東方Projectの登場人物
東方Projectの登場キャラクター(とうほうプロジェクトのとうじょうキャラクター)では、同人サークル上海アリス幻樂団製作の弾幕系シューティングゲーム『東方Project』に登場する架空のキャラクターについて解説する。1つの特徴として、登場キャラクターは基本的に女性であり、男性キャラクターがほとんど登場していない点が挙げられる。これに関しては#男性キャラクターについての節を参照。
なお、本項目では二次創作物のキャラクターについては基本的に掲載していない。
本項内での作品名の表記
本項では便宜上、作品名は『東方』を省いた略称で表記することとする。作品名の法則や略称に関する詳細は東方Project#各作品のタイトルと呼称についてを参照。
以下は特殊な例である
- 幻想郷
- 『東方幻想郷 〜 Lotus Land Story.』は『幻想郷』と表記する。『』(二重鉤括弧)で括られていない幻想郷という表記は世界としての幻想郷を指す。
- 東方文花帖
- 『東方文花帖 〜 Shoot the Bullet.』は『文花帖(ゲーム)』、『東方文花帖 〜 Bohemian Archive in Japanese Red.』は『文花帖(書籍)』と表記する。区別の必要がない場合や、両方を指す場合は『文花帖』と表記する。
- 東方三月精
- 『東方三月精 〜 Eastern and Little Nature Deity.』は『旧三月精』、『東方三月精 〜 Strange and Bright Nature Deity.』は『新三月精』と表記する。区別の必要がない場合や、両方を指す場合は『三月精』と表記する。
- 東方儚月抄
- 『東方儚月抄 〜 Silent Sinner in Blue.』はREX版、『東方儚月抄 〜 Cage in Lunatic Runagate.』は小説版、『東方儚月抄 〜 月のイナバと地上の因幡 』は4コマ版とし、『○○儚月抄』、もしくは『儚月抄』○○版という形で表記する。区別の必要がない場合や、全ての作品を指す場合は『儚月抄』とだけ表記する。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
主人公
以下の2名が東方Projectの主人公として定義されている。
博麗 霊夢
- 読み:はくれい れいむ
- 出演:『文花帖(ゲーム)』以外のすべての作品
東方Projectの主人公。博麗神社の巫女。
霧雨 魔理沙
- 読み:きりさめ まりさ
- 出演:『文花帖(ゲーム)』と『靈異伝』以外のすべての作品
東方Projectのもう一人の主人公。普通の魔法使い。
PC-98版
PC-98版の作品(1-5作目)に登場するキャラクターに関しては東方Projectの登場キャラクター (PC-98)を参照のこと。
『紅魔郷』で初登場のキャラクター
以下の7名は『東方紅魔郷 〜 the Embodiment of Scarlet Devil.』にて初登場したキャラクターである。
ルーミア
- 英字:Rumia
- 種族:妖怪
- テーマ曲:妖魔夜行
- 能力:闇を操る程度の能力
- 出演:
- 『紅魔郷』1面ボス
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 1
- 二つ名:
- 宵闇の妖怪 - 『紅魔郷』・『求聞史紀』
- 暗闇に潜む妖怪 - 『文花帖(ゲーム)』
幼い少女のような姿をした妖怪。『文花帖(書籍)』や『求聞史紀』には、特に目的意識は持たず、一日中ふよふよ飛んで過ごしていることが記載されている。また、能力のせいで昼間でも彼女の周りは闇の空間になっており、中は夏でも涼しいが、外から中は見えないのと同様に中からも外が見えていないことを『文花帖(書籍)』で語っているが、まるで気にしていない。「そーなのかー」という言葉を『紅魔郷』と『文花帖(書籍)』の両方で発している。髪の色は金髪で、髪の毛にリボンを巻いているが、このリボンは「お札」であり、ルーミア本人は触ることすらできない[1]。インタビューで語ったところによれば、『紅魔郷』はWindows1作目であることから「出落ち」をテーマのひとつにしており、能力が「闇」だと強そうなのに最弱で1面ボスとして登場するという出落ちネタになっている。
チルノ
- 英字:Cirno
- 種族:妖精(「雪ん娘」「氷の妖怪」と呼ばれたこともある)[2]
- テーマ曲1:おてんば恋娘
- テーマ曲2:おてんば恋娘の冒険
- 能力:冷気を操る程度の能力
- 出演:
- 『紅魔郷』2面ボス
- 『妖々夢』1面中ボス
- 『花映塚』自機
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 2
- 二つ名:
- 湖上の氷精 - 『紅魔郷』
- 氷の妖怪 - 『妖々夢』
- 氷の小さな妖精 - 『花映塚』
- 不自然な冷気 - 『文花帖(ゲーム)』
- 氷の妖精 - 『求聞史紀』
湖に住む氷の妖精。氷の妖精であるため、常に体から冷気が出ており、彼女の周りだけいつも寒い[3]。いたずらが好きで妖精らしいともいえる幼稚な行動をとり、『紅魔郷』おまけ.txtには蛙を氷づけにする遊びを好んでいることが記されている。しかし沼に棲む大ガマに喰われた経験もあり、この出来事は後に「文々。新聞 第百二十季・水無月の一」に記事として掲載された。ZUNは「妖精は人間以下の存在」と語ったことがあるが[4]、『花映塚』での四季映姫の台詞によると、チルノは妖精の中でも力が強い存在らしいとのこと。『花映塚』のマニュアルにて、画面写真で⑨と示され、その説明として「9.バカ」と書かれるという印象的な形で画面の説明に使われた。チルノがバカであるという設定は、元々は『紅魔郷』おまけ.txtの記述から派生した二次設定であったが、前述の『花映塚』のマニュアルおよびキャラ設定.txtに「バカ」と明記されたことや、求聞史紀での「どんな簡単ななぞなぞにも答えられない」などの記述によって公式設定化したものである。しかし、『求聞史紀』では、妖精という種族その物が自分勝手で頭が弱いとも記されている。また、直接的に言及されたわけではないが、リグル・ナイトバグのラストワードの説明でもリグルがバカであることを言及するために引き合いに出されている。作品によって一人称が変化しており、『紅魔郷』では一人称を言わず、『文花帖(書籍)』では「私」、『花映塚』では「あたい」と言っている。
紅 美鈴
- 読み/英字:ほん めいりん/Hong Meirin
- 種族:妖怪
- テーマ曲:明治十七年の上海アリス
- 能力:気を使う程度の能力
- 出演:
- 『紅魔郷』3面ボス
- 『萃夢想』追加自機
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 5
- 『新三月精』第8話
- 二つ名:
- 華人小娘 - 『紅魔郷』・『萃夢想』・『求聞史紀』
- 色鮮やかに虹色な門番 - 『文花帖(ゲーム)』
紅魔館の門番を務める華人風の妖怪[1]。チャイナドレスに鍔無しの人民帽と、装いも中国人風であり、紅い髪と帽子についた「龍」の文字がトレードマークである。主に湖からやってくる妖精を迎撃している。門番以外にも色々と仕事を任されているらしく、『文花帖(書籍)』によれば紅魔館の庭にある花畑の管理人でもあるという。更に妖怪でありながら紅魔館からの満足な食事支給のお陰で人を襲わず、逆に人間と親しく話すことから穏和な性格、一方で侵入に対しては容赦がない。武術の達人であり、紅魔館へ美鈴との試合を申し込みにくる武道家も多いらしい[5]。また弱点がないので普通の人間相手には強いが、妖怪としてはそれほど強くない。朝は太極拳、昼は昼寝をしている姿が目撃されている。『儚月抄』で紅魔館に永琳や鈴仙が忍び込んだ時にもZUN曰く昼寝をしていたらしい。『萃夢想』ではホームページで配布のパッチを適用した状態で、ある条件を満たすと自機として使用可能になる追加キャラクターとなっている。『萃夢想』ストーリーモードのテキストは原作者のZUNによって書かれたものであるが、美鈴のテキストは黄昏フロンティアのスタッフによって書かれている。そのせいかストーリーモードでは使用不可となっている。
パチュリー・ノーレッジ
- 英字:Patchouli Knowledge
- 種族:魔法使い[6](魔女)
- テーマ曲:ラクトガール 〜 少女密室
- 能力:
- 火+水+木+金+土+日+月を操る程度の能力[7]
- 魔法(主に精霊魔法)を扱う程度の能力 - 『萃夢想』
- 魔法(主に属性)を使う程度の能力 - 『求聞史紀』
- 出演:
- 『紅魔郷』4面ボス、およびExtraステージ中ボス
- 『萃夢想』自機
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 5
- 『妖々夢』『永夜抄』『花映塚』エンディング
- 『儚月抄』
- 二つ名:
- 知識と日陰の少女 - 『紅魔郷』
- 動かない大図書館 - 『萃夢想』・『求聞史紀』
- 得体の知れない魔法の元 - 『文花帖(ゲーム)』
紅魔館の大図書館に住む魔法使い[8]で、紫色の長髪に紫色の瞳と、全体的に紫色のカラーリングが特徴的である。生れながらの魔法使いで、すでに100年程生きている[5]。紅魔館の主人(レミリア)の友人でもあり[1]、『妖々夢』エンディングでは、レミリアから「パチェ」というあだ名で呼ばれ、パチュリーはレミリアのことを「レミィ」と呼んでいる。生まれつきの喘息持ちで、さらに「本のそばに或るものこそ自分」と考えており、滅多に外出せず運動もしないため体が弱い[9]。空を飛んで移動する際には、風に背をもたれかけて楽な姿勢をとる[10]。多彩な魔法の中でも特に精霊魔法(属性魔法)を得意とし[11]、『紅魔郷』4面ボス時は、選択した自機キャラクター・装備・難易度の組み合わせによって、使用してくるスペルカードが変化するのが特徴的である。しかし錬金術は苦手。『永夜抄』のエンディングにて、レミリアの要望により月へ行くためのロケットの制作を試みるが、千を越える材料が必要なことに加え、資料が不十分であったために挫折する。その後もちょくちょくレミリアが計画を再開してロケット作りに挑戦していた[12]。『儚月抄』にて再びロケットの制作を行い、霊夢が召喚する航海の神(住吉さん)の力を利用するロケットを開発する。
十六夜 咲夜
- 読み:いざよい さくや
- 種族:人間
- テーマ曲1:月時計 〜 ルナ・ダイアル
- テーマ曲2:フラワリングナイト
- 能力:時間を操る程度の能力
- 出演:
- 『紅魔郷』5面ボス、及び6面中ボス
- 『妖々夢』・『永夜抄』・『萃夢想』・『花映塚』自機
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 7
- 『香霖堂』第4話、第5話、第13話、第17話
- 『旧三月精』第0話
- 『新三月精』第1話、第7話、第8話
- 『儚月抄』
- 二つ名:
- 紅魔館のメイド - 『紅魔郷』・『永夜抄』・『求聞史紀』
- 完全で瀟洒な従者 - 『妖々夢』・『萃夢想』
- 完全で瀟洒なメイド - 『花映塚』
- 危険な手品師 - 『文花帖(ゲーム)』
紅魔館のメイド長で、紅魔館に住んでいる唯一の人間[13]。銀製のナイフを多数所持していて扱いが、料理・投げナイフともに上手く、タネなし手品も得意とする[14]。彼女は時間を操る能力を持っているがゆえに、空間も操ることができるらしく、紅魔館の内部は彼女の能力によって拡げられている[15]。『永夜抄』付属のマニュアルには心からレミリアに忠誠を誓っていることが記載されているが、その割にフランクな口を聞いたりすることもある。作者が語った設定によると、幻想郷の生まれではないらしく「十六夜咲夜」という名前もレミリアが与えた物らしい[16]。『求聞史紀』で阿求は、彼女は元吸血鬼ハンターではないか、と推測していた。また相手によって口調(喋り方)が異なることが多く、敵に対してはキリキリとした口調、パチュリーに対しては畏まった敬語、レミリアに対してはやや天然ボケの入った敬語口調が、それぞれ基本となる。基本的に眼の色は紫か青だが、『紅魔郷』でボスとして登場した時や『萃夢想』の一部スペルカードにおける演出では、眼の色が赤くなる。
レミリア・スカーレット
- 英字:Remilia Scarlet
- 種族:妖怪(吸血鬼)
- 能力:運命を操る程度の能力
- テーマ曲:亡き王女の為のセプテット[17]
- 出演:
- 『紅魔郷』6面(最終面)ボス
- 『永夜抄』自機
- 『萃夢想』ボスキャラクター、自機としても使用可
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 7
- 『妖々夢』『花映塚』『風神録』エンディング
- 『香霖堂』第4話、第5話、第13話
- 『旧三月精』第0話
- 『新三月精』第1話、第7話、第8話
- 『儚月抄』
- 二つ名:
- 永遠に紅い幼き月 - 『紅魔郷』
- 紅い悪魔 - 『永夜抄』・『求聞史紀』
- 永遠に赤い幼き月 - 『萃夢想』
