こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物
こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物(こちらかつしかくかめありこうえんまえはしゅつじょのとうじょうじんぶつ)では、秋本治の漫画作品およびアニメ作品『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する架空の人物(一部、例外的に実在の人物も)について説明する。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
登場人物の年齢について
登場人物の年齢について、コミック133巻「教えて両津先生」などによると、一部を除いて、全員不明で年を取らないとしている。なお、「教えて両津先生」で両津(作者)は「漫画の世界には現実を超えた、独自の時間が存在する」(いわゆるサザエさん方式)と言う趣旨で発言している。よって、以下にある登場人物の年齢も推測が多い。
このようになった原因として、作品が超長期連載となったため、登場人物が連載年数と同じように加齢すると、連載が不可能になってしまうためである。例えば、大原は作品初期では1924年生まれの元陸軍軍人であるが、これを2009年現在で考えれば、85歳になる。当然、大原は警察を定年退職してしまうので、ストーリーの前提が崩れてしまう(同様に両津は1943年生まれの66歳であり、こちらも幹部クラスにならない限り定年。中川は52歳、麗子は50歳となる)。
なお、1976年の連載開始時から1982年までの6年間は各キャラともリアルタイムで加齢しており、その最終期においては、両津39歳、中川25歳、部長58歳、麗子23歳に達していた。
ただし、メインキャラの老化が停止した後も、登場人物の設定年齢を作品中に明確な描写無しで急に引き上げたり、子供のある程度の成長を描く場合もある(部長の娘夫婦「角田一家」が代表例)。
因みに、最も複雑なのが部長の一人娘「大原ひろみ」である。彼女は第一巻(1976年)に20歳で登場、第22巻(1980年)に24歳で結婚、第40巻(1984年)に長男大介を出産している。出産時は既にリアルタイム加齢期を離れているので単純に28歳とは言えないが、その後大介は作中で小学6年に達しているので、最低でも35歳前後まで成長していることになる。つまり、父との年齢差が32歳から23歳まで縮んでいるのである。
更にややこしいのがアニメ版で、時々両津の30年前の思い出話が存在するのだが、小学5年生として登場する両津は、30年後40〜41歳になっている事になる。かつては昭和30年代が中心となっていたが、年齢設定上近年では昭和40年代中心となっている。そして、原作では両津の昔話で、1980年代に発売されたコミックスから現在までたくさんの話が存在する。
劇中、両津もこの事について時々触れている。
凡例
- 派出所メンバーの項以外は五十音順
- 声優はアニメ版、劇場版のもの
- 年齢(推定除く)は、作品中に表記された当時のもの
- 話の表記については1巻の1話なら「1-1」という表記を用いる。
警察官
派出所メンバー
- 両津 勘吉(りょうつ かんきち)(声優:ラサール石井(アニメ版)、演:せんだみつお(実写映画版)、香取慎吾(ドラマ版))
- 主人公。階級は巡査長。角刈り、仁王のような大きな目、腕毛、胸毛があるように体毛が濃く、左右つながった極太眉毛が特徴で、年中素足でサンダルを履き、腕をまくっている。他の人と比べて生命力が強く、地下道に1ヵ月閉じ込められても生きていたり、東京タワーから落ちたり、走行中の新幹線から飛び降りても助かるほど強い。下町の住民からの人望も厚く、また人脈も広い。
- 中川 圭一(なかがわ けいいち)(声優:宮本充(アニメ版)、演:草川祐馬(実写映画版)、速水もこみち(ドラマ版))
- 世界でもトップレベルの大企業「中川コンツェルン」の御曹司。美形で背が高く、多才で何でもこなす。だがその金目当てに両津からはよくこき使われる。金持ち故かかなりの世間知らず。両津の破天荒さに半ば呆れながらも先輩として慕っている。
- 大原 大次郎(おおはら だいじろう)(声優:菱谷紘二(アニメ版1 - 15話)→佐山陽規(16話 - )、演:龍虎勢朋(実写映画版)、伊武雅刀(ドラマ版))
- 葛飾区亀有公園前派出所勤務で、主人公の両津から見て直上の上司にあたる巡査部長を務めている。頑固者で問題児の両津に対しては厳しいものの根は優しく、両津を可愛いがっている。
- 秋本・カトリーヌ・麗子(あきもと カトリーヌ れいこ)(声優:森尾由美(アニメ版)、演:香里奈(ドラマ版))
- 秋本 麗子とも。お金持ちの婦警で、パリ生まれで東京暮らし。中川コンツェルンと並ぶほどの企業「秋本貿易」の令嬢でもある。両津に好意を抱いているようだが詳細は不明。容姿端麗でありながらも男勝りの強さを持つ。中川と同様、両津を慕っており、両津の部下でありながら「両ちゃん」と呼んでいる。
- 麻里 愛(あさと あい)(声優:麻生かほ里)
- 通称マリア。元キックボクサーで両津を溺愛しているが、実は男である。しかし、後に花山理香によって本物の女性にしてもらい、戸籍上も正真正銘の女性になった。外見の良く似た妹の稟(りん、通称:マリリン)がいる。
- 寺井 洋一(てらい よういち)→丸井ヤング館(改名)(声優:茶風林(1 - 98話)→林家こぶ平(現= 林家正蔵)(104話 - )演:荒井注(実写映画版))
- 公園前派出所に勤務する警官。個性的な派出所メンバーの中では最も平凡な警官。
- 日暮 熟睡男(ひぐらし ねるお)(声優:牛山茂(7 - 125話)、今井敦(126話 - )、演:宮藤官九郎(ドラマ版))
- 4年に一度、オリンピックの年にしか登場しない警官。オリンピックの開催期間以外はすべて寝ており、4年に一度しか起きてこないが、その短期間の間にテレポーテーションや念写などの超能力を使って難事件を解決するため、クビにならない。
- 戸塚 金次(とつか きんじ)(声優:竹本英史、演:浜田光夫(実写映画版))
- 亀有公園前派出所勤務。坊主頭で顔面に傷、背中に入れ墨があり、ヤクザも怖がらせる風貌をしている。警官になる前は10年間トラック運転手をしていたらしいが、それ以外の経歴は不詳。2-2における両津の発言によると、糖尿病を患っているらしい。
- 埼玉県草加市出身。連載初期の頃は両津と中川といいコンビであり、共同で悪ふざけをしていたが、ここ10年以上は両津とは違う時間帯の班に所属しているため出番が少ない。出番が減った理由は、作者によると両津とキャラがかぶるためとしている。
- アニメでは「かつて派出所に勤務していた警官」という回想シーンのほか、ED(「ナイスな心意気」)のラストの群集に登場した。
- 古参の読者からの支持があり、連載30周年記念の回(155-1)では「復活して欲しいキャラクター」の1位であったが、作中では両津との対談で「特に話す事がない」としてコレと言った出番がなかった。
- 松本(まつもと)・水谷(みずたに)・南(みなみ)
- 連載初期に公園前派出所に勤務していた警官達。
葛飾署・新葛飾署
- 本田 速人(ほんだ はやと)(声優:家中宏(アニメ)、演:内村光良(ドラマ版))
- 交通機動隊に所属。両津を「先輩」と慕い、両津からは様々な事件に巻き込まれている。元暴走族のヘッドで、普段はやさしく頼りないが、バイクに乗ると人格が変わる。そのため、女性にふられることが多い。実家はカワサキ専門のバイク屋「本田輪業」。
- 擬宝珠 纏(ぎぼし まとい)(声優:土居裕子)
- 交通課に勤務。1999年頃に新人婦警として登場し、両津と同等に張り合っていたが次第に惹かれあっていき結婚騒動まで起こった。しかし実は又従兄弟だった。実家は神田で寿司屋を営んでいる。
- 磯鷲 早矢(いそわし はや)
- 交通課に勤務。年齢は21歳。誕生日は1月3日。身長163cm(133-8で169cmに設定変更)、体重49kg。血液型はA型。スリーサイズは81・57・82。京都の名門武道家の長女として生まれ、特に弓道は全国大会で優勝するほどの腕前を持つ(但し、後述する飛鷹左京には負けたことになっている)。なお、「早矢」の名前は弓道用語に由来する。
- 大和撫子とも言われるほどの日本的美人で、署の男性からの人気は高い。両津に一目惚れをして交際を申し込み、マリアと剣道で対決して圧勝するが、両津を好きな理由が彼女の父・剣之介に声が似ているからであり、恋愛感情は無かった。後に本当に好きになり交際を申し込んだ。しかし近年ではあまり両津の事が好きという描写は無く、現在でも思っているのかは不明。逆に相手から思われる描写が増えており、特に大原部長には妄想の相手にされるほどである。その他にはゲームのヒロインにそっくりという理由で左近寺から、真相は不明だが158-4の様子から見て中川からも好かれている様子。
- 登場当初は両津を巡りマリアと2度に渡って勝負しマリアを女性にさせるきっかけを作った。145-9では一緒に行動する描写もあり現在ではある程度、仲が良くなった様子。また同じく両津と結婚騒動になった纏とは今ではすっかり仲が良くコンビを組んでミニパトで活動する事も多い。
- 武道以外にも和風の事にはほとんど詳しく134-7では琴の家元であったことも判明。しかし158-4で意外にも将棋が苦手というエピソードもあった(しかしこれは部長や纏のおかげで両津を倒せるほどの腕前となった)。一方で最近の流行には疎く、SMAPを外国人の名前、KinKi Kidsを殺虫剤の名前だと思っていた(両津曰く「それはキンチョールだろ、オイ!」)。更に携帯電話などの機械関係も苦手。
- かなりの下戸でビール1杯で酔ってしまい、体か火照って突然服を脱ぎだす癖があり、1999年から2000年頃はそれが元で大騒ぎになった事が良くあった。また母方の御祖父が陰陽師という事もあってか霊感が強く、140-5では占いで婦警の事を占ってはズバリ当て、幼稚園児を襲った悪霊を叙霊した。
- 133-5では目を見ただけで言葉が通じない外国人とも会話できるというスゴ技を披露した。
- 本編では纏より早く登場したが、アニメ版では一度も登場しなかった(140巻の巻頭のセル画に一度だけ登場したことがある)。
- 乙姫 菜々(おとひめ なな)(声優:鈴木真仁)
- 交通課の白バイ隊に所属し、本田の後輩で交際相手。年齢は21歳。誕生日は2月14日(ただし3月3日という時もある)。血液型はA型。スリーサイズは79・48・80。「愛野 神女(あいの みこ)」のペンネームを持つ少女漫画家でもある(公務員の副業は禁止されているため、秘密にしている)。
- 身長は161cm。体重は35kgと非常にスレンダーで、「オリーブ」と呼ばれている(女性警察官の採用条件は45kg以上であるため、この設定はおかしい)。また、アニメ声の持ち主(アニメ版でも再現されている)。漫画は非常に人気が高く、アニメ化までされた物まである。初登場したときには少女漫画家の間で話題になったらしい(98巻矢沢あいの巻末コメントより)。見た目に合わず、かなりの大食い(普段忙しくてマトモに食事できない反動らしい)。しかし見かけ通り運動は苦手な様子(だが何故か130-5の葛飾署マルチスポーツ大会には麗子や中川、纏など頭脳、体力どちらも水準以上なメンバーを抑えて優勝している)。
- 学生時代、腹痛で苦しんでいるところを女のバイク乗りに助けてもらったことがきっかけで白バイ隊員となった。ちなみにそのエピソードはアニメ版では助けたのは若き日の本田という事になった。バイクの腕は「クイーンスターズ」(葛飾署の女性だけで構成されている白バイ隊)の中でトップクラスの実力だが、力が無いためバイクを1人で起こせず泣いてしまう事も多々ある(94-5など)。そのため1度中川コンツェルンのパワーアシストスーツを装着した事も、その際には腕相撲で両津を倒すなど絶大なるパワーアップをした(139-2)。
- 「メヌエット」は大ヒットしたが、次の作品「夏の日は帰らない」はいわゆる純愛物の少女漫画のようだが、『(今で言えば)ボーイズラブ的なシーン』や『窓から落ちるシーン』や『電気ショックを受けるシーン』など、少女漫画にしては妙なシーンが含まれているようだ。
- 漫画の事になると周りは見えなくなるらしく、両津や本田に無茶をさせる事も多い(しかし本人は無茶をさせている事に気付いていない)。
- 実は本田は彼女と出会う前から愛野神女のファンであり、彼女が愛野と知らず告白しそれを知った際は驚きを隠せずにいた。133-5では纏も実は「メヌエット」を読んでいたらしく乙姫が愛野と知って驚いていた。
- ボルボ西郷(ボルボ さいごう)(声優:岸祐二、原川浩明(ゲーム「こちら葛飾区亀有公園前派出所 中川ランド大レース!の巻」))
- ボルボ・西郷とも表記される。新葛飾署に勤務する警官。鹿児島県出身。誕生日は12月31日。身長182cm、体重95kg。血液型はA型。
- かつてアメリカ合衆国で傭兵として、世界の戦場を渡り歩いた経験を持つ。そのため常にあらゆる武器を身につけているが、実のところは臆病なため、武器を全部取られると途端に気が弱くなる。サバゲーが大好きで、誘われるとどんなに遠くにいても駆けつける。登場したころは身の危険を感じたり、物音に過剰に反応したりすると無差別に発砲してしまう癖があったが、今ではだいぶ落ち着いた。
- 男社会での生活が長かったためか女性に対する免疫が非常に弱い(水着を見たり、ヌードを想像するだけですぐに鼻血を出すほど)が、同じゴルゴ13風キャラの後流悟十三と会った回ではライフル用スコープで両津と3人揃ってデバカメをしていた。
- 登場初期は、両津に敬語を使うなど部下的な存在だったが、準レギュラーとなった頃からは両津にツッコミを入れるなど同僚のような存在になってきた。一人称は「私」(アニメでは中心人物でない時は「俺」になる事も)。鹿児島の実家の家系は忍者である。
- 幼少期のトラウマからハチが大の苦手であり、現在でもライオンなどの獣と戦えてもハチを見るとかなり取り乱してしまう。
- アニメでは本田、左近寺と共に度々、両津の企む悪事に付き合わされた。そのためか近年では左近寺とコンビで登場することが増えてきておりバトルや武道系のエピソードには欠かせない存在となってきている(特にアニメ版)。またその左近寺とは偶然にも出身地以外のプロフィールが全て同じだった。また両津を合せたこの3人は葛飾署3バカトリオと称されているが、署員500人分の体力をこの3人で維持している。
