サイボーグクロちゃん
この項目「サイボーグクロちゃん」は加筆依頼に出されており、内容をより充実させるために次の点に関する加筆が求められています。 加筆の要点 - サイボーグクロちゃん 番外バトル、及びゲーム版の詳細 (貼付後はWikipedia:加筆依頼のページに依頼内容を記述してください。記述が無いとタグは除去されます) エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。 |
『サイボーグクロちゃん』は、月刊コミックボンボンにて連載された横内なおきの漫画作品、及びそれを元にしたテレビアニメ作品。
概要
コミックボンボン増刊号での読み切り連載を経て、後に本誌で本格的に連載となった。二足歩行のネコが武器を片手に町を破壊し、暴れまわるというハチャメチャさ、話の内容・台詞の深さ、個性的なキャラクターの数々等が受け、誌上で大きな人気を呼び、テレビアニメ化もされた。原作は全56話、単行本全11巻。また、原作者監修の下、内田じゅんたによって『サイボーグクロちゃん 番外バトル』という番外編的漫画(開始当初は4コマ漫画だったが後に普通の漫画になる)を連載していた。単行本全2巻。
内容は所々過激であり、児童漫画にしてはハードかつシュールで大胆な面もある。この横内流スタンスやギャグは次作である連載版『ウッディケーン』にも引き継がれ、ハードな面はより強調された。また、この作品は他作品のパロディが描かれることも多いが、後年の漫画やアニメ作品によく見られるパロディ方法とは一線を画した方法で行われているのも魅力のひとつである。
1998年頃からフィギュアやキーホルダーなどが発売され、テレビマガジンでもアニメ化以前に、フィギュアを使用した絵本調の物語が連載された。アニメ化以降はさらにその商品の規模を拡大し、着ぐるみショーを開催するところまで存在していた。
本作品は、コミックボンボンの中でも数少ない完全オリジナル作品であり、一時期は看板キャラクターのような扱いを度々されていたほど人気が高かった。連載が終了し、クロちゃんが雑誌でほとんど取り上げられなくなった後も、度々イラストコーナーではクロちゃんのイラストが投稿されていた。ちなみに、他のボンボン作品(タモリはタルの『ロボットポンコッツ』など)に度々ゲスト出演しており、クロちゃんが本来関係ないはずのボンボン関連ゲームにおいても、隠し要素として登場していた。
2001年に、奥村遊機から本作品を題材にしたパチンコ機『CRサイボーグクロちゃん』がリリースされている。低年齢向け作品、しかもパチンコ業界とアニメや漫画のタイアップ機が少なかった当時では、かなり異例であった。
あらすじ
雑種の黒猫「クロ」は生意気な暴れん坊だが、飼い主の老夫婦への恩返しを忘れない、忠義な猫でもあった。しかし悪の科学者ドクター剛がクロを使って世界征服をしようとたくらみ、勝手にサイボーグにしてしまう。それから次々と一癖も二癖もあるキャラクターがでてきて、クロをトラブルに巻き込んだり、逆に巻き込まれたりしていく。そんな毎日をうんざりしたり楽しんだりしながら、サイボーグクロちゃんは今日も暴れ回る…。
登場人物
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
武器・道具・舞台
- ガトリングガン
- クロやミーくんがいつも使っている武器。弾は6000発装弾可能。空き缶大。原作初期には四砲身の物も使っていたが、後に五砲身に統一される。発展型としてホワイトウッズの戦いで使った「ダブルガトリング」や、デビル復活で使った「バルカン砲」、手回し式の「スーパーガトリング」などがある。
- なんでも斬れる剣
- ミーくんと初対決で初登場した近接用の武器。剛の作ったネコ型サイボーグは必ず所持している。それぞれ形が(アニメでは色も)違う。ゲームでは「きょだいけん」になっている。「なんでも斬れる」という名前の通り、何でも切れそうな切れ味であるが、実際には斬れないものも多かった。デビルはパワーアップした「レーザーソード」や「デビルソード」を持っている。
- ミサイル