- 紅色の世界 - 『文花帖(ゲーム)』
紅魔館の主人で吸血鬼のお嬢様。500年以上生きており[18]、 貴族らしく威厳や体面といった物を重視しているものの、性格は見た目通りの子供で非常にワガママである[1]。また『紅魔郷』の「おまけ.txt」には、少食で失血死するほど人から血が吸えず、その割には大量の血液をこぼして服を真っ赤に染めるため、「スカーレットデビル(紅い悪魔)」と呼ばれていると記されている。ツェペシュの末裔を名乗っているらしく、スペルカードにも彼の名を冠した物があるが、実際の血縁関係ではない[19]。血縁には妹であるフランドール・スカーレットがいる。『妖々夢』エンディングでは、パチュリーから「レミィ」とあだ名で呼ばれており、レミリアはパチュリーの事を「パチェ」と呼んでいる。彼女は「日光に当たると気化してしまう」という設定があるため[20]、『萃夢想』では自機もしくは敵として彼女を選択すると、ステージが夜しか選択できなくなり、昼のステージを選択しても強制的に夜のステージが選ばれる。ただし、『求聞史紀』にも「昼でもよく見かける吸血鬼」との記述があるように、自身で日傘を差して昼間もよく出歩いており[21]、『新三月精』第7話でも日中の湖の照り返しを受け、彼女の身を案じる咲夜をよそに平然としているため、日光はそこまで致命的な弱点でない可能性もある。吸血鬼は読んで字の如く鬼でもあるため炒った豆に触れると皮膚が焼けるため、紅魔館で節分大会が行われた際、自分は参加せずに恵方巻きを食べながら眺めていたことが『文花帖(書籍)』に記載されている。ただし、『求聞史紀』によると納豆は好きらしい。『文花帖(書籍)』ではパチュリーがこれらの種族的な弱点について、別の弱点を隠すためのものではないかと考えていた。『文花帖(書籍)』、『儚月抄』ではロケットを製造して月へ行くことを目論んでいる。『文花帖(書籍)』ではそのための材料を咲夜に集めさせている。『儚月抄』では紫から月の都へ忍び込む計画を持ち出されており、咲夜にロケットに関する資料を集めさせ、パチュリーにロケット本体を製造させている。
フランドール・スカーレット
- 英字:Frandle Scarlet
- 種族:妖怪(吸血鬼)
- 能力:ありとあらゆるものを破壊する程度の能力
- テーマ曲:U.N.オーエンは彼女なのか?[22]
- 出演:
- 『紅魔郷』Extraステージボス
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL Ex
- 二つ名:
- 悪魔の妹 - 『紅魔郷』・『求聞史紀』
- 恐ろしい波動 - 『文花帖(ゲーム)』
レミリア・スカーレットの妹。『紅魔郷』Extraステージでの霊夢との会話によると、少なくとも495年以上は生きているが、少々気がふれているため、その生きてきた時間のほとんどを地下室で幽閉されて過ごしたことを話している。基本的にはあまり怒らず、落ち着いた喋りをしているが、人間をケーキや紅茶に調理された状態でしか見たことがなく、人間の襲い方を知らないため、手加減できずに相手を一滴の血も残らず吹き飛ばしてしまう[1]。他の紅魔館のメンバーと比べて、本編での登場回数が少なく、キャラクターが固定されていないため、『紅魔郷』で初登場した頃と『文花帖』『求聞史紀』に登場した頃ではキャラクターの印象がかなり異なっている。また、『紅魔郷』ではレミリアを尊敬し懐いていた様子だが、『文花帖(書籍)』ではレミリアの見ていないところで「あいつ」呼ばわりし、『紅魔郷』では「少々気がふれている」であるのに対し、『文花帖(書籍)』の欄外の紹介では「情緒不安定」になっている。彼女の能力である『ありとあらゆるものを破壊する能力』とは、打撃による破壊活動ではなく、全ての物には力を加えれば物を破壊できる「目」が存在しており、離れた物の「目」を自身の手の中に移動させることが出来、握ぎることで爆発(破壊)させてしまう能力。紅霧異変前までは地下で閉じ込められていたが、異変解決後は屋敷内を自由にしている。危険な存在の為、未だに屋敷の外へは出してもらえなく屋敷内には相手にしてくれるメイドも居ない。
『妖々夢』で初登場のキャラクター
以下の11名は『東方妖々夢 〜 Perfect Cherry Blossom.』にて初登場したキャラクターである。
レティ・ホワイトロック
- 英字:Letty Whiterock
- 種族:妖怪
- テーマ曲:クリスタライズシルバー
- 能力:寒気を操る程度の能力
- 出演:
- 『妖々夢』1面ボス
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 2
- 二つ名:
- 冬の忘れ物 - 『妖々夢』
- 局所的な大寒波 - 『文花帖(ゲーム)』
- 冬の妖怪 - 『求聞史紀』
冬の間だけ現れる妖怪で、『求聞史紀』には雪女の一種とも記されている。『妖々夢』で咲夜の前に現れたときは「黒幕」と自称した。『妖々夢』付属の「キャラ設定.txt」によると、レティにとって春は憂鬱な季節だが、それは当たり前の事として受け取っているため霊夢たちに対しても本気で攻撃を仕掛けた訳ではないらしい。また『求聞史紀』によると、冬以外は涼しいところに隠れて寝ているとのことである。
橙
- 読み:ちぇん
- 種族:妖獣(化け猫に憑く式神)
- テーマ曲:ティアオイエツォン(withered leaf)
- 能力:
- 妖術を扱う程度の能力(式神憑依時)
- 人を驚かす程度の能力(化け猫時)
- 出演:
- 『妖々夢』2面ボス、およびExtraステージ中ボス
- 『萃夢想』では八雲紫のスペルカード("式神「八雲藍+」"および高難易度の"符の参「八雲藍」"で現れる)
- 『永夜抄』エンディング
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 6
- 二つ名:
- 凶兆の黒猫 - 『妖々夢』2面・『求聞史紀』
- すきま妖怪の式の式 - 『妖々夢』Extra
- 目にも留まらない化猫 - 『文花帖(ゲーム)』
尻尾が2本ある化け猫の妖怪。普段は妖怪の山に住んでいる。また八雲藍の式神でもあるため、妖怪(八雲紫)の式の式と呼ばれている。『妖々夢』付属の「キャラ設定.txt」によると、橙は化け猫に鬼神を憑かせたものであるが、式神の藍が打った式神であるため能力はやや低く、その式は水に濡れると外れるというものであり、また猫としても水が苦手であるため、とにかく水に弱い事が記載されている。『文花帖(書籍)』では猫の里を造りそのトップに立とうとしていたが、経過は芳しくない。『妖々夢』2面の咲夜との会話では冬は炬燵で丸くなることを迷信だと言って否定しているが、『求聞史紀』では人間の里で炬燵の中で丸まって寝ている姿を目撃されている。
アリス・マーガトロイド
- 英字:Alice Margatroid
- 種族:魔法使い
- テーマ曲:人形裁判 〜 人の形弄びし少女
- 能力:
- 魔法を扱う程度の能力
- 人形を扱う程度の能力 - 『求聞史紀』
- 出演:
- 『妖々夢』3面ボス
- 『永夜抄』・『萃夢想』自機
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 3
- 『新三月精』第5話、第6話
- 『緋想天』(予定)
- ※PC-98版の東方Projectにも登場するが、旧作と『妖々夢』以降では殆ど別人に見えるといった状態になっている[23]。
- 二つ名:
- 七色の人形使い - 『妖々夢』
- 七色の人形遣い - 『永夜抄』・『萃夢想』・『求聞史紀』
- 見た目だけ賑やかな妖怪 - 『文花帖(ゲーム)』
魔法の森に住む魔法使い[8]。稗田阿求が書いた「幻想郷縁起」によると、アリスは元々は人間で、修行を積んで「魔法使い」の種族となったとされている[5]。文々丸新聞では自律人形を作ろうとしていて、出来たときには人形の手入れを手伝って貰おうとしている。人形作りが得意で、その人形を複数同時に操ることができるなど、その手先の器用さは幻想郷屈指のものである[24]。しかし人形を操作している間、本人はほとんど隙だらけであり、『求聞史紀』ではそこが弱点だとされていた。『永夜抄』付属のマニュアルによると、魔法の森のキノコに詳しい魔理沙と違い、アリスはキノコは使わなく、魔法には金が掛かるとのこと。また、『永夜抄』付属の「キャラ設定.txt」にはインドア派であると記載されているが、『求聞史紀』によると、祭りになると人々の前に現れて人形芸を披露しているという。全力を出して負けると後がないため本気で戦うことはなく、『萃夢想』でもアリスのストーリーには、唯一レミリア・幽々子との対戦がない。7面では萃香にその事を指摘されていた。また魔界を舞台にした旧作『怪綺談』の3面ボス(EXボス)であり、萃香からは魔族と呼ばれていた。瞳の色は『妖々夢』では青、『永夜抄』では金になっている。(旧作『怪綺談』では瞳の色は金になっている)
リリーホワイト
- 英字:Lilywhite
- 種族:妖精
- 能力:春が来たことを伝える程度の能力
- 出演:
- 『妖々夢』4面中ボス
- 『花映塚』特殊キャラクター
- 『新三月精』第7話(名前のみ)、第8話
- 二つ名:
- 春を運ぶ妖精 - 『妖々夢』・『求聞史紀』
- 春告精 - 『三月精』
春が来るとその事を告げようと湧いて出てくる妖精[25]。興奮すると表現方法が弾幕になる模様で非常に危険[16]。セリフやスペルカードの類は一切無いが、言葉を発することができないというわけではないらしい[16]。『新三月精』第7話「春の幻 前編」においては「春告精」と呼ばれ、同作第8話には彼女が通った所が一瞬で春になるシーンが登場する。同作でもセリフは無い。『花映塚』の9面では黒い服を纏って現れるが、これがリリーホワイトと同一人物なのか、それとも別人物であるのかどうかについては、明言されていない。
プリズムリバー三姉妹
- 英字:Sister Prismriver
- 種族:騒霊(『文花帖(書籍)』ではポルターガイストとなっている)
- テーマ曲:幽霊楽団 〜 Phantom Ensemble
- 出演:
- 『妖々夢』4面ボス
- 『花映塚』自機[26]
人間の貴族であるプリズムリバー家の四女「レイラ・プリズムリバー」が、姉達の姿を模して生み出した騒霊(ポルターガイスト)三姉妹[25]。レイラの死後も三人は消滅することなく、現在まで騒がしく暮らしている。ちなみにレイラの姉にあたる「プリズムリバー姉妹」と、騒霊の「プリズムリバー三姉妹」は全くの別人である[16]。また、レイラは設定上存在するのみで作品中には登場しない(レイラ・プリズムリバーの節を参照)。なお、騒霊はゲーム中では幽霊と同じ扱いになっているが、作者によると幽霊とは異なる存在であるらしい[16]。『求聞史紀』でも、「他に当てはまる項目が無い」(p.25) という理由で「幽霊」の項目に記載されている。『求聞史紀』によると三姉妹は「プリズムリバー楽団」として音楽活動を行っており、幻想郷のその筋では有名らしい。
ルナサ・プリズムリバー
- 英字:Lunasa Prismriver
- 能力:
- 二つ名:騒霊ヴァイオリスト - 『妖々夢』・『花映塚』・『求聞史紀』
騒霊で三姉妹の長女。優秀な優等生タイプで曲がった事が大嫌い。やることはやるが少々暗く、素直で騙されやすい性格[25]。弦楽器(特にヴァイオリン)が得意[25]。プリズムリバー楽団のリーダーであるが[27]、上記の性格のためメルランがリーダーだと思っている人もいるらしい[5]。『妖々夢』では霊夢と会話、弾幕勝負をする。
メルラン・プリズムリバー
- 英字:Merlin Prismriver
- 能力:
- 手足を使わずに楽器を演奏する程度の能力
- 躁の音を演奏する程度の能力 - 『花映塚』
- 二つ名:騒霊トランペッター - 『妖々夢』・『花映塚』・『求聞史紀』
騒霊で三姉妹の次女。魔法の力は三姉妹で一番だが使い道を誤っている[25]。基本的に明るい性格だが、やや躁病のようでもある[25]。管楽器(特にトランペットを愛用)が得意[25]。ソロで活動することもある[27][5]。『妖々夢』では咲夜と会話、弾幕勝負をする。
リリカ・プリズムリバー
- 英字:Lyrica Prismriver
- 能力:
- 手足を使わずに楽器を演奏する程度の能力
- 幻想の音を演奏する程度の能力 - 『花映塚』
- 二つ名: 騒霊キーボーディスト - 『妖々夢』・『花映塚』・『求聞史紀』
騒霊で三姉妹の三女。お調子者で狡猾[25][5]。普段は姉達をけしかけ自分は戦おうとせず、最小限の力で最大限の利益を得ることしか考えていない[25]。『妖々夢』付属の「キャラ設定.txt」によると、その態度や行動は三枚先まで計算されているという。どんな楽器も得意だが、普段は鍵盤楽器かパーカッションを担当している[25]。三人の中では一番背が小さく[28]、コンサートでは周りの楽器に隠れてしまってよく見えないらしい[5]。『妖々夢』では魔理沙と会話、弾幕勝負をする。
魂魄 妖夢
- 読み:こんぱく ようむ
- 種族:人間と幽霊のハーフ
- テーマ曲1:広有射怪鳥事 〜 Till When?
