Halo Wars

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『ヘイロー・ウォーズ』(Halo Wars)は バンジースタジオアンサンブルスタジオ とのコラボレーションにより、Xbox 360独占ソフトとして製作された、HALOシリーズを題材としたリアルタイムストラテジーゲームである。

Halo Wars
ヘイロー・ウォーズ
ジャンル リアルタイム・ストラテジー
対応機種 Xbox 360
開発元 バンジースタジオ/アンサンブルスタジオ
発売元 マイクロソフト
メディア DVD
発売日 アメリカ合衆国の旗2009年3月3日[1]
欧州連合の旗2009年2月27日
日本の旗2009年2月26日
対象年齢 CERO: B(12才以上対象)
ESRB: T(Teen)
PEGI: 16+
OFLC: PG
その他 Xbox Live対応
発売日はXbox.comによる。
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レビュー

今回もHalo 2Halo 3同様に初回限定のリミテッド・エディションが発売される。付録としてHalo: The Fall of Reach等で知られる小説家エリック・ナイランドが執筆するグラフィック・ノベル『ヘイローウォーズ・ジェネシス』(Halo Wars Genesis)が付属。そのほか主要キャラクターのリーダーカードと「スピリットオブファイア」のパッチ、本作とHalo3のコンテンツのためのダウンロード・コードが付属する。


バックグラウンド

これまでのHALOシリーズファーストパーソン・シューティングゲームとして知られているが、本作はプレイヤーが直接キャラクターを操作して敵と戦うのではなく、マップ上に展開するユニットに対し指示を与えてゆくリアルタイムストラテジーゲームである。また、マルチプレイにおいては、コヴナント側となって戦うことも出来る。歴史上シリーズ最古の物となる為、ヘイロー・トリロジーで主人公であったマスターチーフは登場しない。

本作はHalo Wars公式サイトやマーケットプレースによるダウンロード販売も予定されていた。

序章(Halo Wars:Genesis)

コヴナントとの遭遇

西暦2525年。地球から遠く離れた植民地である『惑星ハーベスト』からの連絡が途絶える。これの調査のためUNSC(下記参照)は偵察船アルゴを派遣するが、到着後すぐに連絡が途絶えてしまう。2525年10月7日。惑星ハーベストの調査のため、UNSCの戦闘艦3隻が派遣された。ハーベストで彼らを待っていたのは、見たことも無いエイリアンの宇宙戦艦であった。すぐさま人類の戦闘団は交戦状態に入るが、フリゲート艦アラビア号とヴォストーク号(Arabia and Vostok)が撃沈され、ベレディ艦長の駆逐艦ヘラクレス号(Heracless)のみがひどい損害を受けつつも生還した。このとき傍受した通信により、敵は『神との契約者(コヴナント)』だと識別。

そして2526年3月1日、UNSCのプレストン・コール中将は史上最大規模の艦隊を指揮し、ハーヴェストの奪還に乗り出す。彼の搭乗する艦隊旗艦巡洋艦エベレスト号である。(詳細な規模は不明だが、最低16隻以上) だがいざ戦闘が開始されると、UNSCの艦艇は強固なエネルギー・シールドを持つコヴナント戦艦にまったく歯が立たず、1隻の敵艦を撃沈するのに13隻の艦艇を損失してしまったのだ。

コールは善戦したものの、結局テクノロジーや数的不利のため惨敗。次々と植民地を失いつつあった。UNSCはとある戦闘でコヴナントのエリートを捕獲。それによると彼らコヴナント(下記参照)は人類の粛清を目的としている。だが幸いなことに、人類の本拠地である地球の所在はいまだにコヴナントにつかまれていなかったのだ。コールは地球の所在を敵に知られないために『コール議定書』を採択した。これはたとえあらゆる船も地球へ向かうことは許されず、敵に船を鹵獲されそうになった場合は船を自爆させなければならない。またAIなどの情報源も敵に渡してはならないというものである。