- クロなどのしっぽ・腹・脚などに格納されたミサイル。コタローのクロちゃんスーツにも似たような物が装備されている。装弾数3発。終盤ではあまり使われなくなった。
- 悪魔のチップ
- ミーくんに内蔵された、いろんなものと合体するためのチップ。オーサム初登場の時には性能が落ちていたらしい。クロとの合体のときによく使う他、その用途は様々。これによってミーくんは背中から多数のアームを出すことが出来る。
- バトルボーグ
- 元々はトミーの作ったオリジナル玩具だったが、後に原作へ一度だけ逆輸入された。(鈴木やダンクから「トミーの宣伝か?」と疑われている)平たく言えば『腕のついた戦車』である。原作版は二足歩行であり、むしろロボットの方向性が強いが、元々の玩具は戦車型で、左右の腕が武器と化している。また、原作は片方がアームでもう片方に武器を装備できる。
- 鈴木ジム2
- ロミオとの鬼ごっこにおいて一度だけ使用された。武器は、召し遣ってから爆発する対召し使い用爆弾、鼻がもげるまで鼻を回すノーズハリケーン、さらにアニメでは、野球ボールをひたすら投げる荒らしの千本ノックも追加されている。
- 桜町
- サイボーグクロちゃんの舞台となる町。原作では北海道にあるが、アニメでは違うようだ。中心街には大王デパートやナカトミ銀行などの高層ビルもあり、結構発展した都会である。複線の鉄道も通っているが、ディーゼル機関車が走っているので非電化のようだ。またゲームでは地下鉄が複数確認されている。郊外に行くと住宅が広がっていて、フジ井家や鈴木の勤める桜小学校などがある。桜町内かどうか分からないが、近くには剛たちの住むゴミの島がある。
- フジ井家
- ジーサンバーサンが住む木造庭付き一階建ての家。クロは大抵ここの縁側で昼寝をしている。庭にはジーサンが育てていると思われる盆栽がいくつかある。マタタビは家を建て直したときにいろんな場所にこっそりと仕掛けを施しているらしい。マタタビ登場時に壊されて以来、幾度となく倒壊(破壊)されるようになり、そのたびにマタタビが立て直すようになる。
- 桜小学校
- 鈴木の勤めている小学校。校舎が何度も破壊されたり、鈴木の担当クラスの生徒全員がゲーセンで補導されたり、遠足で遭難したりとトラブルが多い。
- ゴミの島
- 剛たちの住んでいる島。いろいろなスクラップが捨ててあり、中にはデビルの封印されたファンシーケースや、ゾンビウィルスが入った試験管などの危険なものまで混じりこんでいる。
- ナナちゃんの電車
- クロが見つけた廃車になった電車。原作とアニメ前半では2ドアの中間車だが、アニメ後半では国鉄205系電車のようになっている。中はロングシートで、冷房装置もついているようだ。電車だが、電力供給無しに道路上を走り、レール無しに曲がることが出来る。地下鉄駅に突っ込んだことがあり、これを見て「やっぱり地下鉄って階段から入れるんだ」と勘違いした子供もいたらしい。
- 二連キャノン
- 異世界に飛ばされた時に剛がガトリング砲の代わりに異世界固有の金属を使って作った武器。非常に軽量である。アニメや玩具では色の違うものが登場していた。
- クロちゃんスーツ
- コタローがクロにあこがれて自分で作ったスーツ。防弾、絶縁仕上げになっている。クロのお面もあり、これを着ると大きさ以外ではほとんど見分けがつかない。
- 無限エネルギー装置
- コタローの父が発明したスケールの大きい装置。これを上手く使えばクリーンなエネルギーを常に生み出すことができる。だが、悪用すると地球が一つ消し飛ぶと言われている。コタローは「冗談だろ?」と言っていたが、親子の会話から、少なくとも悪用されるとかなり危険ということが垣間見える。装置の核となる「X装置」だけは完成しておらず、コタローの父が帰ったあとは、部品にわけてゴミの島に放置されている。しかし、怪物ゴロー編では怪物化したゴローボディを吸い込むため、コタローが装置を完成させ、クロちゃん最後の装備として登場した。
- 軍艦島
- 軍艦によって構成された島。異世界の住人達の住居だったが、後に戦闘によって分解させられてしまう。