- 現在は元上官・爆流大佐の娘ジョディーと付き合っているが、ジョディーが登場する前の81-3では(当時男だった)麻里愛(通称:マリア)に惚れデートを申し込んだ事もあった。またその双子の妹麻里禀(通称:マリリン)からは逆に惚れられ、一時的にはジョディーとマリリン両方と付き合っていた。ジョディーからはボビーという愛称で呼ばれ、軍人時代の仲間からもそう呼ばれている。
- マリアが男であったことを知っていた為、マリリンと初めて出逢った時はマリリンもニューハーフと思っていた。しかしマリリンは産まれた時から女である為、それを知った西郷は途端に鼻血を出してしまった。
- 上記の通り両津に度々協力したり、100巻のカメアリタイムスの「結婚したくない男」ランキングでは9位にランクインしたりと婦警からの人気は低いかのようにも思えたが、本編では意外と人気の高い描写も多い。しかし156-6では早乙女リカのせいでボーイズラブと勘違いされていた。
- 左近寺 竜之介(さこんじ たつのすけ)(声優:岩崎征実)
- 新葛飾署に勤務する警官。埼玉県出身。誕生日は12月31日。身長182cm[1]、体重95kg。血液型はA型。胸囲は180cm、ウェストは78cm。趣味はテレビゲームとフィギュア収集。弟がいるらしいが未登場。
- 体育会系に属する人物で、あらゆる格闘技(特に柔道)に対して優れた技能を持っている。元々は格闘技ゲーマーで、両津や後輩らと対戦するが、熱くなりすぎて実際の対戦相手を殴り飛ばしてしまうこともしばしば。その体型に合う制服が無いため有事の際を除き私服勤務をしている。
- ある時、興味本位で両津が持っていた恋愛ゲーム『どきどきメモリアル』(『ときめきメモリアル』のパロディ)をプレイした事をきっかけに、その種のギャルゲーにもはまりだす。その際には、ディープなPCゲームにも手を出し、オカマになってしまったこともあった。
- ゲームのキャラクターにそっくりということで磯鷲早矢に惚れていたが、124-3でチャットで知り合った美香という女子大生と付き合うようになる。しかし彼女が登場したのは124-3の1話のみでその後の関係は不明。
- アニメ版での登場以降、ボルボとセットでの登場が多くバトルや武道系のエピソードには欠かせない存在となってきている。またボルボ・左近寺・両津は葛飾署3バカトリオと称されているが、署員500人分の体力をこの3人で維持している。ちなみにボルボとは偶然にも出身地以外のプロフィールが全て同じであった。両津に度々協力し婦警と対立する事も多いが、意外にも婦警からの人気は高かった。しかし早乙女リカのせいで多くの婦警からボーイズラブと勘違いされるようになる(156-6)。
- アニメ版では本田、ボルボと共に度々、両津の企む悪事に付き合わされた。女嫌いになった理由は小学生時のトラウマからになったことになっている。また、「沙織〜!!」と叫ぶ口癖、沙織の人形の乳首を触り興奮する癖(フィギュアのサイズによって反応が大きく異なる)や悲しい時に失禁する癖が追加された。初期は『どきメモ』をしたり、沙織フィギュアの購入の際は縁眼鏡をかけていた。沙織の等身大フィギュアは本人にとっての宝物であるが、大体のフィギュアは両津に関わったことが原因で沙織フィギュア全種類火災で燃え尽きてしまったり[2]、ボーナス争奪戦に巻き込まれてダンボールと融合してしまったり[3]と沙織フィギュアは不遇な扱いを受けている。また101話『憧れのツーショット』では両津が小町の弱みを握った為、繰上げで「結婚したくない男ランキング」で1位となったが、172話『人生をやりなおせ』によると両津と出会っていなかったらオリンピック(柔道)で優勝しその後格闘家に転進し、ゲームにはまることも無くモテモテの人生を過ごせたらしい。134話の『左近寺新たなる門出』では柔道でジョディーに勝ち、たまたまその試合を見ていた爆流大佐にジョディーの婚約者として認められ勝手に連れて行かれたが左近寺自身満更でもない様子だった。その際沙織の事を捨てようとしたが、格闘技ゲームを装ったドキメモをプレイし結局沙織を捨てきれずジョディーの怒りを買い結婚式は破談となった。
- 早乙女 リカ(さおとめ リカ)(声優:杉本ゆう)
- 交通課に勤務。東北地方にある蛍里という田舎の出身。誕生日は8月1日。身長166cm、体重49kg。血液型はB型。スリーサイズは88・59・82。あだ名は「オカルトハンマーのリカ」(104-3でのみ両津が使用したが、名前の由来などは一切不明)。
- 高圧的なまでに気が強く自己中な言動も多い。レギュラーとして定着する前は仲の良い描写もあったが、現在では両津を毛嫌いし対立する婦警達のリーダー的存在。毎回対立しているものの、両津自身は116巻で「早乙女もきらいではないぞ」と語っており、実際にはどちらかというと早乙女の方が一方的に両津を敵視している部分があり、毎回の対立も早乙女が両津を怒らせている原因を作っている。一方、101-4では両津に助けてもらい、163-1ではバカでも両津が受験勉強を頑張ると勘違いし、彼を見直す事もあるがすぐ元の関係に戻ってしまう。
- 両津以外の男性署員とも対立する事も多く警官のパトカーに蹴りを入れた事も(107-5)あり恐れている署員も多いが、意外と女性としての人気も高い様子(110-4など)。
- リカを始めとした交通課の婦警達は、一方的に両津を泥棒と決め付け、犯人で無いとわかると大原部長ですら両津に謝罪したのに対し、婦警達は(両津の)普段の行いが悪いから疑われて当然だと開き直ったり、両津が購入したプリクラ2台(時価122万5000円×2)を無断借用(窃盗に等しい)したり、公費(税金)で購入したミニパトを改造し、ほぼ私物として使用するなど警察官にあるまじき行動も見られる。そのため読者から見て好き嫌いの激しいキャラでもある。一時期、葛飾署が婦警主導になっていた際には、新人女性署員の制服をブレザーにする、署の壁をピンク色の花柄にする、男子トイレを廃して男性署員に外で用足しをさせる、挙句の果てには署長を署長室から追い出して廊下で勤務させる等、両津以上の傍若無人な振る舞いを行い、完全にやりたい放題であったが、早矢の諭された事で、考えを改めた様である。
- 多くの婦警同様中川に憧れているが彼氏はいるらしい。しかし高飛車な性格(110-5)や、料理が苦手(128-1)な事などがきっかけで振られるエピソードもある。料理に関しては嫌いな食べ物の無い両津ですら批判するほどだった(カメダス2)。
- 1993年頃は名無しのモブレギュラーとして登場していたが、1996年頃に名前(101-4で姓、104-3で名)が判明するが1997年の週刊少年ジャンプ43、44号では「早乙女舞」となっていた[4]。しかし読者から指摘があったのか次の登場(107-5)で「リカ」に修正され、以降レギュラーとして活躍していく。しかし纏とその家族である擬宝数珠家が主要キャラとして登場した120巻以降から両津と婦警の対立話が無くなり出番が減り、登場したとしてもあまり目立たなくなっていく。だがSHUEISHA JUMP REMIXなどのおまけコーナーでは未だに主要キャラと同等の扱いを受けており両津との対立もしばしば見られる。
- アニメ版では少年課に勤務している。しかしオリジナルキャラ小野小町にポジションを奪われてしまい、ほとんど登場しなかった。だが小町達と行動を共する事が多いモブキャラの交通課婦警3人組の中に彼女と同じ容姿の婦警(声優:並木のり子、鮭延未可など)がおり、そのキャラは初期から終期まで長年登場していた。また296話『エンジェル7vsワイルド野郎隊』では同じ容姿のえりか(声優:鮭延未可)という婦警が登場し、彼女は台詞もポジションもほとんど127-2のリカの代わりを務めていた。
- 屯田 五目須(とんだ ごめす)(声優:江角英明→西村仁)
- 新葛飾署の署長。階級は警視正。姓名判断で以前の「亀森 鶴吉(かめもり つるきち)」から改名した[5]。葛飾区柴又在住。夫人は元婦警で駆け落ちの末に結婚した。推定年齢は58歳。誕生日は7月7日。
- 子供が3人、孫が6人おり、子供・孫には非常に甘い。ちなみに、彼の曽祖父は123歳まで生きていたと言われている。
- かつて直接の部下だった大原とは署長とハコ長(交番所長=本作では派出所長)という関係を越え現在も仲がいい。思い出話に出てくる若い頃の署長は石立鉄男ばりのアフロヘアーだった。大原と悪事を働き懲戒処分になった事がある。雨男であり、彼がゴルフなどの屋外行事を行うときには必ず雨が降る。
- 両津の問題行為には度々頭を抱えているものの、何だかんだと言って彼の警察官としての能力や周囲の者達との交流の良さを高く評価しており、アニメでは本庁側の上層部の陰謀によって両津が解雇に追い込まれた時にも、彼が警察官として必要な存在であると弁護したことがある。
- 署長としての威厳はあまりなく、早乙女リカなど両津と対立している女性署員に言われて、剣道部の部室を変えたり、婦警達の横暴を咎めるどころかほぼ完全な言いなりになっており、そのあまりの情けなさに両津は呆れ果てている(ただし、情けないところは他の男性署員も同じで、彼らが麗子やジョディーに柔道で寝技を掛けられたいとすり寄るのを見て、両津はげんなりしている)。もっとも、そのように情けなく見える彼も、たまには署長としての威厳を示し、不祥事を起こした両津の頭を殴ったり、大原と協力して両津のおしおきに加担することはあるので、両津の上司としての体裁は何とか保たれているようである。
- 雛野 姫香(ひなの ひめか)
- 新葛飾署女子寮の1001号室に住む婦警。コスプレやゲームなどオタク的な趣味を数多く持ち、両津や本田とは非常に気が合う。署には秘密のまま、本田から紹介された秋葉原のメイドカフェ「Q」でアルバイト(店での名前は「リナ」)をしており、同業の“メイド仲間”も多数いる。自作(?)の衣装を多数所持しコスプレイベントにも多く参加するなど、コスプレイヤーとしてもベテラン。非常にスタイルが良く、漫画も描ける。
- 佐々木 洋子(ささき ようこ)(声優:並木のり子)
- 両津の顔馴染みのタバコ屋の娘。初期の数少ない女性キャラで元祖ヒロイン。初登場時は15歳(中学3年生)だったが、その後両津に憧れて警察官となり、葛飾署交通課に配属。32-1を最後に姿を消したが、83巻の背表紙で11年振りに登場。本編では143-7で22年ぶりに姿を見せた。その後155-1にも登場している。
- 誕生日は3月3日。血液型はA型。身長157cm、体重41kg、スリーサイズは80・53・81(全て高校2年時のデータ。1978年の少年ジャンプの綴じ込み付録より)。
- アニメ版では一回だけ登場(学生時代は、柔道部に所属し、寺井に惚れられていた。その後普通に結婚し2人の子供が出来た。しかし、人に言えない家庭の事情を抱えている様子)。
- 法条 正義(ほうじょう まさよし)改名後→凄苦 残念(すごく ざんねん)(声優:深貝大輔)
- 一時派出所に配属されたが、現在は新葛飾署に勤務する。東京大学卒のエリートだが敢えて国家公務員試験を受けず警視庁の採用試験を受けたので、階級は巡査である。三重県松阪市出身で、大学時代からずっと松阪から東京まで電車(新幹線)で通っていた。その後はニコニコ寮に住んでいる。年齢は23歳(初登場時)。
- 笑い顔は笑っているように見えない。いかつい顔な上に腕力もあるが、気が弱い。顔からはとても東大卒とは思われないため、いつも東大の卒業証書を持ち歩いている。趣味は読書、インターネット。記憶力はイミダス以上といわれる。
- 一時期表舞台から姿を消していたが、近年は徐々に登場回数が増えつつある。巡査部長昇進試験の勉強をしていたが、周囲の雑音などですぐ集中力が途切れてしまうため、両津たちの勉強の邪魔が原因で昇進試験に落ちてしまった。
- WJ2009年29号で「凄苦残念」に改名した。11月17日生まれ。両津曰く、面白みの無い日。
マイナーキャラクター
目立った登場はほとんど無いが、何度も登場しているキャラクター。
- 京香(きょうか)
- 交通課勤務の婦警で、両津を毛嫌いしている。早乙女リカのパートナー的存在だったが最近は愛美にポジションを取られているのか出てこない。
- 愛美(まなみ)
- 交通課勤務の婦警で、両津を毛嫌いしている。早乙女リカとのコンビで登場する事が多い。
- リカ以外の婦警と行動する際はリーダーシップを取る事が多い。また(下記の小栗のように)彼女と良く似た婦警が多数存在するが同一人物かは不明。しかし彼女の容姿は83巻の背表紙やカメダスのポスターに登場した佐々木洋子に似ており、洋子がこの容姿で登場する事が無かったため使い回されたのだと思われる。
- 小栗(おぐり)
- 上記の愛美に瓜二つな婦警。同一人物かは不明。他サイトでは小栗 愛美(おぐり まなみ)と同一人物として扱われる事も多い。
- 交通課勤務の婦警。女子寮でなく普通のマンションに住んでおり、そのため両津、纏と通勤の際遭遇する事も多い。134-5では婦警なのに空き巣に入られた。
- 春野 百日(はるの ももか)
- 通称「ももちゃん」。交通課勤務の婦警で、両津を毛嫌いしている。早乙女リカ、愛美らと行動を共にする事が多い。
- かおりという瓜二つな婦警が141-5、141-8に登場するが詳細は不明。
- 剣 零(つるぎ れい)
- 纏の後輩で、ソフトボール部員。右投げ左打ち。単発キャラと思われたが、後にスクーターを使用した女子白バイチーム『エンジェル7』のメンバーとなり、その後も台詞は少ない(全く無い場合も多々ある)ものの何度か登場している。
- 初登場時、同時に卒配した美咲舞ともども、「纏と同じ桜稟大学出身」「纏と同じ学校」「後輩」と説明されるが、纏は、高校卒業後すぐ警察官になったため、矛盾がある。
- 次長(じちょう)(声優:永野善一)
- 葛飾署次長。詐欺の奥山老人に若い頃の弱み(吉原の遊郭に通っていたこと、巡査の頃に職務をさぼって江戸川べりで寝転んでいたことなど)を握られている。
- 桃という孫娘がいるが、連載初期から登場しているにも関わらず本人の名前は未だに判明していない。
- 坊那須(ぼうなす)(声優:石森達幸→西村仁)
- 葛飾署課長。両津たちの給料を管理しているので、総務課の課長である可能性が高い。名前が明らかになったのは100-4からだが、初登場は7-5という初期からのキャラクターである。103-6では新年会に署長、次長、部長と同じく、上座に座っていたため、葛飾署で4番目に偉い人物である。
- 真美(声優:湯浅香織、長浜満里子など)
- 交通課に勤務する婦警で、両津を毛嫌いしている。88-7ではログハウスを建てるため両津をうまく利用した。当時名無しだった早乙女リカよりリーダーシップがあったが、リカがレギュラーとして定着したからは登場しなくなる。カメダス2のキャラダスでは彼女が葛飾署の婦警として紹介されている。
