ピンクカメオ

これはこのページの過去の版です。Sdsdsd (会話 | 投稿記録) による 2008年5月18日 (日) 07:55個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (2008年)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ピンクカメオは、日本の現役競走馬である。これまでの主な勝利に2007年NHKマイルカップがある。

ピンクカメオ
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2004年4月24日(21歳)
死没 (現役競走馬)
フレンチデピュティ
シルバーレーン
母の父 Silver Hawk
生国 日本の旗 日本北海道新冠町
生産者 パカパカファーム
馬主 金子真人ホールディングス(株)
調教師 国枝栄美浦
競走成績
生涯成績 14戦4勝
獲得賞金 1億5783万3000円
テンプレートを表示

馬名はシャクヤク(芍薬)の一種に由来する。

戦績

2006年

2006年7月1日に鞍上後藤浩輝でデビューする。1番人気に応えて勝利し、続くマリーゴールド賞からは蛯名正義が騎乗する。この競走では2着と敗れるも、次走のくるみ賞では勝利を収める。その後、阪神ジュベナイルフィリーズに挑戦するも8着に敗れ2006年を終える。

2007年

明けて2007年、3歳となり菜の花賞に出走。後にフラワーカップを勝利するショウナンタレントや、クイーンカップを勝利するイクスキューズなどに勝利し、2ヶ月半振りに桜花賞に出走。しかし前走で下した2頭にまで敗れて14着と大敗する。

続く桜花賞の次走をNHKマイルカップとしたが、桜花賞での大敗に加えて牡馬相手と言うことから18頭中17番人気と大きく人気を落とし、鞍上も地方大井所属(現在は美浦の嶋田潤厩舎に所属)の内田博幸に乗り替わった。レースは好スタートから道中折り合い、直線で一度最後方まで下がるものの、その後外に持ち出してからは鋭い追い込みで全馬を抜き去り、JpnI競走を制覇。内田博幸と生産牧場であるパカパカファームに初めてのJRAJpnI(GI)勝利をもたらした(パカパカファームは重賞初制覇・内田博幸は地方競馬では統一GIに勝利している)。なお、このレースでは3着に最下位人気のムラマサノヨートーが入り、三連単は973万円を超える重賞史上最高額の配当となった。

その後、中1週の厳しいローテーションながら優駿牝馬(オークス)に出走。当日に地方所属馬の出走がないため内田博幸が騎乗できず、ウオッカ東京優駿(日本ダービー)に出走することであいていた四位洋文に乗り替わる。レース前から距離が長すぎるという不安が囁かれていたが、内から伸びて5着に入り掲示板を確保した。

次走は鞍上に再び内田博幸を迎え、ローブデコルテと共にアメリカンオークスに出走する予定であったが、体調不良で断念し、社台ファームで休養することとなった。その後山元トレーニングセンターに移動し、秋はローズステークスから始動。桜花賞馬ダイワスカーレットや優駿牝馬2着のベッラレイアなどの強豪が揃う中、4着に入った。しかし、続く第12回秋華賞では14着に大敗した。秋華賞後は10月31日に行われる第7回JBCクラシックに出走登録を行ったが、補欠馬のため出走に至らなかった。結局、NHKマイルカップ以来の1600mのレースとなる第24回マイルチャンピオンシップに出走し11番人気で9着となった。次走は初のダート競走となるクイーン賞に出走し5着に敗れる。

2008年

初戦は東京新聞杯に出走するが、スタートで大出遅れを喫し、14着だった。その後ダービー卿チャレンジトロフィー阪神牝馬ステークスと連闘で臨むも、いずれも見せ場なく14着に終わった。そして迎えた大一番、ヴィクトリアマイルに出走したが、6着に終わった。

