うえきの法則の登場人物
そのまま表示させたい文字を入力うえきの法則の登場人物(うえきのほうそくのとうじょうじんぶつ)は、福地翼による漫画及びそれを原作とするアニメ『うえきの法則』とその</nowiki></nowiki></nowiki>に登場する架空の人物の一覧である。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
能力者
神候補に「能力(ちから)」を与えられた中学生。この能力と、人が元々持っている才能「才(ざい)」を駆使して戦う。能力者は非能力者を能力で傷つけると「才」を1つ失い、0になると存在が消滅する。又、前半戦では他の能力者に気絶させられると能力者でなくなり、勝った方は「才」が1つ増える。後半戦では最大5人のチーム制を採用し、これ以降は気絶しても能力を失う事はなくなった代わりに、3回戦敗退が決定すると同時にチーム全員が力を失うようになった。また能力には、能力に超能力を追加する第二段階、レベル2と呼ばれるものがある。
植木チーム
コバセン、犬丸、ネロを地獄から救い出す為結成。チームワークの良さが武器。
- 森あい(もり あい)(声優:川上とも子)
- 火野国中学一年。8月8日生まれのA型。植木のクラスメイト。13歳。おせっかいなツッコミ役。偶然、空白の才を巡る戦いとどんな状況下でも他人を優先させる植木の危なっかしさを知り、植木を守る事にした。バトルに深く関わっていた為、植木が女子に好かれる才を失った後も普通に接する事の出来る唯一の一般人の女の子であった。然しドグラマンションでは能力者のカバラと戦い、非能力者でありながらも頭脳的な作戦で引き分けに持ち込む等の活躍をした。誰かに庇われることが多いが、彼女自身も非力でありながら体を張って仲間を助けられる勇気を持っている。
- その後犬丸に能力を与えられ、神様の通知遅れの都合で三次選考の人員が一人足りなかったため、途中参加が認められた。然し犬丸の連絡の不備で長らくその能力の正体が判らなかった。その為彼女が能力を使ったのはわずか3回(アニメでは2回)である。犬丸が彼女にその能力を与えた理由は「イメージにぴったりだったから…」らしい(本人は名前が格好悪いせいか、能力に少し不満気である)。普段、頭の上に眼鏡を乗せているのは遠視だからであって、本を読んだりする時には眼鏡を掛けるという事が最終巻のおまけページで判明している。見た目はグロテスク(というよりはタコまたはイカの足にしか見えない)だがおいしい料理を作る。学校では「あいちん」と呼ばれており、ファンもこの愛称で呼ぶことが多い。
- 相手をメガネ好きに変える能力
- 文字通り、相手をメガネ大好きにしてしまう。メガネ好きの度合いは只者ではなく、眼鏡が破損するととてつもない悲しみに襲われる(キルノートンは「自分の命よりも大事」と言っていた)。だが、逆に言えば自身の眼鏡に危険が及ぶ行為は出来ない。作中では「自滅しなければメガネを壊す」と相手を脅して気絶に追い込ませる手段をとったため、アノンも危険視していた。
- 限定条件:対象がぶりっ娘ポーズ(両手を顔の前に上げ、片足を曲げる)をする。
- 『うえきの法則+』では、火野国中学三年。植木のクラスメート。前作での戦いで、仲間に庇われ続けていた事で、辛い思いをしており、誰に頼らずに生きて行けるようになろうと思っていた。記憶喪失事件の真相を知った為、チョーク男に始末されそうになったが、植木に助けられた。彼女もキューブを奪われていた為、繁華界に同行する事が出来ず、植木が去った直後記憶が失われてしまった。
- 佐野清一郎(さの せいいちろう)(声優:保志総一朗)
- 稲穂中学三年。2月6日生まれのO型。自分の温泉を掘り当てる為の「発掘の才」を求めて参戦。当初は犬丸の戦いへの勧誘を拒んでいたが、偶然出会わせた火事場で、中に取り残された子供を助けるために飛び込み、自身も炎に周りを囲まれてしまった時、犬丸に助けられ、犬丸も自分と同じ性分(佐野はこのような困っている人を見ると思わず助けてしまう性分を損な性分、呼んでいる。)の持ち主だと知り、戦いへの参加を決意する。本作で人気キャラの一人。
- 植木とは平丸男戦において知り合った。当初は植木と平の戦いを静観するつもりだったが、ルールを破って平に協力・植木を倒そうとしたラファティに怒り参戦、平の技から植木を助けたうえ、更なるラファティの反則によって逆に窮地に陥るが、それでも植木を庇って平の攻撃から守ろうとした(アニメでは実際に炎弾を受けて耐えている)。最終的には植木に助けられ、平を倒した後腹の減った植木に食べ物をあげるなど、彼なりの謝礼をしていた。その後引っ越すことになり、一度大阪に戻った。
- 彼も空白の才が悪用されないように優勝を目指す、正義の心を持つ男だったが、後にカルパッチョに犬丸の命を握られ、「20人能力者を倒せば犬丸のデス・ペンタゴン(天界の超凶悪吸血生物で1度動けば5秒で血を吸い尽くす。犬丸の後ろ首に付けられていた)を外す」という条件を呑み、止むを得ずロベルト十団に入団していた時期もあった。ロベルト十団にいた時には十団最強の天才とまで謳われ、再登場した時点で既に18人能力者を倒している。ドグラマンション三回戦にて植木と戦うが、勝負の末に敗れる。真剣勝負に満足し潔く負けを認めるが、カルパッチョに「負ければ犬丸の命は無い」と脅される。その際自ら犠牲になり地獄に落ちた犬丸を助けるため、植木の仲間になった。
- 彼のバトルにおける持論は「バトルの勝ち負けは能力の強さではなく、どんな工夫をするかで決まる」であり、決して強いとは言えない能力を、創意工夫で生かして自分の能力以上の相手とも互角に渡りあっていた。然し皮肉にもその考えの為、本心から「強くなりたい」と思った事がなく、早い段階から自分の能力を使いこなしていたにも拘らず、なかなかレベル2の能力を得られなかった。彼がレベル2に目覚めたのは、三次選考でのマシューとの戦いで肉体的にも精神的にも追い詰められて初めて「強くなりたい」と思ったときである。四次選考では鈴子達と共にアノンに挑むも敗北。が、復活して植木を援護し、アノン撃破に一役買った。
- メンバーで唯一関西弁を喋る。左目の火傷は4歳の時に間歇泉を掘っていた時に出来たもの。尚、彼の着ている浴衣は左前になっており、死に装束ではないか、という質問が読者からきたが、作者が知らずに描いたという事が最終巻のおまけページで判明している。だが作者が気づいた後も、佐野は「温泉に入っていないときは死んだも同然」という事にして変えなかった。又、コミック巻末では、「マイ温泉を持つ」という夢を、ロボットのオッサンに叶えてもらったことがある。(しかし、オッサンは水道管を破裂させてしまった、というオチだった。)。
- 鉄に変える前に、手ぬぐいの形状をある程度変えることにより、「ブーメランカッター」「鉄槍」「鉄発条(スプリング)」等の技を使う。
- 『うえきの法則+』では、高校二年生。全国を温泉巡りしているらしく、森にアフリカの奥地で見つけた「合格祈願温泉」なるものを勧めようとしていた。
- 鈴子・ジェラード(りんこ ジェラード)(声優:能登麻美子)
- 中三。12月24日のAB型。元ロベルト十団員。ジェラード財団の令嬢であったが故に友人に金づるとしか扱ってもらえなかった為、仲間というものに対する憧憬と不信感を持っていた。ロベルトの事が好きで、彼に必要とされるままにロベルト十団に所属して作戦参謀を務めていたが、十団同士が仲間に対する思いやりを持っていなかった事と、植木が元の敵さえも自己を投げ出して助ける様を見て、十団を裏切り植木らと行動を共にする。明神達との戦いではテンコと共に身を挺して治療中の植木を守り抜いた。佐野とは喧嘩も多いが、タッグを組むことが多くコンビネーションも抜群である。然しマリリンT戦では開始直後にマリリンに気絶させられ、リタイアしてしまった。四次選考ではアノンに敗北、その後復活してアノンの攻撃から森を助けた。
- 無類の動物好きで、巨大なテンコにも「かわいい」と言う程である。(その為、動物には攻撃できないという弱点も)普段は優しい女の子だが、前述のように天界のマリリンT戦で全く活躍できなかった事がトラウマとなり、その後は「雑魚」や「役立たず」と言われるとたちまち豹変、慈悲も与えず、相手に彼女の能力の推進力を使った必殺往復ビンタをする、という多重人格になってしまった(バンの「アリンコ」や「ミジンコ」と言う言葉にも反応を見せていた為、それ等の言葉で豹変する可能性も。)。その姿は「地獄絵図」とも評され、最終回で想い人のロベルトまでもが犠牲者の一人になった。アニメではそのエピソードは無く、何を思ったか自分からロベルトを振ったらしい。
- 基本的に物体に触れると起爆する仕組みになっているが。1m程度の範囲ならば遠隔操作で起爆させることも可能。爆発の推進力を生かして、空を飛ぶ「鈴子ロケット」、ビーズを連続で発射できる「ビーズキャノン」、接近戦でのビンタ用(アニメではミサイル並の威力があると言っていた。実際にアノンが放った鉄を一撃で砕いている辺り、威力は相当高い。)「グローブ」等の道具を使用する(なおグローブはジェラード財団の技術の粋を集めて作られた物で、ビーズの爆発による推進力を平手打ちに加える。さらに、腕への負担を限りなくゼロに近づけた代物)。
- ちなみに道具は全てジェラード財団製。
- 限定条件:一度手で触れたビーズのみ。
- 『うえきの法則+』では、高校二年生。外国で暮らしていたが、日本の大学を受験するため引っ越すことになっていた。人間界で事件が起きた日、植木達と再会することになっていたが…
- 宗屋ヒデヨシ(そうや ヒデヨシ)(声優:山口勝平)
- 中一。5月5日生まれのO型。大変ズル賢く人を騙すのが上手いが、心優しい性格で孤児院「たいようの家」の子供達からは「ズル兄ちゃん」と呼ばれとても慕われている。口癖は「ぶっちゃけ」。初代担当神候補のネロが自分を助けて地獄に堕ちた為、2代目神候補のザックが担当神候補となる。しかし悪人であるザックに協力するのを嫌い、又能力者になったのはネロを助けるためであり、空白の才に興味が無かったため戦いを極力避けていた。
