浅野真澄

日本の女性声優、作家

これはこのページの過去の版です。Cobalt (会話 | 投稿記録) による 2008年7月25日 (金) 08:34個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (歌手・ユニット)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

浅野 真澄(あさの ますみ、1977年8月25日 - )は日本の女性声優青二プロダクション所属(執筆・創作活動は「あさのますみ」名義によるフリー活動)。愛称はますみん秋田県能代市出身。國學院大學文学部日本文学科卒。身長163cm、血液型はO型。本名は同じ。3人兄弟で、浅野自身は一番上(弟が2人)。

あさの ますみ
浅野 真澄
プロフィール
本名 同じ
愛称 ますみん
出生地 日本の旗 日本秋田県能代市
生年月日 (1977-08-25) 1977年8月25日(48歳)
血液型 O型
所属 青二プロダクション
活動
活動期間 1999年 -
デビュー作 Kirakira☆メロディ学園
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

経歴

人物像

秋田県能代市出身で、10歳の時に埼玉県三郷市内に引っ越した。

子供のころは親の教育方針によって漫画やテレビが大きく制限され、後に制限がなくなってからもほとんどテレビを見ない[6]。アニメや声優にも詳しくなく、声優オーディションへの応募理由は、オーディションが合宿形式だったために友達に誘われて旅行気分で参加したというものだった[7]

逆に本を多く読み、小学校1年から高校3年まで毎年、読書感想文で賞を取っていた[8]

靖国神社の前には祖父が建てた第二次世界大戦戦死者慰霊碑があり、たびたび参拝している[9]

浅野自身の座右の銘は「やまない雨はない」等があげられる。

容姿

  • 身長163cm。小学生のときに既に160cm以上あった[10]
  • 子供のころは頭が大きく、付いたあだなは「あたま」。体が成長して全体のバランスが取れてもまだ気にしている。それをラジオで明かしたところ大原さやかに大爆笑され[11]、後に大原は、浅野とラジオを共にすることになった斎藤桃子に、浅野にいじめられた時には「あたま」と言って反撃することを教えた[12]
  • 胸は大きく[13]、肌は白くきれい[14]だと評されている。

貧乏・金銭

  • 生家が貧しかったため、金品への関心が強い。
  • 大学の費用が捻出できないため[15]、高校時代は大学の奨学金を得るためだけに過ごし[16]、内申書を良くするために無遅刻・無欠席・無早退だった[17]。そして大学からの給付と日本育英会からの貸与を受け、國學院大學を卒業。奨学金は30歳までの完済を目標に返済を進め、2007年8月の誕生日目前に約500万円を完済した[18]
  • ラジオでは貧乏ネタを多く語り、『RadioB』ではコーナーにもなっていた。番組やスポンサーの出費での食事や旅行をねだることが多く、浅野の番組における典型となっている。堀江由衣にお金の大切さを教えた結果、堀江は一番の宝物として「お金」を挙げるまでになった[19]。投資にも関心があるが、貯金代わりにちょっと株に投資したら、わずかに値上がった後に暴落したという[20]
  • 理想の男性像には知性と経済力を挙げるが[21]、相手の収入には頼らないとも語る[22]

活動内容

声優

スパイラル 〜推理の絆〜』の結崎ひよのや『一騎当千』の孫策伯符のように、テンションの高いキャラクターを演じることが多い。『かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜』の摩利あゆきは大人びた冷静なキャラクターで、珍しい役柄に喜ぶとともに、同じような役柄が多いことを気にしていた[23]

子供のころにテレビが大きく制限された中、わずかに許されていた外国のホームドラマや映画を見て育ったため、吹き替えへの意欲も高い[1]

ラジオパーソナリティ

2002年に『RadioB』と後身番組『.hack//Radio 綾子・真澄のすみすみナイト』のパーソナリティを務め、特に後者において大きな人気を得て、文化放送 アニメ&ゲームゾーンで聴取率第1位となった。『.hack//Radio』終了後、同番組スタッフを中心に新番組が企画され[24]、2003年に『浅野真澄のスパラジ!』が開始された。『スパラジ』でも同様に人気を得て、文化放送アニメ&ゲームゾーンの看板番組として『A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜』へと発展。同番組を元に、2007年、第1回声優アワードにおいてベストパーソナリティ賞を受賞した。

初めて意識して聞いた番組は『宮村優子の直球で行こう!』で、そのトークスタイルに大きく影響を受けた[25]。「歯に衣着せぬマイペーストーク」が人気だが[26]、一方で暴言を発した後で「いい意味で」とフォローを入れることが多い[27]

