ラグビー日本代表

ラグビーユニオン競技の日本代表チーム

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ラグビー日本代表( - にほんだいひょう)は、ラグビー日本代表チーム。

日本代表対Australia A代表、2008年6月8日、福岡Level-5にて
日本代表対トンガ代表、北九州市立本城陸上競技場 2006年6月4日 (22年ぶりの九州の地でのテスト・マッチ開催)

ラグビーファンの間では「ジャパン」と呼ばれる。(時の監督の苗字をかぶせて、「大西ジャパン」「宿沢ジャパン」「JKジャパン」などと呼ばれる。この用法は、他の競技にも波及しているが、単独で「ジャパン」と呼んで、そのまま日本代表を指すのはラグビーだけである)

ファーストジャージーのデザインは赤に白の横線。胸の桜のエンブレムから、海外ではチェリーブロッサムズあるいはブレイブブロッサムズと称される(ジャパンが初めて結成された時のエンブレムは桜がまだ蕾だった)。また、国内ではそのユニフォームが桜のジャージと呼ばれる。

初めて日本代表が結成されたのは1930年のカナダ遠征。ブリティッシュ・コロンビア州代表などと対戦し6勝1分の好成績を残す。 初のテストマッチは1932年のカナダ代表とのテストマッチ。カナダ代表が日本へ遠征し、ジャパンの2戦2勝。カナダ代表も初テスト。

歴代日本代表監督

名前 就任期間 その他肩書
香山蕃 1930年~1934年 京都大学コーチ、第4代日本ラグビーフットボール協会会長
北島忠治 1936年、1956年 明治大学監督、元明治大学教授、元日本ラグビーフットボール協会副会長
奥村竹之助 1952年~1953年
西野綱三 1958年 元早稲田大学監督
知葉友雄 1959年 日本大学監督、
和田政雄 1959年
葛西泰二郎 1963年 元九州ラグビー協会会長、元九州工業大学学長、工学博士
大西鐡之祐 1966年~1971年 早稲田大学監督、元JOC委員
岡仁詩 1972年、1975年、1985年~1986年 同志社大学監督、現同志社大学名誉教授
横井久 1972年、1976年、1978~1979年 元早稲田大学監督
斎藤寮 1974年、1976年~1978年、1980年~1981年 元明治大学主将
日比野弘 1976年、1982年~1984年、1987年~1988年 元早稲田大学監督、元早稲田大学教授、前日本ラグビーフットボール協会会長代行
宮地克美 1978年、1984年、1987年 三洋電機総監督
今里良三 1979年 近鉄監督、現近鉄ラグビー運営部部長兼近鉄ライナーズ総監督
山本巌 1980年、1982年、1996年 サントリー監督、元サントリーラグビー部部長、現松山大学監督
宿澤広朗 1989年~1991年 元早稲田大学監督、元日本代表強化委員長、元日本ラグビーフットボール協会理事・会計役
三井住友銀行取締役専務執行役員
小藪修 1992~1995年 新日鉄釜石監督、
平尾誠二 1997年~2000年、2007年 元日本代表キャプテン、前神戸製鋼コベルコスティーラーズゼネラルマネージャー
神戸製鋼コベルコスティーラーズ総監督
向井昭吾 2001年~2003年 東芝府中監督、現コカ・コーラウエストレッドスパークス監督
萩本光威 2004年~2005年 神戸製鋼コベルコスティーラーズ監督、現NTTドコモ関西監督

歴代日本代表ヘッドコーチ

名前 就任期間 その他肩書
ジャン=ピエール・エリサルド 2005年~2006年 元ラロシェル(フランスリーグ)監督、元フランスA代表コーチ
太田治 2006年 NECグリーンロケッツ監督、日本代表ゼネラルマネージャー
ジョン・カーワン 2007年~ 前イタリア代表監督、NECグリーンロケッツアドバイザー
  • 太田治は暫定ヘッドコーチとしてゼネラルマネージャーと兼任

歴代日本代表ゼネラルマネージャー

名前 就任期間 その他肩書
太田治 2005年~ NECグリーンロケッツ監督、前日本代表ヘッドコーチ

(肩書きに関しては2007年1月現在)