競走成績

年月日 競馬場
競走名



着順 騎手
距離(馬場) タイム
上がり3F
タイム
1着馬/(2着馬) 馬体重
2006 7. 1 福島 2歳新馬 15 3 5 1 1着 後藤浩輝 54 芝1200m(稍) 1:10.8 (35.8) -0.1 (エフテーララーヤ) 458
7. 22 新潟 マリーゴールド賞 OP 10 5 5 3 2着 蛯名正義 54 芝1400m(良) 1:22.5 (35.9) 0.3 ハロースピード 462
10. 29 東京 くるみ賞 500万下 8 3 3 1 1着 蛯名正義 54 芝1400m(良) 1:22.5 (34.5) -0.1 (マイニングゴールド) 468
12. 3 阪神 阪神JF GI 18 3 5 8 8着 蛯名正義 54 芝1600m(良) 1:34.1 (34.7) 1.0 ウオッカ 454
2007 1. 20 中山 菜の花賞 OP 18 3 5 1 1着 蛯名正義 54 芝1600m(良) 1:35.5 (34.9) -0.1 (ショウナンタレント) 468
4. 8 阪神 桜花賞 JpnI 18 4 8 8 14着 蛯名正義 55 芝1600m(良) 1:35.8 (35.2) 2.1 ダイワスカーレット 470
5. 6 東京 NHKマイルカップ JpnI 18 7 14 17 1着 内田博幸 55 芝1600m(稍) 1:34.3 (34.9) -0.1 ローレルゲレイロ 458
5. 20 東京 優駿牝馬 JpnI 18 4 8 7 5着 四位洋文 55 芝2400m(良) 2:25.7 (35.4) 0.4 ローブデコルテ 462
9. 16 阪神 ローズS JpnII 14 5 8 4 4着 四位洋文 54 芝1800m(良) 1:46.6 (33.5) 0.4 ダイワスカーレット 470
10. 14 京都 秋華賞 JpnI 18 4 7 4 14着 後藤浩輝 55 芝2000m(良) 2:00.1 (33.9) 1.0 ダイワスカーレット 476
11. 18 京都 マイルCS GI 18 7 14 11 9着 四位洋文 54 芝1600m(良) 1:33.5 (34.3) 0.8 ダイワメジャー 480
12. 2 船橋 クイーン賞 JpnIII 14 6 9 3 5着 内田博幸 54 ダ1800m(稍) 1:53.9 (40.1) 2.3 ホワイトメロディー 481
2008 2. 2 東京 東京新聞杯 GIII 16 2 3 11 14着 蛯名正義 55 芝1600m(良) 1:33.8 (34.3) 1.0 ローレルゲレイロ 486
4. 6 中山 ダービー卿CT GIII 16 1 2 8 14着 内田博幸 54 芝1600m(良) 1:34.9 (34.3) 0.7 サイレントプライド 478
4. 12 阪神 阪神牝馬S GII 15 8 14 7 14着 池添謙一 57 芝1400m(良) 1:22.8 (35.1) 1.4 エイジアンウインズ 472

※競走成績は2008年4月12日現在

血統表

ピンクカメオ血統ヴァイスリージェント系)/Bold Ruler 4x4=12.50%) (血統表の出典)

*フレンチデピュティ
French Deputy 1992
栗毛 アメリカ
父の父
Deputy Minister 1979
黒鹿毛 アメリカ
Vice Regent Northern Dancer
Victoria Regina
Mint Copy Bunty's Flight
Shakney
父の母
Mitterand 1981
鹿毛
Hold Your Peace Speak John
Blue Moon
Laredo Lass Bold Ruler
Fortunate Isle

*シルバーレーン
Silver Lane 1985
黒鹿毛
Silver Hawk
1979 鹿毛
Roberto Hail to Reason
Bramalea
Gris Vitesse Amerigo
Matchiche
母の母
Strait Lane
1974 黒鹿毛
Chieftain Bold Ruler
Pocahontas
Level Sands Mahmoud
Crawfish F-No.5-g


血統背景

父フレンチデピュティは外国産馬のクロフネ等の活躍もあり2001年に日本に輸入された。

母シルバーレーンは1歳下の全弟にジャパンカップにも来日したホークスターがいる。ピンクカメオの半兄であるブラックホーク(父ヌレイエフ)の活躍を受けて日本に輸入された。

先代
ロジック
NHKマイルC勝ち馬
2007年
次代
ディープスカイ