カッター艦長とスピリット・オブ・ファイア

2531年、コール提督の指令によりジェイムズ・カッター指揮の輸送船『スピリット・オブ・ファイア』は、惑星ハーヴェスト周辺で消息を絶った駆逐艦プロフェシー号の捜索に当たっていた。まもなくカッターたちはリアクターメルトダウンしたプロフェシー号を発見するが、突如スリップスペース(いわゆるワープ)から4隻のコヴナント戦艦がジャンプアウトしてくる。しかも嫌らしいことに、コヴナント艦隊はプロフェシー号の背後に現れたため、スピリットオブファイアは主砲のMACガンを発射できなかった。数的不利を覆すべく、カッターは艦載AIのセリーナに『ハヴォック核ミサイル』(Havok Nuclear Missile)の使用を宣言し、同時にプロフェシー号の生存者救助と内部に残る機密情報漏洩阻止のため、EVA(Extra Vehicular Activity(船外活動)チームをペリカン降下艇に載せてスクランブル発進させる。

フォージ軍曹とプロフェシー号

母艦スピリット・オブ・ファイアから降下艇エコーインディアリマノベンバーが発進した。降下艇リマを操縦するのはジョン・フォージ軍曹と副操縦士クリスである。フォージのペリカン降下艇はコヴナントのセラフ戦闘機の放ったレーザーに撃たれつつも、何とかプロフェシーに着艦する。しかし先のレーザーにより、副操縦士クリスは亡くなっていた。

道中、同じようにプロフェシー内部に潜入したコヴナント歩兵部隊と遭遇するも、フォージたちリマ小隊は生存者を救出しつつセキュリティ・ドアにたどり着く。がしかし、プロフェシーのAIフィッツギボン(Fitzgibbon)はフォージのアクセスを拒否した。記録によるとフォージは命令不服従、上官への反抗、看護婦へのナンパなどにより3回も降格している問題児であるからだ。だがプロフェシー内部はコヴナントに制圧されつつあり、一刻を争う事態を悟ったフィッツギボンはアクセスを許可。フォージたちはデータを消去しプロフェシーの自爆シーケンスを開始。生存者と共にペリカンで脱出し、母艦へと帰還した。


ゲーム・システム

あらかじめ設定されている基地エリアに、基地施設を建設し、ユニットを作成。これをもって敵軍と戦いミッションをクリアしていくことが目標である。 作成できるユニットの数には上限があり、戦車や大型攻撃機といった強力な兵器はこのスロットを多く消費(歩兵ユニットの三倍以上)する。また、これら兵器は物資をより多く消費し、かつ製造までの時間が長い。

人類側の基地の設備としては、資材を精製する物資パッド、スパルタンを含めた歩兵を育成する兵舎、テクノロジーレベルを向上させるリアクター(発電設備)、ワートホグとエレファントを除く車両ユニットを製造できる車両パッド、航空機を製造できるエアパッド、そしてユニット全体の強化や基地機能の強化を行える兵器工場がある。

対するコヴナント側もほぼ同様の構成であるが、兵器工場とリアクターが一まとめとして「神殿」になり、基地全体を守るシールドジェネレータが追加されている。

プレイヤーは製造したユニットを、戦場のさまざまな場所へと向かわせることができ、時に彼らの持つ特殊能力(歩兵のグレネード等)を駆使して敵軍を排除していく。

また、コントローラーの十字パッドは戦艦『スピリット・オブ・ファイア』とリンクしており、強力な艦載砲や航空支援要請による攻撃の補助や、ユニットの回復等が可能である。

プロット

UNSC

UNSC(ユネスク)とはUnited Nation Space Command(ユナイテッド・ネイション・スペース・コマンド)のことで、つまり『国連宇宙軍』のことである。 しかし、地球人の軍隊であることと、説明上、会話上の都合から大抵『地球軍』と呼ばれる。UNSCの公用語英語スペイン語、そしてスワヒリ語となっている模様。
ちなみに本作での発音はそのまま ”ユー・エヌ・エス・シー”となっている。

コヴナント

コヴナント(Covenant)とは多種族のエイリアンによる軍事的、宗教的連合軍である。
人類よりも進んだテクノロジーを保有し、UNSCよりも強靭な軍隊を保有している。 彼らの目的は全ての生命救済へと導く『大いなる旅立ち』(The Great Journey)を確立させるために、必要不可欠な『聖なるリング』(要するにHALO)を探し出すことと、それを妨害する人類を根絶することである。