- 民間自衛隊
- アニメのみの設定。原作だと中松達は正真正銘の自衛隊だが、アニメでは民間の会社が運営していることになっている。ナレーション曰く「趣味で日本を守っている」らしい。中松いわく「義勇軍」らしいが「何かとメガトンミサイルを撃とうとする」「戦車で散歩する」等、明らかに「趣味」である。
- ネオかくれんぼ
- ゴローとコサムが編み出した謎の遊び。マタタビ命名。考案直後とその後でルールが違う。
- まず一方が「もういいかい?」らしき呼びかけをする。これは前半も後半も共通である。考案直後ではこの後、もう一方は思い思いの方法で自分の姿をアピールする(巨大化、周辺のものを掲げる)。そして呼びかけをした方も同様にアピールし(一度相手に攻撃を浴びせてからの場合もある)、お互いに攻撃を仕掛ける。これを繰り返す。後半では呼びかけはゴローに固定されていた。ゴローが呼びかけをした後、コサムが何らかの周辺物を掲げてアピールする。判断基準は不明であるものの、それによってゴローは何らかの反応を示した(ビルに攻撃を加える、巨大化)。
- 剛たちによっていくつかのケースの勝敗が判明(バスと冷蔵庫では引き分け)したり、マタタビがその一端を掴んだ(カーネルサンダースの像を見せると巨大化)事もあったが、結局勝敗を決する基準はコサムとゴローしか知らない。むしろ『勝敗を争っている、と言う事以外には一切不明』とも言っていい遊びである。
番外バトル
作画が内田じゅんた、監修横内なおきによる番外編。横内が単行本一巻ではゲストとして久々にクロちゃんを描いている。『帰ってきたサイボーグクロちゃん』の発売と連動するように連載が始まり、コミックボンボンにて2002年12月号から2005年12月号まで掲載された。
最初のうちは雑誌の中心部や後ろのカラーページで4コマ漫画連載されていたが、後に通常の漫画となる。内田はその昔、ボンボンにイラストを送ってきたクロちゃんのファンの一人であり、単行本では「イラストを送っていたのが自分で漫画描くとは思っていませんでした」と驚きを語っていた。
単行本は全2巻。前述のカラーページ掲載分も単行本では白黒になっている。
テレビアニメ
概要
同作品のテレビアニメ版は、1999年10月2日から2001年1月までテレビ東京系列局各局で放送された。製作はテレビ愛知が担当。また、系列外局である沖縄テレビ放送(フジテレビ系列)でも時差ネットされていた。同局は、沖縄県にフルネット局のない日本テレビ系列の番組も一部放送しており、放送枠は満杯同然だった。このような放送局で同作品ではネットされたのは大変希有な事象だった。
原作の様々な残酷な描写や過激な台詞は柔らかなものに描き変えられており、キッド編では本来死ぬはずのグレーやリキ達が死なない、ゴローが登場しないなど、原作との相違点が多くあった。また、剛くんとミーくんは最終回を除いて全話に登場し、本来彼等が登場しない原作エピソードにおいてもメインに関わってくるなど、メインキャラクターとして捉えられていた。当初は半年間・26話の予定で始まり[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。、人気が高かったことから半年、また半年と延長され、最終的には全78話の放映が予定された。しかし、製作会社の倒産により制作が不可能になり、66話まで放送の後、未完に終わった。残りの12話分の放映枠はセレクションと題した再放送で埋められた。月刊漫画であるということもあって、エピソードのストックはわずか10数話で尽き始め、その関係もあってエピソードの約半分はアニメオリジナルが占める。原作と同様、以前の設定とその後の設定とで噛み合わない部分も出てきており、特にキャラ同士の呼称は原作以上に安定していない。
製作はパプリック&ベーシック(PiBi)。ナレーションは龍田直樹。コタロー・ナナ登場の回のみ、タイトルコールをそれぞれ新登場するキャラクターが務めた。
テレビ放映の中止