- テーマ曲2:東方妖々夢 〜 Ancient Temple[29]
- 能力:剣術を扱う程度の能力
- 出演:
- 『妖々夢』5面ボス、および6面中ボス
- 『永夜抄』・『萃夢想』・『花映塚』自機
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 6
- 『香霖堂』第12話、第13話
- 『新三月精』第2話
- 『儚月抄』
- 二つ名:
- 幽人の庭師 - 『妖々夢』
- 半分幻の庭師 - 『妖々夢』・『萃夢想』
- 半人半霊 - 『永夜抄』
- 半人半霊の半人前 - 『花映塚』
- 斬り捨て御免 - 『文花帖(ゲーム)』
- 半人半霊の庭師 - 『求聞史紀』
西行寺家の専属庭師兼幽々子の警護役[25]。彼女は2代目であり初代の魂魄妖忌は現在行方不明[25]。剣の指南役でもあるが庭師扱いを受けている[30]。半人半霊という存在で、彼女にいつもついている巨大な幽霊が彼女の幽霊側の半身。二刀流の剣士で、幽霊十匹分の殺傷力を持つ長刀「楼観剣」と人の迷いを断つ短刀「白楼剣」の二振りを操る[25]。ストレートで真面目な性格なため[30]、周りの者(特に幽々子)に振り回されることが多い。感受性が強く、『永夜抄』エンディングでは狂気の眼になった。お化けなどの怖いものが苦手[31]。冥界の結界がなくなり、冥界の幽霊がよく幻想郷に行ってしまうので、幽々子から預かった「人魂灯」(『香霖堂』第12話「幽し光、窓の雪」で登場した幽霊集めの道具)を使って幽霊を集めて連れ帰る仕事を負うこともある。『萃夢想』では師である妖忌の真実は斬って知るという言葉を実践しているため、問答無用の辻斬りのような行動になっている(しかし、萃香からは師匠の教えを理解しているとは思えないと指摘されている)。『儚月抄』では完全に天然キャラとなっており『妖々夢』のような気の強さはない。妖々夢の時の瞳の色は赤色だが、萃夢想以降は青色になっている。
西行寺 幽々子
- 読み:さいぎょうじ ゆゆこ
- 種族:亡霊
- テーマ曲1:幽雅に咲かせ、墨染の桜 〜 Border of Life
- テーマ曲2:ボーダーオブライフ[32]
- 能力:主に死を操る程度の能力
- 出演:
- 『妖々夢』6面(最終面)ボス
- 『永夜抄』自機
- 『萃夢想』ボスキャラクター、自機としても使用可
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 8
- 『花映塚』エンディング
- 二つ名:
- 幽冥楼閣の亡霊少女 - 『妖々夢』
- 華胥の亡霊 - 『永夜抄』・『求聞史紀』
- 天衣無縫の亡霊 - 『萃夢想』
- 幽雅な心霊写真 - 『文花帖(ゲーム)』
伝統ある西行寺家のお嬢様で、白玉楼の主の亡霊姫。足はある[33]。一見何も考えていない脳天気な性格に見えるが、その実かなりの年月を存在している故の知識を持ち、時おり物事の裏の裏まで捉えているかのような発言をして見せたりと掴み所がない。1000年以上亡霊をやっている[5]。自分の能力が効かない蓬莱人が苦手[34]。冥界に住む幽霊たちの管理者でもある[5]。『萃夢想』対戦モードの会話では、萃香から顕界に未練があるのではないかと指摘されていた。「春雪異変」の張本人で、妖夢に春を集めさせて「西行妖」という妖怪桜の封印を解き、その下に眠る人物を生き返らせようとした。八雲紫とは旧知の仲[35]。生前はある「歌聖」の娘であったという [5]。この歌聖の名は明らかにされていないが、『妖々夢』の作中に登場する和歌は西行法師のものであり、また幽々子の名字は「西行寺」である。西行寺家にある古い文献では「富士見の娘」と書かれており、「死霊を操る程度の能力」を持っていたがのちに「死に誘う程度の能力」になり、人を簡単に死に誘える自身の能力を疎んで、「西行妖」が満開のときに自害した。転生して再び苦しむことがないよう幽々子の死体は西行妖を封印する結界とされ、幽々子は亡霊になった[25]。亡霊となった後は生前のことを忘れて、死に誘うことも楽しむようになっている[25]。
八雲 藍
- 読み:やくも らん
- 種族:妖獣(九尾の狐に憑く式神)
- テーマ曲:少女幻葬 〜 Necro-Fantasy
- 能力:式神を使う程度の能力
- 出演:
- 『妖々夢』Extraステージボス、及びPhantasmステージ中ボス
- 『永夜抄』では八雲紫のショット(使い魔)、及びエンディング
- 『萃夢想』では八雲紫のスペルカード("式神「八雲藍」"及び"式神「八雲藍+」"を使用すると現れる)
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 8
- 『儚月抄』
- 二つ名:
- すきま妖怪の式 - 『妖々夢』
- 珍しい動物 - 『文花帖(ゲーム)』
- 策士の九尾 - 『求聞史紀』
八雲紫の式神(化け狐)[25]。その名前は紫が付けたものである[5]。紫が寝ている間は彼女が代わりに活動する[25]。式神だが強大な霊力を身につけており、自身でも橙という式神を持っている[25]。『永夜抄』のグッドエンディングでは、藍は人間味の少ない妖怪であり月に影響されやすいとのことで、久しぶりの満月を見て少し気分が高揚する。一方、主人である紫が満月を見ても平気なのを見て尊敬の念を見せた。しかし『文花帖(書籍)』では、妖々夢Extraステージで勝手に霊夢たちに挑んだ事で紫にお仕置きを受けている。式神は数式によって形作るものなので式神使いでもある藍は数学が得意で、『文花帖(書籍)』の自身の記事では、暇潰しに三途の川の長さを求める方程式を開発したことを取り上げられた。『求聞史紀』によると、狐だからか油揚げが好きで、遭遇時には油揚げを与えてその隙に逃げると良い、とのことである。
八雲 紫
- 読み:やくも ゆかり
- 種族:妖怪
- テーマ曲1:ネクロファンタジア
- テーマ曲2:夜が降りてくる 〜 Evening Star
- 能力:境界を操る程度の能力
- 出演:
- 『妖々夢』Phantasmステージボス
- 『永夜抄』自機
- 『萃夢想』6面ボス、自機としても使用可
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL Ex
- 『香霖堂』第11話、第11.5話、第13話
- 『三月精』(コミックス収録のノベル「月の妖精」)
- 『儚月抄』
- 二つ名:
- 神隠しの主犯 - 『妖々夢』
- 境目に潜む妖怪 - 『永夜抄』
- 幻想の境界 - 『萃夢想』
- 気味の悪い微笑み - 『文花帖(ゲーム)』
- 境界の妖怪 - 『求聞史紀』
物事の存在を成立させる境界を操り、またそれら境界の創造と消滅によって万物の創造と破壊を行えるという神に等しい力を有する妖怪[5]。故に幻想郷の外の世界も知っており、神隠しと呼ばれる現象は、紫が境界に揺らぎを起こすために起こると言われる[25]。胡散臭い風貌・信用できない・誰から見ても心が読めない性格を持つ。普段は余り動かず一日に12時間の睡眠を取り[36]、冬眠までする。寝ている間のことは全て藍に任せっぱなし。「すきま妖怪」とも呼ばれ、『文花帖(書籍)』で文が言うには「他に類を見ない“一人一種族”の妖怪」らしい。幽々子の友人。阿求とは阿求の転生前から知り合いらしく、『記憶する幻想郷』では「幻想郷縁起」をチェックするためにその完成前に稗田家を訪れた。阿求からは「妖怪の賢者」と呼ばれている[37]。また1200年以上前に阿一(初代の御阿礼の子)が記した幻想郷縁起にも紫と思われる妖怪が登場し、博麗大結界の創造に協力しているなどの事実からも、幻想郷でも最古参の妖怪の一人であると考えられる。計算能力に秀でているらしく、『文花帖(書籍)』の藍の言葉によると、藍には理解できないもの、無間の底の深さや北斗七星が北極星を食べるまでの時間ですら求めてしまえるらしい。また『香霖堂』の霖之助の言葉によると、人間の使う星座とは大きく異なった、いわば「妖怪のための星座」の名付け親でもあるらしい。かつては幻想郷の妖怪を集めて月面戦争を引き起こしたが、返り討ちにあった事が『求聞史紀』において語られている。だが『儚月抄』では霊夢に稽古をつけ、彼女を動かして第二次月面戦争に勝利しようと目論んでいる。ちなみに作品によって服装や瞳の色が大きく変わっている。瞳の色が『妖々夢』では紫だったが、『永夜抄』では茶か金、『萃夢想』では金になっている。また『香霖堂』に出演した際は『妖々夢』に近い服装を着ている。『萃夢想』では六十四卦の「萃」が描かれた服を来ていて、『永夜抄』でも同じ服装。『萃夢想』のグラフィックでは他作品より大人びて、『香霖堂』の挿絵では幼く描かれているが、『萃夢想』と『香霖堂』のイラスト担当はZUNではない。
『萃夢想』で初登場のキャラクター
以下の1名は『東方萃夢想 〜 Immaterial and Missing Power.』にて初登場したキャラクターである。
伊吹 萃香
- 読み:いぶき すいか
- 種族:鬼
- テーマ曲:御伽の国の鬼が島 〜 Missing Power
- 能力:
- 萃(集まる)と疎(離れる)を操る程度の能力 - 『萃夢想』
- 密度を操る程度の能力 - 『求聞史紀』
- 出演:
- 『萃夢想』7面(最終面)ボス、自機としても使用可
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL Ex
- 二つ名:
- 萃(あつ)まる夢、幻、そして百鬼夜行 - 『萃夢想』
- 太古の時代 - 『文花帖(ゲーム)』
- 小さな百鬼夜行 - 『求聞史紀』
幻想郷に現れた鬼。見た目は少女だが、何百年も生きている[27]。かなりの飲兵衛でいつも酒を呑んでは酔っているが、幻想郷中に広がる薄い霧になって盗み見ていたということもあって時折人の心を読んだかのような発言をする。酒に酔っているためか、常に前後にフラフラしている。見かけによらずかなりの怪力。弱点はやはり炒った大豆[38]。持ち歩いている瓢箪は「伊吹瓢」と言い、酒が無限に沸いてくるが、転倒防止のためのストッパーが付いているため、一度に出る酒の量は瓢箪の大きさ分のみである[39]。紫とは友人らしく「(紫は)存在そのものがインチキ」と言いつつも、紫の力を認めている節がある。『萃夢想』のいくつかのエンディングでは博麗神社に居る姿が描かれたが、『求聞史紀』では妖怪の山が主な活動場所とされている。『萃夢想』での目的は、幽々子が『妖々夢』で春を集めてしまったせいで桜の季節が梅雨前の短い期間だけとなり宴会が減ったことを不満に思い、霊夢達に3日おきに宴会を行わせることと、その騒ぎで他の鬼達を幻想郷に戻らせようとした。「鬼は人を攫う」ものであるそうだが、『萃夢想』エンディングでは、萃香が人攫いをしなかったのは萃香が未熟なのではなく、霊夢の能力(本人達に自覚は無い)によるものとされている。鬼は長い間、幻想郷からはもう居なくなってしまったとされてきた。そのため鬼を退治するための特別な方法は現在の幻想郷から失われており、誰にも退治できなくなっているという[40]。ちなみに、日本には伊吹山という鬼に縁のある山がある。
『永夜抄』で初登場のキャラクター
以下の8名は『東方永夜抄 〜 Imperishable Night.』にて初登場したキャラクターである。
リグル・ナイトバグ
- 英字:Wriggle Nightbug
- 種族:妖怪(妖蟲、蟲の妖怪)
- テーマ曲:蠢々秋月 〜 Mooned Insect
- 能力:蟲を操る程度の能力
- 出演:
- 『永夜抄』1面ボス
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 1
- 二つ名:
- 闇に蠢く光の蟲 - 『永夜抄』・『求聞史紀』
- 光る蟲の大群 - 『文花帖(ゲーム)』
蛍の妖怪[41][5]。虫の妖怪だが、それらしいパーツは触角と羽のみである[5]。虫なので寒さと殺虫剤に弱い[33]。『永夜抄』体験版の「おまけ.txt」では永夜抄のボスは『紅魔郷』『妖々夢』のボスより強大な能力を持っていることが書かれていて、リグルの能力は大量の毒虫も操れることから「実は強いかも」とも書かれている。ただしこれは能力を毒虫による殺傷に活用した場合の話で、『永夜抄』スペル・プラクティスの「カードの補足」No.206では「少々頭が弱」く、「チルノ辺りと遊ぶのが丁度良い」と書かれている。『永夜抄』のプレイヤーキャラはラスボスクラスのキャラとの二人組で、夜が明ける前の解決を目指して急いでいるため、「会話でも誰からも相手にされずちょっと可哀相」とのこと。ショートヘアにキュロットという男の子のような外見だが、れっきとした女の子であり[42]、また一人称は「私」である[43]。『文花帖(書籍)』より、決められた時間に大量の虫を遣わせお知らせする「蟲の知らせサービス」という商売をしている事がわかった。
ミスティア・ローレライ
- 英字:Mystia Lorelei
- 種族:妖怪(夜雀)
- テーマ曲1:もう歌しか聞こえない
- テーマ曲2:もう歌しか聞こえない 〜 Flower Mix
- 能力:歌で人を狂わす程度の能力
- 出演:
- 『永夜抄』2面ボス
- 『花映塚』自機
- 二つ名:
- 夜雀の怪 - 『永夜抄』・『花映塚』
- 夜雀の妖怪 - 『求聞史紀』
夜雀と呼ばれる妖怪。人の視界を奪って鳥目にしてしまうこともできる[33]。歌うのが好きだが、自らの歌を自分の商売の客引きに使ったりとなかなか抜け目無い性格[27]。『永夜抄』における幽々子の談によると、夜雀は食べると小骨が多いらしい。彼女の歌う歌は意外と激しく、古参の妖怪にはうるさいだけの歌と言われて不評だが、若い人には人気がある[5]。また、夜道を一人で歩いているとこの歌に惑わされ、不注意に寄っていくと襲われることがある。『文花帖(書籍)』では焼き鳥の撲滅を掲げており、「焼き鳥屋」ならぬ「焼き八目鰻屋」を経営している事が明かされた。
上白沢 慧音
- 読み:かみしらさわ けいね
- 種族: 獣人(ワーハクタク)
- テーマ曲:プレインエイジア
- 能力:
- 歴史を食べる(隠す)程度の能力(人間時)
- 歴史を創る程度の能力(白沢時)
- 出演:
- 『永夜抄』3面ボス、およびExtraステージ中ボス
