MiX!

『MiX!』（みっくす!）は、岩佐まもるによる日本のライトノベル。イラストはCARNELIANが担当。2010年、角川スニーカー文庫（角川書店）より刊行。

ストーリー

初恋の人に振られた諏訪蘭丸は斎京学園高校に入学早々、男らしくなろうとして空手部に入部しようとするが、尋ねたその部室はなぜか女子新体操部のものになっていた。戸惑う蘭丸だが、ちょっとした事故で怪我をした部長の白鳳院涼子の代役として新入生歓迎会に女装して出場することになってしまい、新体操の特訓を受けることになる。

注意：以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。

登場人物

諏訪蘭丸（すわらんまる） / 須賀蘭（すがらん）: 本編の主人公。斎京学園高校1年3組。中学時代の友人である佳奈に振られたことで男らしくなろうと、高校では空手部に入部しようとしたが、手違いから女子新体操部に入ってしまい、涼子の代役として新入生歓迎会に出場することになる。; 男子としては小柄で細身。クラシックバレエや日本舞踊などといった稽古事を幼いころにやっていた影響で、意識せずとも女性のように立ち振る舞ってしまう。また、女子部員よりも体が柔らかく、涼子曰く「希少」な存在でもある。; 女装の時は「須賀蘭」という名で、涼子たちと同じ2年生ということになっている。この姿の時はメイクを施され、つけ毛によりポニーテールの長髪で、葵の予備の女子制服や特注のレオタード（胸パッド入りで、股間部分が補正されて男だとはバレないようにされたもの）を着ることになる。
白鳳院涼子（はくほういんりょうこ）: 斎京学園高校2年生。女子新体操部部長。新体操の実力に優れており、体術でもぬこを簡単にあしらえるほど。策士として腹黒い面があり、蘭丸たちもあっさりと陥ってしまう。間違って入部を希望した蘭丸を女装させたりして楽しんでいる節が見られる。実家は旧華族の家柄で、ぬことは幼馴染み。部位フェチで、蘭丸の鼻や美琴の胸、ぬこの耳たぶに触れては堪能している。
北条寺美琴（ほうじょうじみこと）: 斎京学園高校2年生。女子新体操部所属。一人称は「ボク」。相当の豊乳。空手部と掛け持ちしている。
獅子堂ぬこ（ししどうぬこ）: 斎京学園高校2年生で生徒会長。女子新体操部所属。古風で老獪な口調。小柄だが異様なほどの迫力を与えており、体術にも長けている。涼子とは幼馴染みで、「生涯の好敵手」として一方的に絡んでいくがことごとくやり返されている。涼子から「猫」と呼ばれているのを不満に思っている。; 実家は「獅子堂コンツェルン」で、蘭丸の特注レオタードもそこで開発されている。
三枝佳奈（さえぐさかな）: 斎京学園高校1年3組。蘭丸の初恋相手だったが、同性でありながら葵に恋愛感情を抱いており、中学卒業前に蘭丸の告白を断る。小学生のころに事故に遭い、怪我による後遺症で右足を少し引きずっており、あまり激しい運動ができない。高校では新体操部のマネージャーを志願。涼子たちの配慮で、蘭の正体が蘭丸であることを知らされていない。; 実は新体操経験者で、昔は稽古事として嫌っていたが怪我を機に新体操に向き合うようになり、現在は一ファンとなっている。
睦月葵（むつきあおい）: 斎京学園高校1年3組。蘭丸の幼馴染み。元気で男勝りな性格。幼いころに蘭丸と一緒に稽古ごとをしていたことがある。新体操部に入部した蘭丸の事情を知っており、涼子の頼みで蘭丸をサポートしている。陸上部所属で長距離専門。中学時代には他校からスカウトを受けたほどの実力を持つ。
榊正春（さかきまさはる）: 斎京学園高校1年3組。蘭丸の幼馴染み。やや不良っぽい印象で、ケンカに強い。新体操部に入部した蘭丸の事情を知っている。ギターを片手に駅前で路上ライブを開いており、この界隈ではちょっとした有名人となっている。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。

既刊一覧

岩佐まもる、角川スニーカー文庫（角川書店）

『MiX! オトコの娘はじめました』 2010年6月1日初版、ISBN 978-4-04-422324-3

この項目は、文学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（P:文学/PJライトノベル）。

項目が小説家・作家の場合には {{Writer-stub}} を、文学作品以外の本・雑誌の場合には {{Book-stub}} を貼り付けてください。