出資方式での予算集めが滞り[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。、主幹事会社である製作会社が倒産したため放映が中止した。テレビ放映前から販売していた『うちまくりクロちゃんシリーズ』の売り上げは良く、マイナーなものまで発売していたが、その他の子ども向けの玩具に関する売り上げの話はあまり聞かれていない。他にも、そもそも放送時間が土曜日の八時という時間であり、メインターゲットたる小学生には辛い時間であった(当時は完全週休二日制が導入されていない)。ちなみに同社が作成した『へろへろくん』は、大体最終回と取れる内容で締めたため、アニメとしては完結している。
実質の最終回である第66話の関東圏の本放送時は、次回へ続くことを示すナレーションの部分からカットされ、次回予告も流されず、セレクションの放送が伝えられた。ただし一部地域では次週予告を放送していたため、第67話をごく一部だが見ることが出来た。ちなみに、ドクター剛役の古澤徹は、自分の演じていたキャラクターである剛を非常に気に入っており(本人曰くいろいろ深刻な時期だったという)、続編を切望している(古澤の事務所サンプルボイス・ブログ等)。だが、後に発売されたPSゲーム版においては起用されていない。また、終了当時は、ファンの中からもアニメ再開の懇願の声は多い[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。しかし、結果的にファンやキャストの願いは叶わず、その後原作の連載も終了。レンタルビデオリリースも打ち切られてしまい、テレビ放映されたエピソードでも収録されていない作品が10話以上残ってしまっている。よって、ファンの間では未収録のものも含めたDVD化を望んでいる者も多い[要出典]エラー: タグの貼り付け年月を「date=yyyy年m月」形式で記入してください。間違えて「date=」を「data=」等と記入していないかも確認してください。。
余談
- クロちゃんの代名詞であるガトリングの効果音は、第1話~第3話までは軽い音だったが、第4話以降変更された。ちなみに当初の重たい効果音は、当初発射音の間隔が絵の見た目より多少離れていたため、後半以降はその間隔が短縮され、よりガトリングの音らしいものになった。昔の間隔はアイキャッチのガトリングの音で毎回聞くことが出来た。ちなみに1話から3話のアイキャッチでの効果音も軽いガトリングの音であった。
- 原作者の横内なおきが解説役のキャラクターとして、何度か登場している。その際のキャストは名前のなおきに因んで、ナレーターの龍田直樹が担当した。
- また、以前にもアニメ化の話があったが、これは企画した会社の倒産により実現しなかった。つまり本作は、二度もアニメ製作会社の倒産に会っている事になる。このアニメ企画では、1巻の絵柄を元にしてキャラクターデザインされていた。
ビデオリリース
- サイボーグクロちゃん:VHS全9巻
- 第1巻のみ2話収録、他は各3話収録。
- サイボーグクロちゃんG(グレード):VHS全9巻(レンタル専用)
- 各3話収録。収録話数は第27話~第52話・第54話で、第53話・第55話~第66話まではソフト化されていない。ちなみに、グレードの後半はレンタル供給も希少である。
なお、DVDは発売されていない。ビデオ版の製作・販売会社も倒産したため、今のところ発売の可能性は低い。
スタッフ
- 原作:横内なおき
- 企画:パブリック&ベーシック
- プロデューサー:高柳明史(テレビ愛知)、松浦公基(パブリック&ベーシック)
- 監督:高本宣弘
- シリーズ構成:山本優
- キャラクターデザイン:島袋美由紀
- メカニックデザイン:飯村一夫
- 美術監督: 宮前光春
- 色彩設計:田中直人
- 撮影監督:沖野雅英 → 小林慎吾
- 音響監督: 松浦典良
- 音響制作:GEN
- 音楽:若草恵、荒川敏行
- 音楽プロデューサー:斎藤裕二
- 音楽制作:イマジン
- 制作プロデューサー:木下真弓、土屋貴彦
- 番組広報:横田由里香(テレビ愛知)
- 脚本:山本優、四辻たかお
- コンテ・演出:高本宣弘、日下部光雄、秦義人、岡崎幸男、福本潔、吉永尚之、雄谷将仁、高田耕一、他
