ポケットモンスターダイヤモンド・パール物語 ポケモンDP
ポケットモンスターダイヤモンド・パール物語 ポケモンDPとは伊原しげかつによる、ポケモンシリーズの最新作ソフト「ダイヤモンド・パール」をモチーフにした漫画である。「月刊コロコロ」2006年10月号から連載開始した。
概要
- シンオウ地方に住む少年ハレタが、神話に挑む物語である。
- 月刊コロコロコミックにおいて穴久保幸作の『ポケットモンスター』がギャグ漫画であるのに対し、こちらはストーリー漫画となっている。本誌においてはポケモンのストーリー漫画は劇場版や読みきりを除いて『ゴールデンボーイズ』以来、連載されたことがなかったため、本作は久々のストーリー作品となった。ちなみに本作の作者、伊原しげかつは2005年に劇場版ポケットモンスター『ミュウと波導の勇者ルカリオ』を連載していたことがある。
登場人物
- ハレタ
- 主人公。元気いっぱいの野生児。森で育ったためか、最初はモンスターボールの開け方も知らなかった。ポケモンと心を通わすことができる
- ポッチャマ→ポッタイシ→エンペルト
- ハレタがパートナーに選んだ水タイプのポケモン。非常にプライドが高く、負けず嫌い。ハレタがモンスターボールを開ける度に、遠くへ飛ばされたり、川に落ちたりなど散々な目にあっている。ハイドロポンプなどといった強力な技が使える、未だに進化しなかったが2008年の3月号で仲間のミツミがハレタが冒険に旅立つの前夜に就寝してたポッチャマにかわらずの石をこっそり持たせたからだという詳細が明かされ、その号でミツミが石を外し、ようやくポッタイシ、エンペルトへと進化した
- コリンク→ルクシオ
- ハレタがゲットした電気タイプのポケモン。こうてつじまでのギンガ団との戦いでルクシオに進化する。
- ムウマ
- ハレタがゲットしたゴーストタイプのポケモン。
- リオル→ルカリオ
- ハレタがこうてつじまでゲンから貰ったタマゴが孵化した格闘タイプのポケモン。ギンガ団のドラピオンをでんこうせっかで倒した。生まれたての頃は泣き虫だった。スズナとの戦いで進化する。
- イワーク
- ハレタがゲットした岩タイプのポケモン。
- イシツブテ
- ハレタがゲットした岩タイプのポケモン。
- レジギガス
- ハレタがゲットした伝説のポケモン。戦うことが好きで皆から凶暴なポケモンと思われキッサキ神殿に封印されていた。
- ミツミ
- ナナカマド博士の助手をしている少女。お姉さん的存在でコンテストなどの華やかな舞台が好き。実は幼い頃ギンガ団に拉致され戦うマシーンとして育てられた過去を持つ。現在ではギンガ団に戻り、ハレタと敵対するようになってしまう。
- ハレタがイワークと戦うときにアシストをするためにミツミが出したポケモン。
- ミツミのパートナーの炎、格闘タイプのポケモン。コンテストで活躍した。
- ミツミの草タイプのポケモン。サターンとジュピターとの戦いで姿を見せた。
- ミツミの最強メンバーの1匹。氷タイプ。エイチ湖でのジュピターとの戦いで姿を見せる。
- ミツミの最強メンバーの1匹。水タイプ。グレイシアと同じく、エイチ湖で姿を見せる。
- ミツミの最後のポケモン。
- ミツミの最後のポケモン。
- ジュン
- ライバル。素人をトーシロと呼ぶなど、少しお調子者。女性に興味を持つ人で、ミツミに恋をしている(ミツミにとっては鬱陶しい存在で、よく殴られる)。ジュピターとのバトルでミツミの本当の強さを知り、自分の弱さにショックを受けていた。
- ジュンのパートナーの草タイプのポケモン。
- ナナカマド博士
- ポケモン研究家。ハレタの力を見抜き、トレーナーとして期待している。