- だが二次選考直前にザックがヒデヨシをカプーショTに入れるため、たいようの家を破壊しようとした為植木と共にそれを阻止。その後「優勝したチームのメンバーの中から神候補を多数決で選ぶ」というルールを利用しネロをが助けられると知り植木チームに加入した。
- トリッキーな戦いを得意とする。カンチョー、醤油を目にかける、山葵を鼻に突っ込む等の戦法は、セコいながらも精神的ダメージは絶大で、鈴子曰く「二度と相手をしたくない」という噂が十団内で流れていたらしい。能力も相手を騙す事にかけては天才的で、グラノT戦ではハッタリだけでグラノを騙し、一度は勝利したこともある。然しアニメではそのエピソードは丸まるカットされてしまった。(会話の中で出てきたプラモデル等の版権の問題かと思われる)
- ネロからは「根っからのビビリだが、いざというときには人の為に命をかけられる目をしている」と評されており、マリリンT戦では窮地に陥った際、佐野から逃がされるものの、引き返してマシューに撃たれる寸前だった佐野と森を助けた。然しバロウ戦では出番が無く、本人も役に立てなかった事をその後相当悔やんでいた。四次選考ではアノンを恐れて逃げ出そうとしたが、思い直してバロウを説得して戦場である「道」へ行く。その行動が(結果的に)植木の命を救う事になり、仲間内では密かに英雄扱いされている。
- 声を似顔絵に変えて壁等に貼り付けられる。似顔絵は動物の体内を含めたどのような面にでも貼り付けられ、敵を撹乱するのに役に立つ。また、似顔絵の色も自由に選ぶことが出来るため、壁などに同化させることも可能。
- 限定条件:似顔絵一枚につき、手足のどれか一本の指を曲げている間のみ持続し、最大20枚まで貼り付けられる。
- 『うえきの法則+』では、中学三年生。現在も孤児院「たいようの家」で子供達の面倒を見ているようだ。
カプーショチーム
ヒデヨシの担当神候補、ザックによって組織されたチーム。全員、ザックを神にしようとしている。二次選考前、ヒデヨシをチームに入れる為、たいようの家を破壊しようとしたが、植木とヒデヨシに倒される。マリリンチームとバロウチームには負けたものの(植木チーム戦はアノンの妨害で不戦勝)、グラノチームには勝っている事から考えて、2次選考前よりは強くなっていたのであろうと思われる。
- カプーショ(声優:浅川悠)
- 中一。カプーショチームのリーダー。長髪である。くどい性格で「勝負はつきについた」「喰らいに喰らえ」などやたらと言葉を繰り返す。ザック、マリオと共にたいようの家にいた子供達や森を拘束した。メンバーの中で唯一ヒデヨシに騙されず、彼の手足を凍らせて能力を封じた。レベル2の能力には植木も一度は氷付けにされたが、最後は旅人に閉じ込められ自分が氷付けになってしまった。『少年サンデー応募者全員サービス 聴くドラマCD うえきの法則 ~新たなる能力者の法則~』内のカルパッチョの携帯電話のデータによると、フルネームはカプーショ・コール(コオル?)らしい。
- 自分の声を冷凍ガスに変える能力
- 冷凍ガスは水が無くても凍る為、地面を凍らせたりと補助もやってのけた。
- レベル2:赤い冷凍ガスで凍らしたモノは、カプーショの攻撃に対してのみクッキー並に脆くなる超能力。
- ヒデヨシの能力と組み合わせれば、あらゆるところから冷凍ガスが発射可能になる為、ヒデヨシをチームに入れようとしていた。
- ニコ(声優:松風雅也)
- 中二。「土に潜れば最強」らしい。やたらと物事を「美しい」「美しく」と形容するナルシスト。ケンタロウを誘拐してウーゴと共に植木とヒデヨシを誘い出すが、地面に潜る間もなく植木に瞬殺される。その後復活して、たいようの家を破壊しようとするが、再び植木に瞬殺された。一日一回鏡に映った自分にウットリするのが趣味。
- 土であろうとダイヤであろうと時速300キロという脅威のスピードで掘り進むことができ、さらに移動中は無音。
- マリオ(声優:神谷浩史)
- 中三。やたら物事に横文字の派手な名称をつけるが、ことごとく無視される。たいようの家でヒデヨシを倒したが、駆けつけた植木の百鬼夜行で倒された。得意科目はイングリッシュ。
- 自分の体を巨大なビリヤード玉に変え、回転しながら突進が可能。手や足が無い状態でどうやって回るかは不明。
グラノチーム
三次選考で最初に植木チームと戦った。芸術家軍団だが、全員ズレた美的センスを持っている。1回戦で植木チームに全員の能力の限定条件を見破られた事や、ペコルがリタイアした事もあって、その後の戦いでは全敗してしまった。
- グラノ(声優:千葉一伸)
- 中三。常に笑顔だが本性は冷酷で、ペコルを単なる道具としか思っていない非道な性格である。プラモ知識が異常に豊富(いわゆるオタク)で、ヒデヨシの出す問題に全て正解したほど(然しどさくさにまぎれて出された「限定条件は何?」という問題にも答えてしまい、一気に不利な状況に)。ヒデヨシの嘘をまともに信じていた。身体的な特徴は、金髪で長い髪、糸目、暑苦しい格好である。模型をオブジェと言って、最高の芸術と称している。ヒデヨシに騙されて巨大フルーツに食われかけたものの逆に食べて脱出。その後ペコルと合流し、巨大ロボットを駆使して植木を苦しめるが、ペコルに裏切られ、植木に自身の光子砲で自爆させられロボを破壊される。最後の手段としてペコルが撮影して作った植木のオブジェを実物化させ植木を倒そうとするも、彼がオブジェの植木を操縦する為に叫んだ正義が植木の正義と全く違うものだった為、植木とオブジェのダブル攻撃で倒される(アニメでは「目の前の悪を倒せ」と命令したところ自分が攻撃されてしまった)。「~っしょ」が口癖。
- 『少年サンデー応募者全員サービス 聴くドラマCD うえきの法則 ~新たなる能力者の法則~』内のカルパッチョの携帯電話のデータによると、フルネームはグラノ・モケールらしい。
- オブジェ(模型)を実物に変える能力。
- 戦車、犬、マシンガン、ヘリコプター、さらには巨大ロボット(ちなみに名前は危険戦隊ザンパイザー)等も実物化できる。ロボットは神器での攻撃でも少ししか傷つかない強度を誇り、スピードも速い。さらに搭載してある光子砲は山をも消し飛ばす威力がある。ペコルの能力と合わせる事によって無限にオブジェ(模型)を実物に変えられる。
- レベル2:実物にした物の動かし方が分かる超能力
- 人間を操作する場合は、その人物の信じるもの(植木の場合は彼の正義)を叫ぶことで命令を下すことができる。
- 限定条件:実物に変えるオブジェ(模型)で1回遊ぶ。
- ペコル(声優:堀江由衣)
- 中一。心優しく気が弱い少年。いじめに会っている友人のメープル(声優:おかなつこ)を助けられなかった為絶交され、強くなりたいと思っていた。それをグラノ達に漬け込まれ、その能力を利用されていたが。植木との出会いで本当の強さを知る。植木チームとの対戦終了後、自らチームから離脱。
- 写真(正確には被写体)を模型(オブジェ)に変える能力
- グラノのオブジェを写真にとって大量に保管し、随時オブジェに変えて彼に渡していた。ペコル自体は単純に模型が好きだったからこの能力を選んでいた。単体の能力としてはおそらく作中最弱。
- ギタール(声優:伊藤健太郎)
- 中三。見た目や名前の通りギターを弾くのかと思いきや、ギターケースに入っているのはカラオケマイク。相棒(マイフレンド)と呼ぶマイクでカラオケロックを歌う。(植木と戦いでは、第3章まで熱唱した。)カラオケには自分の曲を選ぶのに必死で自分の歌を聞いてもらえなかったり拍手機能があるため、一人で行くのが好きらしい。ペコルに対して辛く当たっていた。三次選考で植木に能力を見破られ、敗北。カラオケをこの世で最も芸術的(アーティスティック)な音楽だと思っている。「ベイベー!」が口癖で、
- バリアの強度は凄まじく、神器による攻撃を悉く防いでいた。なお、百鬼夜行を受け止めた際、普通なら後ろに吹っ飛ぶところを微動だにしていなかったことから、バリアは攻撃のダメージだけでなくその衝撃さえも完璧に防ぎきっていることがわかる。
- レベル2:バリアに変えた服の内側から衝撃波を出す超能力
- ギタールは自分の能力を歌声を衝撃波に変える能力と嘘をついていた。
- 限定条件:1人の服だけしかバリアには変えられない。更にレベル2の限定条件は、衝撃波は服の内側にしか出せない。
- その為、相手の服を一度バリアに変えてから能力を出していた。
- ムーニン(声優:古川登志夫)
- 中二。五・七・五の口調で話す。パステロとコンビを組んでいる。仲間にしか自分のセンスを理解してもらえないらしい。ダジャレを最高のポエムと思っている。漫画ではたまに普通に喋っていたが、アニメでは心の声でも五・七・五で喋っていた。
- ダジャレを現実に変える能力(例:ブタがぶった)
- 限定条件:対象者を笑わせる。
- 自分に対して能力を使う際には自分が笑う(例:わたくしはタクシー)
- パステロ(声優:桜井敏治)
- 中二。大柄だが、性格は子供っぽい。巨大な絵筆を背負っていて、「ラッキーパープル」「しょんぼりブルー」等自分の感情を色に例える。ぬり絵を最高の絵画だと思っている。
- ぬり絵をワープトンネルに変える能力。
- ワープトンネルに筆を通して相手をくすぐって、ムーニンの能力の限定条件である「笑わせる」をクリアさせ、ムーニンと強いコンビを誇っていたが、佐野と鈴子に敗れ去る。また、ワープトンネルは移動するため回避不能。
マリリンチーム
政情が不安定だった国で育った幼馴染同士のチームである為、絆が非常に深い。又、幼少より厳しい訓練を受けてきた為、能力抜きでも高い戦闘力を持つ、カプーショチームを五分足らずで倒した実力者達。皆、戦う事に快感を覚える。自分の役目を果たしてこそチーム。これがチームのモットーだった。然し、植木チームと戦った後、仲間を守る為に戦うという大切さを学んだのであった。ちなみに、このチームのメンバーは全員中二である。