惑星

惑星ハーヴェスト
ハーベスト(Harvest)はUNSCの植民地のひとつ。本作の主戦場となる惑星であるが、同時に先駆者(フォアランナー)のアーティファクトが眠る場所としての価値観をも持ち合わす。
惑星アルカディア
人類の植民地であるアルカディア(Arcadia)は、まだ発展途上の星であるが、リゾートに最適な素敵な環境に恵まれているという。

スピリット・オブ・ファイア

CFV-88 スピリット・オブ・ファイア(Phoenix-Class Colony Ship CFV-88 Spirit of Fire)はUNSCのフェニックス級コロニー・シップ(植民船)である。かつては移民船で武装などは殆どなかったようだが、対コヴナント戦争の勃発と共に武装を施され宇宙戦艦として生まれ変わった。コイル・キャノンのMACガンとアーチャー・ミサイル、50mmCIWSで武装し、船体内部にはペリカン、アルバトロスのようなドロップシップ(降下艇)。スコーピオンやワートホグ、海兵隊などの地上部隊を格納する強襲揚陸艦のような能力を持つ艦艇となっている。元々が植民地開拓用の作業線でもあるため、地上施設の運搬・建設能力にも長ける。更に大量の工作物資も搭載しているため、随時地上へ物資をおくることができる。
スピリット・オブ・ファイアは読んでそのまま『炎の精神』または『炎の精霊(サラマンダー)』の意。

キャラクター

UNSC

ジョン・フォージ軍曹(Sergent John Forge)
日本語声優安元洋貴 / 英語ヴォイスアクター:ノーラン・ノース
スピリット・オブ・ファイア所属の海兵隊員。このゲームの大半は彼を操作(指揮)して進行するため、ほぼ彼が主役といえる。地球生まれの29歳。勇猛果敢なヒーローであり5度の昇進を成し遂げているが、上官への反抗や命令違反で3回降格している。ちなみにありきたりな名前とはいえ、『ジョン』はマスターチーフと同じ名前である。
戦闘ではショットガンで武装するが、大抵ガウス・ワートホグに搭乗。 予断だが英語音声のノーラン・ノース(Nolan North)はHalo 3海兵隊の声を担当していた。
ジェームズ・グレゴリー・カッター (Captain James Gregory Cutter)
声優:沢木郁也 / ボイスアクター:マイケル・ゴフ
フェニックス級コロニー・シップ、CFV-88 スピリット・オブ・ファイアの艦長であるカッターは、仕事よりも家族を第一に思うよき家庭人である。惑星リーチ出身。長い経験と才能から駆逐艦プロフェシーの艦長に推薦されるも、家族とあまり離れたくないという個人的理由で輸送船スピリットでの裏方作業を選んだという経歴を持つ。しかしながら、コヴナント戦争の勃発と共にスピリットはコール中将から直接の命を受け前線へと赴くこととなる。[2]
余談だが、英語音声のマイケル・ゴフMichael GoughGears of Warのカーマインの声も担当している。更に、日本語音声の沢木郁也もGearsでホフマン大佐の声を担当していた。
セリーナ (Serina) 声優:本田貴子 / ボイスアクター:コートネイ・テイラー
UNSCのAI。いわゆる人工頭脳である。スピリット・オブ・ファイアの管理人とも言える立場にあり、ヘイロー・トロリジーのコルタナに近い存在。AIに性別は無いがコルタナ同様セリーナも女性形である。
説明書によると、AIであるのにチョコレートに関心があるようである。
エレン・アンダース教授 (Ellen Anders) 声優:浅野まゆみ / ボイスアクター:en:Kim Mai Guest
UNSCの心理学者。スリピット・オブ・ファイアに乗り込み、惑星ハーベストの調査にあたる。フォージ軍曹に負けず劣らずの頑固な性格である。
SPARTAN アリス 130 (SPARTAN Alice-130)
スパルタン・レッドチーム所属の女性スパルタン。惑星アルカディアにてジェロームたちと警備任務に就いていたが、コヴナントの侵攻により避難民の輸送船警護にあたることとなる。ヘビー・マシンガンで武装している。
SPARTAN ダグラス 042 (SPARTAN Douglas-042)
スパルタン・レッドチームに所属。彼はロケットランチャーで武装しているが、シングルプレイ以外ではロケットランチャーを持つスパルタンは存在しない。
SPARTAN ジェローム 092 (SPARTAN Jerome-092)
スパルタン・レッドチーム3人集のリーダー的存在である。スパルタン・レーザーを装備している。この3人、良く「サミュエル」という名前を出す。
SPARTAN サミュエル 034 (SPARTAN Samuel-034)
スパルタンの一人にして、スパルタンの最初の戦闘における戦死者。享年14歳。コヴナントのフリゲート爆破ミッション中、プラズマガンのチャージボルトを受けアーマー損傷。船外へ脱出できなくなり、結果爆弾を死守するためフリゲートに残る。レッドチームの面々が度々呼びかけているのは彼だと思われる。ちなみに、チーフ(John-117)の親友だったらしい。

