ザ・ファン

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ザ・ファン』(原題:The Fan)は、ピーター・エイブラハムズ1995年に発表した小説。日本では1996年早川書房より中津悠の翻訳で出版された。

ストーリー

サンフランシスコ・ジャイアンツのスラッガー・ボビーの大ファンであるギルは、別れた妻の下にいる息子をチーム開幕戦に誘った。しかし仕事の遅延などで息子を置き去りにしてしまったギルは、激怒した元妻の申請により裁判所から「息子への接近禁止」処分を受けてしまう。会社からも解雇され、失意の日々を贈るギルにとってボビーは唯一の心の拠り所となった。だがそのボビーも大スランプに陥ってしまう。激励のためにボビー宅に電話したギルは、そこでボビーがあっさり受話器を取って彼と話をしたことで、さらなる親近感を覚えるようになった。そして、スランプの原因は「チームメイトでライバル打者であるプリモの存在」であるとし、プリモを刺殺する。その後スランプを脱出したボビーだが、海で溺れていた息子がギルによって助けられるもそのまま誘拐されてしまった。その後ギルから電話があり「息子の開放条件は『俺のためにホームランを打て。でなければ殺す』」という内容であった…。

映画

ザ・ファン
The Fan
監督 トニー・スコット
脚本 フォエフ・サットン
製作 ウェンディ・フィネルマン
製作総指揮 バリー・M・オズボーン
ジェームズ・W・スコッチドープル
ビル・アンガー
音楽 ハンス・ジマー
撮影 ダリウス・ウォルスキー
編集 クリスチャン・ワグナー
クレール・シンプソン
配給   コロンビア映画
  日本ヘラルド映画
公開   1996年8月16日
  1996年10月4日
上映時間 117分
製作国   アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 $18,626,419[1]
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1996年トニー・スコット監督により映画化された。

キャスト

受賞・ノミネート

第6回MTVムービー・アワード
  • ノミネート:悪役賞 - ロバート・デ・ニーロ

出版情報

脚注

  1. ^ The Fan (1996)”. Box Office Mojo. 2010年1月7日閲覧。