- マリリン・キャリー(声優:雪野五月)
- 実家は大富豪の御嬢様。一人称は「私(わたくし)」。軍人の家に育ったが、父の事業の成功により戦後大富豪となり、戦争で家族を失ったメモリー達四人を召使いとして雇っていた。いつも笑顔で口調も丁寧だが、戦闘では情け容赦の無い攻撃を行う。戦うという事に、生きる事の充実感を見出している。だがそれは、自分が強くなれば帰ってくると信じていた親しかった父の友人達が結局生きて戻らなかったという事実が、彼女の心に深いトラウマを残していた事に起因する。本来の彼女は優しい性格で、戦いが大嫌いだったが、彼らとの約束を信じて強くなるため戦争が終わって1年が経っても修行を続け、戦う事に自身の存在意義を見出すことで、十年間も彼らの死の事実から目を背けていた。徹底的に戦闘マニュアルを体に叩き込んでいる。女性だが、佐野、森、ヒデヨシを一瞬で倒す等、その実力は作中でも屈指。植木耕助と戦い、互いの想いを少なからず通わせた。然し、過去を思い出し、自ら能力を暴走させ、レベル2の制限時間を使いきり敗北した。仲間達にも自分の無駄だった十年間に付き合わせてしまったことに心の底で罪悪感を覚えていたが、敗北後、メモリー達の言葉で絆の大切さを取り戻した。趣味はドレス集め。
- 一秒を十秒に変える能力
- その為、相手の10倍のスピードで行動することができる。
- レベル2:1日にマリリンの時間で10分(現実時間で1分)だけ自分の身体能力を2倍にする超能力
- 限定条件:はっきりとした限定条件は分からないが、能力を使っている間は武器を使えないらしい。又、レベル2の能力を10分間使い切ってしまうと、体中の全エネルギーを失い、気絶してしまう。
- マシュー(声優:三木眞一郎)
- 銃器の扱いを得意とする。語尾にハートマークをつけることが多い。右目に眼帯をしているが、本当に失明しているわけではなく、狙撃時のゴーグルもしくはレーダーの役割を果たしているようだ。強い者と戦う事に快感を見いだす戦闘狂。能力を生かした圧倒的火力で佐野を苦しめ、佐野の能力を「クズだ」と嘲っていたが、最後はレベル2に覚醒した佐野の頭脳・戦略に差をつけられ破れる。倒れてしまった後、仲間であるマリリンが笑っていてくれたから今まで頑張ってこれた事、マリリンを無意識のうちに心の支えにしている事に気づく。始めのうちは、仲間の為に戦うという植木チームの方針を馬鹿にしていたが、その大切さに自ら気付く。実はマリリンの抱える心の闇に気付いていたが、どうすることもできなかったことを悔いていた。趣味はナンパで女好き。
- 腕を六本腕に変える能力
- バロン(声優:銀河万丈、幼少期:洞内愛)
- ナイフと挌闘を得意とする大柄な男。寡黙で冷静沈着だが、素直すぎるのか思い違いや勘違いをしてしまう事も多い。どんな相手の頼みも(敵でも)聞いてしまい、勝手に騙されて「はかったなぁぁぁぁぁああ!」と叫ぶ。接続詞を抜いた「バロン、○○○~」という口調で話す。マリリンの為に戦う事こそが自分の運命だと思っている。単身でマリリン達を足止めに来た植木の相手をし、武器と体術を組み合わせた戦いで植木を圧倒するが、その戦法を植木に真似され惜敗。
- 自分の位置をナイフの位置に変える能力
- よって、ナイフを投げた場所に瞬間移動できる。カルパッチョの能力とは異なり、ナイフの位置に自分がワープするため、攻撃をワープしてかわした後すぐさま反撃に転じることができ、ナイフ使いであるバロンの高い格闘能力を如何なく発揮できる。
- レベル2:瞬間移動した位置から1m以内にいる者全ての足を地に吸いつける超能力(自分も例外ではない)。
- メモリー(声優:茅原実里)
- データ分析や作戦立案を得意とする。常に冷静で臨機応変な指示を出せるマリリンチームの参謀兼司令塔、だが小言が多い。軽い性格のマシューとよく衝突する。基本的に後方支援の役が多いが、一般人よりは遥かに戦闘力は高い。森の能力の最初の犠牲者となり敗れる。マリリンの心情を理解しており、植木T戦に敗れる前までは彼女の事を「マリリン様」と呼んでいたが、敗れた後は昔のように「マリリン」と呼ぶようになった。
- 設計図を完成品に変える能力
- 限定条件:材料(設計図のものを完成させる為に必要な)が揃っている
- プティング(声優:福原香織)
- 爆弾や煙幕等の扱いを得意とする。メモリーの罠の材料やマシューの武器などを四次元空間に保管しているチームの連携の要。温厚な性格で、いつも「いいじゃないですか。いいじゃないですか。」と言って仲間をなだめている。佐野とヒデヨシの仕掛けた作戦に嵌り、味方のメモリーの罠にかかって倒された。尚、漫画版では登場時はメモリーと同じくらいだった身長が、最終的にはその半分に縮んでいる。趣味は写経。
- メモリーの能力に必要な材料をしまっておくことができる。
バロウチーム
天界人のみで構成されたチーム。全員、植木やロベルトと同様の新天界人(ネオ)である。「四次選考でアノン以外を潰せ」という命令を受けていたがアノンに裏切られ、植木チームと共闘してアノンと戦った。 マーガレットによって組織された、ロベルト十団の上に位置する(アノンの)側近の者達である。
- バロウ・エシャロット(声優:河原木志穂)
- 中一。八つ星天界人。画家の義母に育てられ、本人も絵を描くのが好き。自分が本当の息子ではないことに自覚していたため神器が使え、五年前のある日強盗と間違えて義母を鉄で傷つけ、声と音を奪ってしまう(=寝たきり)。その後、償いのために尽力していたが、心を閉ざした母親はバロウの描いた母親の絵をゴミ箱に捨てるなど、完全に否定され続けた。その事から自分が天界人である事を呪い、神器を消し、人間になり母親とまた幸せに暮らしたいと願っていた。「何よりも大切なのは目的を達成する事」を己の信条としており、勝利の為なら仲間を傷つける事も厭わない。アノンを倒して全てを救おうとする植木を「薄っぺらい正義」と切り捨てた。植木の百鬼夜行で現実化した過去像を攻撃され敗北。四次選考でアノンに裏切られた時絶望のあまり何も出来なかったが、ヒデヨシの言葉に救われた。ヒデヨシと共に電光石火で「道」へ向かい、その行動が間接的に植木の命を救うことになった。好きな言葉は「お母さん」(アニメ参照)
- 過去の映像を現実に変える能力
- 神器は能力と一体化した「デジャビュする神器」(ただし実際に過去にあった事なので厳密にはデジャビュでは無い)。原作では神器は空の模様だった。現実化できるのはバロウとバロウの放った攻撃に限るらしい。(但しあくまで佐野の推測)
- 現在の時間帯に実体化させた過去の自分がダメージを受けると、タイムパラドックスにより現在の自分もダメージを受ける為、本人と一体化している快刀乱麻、百鬼夜行、波花は使いづらい。
- 限定条件:定かではないが、『自分と自分の放った技に限る』というものらしい。
- バン・ディクート(声優:竹本英史、神器:三輪勝恵)
- 中二。緑色のリーゼントヘアーが特徴の不良。何事も全力(マックス)でやらないと気が済まない。見た目や言動は凶悪だが、可愛いものに弱く、生物化した自分の神器にのろけていた。動物を攻撃できない鈴子を一方的に痛めつけたが、「雑魚」と言ってしまったが為に(本人は全力を出せない鈴子に対しての叱咤、激励のつもりであったが・・・)、激怒した彼女に連続ビンタで叩きのめされてしまう。すぐに気絶から覚醒するも、バロウに「手負いの彼がまた試合に出ると不利になる」と再び気絶させられてしまった。それでもアニメでは気絶したバロウを真っ先に助け起こしていた。四次選考でアノンの裏切りに怒り、ディエゴスターと共に佐野、鈴子と共闘したが、アノンの鉄から鈴子を庇って倒された。好きな言葉は「喧嘩上等」(アニメ参照)。ディエゴと共に能力を使うことであわせ技「生きた見えない神器」を使うことが可能。
- 無生物を生物に変える能力。
- 神器は能力と一体化した「生きた神器」。健気で主人に忠実な性格だが、キレた鈴子に叩きのめされた。
- 生きているため、百鬼夜行等は相手を追跡するものとなった。
- ディエゴスター(声優:大川透)
- 中三。坊主スタイルの六つ星天界人。一人称は「私」。「知恵と力を兼ね備えた者だけが真の"漢(おとこ)"となる」と語る。佐野に気絶させられるが、執念で勝ちをもぎ取った。老け顔は気にしているらしく、オッサン呼ばわりされると怒る。自分たちを裏切ったアノンに「漢ではない」と怒り、バンと共に佐野、鈴子と共闘したが、アノンの鉄から佐野(アニメでは鈴子)を庇って倒された。好きな言葉は「漢」(アニメ参照)。バンと共に能力を使うことで合わせ技「生きた見えない神器」を使うことが可能。
- キルノートン(声優:千葉進歩)
- 中二。六つ星天界人。何事も前もって策を用意する、IQ179を誇る天才。しかしバカ。つけている眼鏡の名前はビアンカ。三次選考では森にメガネ好きにされてしまい、低レベルな心理戦の末に倒される。
- ロベルトの様に神器を使うことこそ無かった物の、自分が天界人だと知っていたため孤独だった幼少時代、「計算の才」を利用して友人を得て生きてきたが、そのため計算の上でのみ成り立つ友情しか作れなかった。四次選考でアノンに裏切られた際も自身の計算で成り立ってきた今までの生き方から「100%勝ち目のない戦いはバカのする事」と一人離脱しようとした。だが本心では自分と同じ様な立場であり、本当の許しあえる友だったバンとディエゴスターの力になりたく、戦場から逃げようとする自分を、洗脳して無理矢理にでも二人のもとへ連れて行って貰う為、森の前に現れた。然しその時短絡的に「ボクをメガネ好きにしてください」という頼み方をしたため森に変態扱いされ、さらに結局眼鏡好きにしてもらいバン、ディエゴのもとに駆けつけたものの技を出す間もなくアノンに瞬殺されるなど、ロクな扱いを受けていない(ちなみにアニメでは彼は眼鏡好きにされていない)。原作最終回や+のおまけなどの様子を見る限り、森の能力は消えてもなぜかメガネ好きは解けていないようだ。
