スバル・エクシーガ

富士重工業のミニバンおよびクロスオーバーSUV型乗用車

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エクシーガEXIGA)は、富士重工業(スバル)が製造・販売するミニバンタイプの乗用車である。生産はレガシィインプレッサ同様、同社矢島工場(所在地:群馬県太田市庄屋町)が担当。

スバル・エクシーガ
フロント
リア
車内
概要
製造国 日本の旗日本                                    
ボディ
乗車定員 7名
ボディタイプ 5ドア ミニバン
駆動方式 FF/フルタイムAWD
パワートレイン
エンジン 水平対向4気筒 2.0L AVCS
水平対向4気筒 2.0L AVCS ターボ
変速機 スポーツシフトE-5AT(ターボ)
E-4AT
前:ストラット
後:ダブルウィッシュボーン
前:ストラット
後:ダブルウィッシュボーン
車両寸法
ホイールベース 2750mm
全長 4740mm
全幅 1775mm
全高 1660mm
車両重量 1480 - 1590kg
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概要

スバルでは7人乗りの車種として、かつてドミンゴトラヴィックを販売していたが、ドミンゴについてはサンバーの排気量拡大版、トラヴィックについては初代オペル・ザフィーラOEMであった。

そこで、東京モーターショーなどでコンセプトカーという形で何度か提案をし、その流れを汲み、水平対向エンジンAWDなどスバルの特徴を強く表した自社開発の多人数乗り乗用車として開発されたのがエクシーガである。

ステーションワゴンとミニバンをクロスオーバーさせた様なパッケージである。プラットフォームやエクステリア、インテリアにおいてインプレッサやフォレスターなど同社他車のパーツを共用(流用)し、コスト増を抑制している。

歴史

発売まで

  • 1995年 - 第31回東京モーターショーに「α-エクシーガ」を出品。
  • 1997年 - 第32回東京モーターショーに「エクシーガ」を出品。
  • 2007年 - 東京モーターショー2007に「エクシーガコンセプト」を出品。G4eもそのプラットフォームで出品された。
  • 2008年5月19日 - ティザーサイト公開開始。
  • 2008年6月4日 - CM SUBARU EXIGA 「EXIGAティザー」篇 公開開始。
   
エクシーガコンセプト

初代(YA系 2008年-)

「7シーターパノラマツーリング」をコンセプトに、レガシィやインプレッサ、フォレスターなどで培ったワゴン作りのノウハウを注ぎ込み、乗員の全てがしっかり乗れる居住性を確保しつつ、走りの性能も引き上げた。

インプレッサやフォレスター同様、リヤサスペンションダブルウィッシュボーンを組み込み、高い操縦安定性、優れた静粛性としなやかで上質な乗り心地を実現したSIシャシー(SUBARU Intelligent-Chassis)コンセプトを採用。

インテリアはグレードによりブラックとアイボリーに分かれ、フロントシートからサードシートまでの着座位置を徐々に高くすることで全席での見晴らしを良くした「シアターシートレイアウト」を採用。また、セカンドシートの頭上までを覆う開口部を確保することですべての席で開放感を味わえるようにしたパノラミック・ガラスルーフも設定した。

エンジンは、2.0LDOHC16バルブAVCS機構付NAエンジン(148ps/19.5kg-m)と同インタークーラー付ターボエンジン(エクシーガ専用チューン225ps/33.2kg-m)の2種類の水平対向エンジンを揃え、NAにはフロアシフトの4速ATを、ターボにはフロアシフトの5速ATを組み合わせた。なお、燃費はNAが14.0km/L、ターボは12.0km/Lと公表される。

駆動方式はNAでは2WDAWDが選べるが、ターボはAWD車のみの設定となっている。なお、スバルの2000ccエンジン搭載車としては約10年ぶりにFF駆動を採用するが、スバル関係者によるとファミリーカーとして開発された以上、それまでスバル車に興味のない人にも購入の敷居を下げる狙いがある。事実、最廉価グレードのFF車の車両本体価格は200万円を切っており、ライバル車よりも安価な価格設定となっている。

廉価版である2.0iを除いた全てのグレードでアルミホイール[1]スポーツルミネセントメーター、プライバシーガラス、フォグランプ、左右独立温度調整機能つきのエアコンなどが装備され、オプションでキーレスアクセス&プッシュスタートやパノラミック・ガラスルーフが選べるほか、クルーズコントロール&運転席パワーシート[2]HDDナビゲーションシステムなども選べるようになっている。

また、スポーツグレードの2.0i-Sと2.0GTはターンランプつきドアミラーエアロパーツ類が加わり、インテリアカラーもブラックとなる[3]。さらに2.0GTにはVTD-AWD[4]HID[5]SI-DRIVEも装備される。

キャッチコピー

  • 本気の7シーター
  • EXCITING 7 SEATER.

車名の由来

報道資料等によると、車名の「エクシーガ(EXIGA)」は、exciting(刺激的な)、active(活動的、活発な)の意味を込めた造語である。

脚注

  1. ^ 2.0i-Lは16インチ、2.0i-Sと2.0GTは17インチ。
  2. ^ 2.0i以外の全車にセカンドシートアームレストとともに”クルーズパック”として設定される。
  3. ^ オプションでブラックレザーシートも選択可能。また、2.0i-Lにおいてもアイボリーのほかブラックが選択可能となっている。
  4. ^ NA車はアクティブトルクスプリットAWDとなる。
  5. ^ 2.0i-L、2.0i-Sもオプションで選択可。

関連項目

外部リンク