は昔は24時間3勤交代で勤務したけど、今はパートのおばさんが2人しかいない。60歳になれば伝統工芸士しかいないて受注生産」は年に何度もトークに出る。24時間テレビの後の生放送で下ネタを言おうとした事もあった。

同局でかつて放送されていた『謎を解け!まさかのミステリー』と同じチームが制作を担当している。

また、紳助が司会を務める関西ローカル番組の『クイズ!紳助くん』を『行列』のスタッフが「スカイ・エー」を通じて視聴しており、(主にグラビアアイドルの)ゲスト人選をする際、『紳助くん』のゲストを参考に選出することもあるという。(『紳助くん』内での紳助の発言による)。そのためか、『行列』のゲストにたいぞう(関西の若手芸人)が出演したり(2005年1月30日放送)、番組中に『紳助くん』から借りてきたVTRが流れることもある。

番組の歴史

  • 2002年の番組開始当初はネットCMは前番組の 『知ってるつもり?!』より1分少ない5分(そのうちの1分は『ザ!世界仰天ニュース』に移行)で後半にはローカル枠1分あったが、2004年4月に前番組終了時に戻し6分に拡大しローカル枠を廃止した。
  • 2003年3月一杯で久保田紀昭弁護士が事情により緊急降板(詳細は久保田紀昭の項を参照)、2003年の春のスペシャルより後任の橋下徹弁護士が登場。
  • 2004年10月31日の放送では、司会の島田紳助が暴行事件による活動自粛のため出演できなくなり、番組は急遽生放送になり、東野幸治が代役として司会にまわった(生放送は字幕放送なし)。なお11月7日も同じく生放送で、14日の放送(収録)も引き続き東野幸治の単独司会。11月21日の放送分から2005年1月2日(ザンゲのコーナー除く)までは今田耕司が司会に加わり松本志のぶアナと3人で行っていた。なお、東野は単独司会の際、視聴者や共演者の想像以上の奮闘を見せた。
  • 2004年12月19日・26日と2006年1月15日は、クイズ大会を開催。しかし第1回のクイズ大会には紳助は出られず、第2回は久保以明弁護士と分部悠介弁護士が弁護士チームの助っ人に加わった。負けたチームは屈辱のコントを行った。ちなみに、2004年5月16日にはこれらとは別に『ほぼ100回記念』として法律クイズ大会が開催され、磯野貴理が優勝し賞金200万円を獲得。
    • なお、このクイズ大会のなぞなぞ問題では『脳内エステ IQサプリ』で出題された問題とほぼ同じ問題が数問出題されていた。
  • 2005年1月2日の前番組の『笑点スペシャル』の後ステブレなしで2時間半のスペシャルの枠内で紳助が生放送で復帰のあいさつを行った。但しこの日は日曜日で、通常時間枠では通常のスポンサーがついていたため、この日から紳助のCMを再開した三浦工業CMが事実上の復帰となった。翌放送1月16日放送からレギュラー復帰。
  • 1月16日放送分から三浦工業とチョーヤ梅酒サンヨー食品(サッポロ一番)の3社が提供クレジットを出したが、概ねのスポンサーが提供クレジットを自粛、これまでスポンサーだったVISAがヒッチハイク扱いになった。また、提供紹介も一時期5秒で紹介されたこともあった。その後、2月中旬頃、その3社に加えタイガー魔法瓶ニプロコカ・コーラが解禁。4月のスペシャル後にはNTT東日本NTT西日本NTTグループ)とダイハツ以外のスポンサーが解禁した(筆頭スポンサーのLIONも含む)。但し、サッポロ一番がこのとき撤退し、替わってミサワホームミサワホームホールディングス)がスポンサーになった。また、VISAもスポンサーに復帰。その後、7月までには残りの2社も解禁し、全社解禁となった。