- ネット上では、そのバカっぷりに「ノートン先生」という愛称がつけられている。口癖は「予定通り」「予定内(アニメで予定内は全て「想定内」に変更。これは恐らく堀江貴文がニッポン放送を買収しようとした際に連発した言葉、「想定の範囲内」に影響されたと思われる)。好きな言葉は「予習復習」(アニメ参照)。
- 能力を使う間もなく森とアノンに負け、そのまま連載終了してしまった為、能力は不明
- バン、ディエゴスター、キルノートンの能力を合わせると「無敵の合体神器」になるらしいが、使う前にキルノートンがやられた為、詳細は不明。 さらにアノンにはそれを使っても「ボクは倒せない」と言うような発言をされている(漫画参照)。
ロベルト十団
- ロベルト・ハイドン(声優:斎賀みつき)
- 中二。最強の能力者と謳われる金髪碧眼の少年。特徴としては、頭に包帯を巻いている。非情の性格、悪役の割に人気が高い。植木と同様、この戦いの為に堕とされた天界人。そしてその為に運命を狂わされた天界人の一人でもある。堕とされた際に植木より多少年上であった為(当時植木は0歳、彼は2歳だった)、自分が天界人である自覚があり、鉄程度の神器が使えた。幼少には、幾つかの里親や、孤児院のもとを転々としていた。また、神器などの人間とは違う能力を持っているが為に、周りの人間に恐れられてしまい、周りの子供、ついにはその親にまでも、差別され、虐められていた。しかしそのときは差別から守ってくれる友達の存在に支えられていた。しかし、その友達でさえも本心ではロベルトが人間でないことに差別的感情を抱いており、それらの信じていた友達にパン泥棒の濡れ衣を着せられてしまった。挙句の果てに、頼りにしていた孤児院の院長に、「前の里親から多額の寄付金を受け取る代わりに仕方なくロベルトを引き取って、ロベルトを他の所に送ることのできる口実、機会を窺っていた(もし普通に送り出せば寄付金をもとの里親に返さねばいけなくなる為)」、という残酷な事実を言い渡された上、「お前はバケモノだ」とはっきり明言されたことで、多大なショックを受け、極度の人間不信に陥ってしまった(この際、その町の結構な部分を破壊している)。そのことにより、天界及び人間界を消滅させる事を目論んでいた(十団に対しては世界の「秩序」を消滅させ、新しい世界を作ると言っていた)。天界人としてのレベルは最高の十ツ星で、神器は亞神器である天地創造以外は全て使う事が出来る。また、レベル2をバトル開始直後から使えた事からも彼の天才ぶりがわかる。
- 初めて植木と戦った際、地獄に落ちる小林の道連れにされたが脱出、その後ロベルト十団を率いて植木の前に立ちはだかる。ドグラマンションでの植木との戦いの中、落ちてきた瓦礫から庇われたり、鈴子と佐野による植木を守ろうとする行動を目撃した時以来、自分の行動に疑問を持ち始めるが、そのためマーガレットに見限られ、アノンに体を乗っ取られてしまう。その後植木と森によりアノンから助け出され、植木とも完全に打ち解け、和解した。そのとき本人は今までの行いを植木に対し詫びていた。最終話にて鈴子に雑魚(本人に全くもって悪気はない)と言ってしまい、全治一ヶ月の怪我を負ってしまった(植木たちはその出来事を「血の惨劇事件」と呼んでいる)為に、その後、眼鏡でおさげの女の子恐怖症になってしまった。
- 後述の通り能力を使った結果寿命が短くなっていたが、前・神様の手によってある程度元に戻してもらうことができた。
- 理想を現実に変える能力。
- 人間を含む生物を除いた、道具や物体にそれぞれの持つ機能の範囲で、理想的な能力を付属することが可能。使う度に寿命が1年減る。
- レベル2:理想化したモノに触れたモノの重力を変える能力。重くする時は赤く、軽くする時は青くなる。
- 初めて植木と戦った際は、能力で作った重力を操るシャボン玉で攻撃していた。
- 神器は能力と一体化した「理想的な神器」。
- 限定条件:自分の寿命を1年消費する。
- カール・P・アッチョ(カルパッチョ)(声優:高木渉)
- 中三。ロベルト十団の参謀司令官。女好きで趣味はレース編み。十団メンバーの補充などを担当する。卑怯で残忍な手ばかり使い、植木や佐野を騙し、苦しめた。持っている能力も反則的なもの。だがカルパッチョ自身の戦闘センスは微妙な物で、十団の能力を使いこなせているとは言い難かった。佐野と植木の勝負をうやむやにし、自身が植木と戦うが、最後は植木のアッパーでKOされる。「だべ」が口癖。うえきの法則+3巻のオマケ漫画で自分の名前について相談している。
- 他人の能力を自分の能力に変える能力。アニメでは「他人の能力をコピーする能力」に言い換えられていた。それによって手に入れた能力は以下の通り。
- 相手の思考を電子メールに変える能力
- その為、最後に触れた者の思考が読める。
- 限定条件:相手に触れる。
- 自分の位置と相手の位置を逆の位置に変える能力
- 要は、相手と自分の立ち位置を瞬時に入れ替えることが可能。
- (その他、十団の能力)
- 限定条件:コピーする対象能力者の半径10メートル以内に24時間いること。
- 他人の能力を自分の能力に変える能力。アニメでは「他人の能力をコピーする能力」に言い換えられていた。それによって手に入れた能力は以下の通り。
ロベルト十団 団員
メンバーは入れ替え制。十団を倒した能力者が入団資格を得る。内紛などで欠員が出た場合はカルパッチョがスカウトし、補充する。当初は「十団同士の戦闘はタブー」と言う規則ゆえに大人しくしていると思われたが、意外にアットホームな集団で、リタイアしてからは気が小さくなる者もでてきた。
- アレッシオ・ユリアーノ(声優:成田剣)
- 中三。ロベルト十団入りした植木を快く思わず何かにつけ植木に嫌がらせをする。プライドは高いが、ロベルトに「十団最弱」と言われている。初対面時から植木と対立し、そのことからロベルトに植木の躾け係を任されるが、その直後の任務で植木に本当の目的を知らされ、最初のターゲットにされた。素手でも植木を圧倒する実力があり、植木に「ロベルトに忠誠を誓え」と迫った。しかし最後は天界人として覚醒した植木の鉄に吹き飛ばされてリタイア。後にドンと共にマルコのマグマに襲われた時に植木に助けられる。外伝でも新入りの佐野とノマールに絡んでいた。夢はメガネ屋さん。
- 小さい鎌を作り、相手の足を刺して拘束することもできる。
- 鬼(おに)(声優:大塚周夫)
- 鬼が島学園中二。本名は不明。外国人らしい。一人称は「拙者」。寡黙そうだが意外と天然ボケな性格をしている。体は衝撃を吸収する鎖帷子で覆われており、大砲だろうと傷一つ付かない。治療中の植木達を明神とベッキーと襲い、鈴子を倒したが、復活した植木の快刀乱麻で倒される。本編ではほとんど見せ場も無くリタイアしたが番外編にはよく登場する(作者の一番気に入っているキャラのようだ)。意外とピュアボーイらしい。
- カムイ=ロッソ(白影)(しろかげ)(声優:櫻井浩美)
- 中二。黒影を入団させた。他人を玩具の様にしか見ていない。掟を破った黒影を気絶させたが、直後に植木に倒された。
- ロケットエンジン搭載。口から鉄球を連射する「白影砲」が使える。
- 黒木影男(黒影)(くろきかげお、くろかげ)(声優:織田優成)
- 闇雲中学三年。バスケ部のキャプテンだったが、チームメイトを庇って相手チームと暴力沙汰を起こし(最初に喧嘩を売ってチームメートに大怪我を負わせたのは相手チーム)、全国大会出場を取り消されてしまう。報われない正義に失望し、十団入りする。戦いの中で植木に感化されるが、カムイに気絶させられ、リタイア。後にバスケ部に復帰して、元気に活動する姿の写真を弟が植木に送っていた。
- クレイマンは自由に形を変えられ、巨大なクレイマンも作れる。
- 限定条件:粘土人形(クレイマン)には触れられない。尚、術者がクレイマンに触れた場合は影に戻ってしまう(カール・P・アッチョが能力を使った際に発覚)。
- ドン(声優:石井康嗣)
- 中三。力自慢の男。アレッシオと共に植木に嫌がらせをしていた。持ち才は少ないもののパワー系の才ばかりを持つ(アニメでは持ち才数が多い)。そのパワーでロベルトを優勝に導くと豪語する。素手で岩をも砕く豪腕で、一度は植木を簡単に倒したが、覚醒臓器で修行した植木に再戦して敗れる。夢は筋肉と友達になること。テンコによると天界人で言うと4ッ星クラスらしい。
- ドンによって威力が調節されている。30%の時は拳に装着される形になるが、100%の時は全身を覆うロケットの形になる。なおカルパッチョがこの能力を使った際は全て背中にロケットをつける形になっていた。
- ベッキー・ウォルフ(声優:小林由美子)
- ウエスタン学園二年。一人称は「ウチ」。性別が分かりにくいが女らしい。背が低く、子供扱いされるのを嫌がる。明神と組んでテンコを倒したが、復活した植木の唯我独尊で倒される。夢は(今月中に)一流スーパーモデルになること。「~です」が口癖。
- マルコ・マルディーニ(声優:速水奨)
- 中三。十団の料理人。一人称は「ワタシ」。料理に対して異常なまでの情熱を持っており、普段は落ち着いた感じだが、自分の料理を粗末にされると豹変してしまう。自分の作ったスープを粗末に扱った植木を相当憎んでいた。また仲間に対して極端に冷たく、植木と戦った際、能力を失って遭難していたアレッシオとドンを植木諸共始末しようとした為、鈴子の裏切りを招く。鈴子のロベルトへの思いを利用し、仲間割れを起こしたところを騙し討ちにしようとしたが、植木に見抜かれ唯我独尊で倒される。イタリアンシェフのようだが、夢は意外にも日本一の寿司職人。本編では悪役だが、鬼と同じく番外編ではよくネタにされている。
- マグマを冷やして固めた奥義イグニアス・ロックを操る。
- 明神太郎(みょうじんたろう)(声優:山口眞弓)
