データ完全性
データ完全性(英: Data integrity)とは、情報処理や電気通信の分野で使われる用語であり、データが全て揃っていて完全であることを保証することを意味する。データインテグリティとも。すなわち、各種操作(転送、格納、検索)が行われる際にデータがひとまとめで扱われ、目的とする操作に対して期待されるデータ品質を維持する。簡単に言えば、データ完全性とは、データが一貫していて正しく、アクセス可能であることを保証するものである。
そのような完全性を保証するため、メッセージ認証符号 (MAC) と呼ばれる数が使われることが多い。
暗号理論とコンピュータセキュリティにおいて、完全性とはデータの妥当性を指す。完全性は次のような事柄で損なわれる可能性がある。
関係データベースにおけるデータ完全性とは、データベース内のデータの正確性や妥当性を指す。データ完全性の一種として、参照整合性がある。参照整合性は外部キーと主キーの関係におけるエラーを防ぐものであり、親レコードを見失った子レコードの救済などに使われる。