コヴナント

悔恨の預言者 (Prophet of Regret)
コヴナントの指揮官の一人。ハーベストの遺跡調査を指示した張本人。
他の預言者が出てこないところを見ると、彼の独断専行振りはこのころからすでに発揮されていたようだ。
アービター (The Arbiter)
コヴナントの17代目調停者。アービターとは役職名であり、名前はシャーリー。 Halo2Halo3に登場したアービターとは別人である。

ユニット

UNSC(地球軍)のユニット

UNSCの歩兵隊

 スパルタン (Spartan)
『スパルタン』はUNSCの新兵器である、スパルタン・プロジェクトによる強化歩兵隊。サブマシンガンで武装する特殊部隊
HALOシリーズ主人公となるマスターチーフの直系先祖にあたる存在である。 彼らの装備する『マークIV ミョルニル・アーマー』(MJOLNIR Mk.IV Battle Armor )はマスターチーフの装備するMk.V や Mk.VI のようにエネルギー・シールドを保有し、コヴナントと比較しても高い能力を持つ。
彼らは敵車輌の強奪が可能で、アップグレードによりヘビー・マシンガンやスパルタン・レーザーを装備できる。
海兵隊 (UNSC Marine)
『UNSC 海兵隊』はHALOシリーズではお馴染みの存在であり、説明をせずとも知られている『海兵隊』である。1ユニット5~6名の小隊で編成。アップグレードで増員、ロケットランチャー、衛生兵が追加される。よく喋るのは変わらないようだ。
火炎放射兵 (Flamethrower)
文字通り火炎放射器で武装する海兵隊員(通称ヘルブリンガー)。1個小隊は2名で編成される。
ODST(Orbital Drop Shock Trooper)
HALO2等にも登場した、UNSCの軌道降下兵。海兵隊と比べ、全ての面で能力が向上している。(ただし、カッター艦長がリーダーの場合のみ登場)
スパルタン・チームオメガ (SPARTAN Team Omega)
シングルプレイのみに登場するスパルタン部隊。なお、最初の予告編(下記参照)の最期に "This is SPARTAN Group Omega," (こちら、スパルタン・グループ・オメガ。)と発言しているように、当初は「チーム・オメガ」ではなく「グループ・オメガ」という名称であった。