- 邪馬台中学一年。一人称は「オイラ」。植木を十団に勧誘しに来た少年。刈り上げで吊りパン、まるほっぺ、糸目、素足なのが特徴。いつもニコニコしているが、本性は残虐、その上腹黒い(鈴子の髪を切られた姿を見て嘲笑う、テンコと鈴子を人質にとるなどのことからもこのことは容易に推測できる)。実力は十団でも最強クラスで、天界人レベルで言うと八ツ星レベル。佐野をライバル視していた(が、佐野はあまり相手にしていない)。本来能力者は一人一個ずつしか能力を持てないが、明神は二人の神候補から一つずつ能力を貰い、二つの能力を得ている。そのため、人数合わせをする為に別の姿に変装して二人分登録している。治療中の植木をベッキーと鬼と共に襲い鈴子とテンコを倒したが、耕助との死闘の末に鉄と唯我独尊のコンボ攻撃により無残に
敗れる。敗因は植木曰く、「能力の実践不足」(明神はルール違反の発覚を防ぐ為、実戦での「メンコを鋸に変える能力」の使用経験が無かった)。「~ッス」が口癖。
-
- 口笛を吹いたところから発される。威力は重力が加わった鉄を相殺できるほど。
- 丸ノコは何かにぶつかって止まるまで相手を追尾し続ける。明神は丸ノコを避けるために植木がジャンプした瞬間をレーザーで狙い撃ちするというコンボを使い、植木を苦しめた。
- 多治海四郎
- 2つの能力を得る為に明神が変装した架空人物
- ノマール・カルライン(声優:清水愛)
- 漫画では「少年サンデー超(スーパー)」の読み切り作品にのみ登場。気の弱い性格で、勇気を持てるようになる為十団入りしたが…
- この能力で何処かへ飛んでいったしまった。
- カバラ(声優:杉山紀彰)
- 中二。カルパッチョに勧誘された十団の新メンバー。ナイフ投げを得意とし、裏の世界では有名な殺し屋らしい。登場時はクールな雰囲気だったが、非能力者の森あいと引き分けその際髪がほとんど吹き飛び、その後剃って禿げ頭に、更に鈴子に敗北してネコに食われてリタイアするなどある意味作中で一番悲惨な扱いを受けたキャラ。的を見るとつい狙ってしまう癖がある。アニメではナイフ→パチンコ玉指弾、殺し屋→ハンターに変更。
- ユンパオ(声優:矢島晶子)
- 中二。カルパッチョに勧誘された十団の新メンバー。甘いものが大好きな食いしん坊。太った見かけによらず動きは素早い。甘いものをくれるという条件で十団に入団してきた。ドグラマンション一回戦で植木と戦い、限定条件を見抜かれ百鬼夜行で倒される。なお、植木は相手が能力を使っている間目を見開いている事には気付いていたが、テンコに言われるまでそれが限定条件だとは気付かなかった(その一因に、テンコが限定条件は砂糖を電気に戻す時にするポーズが関係していると言った事にある)。この能力を選んだ理由は「おいしそうだったから」。
- 電気を一度砂糖に変え、相手に振りまいてから再び電気に戻して攻撃するという戦法を取っていた。
- その為、大きな蓄電器を背負って戦っていた。
その他の能力者
- 李崩(りほう)(声優:子安武人)
- 中三。一人称は「私」。語尾に「ある」を付ける喋り方をする。最強の格闘家だった養父に憧れ、強さを追い求める男。修行の為に参戦、一切能力を使わない事を信念とし、能力なしでも天界人以上の戦闘能力を身に着けている。植木と一度戦ったが、岩窟王を止められ敗北を認めて去る。後半戦にまで残り、アノン同様単身で参戦、四次選考へのシード権を得ていた。マリリン戦の前日、植木と戦い天界力をコントロールし、身体を強化する方法を教えた。四次選考では真っ先にアノンと戦い、追い詰められながらも決して信念を曲げずに能力も天界力も使わず敗れる。その信念の強さにはアノンも感心していた。
- 岩盤をもたやすく砕くという「秘拳・岩窟王」という技を持つ。(アニメでは「真・岩窟王」という技も登場。)
- 如意棒のような能力だと思われるが、実際にこの能力を使ったシーンは一度も出てこない。(ガンジの想像で一度登場したのみ。)
- 平丸男(たいら まるお)(声優:三宅健太)
- 隣野中学二年。邪魔なものが嫌いで、世の中を自分の思い通りにする為支配の才を求める悪人。勝つためなら卑怯な手も平気で使う。佐野曰く能力者の中でも上位の方だったらしいが、植木に最初に倒される。
- うがいをすることで威力が上がる。また、炎を凝縮することで燃やすことよりも破壊力を重視した「炎弾」が撃てる。
- 限定条件:口に含んだ水
- 足立駿夫(あだち はやお)(声優:高城元気)
- 水無月中学二年。陸上部で落ちこぼれ扱いされていた為、走りの才を求めていた。走りの才を持っていた植木に対し、屈折した感情を持っていた。植木に敗れた後、アニメではすぐに改心したが原作では翌日植木を呼び出して走りの才を失わせようと試みた。
- 山田八十吉(やまだ やそきち)(声優:市来光弘)
- 土津木中学三年。空白の才を盗みの才にし大泥棒になると言っていた。佐野を狙いに来たが、自分の能力を言う間もなく植木に倒された。
- 石を??に変える能力
- B・J(馬場淳一)(ビー・ジェー、ばば じゅんいち)(声優:谷山紀章)
- 岩永中学二年。ヒップホッパーで、植木と気が合った。植木のことを「ブラザー」と呼ぶ。自分をロベルトと偽って、相手が驚いた隙に攻撃して勝利をしていた。植木との戦いの際でもハッタリでロベルトの名を騙ったが、その当時植木はまだロベルトの事を知らなかった為通じなかった。原作では植木に敗れた後も性懲りもなくウソをついていたが、アニメでは植木の説得されウソをつくのをやめた。後にロベルトにボロボロにされ、能力を失うが、その後もしばしば植木にアドバイスをくれる。原作では白影戦以降登場していないが、ドラマCDではレギュラーの扱いを受けている。
- ボーロ・T(声優:加瀬康之)
- 浜の中学二年、留学生。口癖は「~じゃん」で、裁縫が得意。アニメでは空白の才を使ってこの世を思いのままにすると言っていたが、植木の頭突きでKOされた。
- 鬼山紋次郎(おにやま もんじろう)(声優:小西克幸)
- 土井仲中学三年。乙女座O型。通称「鬼紋」。過疎の生まれ故郷を救う為、村おこしの才を求めた。「正々堂々」が信条で、不意打ちを好まず、倒した相手の治療をする。植木に負けた後、植木に打倒黒影の特訓をつけた。人の名前を略する癖があり「だりぃ」が口癖。
- 蹴りの強さによって鉄球の大きさも変わる。トゲつきの鉄球も作ることが可能。
- 限定条件:蹴った土
- 神楽(かぐら)(声優:堂岡孝行)
- 舞野中学二年。ロベルト十団のアジトを見つけたが、鬼にあっけなく倒された。
- 木の葉を刃に変える能力
神候補
天界人の中から神によって選ばれた者たち(ただし居酒屋で飲んでいたコバセンを誘うなど選考理由はいまいち不明)。担当した中学生が優勝した神候補が、次の神になる事になっている。その為どの神候補も(一部を除き)自分の担当する中学生を優勝させようと躍起になる為、その行動は厳しく制約される。例えば、神候補が戦いを直接サポートしたり、1人の神候補が2つ以上の能力を与えたりしてはならず、これに違反すると地獄(此処でいう地獄は刑務所や鑑別所のようなもの)に落とされる。植木がロベルト十団に入ってからは余り登場しなくなった。
- 小林先生(コバセン)(こばやし)(声優:森功至)
- 12月25日生まれのB型。32歳、火野国中学の教師。通称コバセン。植木に能力を与える。がさつで豪快な性格だが、本当の正義を貫く者を求めていた。幼いころ、ビルの屋上から落ちた植木を助け、憧れの対象にされていたが小林本人は気づいていなかった。ある雪の日、捨てられた子犬を一人で暖め続けていた植木を見て、「このバカの正義を見てみたい」と思い、中学での再会後植木に能力を与え、その正義を見定めていた(無理難題を吹っかけて試すような真似をした事には後ろめたさがあったのか、地獄落ちの際に植木にその事を詫びていた)。その後植木とロベルトの戦いの際に、高所から落とされた植木をかつてと同じように受け止め、「こんなバトルやめちまえ。お前の好きなように生きろ、お前の人生だ!」と言い残し、ロベルトを道連れに地獄ヘ落ちる。その後もテンコを植木の元に向かわせたり、地獄に居ながらも植木達の手助けをしていた。その後、森あいの担当となる。『少年よ、正義を抱け』という言葉を生徒によく言っている(『少年よ大志を抱け』からの造語)。
- 犬丸(ワンコ)(いぬまる)(声優:石田彰)
- 1月5日生まれのA型。28歳、佐野の担当でコバセンの後輩。理知的だが小林には振り回されてばかりいる。当初は佐野のことを「ハチマキ君」、とよんでいた。カルパッチョにより天界の吸血生物「デス・ペンタゴン(普段は五角形の黒子の形をしており、生物の血を残らず吸い取るという凶悪生物。カルパッチョがマーガレットに頼まれ仕入れた。カルパッチョの合図で犬丸の血を吸い始めるように麻酔がかけられていた)」を取り付けられ佐野に対する脅迫材料にされていた(この間犬丸は自分が人質にされていることを知らなかった)。植木と佐野の戦いの後でそれを知った犬丸は、佐野を助ける為、森に能力を与え(二人以上の人間に能力を与える事はバトルにおける最上級のルール違反になっていた)自ら地獄に落ちた。その後特例により佐野の担当は継続。地獄でも相変わらず小林にイジメ(イジ)られていた。特技は林檎を素手で割る(切る?)事。優勝した植木チームの全員一致の選択により、次の神に選ばれた。
- 淀川(よっちゃん)(よどがわ)(声優:鳥海勝美)
- 六ツ星天界人。座右の銘は「平々凡々」の冴えない男。小林の後を受け継いで植木の担当になる。然し当の本人はマーガレットが神になった際に補佐に就く密約を交わしており、植木にはとっとと負けて欲しいと思っていた。然し植木がなかなか負けない為マーガレットに見放されてしまう。結果的に植木に助けられ、本当の意味で協力するようになる。だがその後も地獄の看守をワイロ(植木達が3次選考第一試合で手に入れた神様ブロマイド)で買収する等、セコイ性格は変わっていない。“神”ではなく、あくまで神“補佐”になるのが夢とのこと。
- ネロ(声優:中田譲治)
- ヒデヨシの担当。たいようの家で子供達の世話をしていた。人間界に来たのは人助けをする為だったが、天界人は人間界に長期滞在してはいけないというルールがあった為、そのルールが適用されない神候補となった。その為神の座にはまったく興味が無かった。ヒデヨシを庇い能力者を倒してしまった為地獄へ落ちる。
