柳龍拳
柳龍拳(やなぎりゅうけん)は武術家、気功師、霊能者。「大東塾武道」総裁。元日蓮宗系僧侶。サハリンで1941年ごろ出生。身長170cm。体重75kg。
武術
小林大竜より大東流合気道を学ぶ。(師の小林とは平成21年7月に袂を分かった)
北海道札幌市に自派の道場を開いている。
柳によれば大東流合気道は、武田惣角を中興の祖とする大東流合気柔術や、植芝盛平を開祖とする合気道とは、系統、発祥の異なる流派で、武田信玄の家臣であった大東久之助の直系武術であるという。
しかし氏は同時に、「柳姓は武田家直系の『姓』」としており、大東久之助は武田信玄の家臣だとしている。柳氏が武田姓ではないことや、家臣の武術を大名の子孫が受け継いた事になること等、不自然な点も否めない。
相手に触れることなく倒すという、武術と言うよりもパフォーマンスと言うのがやや適切な感のある映像も、公開している。
武術ならびにこの技を以って、多くの他流試合を経験したと主張、HPでも対戦者を募っていたが、公には後述する一試合のみが知られている。
気功師、霊能者としての顔も持ち、『不思議エネルギーの世界』誌にて、不思議研究所という民間団体の手に拠る物ではあるが、遠隔治療(電話を介しての気功治療)の実験もおこなった。除霊、人生相談、ヨガ教室などもおこなっている。
他流試合の実際
氏はHPにて他流試合の相手を募集、どのような武道、格闘家の挑戦も、5万円で受けるとした。2006年3月中旬には、10倍の50万円、柳が敗戦の場合返金と変更。その後は、必要額はそのままで、負けた場合対戦者に100万円が支払われるというように、記述が変わっていった。
2006年10月6日、インターネット上の大手サイト探偵ファイルが柳龍拳に挑戦する記事を掲載する。柳は挑戦を受ける事を表明。途中、対戦者変更などの軋轢がありながらも、探偵ファイル側に立つ格闘家=岩倉豪と柳龍拳は11月26日に対戦するのが決定する。岩倉は35歳で空手・ブラジリアン柔術の経験者、柳は65歳で合気によって戦うという、異色の他流試合に注目が集まった。この試合は目潰し・金的および粘膜への攻撃禁止、グローブやマウスピースを用いない、素面に素手のルールであった。試合当日、会場となった札幌の公共体育館、きたえーる武道場には、500を超える見物者が来場。入場制限により200名ほどが入れず、窓から観戦した。
実際の試合は1分少々で勝負が決した。開始数十秒、柳は組まれぎわ口にパンチをもらい大量出血。一度は立ち、試合を続行するも、出血がひどく既に危険な状態だった。再開後は顔に連打を入れられうつ伏した。氏は歯を折り、救急車を呼ぶ騒ぎへと発展。 試合映像 - YouTubeがこの日のうちにYouTubeにアップされ、11月28日には同サイトMost Viwed(Today)の1位となった。