UNSCのビークル

ワートホグ (Warthog)
戦闘バギー。初期武装はないが、アップグレードによりチェーンガンを装備した従来のワートホグに改良可能。更にアップグレードすると助手席にグレネードランチャーで武装した兵員を乗せ、更にアップグレードするとコイルガンのガウス・キャノンを装備することができる。勿論敵を引き潰すことも可能。
ガウスワートホグ (Gauss Warthog)
ガウス・キャノンを装備した対戦車車輌。通常のワートホグよりも、攻撃力と防御力が向上。
ウルバリン (Wolverine)
『MAAT ウルヴァリン』は自走対空ミサイル車輌である。乗員は2名で、2機のミサイル・ポッドとグレネード・マシンガンで武装する。そのグレネードはあくまで自衛用であり、本格的な地上戦には不適。
コブラ (Cobra)
『SP42 コブラ』はレールガンで武装した装輪戦車である。通常は2連装のレールガンだが、その場に展開し、対建造物、対装甲に絶大な威力を発揮するロックダウンモードも有する。乗員2名。
スコーピオン (Scorpion MBT)
UNSCのMBT。つまり主力戦車。機動力・防御力・攻撃力がバランス良くまとまっており、様々な状況に対応できる。
グリズリー(Grizzly)
スコーピオンを強化した戦車で、2連装の主砲と強固な装甲を有する。グラント分隊程度なら、一撃で撃破することも可能。(シングルプレイの幾つかのミッションを除けば、フォージ軍曹がリーダーの場合のみ育成可能)
ライノ (Rhino)
『ライノ』は長距離砲撃を主任務とし、強力なプラズマ砲を備えている。UNSCが秘密裏に開発した経緯がある。
ホーネット (Hornet)
『AV-14 ホーネット』はUNSCのガンシップである。詳細はHalo 3の記事を参照。
ホーク (whawk)
『ホーク』はUNSCのガンシップである。3連装ロケット・ポッドと2連装機関砲、レーザーキャノンを装備しし、空中から敵地上部隊を攻撃することを得意とする。(グリズリー同様、アンダース教授がリーダーの場合のみ登場)
バルチャー (Vulture)
『ヴァルチャー』はUNSCの攻撃型航空機。ガンシップ。
ペリカン同様、偏向ノズルを採用した大型VTOL機で6名のクルーとデュアルオートマチック・キャノンを装備している。移動速度は緩慢だが、ほぼ全ての目標に対し、標準以上の攻撃力を有する。
ペリカン (Pelican)
シリーズにおいてもっとも有名であるといっても過言ではない、UNSCのドロップ・シップ(降下艇)である。
今回は、指定したユニットを別の場所に移動させるときにのみ登場し、自軍に組み込むことはできない。
アルバトロス (Albatross)
『アルバトロス』は上記のペリカンを上回る大型の輸送機である。初登場はHalo 2のマルチプレイヤー・マップパック。二回目の登場はHalo 3のサンドトラップ。前者も後者も「墜落した」状態での登場であるため、「稼動している航空機」としての登場は今回が初めてである。
ショートソード (Shortsword)
『ショート・ソード』はUNSCの爆撃機あるいは戦闘攻撃機である。
外見はロングソードとそれほど変わらないが、どことなく米空軍のB-2を連想させる。
ロングソード (Longsword)
『ロング・ソード』はUNSCの主力戦闘機。Halo 1において、マスターチーフとコルタナがオータムからの脱出に使用したものと同一機種である。
サイクロプス(Cyclops)
サイクロプス』はUNSCの二足歩行兵器。建造物の破壊を得意とする。車両や建物の破片をつかみ、敵に投げつけられる技がある。( フォージ軍曹がリーダーのみ、司令センターで育成可能。)
グレムリン(Gremlins)
EMP(電磁パルス)を搭載する特殊軽装甲車両。固有の武装としては、フォーカスレーザーキャノンを装備する。EMPのアビリティにより、敵の車両やタレット等を一時的に行動不能にすることができる。(アンダース教授がリーダーの場合のみ登場)
エレファント(Elephant)
移動型簡易基地。カッター艦長専用ユニットで、歩兵の育成「のみ」可能。防衛用のディフェンスタレットを数基搭載。