- アニメ版では小町達と行動を共にしているモブキャラの婦警3人組の1人として登場。原作みたいに目立った話は無かったが、初期から終期まで長年登場していた。
- まるやま まるこ(声優:松本美和、麻生かほ里など)
- 交通課に勤務する婦警で、両津を毛嫌いしているが1コマのみの登場(88-7)で終わった。しかしアニメ版では小町達と行動を共にしているモブキャラ婦警3人組の1人として登場し、初期から終期にかけて登場していたため地味ながらも原作とは比べもにもならないくらい登場した。名前はアニメ版より。
単発・ゲストキャラ
- 後流悟 十三(ごるご じゅうぞう)
- かつて派出所に配属された警察官。階級は巡査。その名の通り、『ゴルゴ13』の主人公デューク・東郷がモデルとされるが、背は低い(眉毛と目元はデューク・東郷そっくりである)。カニ歩きで歩く。19歳でありながらM16型のライターでタバコを吸うなど、クールを気取っているが、古めの駄洒落に弱い。かなりスケベであるため、ゴルゴ13と同じ背後に不用意に立った人間を殴る癖を見せた時、麗子に対しては殴りかからなかった。本人曰く「賛美歌をリクエストすると現れる」らしいが、「依頼人とは一度しか会わない」と言って1日で辞めてしまう。しかしその後、葛飾署に勤務している事が確認された。最近の登場では、世界スナイパー選手権で優勝し、「C」と呼ばれる人物という肩書きがついている(「C」が何を意味するかは不明。両津は「クレイジーのC」だと評した)。「撃鉄の音で起きる」と自称するが、実際には至近距離で拳銃を乱射されても起きないほど寝起きが悪い(自分の腕時計の目覚ましでは起きる)。
- 登場する周期には日暮以上の非常に長いスパンがあり、初登場は1981年(24-3)だが、2度目はその11年後の1992年(81-10)、3・4度目は13年後の2005年(147-3、147-7。ただし147-3はたった1コマのみ)である。
- 石頭 鉄岩(いしず てつお)(声優:俵木藤汰)
- 交通課長。自称「安全指導師範七段」、「走る交通法規」。競馬場の中まで暴走車を追い回した本田(アニメでは両津)を戒める為に、署長が紹介した交通安全指導教官。制服の代わりに武者鎧を着用し、拳銃の代わりに日本刀を装備する。子供のときに交通事故に遭って以来交通法規に厳しく、愛用の白バイは派手なバックミラーが装備されているが、高速道路を利用しないとしてスピードメーターは60km/hまでしか刻んでいない。愛車は古いポルシェでこれも制限速度以上には走らないようにアクセルに自作ストッパーをつけている。しかし、いずれも我を忘れて猛スピードで暴走することがある。また、制限速度の遵守や安全確認の徹底に没頭するあまり、渋滞を引き起こしたり、道路工事現場や電車に突っ込んだりなどかえって危険な事態を引き起こしている。「短気な奴はドライバーに向いていない」と発言するものの、少し文句を言われただけで日本刀を抜いて相手に説教(脅迫)するなど、実際は自分も短気である。6人の息子がいて、上から順に右折、左折、直進、一方通行、駐車禁止、進行方向別通行区分と名付けている。部下から「石頭部長」と呼ばれる。交通にうるさい理由は、子供の頃事故に遭ったのがトラウマとなった為。
- アニメでは、本田一家同様普段は大人しいが、交通の事になると豹変する。元カミナリ族のリーダーで、自分達を更正させようとしていた警察官が事故に遭ったのを期に警察官になり交通事故を無くす為立ち上がった(警察官は90超えて今も元気にしている)。
- 板池(いたいけ)(声優:渡辺慶)
- 公園前派出所に勤務していた警官。気弱な性格で、路上販売やキャッチセールス、訪問販売、ダイレクトメール等の勧誘を断る事が出来ず、必要のないものを大量に買ってしまう(新聞を12種類も取らされたり、成り行きで車とセットの運転免許合宿に申し込んでしまうなど)。また、泥棒に対しても怯えたり敬語を使ったりする。ただし酒を飲むと一変し、目つきが鋭くなって過激な性格となる(ただし酔いが醒めるとその事を覚えていない。両津いわくウイスキーボンボン1個で普通の人と同程度の気の強さになる)。
- 恵比須 海老茶(えびす えびちゃん)(声優:石塚堅)
- 公園前派出所に勤務していた警官。また、元刑事課勤務。たいへん笑い上戸な性格で、ちょっとした事で笑いが止まらなくなる。その性格は、明るい家庭環境と「笑う門には福来る」という教育方針から来ているらしい。両親からは一生に三回だけ怒る事を許されているが、実際に怒った時は顔が狼男のように変化し、腕力も上がって性格も怖くなる。ただしその状態は長く続かず、元に戻ると本人は怒っている間の事を何も覚えていない。
- 下の名前は初登場から22年後の2006年(155-6)になって付けられたもの。
- アニメ版ではその後「爆笑刑事」として特殊刑事課に配属になるも、メンバーに笑い過ぎて耐えられなくなり辞退。実家は「元祖恵比寿神社」であり、ここに祀られていた恵比寿像を巡って両津達と真田忍軍との対決となる(アニメスペシャル)。
- 軽田 塁巣(かるた るいす)
- 元々はオリンピック代表候補にもなったスプリンターで、社会貢献のために警察官になる。勤務態度は真面目だが、選手時代の厳しい練習のため、しゃがむとクラウチングスタートの体勢をとり、ピストルの音(あるいは破裂音)がすると条件反射で走りだしてしまい、100m走り切るまで止まらない(周りの人が「フライング」と言って銃を撃つとそれより早く止まる)。当初は条件反射で走っている間無意識状態(両津曰く「走るマシーン」)だったが、途中から走っている間も意識は保たれるようになった(ただしその癖は直っていない)。100mのベストタイムは10秒12。元ネタはカール・ルイス。
- 玉虫 政治(たまむし せいじ)
- 新人巡査。身内に政治家が多く、その影響を受けて本人も政治家特有のどっちつかずな「玉虫色」の喋り方になってしまった。巡査長である両津のことを「先生」と呼ぶ。そのハッキリとしない物言いが両津もイラつかせるが、逆にその喋りでセールスマンを撃退したり、スピーチ原稿を頼まれたりと何かと役に立っている。1回限りの登場だが、後に100巻の「署内の結婚したくない男性ランキング」に入っている。
- 前田(まえだ)
- 交通課に勤務する警官。アメ車・改造車を好み、自身も改造パトカーを使用して勤務をしている。夏休みにはタクシー運転手のバイトをしていた。通称『ホットロッドの前田』。幾度か登場していたが、新レギュラー増加をきっかけに登場しなくなる。最後の登場は79-1(1992年)。
- 町屋(まちや)
- 葛飾署に勤務する警官。多大な情報を持ち、その情報を喋りまくる事から『スピーカー町屋』とよばれている。「両津がさいはて署に飛ばされる」といった情報を持ってきたが、その情報は間違っており、結局は自らがさいはて派出所へと飛ばされてしまった。
- ラム
- 葛飾署に配属になった日系三世の巡査でホノルル出身。両津と中川は彼女を大巡行に連れて行くために争奪戦を繰り広げた。モデルは当時作者が大ファンだったというアグネス・ラム。
- 舞昆(まい こん)
- 交通機動隊員。コンピューターを搭載した白バイ『スーパーポリスバイク X号』とそれに対応するさまざまな機械を使用する。一時は本田を抑えて検挙率一位の座を獲得したほどの実力を持つ。弱点はバッテリーが上がると何も出来ない点。
- 忘田(わすれた)
- あったことをすぐに忘れてしまう警官。3歩歩くと忘れてしまうため、「ニワトリ忘田」と呼ばれる。なんと自分の親の顔すら忘れていた(その親も息子の顔を忘れていた)。その物忘れのひどさをいい事に両津は彼から金を借りまくっていたが、なぜか人に貸した金の債権(5年間で175万3250円)のことだけはしっかり記憶にあった。
- 島雪之城(しま ゆきのじょう)
- かつて派出所に配属された警察官。少女漫画のキャラクターのような派手な格好をして、両津を怒らせる。キャサリンという区役所勤務の彼女がいる。子供の頃胸を患い、タバコを見ると発狂して銃を乱射する。潔癖症で、一つの話で何度も着替える。登場はわずか3回(28-2、28-3、34-6)のみ。後に100巻の「署内の結婚したくない男性ランキング」に入っている。
- 小野 小町(おのの こまち)
- 佐々木洋子の直属の上司で元女子プロレスラー。両津よりもパワーがありベンツも素手で持ち上げる位の怪力女、その上両津以上に食欲旺盛。両津曰く、「レッカー車がいらない、張り手の威力は高見山の数倍」。ちなみに彼女のミニパトは特別仕様で通常のミニパトよりも一回り大きい。
- 名前の由来は平安時代の歌人小野小町から。またアニメ版でレギュラーとして登場したの同表記の婦警小野小町(おの こまち)とは全くの別人。
- 松本 清彦(まつもと きよひこ)
- コンビニ派出所「マツモトキヨシコ」の店長で巡査。実家は病院で、薬剤師資格を有している。
- 無加月(むかつき)
- 葛飾署勤務の巡査で、両津の友人。ニコニコ寮在住。71-2、147-3に登場(147-3は1コマのみ)。家電を買えばその機種は生産中止・生産縮小になり(ビデオはVX方式、カセットデッキはエルカセット、映像メディアはVHD、ヘッドホンステレオはマイクロカセット用のもの、音楽メディアはレコード、等)、野球場に観戦に行けば自分が応援しているチームは必ず負け、株を勉強して株主になれば暴落(バブル崩壊初期の頃の株価下落)が起きる、海外のアーティストのコンサートチケットを取れば来日中止・日程変更となる、など非常に運が悪い。作中でも金を貯めて買った車が、届いた次の日に欠陥により生産中止・回収となった。
- 普段は普通だが、運の悪い出来事が起きると激昂して周囲の物に当り散らす(新聞を破って踏みつけたり、椅子や机などを殴ったり蹴ったりし、酷い時には電話ボックスを破壊した事もあるという)。また、過去のそういった出来事を思い出すと、「思い出し怒り」状態になって同様に怒り出す。その後、運が回ってきたのか競馬で1等・2等を当て(ただし馬券は買っていない)、宝くじ1等と前後賞(2億円)を当てたものの、くじを無くしてしまった。
- 田中(たなか)
- 交通課勤務。152-8に登場。テレビドラマが好きで、ビデオテープ8000本も撮り貯めしていた。テープのほかに領収書や使い終わったチケットなどを全て取っているなど、物が捨てられない警官。そのため、住んでいる家が傾いているが、両津の努力で家が何とか軽くなった。
- 悪魔田 死神(あくまだ しにがみ)
- 88-7に登場。葛飾署結婚したくない男2位だったが、両津が結婚したい男1位になった時(これは婦警が両津を利用するため1位にしたため)に繰り上がって結婚したくない男1位になったブ男。
- 屯田(とんだ)
- 12-7に登場した両津の昔の先輩。巡査部長。署長とは別人。両津同様破天荒な人物で、巡査部長昇進試験を38回受けてようやく合格したという、まさにとんだ先輩。両津にギャンブルを教えた張本人で、昇進を記に辞めたらしいが音だけで麻雀の牌を判別できるほどのギャンブラー。交通標識の優先道路を一時停止(ドライブインありだと思っていた)と言うなど試験に受かったのが不思議に思える人物。
- 野口(のぐち)
- 駅前東口派出所勤務の巡査長。両津とは警察学校時代の同期で仲が良い。彼女がいるが、警官だと知られるとまずいこともあるということで彼女に対しては「デザイナー」と称している。肺活量は5000ccで、当時の葛飾署内で両津についで2位である。
- 連載初期に数度登場したが、20-2を最後に登場しなくなった。
- 模手内 正男(もてない まさお)
- 108-2に登場。地域課所属。元はジャガイモ顔のブ男だったが、美容整形で美形にした。顔の殆どを300万円ほど使って変えた為、面影がまったくなくなってしまい、表情も少ない。名前の通り女性にはもてない。その後、何人か彼女を作るも、もてなかった時代が長い為、デートの仕方が分からず、振られ続けた。そして、立石署の目太門比科忠(めたもんぴかちゅう)の医院でワイルドな顔にするも、チーマーに喧嘩を売られコテンパンにやられ又振られる。麗子のアドバイスで、優しいところに個性があると言われて、優しい顔にする。おかげで彼女が出来たが、実はその彼女も整形美人で、お互い告白しあうと、互いに昔の顔の方が好みだったため、2人共目太門のクリニックで元に戻し、遠まわしながらはれて交際し始めた。
- 又崎
- ニコニコ寮に住んでいる署員。インスタントラーメンが大好きで、正月でも朝から食べている。本人曰く、ラーメンは自分の青春らしい。何年も前のものをワインのように年代物といって食べたり、忙しい時は茹でずにそのまま食べたり、キュウリや玉ねぎを調理せず生で食べたりと、無茶苦茶な食生活をしている。千住生まれ。話によって名前の「又」が変化している事もある。
その他の署
- 冬本(ふゆもと)
- 青山署の白バイ隊員。コンバットシューティングクラブの一員。黒いサングラスをかけている。条件反射で銃を抜く危険人物。ロサンゼルス市警の白バイを愛用している。『ダーティハリー2』の白バイ警官4人組のパロディ。「冬はバイクじゃ寒い」との理由で栃木県警に実在したムスタングのパトカーを借りてきてパトロールをしていた事がある。曲撃ちが得意。
- 初期に出ていたキャラクターで17-3を最後に姿を消したが、古参の読者からの支持があり連載30周年記念の回(155-1)「復活して欲しいキャラクター」で17位にランクインし27年ぶりに登場した。
- 目太門 比科忠(めたもん ぴかちゅう)
- 立石署勤務の警官で、両津の友人。たびたび整形を繰り返し、その時の流行の顔に変えている。実家はビューティークリニック経営で、父親は世界的な名医。赤ちゃんの頃からたびたび整形を施され、子供の時も幾度も整形を施していた。そのため、学校の集合写真で毎年顔が異なっていたり、転校したと思われたり、顔ごとに彼女がいたり、修学旅行中に整形をして全く別の顔になったため先生に無断外出したと思われたりなど様々なエピソードを経験した。唯一の欠点は自分の本当の顔がわからないこと(赤ちゃんの頃の写真もたびたび顔が変わっているため、生まれた時の顔が判別不可)。
- 108-2で初登場後、時々登場する。名前の由来はゲーム「ポケットモンスター」のメタモンとピカチュウより。
警視庁
- 警視総監(けいしそうかん)
- 警視庁で最も偉い人物。警察のマスコットキャラオリンピックの際には、両津に会うため葛飾署にやって来た。作中では何度か代替わりしている。
- 水戸光夫(みと みつお)
- 警視庁第九方面本部長で、『警視庁の裏警視総監』とも呼ばれている。部下である助山警部補・角田警部補(それぞれ佐々木助三郎と渥美格之進がモデル)と共に、抜き打ちで各警察署・派出所の視察に来る(なぜかいつも変装をしている)。モデルはもちろん水戸光圀。
