北京十大建築

十大建築（中国語:十大建筑、拼音:shídàjiànzhù）とは、中華人民共和国成立十周年を記念して北京に建設された十棟の建築物の総称であり、これには、人民大会堂や釣魚台国賓館など、現在も中国において政治的に重要な位置を占める建物が含まれている。現在においても1958年9月5日に建設が決定されてから、約１年後の1959年9月には全てが竣工するという、驚異的なスピードで設計と建設が進められた。なお、この十大建築に倣って、後年にもその時代に応じた「十大建築」が北京市政府ほかから発表されている。

十大建築

• 人民大会堂
• 中国革命歴史博物館
• 中国人民革命軍事博物館
• 北京駅
• 北京工人体育館
• 全国農業展覧館
• 釣魚台国賓館
• 北京民族文化宮
• 民族飯店
• 華橋大厦

その他の「十大建築」

一般に「十大建築」とは上記のものをさすが、これに倣って後年北京市や各種メディアによって発表されたその時代毎の「十大建築」が存在する。

20世紀80年代十大建築

北京市によって発表されたもの。

• 北京図書館（現在の中国国家図書館）
• 中国国際展覧中心
• 中国彩色電視中心
• 首都機場候機楼（現在の北京空港第１ターミナル）
• 北京国際飯店
• 大観園
• 長城飯店
• 中国劇院
• 中国人民抗日戦争記念館
• 地下鉄東十条駅

20世紀90年代十大建築

北京市によって発表されたもの。1990年のアジア競技大会のために建設された建築物が含まれる。

• 中国広播電視塔（北京テレビ塔）
• 国家オリンピック体育中心およびアジア大会村（2008年の北京オリンピックのために新たに建設された施設とは異なる）
• 北京新世界中心
• 北京植物園展覧温室
• 首都図書館
• 精華大学図書館新館
• 外語教育研究出版社オフィス
• 北京恒基中心
• 新東安市場
• 北京国際金融大厦

中国の新しい十大建築の奇跡

アメリカのビジネス・ウィークリー誌によって特集されたもの。中国の経済成長を背景に、外国人建築家によって設計された建築物、2008年北京オリンピックの施設が含まれる。

• 国家体育場(北京オリンピックメインスタジアム、通称「鳥の巣」、スイスのヘルツォーク＆ド・ムロン設計)
• 国家水泳センター(北京オリンピックプール、通称「ウォーターキューブ」、オーストラリアのPTW設計)
• 北京首都国際空港 第3ターミナル(イギリスのノーマン・フォスター設計)
• 上海世界金融センター
• 国家大劇院 (フランスのポール・アンドリュー設計)
• 中央電視台新社屋（オランダのレム・コールハース設計）
• 上海崇明東灘生態シティ
• 当代MOMA (別名：リンクド・ハイブリッド、アメリカのスティーブン・ホール設計）
• 長城脚下的公社（長城コミューン）
• 東海大橋（上海）

十大文化建築

2003年、北京市によって発表された文化施設整備方針に近いもの。

• 北京国際プレスセンター
• 首都博物館新館
• 北京テレビセンター
• 北京放送センター
• 北京美術館
• 北京図書ビル
• 中国映画博物館
• 北京マスメディア情報センター二期工事
• 北京デジタル出版情報センター
• 正陽ビル