- マーガレット(声優:池田秀一)
- ロベルトの担当。金髪で糸目。ロベルトの父親。何かの事情でアノンの父親に体を食われてしまう。
- ザック(声優:市川治)
- ネロの後を受け継いだヒデヨシの新しい担当神候補。ヤクザとつるんでいた為ヒデヨシから嫌われていた。カプーショチームにヒデヨシを入れる為、たいようの家を破壊しようとしたが失敗、ヒデヨシにヒドイ目に合わされた。
- ガンジ(声優:今井昭暢)
- 李崩の担当神候補。高齢の老人。台詞は無いが天界にも来ていた。
- ミケ
- 鈴子の担当神候補。最初からマーガレットの部下で、鈴子を十団に入れる為に能力を与える。ドラマCD『「うえきの法則」The Law Of Drama !「容疑者・植木耕助の法則」』で死亡する。
- ラファティ(声優:小桜エツ子)
- 平丸男の担当。バレはしまいと、能力に用いる水の補給を手伝い、更に佐野に金縛りのような物をかけ、戦いをサポートした為、平のリタイア直後地獄に落ちる。
その他の天界人
- 神様(声優:小杉十郎太)
- 十ッ星天界人。豪放磊落で女好きの55歳。「次の時代は若いもんが作るべきだ」と、次の神の選抜を中学生同士の戦いで決める事にした。一見するとずさんに見えるバトルのルールは、実は全て地獄人に対抗する為の仕掛けだった。歴代の神の中で一、二を争う知略家と言われるが一番のお調子者とも言われる。25年前若いころの植木春子と人間界で出会い、未来の大切さを知り、過去に囚われる守人の一族を変えようとしていた。三次選考終了後、マーガレットの野望を止める為彼と激闘を繰り広げるが、アノンに不意打ちされて瀕死の重傷を負い、取り込まれてしまった。後にマーガレットの治療獣で一命を取り留める。マーガレットが結局本名を明かさずに去ってしまったことに少し寂しげだった。奇抜なファンキーファッションは彼の魂(ソウル)そのものらしい。
- パグ(声優:辻谷耕史)
- 植木の実父。ロベルトやマーガレットに並ぶ天才(自称)。天界人が人間に比べ基礎能力が優れている事に目をつけ、マーガレットと共謀し、将来の神の選抜に備えて自らの子供を人間界に堕とすが、何故か自身は神候補に選ばれなかった。エリート街道から失脚し、堕落した人生を送っていたが、実の息子植木と出会い、レベル2になる方法を教えた。植木に対して自分が父親であるという事を伝えようとしたが、植木の「本当の父親も養父も自分にとっては本物」という言葉を聞き、いまさら父親面してどうすると考えた為、それを伝えずに去っていった。
- 神の遣い(神補佐)(声優:沢村真希)
- 笠をかぶってスーツを着ている。背は低いが優秀。能力者達に神からの御知らせを伝える為に世界を駆け巡る。また、ルール違反の取締りもしているのか、試合外で戦っていた植木と李崩を失格にしようとした(が、李崩に記憶を失うつぼを叩かれ、その場で気絶してしまう。)
その他の人物
- 鈴木桜(すずき さくら)(声優:江川央生)
- かなりの強面であるため、火野国中学最恐の男と恐れられていた。だが本人は道場の師匠(声優:藤本譲)から教えられた「本当の強さ」を知る為、人を殴るのをやめていた。
- 黒岩(くろいわ)(声優:野島裕史)
- 「黒岩ニコニコクリニック」の院長。ニコニコしているが、病人を笑いながら踏む等、冷酷な男。その恨みから車に悪戯をした少年と、その罪を被った桜を追い回していた。自分の病院を「城」と呼んでいたが、植木に病院そのものを破壊され全てを失った。その後どうなったかは不明。
- 日比木フクスケ(ひびき フクスケ)
- 植木を絵本に出てくる「木の大魔王」だと思い込み、植木に付き纏う子供。その影の薄さからか、アニメでは未登場。
- 黒木照男(くろき てるお)(声優:神崎ちろ)
- 黒影の弟。受けた恩を100倍にして返すのが家訓らしい。兄を探して行き倒れになりかけていたところを植木たちに助けられる。恩の返しの限度を知らないなどかなり不器用。
- 院長(いんちょう)(声優:茶風林)
- 幼少期のロベルトがいた孤児院の院長。迫害を受けるロベルトを庇っていたが、本当は彼の能力を恐れていて、庇っていたのは彼を引き取ることで金を受け取っていたからにすぎなかった。泥棒の濡れ衣を着せられたロベルトにとどめとも言える言葉を放ち、彼が人間不信に陥る最大の原因となった。
- ケンタロウ(声優:桃森すもも)
- たいようの家の孤児の一人。内気な性格で、他の子供達と遊ぼうとしなかった。ニコに誘拐され、ヒデヨシを誘い出す人質にされる。救出された後、植木に勇気付けられヒデヨシにたいようの家の危機を知らせた。その後ザックに囚われた子供達と、カプーショに手足を凍らされたヒデヨシを助けるなどの活躍をした。
- 植木源五郎(うえき げんごろう)(声優:千葉繁)
- 植木耕助の義父。人間界に落とされた耕助を自分の子として育てる。アウトドア派。「○○するのと○○するの、どっちがいい?」と「事実は小説よりも奇なり~!!」が口癖。職業は小説家だが、植木との出会いをモデルにした作品「空からの贈り物」以外はあまり売れてないらしい。苗字は春子のものであるところを見ると婿養子かと思われる。妻の春子とは中学生の頃からの付き合いというかなりのラブラブカップルだった。小説を書く以外の事には興味がないらしいが、春子は彼のそんなところも好きだったという。実の息子ではないが、耕助の事を大事に思っているのは確か。
- 植木翔子(うえき しょうこ)(声優:小坂あきら)
- 植木耕助の義姉。心配性で過保護。また、血筋なのか雰囲気がなのか親子、姉弟揃ってかなり天然。インドア派で、格ゲーが得意。看護学校に通っているが、怪我の治療法はいつもおまじないという少し頼りない御姉さん。実の弟ではないにしても、弟の耕助の事をとても大事に思っている。
- 植木春子(うえき はるこ)(声優:林原めぐみ)
- 源五郎の妻、翔子の母。交通事故で死亡(死去)。耕助にとっては義母にあたるが、耕助が人間界に落とされたのは彼女の死後なので直接会った事が無い。常に明るく前向きな性格で、中学生の頃、人間界に遊びに来た神様と出会い、神様に「未来の大切さ」を教える。神様がいつも身につけているサングラスは彼女がプレゼントしたもので、お返しに十字架のピアスを貰う。アニメではカレーライス好きという設定で、命日には毎年カレーを食べるのが植木家での恒例である。
- オッサン
- コミックのおまけマンガに登場する関西弁で喋るロボ。777個の機能がついているらしいがその機能は使えるのか使えないのか微妙なものばかり。明神のメンコの絵柄としてアニメにも登場。『うえきの法則+』2巻のオマケ漫画にも登場していた。
- 山田(やまだ)
- 『うえきの法則+』で登場。火野国中学校の生徒。鈴原とは親友だったが、記憶を失ってしまった。
- 鈴原(すずはら)
- 『うえきの法則+』で登場。火野国中学校の生徒。山田とは親友だったが、記憶を失ってしまった山田に困惑する。
天界獣
元々は天界力を食べる天界人の天敵であったが、現在は品種改良によって小型化され、ペットにされている。天界人のレベルである"星"を計る十の目と、天界人をうまい餌に育て上げる覚醒臓器(その中で特訓をすると通常より遥かに早く星を上げられるが、特訓を24時間経ってもクリア出来ないと外に出られなくなり消化されてしまう)を持っている。人間を傷つける事は出来ず、もし傷つけてしまうと天界獣は消滅してしまう。また、天界人の星を七つ上げた時点で死んでしまう。現在の天界獣は危険な為、覚醒臓器の機能を失わさせられている(ただしテンコは突然変異のため、品種改良前の本来の姿で生まれてきた)。
- テンコ(声優:長嶝高士(大)、斎藤千和(小))
- 本作のマスコットキャラ。人間の年齢で言うと17歳だが実際の年齢は60万歳を超えている。過去に天界獣でありながら突然変異によって先祖返りの凶悪な見た目を持っていたが故に、転んだ少年を助けようとしたところを食べようとしていたものだと誤解された為、天界人を食べたという罪を着せられ捕縛されてしまい地獄に落とされていた。数十万年もの間地獄の監獄で過ごしていたが、後にコバセンの策略により脱走、アレッシオと交戦中の植木と邂逅し、彼に説得され、覚醒臓器によって植木をサポートするようになった。ちなみに体の大きさは自由に変えられる。
- 植木が十団との連戦で倒れた時は治療獣を出し、その治療中十団と応戦、鬼やベッキーの攻撃も防ぐバリアーを張って粘ったが、明神のレーザーによって破られ、ベッキーの隕石を受けて倒されてしまい、その際右の角が折れてしまった。後に死を覚悟して植木の星を七つ上げようとしたが、それを知った植木に止められ、以後は覚醒臓器を使うのをやめた。パグによって植木の神器の天界力の入れ物にされたこともある。以前は天界人の役に立てる事を誇りに思っていたが、濡れ衣を着せられたことにより植木以外の天界人は皆嫌い。現在は冤罪が晴れ、マーガレットに取り込まれた結果生き残っていた、他の古代天界獣と天界で暮らしている。猫舌のくせに、牛丼や焼き芋のような熱い食べ物ばかりを好む。
地獄人
天界人とは古くからの因縁があり、かつては互いの領土を奪い合う敵対関係だった。神器の様な特殊能力は持っていないが、それを補って余りある超身体能力を持つ。
現在は守人の一族を除いて、天界とは不可侵条約(地獄人が天界へ入ると、地獄界へ強制的に送還される)を結んで和解している(もめごとをなくすため、不可侵条約は継続されているものの、神様ファンも存在することや天界の罪人が地獄界に落ちるという法のシステムから、ある程度の情報交換もされていると推測される)。
守人以外の地獄人(看守など)は、妙なスーツを着て登場している。
守人の一族
地獄界で唯一、他者の体を取り込むことで、取り込んだ相手の姿とその能力を自在に使う事が出来る一族。天界や人間を取り込むことで、不可侵条約を無視して天界へ入ることが出来る。代々、天界の乗っ取りと空白の才を狙っている。複数の天界獣を体の中に受け継いでいることより、「守人」と呼ばれる。何故天界の乗っ取りを企んでいたか、空白の才で何をしようとしていたかは最後まで明らかにならなかった