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 3
- 『儚月抄』
- 二つ名:
- 知識と歴史の半獣 - 『永夜抄』3面
- 歴史喰い - 『永夜抄』Extra
- 賢苦しい歴史家 - 『文花帖(ゲーム)』
- 歴史喰いの半獣 - 『求聞史紀』
ワーハクタク(人狼の白沢版)。生まれながらの獣人ではなく、元は人間だったが何らかの原因によって獣人になったようである[5]。普段は人間の姿だが、満月の晩はツノと尻尾が生えて体色も変化する。白沢時に歴史の編纂作業をいっきに行うため、この時は気が立っていて不用意に近付くとツノのある頭で頭突きされる恐れがある。人間を好み、現在は里の子供向けに寺子屋を開いているが、宿題を忘れると頭突きする[5]。『永夜抄』の時点では、慧音が寺子屋を開いているといった記述は無かった。慧音が教師であるという設定は、『永夜抄』での「夢幻の紅魔チーム」との会話シーンなどから派生して作られた二次設定では存在していたが、『文花帖』や『求聞史紀』で公式設定として登場した。『永夜抄』の3面では主人公機を里を襲いにきたと勘違いし、里の歴史を食べて里を隠した。またそのステージでは一部の妖怪には意味をなさないらしいという設定を受けてか低速(妖怪)状態だと背景が変化するという演出がある。倒したあとの会話で満月を隠した犯人である永琳を知っているようなそぶりをみせる。『永夜抄』Extraステージでは、「あの人間」の護衛のために、変身した姿で登場する。「あの人間」が誰なのかは明言されていないが、『永夜抄』でこの会話の後に現れるのは妹紅である。『儚月抄』により妹紅と慧音の関係が確定され、慧音は妹紅にとって数少ない理解者であることがわかった。ちなみに妹紅によると慧音は中性的な話し方をするらしい。これは全ての人に対してなのか妹紅に対してだけなのかは不明。
因幡 てゐ
- 読み:いなば てい
- 種族:妖獣(妖怪兎)
- テーマ曲:お宇佐さまの素い幡
- 能力:人間を幸運にする程度の能力
- 出演:
- 『永夜抄』5面中ボス
- 『花映塚』自機
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 4
- 『新三月精』第3話
- 『儚月抄』
- 二つ名:
- 地上の兎 - 『永夜抄』
- 幸運の素兎 - 『花映塚』・『求聞史紀』
- 飛び跳ねる兎の大群 - 『文花帖(ゲーム)』
健康に気使って長く生きているうちに妖怪になった兎。兎達の最長老で、兎達の中で一番偉い。また迷いの竹林の道案内役でもあり、竹林で迷った人間に幸運を渡して外へ帰している。その幸運は阿求曰く「四十葉のクローバー」ぐらいであるらしい[5]。しかしてゐは狡猾で、ある程度距離を持っている時は人気が高いが、親密になればなる程、嫌いになるタイプでもあるらしい。嘘をつく事が趣味で、何度しっぺ返しを受けても懲りない。『三月精』の劇中では永琳の事を「お師匠様」と呼んでいたが、『儚月抄』で永琳の言う事も聞かない事が判明。『花映塚』において四季映姫には「家族を大切にする事が善行」と説教された。『小説儚月抄』の第1話によると、てゐは鈴仙が永遠亭に住むようになる前から兎たちを操っていた。てゐが永遠亭を初めて訪れたのは、永琳と輝夜が隠れ住むようになってから数百年後で、その際、自分が迷いの竹林の主であると主張し、自分の兎たちに智慧を授けてくれるなら永遠亭に人間が寄りつかないようにすると言った。そしてその後、兎と共に永遠亭に住み着いたらしい。高草郡に住む兎であったという設定[44]や、天岩戸別命を「懐かしい神」と呼ぶ[45]など、因幡の素兎であることを示唆する描写が存在し、またスペルカードにも因幡の素兎伝説に関連する名前が用いられているものがある。『永夜抄』ではローマ字表記が「Tewi」になっているが、『花映塚』では「Tei」になっている。旧仮名遣いの「ゐ」を強調する為と思われるが、「Tewi」はそのまま読むと「てうぃ」である為、「Tei」に変更したと思われる。
鈴仙・優曇華院・イナバ
- 読み:れいせん・うどんげいん・いなば
- 種族:妖獣(月の兎)
- テーマ曲:狂気の瞳 〜 Invisible Full Moon
- 能力:狂気を操る程度の能力
- 出演:
- 『永夜抄』5面ボス
- 『花映塚』自機
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 4
- 『新三月精』第3話
- 『儚月抄』
- 二つ名:
- 狂気の月の兎 - 『永夜抄』・『花映塚』
- 視界を揺さぶる妖怪兎 - 『文花帖(ゲーム)』
- 狂気の赤眼 - 『求聞史紀』
月から逃げて来た兎。『東方求聞史紀』によれば、その能力は物事の波を操るものであり、その波長によってのん気へあるいは狂気へと精神を操り、その位相によって存在を接触不能にしたり知覚不能にし、その振幅によって無限遠方との意思疎通もあるいは隣の声すら聞こえなくすることも可能といった様々な用途がある。また、その赤い瞳を見た者を狂気に堕として色々な幻視を見せる。具体的には、『三月精』でてゐを探すために竹林の波長を操る事で錯覚を起こして竹林を封鎖したケースがあり、また『儚月抄』では月の兎と交信して現在の月についての情報を得ていた。この点については、永琳が彼女を匿ったのは月の都の情報を得るという目論みもあったという。性格的には、『三月精』でてゐが悪さをすると怒られるのは自分だと愚痴っており、悪い妖怪ではないが貧乏くじを引きやすいようだ。本名は片仮名で「レイセン」のみであり、「鈴仙」は当て字、「優曇華院」は師匠の永琳がつけた愛称、「イナバ」は輝夜が付けた愛称である。しかし永琳も輝夜も、『永夜抄』6面など本人の居ないところでは「鈴仙」と呼んでいる。変なあだ名で呼ばれる腹いせに、鈴仙本人は自身のスペルカードの漢字に妙な読み仮名をつけたらしい。月にいた頃は綿月豊姫のペットであり、「レイセン」の名は豊姫によって与えられたものである。豊姫の妹である綿月依姫の元で訓練を受けており、高い戦闘能力を持つ優秀な兎として評価されていたが、臆病で自分勝手な性格だったため戦争になる前の段階で逃げ出した。月の兎は総じて大げさで嘘吐きであるため、逃亡先である永遠亭では、戦いの中から命からがら逃げてきたと説明している。『永夜抄』撃破後の立ち絵から肌着に白いキャミソールを着用している模様。『花映塚』ではコスチュームが一新されブラウス姿になっている。
八意 永琳
- 読み:やごころ えいりん
- 種族:月人[46]
- テーマ曲1:千年幻想郷 〜 History of the Moon
- テーマ曲2:ヴォヤージュ1970
- 能力:
- あらゆる薬を作る程度の能力。天才。 - 『永夜抄』
- あらゆる薬を作る程度の能力 - 『求聞史紀』
- 出演:
- 『永夜抄』6面(最終面A)ボス、及び6面 (B) 中ボス(6B面に居るのは本体ではなくフェイク)
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 9
- 『花映塚』エンディング
- 『儚月抄』
- 二つ名:
- 月の頭脳 - 『永夜抄』
- 街の薬屋さん - 『文花帖(ゲーム)』
- 蓬莱の薬屋さん - 『求聞史紀』
薬師一家の一族きっての天才。地上出身で、月人がまだ地上に住んでた頃、月夜見らと共に月へ移り住んだ月の都の創設者のひとり。月夜見よりも年上で、年齢は億単位[47]。『永夜抄』で発生した異変の直接の実行犯でもある。かつては月の賢者として、輝夜の教育係も務めていた。輝夜の能力を使って蓬莱の薬を作ってしまい、それを飲んだ輝夜は地球に追放される事になる。かつては月の使者のリーダーも務めており、地上の輝夜を迎えに行った際に、ほかの使者を皆殺しにして輝夜とともに月の使者から逃げ続ける道を選んだ。逃亡生活を続けるうちに人里離れた山奥である幻想郷の迷いの竹林に行き着き、以降千年くらい、永遠亭に輝夜の能力を応用した魔法を施して誰も入り込まないようにして隠れ住んでいた。輝夜を止められなかった事を悔いており、彼女を「生きて守らないといけない方」と思い、彼女の従者として生活している。『永夜抄』の6A面のルートの最後には蓬莱の薬を服用するような演出があり、6B面のルートでも幽冥チームのエンディングで永琳自身も蓬莱の薬を服用したらしきことを言っている。実は主である輝夜より強いが、常に彼女より下になるよう力をセーブしているらしい。『永夜抄』の結界チームのエンディングで博麗神社のお月見の宴会に出席した際には輝夜を姫と呼び丁寧語を使っているが、教育係だったためか『儚月抄』で永遠亭に居るときの会話では輝夜と呼び捨ててタメ口で話している。『永夜抄』の冥界組EDや『花映塚』のメディスンEDで冥界や鈴蘭畑を訪ねるなど、行動力があり、なおかつ人任せにせず自分で動く性格と思われる。現在の月の使者のリーダーであり遠い親戚でもある綿月姉妹の教育係をしていたこともあり、今でも二人から慕われている。地上人から「嫦娥」と呼ばれる人物に蓬莱の薬を作ったこともある。また玉兎(レイセン)に対して「八意××」と名乗っており、彼女の本名は地上人には発音出来ない名前であると思われる。鈴仙・優曇華院・イナバからは「師匠」「お師匠様」と呼ばれている。十六夜咲夜を見たとき非常に驚いたらしいが、その理由は永琳本人にしかわからないらしい[48]。
永琳自身も今の幻想郷の暮らしを気に入ってるらしい。『永夜抄』以後は薬屋や医者として活動している。人間にも薬を販売しているが、実際に人間の里へ行くのは永遠亭の兎たちであり、置き薬の販売形態を採っている。彼女が出向くのはもっぱら重病・奇病の往診専門であるという。永遠亭を訪れる急患も受け入れている。森近霖之助が聞いた噂によると高度な技術(『香霖堂』22話の描写からは現実世界のレントゲンや麻酔、移植を思わせる)を用いるらしい。ただし、迷いの竹林に高度な治療を施す医者が開業したという程度の話でしか知らないため、外の世界から来た医者だと思われている。『文花帖(書籍)』では「胡蝶夢丸」(良い夢が見られる薬)を開発して、射命丸文や「魔法の森の人形使い」(現時点で、この条件に当てはまるのはアリス のみ)に売っていた。ほかに「胡蝶夢丸ナイトメアタイプ」(悪夢を見る薬)などの新薬も開発している。
なお、「八意」に関連するものとして、「八意思兼神(やごころおもいかねのかみ)」という知恵の神が挙げられる。永琳のスペルカードにも「オモイカネディバイス」「オモイカネブレイン」というものがある。また綿月姉妹との親戚関係に関連するものとして、日本書紀第一の一書にはニニギの母は思兼神の妹とされており、思兼神の妹の孫(又甥)の妻が豊玉姫、妹の曾孫(又甥夫婦の息子)の妻が玉依姫にあたる。
蓬莱山 輝夜
- 読み:ほうらいさん かぐや
- 種族:月人[46]
- テーマ曲1:竹取飛翔 〜 Lunatic Princess
- テーマ曲2:ヴォヤージュ1970
- 能力:永遠と須臾を操る程度の能力
- 出演:
- 『永夜抄』6面(最終面B)ボス
- 『文花帖』LEVEL 9
- 『儚月抄』
- 二つ名:
- 永遠と須臾の罪人 - 『永夜抄』
- 人間らしくないお姫様 - 『文花帖(ゲーム)』
- 永遠のお姫様 - 『求聞史紀』
月人。名前の通り、昔話の「かぐや姫」その人である。昔は月の都で暮らす姫で、八意永琳が家庭教師についていた。何も行う必要も無く何不自由の無い生活に退屈した輝夜は、地上を魅力的な場所だと感じて、1300年程前に『蓬莱の薬』を服用するという罪により、望んで月から地上へ追放される。体を小さくされて光る竹の中に入れられた輝夜は竹取の翁の拾われ、この老夫婦に育てられる。月の監視役が定期的に光る竹に黄金を入れに来たため暮らしは裕福だったが、暮らしはやはり退屈なものだった。以降は「かぐや姫」通りに生活するが、やがて輝夜の罪は許され月の使者が迎えに来ることになる。しかし「お世話になった地上人への恩と情」「心のある地上での生活」による未練もあったらしく[49]、月へ帰っても穢れた身ではまともな生活が出来ない事もあり、月へは帰らず、月の使者のリーダーを務めていた永琳と共謀して月の使者を殺して逃亡。以降、地上で隠れ住んでいた。竹取の翁の下を去る際には、世話になった翁と迷惑をかけたミカドにそれぞれ蓬莱の薬を渡した。『永夜抄』で隠れて暮らす必要がないことを知って、地上に住む幻想郷の一員として暮らし始めた。『永夜抄』エンディングなどで、永琳は「輝夜は元々引きこもりがちだった」と言うが、輝夜本人は「永琳に閉じこめられた」と言っている。また輝夜は「永遠の民であり過去は無限にやって来る、だから千年や万年よりも今の一瞬を大切にする」という考えの持ち主。月での退屈だった生活を環境のせいにしていたが、地上に来ても退屈だったことから、何もする事がないのは何もしようとしてなかった為だと気付き、隠れる必要がないと分かった今は「月都万象展」(月の都に関する博覧会)を主催したこともあったが、まだ自分のすべき仕事を見い出せず、その第一歩として「優曇華」(うどんげ)の盆栽を世話を自分に課して日課にしている。「優曇華」とは月の都にのみ存在する植物で、同名の三千年に一度しか花を咲かせない伝説上の植物とは違う。優曇華を地上に持ち込むと、地上の「穢れ」を取り込んで成長する。成長した優曇華には七色に光る玉が実り、このことから優曇華は別名「蓬莱の玉の枝」とも呼ばれる。
藤原 妹紅
- 読み:ふじわらの もこう
- 種族:人間[46]
- テーマ曲:月まで届け、不死の煙
- 能力:
- 老いる事も死ぬ事も無い程度の能力 - 『永夜抄』
- 死なない程度の能力 - 『求聞史紀』
- 出演:
- 『永夜抄』Extraステージボス
- 『文花帖』LEVEL Ex
- 『儚月抄』
- 二つ名:
- 蓬莱の人の形 - 『永夜抄』
- 焼死しない人間 - 『文花帖』
- 紅の自警隊 - 『求聞史紀』