- 作画監督:飯村一夫、土屋英夫、丸英男、村上勉、浅沼昭人、小林一三、他
- 動画チェック:宮田さおり、にしだまゆみ、藤岡正宣、朴機完、高橋英雄
- 動画:孝仁動画、進藤プロダクション、ECHO、F.A.Tインターナショナル、HAHNSHINCOAP、年代動画育視公司、HEEWON、HYOIN、他
- 色指定:野地弘納、石川直樹、横田こずえ、千葉智子他
- 仕上検査:野地弘納、田中直人、横田こずえ、千葉智子他
- 特殊効果:前川孝、榊原豊彦、新井正春、他
- 仕上:スタジオトイズ、孝仁動画、ECHO、スタジオaB、年代動画育視公司、HEEWON、HYOIN、他
- 背景:獏プロダクション、スタジオパレット、スタジオMAO、星山企画
- 撮影:エースクリエイション、スタジオドリーム、ティ・ニシムラ、HAHNSHINCOAP
- デジタル制作管理:久保太郎
- 現像:東京現像所
- デジタル編集:堀口和彦、篠田和宏、伊藤宣隆、宮田健太郎、遠藤知洋、佐分利屋現、他
- ビデオ編集:ビジョンユニバース
- 効果:伊藤克己
- 録音:丸山光義
- 音響助手:蟹崎佳世
- 制作デスク:馬見塚芳枝
- 録音スタジオ:GEN
- 音響制作:現
- 制作担当:橋詰誠
- 制作進行:入部真子、遠藤宏栄、笹原司郎、比留間信、阿見栄一、松下幸一
- 設定制作:濱先容子
- 文芸担当:小瀬敬子
- 制作協力:スタジオザイン、オフィス蒼、博英
- アニメーション制作:スタジオボギー
- 製作:テレビ愛知、パブリック&ベーシック
主題歌・挿入歌
- オープニングテーマ『ぐるぐるクロちゃん』(第1話~第66話)
- 作詞: Lady Q、作曲: Lady Q、編曲: M. Kamishiro、歌: Lady Q
- エンディングテーマ『ポジティブヴァイブレーション』(第1話~第61話)
- 作詞: シスタ・K、作曲: シスタ・K、編曲: M. Kamishiro、歌: シスタ・K
- エンディングテーマ『パラパラくろちゃん』(第62話~第66話)
- 作詞: きゅう、作曲: ながいけん、編曲: ながいけん、歌: きゅう
- 挿入歌『ナナのラブソング』(第44話)
- 作詞: Lady Q&シスタ・K、作曲: シスタ・K、編曲: 森俊也、歌: 綱掛裕美
放映リスト
- 最強のニャンコ誕生!
- ニャンニャンアーミー
- 地獄のハイウェイ
- 空とぶ親子ロボ出現!
- ミーくんの初恋
- ミーくん誘拐事件
- 史上最大のオニゴッコ
- クロミーアイドル勝負
- 学校の裏伝説
- 裏山の一ツ目地底人
- 天才少年コタロー登場
- デビルミーあらわる
- 檻の中の戦い
- 剛とコタローの大実験
- マタタビ参上!
- クロちゃんの家出
- 雪の中の大決闘!
- 美少女消防士! めぐみ
- 爆走! バトルボーグ
- クロ、パパになる!?
- ハチャメチャ大争奪戦
- 鈴木の初デート
- へビビンガーあらわる
- コタローを救え!
- コタローの父かえる
- 世界征服計画開始?!
- 異世界・事のはじまり
- 砂漠に浮かぶ都市
- 異世界・崩壊のあと
- 終末から新世界へ
- ミーくん誕生のヒミツ
- ハネムーン大戦争!?
- 学校でオバケ退治
- 宝クジ大バトルレース
- マタタビの大修行?!
- チビネコたちを守れ!
- ノンストップバス旅行
- 白い怪物との大バトル
- ミーくん2号登場!
- ナナちゃんがんばる!
- 復活! デビル再登場!
- 決戦! クロ対デビル
- クロの家にお引っ越し
- コタローいなくなる?
- 恐怖の大ウイルス!!
- マタタビとの出会い
- カラスとの戦い!!
- キッド最後の戦い!!
- ニャンニャンランド
- 真・暴走クロちゃん
- クロ・ミーゲーム対決
- 転校生は超能力者?!
- 宇宙からのメッセージ
- 攻撃ヤーヤーヤー星人
- 地球最後の日来たる!
- 恐怖のベイビー誕生!
- クロとナナのけんか
- また来たヤーヤーヤー
- ナナお姫様になる?
- マタタビからの挑戦状
- 筋肉美女大バトル!?