  • 2005年の1月30日放送は、松本志のぶアナの代わりに杉上佐智枝アナが秘書代理を務めた。松本アナが休んだ理由は不明である。
  • 2005年3月20日には19:58~22:54に初の3時間スペシャルを実施。日テレの人気番組・新番組(『世界まる見え!テレビ特捜部』、『伊東家の食卓』、『エンタの神様』、『ザ!情報ツウ800』、『金のA様×銀のA様』)の出演者が集結し、紳助とビートたけし所ジョージという夢の共演も実現した(とはいうものの、この共演はこのつい数年前までは『スーパークイズスペシャル』で簡単に見られたことであった(92年秋~98年までは三人とも司会として参加していた)。ちなみに、スーパークイズスペシャル時は紳助:『クイズどんなMONだい?!』『バラ珍』、たけし:『世界まる見え』、所:『世界まる見え』・『笑ってヨロシク』・『笑ってコラえて』の各チームとして出演していた)。
  • 2005年6月26日に紳助が復帰後初の生放送。2005年の『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』の番組パーソナリティー草彅剛香取慎吾を迎え、24時間テレビ恒例のマラソンランナーを発表。8月27日・28日の両日かけて、丸山和也が59歳(当時)で、錦野旦の記録した50歳を軽く越える当時の史上最高齢マラソンランナーとして挑戦することが発表された。観客や草彅・香取はこの発表を聞き(あまりの驚きに)ア然だった。
  • 2005年8月28日の放送は『24時間テレビ』の放送の後で紳助をはじめとする“行列メンバー”が丸山弁護士の応援に日本武道館に駆けつけた事もあり、日本武道館内の武道場からの生放送となっている。もし丸山弁護士が24時間テレビの放送時間内にゴールができなくても、生放送でカバーする予定だったが、実際には、丸山弁護士は24時間テレビ放送枠内でゴールができ、生放送は総集編と丸山弁護士の祝福番組となった。なお、この回の視聴率は30.8%を記録した。
  • 2005年9月27日には日本テレビの『踊る!さんま御殿!!』の特番に、紳助率いる行列メンバーが参加した(紳助と明石家さんまが共演するのはフジテレビ系列の『25時間テレビ』以来2ヶ月ぶり)。
  • 2005年10月9日の秋の2時間SPは、弁護士軍団が、いろんな場所で相談にお答えする出張相談を行った。
  • 2006年1月1日には20:00~23:30の3時間30分スペシャルが放送され、フジテレビ系の『新春かくし芸大会』、TBSテレビ系『スポーツマンNo.1決定戦』、テレビ朝日系『細木数子が緊急大予言アナタの将来を幸せにするSP』に真っ向勝負した。ダイエット宣言した住田裕子弁護士の体重測定が生放送で行われ、他にも、丸山和也弁護士が東野が司会を務めている『歌スタ!!』のステージで歌手デビュー決定し曲も披露したり、橋下徹弁護士主演の刑事ドラマを披露したり、北村晴男弁護士は高校野球部時代の同級生との再会&憧れの江川卓との野球対決が行われたり、新春恒例の出演者によるザンゲ大会などが行われた。また、『大笑点』の後ステブレなし、またその後の番組の繋ぎのステブレなしとなった。結果は『細木数子の緊急大予言』には勝てなかったが、TBSの『スポーツマンNo.1決定戦』に僅か0.3%差で勝利した。
  • 2006年1月22日放送で法律相談件数1000件突破。森光子北島三郎など大物芸能人からの花輪も届く。
  • 2006年春に、同年4月3日より同局で放送開始した『NNN Newsリアルタイム』に本番組サブ司会の松本志のぶがメインキャスターに起用されるという誤報が一部マスコミで報道され、そのため松本は本番組を降板するのではという噂が流れた。