歌手・ユニット

2003年にミニアルアバム『nostalgia』でオリジナルCDデビュー。2005年にフルアルバム『happyend』を発売。作詞にも意欲があり、『nostalgia』で全6曲、『happyend』で8曲を作詞した。『happyend』では、浅野がファンであるROCOから表題曲「happyend」と「散歩道」の楽曲提供を受けた。

声優になる前の大学1年のときには、作曲家の大川茂伸とバンドを結成し、数か月間活動していた[28]。その後も交友は続き、2007年時点で最も長い付き合いの友人だという[29]。『nostalgia』で全6曲、『happyend』で2曲を大川が作編曲した。

自身の名義以外では、出演作品などのキャラクターソングや企画ユニットが多数あり、活動や話題が多いものには以下のものがある。

Kirakira☆メロディ学園
1期生として1999年4月から2001年3月まで活動。浅野のメジャー活動としてはこれがデビューである。ただし、この話題は本人にとって触れてほしくない過去であるとラジオで公言しているが[30]、一方で自らその事をネタにする場合が多い。
Jeminy! Jeans Rice!(ジェミニー ジーンズ ライス)
1999年にMBSラジオ森久保祥太郎と福井裕佳梨のトテカンラジオ』内のオーディションに合格し、森久保祥太郎福井裕佳梨とともに結成。この番組で構成作家諏訪勝に「荒鷲」のあだなを付けられ[31]、主に岩田光央が使う[32]
ガンダムガールズ
2002年にゲーム『機動戦士ガンダム戦記 Lost War Chronicles』に出演した声優、那須めぐみ早川由佳子仁後真耶子永山奈々富岡由紀子と結成、浅野はリーダーを務めた。主な活動は同作のサウンドトラックCDに収録された2曲を歌ったのと、イベントなどだけだったが、ガンダムの著名性から度々話題にされる。
milk rings(ミルク リングス)
2003年にラジオ『浅野真澄のスパラジ!』内の歌唱コーナーで、共にパーソナリティを務めた鷲崎健と結成。浅野が作詞、鷲崎が作曲して、同番組と後身番組『A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜』のテーマソングを歌う。このほか、『happyend』でも2曲を鷲崎が作曲した。名前のmilk ringsとは乳輪の直訳で、浅野の乳輪がシングルCDサイズ(8cm)であるという番組内のネタに由来する[33]
Aice5(アイス)
2005年10月に堀江由衣が友人4人を集めて結成したユニットで、神田朱未たかはし智秋木村まどかとともに参加。2007年9月まで活動した。ユニット内では「参謀」のようなポジションで様々な企画を立案しており[34]、アルバム『Love Aice5』における、裸で布をまとうように見える写真[35]やメンバー各自での作詞[36]は浅野の発案によるものである。趣味の一眼レフカメラを生かし、ムックの出版を目指して、その時点では具体的な予定は全くないのにメンバーの写真を撮影していたが、解散時に発売された写真集『Aice5メモリアルフォトブック〜recollection』に収録される形で実現した。

執筆・創作

子供のころから童話作家や作詞家にあこがれ、大学生のときは雑誌記者を目指して就職活動していた[7]

2005年にエッセイ集『ひだまりゼリー』を発売。子供のころや家族のことなど、プライベートな話をつづった。

絵本を多く読む中で童話執筆を思い立ち、初めての作品となる「ちいさなボタン、プッチ」を創作。2007年、小学館おひさま』主催、第13回おひさま大賞において童話部門最優秀賞を受賞した[3]

作詞では前述の自身で歌うもののほか、提供も行っている。

エピソード

  • 2003年から「アビちゃん」というオカメインコを飼っている。名前は好きだった絵本の登場人物の名前から取った[37]
  • 毎年4月1日には手の込んだエイプリルフールメールを送信している(一部関係者は非常に迷惑している)。腰を痛めて入院した際に、あまりに暇だったので大量に送信したため、携帯電話会社からスパム業者と判断されてメールが送信できなくなったことがある。
  • 本多陽子ヨーダというニックネームを付けたが、これは陽子の「よう」と本多の「だ」を掛け合わせた物で『スターウォーズ』のヨーダが由来であるが、本人は『スターウォーズ』を見たことが無いとのことである。
  • 弟が男子校に通っていたこともあり、男子校に対して非常に良い印象をもっている。男子校の保健医になり、雨にぬれた生徒がアパートに訪れ「先生、オレ来ちゃったよ・・・」というシチュエーションの妄想がお気に入り。なおこの妄想には続きがあり、コーヒーをいれたあと生徒に濡れたまま後ろから抱きつかれるが葛藤しながらも何もせず返し無垢な男子学生に初恋の人として永遠を刻む。『A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜』でこの妄想がドラマコーナー化されてしまった。
  • 2005年は「モテる」がテーマで、年間に約50冊のいわゆるモテ本を読んでいた[38]。ラジオでも「モテたい」という願望をよく口にする。
  • 2006年の誕生日に田村ゆかりからオリーブオイルをもらった[39]

