ボーズ (料理)
ボーズ(モンゴル語:Буузᠪᠣᠵᠠ)とは、水でこねた小麦粉の皮にひき肉を餡として包んだモンゴル料理である。蒸し餃子とほぼ同じもの。今日のモンゴルにおけるモンゴル料理では最も安価な部類に属し、食堂で食べても日本円で1個12円-20円程度である。 旧正月(ツァガーン・サル)の時期になると、各家庭でも大量に作られ旧正月の際に食べられる。
系統
ボーズと同様の肉を中心とした素材を小麦粉の皮で包み込む料理は、多様なバリエーションを見せながらユーラシア大陸に広く分布している。これらは英語でまとめて「steamed meat dumplings」とも呼ばれ、広義にはダンプリングの一種と見なされる。具体的には中華料理の包子(パオズ bāozi)や小籠包あるいは餃子、ネパール料理のモモ、ロシア料理のペルメニ等々がある。
ボーズもこれら一連の料理と同系列のものであるが、特に中華料理の餃子との類似度が高く、実際にはほぼ同じものと言ってもよい。「ボーズ」の名称そのものも、包子(bāozi)に由来する。 中国の餃子と同様に次のようなバリエーションがある。
- ボーズ:蒸し餃子。
- バンシュ:水餃子。湯で(多くは塩を加えて)10分ほど茹でたもの。バンシとも。
- ホーショール:揚げ餃子。油で揚げた後に少し蒸らしたもの。中華料理のものより大きく作ることが多い。
作り方
材料
必要な道具
調理の手順
- 小麦粉を、水でこねる。
- まな板の上で、丸い棒で、小麦粉を平らにする。
- 平らにした小麦粉の上に、適量のミンチ肉を置き、餃子を包む要領で丸める。
- さっと食用油をつける。
- ボーズ用の調味料をつける。
- 炊飯器で蒸す。
外部リンク
以下は全て All Mongolian Recipes “モンゴル料理レシピ大全”のページ。(英語)