- 星逃田(ほし とうでん)(声優:下元史朗)
- 警視庁に勤務する刑事(アニメでは特殊刑事課の一員で、通称「ハードボイルド刑事(‐デカ)」)。ハードボイルドに映りたがる性格を持つ。背後から声をかけられると反射で銃を抜いてしまうという、ゴルゴ13に似た性格(眉毛も若干似ている)。あだ名は彼の氏名を全て訓読みにした「ホシ のがした(または「にげた」)」(ホシ=犯人の隠語)らしいが、実際にそう呼びかけた者はいない。
- 本来は1回限りの実験的なキャラクターの予定だったが、初回登場のラストで、星がカルティエのライターを無くし、「読者のみんなも見つけて!」と呼びかけたところ、読者から実際にライター(100円ライターに金紙を巻いただけのもの)を送ってきた少年[6]がいるなど反響が大きかった[7]ことから再登場を繰り返した。その後、突然ハゲてしまい(そのため新しいあだ名は「ホシ はげた」になった)、両津たちにマリアの髪の毛をもらってカツラを作ってもらった。1994年、両津の目撃談の中での登場(90-9)を最後に一旦姿を消したが、2002年あたりからたまに「お笑いキャラ」として登場する事がある。145-6ではなぜか「1984年にタイムカプセルに入って冬眠していた」ことになり、20年ぶりとして登場した(実際には1984年から2004年の間も数回登場しているが)。また、100巻以前のキリのいい巻の表紙で群衆に紛れて描写されたも多く、決まって「こういう時にしか登場しない」という内容の吹き出しが用意されていた(さらに題字などで微妙に隠れることも多い)。
- 服に貼られたスクリーントーンの説明、コマ枠の破壊や変更、自分以外をコマの外へ押し出すなど、漫画に描かれていることを強く意識している(145-6でも、ページを上下分割し、上を現在、下を20年前とした実験的な回となった)。アニメでもバンクシステムの多用や「理屈より絵面優先」で次々条件設定を変えたり、アニメ監督の高松信司が実写で割り込んで来るなど実験的な回になっている。
特殊刑事課
ロボット課(捜査8課)
- 開発001号(かいはつ001ごう)(声優:竹本英史)
- 警視庁が1億円の費用で開発したロボット警官1号(アニメでは50億円)。外見はG.I.ジョーをそのまま等身大にした感じである。抜群の記憶力と計算能力を誇り、また体は鋼鉄で出来ている。両津が家事などの私用で酷使したため(アニメ版ではアルバイト等で働かせたため)故障し、近所の電気屋で直そうとしたが失敗してバラバラに壊れてしまった。その後、両津が001号の姿をしてごまかしたが部長にバレてしまった。しかし、その後の話では復活した姿が見られる。
- 開発002号(かいはつ002ごう)
- 警視庁が30万円の費用で開発したロボット警官2号。交通機動隊用。開発001号を両津に壊され予算を大幅に削減されたため、プラモデルのような組み立て式で、バッテリーがたった3ボルト(単三電池2個分)であるため非力。バイクに変身することもできるが、スピードを上げるとすぐバラバラになる。しかし両津がバッテリーを24ボルトのものに入れ替えるとパワーアップし、スピード違反車の屋根をもぎ取る事ができるほどになった。巨人の帽子に水筒を肩からかけ、口調はなぜか「裸の大将」の山下清風(語尾に「〜だな、やっぱし」をつける)である。
- 開発003号(かいはつ003ごう)
- 警視庁が開発したロボット警官3号。外勤用のロボット。外見は鉄人28号・ロボット三等兵・鉄腕アトムを混ぜた感じである。エネルギーは頭頂部にある太陽電池。普段は温厚だが、配線がおかしくなると体のコントロールが利かなくなって暴れだす(両津と模型屋の親父曰く、プロの仕事とは思えない程ムチャクチャな配線状態だった)。その後、本庁で改良を加えられてその欠陥はなくなった。他に2台作られたが同じ欠陥が判明し改良を加えられた。
- 丸出ダメ太郎(まるで ダメたろう)(声優:植本潤)
- 警視庁が開発したロボット警官4号。命名は両津による。正式名称は「警視庁開発4号乙型ロボット」。充電している電気の量と知能が比例する(満タンの時は大学教授並みの知能となる)。現在は警視庁の警部であり、量産化もされている。温厚な性格で、炎の介になめられても気にしない。両津の事は「神様」と呼ぶ。(両津に命令された)別名、綾皇寺ダ・ビンチ(両津がダメ太郎にピンチを救ってもらった恩により名付けた)。重いものを持つと手が抜けてしまう。派出所に配属されたが、業績が良くなく、間もなく解体されてしまうところで、タンクローリーの爆発により、火災に巻き込まれた警視総監を救出したことから、解体を免れた。また、原作の144巻で本庁がダメ太郎を大量に生産して、記憶を同時通信(リアルネット)するぐらいに発達したが、両津がダメ太郎を競馬やパチンコなどに連れていったためすべてのダメ太郎がダメなロボットになった。30周年の「復活して欲しいキャラ」投票では、2位にランクインした。名前の由来は丸出だめ夫。
- 度怒り炎の介(どいかり ほのおのすけ)(声優:八十田勇一)
- 警視庁が開発したロボット警官5号。命名者は両津。燃料にガソリンを使用しているため、感情が高ぶると配線がショートして発火してしまう。「ロボットは新しい方が偉い」と主張し、先輩のダメ太郎より態度がでかい。が、ダメ太郎とは違って量産される事はなかった(その性格と発火する危険性のためと思われる)。一時、警視庁に嘆願し亀有公園前派出所の隣にロボット派出所を作ったものの、読者から苦情の葉書が殺到し、何度かテコ入れされた後、結局は警視庁のロボット課(捜査8課)に移転した。名前の由来はいかりや長介。
- 開発006号(かいはつ006ごう)
- ダメ太郎らが作成した、巨大ロボット。中に人が乗り込み操縦する。燃料はニトログリセリン。両津と炎の介が試運転したところ、勝手に動き出し、葛飾署の目の前で狙撃され、大爆発した。負傷者104名、車両13台大破、葛飾署全損。両津は入院したが、部長は署の中にいて無傷だった。
度井仲署
原作35巻に登場する戦後に忘れ去られていた千葉県と埼玉県の境にある『度井仲県』度井仲村を管轄する警察署。劇中ではテレビ番組「木曜スペシャル」のスタッフに発見されるまで第二次世界大戦が継続していると人々が思い込んでおり住民の格好、常識は戦時中のままであった。警察も旧日本陸軍の制服を着用し、戦間期から第二次世界大戦初期に使用された欧米製の兵器を装備している。アニメ版では千葉県と茨城県の境に位置が変更され装備品も三式中戦車や戦艦、零戦等といった戦時中の旧日本軍の兵器に変更された。
- 大前田よね助(おおまえだ よねすけ)(声優:木谷亮介)
- 度井仲村村長兼警察署長。旧日本軍将官の礼服を着用している。犯罪者を逮捕する際には上記の兵器だけでなく列車砲も投入する。アニメ版では村長を兼務している設定は触れられず階級が巡査という設定であった(劇中で両津達が度井仲村へやってくるまでの30年間、事件は発生せず昇進の機会が無かったとされている)。
- 芋頭(いもがしら)(声優:石塚堅)
- 度井仲署に勤務する巡査。三八式歩兵銃と十四年式拳銃(南部甲式)を装備している。村では士官候補生で、飛行中の軽航空機を狙撃できるほどの銃の腕前を持つ。原作では研修のため公園前派出所にやってきて騒動を起こしたが、アニメ版では現金強奪犯を追って度井仲村に迷い込んだ両津、中川に出会い、村の案内と犯人逮捕に協力、オチでは署長と共に柿泥棒を追って(度井仲署の全戦力と共に)東京へ押し寄せてきた。
大阪・通天閣署
現実における大阪市浪速区内(通天閣などが所在)の管轄は大阪府警浪速警察署である。別名浪花のワイルド7
- 御堂春(みどう はる)
- 交通課に勤務。実家は千日前の串かつ屋「串かつやで」。誕生日は1月1日、年齢は20歳。体重40kg。血液型はB型。左利き。
- 負けず嫌いで、東京に対抗意識を持つが、中川のようなイケメンには弱いため、両津のことは「トーキョーモン」と呼び、中川のことは「東京の方」と呼んでいる、両津に関しては早乙女みたく酷い貶し方はしておらず良きライバルであり親友という間柄であり、時には協力して犯罪者を逮捕した事も多い。身長は145cmと小柄なため、警察官採用規定の基準を満たしていないのだが、通天閣署署長の「犯人を一人逮捕するたびに実際の身長に1cmプラスされる実績評価の警官見習い」という配慮により、その基準をクリアして正式採用された(現在では計算上4メートルの巨人になっている)。オリンピックの射撃競技で銅メダルを獲得した事がある(金メダルを取る事ができたのだが、対戦相手の事情を聞きわざとミスしたため)。上着を着ずに勤務している。両親のほか弟が6人いる(それぞれ阪神タイガースに所属していた選手の姓をもじった名前が付けられている)。阪神タイガースの大ファンで、巨人に対して少なからず敵意を持っている。名前の由来は御堂筋。
- 浪花署長(なにわ しょちょう)
- 通天閣署署長。普段は制服だが、時折、ネタのため、海パン姿か阪神タイガースのユニフォームを着ている。「組織にいてはがんじがらめになる」として、通天閣署を「独立警察」としており、署員には絶大な支持を受けている。阪神タイガースの大ファン。
- 芦原レイ(あしはら れい)
- 交通課巡査。誕生日は12月31日。血液型はA型。丸い眼鏡と三つ編みが特徴。御堂春とは幼馴染で、ミニパト「たこ焼き号」のドライバーを担当する。実家は日本橋の電気屋「芦原電気」。兄がいる。名前の由来は芦原橋駅。
- 海鞘部長刑事(ほや ぶちょうけいじ)
- 通天閣署が誇るネゴシエーター。特技は手品。
- 後場次長(ごば じちょう)
- 通天閣署のNo.2。「おんどりゃぁ!!」と迫力のある関西弁が武器。
- 比栗課長(びっくり かちょう)
- 刑事部鑑識課所属。この道33年のベテラン。
- 貫井崎係長(ぬくいざき かかりちょう)
- 通天閣署の発明博士。比栗課長とはお笑いコンビ。
電極一家
- 電極スパーク(でんきょく スパーク)(声優:楠大典)
- ハイテク電化製品の開発・販売を行っている「スーパー電子工機」の社長。東京都目黒区鷹番在住。仕事の鬼で、製品開発のため3人の息子ですらモニターとして利用する。派出所にもたびたび新製品を売りにくる。よく災難に巻き込まれるが、白鳥と違い、会社がつぶれることはない。お台場にある会社の建物はオール電化のハイテクビルだったが、電気料金がかかり過ぎ(1か月に1000万円で、港区の電気使用量の2割を占めた)、マスコミに地球環境に逆行している等とバッシングを受けたため、木造・萱葺き屋根の建物になった(しかしながら、その建物を造るために東北地方の山を2つ伐採し、大型ディーゼルトラック200台で木材を運搬し、水道水で流れる川や滝を作り、秘境の島から樹齢3000年の縄文杉をクレーン車10台・掘削機5台で掘り出し、10億円もかけて会社まで持ってくる等、全くエコロジーにはなっていない)。
- 電極冷(でんきょく れい)(声優:堂ノ脇恭子)
- スパークの妻で、+、−、Pの母。夫が息子を新製品のモニターにする事に強く反発している。テレビアニメでは、+(プラス)のママと設定されている。外見は早乙女リカに似ている(最近は髪の色を明るくしているので黒髪の早乙女と見分けが付く)。
- 電極+(でんきょく ぷらす)(声優:竹内順子)
- スパークの第一子。小学生ながらコンピューターに詳しく、また小学生の友人とゲーム会社「S・E・S(サイバー・エレメンタリー・スクール)」などソフト会社を既に3つ経営している。しばしば父の開発した製品のモニターを引き受けており、初登場時も「ハイパーランドセル」のモニターをしていた。もともと小学生らしい感情を持っていなかったが、檸檬に一目惚れし、現在友達として付き合っている。しかし、擬宝珠家に盗聴器を仕掛けたり、檸檬の目的地に先回りするなど、その接し方はややストーカー的である。話し方や行動はとても大人びているが、檸檬の前になると途端気弱になる、アニメでは檸檬に好きな男性のタイプを『勘吉みたいな男じゃ』と聞いてショックを受ける。超こち亀の書き下ろし漫画では30周年を笑顔で祝っている。私立電子学校小学科理工学部在籍。年齢は9歳。
- 電極-(でんきょく まいなす)(声優:今の所不明)
- スパークの第二子で+の弟。+と同じ小学校に通う。推定年齢は7歳(最初は幼稚園児だったが、後に小学校に進学)。父の影響で+があまりにも子供らしい感情を持っていないので、母が+のようにするまいと育てたためか、+に比べたら普通の小学生っぽい子供である。+曰く「文系」のため、コンピューターは苦手のようである。
- 電極P(でんきょく ぱるす)
- スパークの第三子で、+と-の弟。113巻で誕生した赤ん坊。V(ボルト)かA(アンペア)か迷った末、『子供らしい』パルスにしたらしい。登場時には、両津や中川がわざとらしく名前を間違える(時々麗子も間違える)。
飛鷹家
アニメ版では弓道編が存在しないので早矢同様出番は無かった。なお、二徹の妻(四姉妹の母)は全く登場していない(健在かどうかについても不明)。
- 飛鷹二徹(ひだか にてつ)
- 千葉の九十九里浜に住む漁師。右京、左京、月光、日光の4人の娘がいる。モデルはもちろん『巨人の星』の星一徹(声の方も加藤精三似)。性格は短気で熱血漢。読売ジャイアンツの熱烈なファン。右京と左京が生まれた際には「トマソン」「ガリクソン」と付けようとするが、役所で妻に止められた。子供をプロ野球選手に育てるのが夢だったため、娘全員をリトルリーグに入らせ野球の特訓をさせていたが、後に4人とも別のクラブに入ってしまい、嘆いている。高校野球の監督もしている。また吉本好きで、大量のお笑いビデオを持っている。網を直す技量から編み物も得意で、娘達のセーターも編んでおり、編み物大会でも優勝した。漁船(北千葉丸三世)を改造している。よく海外の方まで無許可で漁に行く。
- 娘達は短期の登場で終わったのにも関わらず、現在でも準レギュラーとして登場し続けている。
- 飛鷹右京(ひだか うきょう)
- 早矢の親友。早矢同様に大和撫子。誕生日は8月1日。血液型はA型。身長180cm、体重49kg。スリーサイズは83・57・80。
- 高校時代から弓道を始め、現在は流鏑馬を特に得意としている。京都で料亭に住み込みで働きながら上京、大学に通っている。クールな姉と違い温和な性格である。愛馬の「琴姫」とは意思疎通できる(元は白馬だが、体が弱いため肌が透けてピンク色をしている。そんな子馬だった琴姫を厩舎の飼育員の反対を押し切り、愛馬として大切に育てた)。そんな健気な右京・左京を、両津は巨人の星になぞらえて「左門豊作ツインズ」と称している。