出演作品

※主役・メインキャラクターは太字

テレビアニメ

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

OVA

劇場版アニメ

ゲーム

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

ドラマCD

2000年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

吹き替え

※ 発表年は吹き替え版のもの 未分類

2006年

2007年

ラジオ

CD

milk ringsAice5の作品はそれぞれの記事を参照

オリジナル

Jeminy! Jeans Rice!(福井裕佳梨・森久保祥太郎・浅野真澄)

  • 神様お願い(シングル、1999年、ファーストスマイルエンタテインメント)

キャラクターソング ※ 曲名(収録CD)

その他

あさのますみ名義

脚注

  1. ^ a b c 本人サイト内「声優、浅野真澄に100の質問」。
  2. ^ 浅野真澄のスパラジ!』第3回、BSQR489、2003年7月11日放送。
  3. ^ a b 第13回おひさま大賞
  4. ^ 本人ブログ2007年11月5日[1]
  5. ^ 声優が所属事務所を移籍するということはよくあるのだが、この浅野のようなアーツビジョンから青二プロに移籍するというケースは極めて珍しい。
  6. ^ 本人ブログ2007年10月14日[2]
  7. ^ a b 本人サイト内「お仕事に関する質問」。
  8. ^ .hack//Radio 』第19回、文化放送、2002年8月18日放送。
  9. ^ 本人ブログ2005年12月19日[3]
  10. ^ 本人日記2005年6月15日[4]
  11. ^ ぽぽらじ』Net版第20回、BEAT☆Net Radio!、2004年5月21日配信。
  12. ^ Solty Reidio』第7回、音泉、2005年11月14日配信。
  13. ^ 松風雅也による評 - 『浅野真澄・鷲崎健のスパラジ!』第2回、2004年1月23放送。伊藤静による評 - 『A&G 超RADIO SHOW〜アニスパ!〜』第164回、文化放送、2007年5月19日放送。
  14. ^ 植田佳奈清水香里による評 - 『アニたまどっとコム standard まるなげ♪』第7回、ラジオ関西、2007年11月17日放送。鷲崎健による評 - 『アニスパ』第182回、2007年9月22日放送。
  15. ^ 本人ブログ2007年6月17日[5]
  16. ^ 本人ブログ2007年10月20日[6]
  17. ^ 真澄・良子のかしましらじおPC』第2回、バンダイビジュアルPodcast、2006年1月5日配信。
  18. ^ 『アニスパ』第178回、2007年8月25日放送。
  19. ^ 『アニスパ』第199回、2008年1月19日放送。
  20. ^ モーソーワーク』第6回、アニスタ.TV、2007年7月20日配信。
  21. ^ 『アニスパ』第167回、2007年6月9日放送。
  22. ^ 本人日記2005年2月20日[7]
  23. ^ 『かしましらじおPC』第1回、2005年12月22日配信。
  24. ^ 本人日記2003年6月13日[8]
  25. ^ 本人日記2003年9月5日[9]
  26. ^ 第1回「声優アワード」の授賞式が開催」 Impress Watch、2007年3月3日。
  27. ^ 鷲崎によれば「浅野さんの口癖」。『アニスパ』第169回、2007年6月23日放送。
  28. ^ 浅野真澄 Profile.
  29. ^ 本人ブログ2007年11月20日[10]
  30. ^ 『アニスパ』第126回、2006年8月26日放送。
  31. ^ 『アニスパ』第7回、2004年5月15日放送。
  32. ^ 浅野によれば、使うのは岩田だけだという。『うた∽かた 夏・メモリー』第1回、ラジオ大阪、2004年8月8日放送。その他の使用例にアニメイトTV2004年7月1日記事など。
  33. ^ 『浅野真澄・鷲崎健のスパラジ!』第3回、2004年2月6日放送。
  34. ^ 堀江による評。『アニスパ』第180回、2007年9月8日放送。
  35. ^ 『アニスパ』第148回、2007年1月27日放送。
  36. ^ 『アニスパ』第149回、2007年2月3日放送。
  37. ^ 本人日記2003年6月2日[11]
  38. ^ 浅野真澄・丸わかりインタヴュー!!」 エキサイト、2005年。
  39. ^ かしましらじお53回より

関連項目

外部リンク