佐山展生
日本の教員 (1953-)
佐山 展生(さやま のぶお、1953年12月3日 - )は、京都府生まれの、日本の経営学者。専門は、M&A、バイアウト、事業再生、企業倒産等。現在、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。
経歴
- 1972年3月 洛星高等学校卒業
- 1976年3月 京都大学工学部高分子化学科卒業(西島安則研究室)。卒業後、帝人(株)に入社。三井銀行(現三井住友銀行)を経て、99年に独立系投資ファンドのユニゾン・キャピタル(株)代表取締役パートナーに就任(現在は顧問)、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授、M&Aアドバイザリー会社のGCA(株)代表取締役、ベリングポイント(株)顧問、ラザードフレール(株)上席顧問などを兼務。
- 1987年7月 株式会社三井銀行入社
- 1994年9月 ニューヨーク大学大学院ビジネススクール(STERN)卒業(MBA修得:ファイナンス専攻)
- 1999年3月 東京工業大学大学院社会理工学研究科博士後期課程修了 博士 (学術) 経営工学専攻(古川浩一研究室)
- 1999年 東京工業大学大学院社会理工学研究科 非常勤講師
- 1999年1月 ユニゾン・キャピタル株式会社代表取締役
- 2001年 東洋大学大学院経営学研究科 客員教授
- 2004年4月 一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授
- 2004年4月 GCAホールディングス株式会社代表取締役
- 2005年 4月 一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授
- 2005年10月 株式会社メザニン代表取締役
人物
- 高校時代、進学校においては珍しく熱血高校球児であった。
- 建築を目指し、京都の洛星高校より国立京都大学へ。卒業後入社した帝人では松山にて「ポリエステル」の開発に携わる。
- 新聞で三井銀行の中途採用募集を目にし「日頃立ち入る事の出来ない銀行の中に入ってみたい」という興味から面接を受ける。採用が決まり、これを機会に転職。三井銀行では「おそらく日本最初であろうM&A業務」に携わる。同行退社後、1999年ユニゾン・キャピタル(株)代表取締役パートナー、2004年4月GCA(株)代表取締役、現在に至る。
- 阪急・阪神合併に於ける交渉役が知られるが、他に、ワールドの自社株式取得(MBO)、カネボウ再建、楽天/TBS提携交渉等でもアドバイザーを務めるとされる。一時期は村上ファンドのターゲットとなる数多い企業の交渉役を引き受けていた。
- 地元京都には知人の森藤昌博がいる。
- 阪急ホールディングス(HD)と阪神電気鉄道の経営統合で、阪急HD側の財務アドバイザーを務めた。報酬はTOB費用約2500億円の1~2%から30億円程度と推定されている。
- 安倍官房長官(当時)とテレビで同席した際、海外における自衛隊の武力行使に反対する。
共著
- 「企業防衛法務と戦略―敵対的買収に備えて」
(民事法研究会出版) 2005年6月出版
- 「再生・再編事例集3」
(商事法務)2004年3月出版
- 「プレパッケージ型事業再生」
(商事法務)2004年1月出版
- 「企業再生のための法的整理の実務:新会社更生法を中心として」
(きんざい)2004年1月出版
- 「経営学検定試験テキスト:現代経営の課題」
(中央経済社)2004年1月出版
- 「事業再生の担い手と手法」
(商事法務)2004年3月出版
- 「経営財務情報の経済分析」
(中央経済社)1999年11月出版
- 「日本的M&A実践講座」
(講談社)1990年3月出版
外部リンク
2006年09月13日以降、GCAマザーズ上場を機に Random Talk は休止されている。