- シロナ
- カンナギタウンの長老の孫。ギンガ団に襲われていたハレタを助けた、この時の別れでミツミとのすれ違い際で「貴方ともバトルしてみたい」とまだ未公開だったミツミの強さを一目で見破る、初めてのミツミの秘められた強さの伏線であった。
手持ちのポケモンはガブリアス。
- ゲン
- こうてつじまでハレタと出会った青年。手持ちのポケモンはルカリオ。
- キッサキしんでんで眠っていたノーマルタイプの伝説のポケモン。スズナの手持ち3体を一撃で倒したり、ハレタのルカリオを簡単に倒したりなどとかなり強い。暴れていたが、ハレタと心が通じたことでおとなしくなり、モンスターボールでゲットされてないが事実上、ハレタのポケモンとなった。
ジムリーダー
- ヒョウタ
- クロガネシティのジムリーダー。1日に2回(ハレタとジュン)敗北してしまった。ギンガ団を追い払った。
- 手持ちのポケモンはズガイドス。
- ナタネ
- スモモ
- マキシ
- ノモセシティのジムリーダー。同じく本編でのバトルの描写はダイジェスト扱いになっている。手持ちのポケモンはギャラドスなど。
- メリッサ
- ヨスガシティのジムリーダー。同じく本編でのバトルの描写はダイジェスト扱いになっている。手持ちのポケモンはフワライドなど。
- トウガン
- ミオシティのジムリーダー。ヒョウタの父でもある。海岸に漂着していたハレタを助けた。一度ハレタに勝利する。その後、リッシ湖でギンガ団のサターンに敗れる。
- 手持ちのポケモンはトリデプス、ドーミラー、ハガネール、イワーク。
- スズナ
ギンガ団
- アカギ
- ギンガ団のボス。ミツミとは知り合いらしい。ディアルガを捕らえて自分が世界の神になろうと企んでいる。手持ちはマニューラとギャラドス。カンナギタウンの郊外でハレタと戦い勝利する。リッシ湖でハレタと再会し、今度はハレタに追い詰められるものの、サターンが機転を利かせ、決着は持ち越しになる。神になりたい動機は争いのない平和な世界を造りたいという善意的な事をいっているが、かなり矛盾が多い為、偽善者ともとれる。
- マーズ
- ギンガ団の女幹部。ブニャットとズバットを手持ちに入れている。ソノオタウンの風力発電所でハレタと戦うが、敗れた。ゲームとは性格が少々違う(ゲームと比べて冷静沈着な性格)。デオキシスのお話ではガルーラを手持ちに入れていた。
- ジュピター
- ギンガ団の女幹部。ゴルバット、ドクロッグ、スカタンク、クロバット、モジャンボを手持ちに入れている。ミツミとは何らかの因縁がある模様。エイチ湖にて最強メンバーを引き連れたミツミに敗れるが、卑怯な作戦を使ってユクシーを持ち去る(この時、アカギの命令によりミツミも同行することになった)。
- サターン
- ギンガ団の男幹部。ドクロッグとドータクン、エルレイド、ドサイドンを手持ちに入れている。また、リッシ湖でアグノムを捕獲する。負けたエルレイドに対し、ドサイドンで踏みつけるなど残酷な性格。だが、野生のコイキングとハレタのポッチャマの連係プレーにより敗れた。それがアカギの怒りを買うが、持ち前の度胸と強い忠誠心により除名を免れる。ゲームとは性格が少々違う(一人称が「わたし」から「ボク」になっている 笑う、怒るなど感情豊かになっている など)。
- 下っ端(名前不明)
その他
- 初期タイトルはポケットモンスターダイヤモンド・パール外伝 ポケモンDPだったが、2月27日に1巻が発売されその時点ではポケットモンスターダイヤモンド・パール物語 ポケモンDPに直されている。コロコロコミック本紙でも、目次と本ページでタイトル表記が異なっていることがあった。