- 鈴木のプレゼント作戦
- スクラップキング登場
- 宇宙からの宅配便
- コタローのクリスマス
- 買い物デート大決闘! - 急遽、この回で最終回になった。
- 謎の雪男現わる! (未放送)
- ライバルはコタロー? (未放送)
- キンタローのリベンジ(未放送)
- コスプレ少女カグヤ(未放送)
- 悪魔になった? 剛くん(未放送)
番組の変遷
| テレビ愛知 土曜8:00枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
サイボーグクロちゃん
サイボーグクロちゃんセレクション(再放送) |
||
原作とテレビアニメ版の相違点
この節の加筆が望まれています。 |
- 残酷描写は全体的にカットされている。他にも、原作でよく見かける「殺してやる!」や「死ね!」と言った台詞もカットされ、改変されている。
- いくつかのパロディ風刺ネタがカットされている。ただし、鈴木の愛称がジムであったり、ロミオとジュリエットの名前はそのまま使われたり、台詞では「アムロ、いきまーす!(機動戦士ガンダム)」「今のパンダはたれてなくちゃ駄目(たれぱんだ)」「機械の身体は欲しくないかい?(銀河鉄道999)」などのパロネタはそのまま使用された。
- 一話にて燃料切れの際に飲んだ燃料が原作ではラジコン、アニメではバイクになっている。
- 原作だとプーリィは野良犬だが、アニメでは飼い犬となっている。物語終了後飼い主が引っ越してしまい、プーリィともその後会えなくなるという結末であった。この時クロちゃんは原作にて剛くんに矢で射られ瀕死の状態にさせられるが、アニメではハンマーで気絶させられる。
- 地獄のハイウェイで、ミーくんは本来チップを残して影も形もなくなるが、アニメでは頭一つで残っている。(その後首が取れるという描写はなくなった)
- 原作のキッド編の1話で、ネコが突然失踪する事件を「ネコ狩り」と呼んでいたが、アニメでは「ネコキャッチ」になっている。その際チンピラが使う銃も改造拳銃ではなくトリモチ弾となっている。(さらにこの事件を引き起こした黒幕が天童ということになっている)
- ナナがアルバイトをする回では、原作だとクロは最後のページでようやくナナを見つけるが、アニメでは脅迫しているシーンでナナが強盗犯だと気づき、最後には警察に攻撃している。
- 原作では、がんばれミーくん2号を壊そうとしたときにチエコがデートを台無しにされたことになっているが、アニメでは真・暴走クロちゃんが暴れているときにデートを台無しにされたことになっている。
- 原作では、スモールライターで二回目にコタローと剛を小さくするときに、全員に「急げ」と殴られているが、アニメではミーくんが怒った後ナナがミサイルで脅している。
- 原作で、ドッチはマタタビに対して「俺も道具ぐらい使えるんだぜ」と言った後ナイフで刺しているが、アニメでは「俺だって二本足で立てるんだぜ」と言った後マタタビを突き落としている。
- 原作ではあまり合体しなかったが、クロとミーが合体する話が全体的に増えている。(アニメオリジナルの話では、ほぼ毎回合体している)
- また、本来はミー、剛、コタローの3名が出ない話においても、メインキャラとして捉えたスタッフが出ない回にも出演させている(マタタビはかえって減っているが)。特にヘビビンガー登場編でクロは本物の鷹に捕まり、銃で脅して手伝わせているが、アニメでは鷹が剛の作った搭乗型飛行メカということになっている。
原作とテレビアニメ版それぞれの設定の矛盾
この節の加筆が望まれています。 |
本作品には設定の噛み合わない部分が多々ある。テレビアニメ版ではそれが特に顕著である。
原作
- 剛くんは、住んでいた家を動物愛護団体に燃やされ、養っていた怪我や病気の野良猫を数匹焼き殺されたことをキッカケに世界征服を考え付くが、原作の第一話ではクロを半殺しにしたり、プーリィに流れ弾が当たっても放置している。
- また、ブッチ達が瀕死の時も、剛くんやミーくんはすぐに手を打とうとしなかった。(敵対していたクロの頼みだからという理由もあるが、アニメではほぼ和解後であったためすぐに手当てした)
- クロは元々二本足で経つことが出来るが、後にサイボーグ犬が二本足で歩いていることに驚いていた。