- 本編以外のキャラクター紹介では「右京&左京」と姉と纏められる事が多いが、本編で共演した事は幼少期の回想シーンのみで実質的な共演は皆無。
- 飛鷹左京(ひだか さきょう)
- 右京の双子の姉で、早矢とは弓道大会でトップを争うライバルだった。クールな性格。独特の弓と射法を使い、一時それが問題で弓道大会の出場停止処分を受けた。国立北千葉大学に通っている。飛鷹一家の中で最初に登場したものの、性格があまりにも異質すぎたせいか、以後は扉絵や表紙イラストなどで姿を見せる程度となり、今では全く登場しなくなった。誕生日は8月1日。
- 飛鷹日光(ひだか にっこう)・飛鷹月光(ひだか げっこう)
- 二徹の娘で、左京・右京の妹。姉達に続いて双子の姉妹だが、こちらは見分けが付かないほど似ている。誕生日は8月1日。身長155cm、体重40kg。スリーサイズは80・56・79。血液型はA型。
- 幼い頃から二徹に吉本のお笑いのビデオを見せられていたためお笑いが大好きで、口調は漫才で使う関西弁、日常会話はコントのようなやりとり、両津の知り合いでお笑い芸人のスチャラカ鼻子の大ファンである。また、早乙女リカと容姿が似ている(誕生日も同じ)。2004年頃は主要人物として扱われていた。
- 名門高校、St.フェアリー女学園の学生。日光はテニス部、月光はエアライフル部所属。
磯鷲家関係
アニメ版では早矢が登場しないため、出番はなかった。
- 磯鷲剣之介(いそわし けんのすけ)
- 磯鷲早矢の父親。武道に優れている。性格は非常に厳格で、うそが大嫌い(うそをついた者には過激な鉄拳制裁を加える)だが、両津の嘘にはまだ気付いていない。一升瓶を何本飲んでも酔いつぶれないほどの酒豪。また、両津に「美味しんぼの海原雄山なみ」と言われるほど食にもこだわる。家族で風呂に入る事という家訓があり、当然早矢とも入る。両津さえついていくのがやっとというほどの厳しい修行を行っている(睡眠時間も15分ほど)。京都在住。家紋は「箙兜」。(ちなみに声が両津=ラサール似)
- 磯鷲穂之華(いそわし ほのか、旧姓= 錦織部)
- 磯鷲早矢の母親。平安時代から続く陰陽師の家系で、実家は京都四条の呉服屋。弓道範士7段、錦織部流箏の2代目家元など幅広い能力を持つ。夫と同様、両津の数々のうそ(実家は名門呉服屋、本名は越前屋兵介、貯金は800万円、など)にはまだ気付いていない。実家の家紋は三本重ね矢。
- 磯鷲蘆嵐(いそわし せいらん)・磯鷲蘿虎(いそわし かげとら)・磯鷲飛竜(いそわし ひりゅう)
- 磯鷲早矢の3人の兄。皆それぞれ武術を極めている。長兄・蘆嵐は日本武道会会長・格闘奥義道総帥、次兄・蘿虎は古武道総大将・撃破拳王位、三兄・飛竜は剣道八段・合気道極意という肩書きを持っている。
両津の友人・旧友
- 戸田豚平(とだ とんぺい)(声優:小学生時代 - 竹本英史、竹内順子(53話のみ)、中学生時代 - 五十嵐明(8話のみ))
- 千田珍吉(ちだ ちんきち)(声優: 小学生時代 - 下崎紘史、岡本麻弥(53話のみ)、中学生時代 - 渡辺秀行(8話のみ))
- 両津の子供の頃からの親友。かつては3人でたびたび問題行動を起こし、「トン・チン・カン」の「三バカトリオ」と呼ばれた。三人そろって100点と言うことが有名。豚平の親は寿司屋、珍吉の親は提灯屋を営んでおり、大人になった2人はそれぞれ後を継いでいる。二人の姓は長いこと不明だったが、154巻「東京中に都電のいた頃の巻(後編)」で明らかとなった。なお珍吉は鉄道ファンであり、トロリーバスの回では車両の操作もしていた。豚平は少し太り気味で、他の二人に比べると動作がのろい。「トン・チン・カン」の3人で偉い人の自宅に突撃も実行していた(一時期こんたという人がいて「トン・チン・カン・コン」というときがあったがいつの間にかまた「トン・チン・カン」になった)。
- 緒方瞳(おがた ひとみ)(声優はなし)
- 両津の小学校時代の同級生。とても可愛い子であったため、男子から縦笛を舐められたり先端部を取り替えられるという被害に遭っていた。それを両津に相談したところ、両津は自分の笛と彼女の笛を普段は取り替えておき、音楽の授業前に戻すという対策をとった。アニメではこれは後述する姫野由紀子のエピソードとなっている。そのためアニメ版では登場してない。
- 鮫島祭(さめじま まつり)(声優はなし)
- 縁日の屋台で商売をする娘。両津の少年時代、偶然吾妻橋で出会う。九九が覚えられなかった経験が元で、勤勉家になる。後に結婚して子供をもうける。日本中の祭りを転々とし、両津ともたびたび出会う。146-9、148-9に登場。
- 橘琴音(たちばな ことね)(声優:日高のり子)
- 両津の小学生時代の恋人(初恋)。旅回りの役者一座の娘で、全国各地を巡業していた。父は伝衛門(声優:福本伸一)、母は葵(声優:富永みーな、名前はアニメのみ)。現在は京都で女優(一座の座長)として活躍している。小学生時代、彼女が怪我をした事を聞きつけた両津・豚平・珍吉の3人が自転車で東京から京都まで駆けつけたことがある。76-10初登場し、102-8(連載1000話)に続編が描かれる。ちなみに日高を琴音役に起用したのは、アニメ版「タッチ」で一緒に仕事してた藤山録音監督の起用らしい。
- 姫野由紀子(ひめの ゆきこ)(声優:菊池志穂)
- 両津の小学校時代の同級生。小学校時代、楽譜を書き写していたところ、両津にノートの上にお玉じゃくしを並べられて泣いたことがある(反対にアニメ版では両津をビンタしている)。
- アニメ版では中学生から海外に留学し、その後海外でピアニストとして活躍中に亡くなっている(両津はそのことを知らなかった)。なお由紀子が海外に留学できたのは両津のおかげである。
- 姫野恵(ひめの めぐみ)(声優:小林由美子)
- 由紀子の娘。小学6年生。母親の母校(大門小学校)が廃校になり取り壊される事を知って学校に赴き、両津・豚平・珍吉の三人と出会った。両津たちが埋めた卒業記念のタイムカプセルから、手紙とブローチを受け取った。その後恵は母親同様同じ道(ピアニスト)を歩む事になる。
- 村瀬賢治(むらせ けんじ)(声優:流山児祥、小学生時代 - 高乃麗、演:中村獅童、小学生時代 - 吉川史樹(ドラマ版))
- 両津の小学生(3年)時代の同級生。裕福な家庭に育ち、秀才で弁護士になるのが夢だった。下町では浮いた存在だったが、両津との特訓により町内のベーゴマチャンピオンとなった。やがて、渋谷の方へと転校が決まると、両津と木の下にベーゴマを埋め、2001年に再会する約束をした。
- その後の家庭環境の変化等(原作とアニメでは詳細が違う)で村瀬は荒んだ道を歩むようになり、両津との久しぶりの再会は、逃亡中の暴力団員(村瀬)とそれを追う警察(両津)という複雑なものだった(村瀬の罪は不動産詐欺・有印私文書偽造・恐喝罪など)。両津の説得により村瀬は自首を決意。思い出の木の下に、2001年の再会を再度約束するメッセージを残した(57-8)。
- しかし、2001年の約束の日を迎えても両津の前に刑期を終えたはずの村瀬は現れなかった。出所後はあくどい不動産屋の裏資金を法律で横取りするという違法すれすれのビジネスで金を溜めながら、アジアの子供に義援金を送っていたが、その仕事柄のため、後ろめたくて両津の前に姿を現すことが出来なかった。浅草で孤児院を立てるのが夢(125-9)。
- 57-8「浅草物語」(125-9「望郷編」を含む)は人気が高く、浅草神社の記念石碑にも掲載されている。
- 藤田尾出男(ふじた びでお)
- 両津の友人で、茶の販売店「藤田園」を経営する。おげれつビデオを多数所持し、両津からダビングを依頼される程である。妻子がいる手前、手持ちのコレクションは巧妙にカモフラージュをしている(テープに鍵をかけてある上、ラベルにニュースと書いておいて実際にテープの最初の数分間、ラベルに書いた通りにニュースを入れておき、その後に本編が開始される等)。娘の亜美も父同様、特に中国茶に詳しい。昔は「勝田」という名前だった(「Kamedas」1巻など。ただし「勝」と「藤」の誤記の可能性もある)。また、意外にも大原大次郎が藤田園の常連であり、高級銘柄のお茶を良く買いに来る。
その他の人物
- ニコニコ寮の管理人(声優:天野慶子)
- ニコニコ寮の管理人(寮母)を務めている「おばちゃん」で、名前は「吉原トメ」と「白浜カトリーヌ」の2種類存在する。
- 犬(いぬ)
- 派出所で飼われていた犬。名前は無い。自称マルチーズだが、れっきとした雑種。元々は野良犬で、近所の子供が派出所に連れてきた後、大金の入ったバッグを拾って落とし主から200万円もの礼金を貰った事で派出所で飼われるようになった。当初は割と大柄だったが、連載が続いている内に一回り程度小さくなっている。その能力は犬を超越しており、お茶を入れたり、買い物をしたり、インベーダーゲームをしたり、ジェット機を操縦したり、フォークとナイフを使って器用に食事をしたり、両津にコブラツイストをかける事などができる。また、誘拐犯の検挙にも協力した事がある。かなり勇敢で雪山で遭難者を守るために両津と共に熊と戦おうと試みた事もある。最大の活躍は、12巻で溺れかけた麗子を救ったこと。しかもこの時、犬嫌いだった麗子は愛犬家に変わっている。初期のレギュラーとして活躍したが、39-6を最後に姿を消した。141巻で表紙に登場、143-7で20年ぶりに1コマだけ登場した。また30周年企画(155-1)には星逃田を喰う形でオチに登場した。派出所で飼われていないので、現在どのように生活しているかは他の登場しなくなった人物以上に謎。
- アニメ版には準レギュラーとして登場する犬(竹本英史が担当)がいるが、容姿は全く異なる。
- 爆竜鬼虎(ばくりゅう おにとら)(声優:小村哲生)
- 「爆竜大佐」と呼ばれている。誕生日は12月8日。身長170cm、体重89kg。血液型はB型。
- ボルボの傭兵時代の上官で、アメリカ陸軍大佐。体中が戦争による傷だらけ(一箇所は奥さんに引っかかれた傷)。アニメでは登場時、BGMとしてリヒャルト・ワーグナーの『ワルキューレの騎行』が流れる。アニメ版ではボルボを差し置いて単独で登場することも多い。原作でも流れるが、たまにしか流れない。恩知らずの困った軍人で登場する度に派出所を爆破して周りに迷惑をかけている。両津の誕生日プレゼントとして、派出所上空から本物の戦車を落とし、派出所が破壊してしまった事もある(その際、中川からのプレゼントの液晶テレビなども破壊されてしまった)。顔に似合わず料理が得意で、両津に「軍人版梅宮辰夫」と評されている。子供はジョディーの他、シルベスター(米海軍潜水艦乗員・NHLのプロ選手)、アーノルド(米空軍パイロット)、ブルース・ウィリー(NASA職員・NBAのプロ選手)の三男がいる。また自分の妻を自慢しており料理は世界一だと言う。家紋は「竜頭兜」。
- ジョディー・爆竜・カレン(ジョディー・ばくりゅう・カレン)(声優:斉藤レイ)
- 爆竜大佐の娘で、アメリカ海軍所属。誕生日は8月15日。血液型はAB型。身長180cm、体重68kg。スリーサイズは105・63・98。
- 空母カール・ヴィンソンで発艦士官をしている。母親はアメリカ人なのでハーフ。ボルボの交際相手。年齢は22歳くらい。巨乳ブロンド美女で女性に免疫のないボルボにとっては目に毒である。鬼より強いといわれる海兵隊員を10人立て続けに倒すほどの腕前(しかし、アニメでは左近寺に完敗した)。水泳やボディボードの技術も高い(水泳は、本人曰く10kmぐらいなら軽く泳げるという)。海軍の空母でスシバーを開店するために超神田寿司で1ヶ月修行をし、プロの板前並みの技術を身に付けた。なお斉藤は同名の舞台版では麻生かほ里が演じた麻里愛役に出演している。
- 絵崎コロ助(えざき コロすけ)(声優:松山鷹志)
- 中川の恩師で、ケンブリッジ大学(ソルボンヌ大学、マサチューセッツ工科大学の時もある)の教授。専門は機械工学。東京都港区赤坂出身。数々の発明はどれも失敗作(いつも両津を実験台として利用)となっていたが、警視庁に配属されているハイテクノロジー車「EZAKI・Z1(エザキ・ズィーワン。マクラーレン F1をモデルにしている。)(声優:高橋広樹)」は成功となった。自動車が好きだが車に関する知識は殆どなく、運転はかなり下手。スキーやハンティングも得意なふりをしていたが、実は大の苦手。その一方で催眠術にも詳しく、本田に催眠術をかけたこともある。漫画の愛好家でもあり、漫画を嫌う大原部長に漫画論を展開して認識を改めるよう説得したこともある。教鞭を執る国を変えるたびにその国の風土にすぐ馴染むので、「スイッチ先生」のあだ名がある。4人の娘(春子、夏子、秋子、冬子)がいる(それぞれ欧米の大学に留学している)。妻は通訳の仕事で中国に滞在。推定年齢は64歳。両津からは発明品の実験台に使われていることもあって迷惑がられているが、本田とは上記の催眠術の件以外にも、スキー旅行から共に逃走を図ろうとしたり、世界の美術館の見学に連れて行ったりと仲がよい。
- 原作とアニメでは若干設定が異なり、アニメでは原作以上に変人であり喋り方もコミカルで、殆どマッドサイエンティスト化し、怪しげなもの(人間交換機、透明化薬、百面相マスク、巨大化まんじゅう等)を次々発明しては両津を実験台にし、登場するたびに外国かぶれ(1998年の登場ではイギリス・フランス・中国・ロシアの文化)をしたり、実在人物やその話に関係ある物を熱く語ったり、コスプレし、またお茶を飲む癖がある。原作では麦酒工場を作るほどだがアニメでは全く飲めない。アニメでの両津の呼び方は「ミスター・ゴリラ君」。両津からはトンデモ教授と呼ばれている。原作で絵崎の登場以前の発明関係の話にアニメでは登場する。85-5でメガネがはずれ、素顔を確認できるシーンがある。
- 目蒲東急之介(めかま とうきゅうのすけ)
- 電車ゲームの大会の決勝戦に両津と対戦したが、途中で逆上し、中川鉄道(リニアモーターカー)で両津とチキンレースをやって事故を起こし、両津と共に逮捕された。東急目蒲線から命名。
- 岩頭重慶(いわがしら じゅうけい)
- 89-2で登場。中川美術館に所属している鑑定士。瞬時に贋作を見抜く才能を有する(両津が用意した横山大観や富岡鉄斎などの8点の掛軸を2秒で「すべて贋作だ!」と判断)。しかし両津が作ってインチョキ堂の主人が持参した島津華京(架空の画家である)の「名月」は「華京の作品は詳しくないので」として一度は真作と判定したが、後に美術館の係員に調査してもらった結果、贋作とわかり(実際には持参時点で既に贋作であったが)、訂正して両津に電話をかけていた。また相剥本を作ろうとした両津に対して「慾ボケのやる事は愚かだ!」と評し、さらに中川美術館で「芸術のわからん者はここにいるとじゃまだ!」と斬り捨てた発言をした。これに怒った両津に真作の川合玉堂の掛軸で殴られ、「玉堂で殴るとは!バチ当たりめ!」と反論して喧嘩となった。