不滅の人間。蓬莱の人の形。白い髪に赤い瞳をしている。ある「貴族」の娘であり、父が輝夜に求婚した際、難題を吹っかけられ恥をかかされて以来、輝夜を目の仇にしている。天皇の命令で蓬莱の薬を処分しようとしていた調岩笠から蓬莱の薬を強奪して服用、それ以来不滅の身。成長しない人間は周りから訝しがられ、同じ場所では暮らせないために山奥(幻想郷)に流れ着くまで転々と住む場所を変え妖怪退治をしながら暮らしていた。300年前に幻想郷の竹林で輝夜を見かけて以来、輝夜が自分と同じく「住処を変え続けてきた」という点に共感に近い感情を抱くが、妹紅自身はまだ輝夜を恨んでおり、永夜抄キャラ設定では「今では、輝夜と殺しあうのが日常である」とあり、本編EXにおいてもたびたび刺客が輝夜から送られているようなことを発言している。また、『文花帖(書籍)』では「輝夜とは犬猿の仲」とある。しかし『儚月抄』では輝夜が月に帰ることを恐れている。現在は竹林に住み、急病人などを永遠亭に運ぶときの護衛を請け負っている。阿求からは「妖怪退治を生業とする忍者の末裔」と思われていた。死ぬことがないという性質上、幽々子の天敵である。なお、妹紅の父である貴族の名前は明らかにされていないが、『竹取物語』の5人の貴公子は実在の人物に比定されており、その中には藤原不比等がいる。
『花映塚』で初登場のキャラクター
以下の5名は『東方花映塚 〜 Phantasmagoria of Flower View.』にて初登場したキャラクターである。本作での初登場キャラクターは7面以降のボスを担当しているが、条件を満たすことで自機キャラクターとして使用することも可能である。また、射命丸文は正確には『東方文花帖 〜 Bohemian Archive in Japanese Red.』での初登場だが、ゲーム作品での初登場は『花映塚』である。
射命丸 文
- 読み:しゃめいまる あや
- 種族:鴉天狗
- テーマ曲1:風神少女[50]
- テーマ曲2:妖怪の山 〜 Mysterious Mountain
- 能力:風を操る程度の能力
- 出演:
- 『花映塚』7面ボス
- 『文花帖』自機
- 『儚月抄』4コマ版第5話、REX版では回想シーンに登場
- 『風神録』4面ボス
- 『緋想天』(予定)
- 二つ名:
- 伝統の幻想ブン屋 - 『文花帖』・『花映塚』・『求聞史紀』
- 最も里に近い天狗[51] - 『風神録』
「文々。新聞(ぶんぶんまるしんぶん)」という名の新聞を執筆しており、『文花帖(書籍)』は彼女が書いた新聞という体裁を取っている。また『文花帖(ゲーム)』は取材の様子という形になっている。「文花帖」は彼女が取材に用いてる手帖の名前。裏の取れない情報は新聞記事にしないというポリシーがあるらしい。強い者には礼儀正しく弱い者には強気だが、取材相手には常に礼儀正しい。『文花帖(書籍)』では背中に黒い翼が生えている挿絵が一部見受けられ、本文中でも背中の翼(羽毛)について発言している。しかし『花映塚』や『文花帖(ゲーム)』では翼が生えておらず、『文花帖(書籍)』でも冒頭の漫画など、翼が生えていない描写も見られる。『風神録』では侵入者との接触を大天狗に命じられ、4面ボスとして登場する。その際は『花映塚』よりも若干派手な服装(マフラーのような和風模様が入ったシャツを着ていた。「風神少女」は新聞記者としての、「妖怪の山」は天狗社会の一員としての文のテーマ曲である[52]。そのせいか『風神録』では従来の丁寧な口調と違いくだけたしゃべり方をしている。なお『文花帖(ゲーム)』の「おまけ.txt」によれば、もともと『文花帖(ゲーム)』のような写真撮影というアイディアは『紅魔郷』制作後から存在しており、それを生かすために「撮影する必然性のあるキャラ」を登場させるという目的で文が生まれたらしい。
メディスン・メランコリー
- 英字:Medicine Melancholy
- 種族:妖怪(自律人形)
- テーマ曲:ポイズンボディ 〜 Forsaken Doll
- 能力:
- 毒を操る程度の能力 - 『花映塚』
- 毒を使う程度の能力 - 『求聞史紀』
- 出演:
- 『花映塚』7面ボス
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 4
- 二つ名:
- 小さなスイートポイズン - 『花映塚』・『求聞史紀』
- 体に優しくない人形 - 『文花帖(ゲーム)』
鈴蘭の花畑に捨てられた人形が、長年鈴蘭の毒を浴びるうちに妖怪化した存在[53]。『花映塚』の時点ではまだ妖怪化から数年の新米であったらしく[53]、行動や言動に幼さが残る。人間への憎悪を抱いており、「人形開放」を強く願うが、四季映姫はそんなメディスンを「貴方は少し視野が狭すぎる」と説教する。その影響かエンディングでは永琳と交友関係を持つようになるが、「人形開放」を諦めてはいないらしい。鈴蘭の花をスーさんと呼んでいる。
風見 幽香
- 読み:かざみ ゆうか
- 種族:妖怪
- テーマ曲:今昔幻想郷 〜 Flower Land
- 能力:花を操る程度の能力
- 出演:『花映塚』8面(一部のキャラは7面)ボス
- ※PC-98版の東方Projectにも登場するが、『花映塚』と旧作では服装や髪型などに変化がみられる。
- ⇒幽香(PC-98)
- 二つ名:四季のフラワーマスター - 『花映塚』・『求聞史紀』
季節の花が大好きで、一年中どこかしら花が咲いているところへと移動している[53]。長く生きているらしい[54]。一見するとのんびりしたように見えるが、ゲーム中では頭が切れる様子も見せる。PC-98版の幽香と同様、自機キャラクターの中では最も移動速度が遅い。『花映塚』での会話を見る限り、霊夢や魔理沙とも知り合いらしい。作者は「博麗神社付近には相変わらず魅魔や幽香などがいる」という設定は特に変化がないとも語っている。魔術や妖術より直接攻撃にすぐれる肉体派で、傘や花を使って優雅に戦う。強そうな妖怪人間相手とは戦うが、弱い相手には興味がないとのこと。
小野塚 小町
- 読み:おのづか こまち
- 種族:死神
- テーマ曲:彼岸帰航 〜 Riverside View
- 能力:距離を操る程度の能力
- 出演:
- 『花映塚』8面ボス
- 『文花帖』LEVEL 10
- 二つ名:
- 三途の水先案内人 - 『花映塚』・『求聞史紀』
- 江戸っ子気質な死神 - 『文花帖(ゲーム)』
閻魔である四季映姫の部下。三途の川の船頭をしているが、かなりマイペースで、仕事をさぼっては四季映姫に怒られることもしばしば。船に乗せた魂との会話が、仕事中の楽しみでもある[55]。全キャラのなかでも稀な「あたい」という一人称を使う。『三月精』では理由は不明だが、姿が見えなくなっているはずの光の三妖精を見つけている。
四季映姫・ヤマザナドゥ
- 読み(漢字部)/英字(片仮名部):しきえいき/Yamaxanadu
- 種族:閻魔
- テーマ曲:六十年目の東方裁判 〜 Fate of Sixty Years
- 能力:白黒はっきりつける程度の能力
- 出演:
- 『花映塚』9面(最終面)ボス
- 『文花帖(ゲーム)』LEVEL 10
- 二つ名:
- 楽園の最高裁判長 - 『花映塚』
- 地獄の最高裁判長 - 『求聞史紀』
口うるさい有難いお話 - 『文花帖(ゲーム)』
小野塚小町の上司。本名は「四季・映姫」で、ヤマザナドゥは役職名[53]。ヤマは閻魔、ザナドゥは楽園(幻想郷)を意味する[5]。『花映塚』9面では無縁塚を訪れた人間・妖怪たちに「善行を積むこと」を説き、Extraステージで彼女たちが善行を積んでいるか見回っていた。閻魔の仕事は二交代制で、休日になると彼女は幻想郷に説教をしに訪れている。閻魔は映った者の全ての罪を映すという「浄玻璃の鏡」を持っていて、彼女が所持している「浄玻璃の鏡」の形状は手鏡。『紫香花』の公式小説には、紫が四季映姫らしき人物を苦手としており、彼女が現れそうになると幽々子と共に退散する、という描写があった。
『風神録』で初登場のキャラクター
以下の8名は『東方風神録 〜 Mountain of Faith.』にて初登場したキャラクターである。特徴として、本作には片仮名の名前がついたキャラクターは登場せず、全員が漢字と平仮名の名前になっている。
秋 静葉
1面ボスの穣子の姉。姉妹で幻想郷の秋を司る。会話イベントはないが、難易度Hard以上でスペルカードを使用してくるため、その際に立ち絵が表示される。
秋 穣子
- 読み:あき みのりこ
- 種族:豊穣の神
- テーマ曲:稲田姫様に叱られるから
- 能力:豊穣を司る程度の能力
- 出演:『風神録』1面ボス
- 二つ名:豊かさと稔りの象徴 - 『風神録』
静葉の妹。毎年、人間の里では収穫祭が行われているのだが、彼女は特別ゲストとして呼ばれている。ただし収穫後に行われる収穫祭ではなくもっと前に呼ばないと、豊作をもたらすことはできないという。会話シーンでは霊夢や魔理沙に対して上から目線でものを言うが、対戦後は霊夢や魔理沙から「あんなやつ」と言われてしまう。ちなみに、作中では名前が秋 穣子 と表示されるのだが、付属の「キャラ設定.txt」には 秋 稔子 と記載されている。
鍵山 雛
- 読み:かぎやま ひな
- 種族:厄神様
- テーマ曲:運命のダークサイド
- 能力:厄をため込む程度の能力
- 出演:『風神録』2面ボス
- 二つ名:秘神流し雛 - 『風神録』
流し雛軍団の長。払われた厄を集めて人間に不幸が訪れないようにしている。ゴスロリ風の服装をしており、スカートの右下部分には「厄」の文字をくずした緑色の模様がついている。攻撃や移動の際に効果音と共にくるくると回転するモーションが特徴的であるが、これは「雛」が「人形」のように見せるための演出である[56]。
河城 にとり
妖怪の山に住む河童。通称「谷カッパのにとり」。エンジニア。人間と河童は盟友だと思っている。『求聞史紀』の河童の説明にある通り、河童の技術は幻想郷より進んでおり、彼女もまた『風神録』 3面で「光学迷彩」を使用する。『風神録』エンディングでは文と共に宴会に参加している。また、再び山への侵入を試みた魔理沙を追い返していた。
犬走 椛
- 読み:いぬばしり もみじ
- 種族:白狼天狗
- 能力:千里先まで見通す程度の能力
- 出演:『風神録』4面中ボス
- 二つ名:下っ端哨戒天狗 - 『風神録』
山の見回りをしている天狗で、普段は滝の裏で待機して大将棋で暇をつぶしている。『風神録』では遭遇した霊夢や魔理沙に対して威嚇攻撃を仕掛けた後、大天狗の命令により人間(霊夢や魔理沙)と神奈子の動向を監視・報告する。作中での会話イベントは無く、スペルカードも使用しない。
東風谷 早苗
- 読み:こちや さなえ
- 種族:人間
- テーマ曲:信仰は儚き人間の為に
- 能力:奇跡を起こす程度の能力
- 出演:『風神録』5面ボス
- 二つ名:祀られる風の人間 - 『風神録』
守矢の神社の風祝(かぜはふり)で、秘術を操る一族の子孫である。秘術を使用できる者は現人神として人間からの信仰を得るようになった。外の世界で信仰を得られなくなった神奈子の提案により、神社ごと幻想郷に移り住んで博麗神社を脅して幻想郷を思い通りにしようとした。まじめな性格で自分の力に自信を持っていたが、外の世界の常識は幻想郷では通用せず、霊夢や魔理沙によって返り討ちにされた。霊夢の巫女装束に似た青と白の袖のない巫女装束を着用し、霊夢と同様の肩と腋の部分を露出させた服装が特徴的である。また、蛇と蛙の形をした髪飾りをつけている。なお、秘術を操る一族とは実は諏訪子の子孫であり、早苗も諏訪子の血を引いているのだが本人はそのことを知らない。奇跡を起こす現人神と言えども幻想郷ではさほど特別な存在ではないがまがりなりにも神であり、『風神録』5面の戦いでは弾幕ごっこに敗北して痛い目を見てるが、諏訪子によると「神遊び」に過ぎなかったという。
八坂 神奈子
- 読み:やさか かなこ
- 種族:神様
- テーマ曲:神さびた古戦場 〜 Suwa Foughten Field
- 能力:乾を創造する程度の能力
- 出演:『風神録』6面ボスおよびExtra中ボス
- 二つ名:山坂と湖の権化 - 『風神録』
早苗が祀っていた神様。本来は風の神であるが、紆余曲折を経て現在は山の神として祀られている。外の世界で人間の信仰を得ることが難しくなってきたため、妖怪たちの信仰を得ようと早苗と共に守矢の神社と湖ごと幻想郷の妖怪の山に移り住んだ。当初は天狗達に警戒されていたが、後に天魔との交渉によって和解する。大昔に諏訪子が束ねていた洩矢の王国を手に入れるために侵略し、諏訪子を降伏させた経緯をもつ。しかし祟り神であるミシャグジ様への恐怖と信仰を人々から拭い去るのは難しく、神奈子は名前だけの新しい神を立てて、実務を諏訪子に任せて、対外的には王国の信仰を支配したように見せかけた。また背中にしめ縄を装着しているがこれは蛇を表しており、人々のミシャグジ様に対する恐怖に対抗するため、脱皮を繰り返す蛇の姿から再生を示しているのと同時に、蛙を食べる生き物として諏訪子への勝利を喧伝対するという目的でもある。また蛙を生贄として蛇に捧げる神事も行わせた。なお、能力にある「乾」とは、八卦において「天」を意味する。
洩矢 諏訪子
- 読み:もりや すわこ
- 種族:神様
- テーマ曲:ネイティブフェイス
- 能力:坤を創造する程度の能力
- 出演:『風神録』Extraボス
- 二つ名:土着神の頂点 - 『風神録』
守矢の神社に祀られている蛙の姿をした神様。山の神様であり、遥かな古代は「ミシャグジ様」を束ねて洩矢の王国を築き国王を務めていたが、大和の神の1人である神奈子に侵略を受け敗北する。しかし王国の民がミシャグジ様の祟りを恐れて神奈子を受け入れなかったため、神奈子が準備した名前だけの新しい神という神様(王国内では「守矢」、王国外に対しては別の名前)と諏訪子を融合させた神を信仰させることになった。しかしそれは神奈子が考えたカモフラージュであり、裏では諏訪子がそのまま信仰され、諏訪子は自分の力で神奈子を山の神とした。現在は守矢の神社で、神奈子と共に仲よく暮らしている。『風神録』では守矢神社の探索に訪れた霊夢や魔理沙らと遭遇し、「神遊び」と称した弾幕勝負を行う。なお、能力にある「坤」とは、八卦において「地」を意味する。
『香霖堂』のキャラクター
森近 霖之助
- 読み:もりちか りんのすけ
- 種族:妖怪と人間のハーフ[57]
- 能力:
- 未知のアイテムの名称と用途がわかる程度の能力
- 道具の名前と用途が判る程度の能力(『求聞史紀』)
- 出演:
- 『香霖堂』主人公
- 『三月精』(コミックス収録のノベル「月の妖精」)
- 『儚月抄』REX版第3話、4コマ版第3話、第5話
- 二つ名:香霖堂店主 - 『求聞史紀』