  • 2006年6月18日放送では裏番組が「2006 FIFAワールドカップグループリーグ・日本-クロアチア戦」(テレビ朝日系列)に当たってしまった為、通常の構成から行列のメンバーの沖縄旅行へ変更された。但し、ネット局の中にテレビ朝日系のない地域の局(山梨放送北日本放送福井放送高知放送テレビ宮崎)がこの試合を放送する関係から翌週末に編成。ちなみに放送時間も、巨人戦の影響で30分遅い放送になったため、本当に後半30分は、日本戦の裏番組となった。また、当日の関東地区での視聴率は12.0%であり、W杯日本戦の裏番組としては、唯一の10%越えとなり、人気番組の実力を見せ付けた。
  • 2006年10月29日にて放送200回突破。第1回の映像や東野の「チリチリカメラの歴史」などが紹介された。
  • 2007年3月4日の放送は次番組『おしゃれイズム』のMC3人(上田晋也藤木直人森泉)が、番組に登場し、次番組の『おしゃれイズム』には丸山弁護士(2回目の出演)・北村弁護士・住田弁護士・貴理がゲスト出演した。(事実上のコラボレーション
  • 2007年3月18日放送分「紳助と行くとっておき裏京都の旅スペシャル」にて、京都市内の漬物店を紹介する際、別の漬物店のWebサイトに掲載された写真を無断使用していたことが後に判明し、法律を扱う番組なのにもかかわらず著作権への意識が低いと非難・叱責を受けた。日本テレビは、「当事者間で交渉中の為コメントは控えさせていただく」としていたが、現在は和解している。後に、制作局長渡辺弘、担当チーフプロデューサー、プロデューサーの3人が減給処分となった。
  • 2007年5月27日放送分は、恒例の『24時間テレビ』のマラソンランナー発表のための生放送であった。丸山弁護士よりも挑戦年齢が7歳年上で史上最高齢の66歳となる萩本欽一が挑戦することが正式に発表された。丸山弁護士と同様、紳助ら出演者および観客等はあ然であった。大きな理由としては前年のアンガールズは放送から2ヶ月後に急な展開で変更された(このことは「24時間テレビ」の『チャリティーマラソン』の欄を見てほしい。)があった為に2005年と同様の処置を取った。
  • 2007年6月17日放送分は、6月15日に自民党から比例代表で出馬する意向であることが明らかになった丸山の映像をCGや黒抜きの映像等でカットして放送、三分割した他の三人の映像等も使用された。(手や後ろ姿などは映った)日テレではこの日に放送した回は5月27日に収録したが、この日の夜までに視聴者から100件を越す問い合わせがあったという。
  • 2007年6月24日放送分より、週代わりでピンチヒッターとして他の弁護士が丸山の代役を務めている。2007年8月5日放送分には外務大臣麻生太郎がゲスト出演しているが丸山の出演はなかった。
  • 2007年8月19日の放送は『24時間テレビ』の放送後に、2005年同様に日本武道館からの生放送となった。マラソンランナー・萩本欽一が『24時間テレビ』の放送時間内でゴールできなかったため、本番組の放送時間の中で、ゴールの模様を生放送した。また、丸山弁護士が約2ヶ月ぶりに出演した。なおこの回は上記で述べた通り、萩本のゴールの模様を生放送したこともあってか、視聴率は番組最高の35.3%とかなりの高視聴率を記録した。(ビデオリサーチ「芸能・バラエティー」部門の史上最高視聴率番組第5位に記録、89年以降で一番高い結果となり、唯一の35%越えとなった。)ちなみに、この回での瞬間最高は42.9%。尚、TBSの裏番組「パパとムスメの七日間」の最終回は14.5%であった。
  この節は、未完ですが、放送ごとに断片的な情報を追加することは歓迎されていません。加筆の際はご注意下さい。