コヴナントのユニット

コヴナントの歩兵隊

グラント隊
グラント隊はunscの「海兵隊」に相当するコブナントの主力歩兵ユニット。ただし性能面では海兵隊の方が上のようである。アビリティーは粘着性のある爆弾を敵ユニットに投げつける、粘着した爆弾は数秒後に爆発する。
 ジャッカル
ジャッカルはunscの火炎放射手に相当する対歩兵ユニット。対歩兵のスペシャリスト、初期武器の中距離用カービン銃はアップグレードによりビームライフルになる。アビリティーなし。
 ハンター
ハンターはコブナントの対車両ユニット。車両ユニットに対して絶大な威力を持つ、別名「ホグキラー」。ただし、対空攻撃は全くできないので注意が必要。
 エリート儀仗兵
エリート儀仗兵は悔恨の預言者のユニークユニット。武器のエナジーソードで敵を切り裂く、前半は使いやすいが後半は使いづらい、ハンターと同じく対空攻撃は不可能。 
 ブルート
ブルートはブルートチーフのユニークユニット。強力な銃を装備しており、対歩兵・対建造物・対車両に対してどれも平均以上の攻撃力を持つ。アップグレード後により強化したブルートは背中にジョットパックを装備しており、空中移動が可能になる。非常に使いかってが良いが育成速度が遅いのが欠点。
 自爆グラント
自爆グラントはアービターのユニークユニット。自爆グラントの最大の特徴は読んで字のごとく、アビリティーの「自爆」である。通常攻撃はグラント隊と同じであるものの、その自爆は攻撃力「大」である。初期タレットなら一体で破壊できるので、別名「タレットキラー」

コヴナントのビークル

ゴースト (Ghost)
ゴースト』はコヴナントの汎用ホバーマシンである。2連装プラズマガンを装備。
ヴァンパイア (Vampire)
ヴァンパイア』はコヴナントの対空兵器。強力なニードラータレットと、威力は劣るがプラズマガンを持つ。
レイス (Wraith)
レイス』はコヴナントの自走形迫撃砲、自走榴弾砲。または自走対空砲対空戦車…という具合に、登場する作品によってジャンルの違う乗り物である。解説書では装甲機と定義されている。
バンシー(Banshee)
バンシー』はコヴナントの小型戦闘機
スピリット(Spirit)
スピリット』はHalo1にも登場したコヴナントのドロップ・シップ(降下艇)である。ちなみに、2以降に登場したファントムは今作未登場。
セラフ (Seraph)
コヴナントの大型宇宙戦闘機。UNSC側のロングソードに相当する機体。
スカラベ (Scarab)
スカラベ』は今作のコヴナント軍の最大最強の兵器。武器の強化マイニングレーザー(マイニングレーザービーム)は、広い範囲にわたり敵に多大なダメージを与えることができる。(上部には対空兵器も装備してある)しかし、コストが非常に高いうえ、重ねて建造時間も長く序盤では中々お目にかかれないが、ひとたび実戦に配備されれば、地球軍に勝ち目がないほど強力な兵器である。なおスカラベにはアップグレードは存在しない。
ちなみに、2においてニューモンバサを侵攻した強化タイプは「スーパースカラベ」という発展型であることが判明。
ローカスト (Locust)
『ローカスト』はコヴナントの兵器。大型プラズマキャノンで武装をする。シールドがはがれると脆い。
その名称からGears of Warを連想させるが、ローカストとはイナゴのことである。

トレイラー

これまでに4種類の予告編が公開されている。
シネマティック・トレイラー (Cinematic Trailer)
最初に公開されたアナウンスメント・トレイラーである。長さ約1分半。
デモレベル・ビデオ (Demo Level Video)
ゲームプレイ映像を主体とした10分間のビデオ。
回想、5年間の地獄 (E3 2008 Five Long Years Cinematic)
2008年に公開された予告編。本編のプロローグである。
不穏な行動 (E3 2008 Five Long Years Cinematic part 2)
長さ3分25秒のトレイラー。こちらも本編のプロローグである。

そのほか

  • なぜアンサンブル・スタジオはヘイロー・シリーズをリアルタイムストラテジーにしたのかというと、本作のプロデューサーであるパトリック・ハドソン曰く『クールだから』。[3]
  • 本作にはHalo: Chronicles(別名:ピーター・ジャクソンによる新Haloプロジェクト)の予告編が付属するといわれていた。
  • なぜか、日本での発売が一番早かった。

脚注

関連項目

外部リンク

Halo Warsオフィシャル・ウェブサイト(英語)
ヘイロー ウォーズ公式サイト - Xbox.com