歴代キャップ数10傑

名前 キャップ数 主なポジション 選手経歴 備考
元木由記雄 79 センター 大阪工業大学高校→明治大学→神戸製鋼コベルコスティーラーズ ジャパンラグビートップリーグ初代MVP
伊藤剛臣 62 NO.8 法政第二高校法政大学→神戸製鋼コベルコスティーラーズ
大畑大介 58 ウイング 東海大仰星高校京都産業大学→神戸製鋼→モンフェラン(フランス1部リーグ)→  神戸製鋼コベルコスティーラーズ
増保輝則 47 ウイング 私立城北高校→早稲田大学→神戸製鋼コベルコスティーラーズ
薫田真広 44 フッカー 岐阜工業高校筑波大学→東芝府中 現U-23監督
桜庭吉彦 43 ロック 秋田工業高校→新日鉄釜石→釜石シーウェイブス 現釜石シーウェイブスアドバイザー
松田努 43 フルバック 草加高校関東学院大学→東芝府中ブレイブルーパス
田沼広之 42 ロック 湘南学園高校日本体育大学リコーブラックラムズ
村田亙 41 スクラムハーフ 東福岡高校専修大学→東芝府中→アビロン・バイヨンヌ(仏)→ヤマハ発動機ジュビロ
長谷川慎 40 プロップ 東山高校中央大学→サントリーサンゴリアス
廣瀬佳司 40 スタンドオフ 島本高校京都産業大学トヨタ自動車ヴェルブリッツ

※は2005 - 2006シーズン現役選手(キャップ数は2006年12月現在)

ジャパンラグビートップリーグ開幕以前に引退した選手のチーム名は以前の企業のみ。

開幕以降の現役選手の場合はトップリーグでのチーム名のみを使用している。

村田、大畑の場合はトップリーグ開幕前に企業チームに所属し、フランスに移籍してトップリーグに復帰したため併記とした。

日本代表タイトル

ワールドカップでの戦績

日付 開催地 対戦相手 勝敗 スコア 監督
第1回 1987 5/24 ブリスベン アメリカ 18-21 宮地克実
5/30 シドニー イングランド 7-60
6/3 シドニー オーストラリア 23-42
第2回 1991 10/5 エディンバラ スコットランド 9-47 宿澤広朗
10/9 ダブリン アイルランド 16-32
10/14 ベルファスト ジンバブエ 52-8
第3回 1995 5/27 ブルームフォンテーン ウェールズ 10-57 小藪修
5/31 ブルームフォンテーン アイルランド 28-50
6/4 ブルームフォンテーン ニュージーランド 17-145
第4回 1999 10/3 レクサム サモア 9-43 平尾誠二
10/9 カーディフ ウェールズ 15-64
10/16 カーディフ アルゼンチン 12-33
第5回 2003 10/12 タウンズビル スコットランド 11-32 向井昭吾
10/18 タウンズビル フランス 29-51
10/22 タウンズビル フィジー 13-41
10/27 ゴスフォード アメリカ 26-39
第6回 2007 9/8 リヨン オーストラリア 3-91 ジョン・カーワン
9/12 トゥールーズ フィジー 31-35
9/20 カーディフ ウェールズ 18-72
9/25 ボルドー カナダ 12-12

現在の代表

2007 ラグビー・ワールドカップに出場するメンバー

ポジション 選手名 所属 備考
PR 山村亮 ヤマハ発動機ジュビロ
山本正人 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
相馬朋和 三洋電機ワイルドナイツ
西浦達吉 コカ・コーラウエストレッドスパークス
HO 松原裕司 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
猪口拓 東芝ブレイブルーパス 山本貢から登録変更
LO 大野均 東芝ブレイブルーパス
熊谷皇紀 NECグリーンロケッツ
ルアタンギ・侍バツベイ 近鉄ライナーズ
ルーク・トンプソン 近鉄ライナーズ
FL/NO.8 箕内拓郎 NECグリーンロケッツ 主将
渡邉泰憲 東芝ブレイブルーパス
木曽一 ヤマハ発動機ジュビロ
ハレ・マキリ 福岡サニックスブルース
フィリップ・オライリー 三洋電機ワイルドナイツ
浅野良太 NECグリーンロケッツ 佐々木隆道から登録変更
SH 金喆元 近鉄ライナーズ 矢富勇毅から登録変更
吉田朋生 東芝ブレイブルーパス
SO 小野晃征 福岡サニックスブルース
WTB 小野澤宏時 サントリーサンゴリアス
遠藤幸佑 トヨタ自動車ヴェルブリッツ
クリスチャン・ロアマヌ 埼玉工業大学
北川智規 三洋電機ワイルドナイツ 大畑大介から登録変更
CTB 大西将太郎 ヤマハ発動機ジュビロ
ナタニエラ・オト 東芝ブレイブルーパス
今村雄太 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
平浩二 サントリーサンゴリアス
CTB/FB ブライス・ロビンス リコーブラックラムズ
FB 有賀剛 サントリーサンゴリアス
久住辰也 トヨタ自動車ヴェルブリッツ 安藤栄次から登録変更

A代表、年代別代表、女子代表など

通常日本代表と呼ばれるものは、日本協会所属選手における最強メンバーによるいわゆるフル代表(テストマッチの成立要件となる)を指すが、その他日本代表の予備軍とされるチームも存在する。これらには、年齢制限のない日本A代表と日本B代表、U-23日本代表などの年齢別代表などがある。

女子の日本代表も結成されている。

関連項目

外部リンク