多数国間投資保証機関
世界銀行グループの一員
多国間投資保証機関(たこくかんとうしほしょうきかん、Multilateral Investment Guarantee Agency; MIGA)は、国際連合の専門機関のひとつである。多数国間投資保証機関(たすうこくかんとうしほしょうきかん)とも呼称される。
概要
多国間投資保証機関は、1988年4月に発足し、野村證券副社長の寺澤芳男が初代長官に就任した。
国家による強制収用、通貨送金、戦争と内戦などのリスクに対する保証(長期政治的危険保証)を投資家・ドナーに提供し、開発途上国の民間投資を促進することを目的としている。
発展途上国においては、国外からの投資を促進するため、インベスター・リレーションズ活動の支援も実施している。
組織
歴代長官
多国間投資保証機関長官 | ||||
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代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 前職 |
1 | 寺澤芳男 | 1988年 | 1992年 | 野村證券副社長 |
2 | 飯田彬 | 1992年 | 1998年 | 日本貿易振興会理事 |
3 | 井川紀道 | 1998年 | 2004年 | 大蔵省国際金融局次長 |
4 | 大村由紀子 | 2004年 | 2008年 | エイズ予防基金代表 |
5 | 小林いずみ | 2008年 | (現職) | メリルリンチ日本証券社長 |