大和 (百貨店)
日本の百貨店
株式会社大和(だいわ、英語: Daiwa Co., Ltd.)は、石川県金沢市に本社を置く小売業(百貨店)を営む企業である。
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 |
大証2部(廃止) 8247
|
本社所在地 |
920-8561 石川県金沢市片町2丁目2番5号 |
設立 | 1943年12月21日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 6220001003957 |
事業内容 | 百貨店 |
代表者 | 代表取締役社長 宮二朗 |
資本金 | 34億6,270万円 |
売上高 |
単体723億円、連結775億円 (2009年2月期) |
純資産 |
単体132億円、連結141億円 (2009年2月) |
総資産 |
単体559億円、連結666億円 (2009年2月) |
決算期 | 2月末 |
主要株主 | 本項『株主』参照 |
主要子会社 | 本項『子会社』参照 |
関係する人物 | 宮太郎、井村徳三郎 |
外部リンク | www.daiwa-dp.co.jp |
概要
沿革
店舗
7店舗のほかに、ギフトショップやサテライトショップの12店舗が存在する。地盤となっている北陸地方では店舗のスクラップアンドビルドも熱心に行っており、地方百貨店としては数少ない成功例の一つである。
店舗の一覧
店舗名 | 通称(位置) | 所在地 | 開店日 | 概要 |
---|---|---|---|---|
香林坊店 (本店) |
香林坊大和 香林坊アトリオ |
石川県金沢市香林坊1-1-1 | 1986年9月 | 金沢市中心部の再開発に参画して、片町から現在地に本店を移転。 |
小松店 | 小松大和 | 石川県小松市土居原町10-10 | 1998年10月 | 1996年に撤退した西武百貨店の跡地に開業。 |
富山店 | 富山大和 SOGAWA FERIO |
富山県富山市総曲輪3-8-6 | 1932年11月 | 宮市大丸富山店として創設。2007年9月に再開発ビルの「SOGAWA FERIO」のキーテナントとして入居、旧富山店の約1.6倍の店舗面積。 |
高岡店 | 高岡大和 御旅屋セリオ |
富山県高岡市御旅屋町101 | 1937年4月 | 丸越高岡店として開業。当時は末広通りと御旅屋通りが交差する十字路の一角に位置していたが、再開発で1994年3月に移転、増床を行っている。 |
新潟店 | 新潟大和 | 新潟市中央区古町通7番町952 | 本館と1972年に増床した東館の二棟体制で、東館1階にはパチンコ店があり、新潟市の地下街である新潟市西堀地下商店街の連絡通路がある。また、かつては、ラジオ新潟(現新潟放送)の本社とスタジオが7階に入居していたが、1955年10月1日に発生した新潟大火により焼失したことに伴い移転した。 2006年9月に新潟市まちなか行政サービスコーナー(愛称:なかなか古町、パスポートセンター併設)が2階に開設された。 | |
長岡店 | 長岡大和 | 新潟県長岡市大手通2-3-1 | 1958年10月 | 長岡市の大手通に開店。1960年代には山下家具店のショールームも店内にあったが、現在は長岡市郊外に移転している。 |
上越店 | 上越大和 | 新潟県上越市本町4-4-8 | 1975年7月 |
ギフトショップ
パトリア大和 | 石川県七尾市御祓町1 |
福井 | 福井県福井市宝永2-11-12 |
野々市 | 石川県石川郡野々市町横宮町14-40 |
羽咋 | 石川県羽咋市中央町あ-195 |
輪島 | 石川県輪島市河井町わいち4-38 |
氷見 | 富山県氷見市本町16-15 |
砺波 | 富山県砺波市表町7-4 |
魚津 | 富山県魚津市上村木1-1-3 |
糸魚川 | 新潟県糸魚川市大町1-4-26 |
新発田 | 新潟県新発田市中央町3-7-14 |
サテライトショップ
上市 | 富山県中新川郡上市町西中68 |
黒部 | 富山県黒部市新牧野108 |
-
香林坊大和
(香林坊アトリオ) -
富山大和
(総曲輪フェリオ) -
高岡大和
(御旅屋セリオ) -
パトリア大和
-
新潟大和(右側のビル)
過去に存在した店舗
店舗名 | 所在地 | 開店日 | 閉店日 | 概要 |
---|---|---|---|---|
片町店 (旧本店) |
石川県金沢市 | 1923年10月 | 1986年9月 | 1986年9月、香林坊へ移転。旧本店は「ラブロ片町」として1986年11月にオープンした。大和本社がある。 |
武蔵店 | 石川県金沢市 | 1952年7月 | 現在のめいてつエムザの前身である百貨店の丸越の発祥にあたる。旧三越金沢店。 ビルのオーナーの林屋亀次郎が、閉店した三越に返済する保証金の支払いに困窮していたのを、宮市大丸が提携により支援して丸越が設立されたため、戦時統合以前から、グループ会社である。 この店舗は、1952年7月の閉鎖を経て、丸越として分離され、名鉄百貨店および名古屋鉄道の資本参加を得て、金沢名鉄丸越百貨店となった(2002年に店名を「めいてつエムザ」に変更している)。 ただし、丸越の分離以降、両者には資本関係は認められず、競合関係にある。 | |
福井店 | 福井県福井市 | 1936年12月 | 福井財界との共同出資という名目で、福屋として開店。1937年9月に合併により宮市大丸福井店に店名変更した。 しかし、福井地震で店舗が倒壊したために撤退した。跡地は現在、北陸銀行福井支店となっている。 | |
清津店 | 清津市 (現在は朝鮮民主主義人民共和国) |
1940年12月 | 1945年9月 | 宮市大丸清津店として開店する。売り場面積500坪ながら、売上の6割を軍需物資の納入で稼いだ。牡丹江に営業所も設けていた。 日本の敗戦により閉鎖となる。 |
東京大和出張所 | 東京都中央区銀座7丁目 | 1946年3月 | 三菱商事本社内に開設。1948年4月、銀座7丁目1番の資生堂本舗向かい側に200坪の店舗開設。 この出張所の出版部が、勁草書房に成長する。 |
株主
2007年9月末現在の有価証券報告書によれば、発行済株式数に対しての株式保有割合は、社長・会長を歴任し、現在は相談役を務めている宮太郎が6.00%と最も多く、次いで、倉敷紡績(クラボウ)が4.88%、東京海上日動火災保険が4.75%、宮二朗(代表取締役社長)が4.40%、大和従業員持株会が3.53%と続いている。
子会社
連結子会社として、金沢ニューグランドホテルを営んでおり、本業と関連の薄い異色の完全子会社に、学術書主体の出版社である勁草書房もある。
また、かつて、大手百貨店の大丸の株を100万株(時価約15億円相当)保有していた。このため、大丸と松坂屋の経営統合で発足したJ.フロント リテイリングの株主となっており、大丸・松坂屋とは、商品券の相互利用などでも一定の提携関係がある。
関連企業一覧
- 石川日産自動車販売
- 大和ハウジング(家具販売・造作業)
- 金沢ニューグランドホテル(ホテル業)
- レストランダイワ(飲食業)
- 大和印刷社(印刷業)
- 勁草書房(出版業)
- 大和カーネーションサークル(友の会運営)
- ディー・アンド・シー(専門店管理運営)
- 大和服飾研究所(婦人服縫製業)
大和が出資している主な企業
外部リンク