- 道たずねおじさん(みちたずねおやじ)(声優は不明)
- 1-1の1コマ目から登場した人物。名前は不明。田舎(台詞改訂前は新潟)から出てきて、「友倒れ工業株式小会社」という会社を探しているらしい(が、毎回両津に追い出される)。30巻以降はしばらく登場しなくなったが、90-6に久々に登場している。また155-1の「復活を希望するキャラクター大大発表会!!の巻」では、復活キャラクターの第17位として彼が登場した。
- アニメ版での登場はなかったものの、映画「こち亀THE MOVIE2」にて公園前派出所の代行をしていたボルボ、左近寺の前に道を尋ねたが、二人の風貌の悪さにビビり逃げていった。
- 大尽ずしの主人
- 443話(47巻)に初登場。高級寿司店「大尽ずし」の主人。両津に負けない位に性格が悪い。両津に店の文句を言われた事で対立し、その後わざわざ派出所にまで行って嫌がらせを行ったが、その後浮浪者の格好をした両津が店に仕返しをしにやって来て、嫌がらせをし合う。その後827話(84巻)にて、両津との対立が災いして客寄せが悪くなり、その巻き返しとして寿司ロボにぎっ太君を使っての巻き返しを狙うが、またしても両津と鉢合わせをして対立した末に激怒して、にぎっ太君だけでなく店まで破壊してしまった。
- 白鳥麗次(しらとり れいじ)(声優:堺雅人(27話 - 2001年年末スペシャル放送前)→和田智(2001年年末スペシャル - )、演:稲垣吾郎(ドラマ版))
- 秋本貿易の下請け会社「白鳥鉄工所」(鉄工所と言いつつ、現在は液晶メーカー)の御曹司。誕生日は1月2日。血液型はA型。身長170cm。
- 麗子に好意を抱いており、たびたび派出所に現れる。彼を登場した回では、毎回と言っていいほど自分の金持ちぶりをひけらかす(身に着けたものの値段を自慢したり、カラーコピーやガリ版刷りの紙幣(偽札)をばらまいたりする)。このとき両津が「スーパー金持ちってスーパーサイヤ人の親戚か」と言うと「違う」といいながら一瞬スーパーサイヤ人になる。アニメ版では原作以上に両津・寺井などの庶民を見下す態度で麗子を激怒させている。自称「スーパー金持ち」だが、麗子や中川を白鳥以上の大金持ちであることを知らず、貧乏人と思って接していた事が父親にバレて勘当され、貧乏人(スーパー貧乏)に転落する。次回登場の際は再び大金持ちに戻っている。その後も何度か登場するが、その度に会社の経営が傾き、貧乏人になって派出所に現れる。愛車のポルシェは、停車中に子供に落書きされたり、10円玉で傷つけられたり、つぶされたりと散々な目にあっている。貧乏になった時の愛車は三菱自動車のミニカだったがフロントにフェラーリのエンブレムを付ける等フェラーリへの執着は相当なものである。愛車はポルシェ(ごくまれにフェラーリ)だが、運転は下手で、坂道発進や走行中のギアチェンジが苦手である(そのため、変速機をオートマチックに改造している)。
- チャーリー小林(チャーリー こばやし)(声優:柏倉つとむ)
- 原作とアニメでは設定が異なる。
- 原作
- 初期準レギュラーのアイドル歌手。安全バンドというバンドと共に「チャーリー小林と安全バンド」として活動していた。紅白歌合戦に出場したり、レコード大賞を受賞したり、CMソングを大ヒットさせたり一躍人気歌手になるが、実際にはほとんど「一発屋」であり、しばらくして消えた。68巻で再登場した時にはどん底まで落ちていて、両津の演出により変態的な格好でテレビのバンドオーディション番組「勝ちぬきエレキ天国」に出たりしていた。出演した際、ガソリンのプールに火をつけて火の海に飛び込むということをしたが、それが原因でテレビ局が大火事になった。その後は登場が無かったが、連載30周年記念企画の、読者による復活希望キャラクター投票で上位に選ばれ、155巻でわずかに登場した。
- 性格はとてもナイーブで、両津のちょっとした発言により落ち込むことも多々あった。落ち込んだ時には「自分の作る曲はほとんど盗作」「自伝の内容もほぼパクリ」「ギターのコードも3つしか知らない」などとんでもない事を暴露する癖がある。麗子に一目惚れしてデートをした事もある。
- アニメ
- 本名= 小林一夫、フォークシンガー。20年前に「東京ハッスル男」一曲のヒットで消えた一発屋歌手だったが、メイクを施し、経歴を全て造ってヴィジュアル系バンド「チャーリー小林withナルシスト」として再デビューした。しかしロックイベントの際両津に誤って「フォークソングの夕べ」の会場に送られてしまい、小林一夫として出演することになる。そこで自分の居場所を見つけた彼は、小林一夫として生きていく決心をする。
- エンマ大王(声優:小村哲生)
- 『こち亀』世界の地獄の支配者。地獄に落ちた悪人の裁きを行なっている。
- 地獄に落ちた悪人曰く「自分たちが善人に見える」ほど極悪らしい。だが、神を恐れているほか(神が登場する前に『神は敵だ!!』と言っていた)、両津により地獄を一時期乗っ取られたため、両津のことも恐れている。手から雷のようなものを出す、トラックを爆破させるなどの超能力を使うことができる。
- なぜか地上の文化に詳しいようで、ベンツに乗っていたり、コント・ラッキー7(ポール牧と関武志のお笑いコンビ)のことを知っていたりする。なおカメダスでは彼の再登場率は0%と記載されており、最後の登場(57巻の1987年)から20年以上経って一度も登場していない。作者曰く「悪人が多くて忙しいから」。
- 尾崎網彦(おざき あみひこ)(声優:?(1話)→高瀬右光(21話 - 、46話のみ:岡山はじめ))
- 亀有商店街で模型店を経営している男性(アニメでは亀有商店街連合会長も兼務)。下の名前はアニメのみの設定。年齢は55歳(当初のアニメ設定、後の作品で上がっていった)。原作では最初「山田」という名だったが後に変更された。商店街でツケで買い物をしまくる両津から、料金を支払わせるべく活動する商店街グループのリーダー。長年の経験から両津の心理を読んだり、街中のビデオカメラや発信機などを駆使して両津から月給やボーナスを奪う(時々奪取に失敗し、紙幣が使用不可能な状態になったり、周囲一帯に空からばらまかれたりしてしまう)。また、「借金チャラ(あるいは減額)」を条件に、両津に商店街活性化のアイデアを出してもらったりもする。
- 神(かみ)(声優:滝口順平)
- 『こち亀』世界の神で、奈良の大仏を俗っぽくしたような存在。原作での初登場時には腕時計や指輪、首輪をつけ着飾っていたため余計俗っぽい。花山理香によると、地球だけではなく全宇宙の神らしい。原作では花山が登場した後に登場したがアニメ版では花山が登場する前だったのでこち亀世界の天国の存在が触れられておらず、ニワトリにされた両津は麗子の『ひょっとしたら罰が当たったんじゃない?』という発言で空を飛んで天国に行った。
- 日頃の生活態度を改めさせるため、両津を突然鶏の姿に変えた。両津と花山が、改心したので元の姿に戻してくださいと土下座し頼み、元の姿に戻してもらったが、両津は逆恨みをし、地獄に居る悪魔とを引き連れ神の居る楽園を襲撃、神は禿げていて、カツラを着用しているという弱みを両津に握られてしまう(57-7)。
- その後、町内会で大仏を作ることになった際、両津に呼ばれて大仏作りに協力することになったが、両津の性格に腹を立てて両津の悪意を体内から取り出した。当初、神は両津の良心を出して悪意と対決させるつもりだったが両津には良心が存在せず、巨大化した両津の悪意である金欲マンと直接戦う羽目になった。最終的に勝利したものの、大仏作りが遅れたため、開眼供養は神が大仏になりすますことで切り抜けた(58-10)。それ以来まったく登場していなかった(80巻の巻頭に登場している)が、連載30周年記念の回でチャーリー小林と御所河原と一緒に登場した。
- 尾形米吉(おがた よねきち)
- 両津勘吉の母、よねの弟。つまり、両津の叔父である。柴又で妻(さくら)と総菜屋「みはし屋」を営んでいる。子供である、京子と一男の姉弟(両津の従兄弟)は両津を非常に慕っている(アニメ未登場の為声優はなし)
- 御所河原 金五郎之助佐ヱ門太郎(ごしょがわら きんごろうのすけざえもんたろう)(声優:石井康嗣 演:西田敏行(ドラマ版))
- 詩や俳句(ただし自作のものはかなり意味不明)をこよなく愛する、御所河原組の親分。旧名は御所河原大五郎だったが、姓名判断で改名した。ハイジ、ゲゲゲの鬼太郎、魔法使いサリー等の刺青をする程のアニメ好き(セーラームーンカードを買い占めるために、コンビニに暴力団総出でやって来た事もある。また両津によるとアルプスの少女ハイジを放映当時にオープンリールで録画したものを所持しているという)であり、また「極道ランド」という遊園地を経営している(組の抵当に入った「埼玉レジャーランド」を改装したもの)。原宿で組員を募集したりもした。暴力団組長の割りにはご近所・町内に愛される組造りをしている。
- アニメ版では暴力団組長の設定は除かれ、日本有数の大会社「御所川原グループ」の社長となっている。この際、子分の「政」も「政木」という名に変更された。リンカーンコンチネンタルのリムジンに乗っている。
- 西郷小金丸(さいごう こがねまる)(声優:岩城和男)
- ボルボの祖父で、忍者の末裔。鹿児島の実家では忍者資料館を営んでいる。両津なみの商売根性もあり、空母「カール・ヴィンソン」で手裏剣やガマの油などを叩き売りした事がある。毒ヘビ、サソリ、スズメバチなど、危険な小動物を飼い、トラブルを引き起こす。アニメでは「声移しの術」という忍法で他人の声の真似ができて、小町に中川の声でだましていた。
- 早乙女沙織(さおとめ さおり)(声優:菊池志穂)
- 架空の恋愛ゲーム『どきどきメモリアル』(『ときめきメモリアル』のパロディー)に登場するキャラクター。左近寺がこのキャラクターにはまったために、すっかり恋愛ゲームおたくとなってしまった。恋愛ゲーム以外にも、ガレージキットや等身大フィギュア、歩数計ゲームなどとして商品化されている。声を当てている菊池は『ときめきメモリアル』のヒロインの1人「館林見晴」を演じていた(菊池の起用は見晴のファンだったスタッフの起用らしい)。
- 奥山老人(おくやまろうじん)(声優:坂本あきら)
- 小学生にまで寸借詐欺を行う、詐欺の常習犯。かつては葛飾署で合気道を教えていた合気道の師範。妻は大幅に年下の女子プロレスラーの如月さやか。葛飾署の次長とは旧知の仲で、良く次長(巡査の時代)に頼まれて、一緒に吉原のソープランドに行っていた為、署長のロマンス等、お偉いさんらの弱みを多数握っている。通称「葛飾署の生き字引」。
- 立石(たていし)(声優:内藤丈貞)
- 地元のおもちゃ会社「立石玩具」の社長。男子フィギュアを大量に作って大赤字になるが、両津のアイデアで在庫を売りさばくことに成功した。しかし、調子に乗った両津の無謀な新挑戦に乗り失敗。家族と共に路頭に迷った。
- 貌丹邑ヤークト・パンテル(ばくにゅう ヤークト・パンテル)
- 通称「爆乳大佐」。当初は「爆竜大佐」の聞き間違いと思われていたが、作品中に存在する人物(爆竜大佐とは別人)だった。ジョディーの元上官で、アメリカ海軍の航空母艦エンタープライズに乗艦。日系四世。バストが120以上というかなりの巨乳の持ち主だが、鞭を常に携帯し、ちょっとしたことでもすぐ部下に容赦なく鞭を振るう、まさに鬼の様な教官である(なお、両津の抗議でハリセンに持ち替えた事もあるが、威力は減少するどころか両津を吹き飛ばしてしまったことから逆に上昇したようにも見られる)。巨大な胸の抵抗をものともせず泳ぎが物凄い速い。ネズミが唯一の弱点だが、部下の前では常に冷静を保っている。
- 花山理香(はなやま りか)(声優:坂本あきら)
- 天国警察に勤める魔法使いの爺さん。両津を懲らしめるために天国からやってきたが、女のような名前を馬鹿にされる。名前の由来は彼の親が今度は女の子が生まれると思っていたため女の名前しか考えていなかったが男の子が生まれたため、めんどくさくてそのまま「理香」となった。そのため花山大吉と自ら名乗ることもある。原作では、マリアを魔法で女性にしたりもしている。アニメでは、「婦警の水着ショットを1週間以内に100枚撮らないと天罰がある」と両津に「呪いのカメラ」を送りつけて、両津がマリアの水着姿を撮ったところで、雷を両津に落としたこともある。魔法の根源は魔法の杖。一度両津によって折られた際、新しく作るのに1ヶ月ほどかかった。アニメでは両津に「天罰じじい」と呼ばれている。162-2で久しぶりに登場したが、「昔よく出た魔法使い」と紹介され、名前すら記載されなかったが、2009年には2度登場するなどまだまだ健在。両津のエロ本を読む等、結構スケベである。
- 花山小梅(はなやま こうめ)(声優:生駒治美)
- 花山理香の孫娘。年齢は16歳。天国の学校では魔法を習い、タイムスリップや瞬間移動の能力が使える。忍者の様な格好をしていた。口うるさい祖父と天国での生活がイヤになり、下界に両津を頼って家出をしたことがある。性格は今時の女子高生のような感じである。結構、口が軽いので理香の秘密を両津に聞かれて、簡単にしゃべってしまった。
- 羽生土地郎(はにゅう とちろう) インチキ不動産屋(声優:深貝大輔)
- 寺井が家探しをする際いつも現れる不動産屋の社員。だが紹介するほとんどの物件はインチキなものである(全てがベニヤ板で作られている物件や、建坪が15坪しかなくて細長い二等辺三角形型の物件、冬だけ使用可能な沼そのままの土地など。しかし中にはちょっと住んでみたくなる遊び心満点なものも多く、まともなマンション物件もある)。しかし寺井は彼の顔を忘れる為、何度も騙される(両津はしっかり覚えているため契約前に妨害されることが多い)。不動産会社はかなりの規模のようで、海外にも進出していて麻里愛の父の麻里晩がカナダで騙されたことがあったり、税金対策として中古車屋などを経営していてそこに出向していた羽生が、たまたま中古車を探しに来た寺井に事故車を修理した車を事故の事を隠して売ろうとしていた(両津にすぐ看破された)。また、アニメではその時に羽生の愛車のビートルを半額で売らされたうえに紹介料を1割取られた。容姿はトニー谷に酷似している。「土地郎」という名前はアニメのみの設定。
- フータロー
