高林陽一

1931-2012, 映画監督、映画プロデューサー。

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高林 陽一(たかばやし よういち、1931年4月29日 - )は映画監督・映画プロデューサー。京都府京都市生まれ。父親は着物のデザイナー。

1955年立命館大学法学部政治学科中退。1960年、銀座ヤマハホールで8m/mの自主映画の個人映写会を開き、若手実力派映画監督として注目される。1963年、16m/m第1作の「砂」がベルギー実験映画祭で特別賞を受賞。1964年に発表した「ひなのかげ」はニューヨーク近代美術館所蔵作となり脚光を浴びる。 1975年のATGとの提携作「本陣殺人事件」、1976年の「金閣寺」は代表作となった。

映画監督、プロデューサー、脚本を手掛ける他、「金田一耕助の冒険角川春樹事務所、1979年)」、「ねらわれた学園角川春樹事務所、1979年)」、「時をかける少女(角川春樹事務所、1983年)」, 「縄と乳房にっかつ1983年)」では俳優として映画出演した。

主な監督作品

  • すばらしい蒸気機関車  
  • 餓鬼草紙  
  • 最後の蒸気機関車  
  • 本陣殺人事件  
  • 金閣寺  
  • 西陣心中  
  • 往生安楽国  
  • ナオミ  
  • ザ・ウーマン  
  • 蔵の中  
  • 雪華葬刺し  
  • 赤いスキャンダル - 情事 -
  • 魂遊び - ほうこう -  
  • 愛なくして
  • ベンチのある風景
  • 涯(はて)への旅

主な著書

  • 「魂のシネアスト 高林陽一の宇宙」(ワイズ出版)
  • 「あの遠い日の映画への旅」(キネマ旬報社)


主な受賞歴

  • 「餓鬼草紙」マンハイムグランプリ(1973年)
  • 「芸術選奨新人賞」