古道具屋「香霖堂」店主。『東方香霖堂 〜 Curiosities of Lotus Asia.』の主人公で、事実上、東方Project唯一の男性キャラクターである。その能力は目で見た道具の名前と用途は判るものの、使い方は判らないというものである。霧雨魔理沙が生まれるよりも以前に、魔理沙の実家(里の大手道具屋「霧雨店」)で修行していたことがある。魔理沙がものごころついた時には既に独立して香霖堂を構えていたが、霧雨家を訪れることもあり昔から魔理沙と親交がある。商売人というより趣味人。道具を作ることもあり、霊夢のお払い棒や巫女服、魔理沙のミニ八卦炉なども手がけている。魔理沙からは「香霖」と呼ばれている。霊夢からは「霖之助さん」と「さん付け」で呼ばれるが、霊夢はしょっちゅう「香霖堂」の売り物を勝手に持っていったりする。特に体が強いわけではないが、人間と妖怪のハーフであるためか、人間がかかりやすい病気と妖怪がかかりやすい病気の両方にかかりにくい[58]。また魔理沙によると姿が昔から全く変わってないらしく、また本人曰く霊夢や魔理沙の何倍も長く生きているとのことである。そのため霊夢や魔理沙を内心子供扱いしてる事も多い。
『三月精』のキャラクター
光の三妖精 (三月精)
『東方三月精 〜 Eastern and Little Nature Deity.』及び『東方三月精 〜 Strange and Bright Nature Deity.』の主役である三人の妖精の事。3人で協力して博麗霊夢や霧雨魔理沙らに対して悪戯をする。魔法の森の大木の中に住んでいるが、いつかは博麗神社を乗っ取ろうと企んでいる。また雨が降っているといつもの力が出せないので、梅雨の季節には『紅魔館』にメイド服を着て忍び込み別荘としようとした事もある。作者によると「普段は雑魚以下の妖精を主役に持ってきた」「三月精はゲームの漫画化でなくて、出所不明の漫画にしたかった」との事。三月精では漫画表現も手伝って三妖精が大きく描かれているが彼女らの身長は実際はかなり低く、彼女たちの部屋の天井も1メートル程度しかない。
サニーミルク
- 英字:Sunnymilk
- 種族:妖精
- テーマ曲:[59]
- テーマ曲1:サニールチルフレクション
- テーマ曲2:サニーミルクの紅霧異変
- 能力:
- 光を屈折させる程度の能力
- 光の屈折を操る程度の能力
- 出演:『三月精』主人公
- 二つ名:
日の光の妖精。光を屈折させて人間に虚像を見せて道に迷わせたり、自分達の姿を見えなくしたりする。だが雨の日などは不自然でばれやすくあまり役に立たない。愛称は「サニー」。3人の中で最も頭は切れ、表情豊かで明るく、元気もある。でも一番失敗が多い。日の光を浴びる事で怪我を治癒する事が出来る。一応三妖精のリーダー格らしい。
ルナチャイルド
- 英字:Lunachild
- 種族:妖精
- テーマ曲:[59]
- テーマ曲1:夜だから眠れない
- テーマ曲2:雪月桜花の国
- 能力:
- 周りの音を消す程度の能力
- 音を消す程度の能力
- 出演:『三月精』主人公
- 二つ名:静かなる月の光[60]
月の光の妖精。周りの音を消す事が出来る。だが音が鳴っている環境では不自然で反ってばれやすくあまり役に立たない。愛称は「ルナ」。三月精の中で最もとばっちりを受ける役回りをすることが多い。月の光を浴びる事で怪我を治癒する事が出来る。「文々。新聞」を読んでるシーンが度々登場する。月の光の妖精だからか夜に出歩くことが多く、十六夜の日には色々なものを拾ってくる。一応3人の中では一番残酷らしい。『三月精』の単行本に収録された小説では紫から「(三月精の中で)最も妖怪に近い」と称された。
スターサファイア
- 英字:Starsaphire
- 種族:妖精
- テーマ曲:[59]
- テーマ曲1:妖精燦々として
- テーマ曲2:スターヴォヤージュ2008
- 能力:
- 生き物の動きを捕捉するだけの能力
- 動くものの気配を探る程度の能力
- 出演:『三月精』主人公
- 二つ名:降り注ぐ星の光[60]
星の光の妖精。能力は三妖精の中でレーダー的な役回りで間接的ながら重要だが、彼女の性格のせいか悪戯が失敗する事が多い。三妖精の中では唯一天候に関係なく能力が使える。愛称は「スター」。天候に影響を受けず、常にゆっくり回復する。星のように捉えどころがなく気まぐれな性格。
『求聞史紀』のキャラクター
稗田 阿求
- 読み:ひえだの あきゅう
- 種族:人間
- テーマ曲:阿礼の子供[59]
- 能力:
- 一度見た物を忘れない程度の能力
- 求聞持の能力
- 出演:
- 『香霖堂』第19話
- 『求聞史紀』
- 『幺樂団の歴史』シリーズ
- 二つ名:幻想郷の記憶[37]
里に住む非戦闘員の人間。九代目阿礼乙女。稗田家の当主でもある。稗田家は里の人間で最も多くの資料を持ち、知識も深い千年以上続く由緒正しい人間の家系である。その膨大な蔵書には幻想郷のあらゆる事柄が収められており、外の世界の資料なども少なくないとのこと。稗田家には『御阿礼(みあれ)の子』と呼ばれる子供が百年から百数十年単位で生まれ、稗田家に代々伝わる「幻想郷縁起」を編纂する(御阿礼の子の節も参照)。実は約1200年前から転生を続けている存在で、阿求は九代目である。しかしその能力とは裏腹に、転生前の事はあまり覚えていない。紫とは少なくとも前世の頃からの古い知り合いらしく、紫が完成前の「幻想郷縁起」をチェックするために訪れたこともある[37]。「ちょっと変わった人間だが、良い奴」らしい[62]。阿求の代になってから、紅茶が好きになった[63]。『求聞史紀』では「(妖精を捕まえたら)日頃の鬱憤を晴らすと良い」[64]や「普段の鬱憤を晴らすチャンスである」[65]といった発言も残している。
『儚月抄』のキャラクター
レイセン
- 種族:月の兎
- 出演:『儚月抄』
- 能力:不明
月の羽衣を着て、永琳に保護されるべく地上にやって来た玉兎(月の兎)。嫦娥の贖罪のために薬を搗くのに嫌気が差したと語っている。スペースデブリに当たって重傷を負ってる所を霊夢に保護された。その時は噂で聞いていた地上の兎に見えるように変装しており、外見は永遠亭の妖怪兎と大差なかった。だが月では鈴仙・優曇華院・イナバと同じくブレザーを着用している。霊夢に月の羽衣を奪われるが、能力で取り返す。その後、霊夢が昼寝している間、永琳と交信し、彼女と接触。永琳から月の使者のリーダーである綿月姉妹への手紙を預けられ、月へと帰っていった。その後、綿月姉妹のペットとして仕えることになり、かつて姉妹の元から逃げ出した兎と同じ名前である「レイセン」という名を与えられる。
綿月姉妹
かつて永琳が輝夜の他に教育していた2人の姉妹のお姫様。永琳の遠い親戚で、永琳から見て又甥の嫁と又甥夫婦の息子の嫁である。1000年以上も前、永琳が輝夜を迎えに行く前日に、月の使者の後任を頼まれた。現在は姉妹2人で月の使者のリーダーをしている。本来は永琳を討伐する立場だが、2人とも今でも永琳の事を敬愛しており、永琳を討伐する意思はない。
綿月 豊姫
- 読み:わたつきのとよひめ
- 種族:月人
- 出演:『儚月抄』
- 能力:不明
- 二つ名:海と山を繋ぐ月の姫
依姫の姉。永琳曰く、天性の幸運を持っているとのこと。天真爛漫な性格。表の月と裏の月を繋げられる数少ない人物。鈴仙・優曇華院・イナバの以前の飼い主でもある。
綿月 依姫
- 読み:わたつきのよりひめ
- 種族:月人
- 出演:『儚月抄』
- 能力:不明
- 二つ名:神霊の依り憑く月の姫
豊姫の妹で、姉を「お姉様」と呼ぶ。永琳曰く頭が切れ永琳の言う事を何でも吸収したらしい。姉に比べると生真面目な性格。地上人が攻めてきた事態を考え、玉兎達の戦闘訓練を行っている。
音楽CD
以下の2名は上海アリス幻樂団製作の音楽CDに登場するキャラクターである。この2名は東方Project関連の作品(『東方○○○』という名前の作品)には登場していない為、厳密には東方Projectのキャラクターではない事になるが、便宜上本項に記載する。なお作者によると、秘封倶楽部の2人がいる世界は『紅魔郷』などとは時代的にちょっとかみ合わない、とのことである[66]。
マエリベリー・ハーン
- 英字:不明
- 種族:人間
- 能力:結界が見える程度の能力(境界を操る程度の能力?)
- テーマ曲:[59]
- テーマ曲1: 少女秘封倶楽部
- テーマ曲2: 魔術師メリー
- テーマ曲3: 月の妖鳥、化猫の幻
- 出演:
- 『蓮台野夜行 〜 Ghostly Field Club.』
- 『夢違科学世紀 〜 Changeability of Strange Dream.』
- 『卯酉東海道 〜 Retrospective 53 minutes.』
- 『大空魔術 〜 Magical Astronomy.』
- 『求聞史紀』[67]
幻想郷の外(近未来)の大学生。境目を暴くオカルトサークル『秘封倶楽部』のメンバー。相対性精神学を専攻している[68]。音楽CDの舞台となっている時代では日本の首都となっている京都に住む[69]。蓮子の能力を常々、気持ち悪いと思っている。蓮子には愛称である「メリー」と呼ばれている。ちなみにフルネームが明かされたのは『夢違科学世紀』から。「結界が見える程度の能力」を持つが、『夢違科学世紀』では夢の中で幻想郷へ飛んでいたらしく、話を聞いた蓮子は『境界を操る程度の能力に変わりつつあるのではないか』と危惧していた。因みに「ラフカディオ=ハーン(小泉八雲の旧名)」のように「八雲」との関係を匂わせる部分もある。
宇佐見 蓮子
- 読み:うさみ れんこ
- 種族:人間
- 能力:星を見ただけで今の時間が分かり、月を見ただけで今居る場所が分かる程度の能力
- テーマ曲:[59]
- テーマ曲1: 少女秘封倶楽部
- テーマ曲2: 月の妖鳥、化猫の幻
- 出演:
- 『蓮台野夜行 〜 Ghostly Field Club.』
- 『夢違科学世紀 〜 Changeability of Strange Dream.』
- 『卯酉東海道 〜 Retrospective 53 minutes.』
- 『大空魔術 〜 Magical Astronomy.』
幻想郷の外(近未来)の大学生。境目を暴くオカルトサークル『秘封倶楽部』のメンバー。超統一物理学を専攻し、「ひも」の研究をしている[68](現実の物理学にも、超弦理論という分野がある)。メリーと同じく京都に住むが、実家は東京にあるらしい[69]。空を見ただけで今の時間と今居る場所が分かるが、メリーとの待ち合わせには遅刻する[70]。
名前の無いキャラクター
以下の3名は、公式名称が存在しない、もしくは言及されていないキャラクターである。これらのキャラクターに関しては『文花帖(書籍)』や『幻想郷縁起(求聞史紀)』にも掲載されていない。作者によると、こういった雑魚クラスのキャラクターは沢山居るらしい。
大妖精
- 読み:だいようせい
- 種族:妖精
- 出演:『紅魔郷』2面中ボス
『紅魔郷』の2面中ボスとして登場する緑髪の妖精には名前が存在しないため、大妖精と呼ばれている。作者が幻想掲示板(公式掲示板)で語った公式設定によると、妖精は人間以下の存在だが、その中でも力のある者が大妖精であるらしい。普段から湖に棲んでいる[71]。『新三月精』第13-14話「嵐の勁妖」では、チルノとかくれんぼをしていると思しきサイドポニーの妖精が登場したが、これが彼女かどうかは不明。
小悪魔
- 読み:こあくま
- 種族:悪魔?
- 出演:『紅魔郷』4面中ボス
『紅魔郷』の4面中ボスとして登場する赤髪の妖怪には名前が存在しないため、小悪魔と呼ばれている。作者が幻想掲示板(公式掲示板)で語った公式設定によると、悪魔は吸血鬼や魔法使いなどと同じ物で強大な種族だが、その中でも力の弱い物なので小悪魔だという。性格は大妖精と似たところも多く、気まぐれでいたずら好き、後先考えずに行動する。普段から紅魔館に住んでいる[71]。
名無し本読み妖怪
- 種族:妖怪
- 出演:『香霖堂』第1-2話「幻想郷の巫女と十五冊の魅力」(連載時のナンバリングでは、第1話の前編と後編)
『香霖堂』に登場した妖怪。名前は登場していない。本を読んでいたところ、通りすがった霊夢に強奪されて、取り返しに香霖堂を訪れた。頭と背に鮮やかな赤色の翼があるのが挿絵で描かれている。
設定上存在するのみのキャラクター
以下は設定上存在するものの、作中には登場しないキャラクターである。これらのキャラクタは他のキャラクターと深い関わりがある場合があり、ここではゲームに付属の「おまけ.txt」などから設定が読み取れる範囲を記載する。
レイラ・プリズムリバー
- 種族:人間
- 出演:『妖々夢』(キャラ設定.txt)
『妖々夢』4面ボスの「プリズムリバー三姉妹」を産み出した人間の少女。人間の「プリズムリバー姉妹」の四女である。ちなみにレイラの実姉であるルナサ、メルラン、リリカは騒霊の「プリズムリバー三姉妹」とは別人である。人間の「プリズムリバー四姉妹」はヴァイオリンやピアノはやっていたかも知れないが、演奏隊やちんどん屋などは当然やっておらず、服装も今のようなおかしな格好はしていなかったらしい。かつてZUNが明かした設定によると、レイラの父親であるプリズムリバー伯爵は貿易商をしており、東の国でとあるマジックアイテムを手に入れてしまう。それは幻想郷のマジックアイテムであり、プリズムリバー家は崩壊。人間のルナサ、メルラン、リリカらは引き取られていき、その後どうなったかは所載不明である。思い出の屋敷から離れられなかったレイラは、姉の姿をした騒霊(ポルターガイスト)を生み出してプリズムリバー邸ごと幻想郷へ消えた。この騒霊は最初は姉達の幻影や幻聴に過ぎなかったらしいが、そのうちレイラと会話出来るようになり、いつのまにか一緒に暮らすようになった。幻想郷の生活はレイラ一人ではツラかった(妖怪達が出没するから?)らしいが、騒霊の「プリズムリバー三姉妹」に助けられてレイラは天寿を全うする。だが消えるはずだった騒霊『プリズムリバー三姉妹』は、レイラが死んでも消える事はなくそのままちんどん屋をやるようになった[16]。なお『花映塚』における四季映姫の話によると騒霊「プリズムリバー三姉妹」の拠り所は、彼女達を生んで今はもう居ないとある人間であるらしいが、その人間とは恐らくレイラの事であると推測される。
魂魄 妖忌
- 読み:こんぱく ようき
- 種族:人間と幽霊のハーフ?