パロディ

再現ドラマでは現実にあるものの名前をもじって登場するものがある。()内はその元ネタ。

史上最強の弁護士軍団

下記の4人の弁護士が各問題について解説する。理論・冷徹の北村、女性の味方の住田、若さとユーモアの橋下、情の丸山、というバランスのようである。かつて出演していた久保田も北村に似た理論派だった。

判断は特に北村と丸山が正反対になることが多く、橋下と丸山が同じことが多い。その掛け合いも見所としている。番組開始当初は丸山の判断が他の3人と違うことが多く、「人情論であって法律論ではない」と特に北村から批判されていたが、次第に他の弁護士もそれぞれ自分の判断が他の3人と違うことが多くなってきている。特に最近は橋下が1人だけ違う結論を出すケースが目立っており、紳助他から「目立ちたいから」などと揶揄されている。なお、男女関係の案件になった場合は、橋下は男女の性差を重視する結論を、住田は比較的ジェンダーフリー的な結論を出す傾向がある。

順は向かって左側から。席は固定。また、各弁護士にキャッチコピーが付けられている。また、紹介VTRには各弁護士のCGアニメーションが登場する(CGアニメーションが導入される前は、各人のモノクロの顔写真が入っていた)が、それぞれキャラクターに沿ったものとなっている(北村は笑わない、丸山は一升瓶を持っているなど)。時折、アニメーションが一定期間の間変更されることがある。丸山のマラソンの際は、一升瓶ではなく走っているアニメーション(服装も24時間テレビのTシャツに変わっていた)、丸山のCDデビューが決定したときは、マイクを持ち、服装が着流しだった。住田がダイエットに挑戦したときは、服装がレオタードになっていた。2006年12月10日放送分からはCGアニメーションがリニューアルされた。北村のCGは地団駄を踏みながら口から火を噴く、住田のCGはウィンクした目からハートマークが、橋下のCGは自身の子沢山ぶりにちなんで、6人の子供達のCGが登場し、丸山のCGは「行列~」で派生した「エクアドルのバナナ商人」のネタにちなんで、アロハシャツ姿に、バナナを食べてしまうアニメーションが追加された。それぞれの見解を紹介するときのVTRでは、リニューアル以前のCGが使用されている。2007年6月17日の放送では丸山の参院選出馬意向にともない、選挙における公平性を保つために、丸山だけを人型の黒塗りにするなどの強引な出演シーンカットを余儀なくされている。また公式ホームページも、過去の相談へのリンクにおける弁護士の見解において、丸山弁護士の見解のみが一部を除いて削除された状態になっている。

しばらく出演は休止したが、2007年9月23日放送分より弁護士として復帰。出演休止日には丸山の代役として、毎週「丸山弁護士のピンチヒッター」として週代わりで弁護士が4枠に座って出演している。

現在の出演弁護士
  • 北村晴男(2000年3月~)「法廷に笑顔はいらぬ、冷静沈着」
  • 住田裕子(2000年秋~)「東大出身のママさん弁護士、法律の母」
  • 橋下徹(2003年4月~)「法廷に新しい風を吹き込む、茶髪の風雲児」
  • 丸山和也(2000年3月~2007年6月10日)「国際経験豊富(以前は“お酒には強いが涙には弱い、義理と人情の”、“英語も喋る国際派”)、法に魂を込める男」
過去の出演弁護士
  • 久保田紀昭(2000年3月~2003年3月・後任は橋下徹)「父から受け継ぐ弁護士魂、六法全書の申し子」

主な出演者

司会者

島田紳助(所長)
徳光和夫同様大の競馬好き。行列の出来る法律相談所は日曜日収録のために、時計をチラチラ見るのが癖になっている。過去の放送でG1レースを見たいがために収録を急ピッチにしたり、無駄なトークをカットすること等があった。ちなみに過去5年間の放送でOA中に時計を見た回数は200回程で、2006年の正月特番では、懺悔の時間で大量の水をかぶる羽目になった。しかし、懺悔後もよく司会進行中に時計を見ている。
他にも番組タイトルを間違ったり、収録中にトイレに行ったり、下ネタばかり言っている。タイトルを毎回かみそうになりながら言っているが、一度言い直しにまで発展したことがあった。
女性を殴って出演自粛したときは、代理を東野幸治が勤めていた。復帰する直前の放送でお詫びの言葉を真摯に述べ、復帰後はいつもの調子を取り戻していた。
松本志のぶ(秘書)
番組当初は未婚だったために、散々「結婚していない」と突っ込まれていた。しかし結婚後は「あと3年離婚がオチ」「旦那はがきデカそっくり」など島田紳助に言われている。