- リリィなど、生身の動物と会話できるような描写が当初あったが、後に登場するダンクやブタ、そして最終回に登場する野良犬などとは言葉が通じていない。アフリカに言った際は「すげえ方言で何言ってるかわかんねー」と語っているあたり、話せる者と話せない者がいるという可能性がある。
- ゴッチのキャラクターがキッド編と聖夜編ではまるで違う。弟を結果的に殺されたとはいえ、理由や本音の独白など、後のキッド編と見比べて合わない部分がある。
- 聖夜編の際、回想シーンにおける話が後のキッド編と噛み合わない。また、その頃マタタビの目は取れていたが、ドッチの一味を半殺しにした際の回想では、何故かまだ目玉が残っている。
- 原作はある程度別解釈も可能だが、マタタビが目玉を失ったシーンの最初の描写は、あたかも決闘の末取られたかのようになっている。アニメ版ではさらにそのシーンが濃密に描かれている。
- 当時その場におらず、無限エネルギー装置のことを知らないはずのクロが「地球が消し飛ぶんじゃなかったのか」などと、当時のコタローの父親の冗談の話について知っている。これに関しては、クロちゃん自体が「コミックスの○○巻に載ってたぞ!」というネタを多用していたため、本作からすれば自然であるともとれる。
テレビアニメ版
- テレビアニメ版で、クロが二話で、「サイボーグなんだから普通の飯が食えるわけないだろ!」と言っていたが、四話以降からは、普通の食事をしている。
- ナナは原作においてコタローに専用の小さいガトリングを作ってもらうが、このガトリングはアニメにおいてはより早い時期に登場していた。にも関わらず、チャンバラ大会において初めて作られたように語られている。
うちまくりクロちゃんシリーズ
この節の加筆が望まれています。 |
アニメ化以前より展開していたクロちゃんの玩具シリーズ。針金を内蔵した手足により、自由な可動範囲を実現している。 うちまくりというだけあって、武器は基本的にBB弾を撃ち出すものとなっており、マタタビが発売された際は本来彼が持っていない「ショットガン」が付属された。後に「ブーメランマタタビ」など、コレクションズというシリーズ中における亜種(BB弾発射武器が付属しない)も登場した。 コレクションズは後にどんどん進化していき、ダンクの頭の文字会話機能をつけかえる玩具や、異世界編における最後の敵バイスなど、様々な商品展開がなされた。 最後に発売されたのは真・暴走クロちゃん(スペシャル改造BOX3)。コミックボンボンの情報においては、「ニャンニャンアーミー」が発売される予定であると報じられ、頭のパーツを差し替えることによって全てのニャンニャンアーミーを再現できるというものだったが、実現には至らなかった。
ゲーム
CRと併せて合計4作が製作された。
サイボーグクロちゃん~デビル復活~
| ジャンル | アクションシューティング |
|---|---|
| 対応機種 | ゲームボーイカラー |
| 開発元 | コナミ |
| 人数 | 2(通信) |
| メディア | カセットROM |
| 発売日 | 2000年3月23日 |
ゲームボーイカラー用ソフト。2000年3月23日発売。復活したデビルを倒すため、クロちゃんが立ち上がるという内容のストーリー。アニメでも、構成が違うものの同内容の話が放映された。また、TVCMも放映された。
システム
- 攻撃方向を示すマーカーを動かし背景のビルを全て破壊して破壊率を稼ぎつつ、目の前に現れる敵も倒していく。プレイヤーキャラは基本的にジャンプと攻撃しかできない。
- また、破壊した敵や建造物から出てくる全320種類のクロポン(クロちゃんウェポン)の収集要素も存在する。ボス戦はアクションとシューティングを組み合わせた構成となっている。
- 当時発売されていたクロちゃんのカードゲームに書かれていたパスワードを入力することによって、通常手に入らないクロポンや隠しキャラが使えるようになる。しかし二回連続でパスワードを間違えるとクロポンが半減する。通信対戦も可能で、負けた相手からクロポンを一つ奪える。
サイボーグクロちゃん2~ホワイトウッズの逆襲~
| ジャンル | アクションシューティング |