- 出演:『妖々夢』(キャラ設定.txt)
魂魄妖夢の爺であり師匠。1000年以上前に咲いてる西行妖を見たことがある。西行寺家の初代庭師。300年程庭師を務めたある日突如悟りを開き、幼すぎる妖夢に後を継がせて幽居する。その行方は妖夢にも知れない。作者が語る所によると妖忌の性格は、頑固爺で妖夢に対しても手取り足取り教えるのではなくて技を盗ませるスタイルであったらしい。幽々子が死を操ることしか出来ない事を唯一知っているらしく、西行妖と幽々子の関係についても妖夢に教えたつもりで消えたらしいが、『妖々夢』の時点の妖夢はそれに気づかなかった。半分人間である妖忌はゆっくり年を取る。現在、妖忌の所在と生死は不明である[72]。
冴月 麟
- 出演:『紅魔郷』(「東方紅魔郷.exe」のデータ内のみ)
『紅魔郷』の.exeファイルをテキストエディタ等で開くと、名前のみが確認できるキャラクター。おそらく制作途中で没になった自機キャラクターと考えられる。花符と風符を用いる予定だったようだ。名前の読みは不明だが、そのまま読めば「さつき りん」である。
御阿礼の子
- 読み:みあれのこ
- 種族:人間
人間の里で最も幻想郷の知識がある家系の稗田家に、百年から百数十年単位で生まれる稗田阿礼が転生した人物の総称。人間が安全に暮らすために千二百年以上前から『幻想郷縁起』を代々執筆している。女性なら『阿礼乙女』(あれおとめ)、男性なら『阿礼男』(あれおとこ)と呼ばれる。稗田 阿求は、九代目の御阿礼の子にあたる。御阿礼の子は代々『稗田 阿○』を名乗り、○には世代数にに対応した文字が当てられる。以下に一代目から順に記す。
- 稗田 阿一
- 稗田 阿爾(爾:に=二)
- 稗田 阿未(未:み=三)
- 稗田 阿余(余:よ=四)
- 稗田 阿梧(梧:ご=五)
- 稗田 阿夢(夢:む=六)
- 稗田 阿七
- 稗田 阿弥(弥:や=八)
- 稗田 阿求(求:きゅう=九)
これらは全て稗田 阿礼(礼:れい=零)の子孫であり、転生したものである。阿礼は一度見た物や聴いた物を全て憶える事が出来たらしい。歴代の御阿礼の子は阿礼の生まれ変わりであり、この能力を引き継いでいる。ただし転生すると前世の記憶は『幻想郷縁起』に関する一部しか引き継がれない。御阿礼の子は、原因は不明だが寿命が短く三十歳まで生きることは出来ない。更に転生の術は死ぬ何年も前から準備をしなければいけないらしく、まともな人間としての生活はほとんど送れない。また、生きているうちから閻魔様に許しを乞わなければならず、次の肉体を閻魔様に用意してもらえる百余年の間、閻魔様の元で働いているらしい。
稗田 阿求の節も参照のこと。
嫦娥
- 読み:じょうが
- 出演:『儚月抄』(未登場)
永琳が作った蓬莱の薬を飲んだ為に幽閉されている人物。輝夜とは別人。永琳と玉兎(レイセン)の会話に登場。薬搗き担当の月の兎は、嫦娥の罪を償うために薬を搗き続けている。なお本名は地上人には発音出来ない名前であり、嫦娥とは地上人から呼ばれる名前である。中国の嫦娥計画は、この人物の名前を冠している事から月の民から警戒されている。
月夜見
- 読み:つくよみ
- 種族:月人
- 出演:『儚月抄』(未登場)
月の都の王。穢れが寿命をもたらすことに気付いた賢者で、海に映る月を見て、一族の信頼できる者を率いて地上から穢れのない月へ移住することを決意した。太陽を司る姉が居て、その遣いは三本足の鴉だという。
その他サブキャラクターなど
アリスの人形
- 出演:『妖々夢』・『永夜抄』・『萃夢想』など
アリスの家に山と置かれ、またアリスが戦闘時に使役する人形たち。ほとんどの人形はアリスの自作。自律して動いている訳ではなく魔法で操作している。完全自律で考えて動く人形作りに挑戦したこともあったが、アリスが定期的に魔法を掛ける必要があったという[73]。永夜抄マニュアルに書かれているプロローグではアリスと会話している様が描かれているが、これが発声機能もあるのか単にアリスが腹話術芸人のような事をしているだけなのかは不明。『香霖堂』15話によると、人形は命令を与えれば勝手に動く式神とは異なり、紐や魔法などの力で操る必要がある存在とのこと。魔理沙は、人形と会話してるように操っている何ともさもしい一人芝居と評している。『新三月精』第5話及び第6話ではアリスの命令を受けて動いていたが、半自動なのか操作しているのか不明。アリスが用いるスペルカードには「(○○の)××人形」という名前のものがいくつかあるが、これが人形の名前なのか単なるスペルカード名であるのか、また前者だとしても人形一体一体に与えられた固有名なのか人形の種類名なのか、詳細は明らかにされていない。永夜抄では使い魔として「上海人形」が登場している。『萃夢想』などでは爆弾のような使い方もされている。永夜抄でのアリスのラストワード説明で、「人形は髪は伸ばすわ泣くわ自由」とかかれている。『花映塚』の永琳の説明によると、髪が伸びたりする泣いたりする人形は肉体を得た人形で、藁人形のように呪いが掛かるのは精神を得た人形とのこと。
紅魔館のメイド
- 種族:妖精がほとんどを占める
- 出演:『紅魔郷』など
ゲーム中では道中に登場するいわゆる雑魚である。紅魔館で働き、咲夜の指示を受けたりしながらレミリアに仕えている。『求聞史紀』で人間のメイドは咲夜しかいないこと、メイドの殆どが雇われた妖精であることが明らかにされた。実際に『紅魔郷』のグラフィックでは背中に羽が生えており、『新三月精』などでもそれが確認される。無給だが制服は支給され、食事やお茶の自由もある。『新三月精』第1話では節分になると(吸血鬼は炒った豆に触ると火傷するから)不機嫌になるレミリアを想像して、裏でため息をついていた。また数だけは多いが、1人1人の能力はそれほど高くない[74]。自分達の料理と自分達の服の洗濯で手一杯で、ほとんどの業務はメイド長の十六夜咲夜がこなしている。
永遠亭の兎
- 種族:兎
- 出演:『永夜抄』・『儚月抄』など
ゲーム中では道中に登場するいわゆる雑魚である。普通の兎のほかに妖怪兎も居る。鈴仙をリーダーとした兎肉反対の『兎角同盟』を結成している。『兎角同盟』とは鈴仙曰く「現状に満足せず、常に向上心を持って行動する兎の集団」という意味らしい。人語を理解する者は少ないらしい。『兎角同盟』の幹部であるてゐによって管理は任されているらしい。鈴仙が永遠亭に逃げ込んで暮らす前から、てゐは兎達を操っていたとの事。余談だが『花映塚』において、てゐはメディスンの鈴蘭畑から逃げ出す際に「まあいいや。うちの兎を騙して毒を集めさせれば」と発言していたりする。『小説儚月抄』では、かつて最初にてゐが永遠亭にやって来た際、兎達に智慧を授けるのであれば人間を寄せ付けないようにする、という取引が、てゐと永琳の間であった事が判明している。
月の兎
- 種族:月の兎
- 出演:『永夜抄』(おまけ.txt)『儚月抄』
鈴仙の仲間で、彼女と同じく超遠距離でも月の兎同士で会話する事が可能。鈴仙が永遠亭に逃げ込んだ後も、彼女と連絡を取り合っていたようだ。嘘・噂・ゴシップが大好きで、大げさで嘘吐き。『儚月抄』で鈴仙が聞いた噂では、「地上からの侵入者」と内通しているスパイ兎が居るというものや、月の兎達が魔女狩りを彷彿させるスパイ狩りの不当な裁判にかけられているというものがある。永琳は月の兎を「玉兎」と呼んでいる。嫦娥の代わりに薬を搗き続けて罪を贖う薬搗き担当の兎は、綿月依姫によると「歌好きでいい加減でとろい奴が多い」とのこと。また月の使者担当の兎は規律が厳しく、戦闘要員であるため楽ではない肉体労働で、逃げ出す兎は少なくない。
レイセンの節も参照のこと。
梅霖の妖精
- 種族:妖精?
- 出演:『香霖堂』第8-9話「夏の梅霖堂」(連載時のナンバリングでは、第5話の前編と後編)
『香霖堂』の第8話から第9話で、香霖堂の屋根裏に隠れ香霖堂の周りだけに集中豪雨をもたらした妖精。香霖堂の屋根裏がカビていたため居心地がよく、居付いていた。霊夢に脅されて逃げた。霖之助はずっと屋内に居て見ておらず、姿は描写されていない。
大ガマ
- 種族:妖怪
- 出演:『文花帖(書籍)』など
妖怪の山にある大蝦蟇の池の主。文によると妖怪らしい。大きさは人間二人分はある。沼で蛙を凍らせて遊んでいた氷の妖精(チルノ)を懲らしめるために、彼女を喰った。チルノは胃袋を冷やして逃げていったが、大ガマ本人はびっくりしただけで実害はなかったらしい。山に登った際に捧げ物をすると、帰り道の安全を保障してくれる。
深山の大天狗
- 読み:みやまのおおてんぐ
- 種族:大天狗
- 出演:『旧三月精』第5話「大卵の怪異」
鴉天狗の身内に自分の卵を盗まれた者が出て、その卵を探していたところ、(霊夢から盗んだ)大きな卵を運んでいる三妖精を発見。奪還するべく三妖精の家(大木)ごと天狗風で山まで運んできたが、確認させた所、それは鴉天狗の卵ではなかった。深山の大天狗は三妖精へのお詫びとして、家を元通りにして大きな卵を割るための天狗の秘宝(小槌)を置いていった。
天狗
- 種族:妖怪
- 出演:『香霖堂』『求聞史紀』『風神録』など
日本古来の妖怪である天狗。幻想郷では主に妖怪の山に住んでいる。天狗に限らず山の妖怪の多くがそうであるというが、仲間意識が強く、排他的である[5]。『文花帖(書籍)』における萃香と文の会話によると、天狗は狡猾であり、ゴシップ好きだという。天狗は個人で新聞を作る者が多く、毎年「新聞大会」なるものを開いて部数を競っているという。酒好きであると同時に酒に強い。『香霖堂』第18話「龍の写真機」では神社の花見に参加していた。天狗と一口に言ってもいくつかの種族があり、たとえば以下のようなものがいるという[5]。
- 天魔
- 天狗の長。『風神録』では神奈子と交渉を行い、神奈子たちが山に住むことを許した。その力は強大であり、神様に近い能力を持つらしい。
- 大天狗
- 主に管理職を務める。その名の通り大きな体が特徴だという。『香霖堂』第16話「洛陽の紙価」では「鞍馬諧報」という新聞を発行している大天狗が優勝していた。『風神録』では山の自警隊のリーダーを務める大天狗が、白狼天狗から霊夢や魔理沙が山に侵入したとの報告を受け、文に出るように要請した。
- 白狼天狗
- 主に警備を担当する。
- 鼻高天狗
- 主に事務職を務めている。その名の通り比較的鼻が高いという。
- 鴉天狗
- 主に広報活動を担当する。
- 山伏天狗
- 主に印刷業に従事している。
現時点で東方Projectに登場している天狗は、鴉天狗の射命丸文と、白狼天狗の犬走椛である。
河童
- 種族:妖怪
- 出演:『香霖堂』『求聞史紀』など
『香霖堂』17話以降、霖之助の話題に度々登場する妖怪。天狗も生息している幻想郷の山奥に棲んでいるらしい。酒が大好きで強い妖怪らしい。精密で優れた道具を創り出す技術を持っているらしい。咲夜曰く「天狗よりタチの悪い妖怪」。なお霖之助は、河童はすっぽんが変化した妖怪ではないかと考えており、また天狗が使う写真機も河童が創り出した物かもしれない、という憶測を立てている。なお、河童に該当するキャラクターは『花映塚』までの時点では登場していないため、『求聞史紀』では「個体が確認されていない種族」に分類されていた。初めて登場した河童は『風神録』の河城にとりである。
霧雨の親父さん
- 種族:人間?
- 出演:『香霖堂』第19話「奇跡の蝉」
人里で商売をしている大手道具屋「霧雨店」の主人。霖之助がかつて修行の世話になった事もあり、霖之助は「霧雨の親父さん」と呼んで慕っている。『香霖堂』19話では、霖之助と約10年振りに再会し、世間話などをかわした。稗田家の主人(当主の阿求を指しているのか、阿求の父を指しているのかは不明)と仲が良いらしい。魔理沙の反応から察するに魔理沙の父親でもあると思われる。なお『萃夢想』では、咲夜が魔理沙に「貴方はとうの昔に勘当されたんでしょ?」と言っている辺り、魔理沙は実家から勘当された身らしい。阿求によると、霧雨店では魔法の道具を扱わないことに起因するらしい。
稗田家の使用人
- 種族:人間?