- 30年近く亀有公園に住んでいるホームレス。初登場時は両津を騙して金を巻き上げるという小悪党だったが、その時ぶちきれた両津に銃を向けられて乱射されたせいかそれ以後はおとなしくなり両津と親しくなる。83-3を最後にしばらく姿を消したが、143-7で11年ぶりの登場を果たした。ホームレスであるがなぜか両津に金を貸したことがある。亀有公園には彼の他にも、元自衛隊員、元漫画家、元大学教授、元力士など様々なホームレス仲間がいる。金に縛られず自由に生きるために敢えてホームレスの道を選んだらしい。
- 本ロリカ(もとぐち りか)(声優:五条まい)
- 大手バイク輸入会社「モトグチ・モータース」の社長令嬢。初登場時は17歳の交通機動隊隊員だった。飼い犬の元五郎を愛車・モトグッチのサイドカーに乗せ、本田と肩を並べるほどのテクニックで交通違反を取り締まっていた。その後交通機動隊を辞めてしばらく登場が無かったが、22歳になって再登場。本田が彼女に惚れたが、彼女は恋よりもバイクの方が夢中だったため、パリ・ダカールラリーやバイク世界一周の旅に出るなどして本田の気持ちに応えることはなかった。その後麗子の新年会に呼ばれて登場した時には、本田の事をすっかり忘れてしまっていた。それ以来は登場がなくなっていたが、連載30周年企画の読者による復活キャラクター投票で18位に選ばれ、155-1で8年ぶりの登場を果たした。
- 本ロ総一郎(もとぐち そういちろう)(声優:小村哲生)
- 本ロリカの父親で「モトグチ・モータース」の社長。元レーサー。自社製の大型バイクを売り出すことを夢見ている。たびたび娘を訪ねにくる本田を、テストドライバーとして半ば強制的に過酷な走行テストをやらせ、さらに自身が開発した怪しげな新型バイクのモニターにしようとするなど、本田にとっては両津で言う絵崎コロ助のような存在。娘が表舞台から姿を消すのと同様に登場しなくなった。本田宗一郎から命名。
- 竜千士氷(りゅうせんし ひょう)(声優:木内秀信)
- 少女漫画雑誌「月刊サファイア」の編集者。誕生日は10月10日。身長177cm、体重55kg。血液型はO型。
- 愛野神女(乙姫)のデビュー当時からの担当者であり、強い信頼関係にあるが、両津や本田には厳しい。このため、本田にとっては二人の関係が気が気でない。両津・パトリシア・勘子の担当でもある。また、作者に対しての気配りもすごく、副編集者に抜擢されたときは作者を落ち込ませた。過去にツッパリ漫画の作者やアダルト漫画の作者の担当をしていた時期があり、その際、服装を彼らのライフスタイルに合わせるなどの徹底振りである。学生時代は野球部で、肩が強い。
- 名前の「竜千士氷」は原作では本名であるが、アニメ版では担当雑誌が変わるたびに名と格好を変えており、「竜千士」は「サファイア」用の名前で、「ヤングダンディー」在籍時にはリーゼント姿で「馬里馬里黄金愚(バリバリキング)」、「週刊エロス天国」在籍時には上半身裸でパンツを被り、蝋燭を頭部に立てた姿で「鞭出四爆朗(ムチデシバクロウ)」と名乗っていた。
- 原作では両津を手玉に取っているイメージが強いが、アニメ版では逆に両津に振り回されている感がある。262話『恋の大沈没!』では悲鳴をあげるほどネズミが大の苦手。
- インチョキ堂の主人(声優:岩城和男)
- 40-10「コレクションの巻」から時折登場している古美術品店の主人。男性で老人である。何回か登場しているが、本名は今のところ不明。
- 「インチョキ堂」に掲げている看板の小さい「ョ」の字がよく落ちて「インチキ堂」となる。両津がコレクションの切手を売りにいくが経費にならないと言って断る。切手のことで両津に怪しまれ、昔偽のエラー切手(マジックで絵柄を書き直したもの)を売った入谷の切手屋の主人ではないかといわれ、更にカタログから切った切手の写真を「珍しい縮小切手だ」と言い50円で売ったかどうかを問い詰められ誤魔化そうとする。
- その後は美術品に関する話に登場するようになり、推定100万円以上の価値の小判を300円〜50万円で買い取ろうとしたり、贋作の壷を作ったり、オリジナルの作品が存在しない贋作の掛軸を扱っていたり(ただしこれは本人も4000万円の価値がある本物だと信じていたが、上記の岩頭の鑑定で贋作と判定される)と看板通りインチキな人物である。
- 87巻では表紙にも登場した経歴がある。その後2009年に久々に登場し、両津とともに菊花石を取りに行っていた。
- フリーザ
- 69-8「新たなる旅立ちの巻」に登場した宇宙の支配者。こち亀を追い出された両津の目の前にいたのが彼であった。当時大人気だったドラゴンボールから登場した。実際には三週かけて周到に作り上げられていたニセ最終回のオチとして登場したものであり、このほかにザーボン、アプールが登場した。超こち亀の合作漫画にも登場した。
- 吉永真琴(声優:原元美紀)
- 「両さん熱愛宣言!?」で登場した両津のお見合い相手。非の打ち所のない美人。
- 御曲大作(声優:近石真介)
- 両津が小学生の時の担任の先生。
- 村雨時子(声優:岡本茉莉)
- 御曲先生が恋をした上品な老婆。
この節の加筆が望まれています。 |
アニメオリジナル
- 小野 小町(おの こまち)(声優:岡本麻弥(2 - 92話、1話のみ:三橋加奈子、44話のみ:?)→三浦理恵子(93話 - 、172話のみ:鈴木裕美子))
- かつしか署(アニメ版の新葛飾署)交通課に勤務。東北地方の田舎出身の田舎娘。(しかし71話『追跡!名犬リョーツ』では神奈川県出身となっていた)。推定年齢は22歳。誕生日は2月21日。身長163cm、体重48kg。スリーサイズは83・58・88。髪型は黒髪のショートカット。趣味はサッカー観戦。
- 原作の早乙女リカと同等の役回りで両津を毛嫌いし対立する婦警達のリーダー的存在であり、毎回両津と言い争いを繰り広げる。原作にも同表記の婦警がいたが別人で、こちらは交通違反を圧力でねじ伏せようとする政治家に両津と共に食って掛かった。108-7で名前のみ登場した百人一首の大会で上位に入賞した「交通課の小町さん」とはおそらく同一人物だと思われる。また100巻のおまけコーナーの「カメアリタイムス」にも登場したが顔は100-4のリカの登場シーンを使われた(おそらく同じ役割だったため勘違いされたのだと思われる)。
- 奈緒子とコンビを組んで活動している、しかしオリジナルキャラゆえ誤解されたのか、1 - 6話の間は声優があべこべになったり、容姿があべこべになったりという時期があった。また、奈緒子の先輩なのか初期では「小町先輩」、「先輩」と呼ばれる描写があるが真相は不明。
- 奈緒子と共に「青信号」という機関紙を書いており、そのコーナーでの「結婚したくない男性ランキング」の1位は両津、「結婚したい男性ランキング」では中川が常連である(両津は336話『奈緒子の意外な一日』では20年連続でNo.1らしいが、22話『両津メチャモテ宣言』や101話『憧れのツーショット』では両津が1位では無いため矛盾が見られる)。
- 父・正次、母・正子の間に生まれ上記の通り田舎で育ったが、本人はシティーギャルのイメージを作っているらしい。また田舎の両親は両津を小町の婚約者と勘違いしており登場するたびに両津と小町の仲を気にし、128話『思い過ごしも恋の内』では結婚騒動まで発展した。
- 子供の頃は「カンケリ小町」と呼ばれたカンケリ名人で141話『激闘カンケリ大戦』では両津と互角に戦った。
- 172話『人生をやりなおせ』によると両津と幼少期からであっていると仲良くなり、(相手がいないからということで仕方なく)結婚するが不幸な人生を送る事になるらしい。
- 名前の由来は小野小町から。なお2話から小町役が岡本に、奈緒子役が三橋に変ったのは1話のエンデイングのキャスト表示中、自分の名前が三橋のあとに表示された事で岡本が反発した事が原因(その時当時新人だった三橋は岡本に憧れている)。その後92話を最後に岡本は降板。93話から三浦が担当する事になる。
- 清正 奈緒子(せいしょう なおこ)(声優:三橋加奈子(1話のみ:岡本麻弥、44話のみ:?))
- 小町の同僚。実家は神奈川県横浜市中区関内駅周辺にある[8]。誕生日は8月6日、身長162cm、体重47kg。髪型はポニーテールで茶髪。趣味はスノーボード[9]。
- 両津を毛嫌いし対立する婦警の1人で小町とコンビで登場するが、小町がソロでも活動する話は増えていき次第に小町の二番煎じの位置が定着。結局1度しかソロで目立つシーンが無く、結果的には寺井より地味だった。100巻のおまけコーナーの「カメアリタイムス」に名前だけ登場した(顔は100-4に登場した京香)。
- 名前の由来は清少納言から。
- 純平(じゅんぺい)(声優:日高奈留美(1 - 20話)→黒田由美(28 - 30話)→日高奈留美(36 - 81話、日高の代役:竹内順子(80話))→又村奈緒美(112話 - ))
- 勝平(かっぺい)(声優:松浦有希子→鈴木まひる)
- 派出所に遊びにくる近所の小学生兄弟。共に両津を兄貴分として慕う。実家は絹越豆腐店を営んでいる。純平は銭湯の煙突に登り警官などを呼ぶ事件になった事もあり、そこで両津から「おばけ煙突が消えた日」の話をされ、煙突から降りるが母親(声優:竹内順子)にすぐ殴られた。
- 1話から中期までは準レギュラー的によく登場していたが、後期には原作でレギュラーとして活躍する擬宝珠一家などの登場が増え登場数が減っていった。
- 菊池 与太郎(きくち よたろう)(声優:松村武→竹本英史(46話 - ))
- 魚屋「魚きく」店主、亀有商店街A班(東地区)班長。作品当初では42歳(後の作品で年齢が上がっていった)。両津から借金を取り立てられないため、妻に愛想を尽かされて出て行かれてしまった。乳飲み子(声優:並木のり子)を抱えている。
- 亀田 則正(かめだ のりまさ)(声優:松野太紀→木内秀信(46話 - ))
- 食堂「鶴亀軒」店員、亀有商店街B班(西地区)班長代理。作品当初では24歳(後の作品で年齢が上がっていった)。両津のツケの分を、いつも給料から差し引かれている。
- 佐藤 正夫(さとう まさお)(声優:八嶋智人→渡辺秀行(46話 - ))
- 電器店「佐藤電器」店主、亀有商店街C班(南地区)班長。作品当初では45歳(後の作品で年齢が上がっていった)。
- 平 忠志(たいら ただし)(声優:森貞文則→永野善一(46話 - ))
- 「エクゾースト酒店」店主、亀有商店街D班(北地区)班長。作品当初では55歳(後の作品で年齢が上がっていった)。
- 山口 桃江(やまぐち ももえ)(声優:天野慶子)
- 「だがし屋山口」店主、亀有商店街顧問。プラモ屋尾崎の作る機械類を信用しておらず、古典的な手段で両津を捕まえる。作品当初では78歳(後の作品で年齢が上がっていった)。
- 死神(声優:佐山陽規)
- 「両津死す! ナニィ!?」に登場。容姿が髭の大きさを除いて大原そのものである。「生まれて3日目で地獄行き」が決まっており、電車に轢かれて幽体となった両津を地獄へ連れて行こうとしたが、両津に逃げられてばかりで最終的に遺体を燃やされる直前に無理やり肉体に戻り未遂に終わるが、両津の強引な行動を見かねて「こんな奴、地獄に来ても迷惑だ!」と言い、両津の以後の地獄行きを自ら拒絶していた。彼の発言によれば地獄の文化は下界と連動しているようでスタンガンを武器に使う。
- ニュースレポーター(声優:松本美和、木村亜希子など)
- 事ある毎に現れるブジテレビの女性ニュースレポーター。初期から終期にかけて長年登場して両津たちと出会っている。「透明刑事あらわる!」では立てこもり犯人の逮捕現場で透明人間の効果が切れた両津の裸を目視してしまった。衣装は水色のワンピースだったが、終期にはピンク(紅色)のワンピースに変更されていた。
- 浅草 紀香(あさくさ のりか)(声優:徳光由禾)
- 本田が些細なことから乙姫とケンカした時に、両津の考案した仲直り作戦を遂行するため、両津が大原から紹介させた見合い相手。容姿は両津が認めるほど美人であるが、惚れっぽく調子がいいのが玉に瑕。両津の期待を裏切り、本田に惚れたのも束の間、作戦中に遭遇した中川に一目ぼれしてしまった。
- 真田 遥(さなだ はるか)(声優:徳光由禾)
- 真田幸村の子孫で巨乳の女忍者。忍者軍団の頭目であるが、かなり間抜けなところがあり、両津に呆れられるほどのバカ。守銭奴であり、性格がソックリな両津をライバル視している。真田十勇士の子孫、霧隠独楽太蔵(きりがくれこまったぞう)、猿飛佐助平(さるとびさすけべ~)、三好不清海入道(みよしふせいかいにゅうどう)、由利鎌子(ゆりかまこ)(声優:中尾友紀)を手下としている。得意技は分身の術で、自身を5人にすることが出来るばかりか、一万円札の分身を作ってばら撒くことも出来る。
- 2002年の春スペシャルで初登場、裏江戸城の宝を両津と奪い合った挙句城は水没、逮捕される。その後脱獄し、『檸檬、くノ一忍者になる』で再登場。西郷小金丸の屋敷の隣に忍者のテーマパークを開いて成功させていたが、宣伝に利用すべく忍者対決の様子をTV放映させたのが仇となり、またしても逮捕される。
- ターミネーチャン (声優:入絵加奈子)
- ターミネーターのパロディ。アニメスペシャルで登場した戦闘ロボット。未来の地球を荒廃させた宇宙人・ドゥビダバ星人によって現代に送り込まれた。目的は地球を復活させる可能性を持った抗体をもつ両津の抹殺である。通常は外人女性の姿をしているが、T-1000の様に変身が可能であり、人間だけでなく、モグラ、たらい、海パン刑事、旅館の仲居、シャチ、攻撃ヘリにも変身が可能。感情も有している。最終的に全裸の大原の状態で巨大化(全裸で現れたのは、両津が温泉で「部長にはかなわない」と言ったことから自動的に裸の部長にかなわないと誤認したため)、京都を蹂躙する。しかし、弱点が火である事を両津に感づかれ、大文字焼き作戦で倒された。
- 神条 さくら(かみじょう さくら) (声優:小原乃梨子)
- アニメスペシャルで登場した服役中のスリの老婆。しかし、その実態は神宮寺組という組織の会計係で少林寺拳法の達人。
- 孫の遊佐が事故で両親を亡くして以来一緒に住んでいたが、親戚から仕事をとがめられ親権を失った過去を持つ。その後、誕生日にだけ会うという約束をしていたがそれも打ち切られ、それ以来孫を案じていた。網走から東京へ向かう際に神宮寺組の追っ手に遭遇し、両津と共に遊佐の爆弾事件を阻止しようと奮戦し、孫と再会を果たした。
- 柏木警部
- 本庁の若い警部で屯田によると本庁の将来を背負うというが、実際には爆弾事件の捜査で容疑者として東京中からマニアを集めるなどという的外れな指示を出し、まともな指示を出せないという無能である。その上に偉そうなために小町と奈緒子にも嫌われている現場を知らない上層部のような人物である。
- しかし、派出所の面々に渇を入れられて感動するなど涙もろい面を持つ。
- シートン(声優:平田広明、小学生時代 - 伊藤実華)