|---|---|
| 対応機種 | ゲームボーイカラー |
| 開発元 | コナミ |
| 人数 | 2(通信) |
| メディア | カセットROM |
| 発売日 | 2000年10月19日 |
同じくゲームボーイカラー専用ソフトで、第1作目の続編。だが、ストーリー面でのつながりはない。ホワイトウッズ戦で助けたブッチ達に助けを求められ、再びホワイトウッズとの戦いに挑みにいくという内容。当初はバイスが登場するという話もあり異世界編ステージも導入されたが、登場しなかった。また、人気キャラクターであるマタタビが登場しなかった。コミックボンボン読者から応募したクロポンを採用しており、エンドクレジットには採用者名が書かれている。当時アニメーションが放映されていたにも関わらずテレビCMは無く、目立った宣伝はコミックボンボン誌上でしか行われなかった。
システム
- 前作同様破壊率システムを搭載し、全400種類にも及ぶ豊富なクロポン収集を目的としている。基本システムは前作と同様。通信対戦面は多少演出が強化された。
帰ってきたサイボーグクロちゃん
| ジャンル | 横スクロールアクション |
|---|---|
| 対応機種 | プレイステーション |
| 開発元 | コナミ |
| 人数 | 2 |
| メディア | CD-ROM |
| 発売日 | 2002年11月21日 |
GB版から約2年後に発売されたプレイステーション専用ゲーム。コナミ39シリーズとして発売され、3900円というゲームボーイソフト以下の低価格で買えるゲームだった。アニメ終了から一年ほど経ってからの発売であり、初のPS版ゲームであった。アニメ版キャストによるほぼフルボイス化となっており、メインの三匹はアニメ版と同様のキャストが使われた。しかし他のキャスト(剛やコタローなど)は別の人物があてられた。今までプレイヤーとして使用できなかったマタタビが使用可能になった。また、今までテレビアニメ版映像の流用だったゲームパッケージは、原作者横内なおきの書き下ろし。
システム
- GB版とは違ってシューティング要素を一切排除。またクロポンシステムも排除され、プレイヤーはクロ・ミー・マタタビのどれか一匹を選んでラストまで決まった武器(メイン装備・格闘装備・火炎放射系・レーザー系・ハンマー系・バズーカ系)を使ってプレイする。クロポンシステム排除の代わりに、パワーアップアイテムをとって使うことにより、武器を強化することが出来るシステムを導入。武器・キャラ性能のパワーアップは最大五段階ある。また、パワーアップすると武器の形・またはその武器自体がかわり、五段階全て違う武器(たとえばマタタビなら廃材ブーメラン→すてるすブーメラン)が用意されている。
- また、一度クリアしたデータをスタートさせると、サイボーグ姿の暴走クロちゃんが使用可能となり、全能力・全武器がMAXパワーアップ状態でスタートさせることができた。
声の出演
- クロ(声:坂本千夏)
- ミー(声:手塚ちはる)
- マタタビ(声:大本眞基子)
- ドクター剛(声:杉野博臣)
- コタロー(声:野口聖古)
- ナナ(声:野口聖古)
- ロミオ(声:竹本英史)
- ジュリエット(声:中尾友紀)
- めぐみ(声:中尾友紀)
- ナレーション(声:岩崎征実)
- スナイパー・エース(声:岩崎征実)
- スカイ・キル(声:内藤玲)
- クラッシャー・ニトロ(声:植木誠)
- メガトン・ボム(声:竹本英史)
- デンジャー・ボルト(声:岡崎雅紘)
- ビッグ・ボス(声:杉野博臣)
CRサイボーグクロちゃん
奥村遊機より2001年2月に発表され、同年4月頃に導入されたCR版。子供向け、かつ比較的近年の作品で大人への知名度も低い本作が題材として選ばれた理由は不明である。しかし知名度の低さから導入された店舗も際立って少なく、話題に大してあがることもなく消滅していった。原作ファン必見のリーチアクションが多数あり、パチンコにいくことのできるファンは好んでこの機種を探したという。公式サイトではリーチアクションのムービーも見られることができた。大当り画面では、アニメ版の主題歌が流れ、映像もOP映像でクロちゃんとミーくんが撃ちまくっているものが流れる。