益田兼弘
日本の陸上自衛官
益田 兼弘（ました かねひろ、1942年（昭和17年）7月27日[1] - ）は、日本の熊本県出身の陸上自衛官。防衛大学校本科第9期卒業。1970年11月に発生した三島事件当時の東部方面総監、益田兼利（陸軍大学校54期首席）は実父。親子2代にわたり同一の師団長、方面総監を歴任した。なお、石見国（島根県西部）の有力豪族であった益田氏の歴代当主に同姓同名の人物がおり、実父ともに通字の「兼」が充てられているが直接の関連性はない。
| 益田 兼弘 | |
|---|---|
| 生誕 |
1942年7月 熊本県 |
| 所属組織 |
 陸上自衛隊 |
| 軍歴 | 1965 - 1999 |
| 最終階級 | 陸将 |
| 指揮 |
東部方面総監 第2師団長 |
略歴
- 第1特科連隊長、陸上幕僚監部人事部人事計画課長などを歴任
- 1990年（平成2年）7月：陸将補に昇任、東部方面総監部幕僚副長
- 1993年（平成5年）8月：陸上幕僚監部装備部長
- 1995年（平成7年）6月30日：陸将に昇任、第23代第2師団長に就任
- 1997年（平成9年）7月1日：第29代東部方面総監に就任
- 1999年（平成11年）12月10日：陸上自衛隊を退官、綜合警備保障株式会社顧問に就任[1]
- 2000年（平成12年）6月：綜合警備保障株式会社取締役[1]
- 2001年（平成13年）6月：綜合警備保障株式会社常務取締役[1]
- 2002年（平成14年）6月：綜合警備保障株式会社代表取締役 上席常務執行役員[1]
- 2006年（平成18年）6月：綜警常駐警備株式会社代表取締役社長[2]
- 2007年（平成19年）4月：綜合警備保障株式会社取締役（非常勤）[2]（2008年（平成20年）6月退任）
参考文献
- 『三島由紀夫と自衛隊 秘められた友情と信頼』（並木書房、1997年）ISBN 4-89063-087-2