- アニメのオリジナルキャラクター。両津の小学校時代の同級生。本名が椎名ということと動物に詳しいことからシートンというあだ名になる。鯨などを静止などさせるオカリナを小学校から現在まで持ちつづけている。いつも白鯨がいると言っていたため、ほかの男子児童にいじめられていたが、三バカトリオが彼を助け意気投合。彼らは勝鬨橋で白鯨を目撃し、自分たちの夢を誓った。
- その後、動物博士となるが、新種の哺乳類を発見しても学会から嘘つき呼ばわりされたため、Dr.ライアーという名のマッドサイエンティストと化し、世界中の珍しい動物を独占するためのエターナル・アイランドを作ったが、檸檬や両津の行動により改心する。
- アブダラ・カダブラ(声優:松山鷹志)
- 『大ハードスペシャル』編で二度に渡り登場した国際手配犯。原作では「金樹錦(きんき きん)」という名でビデオの中だけの登場だった。世界の紛争地域に武器を売りさばいて利益を得ていた死の商人で弟・アラヤダが両津たちに逮捕されたため傭兵を雇い両津たちに勝負を挑んだが、特殊刑事課三羽ガラスの活躍もあり自分も一度は逮捕された。その後脱獄し、今度は特殊刑事課に逮捕された経験がある犯罪者(フンドシの錠、シャーク番長、ひみつの日光(にっこ)ちゃん)を使って一時かつしか署を占拠するも部長のパンチで気絶し、再び逮捕された。
- アラヤダ(声優:八嶋智人)
- アブダラの弟。一度逮捕された後、兄が雇った傭兵に救出されたが再び逮捕された。
- サファイア姫(サファイアひめ)(声優:和希沙也)
- 2005年のスペシャル『両さんと忠犬ラッキー物語 〜亀有大包囲網をかわせ!!〜』で登場。迷子になった犬のハッピーの飼い主。両津と同じく眉毛がつながっている。
- 佐藤(さとう)(声優:小形満)
- 両津が金持ちになったときに雇われる執事。
- ピンカ(声優:西山喜久恵)
- 『大ハードスペシャル』2作においてドルフィン刑事の助っ人として登場。もともとは1998年度のフジテレビのマスコットキャラ。西山はこの他劇場版第2作では同姓同名のアナウンサー役に出演。
- 剣寄茂 強(けんよりも つよし)(声優:俵木藤汰)
- 葛飾署公式機関紙「葛飾新聞」の編集長。
- KURUMI(くるみ)(声優:さとう珠緒)
- 2005年3月27日『両津VS泣き虫アイドル!? 日本1周大すごろくゲーム!!』で登場。眼鏡をかけた新人アイドルで、些細なことですぐ泣いてしまうため「泣き虫アイドル」と呼ばれている。すごろくゲームの番組で両津・部長と同じチームになった。「くーるくるくーるくるKURUMIですー」が決め台詞。
劇場版登場人物
実在人物
この項には、漫画の中に、名前だけでなく姿がキャラクターとして登場した人物を記す。
- 秋本治(原作者本人)
- 初期の頃に登場しており、登場するたびに顔が違ったりする。コミックスのカバーの登場がほとんど。
- アニメ『萌えろ!恋のえらぶ島』にも登場している。
- アラン・ドロン
- 映画俳優。7-9「クリスマス戦争・・・の巻」に登場。両津が中川邸のパーティー会場で彼とぶつかり、両津に(適当な台詞で)謝った。
- 伊藤博文
- 初代内閣総理大臣。58-8「天国からの訪問者」に登場。すでに故人であるが、あの世からこの世に脱走して暴れていた両津の曽祖父・ため吉を諌めるために天国から連れてこられた。千葉周作から剣を習ったと豪語するさしものため吉も伊藤博文の前ではただひれ伏すしかなかった。名字は、「伊藤」ではなく「伊東」という表記になっている。
- 太田裕美
- 歌手。初期の話に数回登場。両津が大ファンだった。戸塚が腕に「太田裕美命」と刺青をしていた。ただし、4巻ではコンサート時に過激なファンが「太田裕美命」と刺青をしていた。その時には戸塚は立ち会っていない。
- 小室哲哉
- 元ミュージシャン。104-9「女子寮に潜入せよ!の巻」に登場。1990年代後半は中川とは共にF50クラブ(フェラーリ F50を10台所有するオーナーの会)に入会していたり、F1を一緒に観戦したりするなど親しかった。その縁で葛飾署のテーマソングの作曲を担当した。
- 近藤正臣
- 俳優。3-7「テレビ出演の巻」に登場。監督の勘違いでドラマの撮影に警官役で参加した両津に、本物の拳銃で射殺されかけた。
- KONISHIKI
- 元力士、タレント。116-8「祝い隊・出動!!の巻」に登場。土俵上でピースサインをして明るく振る舞う想像図として描かれた。
- 素輪 道彦(すわ みちひこ)
- 讀賣テレビのプロデューサー・諏訪道彦がモデル。80-3(アニメ版『視聴率を盗んだ男』)に登場。アニメ版では両津の顔馴染という設定。また、下の名前(道彦)もアニメ版のみの登場である。
- (原作版)東京14チャンネルのプロデューサー。法条から視聴率メーター装置を取り上げた両津が訪問した際、視聴率の仕組みを説明する。その後両津の立ち上げた視聴率操作会社「両津独自テレビ リサーチ会社」に対し、自分の新番組「ルンバでCHACHACHA」の視聴率の操作を依頼。しかし、機材のタコ足配線部から出火し、火事になったためオジャンになってしまった。なお、その時の両津の逮捕ニュースは視聴率83.4%を記録した(現実のビデオリサーチ調査の最高視聴率・第14回NHK紅白歌合戦の81.4%(原作中では「82.4%」と誤記)を上回る数字を報道された)。
- (アニメ版)法条のテレビに設置された中川グループのリサーチ会社の視聴率メーター装置を両津から売られそうになったが、プロデューサーのプライドにかけて断固として拒否。その後両津の企みによって自局の番組「ゲートボールでGOGO!」の視聴率を65.3%まで上げられたことに驚愕。次の番組「爆笑テレビ野郎」では0.3%と低視聴率により打ち切り。後番組「突撃!テレビ野郎」でやむを得ず1%を20万円で買おうと契約したが、失敗を悟っており、視聴率遠隔操作の途中、電気回路の短絡により火事に遭っている両津たちを実況し、視聴率83.4%に達した。テレビ局側は数字さえ取れればいいと大喜びしていた。
- PUFFY(大貫亜美・吉村由美)
- 歌手ユニット。107-6「混戦「こち亀」ゲームの巻」に登場。大貫は中川と世界一周デートを楽しんだ。
- みうらじゅん
- イラストレーター、漫画家。102-9「ついに出た!!アクションドールの巻」に登場。両津のアクションドールの批評をする想像図として描かれた。その後、みうら本人が『宝島』の連載でこのことを取り上げた[10]。
アニメ版
- 高松信司
- 本作の演出・監督。アニメタッチで描かれているわけでなく、サブ画面で実写での登場。1998年、『俺が主役だ!星逃田』終盤で自身の出番を失った星に訴えられた際に「放送時間が大分押したため、(星の)犯人逮捕のシーンをカットしました」と言い返す。しばらくして2003年、『両さんの長い一日』のおまけ『帰ってきたハードボイルド刑事!』にて再登場を果たしたものの短時間で終了した際、再び呼び寄せられたが今回は「放送時間が余ったため、時間調整のために来てもらった」と返す。なおこのシーンは以前放送されたものの流用で、彼のサブ画面での登場も1998年当時の姿である。
- 露木茂
- 放映当時フジテレビアナウンサー。アニメスペシャル『大ハード!両津勘吉は2度死ぬ』において中川龍一郎が人質にされたニュースを報道し、両津がフジテレビの球体展望室をヘリで拝借する際、球体を盗られないように一緒になって部下(青島・木佐・福井)に檄を飛ばし、オチで倒壊したフジテレビ社屋の請求書(2000億円)を両津に請求して迫った。
- 豊臣秀吉(声優:津田健次郎)
- 実在した戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・戦国大名。アニメスペシャル『両津の野望!タイムスリップ戦国伝』に登場。
- 小梅から奪った杖で呪文を誤って戦国時代にタイムスリップした両津と出合う。雰囲気が両津と似ている。最初は日吉丸の名で信長に仕えた草履取りをしていたが、うっかり信長の草履を尻に敷いたまま座り込んでいたので、信長に殺されると怯えていたが、両津が彼に成り済ましたことで無事救われる。助けたことの恩返しとして、天下統一したら財産を半分分けるように言われる。しかし、両津が彼を助けたことで歴史上の彼の威厳は徐々に衰えていき、弱気になったために度々両津に助けを求めた。最終的に無事、天下を統一する(しかしその為に日本の歴史が両津によって改変(桶狭間の戦いにて本田のバイクに乗り、今川軍を打ち倒す。一夜城造りの際、三野の兵を撃退するため特殊刑事課を呼び出す)されてしまった)。
- 織田信長(声優:福本伸一)
- 実在した戦国武将。アニメスペシャル『両津の野望!タイムスリップ戦国伝』に登場。
- 非常に短気で、日吉丸が踏んでいた草履が温かかった(尻に敷いていた)だけですぐ打ち首をしようとするなど、現代に伝わる人物像を割と忠実に再現している。本能寺の自室にて酒を飲んでいた際(実際の信長はほとんど酒を飲まなかったとされる)、本能寺の変が歴史通りにいかなかったために彼の部屋に来てしまった両津を、毛利攻略に派遣しているはずの秀吉だと勘違いして打ち首を狙うが、両津の呪文によって白亜紀の時代へ飛ばされてしまった。
- 今川義元
- 実在した戦国武将。アニメスペシャル『両津の野望!タイムスリップ戦国伝』に登場。桶狭間の戦いで本田のバイク(白バイ)に乗った豊臣秀吉(実際は秀吉と入れ替わった両津)・本田によって倒される。
- 明智光秀
- 実在した戦国武将。作中ではバイク非搭乗時の本田のように気弱な性格であり、本能寺の変では、主君信長を討伐するか否かで、迷っていた。しかし、本能寺の中で起こっていた騒動(上記の織田信長の欄を参照)によって本能寺が燃えてしまったため「これは僕たちがやったことにしよう!名づけて「本能寺の変」!」などと提案。家臣は「お好きなように…」と呆れていた。
- 石原慎太郎
- 東京都知事。アニメスペシャル『オドロキモモノキ島の大決戦!』に登場。台風によって飛ばされた両津の作ったプテラノドン(プラスチック製)が都庁の自身の部屋に飛んできたため、唖然としていた。その時両津は「都民税を払いに来た」と冗談をこいていた。
- TIM(レッド吉田・ゴルゴ松本)
- マイク・タイソンとミハエル・シューマッハのそっくりさんと共に白鳥麗次に雇われ、「命」「炎」などを披露する。
- めちゃ×2イケてるッ!・年末恒例のフジTV警察24時(フジテレビ警察署)の岡村巡査部長・矢部巡査・加藤巡査・濱口巡査のメンバー
- これはフジTV警察24時のフジテレビ警察のメンバーがアフレコスタジオに行きこち亀のアニメの世界に着き、矢部巡査はビックリして矢部巡査以外は冷静していた。その後、公園前派出所で両さんを見て怪しいので逮捕しようとしたが大逃走劇の上に両さんを逮捕できず、フジテレビに直撃、反動でお台場海浜公園の海岸に落ちずぶ濡れになる(この際、一部シーンで過去の作品を抜粋していた)。フジテレビ警察にとっては初の取り逃がしたが、矢部以外の3人は「悔いはない」と完敗宣言した。
- つぶやきシロー
- 『こちら亀有放送局』にタレントとしてではなく、恋に悩む冴えない青年「粒焼くん」として登場。アシスタントの両津に恋の相談をした際、「男は迷わば当たって砕けろ!」とストレートに返され、後日言われた通り好きな女性に告白し見事玉砕したらしい。その仕返しに両津のいるラジオ局に盗んだダイナマイトを持って殴りこみに来たが、居合わせた大原の渇、励ましによって自分の行いを反省した(大原の他、中川、麗子、本田も両津のマシンガントークで恥をかかされていた)。
- 天童よしみ
- 『こちら東銀座歌舞伎座前派出所』の序盤で登場。派出所に訪れ道を尋ねてきた。自身は演歌歌手とは別人だと言い張っていた。
- 小柄な容姿の割にやたらと頭がでかく、全長で両津と同じ程の身長であった。『史上最悪の脱出』でも1シーンだけ人込みの群れの中に登場。
- オープニングテーマ「だまって俺についてこい」を歌っており、その映像にも登場。
- 慎吾ママ
- 『慎吾ママの無理やり朝ごはん!』に登場。両津の寝込みを襲う。また、慎吾ママこと香取慎吾は後に連続ドラマ版で両津を演じる。
- 三瓶
- 両国までの道を尋ねに派出所に来た。最後に両津と共に持ちネタを披露。
- 北村総一朗・斉藤暁・小野武彦
- 湾岸署のスリーアミーゴスとして公園前派出所を視察に来た。湾岸署自体もアニメスペシャル中で名称のみ登場する。
- 田村亮子
- テツandトモ
- エンディングテーマを歌うことになり挨拶という形で登場。
- 嵐
- 『両津と檸檬京都ふたり旅』に登場。全体がアニメーションではなく、体のように作ったパネルを張り合わせたもの。エンディングテーマ「ナイスな心意気」を紹介した。再放送時には登場シーンが削除されているが、エンディング部分は削除されていない。
- 村上ショージ
- 『両さん、選挙に立つ』に特別ゲストとして出演。当時放送されていたバラエティ番組『明石家マンション物語』の「ダメダメボーイズ」として登場。
- 南海キャンディーズ
- 中川圭一の部下役で登場(2006年9月24日放送のスペシャル『両津の浅草リニューアル大作戦!!〜あぁ 思い出の花やしき〜』)。
- 中川や地元の住民たちに賛同し、金儲けを目的に花やしきを壊そうとする両津に反対した。
ドラマ版
※これはTBSのドラマ版こち亀でちゃんとスペシャルゲストで本人として出演。
脚注
- ^ ボルボと同じ身長で設定されているが、アニメ版ではボルボより高く描かれることが多い。
- ^ 『禁断の美少女人形』
- ^ 『ボーナス争奪戦4』
- ^ コミックスに収録された際は「リカ」に修正されている
- ^ もちろん、漫画の演出であり、一度命名された名前を改名することは(よほどの理由がない限り)現実には容易ではない。姓(氏)を変更することはさらに難しいといえる。
- ^ この小林義永という少年は、のちに『週刊少年ジャンプ』1986年42号掲載の「彼女が家に来た日」で漫画家としてデビュー、1990年に単行本『瀬戸際少年野球団』(ジャンプスーパーコミックス)を出している。
- ^ 雑誌掲載後10年近く経ってもライターを送る読者が後をたたなかったといい、さすがに「もう送ってこないように」と作中で呼びかけている。
- ^ 71話では広島県出身となっていた
- ^ ただしそれはプロフィール上であり、本編にはそのような描写は無い
- ^ 「みうらじゅんのちんぱい・84 オレ、こち亀に登場でやんす」『みんなのちんぱい―みうらじゅん「宝島」ほぼ全仕事』みうらじゅん、宝島社、2006年、118頁。ISBN 4796654313(初出は『宝島』1997年1月8日号)