- アノン(声優:福山潤)
- 地獄人守人の一族の末裔。天才だが自分に対して自信は持たず、常に勝つための努力を惜しまない。善悪の概念を持っておらず、何の悪意も躊躇も無いままに冷酷非道な行いを繰り返す。ロベルトの体を取り込む事により、彼に成り代わってバトルに参加する。
- 父親の言う事に従っているように見せて、実はは守人一族代々の使命を果たす気など毛頭無く、自分自身の夢を叶える為に幼い頃からずっと修行を続けていた。その夢とは、守人の使命などに縛られる事無く、自分の人生を自分で切り開き、自分の幸せを得るため、周りの障害、つまり全ての人間、天界人、地獄人を滅ぼすこと。この夢に対する想いは強く、“夢への渇望”を力にした十ツ星神器魔王の威力は桁外れであり、神とマーガレットの物は全弾撃ち尽くしても周囲が穴だらけになる程度だったが、アノンの魔王は幅数百メートル程度の範囲を地平線まで削り取る威力を誇る。
- カプーショT戦直前に植木達を襲って棄権させ、バロウTをあてがうなど植木達に経験を積ませ強くなることを求めていたのも、自分に本当に夢を叶えられるだけの力があるのか不安だったため、自分を止められるものなど誰一人いないという事を証明するために他人を強くさせていた。
- 三次選考終了後、偽マーガレットとの戦いが終わった神を不意打ちしてその体と能力を乗っ取り、四次選考のルールを作り変え、李崩、佐野、鈴子など、能力者を次々と倒した。その後十ツ星となった植木との決戦の末、魔王により倒され、自分の夢に足らなかった物を悟り、神を開放した後、地獄界へと強制送還された。
- アニメ版では強くなりすぎた自分を否定し、倒してくれる存在を求めていたことになった。
- ロベルトを取り込んだことでロベルトの能力である理想を現実に変える能力と理想的な神器を使える。さらに四次選考開始直前に神を取り込んだことで、神の神器や亜神器も併用可能になった。
- アノンの父親(偽マーガレット)(声優:池田秀一)
- 神候補。ロベルト十団、バロウTを組織した。13年以上前から十ツ星天界人であったマーガレットの体を乗っ取っており、ロベルトを人間界に堕とした張本人。ロベルトが人間を憎ませるように仕組んだ。そして、用済みとなったロベルトをアノンに倒させ、彼に成り代わらせる。
- 後に神との戦いの中で彼の生き方に理解を示し、四次選考への介入をやめようとした。だが神がアノンに倒され、アノンの本当の目的を知った為植木の前に現れ、天界獣の姿になり、彼を十ツ星にした。神との戦いで傷ついた状態でも、植木を一蹴できるほどの実力の持ち主。最終決戦後はマーガレットを開放し、アノンと共に地獄界へと強制送還される。本名は最後まで不明。
繁華界
名柄クリーニング店
植木耕助については、上記。
- ウール
- 自称「犬」の羊。ルチャの能力でバラバラにされて選考会の時に利用された。何故か羊なのに喋れ、何故か喋る時だけもみ上げが生える。
- 一人称は「我輩」でオッサン臭い。義理人情に厚い性格でもあるようで、植木に助けられた事から彼を飼い主(オーナー)と定める。ギンゾーの“一括返済”(ビリオニバース)からトラックを盾に使い植木を救った後、何故か喋れなくなっている。体毛は大抵の衝撃なら簡単に吸収できる。(ちなみにもみ上げは福地氏が第一話を出した時に、「ウールの人格が変わっても目つきが変わっただけであまり違いが見えない」と言われ、福地氏は全ページにもみ上げを足したと言う(第一巻参照))。
- ナガラ
- 22歳。名柄クリーニング店の店長。店長のくせに洗濯機の操作すら出来ない。常に飄々として底の知れない性格。本人曰く好きな言葉は「純白」、嫌いな言葉は「油汚れ」。
- 嘗ては天才と呼ばれていたらしく、周りにはかなり警戒されており、相当な実力者のようだ。尚、他の職能力者による話から推測すると、元々今の繁華界の区(ブロック)に居たわけではないようだ。
- 能力は「砂時計」に「癒(テラピ)」を加える能力
- 砂時計の砂が逆流し、砂時計をつけている人(や服)のダメージをナガラ本人が溶かすことで癒す。腕の切断や体にあけられた穴、深い切り傷なども治す事が出来る。ただし、溶かす量には容量がある(本人曰く)
- ハイジ
- 17歳。ミリーの兄。3tものの洗濯機を武器として使い、素手でも強い。服の背中に当て字で「魅梨衣命(ミリー命)」と書いてある重度のシスコン。普段はツッコミ役だがミリーの事になると見境なく暴走する。かなりガラが悪いが、情に厚く、筋の通らない事を許さない優しい人間である。動物好きで知識も多く、戦闘時は主に高い腕力を活かした打撃技を出しているが、名前がすべて動物の名前をつけるため微妙なものになる(アカアナグマ百楼拳・スコティッシュ29球拳等)。ベランダから落ちたミリーを救ったときの傷が額にある(よく見れば眼帯(?)に”治”と書いてある)。
- 「借金の利息を緩くする代わりに上司の命令に絶対に逆らわない」という条件でテクリン金融で働いていたが、植木に助けられ、今はナガラの店に戻っている。チロルとの戦いで「筋を貫き通すための力が欲しい」という思いに呼応して職能力に覚醒する。
- 能力は「洗濯機」に「撃(ガン)」を加える能力
- 洗濯機から出た水の弾を、指先を発射台にして打ち出す。凄まじい水圧で石柱も軽く貫通する程の威力があるが、弾数には制限があり、六発しか撃てない。
- ミリー
- ハイジの妹。名柄クリーニングに居候している。植木が繁華界で初めて会った人間であり、ギンゾーに父親の形見の時計を奪われそうになっていたところを助けられた。常識人。植木の事を『羊飼いさん』と呼んでいる。
- ソラ
- 名柄クリーニング店員。[[ハンバーガーが大好物の14歳の少女。頭脳明晰な策士で、いつ如何なる時もマイペース。ミリーとは知り合いであって一緒に「ねー!!」を言うほど仲良し(この為ハイジは2人の関係を妬いている)。口癖は「ドゥーユーアンダスタン?」。
- かつてある施設で働いていて、何らかの事情で今はクリーニング店に勤めている。既に職能力に覚醒しているのだが、ナガラに能力の使用を控えられ、ハンジョブを装っていた。しかし、その後口を滑らせてあっさり能力者であることが仲間にばれてしまった。
- 能力は「ハンバーガー」に「倍(ダブル)」を加える能力
- ハンバーガーを食べる事で、2人に分身したり身長や速さを2倍にする事が出来る。能力の解除は任意でできる。この能力による効果は4つあり二人に分身する「バイソラ」、体を2倍の大きさにする「デカソラ」、動くスピードを2倍にする「ハヤソラ」、体の硬度を2倍にする「カタソラ」がある。
テクリン金融
- ギンゾー
- 社長。借金返済を理由にミリーを追っていた。繁華界に着いたばかりの植木を圧倒するが逃げられる。その後ナガラに倒され、ハイジの契約を放棄することになった。語尾に「~わけ」をつける。
- 能力は「借用証書」に「返(カエシ)」を加える能力。
- 自分が受けたダメージを「借りている」という状態にして、道具紋から出した借用証書を破る事によって「一括返済(ビリオニバース)」として相手に返す能力。発動条件はダメージを借りる人間の名前と拇印を借用証書に書き込む事。
- シロ
- 幹部。「金には『引力』がある」という持論を持ち、ハイジにを使って強引な取立てをしていた。
- 植木に殴られたときも、自分の傷よりも服に汚れがついたことを気にしていた。職能力者を「選ばれし人間」と考えていて、半職能力者を見下している。ハンジョブの植木を徹底的に痛めつけたが、植木が自分の持論である「金の力」を認めないことに怒り、ハイジに止めを刺させようとした。しかしハイジがその命令に背いたため、鉄筋に串刺しにして殺そうとしたが、その際覚醒した植木の職能力で阻止され、最後は能力を見せすぎたことがアダとなり、植木に限定条件を見抜かれ、ハイジに殴り飛ばされて倒された。
- 能力は「現金」に「貼(ペタ)」を加える能力。
- 現金同士の間に強力な引力を発生させる能力。人体などのモノにも効果は適用される。能力を発動させた場所から一歩でも動けば能力は消える。
- アカバ
- 幹部(?)。力自慢らしく、シロの命令に背いたハイジを倒そうとするが、逆に「タイガー&ドリアキノボリカンガルー拳」で殴り飛ばされる。ハンジョブ。道具紋には金庫が入っている。「金庫(ゲルトシユランク)アタック」は1tの威力があるらしいが、3t洗濯機を振り回すハイジには全く通用しなかった。語尾に「~だな」をつける。
- ハイジ曰くウッドチャック。
ヘアサロン漆黒
選考会の参加チーム。選考会開始直後に名柄クリーニング店に接近し、ウールの奪い合いを繰り広げた。メンバーを模った発信機付のストラップ(ネクロマン製)を全員所持している。
- ネクロマン
- 28歳。店主兼カット担当。真ん中で割れたリーゼントという変な髪形をしている。
- 一人称は「オレっち」。飄々としているが、仲間思いの性格。いつもはあごヒゲに指をつけているが、これはあごが外れないように押さえる為である。ナガラに警戒心を抱いている。ビャクに谷底に落とされたとき、能力を使うタイミングを外してトリート、ボンバとはぐれる。崖下でナガラと遭遇したようだが、戦わずして逃げた。その後トリート、ボンバと合流し、窮地に陥ったビャクを助ける。
- 能力は「ドライヤー」に「渦(トルネ)」を加える能力。
- ドライヤーから強烈な風を発射する能力。風量を調節することで「暴風(ハリケーン)ブロー」・「突風(ガスト)ブロー」・「そよ風(ブリーズ)ブロー」などの技を使う。
- トリート
- 20歳。洗髪担当。ネクロマン曰く漆黒のアイドル的存在。見かけによらず性格はヒステリーで短気。