- 出演:『記憶する幻想郷(求聞史紀)』
ComicREX2006年12月号に掲載された公式漫画『記憶する幻想郷』に登場。稗田家では複数の使用人を雇っているらしい。稗田家の当主である阿求を「阿求様」と呼んでいる。阿求を訪ねてきた紫に戸惑って恐怖するような仕草を見せた。
幻想郷の住人
- 種族:多様?
- 出演:『求聞史紀』
『幻想郷縁起(求聞史紀)』で妖怪の目撃報告を残している。多くはペンネームの様なものと考えられる。匿名の報告も多い。(丸括弧内は『求聞史紀』でその名前が登場するページ番号。)
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なお、『求聞史紀』の「目撃報告例」には既存のキャラクターの名前もみられる。
- 博麗霊夢 (p23, 51, 56, 59, 65, 80, 86, 91, 94)
- 香霖堂店主 (p35, 69)
- 霧雨魔理沙 (p51, 56, 59, 80, 86)
- 十六夜咲夜 (p91, 95)
槌の子
- 読み:つちのこ
- 種族:妖怪
- 出演:『新三月精』
『新三月精』第9話と第10話で、光の三妖精の家を蔦で覆って乗っ取った妖怪。要するにツチノコである。草の神様である野槌の使いで、力は弱いけどそれなりに草を操る事が出来る。槌の子を可愛いと思った魔理沙は、ペットとして飼い始めたが、霊夢曰く、もの凄い大食らいで寝るといびきをかき、どうせ嫌になってすぐに退治したくなると思っている。実際、槌の子がどうなったかは不明。
備考
男性キャラクターについて
現在判明している男性キャラクターのうち、はっきりとしたグラフィックが与えられ、本人が作中に登場しているのは森近霖之助のみである。他には魂魄妖忌や、PC-98シリーズに登場する玄爺、それに『求聞史紀』において妖怪の目撃報告例を残している幻想郷の住民たち(「棟梁の息子」など)や『儚月抄』に登場する岩笠などがいるが、妖忌は設定上のキャラクターであり、作中には登場せず立ち絵なども存在しない。また玄爺は、『紅魔郷』以降では存在をほのめかされる程度となっている。岩笠には一応後姿があるが、元々が竹取物語の登場人物であるため、東方Projectのキャラクターとは言いがたい。よって事実上、霖之助が東方Projectで唯一の男性キャラクターとして捉えられている。
二次設定について
東方Projectは二次創作が非常に盛んで、同人作家が独自に設定を創作したり、2ちゃんねるや東方project板(東方シリーズ板)などのファンによるコミュニティーの場で「ネタ」や「キャラクターのイメージ像」などが独自に創作される事がある。このようにして創作され、浸透していった設定は「二次設定」と呼ばれ、同人の業界や二次創作物などによく使用される。時折、二次設定があたかも公式的な設定であるかのように扱われることがあるため、二次設定と公式設定との混同には注意が必要である。また、元々は二次設定であったが、後の作品で明かされた公式設定と一致していたというもの、いわば「公式設定化」したものも存在する。偶然の一致なのか、それとも原作者が意図して公式設定に取り入れたものであるのかについては定かでない。
ちなみに、本項目のキャラクター解説の各節には二次設定の類は掲載していない。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
参考文献
- 『東方文花帖 〜 Bohemian Archive in Japanese Red.』 (ISBN 4-7580-1037-4)
- 『東方求聞史紀 〜 Perfect Memento in Strict Sense.』 (ISBN 4-7580-1063-3)
- 東方Projectの各作品並びに付属の「キャラ設定.txt」及び「おまけ.txt」
脚注
- Web Archiveのページは再エンコードが必要ですのでご注意ください。
- ^ a b c d e 『紅魔郷』付属の「おまけ.txt」にある「キャラクタについて裏一言」より。
- ^ 『紅魔郷』付属の「おまけ.txt」には「雪ん娘」及び「妖怪」と記載されており、『妖々夢』付属の「キャラ設定.txt」には「氷の妖怪」と記載されている。『花映塚』付属の「キャラ設定.txt」や『文花帖(書籍)』p.29, pp.62-63には「妖精」と記載されており、これ以降は「妖精」で統一されている。
- ^ 『妖々夢』付属の「キャラ設定.txt」及び『求聞史紀』における当該キャラクターのページより。
- ^ 『東方書符』2004年1月12日の記事 (Web Archive) および『幻想掲示板』2003年12月15日の投稿 (Web Archive) より。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 『求聞史紀』における当該キャラクターのページより。
- ^ 『紅魔郷』の「おまけ.txt」や『萃夢想』の「上海アリス通信.txt」、『文花帖(書籍)』のp.70などには「魔女」と記載されているが、『求聞史紀』ではアリスと共に「魔法使い」という種族に分類されている。東方Projectにおける「魔女」と「魔法使い」の違いについては不明。
- ^ 『紅魔郷』の「おまけ.txt」では、「1週間少女」とも呼ばれている。
- ^ a b 。『求聞史紀』では、外見や身体能力は人間と変わらないが、その気になれば食事を取らずとも魔力で補える魔法(捨食の法)を使える者を、魔法使いという“種族”で呼ぶ。生まれながらにして魔法使い(魔女)(先天性)と、人間が修行でその魔法を身につけた場合(後天性)がある。パチュリーは先天性。アリスは後天性である。また自らに不老長寿の魔法(捨虫の法)を使える者を完全な魔法使いとしている。
- ^ 『紅魔郷』付属の「おまけ.txt」にある「キャラクタについて裏一言」、『萃夢想』付属の「上海アリス通信.txt」にある「キャラ設定」などの記述より。
- ^ 『幻想掲示板』より
- ^ 『東方書譜』2004年1月4日の記事 (Web Archive)、『萃夢想』付属の「上海アリス通信.txt」、パチュリーの項の「能力」、『求聞史紀』などの記述より。
- ^ 『花映塚』より。
- ^ 『求聞史紀』および『新三月精』第1話「梅雨の別荘」より。
- ^ 『妖々夢』付属のマニュアルや、『萃夢想』付属の「上海アリス通信.txt」にある「キャラ設定」、および『求聞史紀』における当該キャラクターのページより。
- ^ 『幻想掲示板』 2003年3月29日の投稿 (Web Archive) より。『求聞史紀』の彼女の項でも触れられている。
- ^ a b c d e f ファンの質問メールに対するZUNの返信より。このメールは質問者によって公開されており、ファンサイト「[http: //www5d.biglobe.ne.jp/~coolier2/ Coolier]」の「旧うpろだ観測」にある「game_1522.lzh」から確認できる。
- ^ 曲名はモーリス・ラヴェル作曲の「亡き王女のためのパヴァーヌ」からとったもの。ちなみにセプテットは「七重奏」の意。
- ^ 『紅魔郷』の「おまけ.txt」、『永夜抄』のマニュアル、『萃夢想』の「上海アリス通信.txt」、『香霖堂』第5話「完全で瀟洒なティータイム後編」、『新三月精』第1話「梅雨の別荘」、『求聞史紀』のレミリアのページと、多くの場所で同一の内容が明記されている。
- ^ 『紅魔郷』付属「おまけ.txt」の、レミリアの項や裏音楽コメント「ツェペシュの幼き末裔」より。
- ^ 『紅魔郷』本編の霊夢(霊符)エンディングや魔理沙(恋符)エンディングより。
- ^ 『紅魔郷』の霊夢(霊符)エンディングや『旧三月精』第0話「桜の距離」では日傘を差して博麗神社を訪れており、また『紅魔郷』の魔理沙(恋符)エンディングや『文花帖(書籍)』pp.70-71、『求聞史紀』では昼間に出歩いていることが示唆されている。
- ^ U.N.オーエンを英語読みにするとUnknown(正体不明・未確認)のもじりになる。元ネタはアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』。
- ^ 『怪綺談』に登場するアリスとは容姿(主に外見年齢)が大幅に異なっているものの『幻想掲示板』2003年1月7日の投稿 (Web Archive) や2003年1月28日の投稿(Web Archive) より、2人は同一人物であるとの事である。
- ^ なお、アリスの家には人形が沢山在り、殆どは自分で作ったと言っている。『永夜抄』付属のマニュアル、『萃夢想』付属の「上海アリス通信.txt」にある「キャラ設定」、及び『求聞史紀』より。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 『妖々夢』付属の「キャラ設定.txt」より。
- ^ 『花映塚』では3人とも自機キャラクターだが、ストーリーモードで使用できるのはリリカのみ。他の二人は条件を満たせばマッチモードでのみ使用可能となる。
- ^ a b c d 『文花帖(書籍)』における当該キャラクターのページより。
- ^ 『求聞史紀』の彼女のページより。またZUNの回答メールでは、ルナサとメルランが「身長やや低」に分類されているのに対し、彼女は「身長低」に分類されている。
- ^ この曲は『妖々夢』5面のテーマでもあるが、あくまでも『花映塚』の妖夢テーマ曲として掲載している。また、『花映塚』で使用されているのは『蓮台野夜行 〜 Ghostly Field Club』に収録されているバージョンであり、『妖々夢』バージョンと比べると音色や音程が微妙に異なる。
- ^ a b 『永夜抄』のマニュアルより。
- ^ 『永夜抄』Extra(冥界組)の会話より。
- ^ 『妖々夢』のMusic Roomでは「???のテーマ」となっている。
- ^ a b c 『永夜抄』付属の「キャラ設定.txt」より。
- ^ 『永夜抄』エンディングNo.4(冥界組グッドエンディング)や、『永夜抄』 Extra(冥界組)の会話より。
- ^ 『妖々夢』付属「キャラ設定.txt」の「八雲紫」の欄より。
- ^ 『妖々夢』付属「キャラ設定.txt」の「八雲藍」の欄より。
- ^ a b c ComicREX2006年12月号に掲載された公式漫画『記憶する幻想郷』より。
- ^ 『萃夢想』パチュリーシナリオにおける萃香との会話より。
- ^ 『萃夢想』エンディングNo.2(紫グッドエンディング)より。
- ^ 『求聞史紀』 pp.92-93より。
- ^ 『永夜抄』体験版付属「おまけ.txt」の「キャラ設定簡易版」より。
- ^ 『永夜抄』の「キャラ設定.txt」では、「彼女は」と紹介されている。
- ^ 『永夜抄』結界組1面および詠唱組1面より。
- ^ 『新三月精』第3話より。
- ^ 『小説儚月抄』第1話より。
- ^ a b c 『文花帖(書籍)』では「人間(自称)」となっている。
- ^ 同人サークル「アルトノイラント」の東方アレンジ音楽CD「帰るべき城」の冊子P.5に記載された原作者ZUNの発言より。
- ^ 『永夜抄』の「キャラ紹介.txt」より。ゲーム中で紅魔チーム(咲夜・レミリア)でプレイしても永琳に目立った反応は見られず、また咲夜も永琳を見て「誰?」と述べている。これについて原作者ZUNは2007年8月に放送されたインターネットラジオ「萎えラジDNA コミケット72直前スペシャル」で、それ単体で完結したネタで解かる人には解かると思うと述べている。ただし『儚月抄』がヒントにはなるとのこと。
- ^ 『永夜抄』の「キャラ紹介.txt」より。
- ^ この曲は『花映塚』と『文花帖(ゲーム)』で使用されている"Short Version"と、『文花帖(書籍)』付属のCDに収録されている"ロングバージョン"の2種類存在する。
- ^ 『風神録』ゲーム本編では"最も里に近い天狗"となっているが、『風神録』付属の「キャラ設定.txt」には"里に最も近い天狗"と記述されている。
- ^ 『風神録』Music Room内のコメントより。
- ^ a b c d 『花映塚』付属の「キャラ設定.txt」より。
- ^ 『花映塚』での映姫との会話、および『求聞史紀』より。
- ^ 『花映塚』小町エンディングより。
- ^ 『キャラ☆メル』Vol.3のP107より。
- ^ 『香霖堂』第19話「奇跡の蝉」より。また『求聞史紀』には「人間と妖怪のハーフ」と記載されている。なお『文花帖(書籍)』のP46には「人間」と記載されているが、同じく『文花帖(書籍)』P74には「人妖」と記載されている。
- ^ 『香霖堂』第22話「流行する神」より。
- ^ a b c d e f 曲名や『文花帖(書籍)』に掲載のコラムなどから、テーマ曲であると判断できる曲を掲載。これらの曲は『ZUN's Music Collectionシリーズ』や、各書籍に付属のCD-ROMに収録されている。
- ^ a b c コンプティークの0話予告、及び『求聞史紀』より。
- ^ コンプエース月刊化プロジェクトのナビゲート漫画より。ただしこの漫画については、『新三月精』の作画担当である比良坂真琴が自身のサイトで「一から考えた」と言っており、この二つ名が公式的に正しいのかは不明。
- ^ 『幺樂団の歴史1』より。
- ^ 『求聞史紀』pp.152-155「独白」より。
- ^ 『求聞史紀』p.9より。
- ^ 『求聞史紀』p.15より。
- ^ 『幻想掲示板』2004年2月11日の投稿より「あの二人のいる世界は、時代的にちょっとかみ合わないのですよ。」との発言 。
- ^ 『求聞史紀』の「未解決資料」には、「数百年前に竹林で拾われたメモ」 (p.158) が収録されており、誰が書いたかは明言されていないものの、メモには「天然の筍も手に入った」という記述(『夢違科学世紀』でもメリーは「夢の中」で筍を拾い、現実世界に持ち帰っている)や、蓮子の名前がある。
- ^ a b 『夢違科学世紀』より。
- ^ a b 『卯酉東海道』より。
- ^ 『夢違科学世紀』より。『蓮台野夜行』でも遅刻をしている。
- ^ a b 『東方書譜』2004年1月12日の記事(Web Archive)より。
- ^ ZUNの「妖忌に関する質問」への回答より。
- ^ 『文花帖(書籍)』p.27より。
- ^ 『求聞史紀』p.144より。
関連項目
外部リンク
- 東方Wiki - 東方スレ的キャラ紹介 - 二次設定を基にしたキャラクター解説