準レギュラー

  • 彼らは「行列ファミリー」または「行列メンバー」と称される。
  • ここでは、特番や他番組で“行列メンバー”と紹介された人物のみ挙げる。
磯野貴理(前芸名:磯野貴理子)
この番組における紳助とのやり取りが評判となり、タレント好感度調査で上位にランクインするほど有名になった。また、紳助によって「キリコる」という新語や「トークがネタ」というキャラクターも確立された。懺悔コーナーで水をかぶった一人。
東野幸治
この番組によって「チリチリ」というあだ名が確立され、「チリチリドリル」という技も誕生させた(主な犠牲者は安めぐみ)。チリチリ頭のすぐ近くにカメラマンが近寄ると、すぐにトークを中断させ、「オイコラ、なに撮っとるんじゃ!!」というシーンを何度もやった(新人カメラマンが来たとき、「いつもの奴だせや!」と言っていた)。初期の頃は「結婚・離婚」をテーマにした相談が出た際、松本に「本気で人を愛したことのない東野さんには、難しい相談かも知れませんが…」と言われ、「だからもうええっちゅうねん、写すなボケ!」というパターンもあった(ここ最近は復縁のこともあってか見られない)。また、紳助謹慎時には司会代理を務めるなど、「行列」には欠かせない存在となっている。
司会者の代理を務めている期間中に懺悔を受けさせるコーナーで、「さあ、誰なんでしょうか?」といった直後自分にスポットライトが当たり、その後、結局水をかぶっている。
石田純一
出演時には「イケメン席」に座っていることが多い。前の彼女との破局を初めて語ったのもこの番組である。主に女性関係でいじられることが多いが、「24時間テレビ」の際にはプライベートでも丸山の練習に付き合うなど、行列メンバーが寄せる信頼は厚い。懺悔コーナーで水をかっぶた一人でもある。この後、水をかぶった磯野貴理子と一緒にジャージに着替え、火鉢に当たっていて、紳助から「なんや死刑囚」といわれてた。
円広志
おそらく「クイズ!紳助くん」のレギュラー解答者である縁から出演していると見られる。「一発屋の歌手」としてイジられることが多いが、2005年の「24時間テレビ」では日本武道館で「夢想花」を宙を舞いながら熱唱、行列メンバーとして「応援」を果たしている。尚、2007年も武道館に行列メンバーが集結したが、円は登場しなかった。(東野も登場しなかったが、裏番組出演の為である。その後の「行列」生放送に東野は出演したが、こちらにも、円は登場しなかった。)
関西ローカルの番組で、大物タレントへの失言を理由としてレギュラーから降板されたと発言した。

ナレーター

スタッフ

  • 構成 : 桜井慎一石原健次山名宏和、杉山奈緒子、金森直哉、三木敦、榊暁彦、尾首大樹
  • TM (テクニカルマネージャー) : 江村多加司
  • SW (スイッチャー) : 米田博之
  • カメラ : 山田祐一、日向野崇
  • MIX (音声) : 三石敏生
  • 映像調整 : 山口孝志
  • 照明 : 中瀬有紀
  • VTR編集 : 川奈部野和
  • MA : 奥田幸裕
  • 音効 : 加藤つよし
  • 美術 : 林健一
  • セットデザイン : 星野充紀
  • マルチ : ジャパンテレビ
  • TK (タイムキーパー) : 石島加奈子
  • 広報 : 高木明子
  • デスク : 小池智子
  • リサーチ : 喜多あおい、宇津木瞳子、島田京代
  • 演出補 : 森田幸子、瑞慶村祥子、斎藤悠哉、高梨智子、中島由佳理、南村洋志、笹渕拓也、
  • AP (アシスタントプロデューサー) : 八木田祐子、本橋由美子、広瀬聡子、秦野晃子
  • ディレクター : 高橋康弘、川端鉄也、番秀一郎、渋谷英史、川邊昭宏、山泉貴弘、笠原裕明、川平秀二、田島与真、市川隆、萩森豪、高橋和博、福田逸平太
  • 演出 : 木下仁志、鈴木基之、川本賢一郎、渡辺宏、西原信行(週替わり)
  • 総合演出 : 髙橋利之
  • プロデューサー : 田中宏史/ 髙松明央、相川弘隆、金佐智絵、福島ツトム、荻原伸之、松井昴史
  • 制作協力 : いまじんジーワン創輝ZIPPY
  • チーフプロデューサー : 松岡至
  • 製作著作:日テレ(2003年6月までは「日本テレビ」と表記していたが、なんだろうマークの表記は続いている)

歴代スタッフ

  • TM (テクニカルマネージャー) : 吾妻光良→勝見明久→江村多加司
  • 美術 : 小野寺一幸
  • VTR編集 : 安井純治
  • TK (タイムキーパー) : 矢島由紀子
  • 広報 :一杉早智
  • ディレクター : 鬼丸尚、千葉隆弥、みつよし、安島隆、田仲芳幸
  • プロデューサー : 瀬戸口正克/伊藤賢剛、小森節子
  • チーフプロデューサー : 柏木登(※2002年6月まで)→桜田和之(※2004年5月まで)→梅原幹(※2006年6月まで)

裏番組

関連項目

外部リンク

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番組の変遷

日本テレビ 日曜日21時台
前番組 番組名 次番組
行列のできる相談所
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