- ビャクに橋を落とされた後、崖の途中にあった横穴でボンバとともにハイジ、ソラと戦った。2対1になっても、ソラを集中的に狙う作戦でハイジを苦しめたが、最後はソラにタックルを自分の泡で弾き返され倒された。自分達を裏切ったビャクを相当恨んでいて、「一度仲間と認めたら最後まで信じてやるのが筋だ」と主張するハイジと口論になっていたが、倒された後ハイジ達に崖下に向かう隠し階段を教えるなど、何らかの心境の変化はあったようだ。
- 能力は「シャンプー」に「跳(ピョン)」を加える能力。
- シャンプーの泡を強力なバネに変える能力。ボンバの脚力と併用すれば、「フワビヨーン」という擬音と共に高速で移動する事が可能。チョンマゲのスイッチでただの泡に戻すことも可能。
- バネを利用した体当たりの「春風(スプリングアタック)」という技がある。
- ビャク
- 16歳。整髪担当。長髪がトレードマークの少年。繁華界の外へ出て、ある男に復讐する為、選考会優勝に執念を燃やしている。非情なり、自分一人で勝ち残るために、味方もろとも植木たちを谷底に落とした。
- 「仲間」という言葉に対して異常なまでの嫌悪感を示しており、植木の事を「仲間の優しさを利用している」と嘲った。だが仲間を助けるため崖から身を投げた植木の手を掴み助けるなど、仲間への情景を捨てきれていない。過去の事件によって右肩に傷を負っているようだ。ネクロマン曰く「ぶあいそプリンス」。選考会終盤、ルチャに選考会の外出権を条件に依頼され、スパークと戦う。優勢に戦いを進めていたが、戦いの最中に崖に落としそうになった仲間の証のストラップに気を取られてしまい、その隙を突かれ逆転、窮地に陥るがネクロマン達残りのメンバーに助けられる。
- 植木に影響されたのか、現在は仲間に対してある程度の思いはあるようだ。
- 能力は「ワックス」に「固(カチコチ)」を加える能力。
- ワックスをつけたものを瞬時に固める能力。固めたものはどんな鉱物にも勝る強度を持ち、壁や木の幹になどに突き刺す事も可能。髪を鋏型にする「髪のハサミ(コメープリサス)」や、髪を鈍器型にする「髪のハンマー(コメースピューラ)」「髪のナイフ(コメークルテル)」などの技を使う。なお、固められるものは髪の毛のみだが、他人の髪の毛も固められる。
- ボンバ
- 19歳。パーマ担当。髪型はアフロ。服に「カット」とプリントされており、本当はカットがしたいらしい。
- 非常に優しい性格。尚、服はリバーシブル。脚力が自慢。能力を発動して性格が悪になったものの、暴言を吐いてハイジの逆鱗に触れ、「ファイナルバイソン拳」であっさりやられた。
- 能力は「ヅラ」に「悪(ワル)」を加える能力。
- 自分の性格を変える能力。カツラ(リーゼント)をかぶると悪意100%の非常に攻撃的な性格になり、Tシャツのプリントも「バッド」になる(リバーシブル)。顔も体格も変わってもはや別人。
レストランパミドーロ
選考会の参加チーム。選考会に乱入してきたデムニエルに潜伏していた所を襲われ、ウールを奪われてしまった。
- モニシェフ
- 店長。太った体格をしている。デムニエルの「パラミータアタッケ」で倒される。
- ビーノ
- ヘッドフォンをつけている。ラーメンタワーの試験で二番目に鍵を手に入れた。デムニエルに倒される。
- 能力は「フォーク」に「膨(デカ)」を加える能力。
- フォークの大きさを自在に変えられる。だがデムニエルに奪われ、逆に武器として利用されてしまった。
- ドルチェ
- 骸骨のような顔が特徴。デムニエルに倒される。
- 能力は「小麦粉」に「煙(モーク)」を加える能力。
- 「麦煙」で相手の目くらましをする。
- オムレット
- 4人の中では、身長が小さい。デムニエルに倒される。
チバナ診療所
- 名前不明(チバナ診療所看護婦)
- ナース。ラーメンタワーの試験で四番目に鍵を手に入れた。スパークに倒される。
- 「包帯」に「逆(クルリ)」を加える能力。
- 包帯に触れているものを全て逆転させる能力。
雉丸呉服店
選考会参加チーム。チロルに全員倒される。
- 名前不明(雉丸呉服店)
- ラーメンタワーの試験で三番目に鍵を手に入れた。チロルに倒される。
- 能力は「扇子」に「浮(フワ)」を加える能力。
- 扇子を浮かばせる能力。
- 人が乗っても落ちない程の浮力を持たせる事も可能。
その他の選考会関係者
- ルチャ
- 19歳。新任区長。病没した父の後を継いで就任したらしい。思いつきで選考会のルールを変更したと発表するなど、かなり遊び好きな性格(だが、選考会の説明会場や最終試験ステージには彼によって多数の下準備がされており、真意は不明)。普段はいい加減な態度を取っているが、いざと言う時には真剣な顔になる。ウールのパーツを一つ持っていたため、スパークに奪われた。
- 能力は「クリップ」に「分(バラ)」を加える能力。
- クリップをつけられたものをいくつかに分割する能力。分割された方には全く痛みなどは無く、むしろ肩コリ等が治って気持ちいいという噂。
- ルチャの秘書(名前不明)
- 選考会の進行状況をチェックしている。スパークに襲われるが辛くも区長と共に脱出、能力でビャク、植木をスパークの元に送った。
- 能力は「水鉄砲」に「飛(ピュー)」を加える能力
- 水鉄砲が当たった者を別の場所に移動させる能力。
- ダヴィー
- 芸術家。去年の選考会で3位だったチームのリーダー。究極の壁画を作ることが夢。人数不足でナガラを選考会に出られなくするため、植木、ハイジ、ソラを自分のアトリエに誘い込み、潰そうとするが、3人のコンビネーションで倒された。
- 能力は「石灰」に「消(ドロン)」を加える能力。
- 地面に張り付いているもの以外で石灰を被ったものを透明にする能力。他人の目から見えなくなるだけなので、物体を貫通することは不可能。能力の効果は1回につき3分まで。
- ミズル
- おかめ化粧品セールスマン。素顔がゴツイためおかめの仮面を被っている。嫌味な性格で、ミリーを馬鹿にしたためハイジの怒りを買ってしまい、半殺しに近い状態まで殴られた。
- 能力は「革靴」に「歩(テク)」を加える能力。
- 革靴を履けば、天井でも壁でも歩けるという能力。
- 使用する前にハイジの「メガネウサギワラビー拳」に敗れ、使用される瞬間は見られなかった。
- 猫猫(マオマオ)軒店長(名前不明)
- ラーメン屋店主。選考会のラーメンタワーの試験に協力していた。
- 能力はスープに「滑(チュル)」を加える能力
- 自分の作ったスープをあらゆるものを滑らせるスープに変える能力。
- この店長の経営するラーメン屋「猫猫軒」のラーメンのスープの喉ごしの良さはこの職能力にある(ナガラ談)。
ハピネスエンタープライズ
平和な未来と皆様の健康を科学する、あらゆる方面を取り扱う繁華界最大の企業。「繁華界をより素晴らしい世界にする為」キューブを手に入れようとしている。
- スパーク
- いつも喋り方が変わるらしく、初登場時は堅苦しい言葉使いをしていたが、現在は語尾に「~ズラ」を付けた喋り方をする。チバナ診療所・ルチャ区長からウールパーツを奪って、ハイジとソラを倒し残りのウールパーツ全てを奪った。
- 通信教育で鍛えた鉄砂掌が武器。「特急(ラビッド)スパイク」という蹴り技もある。
- 「笛」に 「速(ビュン)」を加える能力
- 笛を吹くと数秒間、列車の如きスピードで動く事ができる。発動状態での攻撃は相手を壁にめり込ませるほどの威力があると思われる。
- さらに素早く動く事の出来るSLモードと言うものがある(前作のレベル2のような物かは不明)。使用中は黒煙が出る。また、その上にスパークモードと言う最速モード(本人曰く)があるが、使う前に植木の「モップ逆バンジー」で阻止され詳細は不明。
- チロル
- ハピネス社製菓部所属。ウールを奪還しに来た3人のエージェントの1人。小柄で童顔。ボク呼んで(つまり自称)星の王子チロル。
- スーツの下に星だらけのコスチュームを着ており、キメポーズまである。独自の設定まで作られており、全てを見下ろすのは星の王子である自分だという理由で、上から見下ろされるのが大嫌い。雉丸呉服店からウールパーツを奪った。見た目と言動の割には戦い方は冷静で、ハイジの覚醒した能力の長所短所を即座に見抜く洞察力もある。
- また動きが素早く、体術で戦っても強い。「区長テムゾーン」でハイジと戦闘になり、序盤は能力も必要ないくらい優勢だったが、植木への思いで顔に傷をつけたハイジに自分以上の輝きを感じ、嫉妬で能力を発動。体の大部分をバラバラにしたが、自身の体がハイジの弾いたハンマーで外れた時、能力の解除方法をハイジに見せてしまい、それを逆手に取ったハイジに逆転され、殴り倒された。
- 「ハンマー」に「抜(スコン)」を加える能力
- デムニエル・ソイソース
- 料理人。ウールを奪還しに来た3人のエージェントの1人。大柄な体格の男。語尾がカタカナになる喋り方をする。アバウトな表現でしばしば周囲を困惑させる。
- レストランパミドーロからウールパーツを奪った。料理に関してははかなりうるさい性格。「区長砂漠ゾーン」でソラと戦闘になる。当初はソラを押していたが、彼女の能力に対する読みの甘さと自らの能力への過信が原因で敗れる。
- 能力は「かつおぶし」に「爆(ボム)」を加える能力
- チョークのオッサン(本名ではないが、植木がそう呼んでいた)。
- ハピネスの一員。ウールを使って「大切なものとの記憶」を奪った張本人。だがウールが川に落ちてはぐれてしまい、その後植木と一緒に居たウールを見つけて取り返そうとしたが返り討ちにあい、気絶。その後繁華街に戻ってボスにウールを奪われたことを報告していた。
- 能力は「チョーク」に「弾(ハジキ)」を加える能力
- チョークに触れたものを問答無用で弾きふっとばす能力。ただしチョークの腹の部分なら触れても弾かれる事はない。
四枚刃
オスティウム(メガサイトの入り口)で、恐竜に乗って突進してきた植木たちに吹き飛ばされる。
- アミノ
- ハピネスのコスメ部門代表取締役。
- ドライオン
- ハピネスのアニマル部門代表取締役。
- ピアニシモ
- ハピネスの音楽部門代表取締役。
- ピコ
- ハピネスのゲーム部門代表取締役。